JP2014185131A - 育毛剤及び育毛用頭髪化粧料 - Google Patents

育毛剤及び育毛用頭髪化粧料 Download PDF

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圭悟 鳥家
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Abstract

【課題】安全性の高い天然物の中から育毛作用を有するものを見出し、それを有効成分とする育毛剤及び育毛用頭髪化粧料を提供する。
【解決手段】本発明の育毛剤の有効成分として、テンニンカ、マジョラム、マタタビ及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を含有させる。本発明の育毛用頭髪化粧料に、テンニンカ、マジョラム、マタタビ及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、育毛用頭髪化粧料に関するものである。より詳細には、本発明は育毛剤、抗男性ホルモン剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、骨形成因子−2(BMP−2)産生促進剤、線維芽細胞増殖因子−18(FGF−18)産生促進剤及び育毛用頭髪化粧料に関するものである。
多くのステロイドホルモンは産生臓器から分泌された分子型で受容体と結合してその作用を発現するが、アンドロゲンと総称される男性ホルモンの場合、例えば、テストステロンは標的臓器の細胞内に入ってテストステロン5α−レダクターゼにより5α−ジヒドロテストステロン(5α−DHT)に還元されてから受容体と結合し、アンドロゲンとしての作用を発現する。
アンドロゲンは重要なホルモンであるが、それが過度に作用すると、男性型脱毛症、多毛症、脂漏症、座瘡(ニキビなど)、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等、さまざまな好ましくない症状を誘発する。そこで、従来から、これらの各種症状を改善するために過剰のアンドロゲンの作用を抑制する方法、具体的には、テストステロンを活性型5α−DHTに還元するテストステロン5α−レダクターゼの作用を阻害することにより、活性な5α−DHTが生じるのを抑制する方法などが知られている。
テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用を有するものとしては、例えば、ランタナ抽出物(特許文献1参照)、紅豆杉抽出物、鳥欖抽出物、幌傘楓抽出物、穿心蓮抽出物(以上、特許文献2参照)、五斂子葉部抽出物(特許文献3参照)、藤茶枝葉部抽出物(特許文献4参照)、及びコエロスポンディアス(Choerospondias)属に属する植物からの抽出物(特許文献5参照)等が知られている。
毛髪は、成長期、退行期及び休止期からなる周期的なヘアサイクル(毛周期)に従って成長及び脱落を繰り返している。このヘアサイクルのうち、休止期から成長期にかけての新たな毛包が形成されるステージが、発毛に最も重要であると考えられており、このステージにおける毛包上皮系細胞の増殖・分化に重要な役割を果たしているのが、毛乳頭細胞であると考えられている。毛乳頭細胞は、毛根近傍にある外毛根鞘細胞とマトリックス細胞とからなる毛包上皮系細胞の内側にあって、基底膜に包まれている毛根の根幹部分に位置する細胞であり、毛包上皮系細胞に働きかけてその増殖を促進する等、毛包上皮系細胞の増殖・分化及び毛髪の形成において重要な役割を担っている(非特許文献1参照)。
このように、毛乳頭細胞は、毛包上皮系細胞の増殖・分化及び毛髪の形成において重要な役割を果たしており、毛乳頭細胞の増殖を促進することで、脱毛症を予防・改善することができると考えられる。これまでに、毛乳頭細胞増殖促進作用を有するものとしては、例えば、ミズヒキ抽出物(特許文献6参照)、ハトムギ抽出物、ワイルドタイム抽出物及びスギナ抽出物等が知られている(以上、特許文献7参照)。
骨形成タンパク質(BMP)は、骨芽細胞等の分化を誘導し、骨、軟骨、腱、及び骨中に存在するその他の組織を形成させるタンパク質である。このタンパク質には特有の誘導活性があり、骨中に存在していることから、BMPが骨修復過程の重要な制御因子であり、骨組織の正常な維持に関与しているということが示唆されている。そのため、BMPの産生を促進することができれば、骨や軟骨等の組織が形成・再生・修復等されることにより、骨折や手術等により生じた骨・軟骨等の傷害・欠損の治療又は改善、骨粗鬆症の予防、治療又は改善等に有用であるものと期待されている。
BMPとしては約20のファミリーが知られており、このうち、骨形成タンパク質−2(BMP−2)は、TGF−βスーパーファミリーに属する骨形成タンパク質である。BMP−2は、その組換えタンパク質について、骨折等の骨欠損における骨形成促進剤や、歯周病等に伴う骨欠損に対する歯周組織再建剤としての臨床応用が期待されている。さらに、BMP−2は、近年、毛包形成との関わりが指摘され、このBMP−2の育毛・養毛作用に関心がもたれている(特許文献8参照)。これまでに、BMP−2の産生を促進するものとしては、例えば、コロソリン酸(特許文献9参照)、及びチライト抽出物(特許文献10参照)等が知られている。
線維芽細胞増殖因子(FGF)は、線維芽細胞に対する増殖活性を有するだけではなく、様々な細胞に対する細胞増殖・分化活性を有する形態形成因子、組織障害のときに働く組織修復因子、生体の恒常性を維持するための代謝調節因子等として重要な役割を果たしている多機能性分泌因子である。
FGFには、20種類以上のファミリーが存在することが知られており、このうち、線維芽細胞増殖因子−18(FGF−18)は、骨と軟骨の形成や成長を制御することが知られている。また、FGF−18は、毛包の成長期を誘導して毛成長を促進することが報告されている(非特許文献2参照)。FGF−18は、7種類あるFGF受容体サブクラスのうち少なくとも4つと相互作用することによって、毛の成長をはじめとして、骨や軟骨の形成や成長、肺の形成等の生命現象に関与していると考えられている。
