JP4680372B2 - ガイドワイヤー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば経皮的冠状動脈血管形成術(PTCA)等に使用するバルーンカテーテルを、血管内に導入する際に使用されるガイドワイヤーの改良に関するものであり、特に先端部まで、トルクの伝達をロスすることがないガイドワイヤーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図5は従来のガイドワイヤー11の一例を示す概略図である。ガイドワイヤー11はコアワイヤー12の前方部12Fに、造影材からなる一次コイル13と非造影材からなる二次コイル14を突き合せによる溶接、ハンダ付け、ろう付け等により接続して(図中、Sは接続部)、実質的に連続する一本のコイルとして、嵌挿していた。
このため、前記コイル部13、14が湾曲した血管の狭窄部に挿入された場合、前記実質的に連続する一本のコイルが抵抗となり、コアワイヤー12の前方部12Fに、トルク伝達のロスが生じていた。そこで、本発明者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、コアワイヤー(2)と、造影材からなる一次コイル(3)と、非造影材からなる二次コイル(4)と、非造影材からなる三次コイル(5)とを有し、
前記コアワイヤー(2)は、前方部(2F)と基端部(2B)とを有し、前記前方部(2F)は、太径部(2L)、中径部(2M)、細径部(2S)、先端部(2ST)とを有し、
前記コアワイヤー(2)、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)は、それぞれ長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向とを有し、さらに、前記長さ方向に、それぞれ遠位端と近位端とを有し、
前記遠位端は、前記コアワイヤー(2)の前記先端部(2ST)に近い位置を意味し、前記近位端は、前記先端部(2ST)と反対側の基端部(2B)の端部に近い位置を意味し、
前記コアワイヤー(2)の前方部(2F)の遠位端から近位端に、順次、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)を嵌挿し、
前記一次コイル(3)は、遠位端を前記コアワイヤー(2)の先端部(2ST)の遠位端に溶着し、かつ近位端を前記コアワイヤー(2)の細径部(2S)の途中に溶着し、
前記三次コイル(5)は、遠位端を前記太径部(2L)の途中に溶着し、かつ近位端を前記前方部(2F)の近位端側の前記太径部(2L)に溶着し、
前記二次コイル(4)は、遠位端を前記細径部(2S)の途中に溶着することなく配置し、かつ近位端を前記太径部(2L)の途中に溶着することなく配置し、
前記二次コイル(4)は、遠位端を前記一次コイル(3)の近位端と直接接着することなく、かつ近位端を前記三次コイル(5)の遠位端と直接接着することなく、前記一次コイル(3)の近位端と前記三次コイル(5)の遠位端との間に、遊嵌したガイドワイヤー(1A、1B、1C)を提供する。
[2]本発明は、[1]に記載のガイドワイヤー(1A)において、
前記二次コイル(4)の遠位端と前記一次コイル(3)の近位端との間、及び前記二次コイル(4)の近位端と前記三次コイル(5)の遠位端との間に、それぞれスリーブ(7)を被冠した、ガイドワイヤー(1B)を提供する。
[3]本発明は、コアワイヤー(2)と、造影材からなる一次コイル(3)と、非造影材からなる二次コイル(4)と、非造影材からなる三次コイル(5)とを有し、
前記一次コイル(3)は近位端に細経部(3C)を突設し、
前記二次コイル(4)は、遠位端に遠位端側細経部(4C1)を突設し、近位端に近位端側細経部(4C2)を突設し、
前記三次コイル(5)は遠位端に細経部(6C)を突設し、
前記コアワイヤー(2)は、前方部(2F)と基端部(2B)とを有し、前記前方部(2F)は、太径部(2L)、中径部(2M)、細径部(2S)、先端部(2ST)とを有し、
前記コアワイヤー(2)、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)は、それぞれ長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向とを有し、さらに、前記長さ方向に、それぞれ遠位端と近位端とを有し、
前記遠位端は、前記コアワイヤー(2)の前記先端部(2ST)に近い位置を意味し、前記近位端は、前記先端部(2ST)と反対側の基端部(2B)の端部に近い位置を意味し、
