JP4796699B2 - コイル状マーカー並びにカテーテル及びバルーンカテーテル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカテーテルチューブ(またはガイドワイヤー用チューブ)に装着される放射線線不透過のコイル状マーカの形態及び同マーカーの取付形態の形態の改良に関し、例えば脳カテーテル、マイクロカテーテル等のカテーテルやあるいは経皮的冠状動脈血管形成術(PTCA)等に使用するバルーンカテーテルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
生体内へのカテーテルの挿入長の確認やカテーテル先端部の位置確認のため、例えば図11に示すようにX線不透過の金属マーカー63がカテーテルチューブ64に装着されて使用されている。これらの金属マーカー63は、白金、タングステン、イリジウム等の金属材料より構成され、長さが0.5から3.0mmで薄肉で管状の形態に形成されているため、柔軟性に乏しく、例えば図12に示すようにガイドワイヤーGWに通しながら屈曲した血管に挿入した場合、ガイドワイヤーGWにつかえて血管の屈曲部を速やかに通過できないという課題が指摘されていた。
また前記金属マーカー63は、カテーテルチューブ64に固定する際に、例えば図13(カテーテルチューブ64の断面図)に示すように瞬間接着剤S等によって、接着したり、あるいは図14(カテーテルチューブ64Aの断面図)に示すようスウェ−ジングマシンにより、カテーテルチューブ64Aをスウェ−ジングして凹部65を形成し、凹部65に金属マーカー63を固定している。
しかしながら、接着剤等による固定では、金属マーカー63とカテーテルチューブ64の間に、段差ができ、カテーテルの血管通過性を損なうことがある。
またスウェージングによる固定では、金属マーカー63とカテーテルチューブ64Aの段差はなくなるが、カテーテルチューブ64Aの肉厚が凹部65で薄くなるので、カテーテルチューブ64Aの強度低下やスウェージング加工時のピンホール等の発生が懸念されていた。
【0003】
また特公平4−10830号にはバルーンカテーテルのガイドワイヤ用チューブの外周に、補強体兼マーカーとして、コイル状の密着巻き線状体を装着する旨が記載されている。ところがコイル状の密着巻き線状体は、ガイドワイヤ用チューブの外周に装着するのが困難であるため、現在市販されているバルーンカテーテルではガイドワイヤ用チューブの外周にプラスチックチューブとともに装着されている。しかしながらこれらの補強体兼マーカーは、補強体としての役割を重要視し、コイル全体を接着またはプラスチックチューブで覆っているため、コイル自体のバネ作用が相殺され、接着部分が硬く、変形しにくいので、図15のようにコイル状の密着巻き線状体73(図中、74はプラスチックチューブである)はガイドワイヤーGWにつかえて血管を通過しにくいという課題があった。
そこで本発明者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
]本発明は、カテーテルチューブ(4)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)を有し、
前記カテーテルチューブ(4)と、前記第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とは、それぞれ、管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
前記第1固定チューブ(12.1)は、第2端部から第1端部、すなわち前記カテーテルチューブ(4)の第1端部に向けて下るテーパー部(12.1T)を有し、
前記第2固定チューブ(12.2)は、第1端部から第2端部、すなわち、前記カテーテルチューブ(4)の第2端部に向けて下るテーパー部(12.2T)を有し、
前記第1のコイル状放射線不透過性マーカー(11A)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)のみによりなるコイル部(13A)を有し、当該コイル部(13A)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で疎に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で密に形成し、または
前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で密に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で疎に形成し、
前記第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11B、11C)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)と、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)とを有するコイル部(13B、13C)を有し、
当該コイル部(13B、13C)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記第2のコイル状放射線不透過性マーカー(11B)は、前記コイル部(13B)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)にピッチ巻き部(P)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側に密着巻き部(M)を形成し、
前記第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11C)は、前記コイル部(13C)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)に密着巻き部(M)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側にピッチ巻き部(P)を形成し、
前記第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)は、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)を有するコイル部(13D、13E)を有し、
当該コイル部(13D、13E)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記第4のコイル状放射線不透過性マーカー(11D)は、前記コイル部(13D)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に斜めに延びる接続部(20)により連結し、
前記第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11E)は、
前記コイル部(13E)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に略平行に延びる接続部(20A)により連結し、
前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれの側部方向の内径は、前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周に装着できる大きさを有し、
前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)を、前記カテーテルチューブ(4)の外周に装着し、
前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部の近傍に第1固定チューブ(12.1)を装着し、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部の近傍に第2固定チューブ(12.2)を装着し、
前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部と前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周面、及び前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部と前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成した、カテーテル(1)を提供する。
]本発明は、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)とを有し、
前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とは、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し
前記第1固定チューブ(12.1)は、第2端部から第1端部、すなわち前記カテーテルチューブ(4)の第1端部に向けて下るテーパー部(12.1T)を有し、
前記第2固定チューブ(12.2)は、第1端部から第2端部、すなわち、前記カテーテルチューブ(4)の第2端部に向けて下るテーパー部(12.2T)を有し、
