JP2014203567A - 正極活物質粒子の回収方法 - Google Patents

正極活物質粒子の回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014203567A
JP2014203567A JP2013076789A JP2013076789A JP2014203567A JP 2014203567 A JP2014203567 A JP 2014203567A JP 2013076789 A JP2013076789 A JP 2013076789A JP 2013076789 A JP2013076789 A JP 2013076789A JP 2014203567 A JP2014203567 A JP 2014203567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
active material
electrode active
material particles
recovering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013076789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5987757B2 (ja
Inventor
翔 田所
Sho Tadokoro
翔 田所
義正 内田
Yoshimasa Uchida
義正 内田
敬之 小森
Takayuki Komori
敬之 小森
芳己 平田
Yoshiki Hirata
芳己 平田
幹雄 清水
Mikio Shimizu
幹雄 清水
真澄 井上
Masumi Inoue
真澄 井上
春美 中川
Harumi Nakagawa
春美 中川
清彦 中野
Kiyohiko Nakano
清彦 中野
智博 黒木
Tomohiro Kuroki
智博 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013076789A priority Critical patent/JP5987757B2/ja
Publication of JP2014203567A publication Critical patent/JP2014203567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5987757B2 publication Critical patent/JP5987757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

Abstract

【課題】電極板、または、この電極板を備える非水電解質二次電池から、正極活物質粒子自体を回収できる正極活物質粒子の回収方法を提供すること。【解決手段】正極活物質粒子の回収方法は、正極活物質層33等について、結着剤を第1有機溶媒に溶解等させると共に、正極活物質粒子及び導電材粒子を第1有機溶媒中に移行させる移行工程S3と、この第1有機溶媒から正極活物質粒子を回収する第1回収工程S4と、回収した正極活物質粒子に第2有機溶媒を加えて混合する混合工程S5,S7,S9と、この第2有機溶媒から正極活物質粒子を回収する第2回収工程S6,S8,S10とを備え、混合工程S5,S7,S9及び第2回収工程S6,S8,S10を1回又は複数回行う。【選択図】図4

Description

本発明は、電極箔上に正極活物質層を有する電極板、または、この電極板を備える非水電解質二次電池から、正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法に関する。
従来より、使用済みの非水電解質二次電池を解体して、正極活物質層をなす物質を回収し、これを再利用することが検討されている。例えば特許文献1には、リチウムイオン二次電池の正極活物質層からリチウム等を回収する方法が開示されている(特許文献1の図1及びその説明箇所等を参照)。即ち、リチウムイオン二次電池を解体して取り出した正極板を、シュウ酸溶液中に浸漬して、リチウムを正極活物質粒子からシュウ酸溶液に溶出させる。その後、このリチウムが溶解したシュウ酸溶液に、水酸化カルシウムを加え、更に炭酸ガスを加えることで、リチウムを固体状のリチウム化合物(炭酸リチウム)として回収する。また、この特許文献1には、リチウムを回収するだけでなく、正極活物質粒子をなす他の物質(ニッケル及びコバルト)を、それらの水酸化物(水酸化ニッケル及び水酸化コバルト)として回収することも記載されている。
特開2006−004883号公報
しかしながら、上述の回収方法は、正極活物質粒子をなす各元素(リチウム、ニッケル及びコバルト)をそれぞれに分けて回収する方法であるため、正極活物質粒子自体をそのまま回収して再利用することはできない。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電極板、または、この電極板を備える非水電解質二次電池から、正極活物質粒子自体を回収できる正極活物質粒子の回収方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、電極箔と、この上に形成され、正極活物質粒子、導電材粒子及び結着剤を含む正極活物質層とを有する、非水電解質二次電池の電極板から、前記正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法であって、前記結着剤は溶解または膨潤するが前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子は溶解も膨潤もしない第1有機溶媒を用いて、前記正極活物質層またはその層片について、前記結着剤を前記第1有機溶媒に溶解または膨潤させると共に、前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子を前記第1有機溶媒中に移行させる移行工程と、前記移行工程で得られた前記第1有機溶媒から、前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する第1回収工程と、回収した前記正極活物質粒子に、前記結着剤は溶解または膨潤するが前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子は溶解も膨潤もしない第2有機溶媒を加えて混合する混合工程と、前記混合工程で得られた前記第2有機溶媒から、前記正極活物質粒子と残存する前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する第2回収工程と、を備え、前記混合工程及び前記第2回収工程を1回又は複数回行って、前記正極活物質粒子を精製する正極活物質粒子の回収方法である。