前記コアワイヤー(2)の前方部(2F)の遠位端から近位端に、順次、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)を嵌挿し、
前記一次コイル(3)は、遠位端を前記コアワイヤー(2)の先端部(2ST)の遠位端に溶着し、
前記三次コイル(5)は、近位端を前記前方部(2F)の近位端側の太径部(2L)に溶着し、
前記二次コイル(4)は、遠位端側細経部(4C1)を前記細径部(2S)の途中に溶着することなく配置し、かつ近位端側細経部(4C2)を前記太径部(2L)の途中に溶着することなく配置し、
前記二次コイル(4)は、遠位端側細経部4C1を前記一次コイル(3)の近位端と直接接着することなく、かつ近位端側細経部4C2を前記三次コイル(5)の遠位端と直接接着することなく、前記一次コイル(3)の細経部(3C)と前記三次コイル(5)の細経部(6C)との間に、遊嵌し
前記一次コイル(3)の細経部(3C)及び前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)の外周に亘って遠位端側接続管(7C1)を装着するとともに、
前記三次コイル(5)の細径部(6C)及び二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)の外周に亘って近位端側接続管(7C2)を装着した、ガイドワイヤー(1C)を提供する。
[4]本発明は、前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)と前記遠位端側接続管(7C1)及び前記前記二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)と前記近位端側接続管(7C2)とをそれぞれ溶着することなく、
前記一次コイル(3)の細経部(3C)及び遠位端側接続管(7C1)を溶着するとともに前記三次コイル(5)の細経部(6C)及び前記近位端側接続管(7C2)を溶着するか、
または前記一次コイル(3)の細経部(3C)と前記遠位端側接続管(7C1)及び前記三次コイル(5)の細経部(6C)と前記近位端側接続管(7C2)とをそれぞれ溶着することなく、前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)及び前記遠位端側接続管(7C1)を溶着するとともに前記二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)及び前記近位端側接続管(7C2)を溶着した、[3]に記載のガイドワイヤー(1C)を提供する。
[5]本発明は、前記遠位端側接続管(7C1)が造影材からなり、前記近位端側接続管(7C2)が非造影材からなる、[3]または[4]に記載のガイドワイヤー(1C)を提供する。
[6]本発明は、前記非造影材からなる二次コイル(4)に代えて、前記非造影材からなる二次コイル(4)と実質的に同等の金属材料より構成され、かつ前記非造影材からなる二次コイル(4)と実質的に同等の機能を果たす管状部材を配置した、[1]から[5]の中から選ばれるいずれか1項に記載のガイドワイヤー(1、1A、1B、1C)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
図1から図4は本発明のガイドワイヤーの一例を示す概略図である。
本発明のガイドワイヤー1、1A、1B、1Cは、コアワイヤー2の前方部2Fに、造影材からなる一次コイル3と非造影材からなる二次コイル4を嵌挿することにより構成されている。そして前記一次コイル3と前記二次コイル4の端部は、直接接着することなく、前記前記二次コイル4をコアワイヤー2の前方部2Fに遊嵌している。
さらに詳述すればコアワイヤー2の前方部2Fに、造影材からなる一次コイル3と非造影材からなる二次コイル4と三次コイル5を嵌挿することにより構成さし、前記一次コイル3及び前記三次コイル5の端部に前記二次コイル4の端部を、直接接着することなく、前記前記二次コイル4を、前記コアワイヤー2の前方部2Fに遊嵌するとともに前記一次コイル3と前記三次コイル5の間に遊嵌している。
【0005】
さらに詳述すれば図1はコアワイヤー2の前方部2Fに、造影材からなる一次コイル3と非造影材からなる二次コイル4と三次コイル5を嵌挿し、一次コイル3と三次コイル5のそれぞれ一端部をコアワイヤー2の前方部2Fに溶接して固定したところのガイドワイヤー1(製造途中)の概略図である。図中、6は溶接部である。
図2は、図1の状態から、前記一次コイル3と三次コイル5のそれぞれの他方(二次コイル4側)の一端部を溶接して固定したところのガイドワイヤー1A(完成品)の概略図である。図中、6は溶接部である。