前記第1のコイル状放射線不透過性マーカー(11A)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)のみによりなるコイル部(13A)を有し、当該コイル部(13A)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で疎に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で密に形成し、または
前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で密に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で疎に形成し、
前記第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11B、11C)は、
ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)と、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)とを有するコイル部(13B、13C)を有し、
当該コイル部(13B、13C)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記第2のコイル状放射線不透過性マーカー(11B)は、
前記コイル部(13B)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)にピッチ巻き部(P)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側に密着巻き部(M)を形成し、
前記第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11C)は、
前記コイル部(13C)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)に密着巻き部(M)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側にピッチ巻き部(P)を形成し、
前記第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)は、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)を有するコイル部(13D、13E)を有し、
当該コイル部(13D、13E)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
前記第4のコイル状放射線不透過性マーカー(11D)は、前記コイル部(13D)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に斜めに延びる接続部(20)により連結し、
前記第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11E)は、
前記コイル部(13E)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に略平行に延びる接続部(20A)により連結し、
前記第1〜第5のコイル状放状射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれの側部方向の内径は、前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周に装着できる大きさを有し、
前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)を、前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着し、
前記第1〜第5のコイル状の放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部の近傍に第1固定チューブ(12.1)を装着し、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部の近傍に第2固定チューブ(12.2)を装着し、
前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成した、バルーンカテーテル(1A、1B、1C)を提供する。
]本発明は、シャフト(2)とバルーン(5)とを有し、前記シャフト(2)と前記バルーン(5)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
前記長手方向の前方から後方に向けて、前記バルーン(5)、前記シャフト(2)の順に配置し、
前記シャフト(2)と前記バルーン(5)は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
前記シャフト(2)は、可とう性の前方部(2F)と、剛性の基端部(2B)とを有し、
前記前方部(2F)と前記基端部(2B)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
前記前方部(2F)と前記基端部(2B)とは、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
前記前方部(2F)の近位端に、前記基端部(2B)の遠位端を装着し、
前記前方部(2F)の遠位端に、前記バルーン(5)の近位端を装着し、
前記シャフト(2)の前方部(2F)の内腔に、ガイドワイヤー用チューブ(4A)を配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ(4A)は、内腔にガイドワイヤールーメン(6)を有し、
当該ガイドワイヤールーメン(6)は、先端開口部(9F)と、後端開口部(9B)とを有し、
前記先端開口部(9F)は、前記バルーン(5)の内腔を経て前記バルーン(5)の遠位端に配置され、
前記後端開口部(9B)は、前記前方部(2F)の内腔を経て当該前方部(2F)の側部に配置され、
前記前方部(2F)の内壁面と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A)の外壁面との間に形成される流体ルーメン(7)内に、補強体(3)を配置し、
当該補強体(3)は、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
前記ガイドワイヤー用チューブ(4A)に、前記[]に記載の前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)とを装着した、[2]に記載のバルーンカテーテル(1A、1B)を提供する。
]本発明は、シャフト(12A)とバルーン(15)とを有し、前記シャフト(12A)と前記バルーン(15)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
前記長手方向の前方から後方に向けて、前記バルーン(15)、前記シャフト(12A)の順に配置し、
前記シャフト(12A)と前記バルーン(15)は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
前記シャフト(12A)は、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
前記シャフト(12A)の内腔に、ガイドワイヤー用チューブ(14)を配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ(14)は、内腔にガイドワイヤールーメン(16)を有し、
当該ガイドワイヤールーメン(16)は、先端開口部(19F)と、後端開口部(19B)とを有し、
前記先端開口部(19F)は、前記バルーン(15)の内腔を経て前記バルーン(15)の遠位端に配置され、
前記後端開口部(19B)は、前記シャフト(12A)の内腔を経て、当該シャフト(12A)の近位端に配置され、
前記ガイドワイヤー用チューブ(14)に、前記[]に記載の前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)とを装着した、[2]に記載のバルーンカテーテル(1C)を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1から図5はコイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eをカテーテルチューブ後述する図7〜図10のガイドワイヤー用チューブ4A、14も同じ)に装着したところの概略図である。
図1のコイル状放射線不透過性マーカー11は、参考例の放射線不透過性金属からなるコイル状放射線不透過性マーカーであって、ピッチ巻き(各コイル間に所定のピッチ間隔PDを有する)のみにより形成したコイル部13よりなるものである。
図2から図5は、本発明に使用される第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11、11A、11B、11C、11D、11E)である。