そのため、FGF−18の活性を制御することができれば、毛の成長を制御することができ、また骨や軟骨の形成・成長・修復等を制御することができると考えられる。これまでに、FGF−18様の活性を有するものとしては、例えば、ヤナギバルイラソウ又はシマチカラシバの抽出物(特許文献11参照)等が知られており、またFGF−18の産生を促進するものとしては、例えば、ゲンチオピクリン(特許文献12参照)等が知られている。
特開平11−335232号公報 特開2002−087976号公報 特開2002−241296号公報 特開2002−308790号公報 特開2003−055162号公報 特開2006−083084号公報 特開2006−219407号公報 特開2005−002068号公報 国際公開第2006/090613号 特開2008−280308号公報 特開2008−013467号公報 特開2009−196989号公報
Trends Genet,1992年,Vol.8,p.55-61 J. Invest. Dermatol.,2005年,Vo.124,p.877-885
本発明は、安全性の高い天然物の中から、優れた育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有するものを見出し、それを有効成分とする育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤及びFGF−18産生促進剤、並びに当該天然物を配合した育毛用頭髪化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の育毛剤は、テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。
また、本発明の抗男性ホルモン剤及びテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤は、テンニンカ、マジョラム、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。
さらに、本発明の毛乳頭細胞増殖促進剤は、テンニンカからの抽出物及び/又はウメの果実部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。また、本発明の骨形成因子−2(BMP−2)産生促進剤は、マジョラムからの抽出物及び/又はマタタビからの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。さらに、本発明の線維芽細胞増殖因子−18(FGF−18)産生促進剤は、マジョラムからの抽出物及び/又はウメの果実部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。
また、本発明の育毛用頭髪化粧料は、テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を配合したことを特徴とする。
本発明によれば、優れた育毛作用を有しかつ安全性の高い育毛剤、優れた抗男性ホルモン作用を有しかつ安全性の高い抗男性ホルモン剤、優れたテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用を有しかつ安全性の高いテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、優れたBMP−2産生促進作用を有しかつ安全性の高いBMP−2産生促進剤、及び優れたFGF−18産生促進作用を有しかつ安全性の高いFGF−18産生促進剤を提供することができる。さらに、本発明によれば、育毛作用等に優れた育毛用頭髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態の育毛剤は、テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するものである。また、本実施形態の抗男性ホルモン剤及びテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤は、テンニンカ、マジョラム、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するものである。さらに、本実施形態の毛乳頭細胞増殖促進剤は、テンニンカからの抽出物(以下、「テンニンカ抽出物」ということがある。)及び/又はウメの果実部からの抽出物(以下、「ウメ果実部抽出物」)を有効成分として含有するものである。また、本実施形態の骨形成因子−2(BMP−2)産生促進剤は、マジョラムからの抽出物(以下、「マジョラム抽出物」ということがある。)及び/又はマタタビからの抽出物(以下、「マタタビ抽出物」ということがある。)を有効成分として含有するものである。さらに、本実施形態の線維芽細胞増殖因子−18(FGF−18)産生促進剤は、マジョラムからの抽出物及び/又はウメの果実部からの抽出物を有効成分として含有するものである。
また、本実施形態の育毛用頭髪化粧料は、テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を配合したものである。
ここで、本実施形態において「抽出物」には、上記植物を抽出原料として得られる抽出液、当該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、当該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
本実施形態において使用する抽出原料は、テンニンカ(学名:Rhodomyrtus tomentosa (Ait.) Hassk.)、マジョラム(学名:Origanum majorana)、マタタビ(学名:Actinidia polygama)又はウメ(学名:Prunus mume Siebold et Zuccarini)である。