図3は、図2の状態から、前記二次コイル4の両端部とこれらに対向する前記一次コイル3と三次コイル5の各溶接部6を溶接して固定することなく、これらの対向するの端部の間にスリーブ7を被冠したガイドワイヤー1B(完成品)の概略図である。
図4は、前記二次コイル4の両端部に細経部4Cを形成し、これらの両端部に対向する前記一次コイル3及び前記三次コイル5の各端部にそれぞれ細経部3C、6Cを形成し、前記細経部3C及び前記細経部4Cの外周に亘って接続管7C1を装着するとともに前記細径部6C及び前記細経部4Cの外周に亘って接続管7C2を装着したガイドワイヤー1C(完成品)の概略図である。
【0006】
図2のガイドワイヤー1Aでは、前記一次コイル3の両端部は溶接部6により、前記コアワイヤー2の前方部2Fの先端部2STから細径部Sの前方に亘って固定されるとともに、前記三次コイル5の両端部も溶接部6により、前記コアワイヤー2の前方部2Fの太径部2Lに固定されている。
また図3のガイドワイヤー1Bでは、さらに前記各コイル3、4、5間の段差を無くすために、前記二次コイル4の両端部とこれらの両端部に対向する前記一次コイル3及び前記三次コイル5の各端部の間に、スリーブ7を被冠している。
また図4のガイドワイヤー1Cでは、前記各コイル3、4、5間の段差を無くすためのその他の形態として、前記二次コイル4の両端部に細経部4C(遠位端に遠位端側細経部4C1を突設し、近位端に近位端側細経部4C2を突設し)を形成し、これらの両端部(遠位端側細経部4C1と近位端側細経部4C2)に対向する前記一次コイル3及び前記三次コイル5の各端部にそれぞれ細経部3C、6Cを形成し、前記細経部3C及び前記細経部4Cの外周に亘って造影剤からなる遠位端側接続管7C1(以下、単に接続管7C1と記載する)を装着するとともに前記細径部6C及び前記細経部4Cの外周に亘って非造影剤材からなる近位端側接続管7C2(以下、単に接続管7C2と記載する)を装着している。
単に前記細経部3Cと細径部4C(遠位端側細経部4C1と近位端側細経部4C2)及び前記細経部6Cと細径部4Cの外周に亘ってそれぞれ接続管7C1、7C2を被冠するのみでも、前記前記二次コイル4を、前記一次コイル3と前記三次コイル5の間に遊嵌することができるが、前記細経部3C及び前記接続管7C1を溶着するとともに前記細経部6C及び前記接続管7C2を溶着するか(この場合、前記細経部4Cと前記接続管7C1及び前記細経部4C及び前記接続管7C2はそれぞれ溶着されていない)、または前記細経部4C及び前記接続管7C1を溶着するとともに前記細経部4C(遠位端側細経部4C1と近位端側細経部4C2)及び前記接続管7C2を溶着することにより(この場合前記細経部3Cと前記接続管7C1及び前記細経部6Cと前記接続管7C2はそれぞれ溶着されていない)、前記前記二次コイル4を、前記一次コイル3と前記三次コイル5の間に遊嵌することができる。本実施例で前記溶着とは溶接、ハンダ付け、ろう付け等の手段を含む。
【0007】
本発明で、コアワイヤー2とは、例えばステンレス、Ni−Ti、Cu−Mn−Al系合金等の可とう性を有する金属からなり、前方部2Fは図2のように太径部2L、中径部2M、細径部2S、先端部2STのように連続して形成しても良いし(必要に応じて連続したテーパーTを介在させても良いし、段差になっていても良い)、または連続した先細りのテーパー状に形成しても良い。
また本発明で、造影材(または放射線不透過材ともいう)からなる一次コイル3とは、例えば白金−ニッケル合金または金、白金、タンタル、タングステン、イリジウム、レニウム、鉛またはこれらの材料の合金等の金属材料より構成され、前記非造影材(または放射線透過材ともいう)からなる二次コイル4と三次コイル5とは、例えば例えばステンレス(例えばSUS316等のオーステナイト系ステンレス、SUS304)等またはこれらと同等の物性を有する金属材料より構成される。
また本発明のガイドワイヤー1、1A、1B、1Cでは、前記非造影材からなる二次コイル4に代えて、非造影材からなる管状部材を配置することができる。前記「管状部材」とは、前記非造影材からなる二次コイル4と実質的に同等の金属材料より構成され、同等の機能を果たすものであれば何でも採用することができる。
【0008】
また本発明で、前記一次コイル3と前記二次コイル4の端部(前記一次コイル3及び前記三次コイル5と前記二次コイル4の端部)を、「直接接着することなく」とは、従来のように、突き合せによる溶接、ハンダ付け、ろう付け等をしない意味であり、前記前記二次コイル4をコアワイヤー2の前方部2F(前記前記二次コイル4を、前記一次コイル3と前記三次コイル5の間)に「遊嵌」するとは、二次コイル4の両端の自由度が確保され、コアワイヤー2の前方部2Fの外周を回転できることを意味する。