カテーテルチューブ4、後述する図7〜図10のガイドワイヤー用チューブ4A、14、第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11、11A、11B、11C、11D、11E)は、それぞれ、管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有する。
前記第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)は、側部方向の内径を、前記カテーテルチューブ4の側部方向の外周に装着できる大きさを有する。
【0006】
図2の第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aは放射線不透過性金属からなり、ピッチ巻き(各コイル間に所定のピッチ間隔PDを有する)のみにより形成したコイル部13Aにより形成し、ピッチ間隔PDをコイル部13Aの中間部Cで疎に形成し、該中間部Cの両側Sで密に形成したものである。
図2の形態のようにピッチ間隔PDをコイル部13Aの中間部Cで疎に形成することにより、中間部Cでのバネ作用が弱くなり、コイル部13A自体の押し込み性が強くなる。(プッシャビリティが向上する。)カテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着する際には、中間部Cをチューブに熱溶着するかまたは中間部Cの間に接着剤を注入することにより固定することができる。なお両側Sは固定しない。
またコイル状放射線不透過性マーカー11Aは図2の形態の代わりに、ピッチをコイル部13Aの中間部Cで密に形成し、該中間部Cの両側Sを疎に形成しても良い。この場合、中間部Cに柔軟性を付与することができる。カテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着する際には、両端部Sをチューブに熱溶着するかまたは両端部Sの間に接着剤を注入することにより固定することができる。なお中間部Cは固定しない。
第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aについてさらに換言すると、第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aは、ピッチ間隔PDを有するピッチ巻き部Pのみによりなるコイル部13Aを有する。当該コイル部13Aは、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部S1と第2端部S2とを有する。
図2に示すように、ピッチ間隔PDを、第1端部S1と第2端部S2との間の中間部Cで疎に形成し、当該中間部Cの両側Sの第1端部S1側及び第2端部S2側で密に形成している。
または前記したようにピッチ間隔PDを、第1端部S1と第2端部S2との間の中間部Cで密に形成し、中間部Cの両側Sの第1端部S1側及び第2端部S2側で疎に形成してもよい。
第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aをカテーテルチューブ4の外周に装着する場合は、コイル部13Aの第1端部S1と第2端部S2とをカテーテルチューブ4に固定することなく、コイル部13Aの中間部Cをカテーテルチューブ4に熱溶着するかもしくは中間部Cのピッチ巻き部(P)の間に接着剤を注入することにより固定する。または中間部Cを、カテーテルチューブ4に固定することなく、第1端部S1と第2端部S2とをカテーテルチューブ4に熱溶着するかもしくは第1端部S1と第2端部S2との間に接着剤を注入することにより固定する。
【0007】
図3と図4の第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー11B、11Cは放射線不透過性金属からなり、ピッチ巻き部P(各コイル間に所定のピッチ間隔PDを有する)と密着巻き部M(各コイル間に隙間がなく隣接するコイルはそれぞれ密着している)によりコイル部13B、13Cを形成したものである。
図3の第2のコイル状放射線不透過性マーカー11Bは、ピッチ巻き部Pの両側に密着巻き部Mを形成したコイル部13Cより形成したものである。図3のように中間部にピッチ巻き部Pを配置し、その両側に密着巻き部Mを配置することにより、中間部にトルク性を付与することができる。カテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着する際には、ピッチ巻き部Pをチューブに熱溶着するかまたはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定することができる。なお密着巻き部Mは固定しない。
図4の第3のコイル状放射線不透過性マーカー11Cは、密着巻き部Mの両側にピッチ巻き部Pを形成したコイル部13Cより形成したものである。図4のように中間部に密着巻き部Mを配置することにより、中間部に柔軟性を付与することができる。カテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着する際には、ピッチ巻き部Pをチューブに熱溶着するかまたはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定することができる。なお密着巻き部Mは固定しない。
図3と図4の第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー11B、11Cについてさらに換言すると、第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11B、11C)は、ピッチ間隔PDを有するピッチ巻き部Pと、隙間なく隣接して密着している密着巻き部Mとを有するコイル部(13B、13C)を有する。
コイル部(13B、13C)は、長さ方向と、長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、長さ方向に第1端部S1と第2端部S)とを有する。
図3の第2のコイル状放射線不透過性マーカー11Bは、コイル部13Bは、第1端部S1と第2端部S2との間の中間部Cにピッチ巻き部Pを形成し、中間部Cの両側Sの第1端部S1側及び第2端部S2側に密着巻き部Mを形成している。
図4の第3のコイル状放射線不透過性マーカー11Cは、コイル部13Cは、第1端部S1と第2端部S2との間の中間部Cに密着巻き部Mを形成し、中間部Cの両側Sの第1端部S1側及び第2端部S2側にピッチ巻き部Pを形成している。
第2のコイル状放射線不透過性マーカー11Bを、カテーテルチューブ4の外周に装着する場合は、密着巻き部Mを固定することなく、ピッチ巻き部Pをカテーテルチューブ4に熱溶着するかもしくはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定する。
第3のコイル状放射線不透過性マーカー11Cを、カテーテルチューブ4の外周に装着する場合は、密着巻き部Mを固定することなく、ピッチ巻き部Pをカテーテルチューブ4に、熱溶着するかもしくはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定する。
図5の第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー11D、11Eは放射線不透過性金属からなり、線状の接続部20、20Aの両側に密着巻きまたはピッチ巻きにより形成したコイル部13D、13Eを装着したものである。なお図5では、コイル部13D、13Eはいずれも密着巻きで記載されているが、双方とも図1から図4に示したコイルのようにピッチ巻きまたは密着巻きとピッチ巻きの組み合わせに置き換えることができる。
【0008】
図5(A)は第4のコイル状放射線不透過性マーカー11Dの長さ方向に斜めに傾斜した接続部20の両側に密着巻きまたはピッチ巻きにより形成したコイル部13Dを装着したもので、図5(B)は第5のコイル状放射線不透過性マーカー11Eの長さ方向に略平行な接続部20Aの両側に密着巻きまたはピッチ巻きにより形成したコイル部13Eを装着したものである。前記接続部20、20Aは密着巻きまたはピッチ巻きのコイル部13D、13Eの中央部を伸ばすことにより形成する。接続部20、20Aはもはやバネの作用がないため、その両端のコイル部13D、13Eは向きを変えやすくなる。カテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着する際には、接続部20、20Aをチューブに熱溶着するかまたは二つのコイル部13D、13Eの間に接着剤を注入することにより固定することができる。なお両端のコイル部13D、13Eは固定しない。
図5(A)、(B)の第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー11B、11Cについてさらに換言すると、第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)は、隙間なく隣接して密着している密着巻き部Mを有するコイル部(13D、13E)を有し、コイル部(13D、13E)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部S1と第2端部S2とを有している。
