JP2014185340A - タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2014185340A
JP2014185340A JP2014034727A JP2014034727A JP2014185340A JP 2014185340 A JP2014185340 A JP 2014185340A JP 2014034727 A JP2014034727 A JP 2014034727A JP 2014034727 A JP2014034727 A JP 2014034727A JP 2014185340 A JP2014185340 A JP 2014185340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
mass
group
silica
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014034727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6476554B2 (ja
Inventor
Shinya Takeda
慎也 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2014034727A priority Critical patent/JP6476554B2/ja
Publication of JP2014185340A publication Critical patent/JP2014185340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6476554B2 publication Critical patent/JP6476554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】良好な耐カット性および耐疲労性を維持しつつ、転がり抵抗を低減できるタイヤサイドウォール用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴム、カーボンブラック、シリカ、および、シランカップリング剤を含有し、上記ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴム30〜70質量%と、ブタジエンゴム70〜30質量%とを含み、上記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)が、20〜60m2/gであり、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、上記カーボンブラックの含有量が5〜45質量部であり、上記シリカの含有量が15〜55質量部であり、上記カーボンブラックと上記シリカとの合計含有量が30〜60質量部であり、上記シランカップリング剤は、特定の平均組成式で表されるポリシロキサンであって、その含有量が、上記シリカの含有量に対して0.1〜20質量%である、タイヤサイドウォール用ゴム組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのサイドウォール部には、高い耐外傷性(耐カット性)が要求される。また、サイドウォール部は、自動車が走行する際に最も屈曲の激しい部分であることから、繰り返しの屈曲に対してもゴム物性を維持できる特性(耐疲労性)も要求される(特許文献1を参照)。
サイドウォール部に使用されるゴム組成物(タイヤサイドウォール用ゴム組成物)においては、このような耐カット性および耐疲労性を確保するため、例えば、天然ゴムおよびジエン系ゴムを含むジエン系ゴムに、カーボンブラックとしてFEFやGPF等のソフトカーボンを配合した組成を採用する場合がある(例えば、特許文献2を参照)。
特許第3512267号公報 特開2006−063284号公報
近年、環境への負荷低減などを目的として、転がり抵抗を低減した低燃費タイヤへの需要が高まっている。
空気入りタイヤのサイドウォール部は、転がり抵抗への寄与率がトレッド部に次いで高いことから、タイヤサイドウォール用ゴム組成物にも、転がり抵抗の低減が要求されている。
そこで、本発明者は、タイヤサイドウォール用ゴム組成物に、シリカとシランカップリング剤とを添加して、転がり抵抗を低減させることを試みた。
このとき、シランカップリング剤として、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(Si69:エボニックデグッサ社製)を用いたところ、転がり抵抗の改善は見られるものの、タイヤサイドウォール部の基本的な特性である耐カット性および耐疲労性が劣ることが明らかとなった。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、良好な耐カット性および耐疲労性を維持しつつ、転がり抵抗を低減できるタイヤサイドウォール用ゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、タイヤサイドウォール用ゴム組成物に、シリカと特定のシランカップリング剤とを併用して添加することで、耐カット性および耐疲労性にも優れつつ、転がり抵抗を低減できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の(I)〜(VII)を提供する。
(I)ジエン系ゴム、カーボンブラック、シリカ、および、シランカップリング剤を含有し、上記ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴム30〜70質量%と、ブタジエンゴム70〜30質量%とを含み、上記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)が、20〜60m2/gであり、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、上記カーボンブラックの含有量が5〜45質量部であり、上記シリカの含有量が15〜55質量部であり、上記カーボンブラックと上記シリカとの合計含有量が30〜60質量部であり、上記シランカップリング剤は、後述する式(1)の平均組成式で表されるポリシロキサンであって、その含有量が、上記シリカの含有量に対して0.1〜20質量%である、タイヤサイドウォール用ゴム組成物。
(II)上記シリカのCTAB比表面積が、50〜230m2/gである、上記(I)に記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
(III)後述する式(1)中、aが0よりも大きい、上記(I)または(II)に記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
(IV)後述する式(1)中、bが0よりも大きい、上記(I)〜(III)のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
(V)上記ブタジエンゴムが、ビニル−シスブタジエンゴムである、上記(I)〜(IV)のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
(VI)上記ブタジエンゴムが、ポリシロキサン化合物で変性した変性ブタジエンゴムである、上記(I)〜(IV)のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
(VII)上記(I)〜(VI)のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物をサイドウォール部に用いた空気入りタイヤ。
本発明によれば、良好な耐カット性および耐疲労性を維持しつつ、転がり抵抗を低減できるタイヤサイドウォール用ゴム組成物を提供することができる。