また本発明で、前記スリーブ7とは、合成樹脂製チューブ、熱収縮チューブ等であり、前記接続管7C1、7C2とは環状のパイプ等であり、前記造影材からなる接続管7C1は、前記一次コイル3と実質的に同等の金属材料が使用され、前記非造影材からなる接続管7C2は前記二次コイル4と実質的に同等の金属材料が使用される。
【0009】
【発明の作用効果】
本発明のガイドワイヤー1、1A、1B、1Cは、二次コイル4が、一次コイル3に、直接接着することなく、コアワイヤー2の前方部2Fに遊嵌されているので、各コイル3、4、5が狭窄部にトラップされても、トルクの伝達ロスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤーの概略図
【図2】本発明のガイドワイヤーの概略図
【図3】本発明のガイドワイヤーの概略図
【図4】本発明のガイドワイヤーの概略図
【図5】従来のガイドワイヤーの概略図
【符号の説明】
1、1A、1B、1C ガイドワイヤー
2 コアワイヤー
2F 前方部
2B 基端部
2L 太径部
2M 中径部
2S 細径部
2ST 先端部
3 一次コイル
3C 細径部(一次コイル3)
4 二次コイル
4C1 遠位端側細経部
4C2 近位端側細経部
5 三次コイル
6 溶接部
6C 細径部(二次コイル5)
7 スリーブ
7C1 遠位端側接続管
7C2 近位端側接続管
T テーパー
Claims (6)
- コアワイヤー(2)と、造影材からなる一次コイル(3)と、非造影材からなる二次コイル(4)と、非造影材からなる三次コイル(5)とを有し、
前記コアワイヤー(2)は、前方部(2F)と基端部(2B)とを有し、前記前方部(2F)は、太径部(2L)、中径部(2M)、細径部(2S)、先端部(2ST)とを有し、
前記コアワイヤー(2)、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)は、それぞれ長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向とを有し、さらに、前記長さ方向に、それぞれ遠位端と近位端とを有し、
前記遠位端は、前記コアワイヤー(2)の前記先端部(2ST)に近い位置を意味し、前記近位端は、前記先端部(2ST)と反対側の基端部(2B)の端部に近い位置を意味し、
前記コアワイヤー(2)の前方部(2F)の遠位端から近位端に、順次、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)を嵌挿し、
前記一次コイル(3)は、遠位端を前記コアワイヤー(2)の先端部(2ST)の遠位端に溶着し、かつ近位端を前記コアワイヤー(2)の細径部(2S)の途中に溶着し、
前記三次コイル(5)は、遠位端を前記太径部(2L)の途中に溶着し、かつ近位端を前記前方部(2F)の近位端側の前記太径部(2L)に溶着し、
前記二次コイル(4)は、遠位端を前記細径部(2S)の途中に溶着することなく配置し、かつ近位端を前記太径部(2L)の途中に溶着することなく配置し、
前記二次コイル(4)は、遠位端を前記一次コイル(3)の近位端と直接接着することなく、かつ近位端を前記三次コイル(5)の遠位端と直接接着することなく、前記一次コイル(3)の近位端と前記三次コイル(5)の遠位端との間に、遊嵌したことを特徴とするガイドワイヤー(1A、1B、1C)。 - 請求項1に記載のガイドワイヤー(1A)において、
前記二次コイル(4)の遠位端と前記一次コイル(3)の近位端との間、及び前記二次コイル(4)の近位端と前記三次コイル(5)の遠位端との間に、それぞれスリーブ(7)を被冠した、ことを特徴とするガイドワイヤー(1B)。 - コアワイヤー(2)と、造影材からなる一次コイル(3)と、非造影材からなる二次コイル(4)と、非造影材からなる三次コイル(5)とを有し、
前記一次コイル(3)は近位端に細経部(3C)を突設し、
前記二次コイル(4)は、遠位端に遠位端側細経部(4C1)を突設し、近位端に近位端側細経部(4C2)を突設し、
前記三次コイル(5)は遠位端に細経部(6C)を突設し、
前記コアワイヤー(2)は、前方部(2F)と基端部(2B)とを有し、前記前方部(2F)は、太径部(2L)、中径部(2M)、細径部(2S)、先端部(2ST)とを有し、