この正極活物質粒子の回収方法によれば、上述の移行工程、第1回収工程、混合工程及び第2回収工程を行うことにより、正極活物質粒子自体を高い純度で回収できるので、正極活物質粒子として再利用できる。
なお、「非水電解質二次電池」としては、例えば、リチウムイオン二次電池が挙げられる。
「正極活物質粒子」としては、例えばリチウムイオン二次電池にあっては、リチウムと遷移金属(例えばコバルト、ニッケル、マンガンなど)との複合酸化物からなる粒子が挙げられる。
「導電材粒子」としては、例えば、アセチレンブラック(AB)からなる粒子が挙げられる。
「結着剤」としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)などが挙げられる。
「電極板」は、正極電極箔の一方または両方の主面に正極活物質層を形成した正極板でもよいし、電極箔の一方の主面に正極活物質層を形成すると共に、他方の主面に負極活物質等を含む負極活物質層を形成した双極電極板(バイポーラ電極板)でもよい。
「移行工程」は、電極板の状態(電極箔上に正極活物質層が積層された状態)の正極活物質層について行ってもよいし、移行工程に先立ち、へら等により電極箔から予め剥がしておいた正極活物質層の層片について行ってもよい。また、後述するように、粘着テープを用いて電極箔から剥ぎ取った正極活物質層(粘着テープに付着した正極活物質層)について行うこともできる。また、「移行工程」は、室温下で行ってもよいし、後述するように第1有機溶媒を加温して行ってもよい。また、「移行工程」は、静止状態で行ってもよいし、第1有機溶媒を攪拌したり、後述するように第1有機溶媒に超音波振動を加えつつ行ってもよい。
「混合工程」は、室温下で行ってもよいし、第2有機溶媒を加温して行ってもよい。また、「混合工程」は、攪拌により、回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒とを混合してもよいし、後述するように超音波振動を加えることにより、回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒とを混合してもよい。
「第1有機溶媒」及び「第2有機溶媒」としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、アセトン、トルエンや、これらの混合溶媒などが挙げられる。「第1有機溶媒」と「第2有機溶媒」は、同じ有機溶媒でもよいし、異なる有機溶媒でもよい。また、混合工程及び第2回収工程を複数回行う場合には、第2有機溶媒として互いに異なる有機溶媒を用いることもできる。
「第1回収工程」及び「第2回収工程」において、正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離して正極活物質粒子を回収する方法としては、正極活物質粒子と導電材粒子の比重の違いを利用して正極活物質粒子を回収する方法、例えば、遠心分離により正極活物質粒子を沈降させ、正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離して、正極活物質粒子を回収する方法が挙げられる。また、正極活物質粒子と導電材粒子の粒子径の違いを利用して正極活物質粒子を回収する方法、例えば、フィルタ濾過により正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離して、正極活物質粒子を回収する方法が挙げられる。
更に、上記の正極活物質粒子の回収方法であって、前記第1回収工程及び1回又は複数回の前記第2回収工程のうち少なくともいずれかの工程は、遠心分離により前記正極活物質粒子を沈降させ、前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する工程である正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、第1回収工程及び1回又は複数回の第2回収工程のうち少なくともいずれかの工程において、遠心分離を利用して正極活物質粒子を回収するので、容易かつ確実に正極活物質粒子を回収できる。しかも、劣化して比重が軽くなった正極活物質粒子を除去できるので、より再利用価値の高い正極活物質粒子を回収できる。
更に、上記の正極活物質粒子の回収方法であって、前記第1回収工程及び1回又は複数回の前記第2回収工程のうちいずれかの工程は、濾過により前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する工程である正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、第1回収工程及び1回又は複数回の第2回収工程のうちいずれかの工程において、濾過を利用して正極活物質粒子を回収するので、容易かつ確実に正極活物質粒子を回収できる。更に、第1回収工程及び第2回収工程のいずれかは、前述のように遠心分離を利用するので、遠心分離で除去できなかった正極活物質粒子以外の不純物や、粉砕された正極活物質粒子をも、この濾過により除去できる。従って、遠心分離と濾過を組み合わせることで、より再利用価値の高い正極活物質粒子を回収できる。