図5(A)の第4のコイル状放射線不透過性マーカー(11D)は、コイル部(13D)は、第1端部S1側と第2端部S2側に、それぞれ密着巻き部Mを配置し、それぞれの密着巻き部Mの端部同士を、コイル部13Dの長さ方向に斜めに延びる接続部20により連結している。
図5(B)の第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11E)は、コイル部13Eは、第1端部S1側と第2端部S2側に、それぞれ密着巻き部Mを配置し、それぞれの密着巻き部Mの端部同士を、コイル部13Dの長さ方向に略平行に延びる接続部20Aにより連結している。
第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)を、カテーテルチューブ4の外周に装着する場合は、コイル部(13D、13E)は固定しないで、接続部(20、20A)をカテーテルチューブ4に熱溶着するかもしくはコイル部(13D、13E)の間に接着剤を注入することにより固定する。
【0009】
前記放射線不透過性金属とは白金−ニッケル合金または金、白金、タンタル、タングステン、イリジウム、レニウム、鉛またはこれらの材料の合金等の金属材料が使用される。
前記コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eは、全体の長さが0.5から3mmとなるように切断して製造することができる。コイルを構成する細径線の直径は0.01から0.06mm、好ましくは0.03から0.04mmに形成するのが良い。
また本発明の前記コイル状放射線不透過性マーカー11B、11C、11D、11Eを構成するコイルの密着巻きの数は2以上であればよく、4がもっとも好ましい。
また、ピッチ巻きコイルのピッチ間隔PDは、0.15mm以下、好ましくは0.12mm以下、より好ましくは0.08mm以下に形成するのが良い。
また前記コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eでは、各コイル間の隙間SPは、前記ピッチの半分以下、0.075mm以下、好ましくは0.06mm以下、より好ましくは0.04mm以下に形成するのが良い。
また前記コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eを構成するコイルをカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に熱溶着する際には、コイル断面の少なくとも半分が、同チューブの壁面に埋設されれば良い。
【0010】
以上のように形成したコイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eは例えば次のようにカテーテル1を構成するカテーテルチューブ4の外周に装着される。
図1から図5のようにカテーテル1のカテーテルチューブ4の外周にコイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eを装着するとともに、該コイル状マーカー11、11A、11Bの両側に外周がテーパーに形成された一対の第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2とを装着し、前記コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eと前記第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2との間並びに前記第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2と前記ガイドワイヤー用チューブ4の間に、段差が生じないように形成する。
本発明で、「固定チューブ(第1の固定チューブ12.1、第2の固定チューブ12.2)」とは、管状で、その外周は、コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11E側の端部からこれと反対側のカテーテルチューブ4の外周方向へ向けて、なだらかなテーパーに形成されている。このためコイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eとこれの両側に配置された第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2との間並びに固定チューブ12とカテーテルチューブ4の間には、段差がなく、血管への通過性を損なうことがない。
カテーテル1についてさらに換言すると、カテーテル1は、カテーテルチューブ4と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)を有する。
カテーテルチューブ4と、第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とは、それぞれ、管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有する。
第1固定チューブ12.1及び第2固定チューブ12.2は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有する。
第1固定チューブ12.1は、第2端部から第1端部、すなわちカテーテルチューブ4の第1端部に向けて下るテーパー部12.1Tを有し、第2固定チューブ12.2は、第1端部から第2端部、すなわち、カテーテルチューブ4の第2端部に向けて下るテーパー部12.2Tを有する。
コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11)、第1固定チューブ12.1及び第2固定チューブ12.2は、それぞれの側部方向の内径は、カテーテルチューブ4の側部方向の外周に装着できる大きさを有する。
カテーテルチューブ4に、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、第1固定チューブ12.1及び第2固定チューブ12.2を、カテーテルチューブ4の外周に装着している。
第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第1端部の近傍に第1固定チューブ12.1を装着し、及び第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第2端部の近傍に第2固定チューブ12.2を装着している。
第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第1端部とカテーテルチューブ4の側部方向の外周面、及びコイル状放射線不透過性マーカー11の第2端部とカテーテルチューブ4の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成している。
【0011】
本発明のカテーテル1は、例えば図6(図3のコイル状放射線不透過性マーカー11Cの使用例)に示すように、コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11E自体が柔軟に屈曲することで、ガイドワイヤーGWに通しながら血管の屈曲部にカテーテルチューブ4を挿入しても、コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eが容易に変形するので、血管の屈曲部に止まることなく、速やかに通過することができる。
以上説明したカテーテル1のコイル状マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eを装着したカテーテルチューブ4は、以下に説明するバルーンカテーテル1A、1B、1Cのガイドワイヤー用チューブ4Aに、置き換えて使用することができる。すなわちガイドワイヤー用チューブ4Aの外周に前記コイル状マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eと前記第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2を装着する。前記コイル状放射線不透過性マーカー11、11A、11B、11C、11D、11Eと第1の固定チューブ12.1と第2の固定チューブ12.2のカテーテルチューブ4、ガイドワイヤー用チューブ4Aへの装着位置は、カテーテルチューブ4、ガイドワイヤー用チューブ4Aの外周であれば、同チューブ4、4Aの中間、先端、後端のいずれの位置でも良い。後述するバルーンカテーテル1A、1B、1Cのガイドワイヤー用チューブ4A、14へ装着する場合は、バルーン5(15)内もしくはその先端または前方部2F(シャフト12Aの前方部)内のいずれの位置でも良い。
【0012】
図7はいわゆるラピッドエクスチェンジタイプといわれる本発明のバルーンカテーテル1Aの一例を示す概略図(断面図、なお、コネクタ8付近の断面図は前方部2F付近の断面図より縮小化して記載されている)である。
本発明のバルーンカテーテル1Aはシャフト2の先端にバルーン5を装着し、シャフト2は少なくとも可とう性の前方部2F(合成樹脂管ともいう)と少なくとも剛性の基端部2B(シャフトパイプまたは金属管ともいう)より構成されている。