本発明の空気入りタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図である。
以下に、本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物、および本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物を用いた空気入りタイヤについて説明する。
〔タイヤサイドウォール用ゴム組成物〕
本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物(以下、単に「本発明のゴム組成物」ともいう。)は、ジエン系ゴム、カーボンブラック、シリカ、および、シランカップリング剤を含有し、上記ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴム30〜70質量%と、ブタジエンゴム70〜30質量%とを含み、上記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)が、20〜60m2/gであり、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、上記カーボンブラックの含有量が5〜45質量部であり、上記シリカの含有量が15〜55質量部であり、上記カーボンブラックと上記シリカとの合計含有量が30〜60質量部であり、上記シランカップリング剤は、後述する式(1)の平均組成式で表されるポリシロキサンであって、その含有量が、上記シリカの含有量に対して0.1〜20質量%である、タイヤサイドウォール用ゴム組成物である。
本発明のゴム組成物によれば、耐カット性および耐疲労性に優れつつ、転がり抵抗を低減できる。その理由は明らかではないが、およそ以下のとおり推測される。
まず、後述する式(1)の平均組成式で表されるポリシロキサン(以下、特定ポリシロキサンともいう)は、加水分解性基とメルカプト基とを有する。
本発明のゴム組成物では、上記ジエン系ゴムの架橋によりヒステリシスロスと機械的物性とのバランスに優れた三次元網目構造が形成され、また、上記特定ポリシロキサンのメルカプト基および加水分解性基が、上記網目構造および上記シリカの双方と相互作用してゴム成分中での上記シリカの分散性を向上させ、結果として、優れた耐カット性および耐疲労性を示し、かつ、低発熱となって転がり抵抗を低減できるものと考えられる。
以下、本発明のゴム組成物が含有する各成分について詳細に説明する。
<ジエン系ゴム>
本発明のゴム組成物が含有するジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴムとブタジエンゴムとを含むジエン系ゴムである。
上記ジエン系ゴムにおいて、良好な耐カット性を維持する等の観点から、上記天然ゴムおよび/または上記イソプレンゴムの割合は、30〜70質量%であり、35〜65質量%が好ましい。また、同様の理由から、上記ブタジエンゴムの割合は、70〜30質量%であり、65〜35質量%が好ましい。
上記ブタジエンゴムは、ビニル−シスブタジエンゴムであってもよい。
ビニル−シスブタジエンゴムとは、C4留分を主成分とする不活性有機溶媒中における、シス−1,4−重合とシンジオタクチック−1,2重合とからなるポリブタジエンゴム複合体(以下、「VCR」ともいう。)である。
ビニル−シスブタジエンゴムとしては、例えば、シス1,4−結合含量90%以上のシス−1,4−ポリブタジエンゴム97〜80質量%と、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン3〜20質量%とからなる複合体等が挙げられる。
このようなビニル−シスブタジエンゴムとして、例えば、宇部興産社製のUBEPOL−VCR等の市販品を用いることができる。
なお、ビニル−シスブタジエンゴム(VCR)の市販品は、ゴム成分以外の樹脂成分(オイル)を含む場合があるが、後述するシリカ等の各成分の含有量の基準とするに当たっては、この樹脂成分を含む全体を「ブタジエンゴム」とみなす。
また、上記ブタジエンゴムは、ポリシロキサン化合物で変性した変性ブタジエンゴムであってもよい。後述するシリカとの親和性が高いポリシロキサン化合物で変性した変性ブタジエンゴムを用いることで、シリカの分散性が向上する。
上記変性ブタジエンゴムにおけるポリシロキサン化合物としては、例えば、特開2009−84413号公報に記載された化合物が挙げられる。
上記ジエン系ゴムは、上記天然ゴムおよび/または上記イソプレンゴムと上記ブタジエンゴムとのみで構成されていてもよいし、さらに他のゴム成分を含んでいてもよい。
他のゴム成分としては、特に限定されず、従来のタイヤ用ゴム組成物に使用されている一般的なゴム成分を使用することができ、具体的には、例えば、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
<カーボンブラック>
本発明のゴム組成物が含有するカーボンブラックは、窒素吸着比表面積(N2SA)が20〜60m2/gである。上記カーボンブラックのN2SAがこの範囲であれば、発熱が抑制されて、耐疲労性などの特性が優れる。
ここで、窒素吸着比表面積(N2SA)は、カーボンブラック表面への窒素吸着量をJIS K6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
上記カーボンブラックのN2SAは、上記効果がより優れるという理由から、30〜50m2/gが好ましい。
上記カーボンブラックとしては、一般呼称で分類されるFEF系またはGPF系のカーボンブラックが挙げられ、耐カット性および耐疲労性がより優れるという理由から、FEF系が好ましい。
<シリカ>
本発明のゴム組成物が含有するシリカの種類としては、特に限定されず、例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等を挙げられるが、転がり抵抗の観点から、湿式シリカが好ましい。
上記シリカは、CTAB比表面積が小さいとゴム組成物の発熱が抑制されてエネルギーロスが緩和され、転がり抵抗が低減できる。もっとも、上記シリカのCTAB比表面積が小さすぎると十分な補強性が確保できない場合がある。
以上の観点から、上記シリカのCTAB比表面積は、50〜230m2/gが好ましく、100〜185m2/gがより好ましく、100〜140m2/gがさらに好ましい。
ここで、CTAB比表面積は、シリカがシランカップリング剤との吸着に利用できる表面積の代用特性であり、シリカ表面へのセチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)吸着量をJIS K6217−3:2001「第3部:比表面積の求め方−CTAB吸着法」に従って測定した値である。
<カーボンブラックおよびシリカの含有量>
本発明のゴム組成物においては、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、上記カーボンブラックの含有量が5〜45質量部であり、上記シリカの含有量が15〜55質量部であり、上記カーボンブラックと上記シリカとの合計含有量が30〜60質量部である。
上記カーボンブラックおよび上記シリカが多すぎると、低発熱性が劣化して転がり抵抗が低減できず、耐カット性および耐疲労性も劣る。一方で、少なすぎると十分な補強性が確保できない。
しかし、上記カーボンブラックおよび上記シリカの含有量が上記範囲内であれば、転がり抵抗を低減でき、耐カット性および耐疲労性も優れる。
上記カーボンブラックの含有量は、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、10〜30質量部が好ましく、10〜25質量部がより好ましい。