更に、上記のいずれに記載の正極活物質粒子の回収方法であって、前記移行工程は、前記第1有機溶媒を加温すると共に、前記第1有機溶媒に超音波振動を加えつつ行う正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、移行工程を、第1有機溶媒を加温すると共に第1有機溶媒に超音波振動を加えつつ行うので、結着剤の第1有機溶媒への溶解または膨潤と、正極活物質粒子及び導電材粒子の第1有機溶媒への移行を促進できる。
更に、上記のいずれかに記載の正極活物質粒子の回収方法であって、前記混合工程は、超音波振動を加えつつ、回収した前記正極活物質粒子と前記第2有機溶媒とを混合する工程である正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、混合工程を、超音波振動を加えつつ回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒とを混合するので、容易かつ短時間で回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒を混合できる。また、残存する結着剤の第2有機溶媒への溶解または膨潤を促進できる。特に、第2有機溶媒を加温して、この混合工程を行うと、残存する結着剤の第2有機溶媒への溶解または膨潤を更に促進できて好ましい。
更に、上記のいずれかに記載の正極活物質粒子の回収方法であって、前記移行工程以降の各工程を、露点−60℃以下の雰囲気下で行う正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、移行工程以降の各工程を露点−60℃以下の雰囲気下で行うので、正極活物質粒子が空気中の水分と反応すること(例えばリチウムイオン二次電池の正極活物質粒子においては、正極活物質粒子をなすリチウム化合物が空気中の水分と反応して分解すること)を防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の正極活物質粒子の回収方法であって、前記移行工程の前に、粘着テープを前記電極板の前記正極活物質層に貼り付けた後、前記正極活物質層を前記電極箔から剥ぎ取る剥取工程を備え、前記移行工程は、前記粘着テープに貼り付いた前記正極活物質層について行う正極活物質粒子の回収方法とすると良い。
この正極活物質粒子の回収方法では、移行工程を行う前に剥取工程で電極箔を予め除去しているので、移行工程における正極活物質層の取り扱いが容易になる。更に、この剥取工程では、粘着テープを用いて正極活物質層を電極箔から剥ぎ取るので、容易に正極活物質層を剥ぎ取ることができる。また、電極箔を予め剥離しているので、電極箔をなす成分が第1有機溶媒中に溶出するのを防止できる。また、電極箔を予め剥離しているので、電極箔自体の回収も容易である。
なお、「粘着テープ」としては、例えば、基材に第1有機溶媒に溶解、膨潤等し難いポリイミドフィルムを用いたポリイミドテープが挙げられる。
更に、上記のいずれかに記載の正極活物質粒子の回収方法であって、最後に行う前記第2回収工程の後に、回収した前記正極活物質粒子を乾燥させる乾燥工程を備え、最後に行う前記第2回収工程の直前の前記混合工程は、前記第2有機溶媒として、前記第1有機溶媒及びこの混合工程の前の混合工程で用いた第2有機溶媒よりも沸点が低く、前記正極活物質粒子が溶解も膨潤もしない低沸点有機溶媒を用いる正極活物質粒子の回収方法とするのが好ましい。
有機溶媒が乾燥させ難いものである場合、回収した正極活物質粒子から有機溶媒を除去する(乾燥させる)のが難しくなる、または除去するのに時間が長く掛かる。これに対し、この正極活物質粒子の回収方法では、乾燥工程を行うにあたり、予め有機溶媒を沸点の低い低沸点有機溶媒に置換するので、乾燥工程において、正極活物質粒子(低沸点有機溶媒で濡れた正極活物質粒子)を容易に乾燥させることができる。
更に、上記の正極活物質粒子の回収方法であって、前記第1有機溶媒及び置換前の前記第2有機溶媒は、N−メチル−2−ピロリドンであり、前記低沸点有機溶媒は、アセトンである正極活物質粒子の回収方法とするのが好ましい。
N−メチル−2−ピロリドン(NMP)は、取り扱いが容易であり、また、結着剤が容易に溶解または膨潤するので、第1有機溶媒及び第2有機溶媒として特に好適である。しかし、NMPは沸点がアセトンに比して高く、相対的に正極活物質粒子を乾燥させ難くなる。これに対し、この正極活物質粒子の回収方法では、乾燥工程の前に、NMPをアセトンに置換している。アセトンは、常温で高い揮発性を有するので、乾燥工程を容易に行うことができる。
また、他の解決手段は、電極箔と、この上に形成され、正極活物質粒子、導電材粒子及び結着剤を含む正極活物質層とを有する電極板を備える非水電解質二次電池から、前記正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法であって、前記非水電解質二次電池を解体して、前記電極板を取り出す解体工程を備え、前記解体工程の後に、上記のいずれかに記載の正極活物質粒子の回収方法を行って、前記正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法である。
この正極活物質粒子の回収方法では、解体工程で非水電解質二次電池を解体して電極板を取り出した後に、これを用いて前述の移行工程、第1回収工程、混合工程及び第2回収工程等を行うので、正極活物質粒子自体を高い純度で回収できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池の断面図である。 実施形態に係る正極板の断面図である。 実施形態に係る正極活物質粒子の回収方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係る正極活物質粒子の回収方法の対象となる電池(非水電解質二次電池)10を示す。また、図3に、この電池10を構成する正極板(電極板)31を示す。