さらに前記剛性の基端部2Bの先端に細径部2Sが形成されている。細径部2Sは、さらに詳述すると、例えば図7に示すように、前記剛性の基端部2Bの先端にスリット2SLを形成しかつテーパー状の第一の細径部2S1(基端部2Bより細径に形成されている)を介して第二の細径部2S2(第一の細径部2S1より細径に形成されている)を一体成形ないし接続することにより形成される。前記剛性の基端部2Bは、例えば金属製シャフトパイプを延伸し(シャフトパイプの先端内径を補強体3の基端部3Bの外径と実質的に同一となるまで延伸する)、さらにシャフトパイプの径を細くし、さらに造影剤が注入できる程度のスリット2SLを形成することにより製造する。
【0013】
またシャフト2内に先端と後端にそれぞれ開口部9F、9Bを形成しかつガイドワイヤールーメン6を有するガイドワイヤー用チューブ4Aを前記前方部2Fの側面からバルーン5内を経てバルーン5の先端に至るまで配置している。さらに前記前方部2F内及びガイドワイヤー用チューブ4A外周の間に形成される流体ルーメン7内に補強体3の前方部3Fを配置する(シャフト2への開口部9Bの形成位置により前方部3Fと中間部3Mも配置されることがある)とともに前記補強体3の基端部3Bを前記基端部2Bの細径部に直接接着することなく固定している。さらに詳述すれば前記剛性の基端部2Bの先端にスリット2SLを形成した第一の細径部2S1に連続して形成される第二の細径部2S2に、前記補強体3の基端部3Bを直接接着することなく固定している。
【0014】
本発明の図7に記載のバルーンカテーテル1Aで前記「固定」とは前記補強体3の基端部3Bを前記細径部(第二の細径部2S2)に直接溶接等により接着しないで、単に圧入等により挿着またはこれらと実質的に同等の固定手段を意味する。本発明で、細径部2Sとは、前記図7に示した第一の細径部2S1(基端部2Bより細径に形成されている)と第二の細径部2S2(第一の細径部2S1より細径に形成されている)の形態に限定されず、要するに前記補強体3の基端部3Bを直接溶接等により接着しないで、単に圧入等により挿着またはこれらと実質的に同等の固定手段により固定できる形態であれば何でも良い。
また本発明で補強体3の前方部3Fは前記ガイドワイヤー用チューブ4Aの側部(外壁面)及び前方部2Fの側部(内壁面)の間に固定される。本発明の図5に記載のバルーンカテーテル1Aで、前記「固定」とは、図7のように補強体3の前方部3Fの側部をガイドワイヤー用チューブ4Aの側部(外壁面)及び/又は前方部2Fの側部(内壁面)に直接又はこれらの間に、溶着または接着剤等により固定すること、もしくはこれらの間に圧入して固定すること(挟持すること)を意味する。
【0015】
本発明に使用される補強体3としては、例えば図7に示すように基端部3Bから先端部3F方向へ向けて先細りテーパー状に形成されたコアワイヤーが使用されるが、これらのコアワイヤーと実質的に同様の機能を果たすものであれば、何でも使用することができる。
【0016】
本発明で前記可とう性の前方部2Fの構成材料は、柔軟性を有する合成樹脂が好ましく、例えばポリウレタン、ポリアミド、ポリアミド系エラストマー、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル、ポリエステル系エラストマー、ポリイミド等の熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等の合成樹脂を使用することができる。
本発明で前記剛性の基端部2Bの構成材料は、例えばステンレス、Ni−Ti、Cu−Mn−Al系合金等の金属を使用することができる。前記可とう性の前方部2Fと剛性の基端部2Bは、例えば接着剤、熱溶着等の手段により接続することができる。
また剛性の基端部2Bの後方部はコネクタ8前方の管状体8a内に配置され、管状体8aの内周と剛性の基端部2Bの外周の間に接着剤10を充填することにより固定されている。あるいは剛性の基端部2Bの後方部とコネクタ8はインサート成形により固定することができる。コネクタ8後方の管状体8bの後端にはバルーンの拡張用流体を導入するための開口部8Bが形成されている。
【0017】
本発明の図7に記載のバルーンカテーテル1Aは前記補強体3の基端部3Bをシャフト2の前記基端部2Bをシャフト2の前記基端部2Bの細径部2Sに直接接着することなく固定するので、剛性の基端部2Bに溶接不可能な補強体3でも容易に固定することができる。
また造影剤をシャフト2の基端部2Bのスリット2SLから流入させることができるので、バルーン5を膨張させたり、萎ませるまでの時間を容易に調整することができる。
補強体3を後からシャフト2の基端部2B(シャフトパイプ)に接続できるため、前記補強体3の前方部3Fを、シャフト2の前方部2F(合成樹脂管)のガイドワイヤー用チューブの開口部9Bの前後付近の間に固定することができる。
シャフト2の基端部2B(シャフトパイプ)からのプッシャビリティとトラッカビリティが、単に基端部2B(シャフトパイプ)から前方部2F(合成樹脂管)に伝達されるだけでなく、補強体3からも前方部2F(合成樹脂管)に伝達されるので、バルーン5の挿入を容易に行うことができる。
【0018】
また本発明のラピッドエクスチェンジタイプのバルーンカテーテルは図7に記載した形態のバルーンカテーテル1Aの他に、図8(特願2000−216873号の図2に記載)に記載した形態のバルーンカテーテル1Bも含む。すなわち、バルーンカテーテル1Bは前方部2Fの基端部から途中に至るまで基端部2Bが延設され、前記前方部2F内に補強体3が配置されている。補強体3の基端部は基端部2Bの前方内壁面内に熱溶着または接着剤等により接続されている。また補強体3の基端部を前記基端部2Bの前方内壁面内に直接接着することなく、該補強体3の前方部と略中腹部の側部を前記ガイドワイヤー用チューブ4Aの側部(外壁面)及び前方部2Fの側部(内壁面)に熱溶着または接着剤等により接着しても良い。補強体3は基端部から先端部方向へ向けて先細りテーパー状に形成されたコアワイヤーが使用されるが、これらのコアワイヤーと実質的に同様の機能を果たすものであれば、何でも使用することができる。
本発明で「ガイドワイヤー用チューブ4A」とは、ガイドワイヤーGWを通すチューブを全て含み、本発明で前記「ガイドワイヤー用チューブ4A」を有する「バルーンカテーテル」とは、図7、図8に示したいわゆるラピッドエクスチェンジタイプといわれるバルーンカテーテル1A、1Bの他に、図9(図10は図9のB付近の断面図)に記載のいわゆるオーバーザワイヤータイプといわれるバルーンカテーテル1C(特願2000−216873号の図3ないし図4に記載)も含む。
すなわちバルーンカテーテル1Cは、ガイドワイヤー用チューブ14をバルーン15の先端からバルーン15内、可とう性のシャフト12A内を経てコネクタ18後端の開口部18Bに至るまで配置し、ガイドワイヤーを開口部19Fから挿入しシャフト12内を経て開口部19Bから排出するように形成されている。シャフト12内にはコネクタ18側部の開口部18Sとバルーン15内に連通する流体ルーメン17が形成されている。
図7〜図10のバルーンカテーテル(1A、1B、1C)について、包括的に説明する。
バルーンカテーテル(1A、1B、1C)は、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とを有する。
ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有する。
第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の側部方向の内径は、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周に装着できる大きさを有する。
第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着する場合は、コイル部13Aの前記第1端部S1と第2端部S2とをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に固定することなく、コイル部13Aの中間部Cをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に熱溶着するかもしくは中間部Cの間に接着剤を注入することにより固定する。または、中間部Cを、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に固定することなく、第1端部S1と第2端部S2とをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に熱溶着するかもしくは第1端部S1と第2端部S2との間に接着剤を注入することにより固定する。
第2のコイル状放射線不透過性マーカー11Bをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着する場合は、密着巻き部Mを固定することなく、ピッチ巻き部Pをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に熱溶着するかもしくはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定する。
