JP2014184337A - カテーテル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前方に突出した先端(40、41、42)を有する、人間又は動物の中空器官に挿入するためのカテーテル(10、11、12)であって、前記カテーテルの先端(40、41、42)の後方には、膨張可能な管状中空体(60、70)によって被覆された領域が配置されているカテーテルにおいて、前記被覆領域には螺旋状ワイヤ(20、21、22)が配置されていることを特徴とするカテーテル。さらに、前記カテーテルの中空シャフト(32)には、特に白金、金、又はタングステンから成るX線不透過性リング(100)を配置し、前記X線不透過性リング(100)の前方及び/又は後方の領域には、前記中空シャフト(32)を囲繞し、前記中空シャフト(32)から突出するリブ状の複数の突起部(32.2〜32.6)を設けると有利である。
【選択図】図1
Description
また、管状中空体は、螺旋状ワイヤに直接担持され、螺旋状ワイヤに係止しているので、カテーテルを挿入する間に管状中空体の位置がずれる危険が著しく減少する。言い換えれば、この場合いは、リブ状の表面を形成する螺旋状ワイヤの螺旋が、当該螺旋状ワイヤと当該管状中空体との間に、カテーテルの長手方向に作用する大きな摩擦力を生じさせる。
すなわち、螺旋状ワイヤ又は係止された中空シャフトは起伏のある構造を有しているので、カテーテルが中空器官に挿入される間に、医療用インプラントが軸線方向において前方又は後方へ移動すること、又はカテーテルから脱落してしまうことがない。
加えて、本発明に係るカテーテルは、経済的な方法で製造することができる。
11 カテーテル
12 カテーテル
20 螺旋状ワイヤ
20.1 第1の領域
20.2 第2の領域
20.3 第3の領域
20.4 第4の領域
20.5 第5の領域
21 螺旋状ワイヤ
21.1 前端
21.2 後端
22 螺旋状ワイヤ
30 中空シャフト
30.1 外側表面
30.10 前端
31 中空シャフト
31.10 前端
32 中空シャフト
32.10 前端
32.2 リブ
32.3 リブ
32.4 リブ
32.5 リブ
32.6 リブ
40 カテーテルの先端
40.1 コイルバネ
40.2 支持ワイヤ
40.3 末端キャップ
41 カテーテルの先端
41.1 コイルバネ
41.2 支持ワイヤ
41.3 末端キャップ
42 カテーテルの先端
42.1 コイルバネ
42.2 支持ワイヤ
42.3 末端キャップ
60 バルーン
60.1 前端
60.2 後端
62 バルーン
62.1 前端
62.2 後端
70 ステント
70.1 前端
70.2 後端
70.3 被膜
71 ステント
71.1 前端
71.2 後端
71.3 内側表面
80 外側シャフト
80.1 前端
82 外側シャフト
82.1 前端
90 接合箇所
91.1 第1の接合箇所
91.2 第2の接合箇所
91.3 第3の接合箇所
92 接合箇所
100 X線不透過性リング
101 前縁
102 後縁
Claims (22)
- 前方に突出した先端(40、41、42)を有している、人間又は動物の中空器官に挿入するためのカテーテル(10、11、12)であって、前記カテーテルの前記先端(40、41、42)の後方には、膨張可能な管状中空体(60、70)によって被覆された領域が配置されている前記カテーテルにおいて、
前記被覆領域には、螺旋状ワイヤ(20、21、22)が配置されていることを特徴とするカテーテル。 - 前記螺旋状ワイヤ(20)の長手軸線が、前記カテーテル(10)の長手軸線と同軸に配置されており、
特に螺旋状ワイヤ(20)が、前記カテーテル(10)の長手軸線と平行な長手方向において、膨張可能な前記管状中空体(60、70)の前端(60.1、70.1)から、膨張可能な前記管状中空体(60、70)の後端(60.2、70.2)まで延在していることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル(10)。 - 前記螺旋状ワイヤ(20)が、前記カテーテル(10)の被覆領域に配置された中空シャフト(30)の中に配置されており、
前記中空シャフトが、好適には前記カテーテル(10)の最も内側に位置する中空シャフトであることを特徴とする請求項1又は2に記載のカテーテル(10)。 - 前記中空シャフト(30)が、前記螺旋状ワイヤに合致するように係止されており、
前記中空シャフト(30)の外側表面(30.1)が、前記螺旋状ワイヤ(20)の外側輪郭に合致するように成形されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。 - 前記螺旋状ワイヤが、0.2mm〜0.5mmの外径と、30μm〜100μmの線径とを有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前記螺旋状ワイヤ(21)の内側には、直線状の内側ワイヤ(41.2)が取り付けられており、