この電池10は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型の非水電解質二次電池、具体的にはリチウムイオン二次電池である。この電池10は、直方体状の電池ケース20と、この電池ケース20内に収容された扁平状捲回型の電極体30と、電池ケース20に支持された正極端子部材60及び負極端子部材70等から構成されている。電池ケース20内には、非水系の電解液80が保持されている(図1及び図2参照)。
電極体30は、帯状の正極板31と帯状の負極板41とを、帯状で多孔質樹脂からなる一対のセパレータ51,51を介して互いに積層し、軸線周りに捲回して、扁平状に圧縮したものである。
正極板31は、芯材として、アルミニウムからなる帯状の正極電極箔(電極箔)32を有する(図3参照)。この正極電極箔32の表裏面のうち幅方向(図3中、左右方向)の一部(図3中、右方の部位)の上には、それぞれ長手方向(図3中、紙面に直交する方向)に帯状に延びる、多孔質の正極活物質層33,33が形成されている。この正極活物質層33は、正極活物質粒子と導電材粒子と結着剤から形成されている。本実施形態では、正極活物質粒子としてリチウム・コバルト・ニッケル・マンガン複合酸化物粒子を、導電材としてアセチレンブラック(AB)粒子を、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いている。
負極板41は、芯材として、銅からなる帯状の負極電極箔42を有する。この負極電極箔42の表裏面のうち幅方向の上には、それぞれ長手方向に帯状に延びる、多孔質の負極活物質層が形成されている。この負極活物質層は、負極活物質粒子と結着剤と増粘剤から形成されている。本実施形態では、負極活物質粒子として天然黒鉛粒子を、結着剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)を、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)を用いている。
次に、上記電池10から正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法について、図4を参照しつつ説明する。まず、SOC0%以下に放電させた電池10を用意する。
そして、解体工程S1において、上記電池10を解体して、正極板31を取り出す。具体的には、電池ケース20を切断して電極体30を取り出し、更にこの電極体30を解体して、帯状の正極板31を取り出す。なお、この解体工程S1から乾燥工程S11までの各工程は、露点−60℃以下の雰囲気下で行う。
次に、剥取工程S2において、粘着テープ(本実施形態では、基材にポリイミドフィルムを用いたポリイミドテープ)を正極板31の正極活物質層33に貼り付けた後、正極活物質層33を正極電極箔32から剥ぎ取る。正極活物質層33は、正極電極箔32の両主面にそれぞれ形成されているので、各々の正極活物質層33を粘着テープを用いて剥ぎ取る。
次に、この粘着テープに貼り付いた正極活物質層33について、移行工程S3を行う。具体的には、結着剤(PVDF)は溶解するが、正極活物質粒子(リチウム・コバルト・ニッケル・マンガン複合酸化物粒子)及び導電材粒子(アセチレンブラック粒子)は溶解も膨潤もしない第1有機溶媒として、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)を用意する。なお、ここで使用するNMPは、含有水分率が0.01%以下である。
そして、この第1有機溶媒(NMP)中に、粘着テープ及びこれに貼り付いた正極活物質層33を浸漬し、攪拌して、正極活物質層33を砕いて細かくする。その際、NMPを65℃に加温する。更に超音波振動を加えて、正極活物質層33をなす結着剤をNMPに溶解させると共に、正極活物質層33をなす正極活物質粒子及び導電材粒子をNMP中に移行させる。具体的には、NMP等が入った容器を、超音波洗浄器(シャープ株式会社製:UT206h、発振周波数37kHz、高周波出力200W)の液槽中に入れて、NMP等に超音波振動を加える。
次に、第1回収工程S4において、移行工程S3で得られた第1有機溶媒(正極活物質粒子、導電材粒子及び結着剤を含むNMP)から、正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離して、正極活物質粒子を回収する。即ち、正極活物質粒子は沈降するが、導電材粒子及び結着剤は沈降しない程度の回転数で、具体的には300rpmで、10分間の遠心分離を行って、正極活物質粒子を沈降させ、正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離する。その後、導電材粒子及び結着剤を含む上澄み液を除去して、正極活物質粒子のみを回収する。上澄み液には、導電材粒子及び結着剤の他に、劣化して比重が軽くなった正極活物質粒子も含まれるので、劣化して比重が軽くなった正極活物質粒子もこの遠心分離により除去できる。
次に、混合工程S5において、第1回収工程S4で回収した正極活物質粒子に、結着剤(PVDF)は溶解または膨潤するが正極活物質粒子(リチウム・コバルト・ニッケル・マンガン複合酸化物粒子)及び導電材粒子(アセチレンブラック粒子)は溶解も膨潤もしない第2有機溶媒を加えて混合する。本実施形態では、第2有機溶媒として、第1有機溶媒と同様に、NMPを用いた。具体的には、加えたNMPを65℃に加温すると共に超音波振動を加えて、回収した正極活物質粒子とNMPとを混合する。前述のように、NMP等が入った容器を、超音波洗浄器の液槽中に入れ超音波振動を加えて混合し、回収した正極活物質粒子を第2有機溶媒に懸濁させる。
次に、第2回収工程S6において、混合工程S5で得られた第2有機溶媒(正極活物質粒子を含むNMP)から、正極活物質粒子と残存する導電材粒子及び結着剤とを分離して、正極活物質粒子を回収する。具体的には、前述の第1回収工程S4と同様に、300rpmで10分間の遠心分離を行って、正極活物質粒子を沈降させ、正極活物質粒子と残存する導電材粒子及び結着剤とを分離する。その後、導電材粒子及び結着剤を含む上澄み液を除去して、正極活物質粒子のみを回収する。上澄み液には、劣化して比重が軽くなった正極活物質粒子も含まれるので、劣化して比重が軽くなった正極活物質粒子もこの遠心分離により除去できる。
