JP2003310762A - バルーンアダプター及びバルーンアダプター付きバルーンカテーテル - Google Patents

バルーンアダプター及びバルーンアダプター付きバルーンカテーテル

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JP2003310762A
JP2003310762A JP2002324181A JP2002324181A JP2003310762A JP 2003310762 A JP2003310762 A JP 2003310762A JP 2002324181 A JP2002324181 A JP 2002324181A JP 2002324181 A JP2002324181 A JP 2002324181A JP 2003310762 A JP2003310762 A JP 2003310762A
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Masatoshi Watanabe
正年 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の一本のバルーンカテーテルで、血管の拡
張を行うことができ、操作性の向上を図ることができる
バルーンアダプターを提供すること。 【解決手段】血管内で使用されるバルーンカテーテルの
バルーンの外周を被覆可能な形態に形成されかつ当該バ
ルーンの拡張・収縮とともに拡張・収縮可能な弾性材料
により形成したバルーンアダプター(1、11、21、
31)。血管内で使用されるバルーンカテーテルにおい
て、当該バルーンの外周に前記記載のバルーンアダプタ
ー(1、11、21、31、41)を装着したルーンア
ダプター付きバルーンカテーテル(51、51A)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば経皮的冠状
動脈形成術(Percutaneous Transluminal Coronary Ang
ioplasty)に用いられるPTCAカテーテル等の血管内
で使用されるバルーンカテーテルのバルーンに装着して
使用されるバルーンアダプターと当該バルーンアダプタ
ーをバルーンに装着したバルーンカテーテルの改良に関
するものである。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】心筋梗
塞や狭心症等の虚血性疾患の治療として例えば図14の
PTCAバルーンカテーテル161を用いた経皮的冠状
動脈形成術が盛んに行われている。経皮的冠状動脈形成
術では狭窄している冠動脈をPTCAバルーンカテーテ
ル161のバルーン162を拡張することによって拡張
するが、拡張が不足する場合、拡張したバルーンカテー
ル161を一旦抜き、別の大きなサイズのバルーン16
2を持つPTCAバルーンカテーテル161を再度挿入
して拡張していた。例えば、φ2.5mmのバルーン1
62で血管を拡張し、血管径をφ2.5mmにした後、
血管径をさらにφ3.0mmまで拡張する場合、φ2.
5mmのバルーンカテーテル161を体外に引き出し、
φ3.0mmのバルーンカテーテル61を、再度体内に
挿入し3mmまで拡張する必要がある。この場合φ2.
5mmのバルーンカテーテル161とφ3.0mmのバ
ルーンカテーテル161を使用することとなり、操作が
二度手間になるばかりか、医療費のアップになってい
た。
【0003】また血管の狭窄部が硬い場合やステント内
の再狭窄の治療にバルーンに金属ブレードを装着したい
わゆるカッティングバルーンカテーテル(例えば特許文
献1参照)やバルーンの前後で血液の貫流のできる貫通
孔を形成したいわゆるパーフュージョンカテーテル(例
えば特許文献2参照)が使用される。ところがこれらの
カテーテルは、上記のような特定された病変に使用する
ように設計された特殊なカテーテルであり、汎用品でな
いため、病院では汎用品とは別にわざわざ在庫として用
意する必要があった。
【0004】
【特許文献1】特許第2591573号公報(図1)
【特許文献2】特開平9−70441号公報(図2)
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は以上の
課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果以下の発明
に到達した。 [1]本発明は、血管内で使用されるバルーンカテーテ
ルのバルーンの外周を被覆可能な形態に形成されかつ当
該バルーンの拡張・収縮とともに拡張・収縮可能な弾性
材料により形成したバルーンアダプター(1、11、2
1、31)を提供する。 [2]本発明は、表面に金属製または合成樹脂製のブレ
ード(12)を装着した[1]に記載のバルーンアダプ
ター(11)を提供する。 [3]本発明は、少なくとも表面を液体の含浸が可能な
多孔質体、スポンジ、ゲルからなる群より選択される少
なくとも一つの材料またはこれらの材料の組み合わせよ
