JP2014198582A - 詰め替え容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注出筒3先端の注出口3aを閉塞するとともに、注出口3aの開口周縁部に破断可能な弱化部30を介して連結される閉塞板4と、閉塞板4に一端部が連結されるとともに、他端部が注出筒3の径方向外側に配置される操作突片5と、を備え、操作突片5の他端部には、容器軸O方向に沿って容器本体2の外方に向けて開放し、注入口部A1に注出筒3を対向させたときに、注入口部A1の開口端縁に係止するフック部21と、注出筒3の周壁に形成された破断可能な薄肉部32に接続される接続部33と、が設けられる。
【選択図】図4
Description
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
また、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口は閉塞板によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体内の内容物がこぼれることもない。
さらに、本容器を倒立姿勢にすることなく、未開封の詰め替え容器を倒立姿勢にして詰め替え作業を行うので、例えば本容器内の内容物が残留している場合であっても、この内容物をこぼすことなく詰め替え作業を行うことができる。
これにより、注出口から内容物を注出しながらも、空気置換孔から容器本体内に空気を導入しやすくし、内容物の注出がスムーズにすることができる。空気置換孔は、閉塞板の開封前は開口しないので、詰め替え容器の運搬時等に内容物がこぼれ出ることはなく、かつ詰め替え容器の開封と同時に空気置換孔を開口させることができる。
このように、簡単な操作で内容物の詰め替え作業をスムーズにし、かつ注出筒内に内容物が滞留することも抑え、最後まで簡単に詰め替え作業を行うことができる。
この構成によれば、操作突片のフック部に意図しない外力が加わっても、この外力を注出筒の周壁における薄肉部を避けた部位で支持することができ、運搬時等の薄肉部の破断や閉塞板の開封を防止することができる。
この構成によれば、注出筒の周壁が注入口部の内周に押し付けられ、注出筒のガタツキを防止するとともに径方向位置を規定し、詰め替え作業を安定して行うことができる。
(詰め替え容器の構成)
図1に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器A(図4、図5参照)に詰め替える図示しない内容物が収容された有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着される注出口部材9と、を備える。注出口部材9が形成する注出筒3は、本容器Aにおける円筒状の注入口部A1の内径よりも小径に形成され、注入口部A1内に差し込み可能である。この注出筒3を注入口部A1内に差し込んだ状態で、詰め替え容器から本容器Aへ内容物の詰め替えがなされる。
なお、本実施形態では、装着筒10を口部2aに螺着により取り付けるが、これに限らず、例えばアンダーカット嵌合等により取り付けてもよい。
閉塞板4は、注出口3aの形状に倣って形成される。閉塞板4の外縁部は、注出口3aの内縁部に破断容易な弱化部30を介して連結される。閉塞板4は、注出筒3の周壁よりも薄肉に形成され、注出筒3よりも容易に変形(例えば弾性変形)可能である。弱化部30は、閉塞板4の外縁部の少なくとも一部(本実施形態では、平坦壁部42側の少なくとも一部)で途切れ、この途切れた部位(以下、切り残し部31という。)では、閉塞板4が注出筒3に直接連結される。
次に、詰め替え容器1から本容器Aに内容物を詰め替える際の手順について説明する。
まず、図4に示すように、未開封の詰め替え容器1を上下反転して倒立姿勢とし、この詰め替え容器1の注出筒3の先端部(図4では下端部)を、同図に示す正立姿勢の本容器Aの注入口部A1に上方から挿入する。このとき、注出筒3の延長突部43がガイドとなり、注出筒3を注入口部A1に挿入し易い。
すると、接続部33の移動により薄肉部32が破断、除去され、平坦壁部42の上端部46における薄肉部32が形成されていた部位に空気置換孔32aが形成される(図5参照)。また、第二接続部34は平坦壁部42から分離される。
また、容器本体2と本容器Aとを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるまで、注出口3aは閉塞板4によって閉塞されているので、詰め替え前の段階で容器本体2内の内容物がこぼれることもない。
さらに、本容器Aを倒立姿勢にすることなく、未開封の詰め替え容器1を倒立姿勢にして詰め替え作業を行うので、例えば本容器A内の内容物が残留している場合であっても、この内容物をこぼすことなく詰め替え作業を行うことができる。
これにより、注出口3aから内容物を注出しながらも、空気置換孔32aから容器本体2内に空気を導入しやすくし、内容物の注出がスムーズにすることができる。空気置換孔32aは、閉塞板4の開封前は開口しないので、詰め替え容器1の運搬時等に内容物がこぼれ出ることはなく、かつ詰め替え容器1の開封と同時に空気置換孔32aを開口させることができる。
このように、簡単な操作で内容物の詰め替え作業をスムーズにし、かつ注出筒3内に内容物が滞留することも抑え、最後まで簡単に詰め替え作業を行うことができる。
第二接続部34は、注出筒3を注入口部A1に挿入しきったとき、注出筒3の周壁から分離するとともにこの周壁を径方向で押圧することで、注出筒3の周壁が注入口部A1の内周に押し付けられ、注出筒3のガタツキを防止するとともに径方向位置を規定し、詰め替え作業を安定して行うことができる。
例えば、注出筒3の上端面(注出口3aの開口面)を湾曲状、階段状及び波形状に形成してもよい。フック部21が、注入口部A1に注出筒3の先端部を挿入せずとも、注入口部A1に注出筒3を対向させた状態で注入口部A1に係止してもよい。
切り残し部31があれば閉塞板等の本容器内への脱落が確実に防止されるが、切り残し部をなくして閉塞板の全周を破断してもよい。
O 容器軸
2 容器本体
2a 口部
3 注出筒
3a 注出口
4 閉塞板
5 操作突片
9 注出口部材
21 フック部
30 弱化部
32 薄肉部
33 接続部
34 第二接続部
A 本容器
A1 注入口部
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容された容器本体と、前記容器本体の口部に装着される注出口部材と、を備え、
前記注出口部材が、容器軸方向に沿って前記容器本体の外方に向けて延びるとともに、先端部に注出口が形成され、かつ前記本容器の注入口部内に差し込み可能な注出筒と、前記注出口を閉塞するとともに、前記注出口の開口周縁部に破断可能な弱化部を介して連結される閉塞板と、前記閉塞板に一端部が連結されるとともに、他端部が前記注出筒の径方向外側に配置される操作突片と、を備え、
前記注出筒の周壁には、破断可能な薄肉部が設けられ、
前記操作突片の他端部には、前記容器軸方向に沿って前記容器本体の外方に向けて開放し、前記注入口部に前記注出筒を対向させたときに、前記本容器の注入口部の開口端縁に係止するフック部と、前記薄肉部に接続される接続部と、が設けられることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記操作突片の他端部には、前記薄肉部を避けて前記周壁に接続される第二接続部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え容器。
- 前記第二接続部が、前記注出筒を前記注入口部に挿入したとき、前記周壁から分離するとともに、前記本容器の注入口部の内周面により前記周壁の外周面に向けて押し付けられることを特徴とする請求項2に記載の詰め替え容器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016210439A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
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JP3049210U (ja) * | 1997-11-26 | 1998-06-09 | 株式会社セントラルユニ | 薬剤容器 |
JP2000159249A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Altech Co Ltd | 詰め替えキャップ |
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-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013074841A patent/JP5990484B2/ja active Active
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