前記内側ワイヤは、一つ又は複数の接合領域(91.1、91.2、91.3)において前記螺旋状ワイヤ(21)にスポット接合されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。 - 前記螺旋状ワイヤ(22)及び直線状の前記内側ワイヤ(41.2)は、前記接合箇所(91.1、91.2、91.3)において、X線不透過性ろう材、特に銀ろうによってろう付けされており、
前記接合箇所(91.1、91.2、91.3)は、前記カテーテル(11)のX線不透過性領域を形成していることを特徴とする請求項6に記載のカテーテル(11)。 - 前記螺旋状ワイヤ(20)が、X線不透過性材料、特に白金、金、又はタングステンから構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前記螺旋状ワイヤ(20)の隣り合う複数の螺旋は、互いに接し合うように配置されており、それによって前記カテーテルにX線不透過性領域を形成していることを特徴とする請求項8に記載のカテーテル(10)。
- 隣り合う螺旋同士が、前記螺旋状ワイヤ(20)にX線透過性領域(20.2、20.4)を形成するために、非接触かつ間隔を有して配置されており、それによって、各螺旋間の距離が、好適には線径の少なくとも2倍、特に3倍に相当する間隔(L)になっていることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前記螺旋状ワイヤにおいて、複数のX線不透過性領域(20.1、20.3、20.5)と複数のX線透過性領域(20.2、20.4)とが、長手方向のマーキングのために、交互かつ特に一定の間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のカテーテル(10)。
- 少なくとも2つの膨張可能な管状中空体(60、70)が、同軸に重なり合って配置されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 加圧可能なバルーンが、膨張可能な管状中空体(60)として配置されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前記バルーン(60)は、少なくとも1つの医薬品を含有する被膜を有していることを特徴とする請求項13に記載のカテーテル(10)。
- 医療用インプラント、特にステントが、膨張可能な管状中空体(70)として配置されているとともに、好適には前記螺旋状ワイヤ(20)の外側輪郭に成形されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前記医療用インプラント(70)は、少なくとも1つの医薬品を含有する被膜(70.3)を有していることを特徴とする請求項15に記載のカテーテル。
- 前記カテーテルの先端(40)は、主に可撓性を有しているコイルバネ(40.1)として構成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のカテーテル(10)。
- 前方に突出している先端(42)と中空シャフト(32)とを有している、人間又は動物の中空器官に挿入するためのカテーテル、特に請求項4から17のいずれか一項に記載のカテーテルにおいて、
前記中空シャフト(32)には、特に白金、金、又はタングステンから成るX線不透過性リング(100)が配置されており、前記中空シャフト(32)は、前記X線不透過性リング(100)の前方及び/又は後方の領域において、前記中空シャフト(32)を囲繞するとともに、前記中空シャフト(32)から突出した複数のリブ状の突起部(32.2〜32.6)を有していることを特徴とするカテーテル(12)。 - 螺旋状ワイヤ(20、21、22)が、膨張可能な管状中空体(60、70)によって、特にステント及び/又は加圧可能なバルーンによって囲繞されることを特徴とする、カテーテル(10、11、12)、特に請求項1から18のいずれか一項に記載のカテーテルを製造するための方法。
- 前記螺旋状ワイヤ(20)が、前記膨張可能な管状中空体(60、70)の取り付け前に第1の領域(20.1)において圧縮され、前記第1の領域(20.1)に直に隣接する第2の領域(20.2)において伸ばされることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 前記螺旋状ワイヤ(20)が、前記膨張可能な管状中空体(60、70)の取り付け前に、前記カテーテル(10)の中空シャフト(30)内に挿入された後、前記中空シャフト(30)が、前記螺旋状ワイヤ(20)の外側輪郭に成形されることを特徴とする請求項19又は20に記載の方法。
- X線不透過性リング(100)が前記中空シャフト(32)に載置された後、リブ状の突起部(32.2〜32.6)を形成するために、前記中空シャフト(32)が、前記X線不透過性リング(100)前方の複数の領域及び/又は前記X線不透過性リング(100)後方の複数の領域で、前記中空シャフト(32)の長手方向において圧縮されることを特徴とするカテーテル(12)、特に請求項18に記載のカテーテルを製造するための方法。
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