りなる材料より形成した[1]に記載のバルーンアダプ
ター(21)を提供する。 [4]本発明は、少なくとも一箇所に血液がバルーンの
前後で貫流可能な貫通孔(32)を形成した[1]に記
載のバルーンアダプター(31)を提供する。 [5]本発明は、血管内で使用されるバルーンカテーテ
ルのバルーンの外周を部分的に被覆可能な形態に形成さ
れかつ当該バルーンの拡張・収縮とともに拡張・収縮可
能な弾性材料により形成したバルーンアダプター(4
1)を提供する。 [6]本発明は、血管内で使用されるバルーンカテーテ
ルにおいて、当該バルーンの外周に[1]ないし[5]
に記載のいずれかのバルーンアダプター(1、11、2
1、31、41)を装着したバルーンアダプター付きバ
ルーンカテーテル(51、51A)を提供する。
【0006】[7]本発明は、複数の金属線(62、7
2、82)の両末端部を束ねて形成し、当該金属線6
2、72、82の内側へバルーンカテーテルを装着し、
当該バルーンを拡張することにより、当該金属線62、
72、82を血管内で拡張できるように形成したバルー
ンアダプター(61、71、81)を提供する。 [8]本発明は、複数の金属線(62、72、82)の
両末端部を固定部材(63、73、83)に固定した
[7]に記載のバルーンアダプター(61、71、8
1)を提供する。 [9]本発明は、前記金属線(62、72、82)の外
側に鋭利な凸部(65、66、67)を形成した[7]
ないし[8]に記載のバルーンアダプター(61、7
1、81)を提供する。 [10]本発明は、前記金属線(62、72、82)ま
たは固定部材(63、73、83)にガイドワイヤー
(GW)連結した[7]ないし[9]に記載のバルーン
アダプター(61、71、81)を提供する。 [11]本発明は、前記固定部材(63、73、83)
または前記ガイドワイヤー(GW)に造影マーカー(7
4、84)を装着した[7]ないし[10]に記載のバ
ルーンアダプター(61、71、81)を提供する。 [12]本発明は、血管内で使用されるバルーンカテー
テルにおいて、当該バルーンの外周に[7]ないし[1
1]に記載のいずれかのバルーンアダプター(61、7
1、81)を装着したバルーンアダプター付きバルーン
カテーテルを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1から図5は本発明のバルーン
アダプターの一例を示す概略図で、(A)は一部切欠断
面図、(B)は(A)の側面図である。図6、8はバル
ーン52に前記バルーンアダプター1、11、21、3
1、41の外周を完全にまたは部分的に被覆する(また
は装着ともいう)ようにした本発明のバルーンアダプタ
ー付きバルーンカテーテル51、51Aの一例を示す概
略図で、図7、9はそれぞれ図6、8の一部拡大図であ
る。本発明のバルーンアダプター1、11、21、31
は、拡張用のバルーン52の外周を完全に覆うように装
着され、バルーン52の拡張、収縮と同様の動きが可能
である。さらに詳述すれば、バルーンアダプター1、1
1、21、31の形態は筒状またはバルーン52と相似
した形状(例えば図1から図4に示すように中央部分C
が円筒状で、両端部Sが直円錐台状)のものが好まし
い。また本発明のバルーンアダプター41は、拡張用の
バルーン52の外周を部分的に覆うように装着され、バ
ルーン52の拡張、収縮と同様の動きが可能である。さ
らに詳述すれば、バルーンアダプター41の形態は例え
ば図5に示すように、バルーンアダプター41の両端部
Sは円筒状に形成され、中央部分Cは紐42状(線状と
もいう)または短冊に形成し(紐42、短冊の間にはス
ペースがある)、当該中央部分によりバルーン52の外
周を部分的に覆うように装着できるのものが好ましい。
なお紐(線)42の本数は図5では4本形成している
が、本発明の作用効果を達成できれば、本数は何本でも
良い。なお前記当該円筒部分はシャフト53等のカテー
テルチューブに装着される。また本発明のバルーンアダ
プター1、11、21、31、41の構成材料は、バル
ーン52の動きに追従するために、ゴムのような弾性を
持つ材料が好ましく、例えばシリコーンエラストマーや
ポリウレタン、ナイロン系エラストマー、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)系エラストマー、スチレン系
エラストマー等の熱可塑性エラストマーが使用しやすく
好ましい。またバルーンアダプター1、11、21、3
1、41の拡張径は、当該バルーンアダプター1、1
1、21、31、41の肉厚を変更することで容易に調
整できる。例えばφ2.5mmのバルーン52を使って
3.0mmの拡張が必要な場合は、肉厚が0.25mm
のバルーンアダプター1、11、21、31、41をバ
ルーン52に被覆することによって可能となる。
【0008】図1ないし図5に記載したバルーンアダプ
ター1、11、21、31、41は、あくまでも例示で