テンニンカ(Rhodomyrtus tomentosa (Ait.) Hassk.)は、東南アジアの熱帯から亜熱帯域等の地域に分布しているフトモモ科に属する常緑低木であり、日本では沖縄等に自生しており、これらの地域から容易に入手することができる。テンニンカの果実は、生食される他、ジュースやジャムの原料にも使用されている。また中国では桃金娘と呼ばれ、果実は民間的に妊婦の貧血、止血剤として、また、葉や根も民間的に頭痛、腹痛等の治療等に使用されている。抽出原料として使用し得るテンニンカの構成部位としては、例えば、葉部、枝部、樹皮部、幹部、茎部、果実部、花部等の地上部、根部又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは果実部である。
マジョラム(Origanum majorana,別名:マヨラナ、オレガノ)は、シソ科ハナハッカ属に属する多年生草本であって、地中海沿岸、北アフリカ、西アジア等に分布しており、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るマジョラムの構成部位としては、例えば、葉部、茎部、花部、蕾部、根茎部、地上部又はこれらの混合物が挙げられるが、好ましくは葉部である。
マタタビ(Actinidia polygama)は、マタタビ科マタタビ属の半蔓性植物であって、朝鮮半島、中国、日本等に分布しており、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るマタタビの構成部位としては、例えば、花部、蕾部、果実部、果皮部、種子部、種皮部、茎部、葉部、枝部、枝葉部、幹部、樹皮部、根部、根茎部、根皮部又はこれらの混合物などが挙げられるが、好ましくは果実部である。
ウメ(Prunus mume Siebold et Zuccarini)はバラ科に属する落葉小高木であり、観賞用及び食用のために植木される。中国中部原産で、日本には古来渡来し、九州では野生化したところもある。抽出原料として使用するウメの構成部位は、果実部である。
テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物に含まれるテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用、FGF−18産生促進作用を有する物質の詳細は不明であるが、天然物の抽出に一般に用いられている抽出方法によって、これらの天然物から上記作用を有する抽出物を得ることができる。
例えば、抽出原料を乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、ヘキサン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、上記植物の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用することが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用することが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、緩衝化等が含まれる。したがって、本実施形態において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を抽出溶媒として使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合比が9:1〜1:9(容量比)であることが好ましく、7:3〜2:8(容量比)であることがさらに好ましい。また、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水と低級脂肪族ケトンとの混合比が9:1〜2:8(容量比)であることが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水と多価アルコールとの混合比が5:5〜1:9(容量比)であることが好ましい。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜15倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬し、常温又は還流加熱下で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液から溶媒を留去するとペースト状の濃縮物が得られ、この濃縮物をさらに乾燥すると乾燥物が得られる。
なお、上述のようにして得られた抽出液は、そのままでも育毛剤、抗男性ホルモン剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤の有効成分として使用することができるが、濃縮液又は乾燥物としたものの方が使用しやすい。
また、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物は特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、皮膚化粧料等に配合する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。
〔育毛剤,抗男性ホルモン剤,テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤,毛乳頭細胞増殖促進剤,BMP−2産生促進剤,FGF−18産生促進剤〕
以上のようにして得られるテンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物は、優れた育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有しているため、育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤の有効成分として用いることができる。本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤及びFGF−18産生促進剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品等の幅広い用途に使用することができる。