前記コアワイヤー(2)、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)は、それぞれ長さ方向と、当該長さ方向に略垂直に交差する側部方向とを有し、さらに、前記長さ方向に、それぞれ遠位端と近位端とを有し、
前記遠位端は、前記コアワイヤー(2)の前記先端部(2ST)に近い位置を意味し、前記近位端は、前記先端部(2ST)と反対側の基端部(2B)の端部に近い位置を意味し、
前記コアワイヤー(2)の前方部(2F)の遠位端から近位端に、順次、前記一次コイル(3)、前記二次コイル(4)及び前記三次コイル(5)を嵌挿し、
前記一次コイル(3)は、遠位端を前記コアワイヤー(2)の先端部(2ST)の遠位端に溶着し、
前記三次コイル(5)は、近位端を前記前方部(2F)の近位端側の太径部(2L)に溶着し、
前記二次コイル(4)は、遠位端側細経部(4C1)を前記細径部(2S)の途中に溶着することなく配置し、かつ近位端側細経部(4C2)を前記太径部(2L)の途中に溶着することなく配置し、
前記二次コイル(4)は、遠位端側細経部(4C1)を前記一次コイル(3)の近位端と直接接着することなく、かつ近位端側細経部(4C2)を前記三次コイル(5)の遠位端と直接接着することなく、前記一次コイル(3)の細経部(3C)と前記三次コイル(5)の細経部(6C)との間に、遊嵌し
前記一次コイル(3)の細経部(3C)及び前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)の外周に亘って遠位端側接続管(7C1)を装着するとともに、
前記三次コイル(5)の細径部(6C)及び二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)の外周に亘って近位端側接続管(7C2)を装着した、ことを特徴とするガイドワイヤー(1C)。 - 前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)と前記遠位端側接続管(7C1)及び前記前記二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)と前記近位端側接続管(7C2)とをそれぞれ溶着することなく、
前記一次コイル(3)の細経部(3C)及び遠位端側接続管(7C1)を溶着するとともに前記三次コイル(5)の細経部(6C)及び前記近位端側接続管(7C2)を溶着するか、
または前記一次コイル(3)の細経部(3C)と前記遠位端側接続管(7C1)及び前記三次コイル(5)の細経部(6C)と前記近位端側接続管(7C2)とをそれぞれ溶着することなく、前記二次コイル(4)の遠位端側細経部(4C1)及び前記遠位端側接続管(7C1)を溶着するとともに前記二次コイル(4)の近位端側細経部(4C2)及び前記近位端側接続管(7C2)を溶着した、
ことを特徴とする請求項3に記載のガイドワイヤー(1C。) - 前記遠位端側接続管(7C1)が造影材からなり、前記近位端側接続管(7C2)が非造影材からなる、ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のガイドワイヤー(1C)。
- 前記非造影材からなる二次コイル(4)に代えて、前記非造影材からなる二次コイル(4)と実質的に同等の金属材料より構成され、かつ前記非造影材からなる二次コイル(4)と実質的に同等の機能を果たす管状部材を配置した、ことを特徴とする請求項1から請求項5の中から選ばれるいずれか1項に記載のガイドワイヤー(1、1A、1B、1C)。
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JPH09510125A (ja) * | 1994-03-11 | 1997-10-14 | シー・アール・バード・インク | 放射線不透過性のマーカーを具備するカテーテル用ガイドワイヤ |
US5666969A (en) * | 1994-05-18 | 1997-09-16 | Scimed Life Systems, Inc. | Guidewire having multiple radioscopic coils |
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Publication number | Publication date |
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JP2002143320A (ja) | 2002-05-21 |
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