上記シリカの含有量は、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、20〜50質量部が好ましく、25〜45質量部がより好ましい。
上記カーボンブラックと上記シリカとの合計含有量は、上記ジエン系ゴム100質量部に対して、40〜60質量部が好ましく、45〜55質量部がより好ましい。
<シランカップリング剤>
本発明のゴム組成物に含有されるシランカップリング剤は、下記式(1)の平均組成式で表されるポリシロキサン(特定ポリシロキサン)である。
(A)a(B)b(C)c(D)d(E)eSiO(4-2a-b-c-d-e)/2 (1)
上記式(1)中、Aはスルフィド基を含有する2価の有機基(以下、スルフィド基含有有機基ともいう)を表す。なかでも、下記式(2)で表される基が好ましい。
−(CH2n−Sx−(CH2n (2)
上記式(2)中、nは1〜10の整数を表し、なかでも、2〜4の整数が好ましい。
上記式(2)中、xは1〜6の整数を表し、なかでも、2〜4の整数が好ましい。
上記式(2)中、*は、結合位置を示す。
上記式(2)で表される基の具体例としては、例えば、−CH2−S2−CH2−C24−S2−C24−C36−S2−C36−C48−S2−C48−CH2−S4−CH2−C24−S4−C24−C36−S4−C36−C48−S4−C48などが挙げられる。
上記式(1)中、Bは炭素数5〜10の1価の炭化水素基を表し、その具体例としては、例えば、ヘキシル基、オクチル基、デシル基などが挙げられる。
上記式(1)中、Cは加水分解性基を表し、その具体例としては、例えば、アルコキシ基、フェノキシ基、カルボキシル基、アルケニルオキシ基などが挙げられる。なかでも、下記式(3)で表される基が好ましい。
−OR2 (3)
上記式(3)中、R2は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数6〜10のアラルキル基(アリールアルキル基)または炭素数2〜10のアルケニル基を表し、なかでも、炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。上記炭素数1〜20のアルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基などが挙げられる。上記炭素数6〜10のアリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、トリル基などが挙げられる。上記炭素数6〜10のアラルキル基の具体例としては、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基などが挙げられる。上記炭素数2〜10のアルケニル基の具体例としては、例えば、ビニル基、プロぺニル基、ペンテニル基などが挙げられる。
上記式(3)中、*は、結合位置を示す。
上記式(1)中、Dはメルカプト基を含有する有機基を表す。なかでも、下記式(4)で表される基が好ましい。
−(CH2m−SH (4)
上記式(4)中、mは1〜10の整数を表し、なかでも、1〜5の整数が好ましい。
上記式(4)中、*は、結合位置を示す。
上記式(4)で表される基の具体例としては、−CH2SH、−C24SH、−C36SH、−C48SH、−C510SH、−C612SH、−C714SH、−C816SH、−C918SH、−C1020SHが挙げられる。
上記式(1)中、Eは炭素数1〜4の1価の炭化水素基を表す。
上記式(1)中、a〜eは、0≦a<1、0≦b<1、0<c<3、0<d<1、0≦e<2、0<2a+b+c+d+e<4の関係式を満たす。ただし、aおよびbのいずれか一方は0ではない。
上記特定ポリシロキサンは、転がり抵抗等がより優れ、加工性も優れるという理由から、aが0よりも大きい(0<a)ことが好ましい。すなわち、スルフィド基含有有機基を有することが好ましい。なかでも、転がり抵抗等がさらに優れ、加工性もより優れるという理由から、0<a≦0.50が好ましい。
上記式(1)中、bは、転がり抵抗がより優れ、加工性も優れるという理由から、0<bであることが好ましく、0.10≦b≦0.89がより好ましい。
上記式(1)中、cは、シリカの分散性がより良好となり、転がり抵抗がより優れ、加工性も優れるという理由から、1.2≦c≦2.0であることが好ましい。
上記式(1)中、dは、転がり抵抗がより優れ、加工性も優れるという理由から、0.1≦d≦0.8であることが好ましい。
上記特定ポリシロキサンは、上記式(1)中、Aが上記式(2)で表される基であり、上記式(1)中のCが上記式(3)で表される基であり、上記式(1)中のDが上記式(4)で表される基であるポリシロキサンであることが好ましい。
上記特定ポリシロキサンの重量平均分子量は、転がり抵抗がより優れ、加工性も優れるという理由から、500〜2,300が好ましく、600〜1,500がより好ましい。本願における特定ポリシロキサンの分子量は、トルエンを溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によりポリスチレン換算で求めたものである。
上記特定ポリシロキサンの酢酸/ヨウ化カリウム/ヨウ素酸カリウム添加−チオ硫酸ナトリウム溶液滴定法によるメルカプト当量は、加硫反応性に優れるという観点から、550〜700g/molであるのが好ましく、600〜650g/molであるのがより好ましい。
上記特定ポリシロキサンは、シロキサン単位(−Si−O−)を2〜50個有するものであることが好ましい。
なお、上記特定ポリシロキサンの骨格には、ケイ素原子以外の金属(例えば、Sn、Ti、Al)は存在しない。
上記特定ポリシロキサンを製造する方法は特に限定されないが、第1の好適な態様としては、下記式(6)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(7)で表される有機ケイ素化合物とを加水分解縮合する方法が挙げられる。また、第2の好適な態様としては、下記式(5)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(6)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(7)で表される有機ケイ素化合物とを加水分解縮合する方法が挙げられる。また、第3の好適な態様としては、下記式(5)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(6)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(7)で表される有機ケイ素化合物と、下記式(8)で表される有機ケイ素化合物とを加水分解縮合する方法が挙げられる。
なかでも、転がり抵抗等がより優れるという理由から、上記第2の好適な態様であることが好ましい。
上記式(5)中、R51は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数2〜10のアルケニル基を表し、なかでも、炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。上記炭素数1〜20のアルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基などが挙げられる。上記炭素数6〜10のアリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、トリル基、ナフチル基などが挙げられる。炭素数2〜10のアルケニル基の具体例としては、例えば、ビニル基、プロペニル基、ペンテニル基などが挙げられる。
上記式(5)中、R52は炭素数1〜10のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基を表す。上記炭素数1〜10のアルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基などが挙げられる。上記炭素数6〜10のアリール基の具体例は上記R51と同じである。