次に、再び混合工程S7を行い、更に第2回収工程S8を行って、正極活物質粒子を更に精製する。
次に、再び混合工程S9を行う。但し、この混合工程S9では、前述の混合工程S5,S7とは異なる第2有機溶媒を用いる。具体的には、第2有機溶媒として、第1有機溶媒(本実施形態ではNMP)及びこの混合工程S9の前の混合工程S7で用いた第2有機溶媒(本実施形態ではNMP)よりも沸点が低く、正極活物質粒子が溶解も膨潤もしない低沸点有機溶媒(具体的にはアセトン)を用いる。これにより、第2回収工程S8後の正極活物質粒子に残存するNMPは除去され、アセトンに置換される。
次に、再び第2回収工程S10を行う。但し、この第2回収工程S10では、前述の第2回収工程S6,S8とは異なり、濾過により正極活物質粒子と導電材粒子及び結着剤とを分離して、正極活物質粒子を回収する。具体的には、フィルタを用いて、混合工程S9で得られた低沸点有機溶媒(正極活物質粒子を含むアセトン)を真空濾過し、フィルタに残った正極活物質粒子をへらで掻き取って回収する。フィルタを通過したアセトンには、残存していた導電材粒子と結着剤のほか、粉砕された正極活物質粒子が含まれる。
次に、乾燥工程S11において、第2回収工程S10で回収した正極活物質粒子(アセトンで濡れた正極活物質粒子)を真空乾燥させて、正極活物質粒子を得る。かくして、電池10から正極活物質粒子を回収する。
以上で説明したように、本実施形態に係る正極活物質粒子の回収方法によれば、移行工程S3、第1回収工程S4、混合工程S5,S7,S9及び第2回収工程S6,S8,S10を行うことにより、電池10から正極活物質粒子自体を高い純度で回収できるので、正極活物質粒子として再利用できる。
更に、第1回収工程S4及び第2回収工程S6,S8,S10の一部の工程S4,S6,S8においては、遠心分離を利用して正極活物質粒子を回収しているので、容易かつ確実に正極活物質粒子を回収できる。また、第2回収工程S6,S8,S10のうち最後の工程S10においては、濾過を利用して正極活物質粒子を回収しているので、容易かつ確実に正極活物質粒子を回収できる。しかも、この濾過では、第1回収工程S4及び第2回収工程S6,S8の遠心分離で除去できなかった正極活物質粒子以外の不純物や、粉砕された正極活物質粒子をも除去できる。従って、遠心分離と濾過を組み合わせることで、より再利用価値の高い高純度の正極活物質粒子を回収できる。
また、移行工程S3を、第1有機溶媒を加温すると共に超音波振動を加えつつ行っているので、結着剤の第1有機溶媒への溶解と、正極活物質粒子及び導電材粒子の第1有機溶媒への移行を促進できる。また、混合工程S5,S7,S9を、それぞれ超音波振動を加えつつ回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒とを混合しているので、容易かつ短時間で回収した正極活物質粒子と第2有機溶媒を混合できる。また、残存する結着剤の第2有機溶媒への溶解を促進できる。特に、第2有機溶媒を加温しているので、残存する結着剤の第2有機溶媒への溶解を特に促進できる。
また、解体工程S1から乾燥工程S11までを露点−60℃以下の雰囲気下で行っているので、正極活物質粒子が空気中の水分と反応すること、具体的には、正極活物質粒子をなすリチウム化合物が空気中の水分と反応して分解することを防止できる。従って、リチウムの溶出が少ない正極活物質粒子を回収できる。
また、移行工程S3を行う前に剥取工程S2で正極電極箔32を予め除去しているので、移行工程S3における正極活物質層33の取り扱いが容易になる。更に、剥取工程S2では、粘着テープを用いて正極活物質層33を正極電極箔32から剥ぎ取っているので、容易に正極活物質層33を剥ぎ取ることができる。また、正極電極箔32を予め剥離しているので、正極電極箔32をなす成分(アルミニウム)が第1有機溶媒中に溶出するのを防止できる。また、正極電極箔32を予め剥離しているので、正極電極箔32自体の回収も容易である。
また、本実施形態では、第1有機溶媒及び置換前の第2有機溶媒として、NMPを用いている。NMPは、取り扱いが容易であり、また、結着剤のPVDFを容易に溶解できるので、第1有機溶媒及び第2有機溶媒として特に好適である。しかし、NMPは沸点(202℃)がアセトン(沸点56℃)よりも高く、揮発による乾燥には時間が掛かるため、回収した正極活物質粒子からNMPを除去する(乾燥させる)のが難しい。これに対し、本実施形態では、乾燥工程S11を行うにあたり、予めNMPを沸点の低い低沸点有機溶媒(具体的にはアセトン)に置換している。アセトンは、常温で高い揮発性を有するので、乾燥工程S11において、正極活物質粒子(アセトンで濡れた正極活物質粒子)を容易に乾燥させることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、粘着テープを用いて正極電極箔32から剥ぎ取った正極活物質層33について、移行工程S3を行ったが、へら等により正極電極箔32から予め剥がしておいた正極活物質層33の層片について、移行工程S3を行ってもよい。また、正極活物質層33が形成された正極板31そのものやこれを裁断したものを用いて、移行工程S3を行ってもよい。
また、実施形態では、混合工程S5,S7,S9及び第2回収工程S6,S8,S10を3回ずつ行って正極活物質粒子を精製したが、この回数はこれに限定されない。混合工程及び第2回収工程を1回のみとしてもよいし、2回または4回以上としてもよい。
また、実施形態では、第1有機溶媒と、1回目及び2回目の混合工程S5,S7に用いる第2有機溶媒を、同じ有機溶媒(NMP)としたが、異なる有機溶媒としてもよい。例えば、第1有機溶媒をNMP、1回目及び2回目の混合工程S5,S7に用いる第2有機溶媒をNMPとアセトンとの混合溶液とすることができる。更に、1回目の混合工程S5に用いる第2有機溶媒と、2回目の混合工程S7に用いる第2有機溶媒とで、NMPとアセトンの混合割合を変えるなど、互いに異なる有機溶媒を用いてもよい。