第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11C)をガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着する場合は、密着巻き部Mを固定することなく、ピッチ巻き部Pをガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に、熱溶着するかもしくはピッチ巻き部Pの間に接着剤を注入することにより固定する。
第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)をガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着する場合は、コイル部(13D、13E)は固定しないで、接続部(20、20A)をガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に熱溶着するかもしくはコイル部(13D、13E)の間に接着剤を注入することにより固定する。
また、バルーンカテーテル(1A、1B、1C)は、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ12.1及び第2固定チューブ12.2とを有する。
ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有する。
第1固定チューブ(12.1)は、第2端部から第1端部、すなわち前記カテーテルチューブ(4)の第1端部に向けて下るテーパー部(12.1T)を有し、第2固定チューブ(12.2)は、第1端部から第2端部、すなわち、前記カテーテルチューブ(4)の第2端部に向けて下るテーパー部(12.2T)を有する。
第1〜第5のコイル状放状射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)は、それぞれの側部方向の内径は、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周に装着できる大きさを有する。
第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)を、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着している。
第1〜第5のコイル状の放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第1端部の近傍に第1固定チューブ(12.1)を装着し、及び第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第2端部の近傍に第2固定チューブ(12.2)を装着している。
第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第1端部とガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面、及び第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の第2端部とガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成している。
図7〜図8のバルーンカテーテル(1A、1B)について説明する。
図7〜図8のバルーンカテーテル(1A、1B)は、シャフト2とバルーン5とを有し、記シャフト2とバルーン5は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有する。
長手方向の前方から後方に向けて、バルーン5、シャフト2の順に配置し、シャフト2とバルーン5は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有する。
シャフト2は、可とう性の前方部2Fと、剛性の基端部2Bとを有し、前方部2Fと基端部2Bは、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前方部2Fと前記基端部2Bとは、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有する。
前方部2Fの近位端に、基端部2Bの遠位端を装着し、前方部2Fの遠位端に、バルーン5の近位端を装着している。
シャフト2の前方部2Fの内腔に、ガイドワイヤー用チューブ4Aを配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ4Aは、内腔にガイドワイヤールーメン6を有し、当該ガイドワイヤールーメン6は、先端開口部9Fと、後端開口部9Bとを有し、先端開口部9Fは、バルーン5の内腔を経てバルーン5の遠位端に配置され、後端開口部9Bは、前方部2Fの内腔を経て当該前方部2Fの側部に配置されている。
前方部2Fの内壁面と前記ガイドワイヤー用チューブ4Aの外壁面との間に形成される流体ルーメン7内に、補強体(3)を配置している。
補強体3は、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ長手方向の後方側に近位端を有する。
ガイドワイヤー用チューブ4Aに、前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)を固定することができる。
または図7〜図8のバルーンカテーテル(1A、1B)は、ガイドワイヤー用チューブ(4A)に、前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)とを装着することができる。
図9(図10)のバルーンカテーテル1Cについて説明する。
図9(図10)のバルーンカテーテル1Cは、シャフト12Aとバルーン15とを有し、シャフト12Aとバルーン15は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有する。
長手方向の前方から後方に向けて、バルーン15、シャフト12Aの順に配置し、シャフト12Aとバルーン15は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有する。
シャフト12Aは、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ長手方向の後方側に近位端を有する。
シャフト12Aの内腔に、ガイドワイヤー用チューブ14を配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ14は、内腔にガイドワイヤールーメン16を有し、当該ガイドワイヤールーメン16は、先端開口部19Fと、後端開口部19Bとを有する。
先端開口部19Fは、バルーン15の内腔を経て前記バルーン15の遠位端に配置され、後端開口部19Bは、シャフト12Aの内腔を経て、当該シャフト12Aの近位端に配置される。
ガイドワイヤー用チューブ14に、バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)を固定することができる。
または図9(図10)のバルーンカテーテル1Cは、ガイドワイヤー用チューブ14に、バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)とを装着することができる。
【0019】
【発明の作用効果】
〈1〉第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)は、コイル自体の自由度が向上し、全体が柔軟であるため、これらのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)を、カテーテルチューブ(4)、ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)に装着したカテーテル(1)、バルーンカテーテル(1A、1B、1C)は、血管の屈曲部への通過が容易である。
〉カテーテル1及びバルーンカテーテル1A、1B、1Cは、カテーテルチューブ4、ガイドワイヤー用チューブ4A、14の肉厚を薄くすることなくかつ、第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)を、段差を生じることがなく装着することができるため、カテーテルチューブ4、ガイドワイヤー用チューブ4A、14の強度を低下させることがない。血管通過性もスエージング加工のものと同じ効果を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例のコイル状放射線不透過性マーカー11をカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着したところの概略図
【図2】本発明に使用する第1のコイル状放射線不透過性マーカー11Aをカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着したところの概略図
【図3】本発明に使用する第2のコイル状放射線不透過性マーカー11Bをカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着したところの概略図
【図4】本発明に使用する第3のコイル状マーカー11Cをカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着したところの概略図