上記式(5)中、nの定義および好適な態様は、上記nと同じである。
上記式(5)中、xの定義および好適な態様は、上記xと同じである。
上記式(5)中、yは1〜3の整数を表す。
上記式(5)で表される有機ケイ素化合物の具体例としては、例えば、ビス(トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどが挙げられる。
上記式(6)中、R61の定義、具体例および好適な態様は、上記R51と同じである。
上記式(6)中、R62の定義、具体例および好適な態様は、上記R52と同じである。
上記式(6)中、zの定義は、上記yと同じである。
上記式(6)中、pは5〜10の整数を表す。
上記式(6)で表される有機ケイ素化合物の具体例としては、例えば、ペンチルトリメトキシシラン、ペンチルメチルジメトキシシラン、ペンチルトリエトキシシラン、ペンチルメチルジエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルメチルジメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルメチルジエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルメチルジメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、オクチルメチルジエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、デシルメチルジメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、デシルメチルジエトキシシランなどが挙げられる。
上記式(7)中、R71の定義、具体例および好適な態様は、上記R51と同じである。
上記式(7)中、R72の定義、具体例および好適な態様は、上記R52と同じである。
上記式(7)中、mの定義および好適な態様は、上記mと同じである。
上記式(7)中、wの定義は、上記yと同じである。
上記式(7)で表される有機ケイ素化合物の具体例としては、例えば、α−メルカプトメチルトリメトキシシラン、α−メルカプトメチルメチルジメトキシシラン、α−メルカプトメチルトリエトキシシラン、α−メルカプトメチルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシランなどが挙げられる。
上記式(8)中、R81の定義、具体例および好適な態様は、上記R51と同じである。
上記式(8)中、R82の定義、具体例および好適な態様は、上記R52と同じである。
上記式(8)中、vの定義は、上記yと同じである。
上記式(8)中、qは1〜4の整数を表す。
上記式(8)で表される有機ケイ素化合物の具体例としては、例えば、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルエチルジエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、プロピルメチルジエトキシシランなどが挙げられる。
上記特定ポリシロキサンを製造する際には必要に応じて溶媒を用いてもよい。溶媒としては特に限定されないが、具体的にはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカンなどの脂肪族炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール系溶媒などが挙げられる。
上記特定ポリシロキサンを製造する際には必要に応じて触媒を用いてもよい。触媒としては、例えば、塩酸、酢酸などの酸性触媒、アンモニウムフルオリドなどのルイス酸触媒、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属塩、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのアミン化合物などが挙げられる。
上記触媒は、金属としてSn、TiまたはAlを含有する有機金属化合物でないことが好ましい。このような有機金属化合物を使用した場合、ポリシロキサン骨格に金属が導入されて、上記特定ポリシロキサン(骨格には、ケイ素原子以外の金属(例えば、Sn、Ti、Al)は存在しない)が得られないことがある。
上記特定ポリシロキサンを製造する際に使用される有機ケイ素化合物として、メルカプト基を有するシランカップリング剤[例えば、式(7)で表される有機ケイ素化合物]およびスルフィド基またはメルカプト基を有するシランカップリング剤以外のシランカップリング剤[例えば、式(6)や式(8)で表される有機ケイ素化合物]を併用する際、メルカプト基を有するシランカップリング剤とスルフィド基またはメルカプト基を有するシランカップリング剤以外のシランカップリング剤との混合比(モル比)(メルカプト基を有するシランカップリング剤/スルフィド基またはメルカプト基を有するシランカップリング剤以外のシランカップリング剤)は、転がり抵抗がより優れ、加工性にも優れるという観点から、1.1/8.9〜6.7/3.3が好ましく、1.4/8.6〜5.0/5.0がより好ましい。
上記特定ポリシロキサンを製造する際に使用される有機ケイ素化合物として、メルカプト基を有するシランカップリング剤[例えば、式(7)で表される有機ケイ素化合物]およびスルフィド基を有するシランカップリング剤[例えば、式(5)で表される有機ケイ素化合物]を併用する際、メルカプト基を有するシランカップリング剤とスルフィド基を有するシランカップリング剤との混合比(モル比)(メルカプト基を有するシランカップリング剤/スルフィド基を有するシランカップリング剤)は、転がり抵抗がより優れ、加工性にも優れるという観点から、2.0/8.0〜8.9/1.1が好ましく、2.5/7.5〜8.0/2.0がより好ましい。
上記特定ポリシロキサンを製造する際に使用される有機ケイ素化合物として、メルカプト基を有するシランカップリング剤[例えば、式(7)で表される有機ケイ素化合物]、スルフィド基を有するシランカップリング剤[例えば、式(5)および/またはで表される有機ケイ素化合物]、およびスルフィド基またはメルカプト基を有するシランカップリング剤以外のシランカップリング剤[例えば、式(6)や式(8)で表される有機ケイ素化合物]を併用する際、メルカプト基を有するシランカップリング剤の量は、前3者の合計量(モル)中の10.0〜73.0%であるのが好ましい。スルフィド基を有するシランカップリング剤の量は、前3者の合計量中の5.0〜67.0%が好ましい。スルフィド基またはメルカプト基を有するシランカップリング剤以外のシランカップリング剤の量は、前3者の合計量中の16.0〜85.0%が好ましい。
上記シランカップリング剤の含有量は、上記シリカの含有量に対して0.1〜20質量%であり、シリカの分散性と反応効率とを最適に保つという理由から、5〜15質量%が好ましく、6〜13質量%がより好ましい。
<その他の添加剤>
本発明のゴム組成物には、必要に応じて、その効果や目的を損なわない範囲でさらに、添加剤を含有することができる。
上記添加剤としては、例えば、本発明のゴム組成物に含有されるシランカップリング剤以外のシランカップリング剤、シリカおよびカーボンブラック以外の充填剤、加硫助剤、老化防止剤、可塑剤、加硫剤、加硫促進剤などが挙げられる。
<タイヤサイドウォール用ゴム組成物の製造方法>
本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物の製造方法は特に限定されず、その具体例としては、例えば、上述した各成分を、公知の方法、装置(例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなど)を用いて、混練する方法などが挙げられる。