また、実施形態では、第1有機溶媒及び第2有機溶媒として、結着剤(PVDF)を溶解させる有機溶媒(NMP及びアセトン)を用いたが、結着剤を膨潤させて、正極活物質層33をなす正極活物質粒子と導電材粒子と結着剤とを互いに分離できる有機溶媒を用いてもよい。
10 電池(非水電解質二次電池)
20 電池ケース
30 電極体
31 正極板(電極板)
32 正極電極箔
33 正極活物質層
41 負極板
51 セパレータ

Claims (8)

  1. 電極箔と、この上に形成され、正極活物質粒子、導電材粒子及び結着剤を含む正極活物質層とを有する、非水電解質二次電池の電極板から、前記正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記結着剤は溶解または膨潤するが前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子は溶解も膨潤もしない第1有機溶媒を用いて、前記正極活物質層またはその層片について、前記結着剤を前記第1有機溶媒に溶解または膨潤させると共に、前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子を前記第1有機溶媒中に移行させる移行工程と、
    前記移行工程で得られた前記第1有機溶媒から、前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する第1回収工程と、
    回収した前記正極活物質粒子に、前記結着剤は溶解または膨潤するが前記正極活物質粒子及び前記導電材粒子は溶解も膨潤もしない第2有機溶媒を加えて混合する混合工程と、
    前記混合工程で得られた前記第2有機溶媒から、前記正極活物質粒子と残存する前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する第2回収工程と、を備え、
    前記混合工程及び前記第2回収工程を1回又は複数回行って、前記正極活物質粒子を精製する
    正極活物質粒子の回収方法。
  2. 請求項1に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記第1回収工程及び1回又は複数回の前記第2回収工程のうち少なくともいずれかの工程は、
    遠心分離により前記正極活物質粒子を沈降させ、前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する工程である
    正極活物質粒子の回収方法。
  3. 請求項2に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記第1回収工程及び1回又は複数回の前記第2回収工程のうちいずれかの工程は、
    濾過により前記正極活物質粒子と前記導電材粒子及び前記結着剤とを分離して、前記正極活物質粒子を回収する工程である
    正極活物質粒子の回収方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記移行工程は、
    前記第1有機溶媒を加温すると共に、前記第1有機溶媒に超音波振動を加えつつ行う
    正極活物質粒子の回収方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記混合工程は、
    超音波振動を加えつつ、回収した前記正極活物質粒子と前記第2有機溶媒とを混合する工程である
    正極活物質粒子の回収方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記移行工程以降の各工程を、露点−60℃以下の雰囲気下で行う
    正極活物質粒子の回収方法。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記移行工程の前に、粘着テープを前記電極板の前記正極活物質層に貼り付けた後、前記正極活物質層を前記電極箔から剥ぎ取る剥取工程を備え、
    前記移行工程は、
    前記粘着テープに貼り付いた前記正極活物質層について行う
    正極活物質粒子の回収方法。
  8. 電極箔と、この上に形成され、正極活物質粒子、導電材粒子及び結着剤を含む正極活物質層とを有する電極板を備える非水電解質二次電池から、前記正極活物質粒子を回収する正極活物質粒子の回収方法であって、
    前記非水電解質二次電池を解体して、前記電極板を取り出す解体工程を備え、
    前記解体工程の後に、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の正極活物質粒子の回収方法を行って、前記正極活物質粒子を回収する
    正極活物質粒子の回収方法。
JP2013076789A 2013-04-02 2013-04-02 正極活物質粒子の回収方法 Active JP5987757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076789A JP5987757B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 正極活物質粒子の回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013076789A JP5987757B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 正極活物質粒子の回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014203567A true JP2014203567A (ja) 2014-10-27
