JP2014190275A - エンジンのオイル循環装置 - Google Patents

エンジンのオイル循環装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014190275A
JP2014190275A JP2013067291A JP2013067291A JP2014190275A JP 2014190275 A JP2014190275 A JP 2014190275A JP 2013067291 A JP2013067291 A JP 2013067291A JP 2013067291 A JP2013067291 A JP 2013067291A JP 2014190275 A JP2014190275 A JP 2014190275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
engine
inner case
pump
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013067291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Kichijima
一也 吉島
Hiroyuki Sato
寛之 佐藤
Tomonari Inoue
智成 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Pacific Industrial Co Ltd, Taiheiyo Kogyo KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013067291A priority Critical patent/JP2014190275A/ja
Publication of JP2014190275A publication Critical patent/JP2014190275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】貯留室のシール性を低下させることなく、オイルパンに配設されたポンプと他の部材との干渉を避けることのできるエンジンのオイル循環装置を提供すること。
【解決手段】エンジンのオイル循環装置では、循環室30となるオイルパン10の内部に、ポンプ50と、側壁21の連通孔22により循環室30と連通される貯留室40が内部に形成されたインナーケース20とが並設されている。インナーケース20の上部の開口はカバー60により覆われている。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンのオイル循環装置に関する。
オイルパンに貯留されるオイルの一部のみを循環させることでオイルの温度上昇を促すようにしたエンジンのオイル循環装置が知られている(例えば特許文献1)。図3は、こうしたオイル循環装置に用いられる二槽式オイルパンの一構成例を示している。
図3に示すように、このオイルパン100の内部には箱状のセパレータ110が組み付けられ、このセパレータ110によりオイルパン100の内部が循環室130と貯留室140とに区画されている。
エンジンの運転時には、循環室130のオイルがポンプ150により汲み上げられ、エンジンの潤滑部位に供給される。その後、オイルは潤滑部位から流れ落ちて循環室130に戻され、再び潤滑部位に供給される。このように循環室のオイルのみを循環させることにより、オイルを速やかに温度上昇させて潤滑部位でのフリクションを低下させることができる。
一方、エンジンが停止すると、循環室130のオイルの液位が上昇し、セパレータ110の連通孔120を通じて循環室130と貯留室140との間でオイルの一部が交換される。その結果、循環室130に貯留されるオイルの劣化が抑えられるようになる。
ここで、エンジンの潤滑部位から流れ落ちるオイルが流入して貯留室140のオイルの液位が上昇すると、そのオイルが連通孔120を通じて循環室130に流れ込むことがある。こうした場合には、循環室130のオイルの温度が低下し、オイルの温度上昇が遅れるようになる。そのため、セパレータ110とオイルパン100の内壁との間はオイルが通過しないようにシールされている。
特開2006−77697号
ところで、ポンプ150をクランクシャフトよりも下方に配置し、チェーンによって同ポンプ150を駆動するようにしたオイル循環装置などでは、設計上の制約から、ポンプ150をオイルパン100の内部に配設せざるを得ない場合がある。しかしながら、従来のオイルパン100はセパレータ110によりその内壁全体が覆われているため、ポンプ150の配設スペースを確保することは難しい。また、セパレータ110の形状を変更することでこれに対処するとしても、この場合には、貯留室140にオイルが流入しないようにセパレータ110とオイルパン100との内壁との間をシールしつつ、セパレータ110とポンプ150との干渉も避けなければならない。このため、シール構造が複雑になり、貯留室140のシール性の低下を招くこととなる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、貯留室のシール性を低下させることなく、オイルパンに配設されたポンプと他の部材との干渉を避けることのできるエンジンのオイル循環装置を提供することにある。
上記課題を解決するためのエンジンのオイル循環装置では、循環室となるオイルパンの内部に、ポンプと、側壁の連通孔により循環室と連通される貯留室が内部に形成されたインナーケースとが並設されている。そして、このインナーケースの上部の開口はカバーによって覆われている。
従来の構成では、オイルパンの内部をセパレータ等の仕切り部材によって仕切り、その仕切り部材とオイルパンの内壁とによって貯留室を区画しているため、貯留室にオイルが流入しないように仕切り部材とオイルパンの内壁との間をシールする必要がある。