【図5】本発明に使用する第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー11C、11Dをカテーテルチューブ(ガイドワイヤー用チューブ)に装着したところの概略図
【図6】図3のコイル状放射線不透過性マーカー11Cの使用例を示す概略図
【図7】本発明のバルーンカテーテルの一例を示す概略図(断面図)
【図8】本発明のバルーンカテーテルの一例を示す概略図(断面図)
【図9】本発明のバルーンカテーテルの一例を示す概略図
【図10】図9のB付近の断面図
【図11】従来のガイドワイヤー用チューブの拡大図
【図12】図9の使用状態図
【図13】従来のカテーテルチューブの断面図
【図14】従来のカテーテルチューブの断面図
【図15】従来のコイル状の密着巻き線状体使用例を示す概略図
【符号の説明】
1 カテーテル
1A バルーンカテーテル
1B バルーンカテーテル
1C バルーンカテーテル
2、12A シャフト
2F 前方部
2B 基端部
2S 細径部
2S1 第一の細径部
2S2 第二の細径部
2SL スリット
3 補強体
3F 前方部
3M 中間部
3B 基端部
4 カテーテルチューブ
4A、14 ガイドワイヤー用チューブ
5、15 バルーン
6、16 ガイドワイヤールーメン
7、17 流体ルーメン
8、18 コネクタ
8B、18B、18S、19B 開口部(コネクタ)
8a、8b 管状体
9F、9B、19F 開口部(ガイドワイヤー用チューブ)
10 接着剤
11、11A、11B、11C、11D、11E コイル状放射線不透過性マーカー
12.1 第1の固定チューブ
12.2 第2の固定チューブ
12.1T テーパー部(第2端部側から第1端部側に向けて下る)
12.2T テーパー部(第1端部側から第2端部側に向けて下る)
13、13A、13B、13C、13D コイル部
20、20A 接続部
C 中間部
S 端部
P ピッチ巻き部
M 密着巻き部
PD ピッチ間隔
SP 隙間

Claims (4)

  1. カテーテルチューブ(4)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)を有し、
    前記カテーテルチューブ(4)と、前記第1から第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とは、それぞれ、管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
    前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
    前記第1固定チューブ(12.1)は、第2端部から第1端部、すなわち前記カテーテルチューブ(4)の第1端部に向けて下るテーパー部(12.1T)を有し、
    前記第2固定チューブ(12.2)は、第1端部から第2端部、すなわち、前記カテーテルチューブ(4)の第2端部に向けて下るテーパー部(12.2T)を有し、
    前記第1のコイル状放射線不透過性マーカー(11A)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)のみによりなるコイル部(13A)を有し、当該コイル部(13A)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で疎に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で密に形成し、または
    前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で密に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で疎に形成し、
    前記第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11B、11C)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)と、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)とを有するコイル部(13B、13C)を有し、
    当該コイル部(13B、13C)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記第2のコイル状放射線不透過性マーカー(11B)は、前記コイル部(13B)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)にピッチ巻き部(P)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側に密着巻き部(M)を形成し、
    前記第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11C)は、前記コイル部(13C)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)に密着巻き部(M)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側にピッチ巻き部(P)を形成し、
    前記第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)は、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)を有するコイル部(13D、13E)を有し、
    当該コイル部(13D、13E)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記第4のコイル状放射線不透過性マーカー(11D)は、前記コイル部(13D)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に斜めに延びる接続部(20)により連結し、
    前記第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11E)は、
    前記コイル部(13E)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に略平行に延びる接続部(20A)により連結し、
    前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれの側部方向の内径は、前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周に装着できる大きさを有し、
    前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)を、前記カテーテルチューブ(4)の外周に装着し、
    前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部の近傍に第1固定チューブ(12.1)を装着し、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部の近傍に第2固定チューブ(12.2)を装着し、
    前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部と前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周面、及び前記コイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部と前記カテーテルチューブ(4)の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成した、ことを特徴とするカテーテル(1)。
  2. ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)と、第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、第1固定チューブ(12.1)及び第2固定チューブ(12.2)とを有し、
    前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)とは、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し、
    前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれ管状で、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部と第2端部とを有し
    前記第1固定チューブ(12.1)は、第2端部から第1端部、すなわち前記カテーテルチューブ(4)の第1端部に向けて下るテーパー部(12.1T)を有し、
    前記第2固定チューブ(12.2)は、第1端部から第2端部、すなわち、前記カテーテルチューブ(4)の第2端部に向けて下るテーパー部(12.2T)を有し、