JP5987757B2 JP5987757B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=52353858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013076789A Active JP5987757B2 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 正極活物質粒子の回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5987757B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104485493A (zh) * 2014-12-30 2015-04-01 兰州理工大学 废锂离子电池中钴酸锂正极活性材料的修复再生方法
CN104485494A (zh) * 2014-12-30 2015-04-01 兰州理工大学 钴酸锂废锂离子电池中正极活性材料的再生方法
CN106921001A (zh) * 2017-04-19 2017-07-04 哈尔滨工业大学 一种利用功率超声回收锂电池的方法
CN107293814A (zh) * 2016-04-11 2017-10-24 上海奇谋能源技术开发有限公司 一种超声分离锂离子电池的电极集流体与电极材料的方法
JP2018133237A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 三洋化成工業株式会社 リチウムイオン電池
WO2022139310A1 (ko) * 2020-12-22 2022-06-30 에스케이이노베이션 주식회사 리튬 이차 전지의 활성 금속 회수 방법
CN115832498A (zh) * 2022-11-24 2023-03-21 厦门海辰储能科技股份有限公司 一种电池电极的回收设备及回收方法
EP4210149A1 (en) 2022-01-05 2023-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Recovery method for positive electrode active material
CN116759530A (zh) * 2023-08-21 2023-09-15 深圳海辰储能控制技术有限公司 正极极片及其制备方法、储能装置和用电装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255862A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Toshiba Corp リチウムイオン二次電池からの有価物分離方法
JPH11354110A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Mitsubishi Cable Ind Ltd 密閉型電池の電極板およびその製造方法
JP2001131647A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Santoku Corp アルカリ二次電池からの有用金属回収方法
WO2007088617A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 Kawasaki Plant Systems Kabushiki Kaisha リチウム二次電池から有価物質を回収するための回収方法及び回収装置
JP2010034021A (ja) * 2008-07-03 2010-02-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 電池廃材からの酸化物含有電池材料の回収方法
JP2010062105A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Toyota Motor Corp リチウム電池からの正極活物質の回収方法と再利用
JP2010244936A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sony Corp 負極および非水電解質二次電池
JP2011198744A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Keihin Rika Kogyo:Kk 蓄電池の分解方法およびそのための蓄電池の分解装置ならびにそのための蓄電池および蓄電池の製造方法および蓄電池製造用の容器本体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10255862A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Toshiba Corp リチウムイオン二次電池からの有価物分離方法
JPH11354110A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Mitsubishi Cable Ind Ltd 密閉型電池の電極板およびその製造方法
JP2001131647A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Santoku Corp アルカリ二次電池からの有用金属回収方法
WO2007088617A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 Kawasaki Plant Systems Kabushiki Kaisha リチウム二次電池から有価物質を回収するための回収方法及び回収装置
JP2010034021A (ja) * 2008-07-03 2010-02-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 電池廃材からの酸化物含有電池材料の回収方法
JP2010062105A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Toyota Motor Corp リチウム電池からの正極活物質の回収方法と再利用