これに対して上記構成では、インナーケースの内部に貯留室が形成されるため、インナーケースの上方をカバーで覆うだけで貯留室へのオイルの流入を抑えることができる。このようにオイルパンの内壁とのシールが不要になるため、ポンプと干渉しないようにインナーケースの形状を設定する際の自由度も高くなる。このため、上記構成によれば、貯留室のシール性を低下させることなく、オイルパンに配設されたポンプとインナーケースとの干渉を避けることができる。
また、上記オイル循環装置において、カバーから下方に延びて連通孔を有する側壁と間隔をあけて対向する延出部を備えることとすれば、カバー上面から延出部を伝ってオイルが流れ落ちるようになるため、カバー上面のオイルがインナーケースの側壁を伝って流れて連通孔から貯留室に流入することを抑制できる。
さらに、延出部により連通孔を覆うようにすれば、潤滑部位から流れ落ちるオイルが飛散したとしても、そのオイルが連通孔を通じて貯留室に流入することを抑制することができる。
オイル循環装置の側面構造を示す断面図。 インナーケースを示す断面図。 従来のオイル循環装置に用いられる二槽式オイルパンの断面図。
以下、エンジンに搭載されるオイル循環装置の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、エンジンの下部にはオイルパン10が取り付けられている。このオイルパン10の内部には、上方が開放されたインナーケース20が設けられている。このインナーケース20とオイルパン10との間の空間は循環室30とされ、この循環室30には吸込口51を有するポンプ50がインナーケース20と隣接して設けられている。ポンプ50の駆動軸は、チェーンケース70内のチェーン71を介してクランクシャフトと連結されている。一方、インナーケース20の内部は貯留室40とされ、この貯留室40と循環室30とはインナーケース20の側壁21に形成された連通孔22によって連通されている。
インナーケース20の上部の開口は、オイルパン10から延出するカバー60によって覆われている。このカバー60には、同カバー60の端部から斜め下方に延出し、連通孔22が形成されたインナーケース20の側壁21と間隔をあけて対向する延出部61が設けられている。インナーケース20の側壁21の連通孔22はこの延出部61によって覆われている。
エンジンの運転時には、循環室30のオイルがポンプ50により汲み上げられてエンジンの潤滑部位に供給される。その後、オイルは潤滑部位から流れ落ちて循環室30に戻され、再びポンプ50によって潤滑部位に供給される。一方、エンジンが停止すると、ポンプ50によるオイルの汲み上げが停止するため、循環室30のオイルの液位が上昇する。
図2に示すように、循環室30のオイルの液位が上昇すると、連通孔22を通じて各室30,40のオイルが相互に流通可能になるため、循環室30と貯留室40との間でオイルの一部が交換されるようになる。このように、本実施形態のオイル循環装置は、エンジンの運転時には循環室30のオイルのみを循環させてオイルを速やかに温度上昇させる一方、エンジンの停止時には循環室30と貯留室40との間でオイルの一部を交換してオイルの劣化を抑制するようにしている。
次に、このオイル循環装置の作用について説明する。
このオイル循環装置では、インナーケース20の内部に貯留室40が形成されている。このため、オイルパン10の内部をセパレータ等の仕切り部材によって仕切り、その仕切り部材とオイルパン10の内壁とによって貯留室40を区画する従来の構成とは異なり、貯留室40にオイルが流入しないように仕切り部材とオイルパン10の内壁との間をシールする必要がない。すなわち、インナーケース20の上方をカバー60で覆うだけで貯留室40へのオイルの流入を抑えることができる。このようにオイルパン10の内壁とのシールが不要になるため、ポンプ50と干渉しないようにインナーケース20の形状を設定する際の自由度も高くなる。
また、カバー60の上面のオイルは、インナーケース20の側壁21ではなく、延出部61を伝って流れ落ちるようになる。また、連通孔22がこの延出部61により覆われているため、潤滑部位から流れ落ちるオイルが飛散したとしても、連通孔22にはそのオイルが流入し難くなる。
以上、説明した本実施形態のオイル循環装置によれば、次の効果を得ることができる。
(1)インナーケース20の内部に貯留室40の機能をもたせ、同インナーケース20の上方をカバー60により覆う構成を採用したことにより、貯留室40のシール性を低下させることなく、オイルパン10に配設されたポンプ50とインナーケース20との干渉を避けることができる。
(2)カバー60に形成された延出部61により、カバー60の上面のオイルが側壁21を伝って連通孔22に流入したり、飛散したオイルが側方から連通孔22に流入したりすることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のようにその構成を変更して実施することもできる。また各変更例を適宜組み合わせて実施することもできる。
・カバー60の延出部61は、連通孔22を有する側壁21と間隔をあけて対向する形状であれば、必ずしも連通孔22を覆う形状でなくてもよい。こうした構成でも、カバー60の上面のオイルが側壁21を伝って連通孔22から貯留室40に流入することは抑制できる。また、この延出部61を省略した構成でも、貯留室40のシール性を確保しつつ、ポンプ50とインナーケース20との干渉を避けることはできる。また、カバー60はインナーケース20の上面に取り付けられていてもよい。
・オイルを循環させるポンプ50として、その駆動軸がチェーン71を介してクランクシャフトと連結されるものを例示したが、たとえばクランクシャフトを駆動軸とするポンプを採用することもできる。
10…オイルパン、20…インナーケース、21…側壁、22…連通孔、30…循環室、40…貯留室、50…ポンプ、51…吸込口、60…カバー、61…延出部、70…チェーンケース、71…チェーン。

Claims (3)