ここで、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物が有する育毛作用は、例えば、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用及びFGF−18産生促進作用からなる群より選択される1種又は2種以上の作用に基づいて発揮される。ただし、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物が有する育毛作用は、上記作用に基づいて発揮される育毛作用に限定されるものではない。
また、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物が有する抗男性ホルモン作用は、例えば、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用に基づいて発揮される。ただし、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物が有する抗男性ホルモン作用は、これらの作用に基づいて発揮される抗男性ホルモン作用に限定されるものではない。
なお、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物は、これらが有するテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用を利用して、男性ホルモンが関与する疾患、例えば、男性型脱毛症、多毛症、脂漏症、座瘡(ニキビなど)、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等の疾患の予防、治療又は改善剤の有効成分として使用してもよい。
また、マジョラム抽出物又はマタタビ抽出物は、これらが有するBMP−2産生促進作用を通じて、骨折、手術、歯周病等による骨や軟骨の欠損の治療・改善剤、骨粗鬆症の予防、治療又は改善剤の有効成分として使用してもよい。
さらに、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物は、これらが有するFGF−18産生促進作用を通じて、骨及び/又は軟骨の形成、成長又は修復剤の有効成分として使用してもよい。
なお、本実施形態においては、上記植物のうちの1種の植物からの抽出物を上記有効成分として使用してもよいし、上記植物のうちの2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として使用してもよい。上記植物のうちの2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いる場合、その配合比は、それらの作用の程度に応じて適宜決定すればよい。
本実施形態の育毛剤は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物のみからなるものでもよいし、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物を製剤化したものでもよい。
本実施形態の抗男性ホルモン剤又はテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物のみからなるものでもよいし、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物を製剤化したものでもよい。また、本実施形態の毛乳頭細胞増殖促進剤は、テンニンカ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物のみからなるものでもよいし、テンニンカ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物を製剤化したものでもよい。さらに、本実施形態のBMP−2産生促進剤は、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はこれらの混合物のみからなるものでもよいし、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はこれらの混合物を製剤化したものでもよい。また、本実施形態のFGF−18産生促進剤は、マジョラム抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物のみからなるものでもよいし、マジョラム抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物を製剤化したものでもよい。
本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤は、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容し得るキャリアーその他任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状等の任意の剤形に製剤化することができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味・矯臭剤等を用いることができる。本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤は、他の組成物(例えば、皮膚外用剤、美容用飲食品等)に配合して使用することができるほか、軟膏剤、外用液剤、貼付剤等として使用することができる。
本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤を製剤化した場合、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物の含有量は、特に限定されるものではなく、目的に応じて適宜設定することができる。
なお、本実施形態の育毛育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤は、必要に応じて、育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有する他の天然抽出物等を、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物とともに配合して有効成分として用いることができる。