また、本発明のゴム組成物は、従来公知の加硫条件で加硫できる。
〔空気入りタイヤ〕
本発明の空気入りタイヤ(以下、単に「本発明のタイヤ」ともいう。)は、上述した本発明のゴム組成物をサイドウォール部に使用した空気入りタイヤである。
図1に、本発明のタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図を示すが、本発明のタイヤは図1に示す態様に限定されるものではない。
空気入りタイヤは、左右一対のビード部1およびサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるタイヤトレッド部3とからなる。
左右一対のビード部1間においては、繊維コードが埋設されたカーカス層4が装架されており、このカーカス層4の端部はビードコア5およびビードフィラー6の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。
タイヤトレッド3においては、カーカス層4の外側に、ベルト層7がタイヤ1周に亘って配置されている。
ビード部1においては、リムに接する部分にリムクッション8が配置されている。
本発明のタイヤは、本発明のゴム組成物を空気入りタイヤのサイドウォール部に用いる以外は特に制限はなく、例えば従来公知の方法に従って製造できる。タイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
<ポリシロキサン1の合成>
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えた2Lセパラブルフラスコにビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(信越化学工業製 KBE−846)107.8g(0.2mol)、γ―メルカプトプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業製 KBE−803)190.8g(0.8mol)、オクチルトリエトキシシラン(信越化学工業製 KBE−3083)442.4g(1.6mol)、エタノール190.0gを納めた後、室温にて0.5N塩酸37.8g(2.1mol)とエタノール75.6gの混合溶液を滴下した。その後、80℃にて2時間攪拌した。その後、濾過、5%KOH/EtOH溶液17.0gを滴下し80℃で2時間攪拌した。その後、減圧濃縮、濾過することで褐色透明液体のポリシロキサン480.1gを得た。GPCにより測定した結果、平均分子量は840であり、平均重合度は4.0(設定重合度4.0)であった。また、酢酸/ヨウ化カリウム/ヨウ素酸カリウム添加−チオ硫酸ナトリウム溶液滴定法によりメルカプト当量を測定した結果、730g/molであり、設定通りのメルカプト基含有量であることが確認された。以上より、下記平均組成式で示される。
(−C36−S4−C36−)0.071(−C8170.571(−OC251.50(−C36SH)0.286SiO0.75
得られたポリシロキサンをポリシロキサン1とした。
<ポリシロキサン2の合成>
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えた2Lセパラブルフラスコにγ―メルカプトプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業製 KBE−803)190.8g(0.8mol)、オクチルトリエトキシシラン(信越化学工業製 KBE−3083)442.4g(1.6mol)、エタノール162.0gを納めた後、室温にて0.5N塩酸32.4g(1.8mol)とエタノール75.6gの混合溶液を滴下した。その後、80℃にて2時間攪拌した。その後、濾過、5%KOH/EtOH溶液14.6gを滴下し80℃で2時間攪拌した。その後、減圧濃縮、濾過することで無色透明液体のポリシロキサン412.3gを得た。GPCにより測定した結果、平均分子量は850であり、平均重合度は4.0(設定重合度4.0)であった。また、酢酸/ヨウ化カリウム/ヨウ素酸カリウム添加−チオ硫酸ナトリウム溶液滴定法によりメルカプト当量を測定した結果、650g/molであり、設定通りのメルカプト基含有量であることが確認された。以上より、下記平均組成式で示される。
(−C8170.667(−OC251.50(−C36−SH)0.333SiO0.75
得られたポリシロキサンをポリシロキサン2とした。
<比較ポリシロキサン1の合成>
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(0.1mol)を水および濃塩酸水溶液で加水分解し、その後、エトキシメチルポリシロキサン(100g)を添加し、縮合することでポリシロキサンを得た。得られたポリシロキサンを比較ポリシロキサン1とする。
上記比較ポリシロキサン1は、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランのメトキシ基とエトキシメチルポリシロキサンのエトキシ基とが縮合した構造を有する。すなわち、上記比較ポリシロキサン1が有する1価の炭化水素基はメチル基のみである。また、上記比較ポリシロキサン1はスルフィド基を含有する2価の有機基を有さない。
<比較ポリシロキサン2の合成>
ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィド(0.1mol)を水および濃塩酸水溶液で加水分解し、その後、エトキシメチルポリシロキサン(100g)を添加し、縮合することでポリシロキサンを得た。得られたポリシロキサンを比較ポリシロキサン2とする。
上記比較ポリシロキサン2は、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィドのエトキシ基とエトキシメチルポリシロキサンのエトキシ基とが縮合した構造を有する。すなわち、上記比較ポリシロキサン2が有する1価の炭化水素基はメチル基のみである。また、上記比較ポリシロキサン2はメルカプト基を含有する有機基を有さない。
<比較例1〜8、実施例1〜9>
下記第1表に示す成分を、下記第1表に示す割合(質量部)で配合した。
具体的には、まず、下記第1表に示す成分のうち加硫剤および加硫促進剤を除く成分を、1.7リットルの密閉式バンバリーミキサーで5分間混合し、その後、ゴムを放出させ、室温冷却させることで、マスターバッチを得た。
次に、得られたマスターバッチに、加硫剤および加硫促進剤を、上記バンバリーミキサーで混合し、タイヤサイドウォール用ゴム組成物(以下、単に「ゴム組成物」ともいう。)を得た。
次に、得られたゴム組成物をランボーン摩耗用金型(直径63.5mm、厚さ5mmの円板状)中で、170℃で15分間加硫して加硫ゴムシートを作製した。
<転がり抵抗>
各例の加硫シートについて、粘弾性スペクトロメーター(東洋精機製作所社製)を用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hzの条件下で、温度60℃の損失正接tanδ(60℃)を測定した。
下記第1表では、比較例1のtanδ(60℃)の逆数を「100」として、指数表示した。この指数表示の値が大きいほど(つまり、tanδ(60℃)が小さいほど)、低発熱で転がり抵抗が低減できたものとして評価できる。
<耐カット性>
各例の加硫シートについて、JIS K6264のピコ摩耗試験に準拠して、摩耗量を測定した。
下記第1表では、比較例1の摩耗量の逆数を「100」として、指数表示した。この指数表示の値が大きいほど(つまり、摩耗量が少ないほど)、耐カット性に優れるものとして評価できる。
<耐疲労性>
各例の加硫シートについて、JIS K6260に準拠しデマチャ屈曲試験により、室温で毎分300回の屈曲を加え、亀裂長さが20mmに達するまでの屈曲回数を求めた。