    前記第1のコイル状放射線不透過性マーカー(11A)は、ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)のみによりなるコイル部(13A)を有し、当該コイル部(13A)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で疎に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で密に形成し、または
    前記ピッチ間隔(PD)を、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)で密に形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側で疎に形成し、
    前記第2・第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11B、11C)は、
    ピッチ間隔(PD)を有するピッチ巻き部(P)と、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)とを有するコイル部(13B、13C)を有し、
    当該コイル部(13B、13C)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記第2のコイル状放射線不透過性マーカー(11B)は、
    前記コイル部(13B)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)にピッチ巻き部(P)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側に密着巻き部(M)を形成し、
    前記第3のコイル状放射線不透過性マーカー(11C)は、
    前記コイル部(13C)は、前記第1端部(S1)と前記第2端部(S2)との間の中間部(C)に密着巻き部(M)を形成し、当該中間部(C)の両側(S)の前記第1端部(S1)側及び前記第2端部(S2)側にピッチ巻き部(P)を形成し、
    前記第4・第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11D、11E)は、隙間なく隣接して密着している密着巻き部(M)を有するコイル部(13D、13E)を有し、
    当該コイル部(13D、13E)は、長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向と、前記長さ方向に第1端部(S1)と第2端部(S2)とを有し、
    前記第4のコイル状放射線不透過性マーカー(11D)は、前記コイル部(13D)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に斜めに延びる接続部(20)により連結し、
    前記第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11E)は、
    前記コイル部(13E)は、第1端部(S1)側と第2端部(S2)側に、それぞれ密着巻き部(M)を配置し、それぞれの密着巻き部(M)の端部同士を、当該コイル部(13D)の長さ方向に略平行に延びる接続部(20A)により連結し、
    前記第1〜第5のコイル状放状射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)は、それぞれの側部方向の内径は、前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周に装着できる大きさを有し、
    前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)を、前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の外周に装着し、
    前記第1〜第5のコイル状の放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部の近傍に第1固定チューブ(12.1)を装着し、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部の近傍に第2固定チューブ(12.2)を装着し、
    前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第1端部と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面、及び前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の前記第2端部と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A、14)の側部方向の外周面との間に、段差が生じないように形成した、ことを特徴とするバルーンカテーテル(1A、1B、1C)。
  3. シャフト(2)とバルーン(5)とを有し、前記シャフト(2)と前記バルーン(5)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
    前記長手方向の前方から後方に向けて、前記バルーン(5)、前記シャフト(2)の順に配置し、
    前記シャフト(2)と前記バルーン(5)は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
    前記シャフト(2)は、可とう性の前方部(2F)と、剛性の基端部(2B)とを有し、
    前記前方部(2F)と前記基端部(2B)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
    前記前方部(2F)と前記基端部(2B)とは、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
    前記前方部(2F)の近位端に、前記基端部(2B)の遠位端を装着し、
    前記前方部(2F)の遠位端に、前記バルーン(5)の近位端を装着し、
    前記シャフト(2)の前方部(2F)の内腔に、ガイドワイヤー用チューブ(4A)を配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ(4A)は、内腔にガイドワイヤールーメン(6)を有し、
    当該ガイドワイヤールーメン(6)は、先端開口部(9F)と、後端開口部(9B)とを有し、
    前記先端開口部(9F)は、前記バルーン(5)の内腔を経て前記バルーン(5)の遠位端に配置され、
    前記後端開口部(9B)は、前記前方部(2F)の内腔を経て当該前方部(2F)の側部に配置され、
    前記前方部(2F)の内壁面と前記ガイドワイヤー用チューブ(4A)の外壁面との間に形成される流体ルーメン(7)内に、補強体(3)を配置し、
    当該補強体(3)は、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
    前記ガイドワイヤー用チューブ(4A)に、前記請求項に記載の前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)とを装着した、
    ことを特徴とする請求項2に記載のバルーンカテーテル(1A、1B)。
  4. シャフト(12A)とバルーン(15)とを有し、前記シャフト(12A)と前記バルーン(15)は、それぞれ長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
    前記長手方向の前方から後方に向けて、前記バルーン(15)、前記シャフト(12A)の順に配置し、
    前記シャフト(12A)と前記バルーン(15)は、それぞれ前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
    前記シャフト(12A)は、長手方向と、当該長手方向と略垂直に交わる側部方向とを有し、
    前記長手方向の前方側に遠位端を有し、かつ前記長手方向の後方側に近位端を有し、
    前記シャフト(12A)の内腔に、ガイドワイヤー用チューブ(14)を配置し、当該ガイドワイヤー用チューブ(14)は、内腔にガイドワイヤールーメン(16)を有し、
    当該ガイドワイヤールーメン(16)は、先端開口部(19F)と、後端開口部(19B)とを有し、
    前記先端開口部(19F)は、前記バルーン(15)の内腔を経て前記バルーン(15)の遠位端に配置され、
    前記後端開口部(19B)は、前記シャフト(12A)の内腔を経て、当該シャフト(12A)の近位端に配置され、
    前記ガイドワイヤー用チューブ(14)に、前記請求項に記載の前記バルーンカテーテル(1A、1B、1C)と同様に、前記第1〜第5のコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)の中から選ばれるいずれか一つのコイル状放射線不透過性マーカー(11A、11B、11C、11D、11E)と、前記第1固定チューブ(12.1)及び前記第2固定チューブ(12.2)とを装着した、ことを特徴とする請求項2に記載のバルーンカテーテル(1C)。
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