本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤の患者に対する投与方法としては、経皮投与、経口投与等が挙げられるが、疾患の種類に応じて、その予防・治療等に好適な方法を適宜選択すればよい。
また、本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤の投与量も、疾患の種類、重症度、患者の個人差、投与方法、投与期間等によって適宜増減すればよい。
本実施形態の育毛剤は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物が有するテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用及びFGF−18産生促進作用からなる群より選択される1種又は2種以上の作用を通じて、脱毛症等を予防、治療又は改善することができ、特に男性型脱毛症の予防、治療又は改善に好適である。ただし、本発明の育毛剤は、これらの用途以外にもテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用及びFGF−18産生促進作用からなる群より選択される1種又は2種以上の作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本実施形態の抗男性ホルモン剤又はテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物が有するテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用を通じて、男性ホルモンが関与する疾患、例えば、男性型脱毛症、多毛症、脂漏症、座瘡(ニキビなど)、前立腺肥大症、前立腺腫瘍、男児性早熟等を予防、治療又は改善することができる。ただし、本発明の抗男性ホルモン剤は、これらの用途以外にもテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本実施形態の毛乳頭細胞増殖促進剤は、テンニンカ抽出物又はウメ果実部抽出物が有する毛乳頭細胞増殖促進作用を通じて、毛乳頭細胞を活性化し、毛包上皮系細胞の増殖・分化及び毛髪の形成を促進することができるとともに、毛周期において成長期から退行期及び休止期へと移行するのを防ぎ、成長期を延長させることができる。これにより、脱毛症を予防・改善することができる。本実施形態の毛乳頭細胞増殖促進剤が予防・改善可能な脱毛症としては、例えば、男性型脱毛症、円形脱毛症、トリコチロマニア等が挙げられる。ただし、本発明の毛乳頭細胞増殖促進剤は、これらの用途以外にも、毛乳頭細胞増殖促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本実施形態のBMP−2産生促進剤は、マジョラム抽出物又はマタタビ抽出物が有するBMP産生促進作用を通じて、骨・軟骨等の傷害・欠損におけるこれらの組織の形成・再生・修復等を誘導することにより、骨折、手術、歯周病等による骨や軟骨の欠損を治療・改善できるとともに、骨粗鬆症を予防、治療又は改善することができる。また、本実施形態のBMP−2産生促進剤は、毛包や毛乳頭におけるBMP−2の産生を促進することにより、毛髪の成長を促進し、これにより男性型脱毛症等の脱毛症等を予防、治療又は改善することができる。ただし、本実施形態のBMP−2産生促進剤は、これらの用途以外にもBMP−2産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本実施形態のFGF−18産生促進剤は、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物が有するFGF−18産生促進作用を通じて、骨や軟骨の形成や成長、肺の形成に好適に利用することができる。また、本実施形態のFGF−18産生促進剤は、FGF−18の産生を促進することにより、毛の成長を促進し、これにより脱毛症等を予防、治療又は改善することができる。ただし、本実施形態のFGF−18産生促進剤は、これらの用途以外にもFGF−18産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
また、本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤は、それぞれ優れた育毛育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有するため、例えば、毛髪用外用剤、皮膚外用剤又は飲食品に配合するのに好適である。この場合に、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物をそのまま配合してもよいし、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物から製剤化した育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤を配合してもよい。
ここで、毛髪用外用剤としては、その区分に制限はなく、後述する育毛用頭髪化粧料のほか、頭皮、頭髪又は毛髪に適用される医薬部外品、医薬品等を幅広く含むものである。
皮膚外用剤としては、その区分に制限はなく、経皮的に使用される皮膚化粧料、医薬部外品、医薬品等を幅広く含むものであり、具体的には、例えば、軟膏、クリーム、乳液、美容液、ローション、パック、ファンデーション、リップクリーム、入浴剤、石鹸、ボディシャンプー等が挙げられる。
飲食品としては、その区分に制限はなく、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品等を幅広く含むものである。