JP2010244936A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sony Corp 負極および非水電解質二次電池
JP2011198744A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Keihin Rika Kogyo:Kk 蓄電池の分解方法およびそのための蓄電池の分解装置ならびにそのための蓄電池および蓄電池の製造方法および蓄電池製造用の容器本体

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104485493A (zh) * 2014-12-30 2015-04-01 兰州理工大学 废锂离子电池中钴酸锂正极活性材料的修复再生方法
CN104485494A (zh) * 2014-12-30 2015-04-01 兰州理工大学 钴酸锂废锂离子电池中正极活性材料的再生方法
CN107293814A (zh) * 2016-04-11 2017-10-24 上海奇谋能源技术开发有限公司 一种超声分离锂离子电池的电极集流体与电极材料的方法
JP2018133237A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 三洋化成工業株式会社 リチウムイオン電池
CN106921001A (zh) * 2017-04-19 2017-07-04 哈尔滨工业大学 一种利用功率超声回收锂电池的方法
CN106921001B (zh) * 2017-04-19 2019-04-26 哈尔滨工业大学 一种利用功率超声回收锂电池的方法
WO2022139310A1 (ko) * 2020-12-22 2022-06-30 에스케이이노베이션 주식회사 리튬 이차 전지의 활성 금속 회수 방법
EP4210149A1 (en) 2022-01-05 2023-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Recovery method for positive electrode active material
CN115832498A (zh) * 2022-11-24 2023-03-21 厦门海辰储能科技股份有限公司 一种电池电极的回收设备及回收方法
CN115832498B (zh) * 2022-11-24 2024-01-26 厦门海辰储能科技股份有限公司 一种电池电极的回收设备及回收方法
CN116759530A (zh) * 2023-08-21 2023-09-15 深圳海辰储能控制技术有限公司 正极极片及其制备方法、储能装置和用电装置
CN116759530B (zh) * 2023-08-21 2024-01-23 深圳海辰储能控制技术有限公司 正极极片及其制备方法、储能装置和用电装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5987757B2 (ja) 2016-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5987757B2 (ja) 正極活物質粒子の回収方法
KR101328585B1 (ko) 양극활물질의 재활용을 통한 리튬이온 이차전지용 양극의 제조 방법 및 이에 따라 제조된 리튬이온 이차전지
JP5011659B2 (ja) 電池のリサイクル方法
JP5141970B2 (ja) リチウム電池からの正極活物質の回収方法と再利用
KR101439427B1 (ko) 리튬이차전지용 올리빈계 양극소재의 재활용 방법, 이에 의하여 제조된 양극소재, 이를 포함하는 리튬이차전지용 양극 및 리튬이차전지
CN100369317C (zh) 一种废旧锂离子电池的资源化分离方法
JP5007061B2 (ja) 高率出力設計のリチウムイオン二次電池
Shin et al. Electrochemical performance of recycled cathode active materials using froth flotation-based separation process
JP2012527070A5 (ja)
JP5667233B2 (ja) リチウムイオン電池用正極材から集電体及び正極活物質を分離回収する方法
JP2015008073A (ja) 全固体電池の製造方法
CN104934607B (zh) 一种钠离子电池电极及其制备方法
JP2017059303A (ja) 活物質複合粉体の製造方法
JP2015002107A (ja) 有機電解液電池から電解液を抽出する方法
JP2006236859A (ja) リチウム電池の処理方法
JP4892236B2 (ja) 蓄電池用極板の活物質分離方法
JP2016058280A (ja) 正極活物質の回収方法
CN112110432A (zh) 锂离子电池磷酸铁锂正极材料的回收再生方法
JP2016033876A (ja) 正極活物質成分の回収方法
CN111933897B (zh) 一种复合材料、其制备方法及应用
JP2004349210A (ja) リチウム二次電池用正極活物質の再生方法
TW202008639A (zh) 廢棄鋰電池的處理方法
JP2019523528A (ja) 電極材料からグラフェンをリサイクルするためのプロセス
JP6931491B2 (ja) 電気化学蓄電装置用の電極を製造する方法
JP6827762B2 (ja) 再生電極活物質の製造方法、及び、リチウムイオン電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160725

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5987757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151