下記第1表では、比較例1の屈曲回数を「100」として、指数表示した。この指数表示の値が大きいほど(つまり、屈曲回数が多いほど)、耐疲労性に優れるものとして評価できる。
上記第1表に示されている各成分の詳細は以下のとおりである。
・天然ゴム:SIR20
・ブタジエンゴム1:Nipol BR1220(日本ゼオン社製)
・ブタジエンゴム2:UBEPOL−VCR 412(シス1,4−ポリブタジエンと高結晶性シンジオタクチックポリブタジエンとを88:12の質量比で含むビニル−シスブタジエンゴム、宇部興産社製)
・ブタジエンゴム3:以下のように調製した変性ブタジエンゴム
窒素置換された内容量10Lのオートクレーブ反応器に、シクロヘキサン4000g、1,3−ブタジエン600g、およびテトラメチルエチレンジアミン0.28ミリモルを仕込んだ後、n−ブチルリチウムをシクロヘキサンと1,3−ブタジエンとに含まれる重合を阻害する不純物の中和に必要な量を添加し、さらに、n−ブチルリチウムを重合反応に用いる分として7.7ミリモルを加え、50℃で重合を開始した。重合を開始してから20分経過後、1,3−ブタジエン400gを30分間かけて連続的に添加した。重合反応中の最高温度は80℃であった。連続添加終了後、さらに15分間重合反応を継続し、重合転化率が95%から100%の範囲になったことを確認してから、過剰のメタノールを添加して反応停止した後、末端にジグリシジルエーテル基を含有するポリオルガノシロキサンA0.027ミリモルを濃度20%のキシレン溶液の状態で添加し、30分間反応させた後、重合停止剤として、使用したn−ブチルリチウムの2倍モルに相当する量のメタノールを添加してポリブタジエンゴムを含有する重合溶液を得た。その後、乾燥機中で乾燥を行い、変性されたブタジエンゴム3を得た。
・カーボンブラック1:N234(ISAF−HS、N2SA:120m2/g)
・カーボンブラック2:N550(FEF、N2SA:43m2/g)
・カーボンブラック3:N660(GPF、N2SA:36m2/g)
・シリカ1:200MP(CTAB比表面積:205m2/g、ローディア社製)
・シリカ2:1165MP(CTAB比表面積:160m2/g、ローディア社製)
・シリカ3:115GR(CTAB比表面積:110m2/g、ローディア社製)
・シランカップリング剤X1:Si69(エボニックデグッサ社製)(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
・シランカップリング剤X2:上述のとおり合成された比較ポリシロキサン1
・シランカップリング剤X3:上述のとおり合成された比較ポリシロキサン2
・シランカップリング剤1:上述のとおり合成されたポリシロキサン1
・シランカップリング剤2:上述のとおり合成されたポリシロキサン2
・オイル:エクストラクト4号S(昭和シェル石油社製)
・加硫剤:金華印油入微粉硫黄(鶴見化学工業社製)
・加硫促進剤:ノクセラーCZ−G(大内新興化学工業社製)
上記第1表に示す結果から明らかなように、シリカおよびシランカップリング剤を配合しない比較例1と比べて、シリカ1〜3を使用し、さらに、シランカップリング剤1または2を使用した実施例1〜9は、少なくとも比較例1と同じ耐カット性および耐疲労性を維持しつつ、転がり抵抗を低減することができた。
なお、シランカップリング剤2を使用した実施例9よりも、シランカップリング剤1を使用した実施例1の方が、転がり抵抗などがより優れていた。
これに対して、シランカップリング剤X1を使用した比較例2〜4は、比較例1と比べて、転がり抵抗は低減するものの、耐カット性および耐疲労性が劣っていた。同様に、所定の平均組成式を満たさないポリシロキサンからなるシランカップリング剤X2およびX3を用いた比較例7および8は、耐疲労性が劣っていた。
また、比較例5に示すように、シランカップリング剤1を使用しても、カーボンブラックのN2SAが20〜60m2/gの範囲を超える場合には、耐カット性および耐疲労性が劣っていた。
さらに、比較例6に示すように、カーボンブラックのN2SAが20〜60m2/gの範囲内であっても、カーボンブラックとシリカとの合計量が30〜60質量部を超える場合には、耐カット性および耐疲労性が劣るうえ、転がり抵抗の改善も見られなかった。
1 ビード部
2 サイドウォール部
3 タイヤトレッド部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 リムクッション

Claims (7)

  1. ジエン系ゴム、カーボンブラック、シリカ、および、シランカップリング剤を含有し、
    前記ジエン系ゴムは、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴム30〜70質量%と、ブタジエンゴム70〜30質量%とを含み、
    前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)が、20〜60m2/gであり、
    前記ジエン系ゴム100質量部に対して、前記カーボンブラックの含有量が5〜45質量部であり、前記シリカの含有量が15〜55質量部であり、前記カーボンブラックと前記シリカとの合計含有量が30〜60質量部であり、
    前記シランカップリング剤は、下記式(1)の平均組成式で表されるポリシロキサンであって、その含有量が、前記シリカの含有量に対して0.1〜20質量%である、タイヤサイドウォール用ゴム組成物。
    (A)a(B)b(C)c(D)d(E)eSiO(4-2a-b-c-d-e)/2 (1)
    (式(1)中、Aはスルフィド基を含有する2価の有機基を表す。Bは炭素数5〜10の1価の炭化水素基を表す。Cは加水分解性基を表す。Dはメルカプト基を含有する有機基を表す。Eは炭素数1〜4の1価の炭化水素基を表す。a〜eは、0≦a<1、0≦b<1、0<c<3、0<d<1、0≦e<2、0<2a+b+c+d+e<4の関係式を満たす。ただし、aおよびbのいずれか一方は0ではない。)
  2. 前記シリカのCTAB比表面積が、50〜230m2/gである、請求項1に記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  3. 前記式(1)中、aが0よりも大きい、請求項1または2に記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  4. 前記式(1)中、bが0よりも大きい、請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 前記ブタジエンゴムが、ビニル−シスブタジエンゴムである、請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  6. 前記ブタジエンゴムが、ポリシロキサン化合物で変性した変性ブタジエンゴムである、請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物をサイドウォール部に用いた空気入りタイヤ。
JP2014034727A 2013-02-25 2014-02-25 タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ Active JP6476554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014034727A JP6476554B2 (ja) 2013-02-25 2014-02-25 タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013035031 2013-02-25
JP2013035031 2013-02-25