また、本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤は、優れた育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有するので、毛乳頭細胞の増殖機構や、男性ホルモン、BMP−2、FGF−18等に関連する研究、例えば育毛、発毛の作用機序に関連する研究のための試薬としても好適に利用することができる。
〔育毛用頭髪化粧料〕
テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物は、優れた育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を有しており、頭髪又は頭皮に適用した場合の使用感と安全性とに優れているため、育毛、発毛又は養毛の用途に用いられる頭髪化粧料(以下、「育毛用頭髪化粧料」という。)に配合するのに好適である。この場合、育毛用頭髪化粧料には、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物又はこれらの混合物がそのまま配合されていてもよいし、当該抽出物から製剤化した育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤が配合されていてもよい。テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物、育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤を育毛用頭髪化粧料に配合することによって、頭髪化粧料に育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を付与することができ、特に発毛、育毛又は養毛の用途に好適な育毛用頭髪化粧料とすることができる。
テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物、育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤を配合し得る育毛用頭髪化粧料の種類は、特に限定されるものではなく、例えば、ヘアートニック、ヘアーローション、ヘアークリーム、整髪剤、シャンプー、リンス、トリートメント等が挙げられる。
テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物、ウメ果実部抽出物、育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤又はFGF−18産生促進剤を育毛用頭髪化粧料に配合する場合、その配合量は、頭髪化粧料の種類に応じて適宜調整することができるが、好適な配合率は、標準的な抽出物に換算して約0.0001〜10質量%であり、特に好適な配合率は、標準的な抽出物に換算して約0.001〜1質量%である。
本発明の頭髪化粧料は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物、マタタビ抽出物又はウメ果実部抽出物が有する育毛作用、抗男性ホルモン作用、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、毛乳頭細胞増殖促進作用、BMP−2産生促進作用又はFGF−18産生促進作用を妨げない限り、通常の頭髪化粧料の製造に用いられる主剤、助剤又はその他の成分、例えば、収斂剤、殺菌・抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料等を併用することができる。このように併用することで、より一般性のある製品となり、また、併用された上記成分との間の相乗作用が通常期待される以上の優れた効果をもたらすことがある。
なお、本実施形態の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤、FGF−18産生促進剤及び育毛用頭髪化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物(例えば,マウス,ラット,ハムスター,イヌ,ネコ,ウシ,ブタ,サル等)に対して適用することもできる。
以下、試験例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の各例に何ら制限されるものではない。なお、本試験例においては、テンニンカ抽出物としてテンニンカ果実抽出液(丸善製薬社製,試料1)、マジョラム抽出物としてマジョラム抽出液(丸善製薬社製,試料2)、マタタビ抽出物としてマタタビ抽出液(丸善製薬社製,試料3)、ウメ果実部抽出物として和ism(登録商標)<ウメ>(丸善製薬社製,試料4)の凍結乾燥品を使用した。
〔試験例1〕テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用試験
テンニンカ抽出物(試料1)、マジョラム抽出物(試料2)及びウメ果実部抽出物(試料4)について、以下のようにしてテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用を試験した。
蓋付V底試験管にて、プロピレングリコールで調製した4.2mg/mLテストステロン(和光純薬工業社製)溶液20μLと、1mg/mLのNADPHを含有する5mmol/LのTris−HCl(pH7.13)緩衝液825μLとを混合した。
さらに、50%エタノールにて調製した被験試料(試料1、2及び4,試料濃度は下記表1を参照)溶液80μLと、S−9(ラット肝臓ホモジネート,オリエンタル酵母工業社製)75μLとを加えて混合し、37℃にて30分間インキュベートした。その後、塩化メチレン1mLを加えて反応を停止させた。これを遠心分離し(1600×g,10分間)、塩化メチレン層を分取して、分取した塩化メチレン層について、下記の条件にてガスクロマトグラフィー分析に供し、3α−アンドロスタンジオール、5α−ジヒドロテストステロン(5α−DHT)及びテストステロンの濃度(μg/mL)を定量した。なお、コントロールとして、被験試料溶液の代わりに試料溶媒を同量(80μL)用いて同様に処理し、ガスクロマトグラフィー分析に供した。
<ガスクロマトグラフィー条件>