  1. オイルパンのオイルをポンプにより循環させるエンジンのオイル循環装置であって、循環室となる前記オイルパンの内部に、前記ポンプと、側壁の連通孔により前記循環室と連通される貯留室が内部に形成されたインナーケースとが並設され、同インナーケースの上部の開口がカバーにより覆われてなるエンジンのオイル循環装置。
  2. 前記カバーから下方に延びて前記連通孔を有する側壁と間隔をあけて対向する延出部を備える
    請求項1に記載のエンジンのオイル循環装置。
  3. 前記連通孔は前記延出部により覆われる
    請求項2に記載のエンジンのオイル循環装置。
JP2013067291A 2013-03-27 2013-03-27 エンジンのオイル循環装置 Pending JP2014190275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067291A JP2014190275A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 エンジンのオイル循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067291A JP2014190275A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 エンジンのオイル循環装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014190275A true JP2014190275A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51836772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067291A Pending JP2014190275A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 エンジンのオイル循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014190275A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097690A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Robert Bosch Gmbh 機関を運転するための方法及び機関
JP2006105126A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Toyota Motor Corp 多槽式オイルパン構造
JP2008208736A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mazda Motor Corp オイル循環装置
JP2010185407A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Toyota Motor Corp オイルパン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105126A (ja) * 2004-09-10 2006-04-20 Toyota Motor Corp 多槽式オイルパン構造
JP2006097690A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Robert Bosch Gmbh 機関を運転するための方法及び機関
JP2008208736A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mazda Motor Corp オイル循環装置
JP2010185407A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Toyota Motor Corp オイルパン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014059965A3 (de) Anordnung einer kühlmittelpumpe
JP2020084952A (ja) 水中ポンプ
JP2014119084A (ja) 車両用デファレンシャル装置
JP2017075586A (ja) 内燃機関のカバー部材
JP2006266207A (ja) エンジンの潤滑油供給装置
JP2021152409A5 (ja)
JP2014190275A (ja) エンジンのオイル循環装置
JP6003094B2 (ja) ウォータポンプ
JP6285776B2 (ja) オイルパン
JP2017101796A (ja) オイルポンプシステム
JP2014125966A (ja) オイルパン
KR101196066B1 (ko) 기어펌프
JP6278788B2 (ja) オイルパン
JP2014047751A (ja) 内接歯車ポンプ
JP5722369B2 (ja) 変速機
JP6700994B2 (ja) ベーンポンプ
JP2013122219A (ja) ウォータポンプ
JP5913915B2 (ja) エンジンのシリンダブロック構造
KR101806648B1 (ko) 자동 변속기 내부 오일 순환 구조
JP2019132234A (ja) 内燃機関
JP2012026474A (ja) 電動アクチュエータ装置
JP2012007493A (ja) エンジンの潤滑油通路構造
KR101691062B1 (ko) 차폐수단 및 이를 구비한 오일펌프, 그리고 내연기관
JP2015048735A (ja) オイルパン
JP2008063981A (ja) 縦型水中ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150812

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170328