JP2014034727A JP6476554B2 (ja) 2013-02-25 2014-02-25 タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014185340A true JP2014185340A (ja) 2014-10-02
JP6476554B2 JP6476554B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=51833193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014034727A Active JP6476554B2 (ja) 2013-02-25 2014-02-25 タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6476554B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3029931A1 (fr) * 2014-12-16 2016-06-17 Michelin & Cie Flanc pour pneumatique
WO2017056767A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2017075269A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017075268A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017082084A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017082083A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017206608A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物の製造方法
WO2019012946A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
WO2019012945A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JP2019048925A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 横浜ゴム株式会社 ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273559A (ja) * 1997-01-29 1998-10-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 加工性を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物
JP2000038395A (ja) * 1998-06-10 2000-02-08 Degussa Huels Ag オリゴマ―のオルガノシランポリスルファン、その製造方法、それを含有するゴム混合物、その製造方法及びゴム混合物から得られた成形体
JP2000128990A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Degussa Huels Ag 硫黄官能性ポリオルガノシロキサン、その製造法、該化合物を含有するゴム混合物、その製造法および該混合物からなる成形体
JP2001192454A (ja) * 2000-01-14 2001-07-17 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサン、ゴム用配合剤及びそれを用いたゴム組成物並びにタイヤ
JP2002201278A (ja) * 2000-11-02 2002-07-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム反応性ポリシロキサン及びそれを含むゴム組成物
JP2003113243A (ja) * 2001-07-06 2003-04-18 Degussa Ag オリゴマーオルガノシラン、その製法、その使用、それを含有するゴム混合物、およびその混合物を含有する成形体
JP2004511598A (ja) * 2000-10-13 2004-04-15 株式会社ブリヂストン 有機シランのテトラスルフィドであるシリカ連成剤と共に高い混合温度でコンパウンド化したシリカ補強ゴム
JP2008537740A (ja) * 2005-03-24 2008-09-25 株式会社ブリヂストン 揮発性有機化合物(voc)の放出が少ないシリカ補強ゴムの配合
JP2008542465A (ja) * 2005-05-26 2008-11-27 ロディア・シミ 無機充填剤を有するゴム組成物における有機珪素カップリング剤の使用
WO2013031488A1 (ja) * 2011-08-26 2013-03-07 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2014002750A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2014028797A (ja) * 2012-06-27 2014-02-13 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサン及びその製造方法
WO2014034673A1 (ja) * 2012-08-30 2014-03-06 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273559A (ja) * 1997-01-29 1998-10-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 加工性を改良したタイヤトレッド用ゴム組成物
JP2000038395A (ja) * 1998-06-10 2000-02-08 Degussa Huels Ag オリゴマ―のオルガノシランポリスルファン、その製造方法、それを含有するゴム混合物、その製造方法及びゴム混合物から得られた成形体
JP2000128990A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Degussa Huels Ag 硫黄官能性ポリオルガノシロキサン、その製造法、該化合物を含有するゴム混合物、その製造法および該混合物からなる成形体
JP2001192454A (ja) * 2000-01-14 2001-07-17 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサン、ゴム用配合剤及びそれを用いたゴム組成物並びにタイヤ
JP2004511598A (ja) * 2000-10-13 2004-04-15 株式会社ブリヂストン 有機シランのテトラスルフィドであるシリカ連成剤と共に高い混合温度でコンパウンド化したシリカ補強ゴム
JP2002201278A (ja) * 2000-11-02 2002-07-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム反応性ポリシロキサン及びそれを含むゴム組成物
JP2003113243A (ja) * 2001-07-06 2003-04-18 Degussa Ag オリゴマーオルガノシラン、その製法、その使用、それを含有するゴム混合物、およびその混合物を含有する成形体
JP2008537740A (ja) * 2005-03-24 2008-09-25 株式会社ブリヂストン 揮発性有機化合物(voc)の放出が少ないシリカ補強ゴムの配合