使用装置:Shimadzu GC-7A(島津製作所社製)
カラム:DB−1701(内径:0.53mm,長さ:30m,膜厚:1.0μm,J&W Scientific社製)
カラム温度:240℃
注入口温度:300℃
検出器:FID
試料注入量:1μL
スプリット比:1:2
キャリアガス:窒素ガス
キャリアガス流速:3mL/min
3α−アンドロスタンジオール、5α−DHT及びテストステロンの濃度の定量は、下記の方法により行った。
3α−アンドロスタンジオール、5α−DHT及びテストステロンの標準品を塩化メチレンに溶解し、当該溶液をガスクロマトグラフィー分析に供し、これらの化合物の濃度(μg/mL)及びピーク面積から、ピーク面積と化合物の濃度との対応関係を予め求めておいた。そして、テストステロンとS−9との反応後の3α−アンドロスタンジオール、5α−DHT及びテストステロンのそれぞれのピーク面積あたりの濃度を、予め求めておいた対応関係を利用して、下記式(1)に基づいて求めた。
A=B×C/D・・・(1)
式中、Aは「3α−アンドロスタンジオール、5α−DHT又はテストステロンの濃度(μg/mL)」を表し、Bは「3α−アンドロスタンジオール、5α−DHT又はテストステロンのピーク面積」を表し、Cは「標準品の濃度(μg/mL)」を表し、Dは「標準品のピーク面積」を表す。
式(1)に基づいて算出された化合物濃度を用いて、下記式(2)に基づき、変換率(テストステロン5α−レダクターゼによりテストステロンが還元されて生成した3α−アンドロスタンジオール及び5α−DHTの濃度と、テストステロンの初期濃度との濃度比)を算出した。
変換率=(E+F)/(E+F+G)・・・(2)
式中、Eは「3α−アンドロスタンジオールの濃度(μg/mL)」を表し、Fは「5α−DHTの濃度(μg/mL)」を表し、Gは「テストステロンの濃度(μg/mL)」を表す。
式(2)に基づいて算出された変換率を用いて、下記式(3)に基づき、テストステロン5α−レダクターゼ阻害率(%)を算出した。
テストステロン5α−レダクターゼ阻害率(%)=(1−H/I)×100・・・(3)
式中、Hは「被検試料添加での変換率」を表し、Iは「試料無添加での変換率」を表す。
結果を表1に示す。
Figure 2014185131
表1に示すように、テンニンカ抽出物(試料1)、マジョラム抽出物(試料2)及びウメ果実部抽出物(試料4)は、優れたテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用を有することが確認された。また、テストステロン5α−レダクターゼ阻害作用の程度は、テンニンカ抽出物、マジョラム抽出物又はウメ果実部抽出物の濃度によって調節できることが確認された。
〔試験例2〕毛乳頭細胞増殖促進作用試験
テンニンカ抽出物(試料1)及びウメ果実部抽出物(試料4)について、以下のようにして毛乳頭細胞増殖促進作用を試験した。
正常ヒト頭髪毛乳頭細胞(HFDPC,男性頭頂部由来)を、1%FCS及び増殖添加剤を含有する毛乳頭細胞増殖培地(PCGM,東洋紡績社製)を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を、10%FBS含有DMEM培地を用いて1.0×10cells/mLの細胞密度になるように希釈した後、コラーゲンコートした96ウェルプレートに1ウェルあたり200μLずつ播種し、3日間培養した。
その後、培地を除去し、無血清DMEM培地に溶解させた被験試料(試料1及び4,試料濃度は表2を参照)含有培地200μLを各ウェルに添加し、さらに4日間培養した。培養終了後、MTTアッセイにより毛乳頭細胞増殖促進作用を測定した。すなわち、培地を除去し、0.4mg/mLのMTTを含む無血清DMEM培地に交換し、さらに2時間培養した後、細胞内に生成したブルーホルマザンを2−プロパノール100μLで抽出した。この抽出液について、ブルーホルマザンの吸収極大点がある570nmの吸光度を測定した。同時に濁度として波長650nmにおける吸光度を測定し、両者の差をもってブルーホルマザン生成量とした。なお、コントロールとして、被験試料含有培地に代えて無血清DMEM培地で培養した場合についても、同様の測定を行った。測定結果から、下記式に基づいて、毛乳頭細胞増殖促進率(%)を算出した。
毛乳頭細胞増殖促進率(%)=A/B×100
式中、Aは「被験試料添加でのブルーホルマザン生成量」を表し、Bは「試料無添加でのブルーホルマザン生成量」を表す。
結果を表2に示す。
Figure 2014185131
表2に示すように、テンニンカ抽出物(試料1)及びウメ果実部抽出物(試料4)は、優れた毛乳頭細胞増殖促進作用を有することが確認された。
〔試験例3〕BMP−2及びFGF−18mRNA発現促進作用試験
マジョラム抽出物(試料2)及びマタタビ抽出物(試料3)について、以下のようにしてBMP−2産生促進作用を試験した。また、マジョラム抽出物(試料2)及びウメ果実部抽出物(試料4)について、以下のようにしてFGF−18産生促進作用を試験した。なお、BMP−2及びFGF−18の産生促進作用の評価は、mRNAの発現を評価することによって行った。
正常ヒト頭髪毛乳頭細胞(HFDPC,男性頭頂部由来)を60mmシャーレに7.5×10cells/mLの細胞密度で播種し、コンフルエントになるまで培養した。その後、培地を除去し、新たな10%FBS含有DMEM培地5mLに交換してさらに2時間培養した。
その後、無血清DMEM培地に溶解させた被験試料(試料2〜4,試料濃度は表3及び4を参照)含有培地3mLを各シャーレに添加して6時間培養した。培養終了後、培地を除去し、ISOGEN II(ニッポンジーン社製,Cat.No.311-07361)にて総RNAを抽出し、それぞれのRNA量を分光光度計にて測定し、200ng/μLになるように総RNAを調製した。
この総RNAを鋳型とし、BMP−2及びFGF−18、並びに内部標準であるGAPDHのmRNAの発現量を測定した。検出はリアルタイムPCR装置Smart Cycler(Cepheid社製)を用いて、TaKaRa SYBR PrimeScript RT-PCR Kit(Perfect Real Time)(タカラバイオ社製,code No.RR063A)によるリアルタイム2 Step RT-PCR反応により行った。BMP−2及びFGF−18のそれぞれのmRNA発現量は、試料無添加、被験試料添加にてそれぞれ培養した細胞から調製した総RNA標品を基にして、GAPDHmRNAの値で補正値を求め、さらに試料無添加の補正値を100とした時の被験試料添加の補正値を算出した。得られた結果から、下記式により、BMP−2及びFGF−18のそれぞれのmRNA発現促進率(%)を算出した。
mRNA発現促進率(%)=(A/B)×100
式中、Aは「被験試料添加での補正値」を表し、Bは「試料無添加での補正値」を表す。
結果を表3及び4に示す。
Figure 2014185131
Figure 2014185131
表3に示すように、マジョラム抽出物(試料2)及びマタタビ抽出物(試料3)は、優れたBMP−2産生促進作用を示すことが確認された。また、表4に示すように、マジョラム抽出物(試料2)及びウメ果実部抽出物(試料4)は、優れたFGF−18産生促進作用を有することが確認された。
〔配合例1〕
下記組成の養毛ヘアートニックを常法により製造した。
テンニンカ抽出物 0.5g
マタタビ抽出物 1.0g
塩酸ピリドキシン 0.1g
レゾルシン 0.01g
D−パントテニルアルコール 0.1g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
L−メントール 0.05g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
ニンジンエキス 0.2g
エタノール 25.0g
香料 適量
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例2〕
下記組成の養毛ヘアートニックを常法により製造した。
ウメ果実部抽出物 0.4g
酢酸トコフェロール 適量
セファラチン 0.002g
イソプロピルメチルフェノール 0.1g
ヒアルロン酸ナトリウム 0.15g
グリセリン 15.0g
エタノール 15.0g
香料 適量
キレート剤(エデト酸ナトリウム) 適量
防腐剤(ヒノキチオール) 適量
可溶化剤(ポリオキシエチレンセチルエーテル) 適量
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例3〕
下記組成の育毛シャンプーを常法により製造した。
テンニンカ抽出物 0.5g
マジョラム抽出物 1.0g
ウメ果実部抽出物 0.2g
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0g
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 10.0g
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0g
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0g
プロピレングリコール 2.0g
香料 適量
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例4〕
下記組成の育毛シャンプーを常法により製造した。
マジョラム抽出物 0.4g
マタタビ抽出物 1.0g
ウメ果実部抽出物 1.0g
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム 30.0g
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 30.0g
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 20.0g
ヤシ油ジエタノールアミド 3.0g
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0g
香料 適量
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
本発明の育毛剤、抗男性ホルモン剤、テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤、毛乳頭細胞増殖促進剤、BMP−2産生促進剤、FGF−18産生促進剤及び育毛用頭髪化粧料は、脱毛症、特に男性型脱毛症の予防、治療又は改善に大きく貢献できる。

Claims (7)

  1. テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする育毛剤。
  2. テンニンカ、マジョラム、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗男性ホルモン剤。
  3. テンニンカ、マジョラム、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするテストステロン5α−レダクターゼ活性阻害剤。
  4. テンニンカからの抽出物及び/又はウメの果実部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする毛乳頭細胞増殖促進剤。
  5. マジョラムからの抽出物及び/又はマタタビからの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする骨形成因子−2(BMP−2)産生促進剤。
  6. マジョラムからの抽出物及び/又はウメの果実部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする線維芽細胞増殖因子−18(FGF−18)産生促進剤。
  7. テンニンカ、マジョラム、マタタビ、及びウメの果実部からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を配合したことを特徴とする育毛用頭髪化粧料。
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