JP2008542465A (ja) * 2005-05-26 2008-11-27 ロディア・シミ 無機充填剤を有するゴム組成物における有機珪素カップリング剤の使用
WO2013031488A1 (ja) * 2011-08-26 2013-03-07 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2014002750A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2014028797A (ja) * 2012-06-27 2014-02-13 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサン及びその製造方法
WO2014034673A1 (ja) * 2012-08-30 2014-03-06 横浜ゴム株式会社 タイヤトレッド用ゴム組成物

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016096695A1 (fr) * 2014-12-16 2016-06-23 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Flanc pour pneumatique
FR3029931A1 (fr) * 2014-12-16 2016-06-17 Michelin & Cie Flanc pour pneumatique
US20170362413A1 (en) * 2014-12-16 2017-12-21 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tire sidewall
JPWO2017056767A1 (ja) * 2015-09-30 2018-07-19 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
WO2017056767A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2021073345A (ja) * 2015-09-30 2021-05-13 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US10435546B2 (en) 2015-09-30 2019-10-08 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Pneumatic tire
JP7140212B2 (ja) 2015-09-30 2022-09-21 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP7283860B2 (ja) 2015-09-30 2023-05-30 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2017075269A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017075268A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017082083A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017082084A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2017206608A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物の製造方法
WO2019012946A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JPWO2019012945A1 (ja) * 2017-07-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JPWO2019012946A1 (ja) * 2017-07-14 2020-07-09 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
CN110869437A (zh) * 2017-07-14 2020-03-06 株式会社普利司通 橡胶组合物和轮胎
US11168197B2 (en) 2017-07-14 2021-11-09 Bridgestone Corporation Rubber composition and tire
JP6994034B2 (ja) 2017-07-14 2022-01-14 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
WO2019012945A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
JP7027739B2 (ja) 2017-09-08 2022-03-02 横浜ゴム株式会社 ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2019048925A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 横浜ゴム株式会社 ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6476554B2 (ja) 2019-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476554B2 (ja) タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP5910666B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP5846332B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いる空気入りタイヤ
JP6390255B2 (ja) ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP5907308B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及びこれを用いる空気入りタイヤ
JP5846331B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びこれを用いる空気入りタイヤ
JP6287324B2 (ja) スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびスタッドレスタイヤ
JP6291901B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP6481253B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びこれを用いる空気入りタイヤ
JP6753139B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP5907309B2 (ja) 重荷重タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2014185338A (ja) タイヤリムクッション用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP6972839B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6476554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250