あり、本発明のバルーンアダプター1、11、21、3
1、41は、血管内で使用されるバルーンカテーテル5
1、51Aのバルーン52の外周を完全にまたは部分的
に被覆可能な形態に形成されかつ当該バルーン52の拡
張・収縮とともに拡張・収縮可能な弾性材料により形成
され、バルーン52に脱着可能なものであれば、何でも
良い。また図2に記載したバルーンアダプター11表面
に装着した金属製または合成樹脂製のブレード12の形
態(装着する数も含む)もあくまでも例示であり、カッ
ティングバルーンカテーテルのブレードと同じ機能を有
するものであれば何でも良い。また図3に記載したバル
ーンアダプター21の少なくとも表面の材料(多孔質
体、スポンジ、ゲル)もあくまでも例示であり、表面に
液体の含浸が可能な材料であれば何でも良い。また図4
に記載したバルーンアダプター31の形態もあくまでも
例示であり、血液がバルーンの前後で貫流可能な貫通孔
32を少なくとも一箇所有する形態であれば何でも良
い。また図5に記載したバルーンアダプター41の形態
もあくまでも例示であり、バルーン52の外周を部分的
に被覆できる形態であれば何でも良い。また図6、8に
記載した血管内で使用されるバルーンカテーテル51、
51Aの形態もあくまでも例示であり、当該バルーン5
2の外周に前記のいずれかのバルーンアダプター1、1
1、21、31、41を完全にまたは部分的に被覆可能
な形態のバルーンカテーテル51、51Aであれば何で
も良い。
【0009】例えば、本発明のバルーンアダプター1、
11、21、31を使用する場合、φ2.5mmのバル
ーンカテーテル51を体外に引き出し、このバルーン5
2の上に拡張径がφ3.0mmとなるバルーンアダプタ
ー1、11、21、31を装着し、再挿入することで
3.0mmの拡張が可能になるとともに、単一のバルー
ンカテーテル51だけで行うことがでる。本発明のバル
ーンアダプター1、11、21、31、41は、単にバ
ルーンカテーテル51に装着するものであるから、カッ
ティングバルーンやパーフュージョンカテーテル等の特
殊なカテーテルを用意する必要はなく、単にバルーンカ
テーテル51のバルーン52のうえに、金属製または合
成樹脂製のブレード12付きのバルーンアダプター11
や少なくとも一箇所に血液がバルーン52の前後で貫流
可能な貫通孔32を形成したバルーンアダプター31を
装着することで、単一のバルーンカテーテル51のみ
で、これらの特殊カテーテルと同等の機能をもたせるこ
とができる。
【0010】また、バルーンアダプター21の少なくと
も表面を液体の含浸が可能な多孔質体、スポンジ、ゲル
からなる群より選択される少なくとも一つの材料または
これらの材料の組み合わせよりなる材料により形成する
ことにより、さらに詳述すればバルーンアダプター21
の少なくとも表面を多孔質状ないしスポンジ状にした
り、またはゲルを表面に付着させることによって液体を
バルーンアダプター21表面に含浸させることができ
る。
【0011】例えば、抗生物質や抗血栓剤を生理食塩水
に溶解させ、バルーンアダプター21に含ませても良
く、生体由来のたんぱく質や細胞を含ませることができ
る。このバルーンアダプター21をバルーン52に被覆
し、目的とする血管までバルーンアダプター21を到達
させ、バルーン52を拡張することにより、バルーンア
ダプター21を血管壁に押し付け、含蓄した薬剤を放出
することが可能となる。バルーンアダプター21表面
を、多孔質状ないしスポンジ状にするには、当該アダプ
ター21自体を多孔質状ないしスポンジ状にしてもよ
く、または表面のみを多孔質状ないしスポンジ状に加工
しても良く、またはゴム弾性体からなるバルーンアダプ
ター21の表面に多孔質状ないしスポンジ状のものを接
着しても良い。バルーンアダプター21と多孔質スポン
ジは同じ材料であることが接着性が良く好ましい。本発
明のバルーンアダプター1、11、21、31、41
は、ディッピング成形、ブロー成形、射出成形等によっ
て成形され、必要に応じてチューブを接続し、カテーテ
ル本体(シャフト53)と接続しても良い。
【0012】図10から図13は、本発明のバルーンア
ダプターのその他の実施例を示す概略図[図10、1
1、12(A)は断面図、12(B)、(C)は斜視
図]である。図13は当該バルーンアダプターの一部拡
大図である。バルーンアダプター61、71、81は、
複数の金属線62、72、82の両末端部を束ねること
により形成される。当該金属線62、72、82の内側
へバルーンカテーテルを装着し、当該バルーンを拡張す
ることにより、当該金属線62、72、82を血管内で
拡張できるように形成されている。金属線62、72、
82は、少なくとも2本以上あれば良いが、好ましくは
3本が好ましい。金属線62、72、82があまり多く
なるとカッティング効果は高くなるが、バルーンを内側
に挿入するのが困難になるので好ましくない。金属線6
2、72、82の両末端部を束ねる部分(固定部材6
3、73、83)は、溶接(ハンダ、銀ろう等)、接着
剤、カシメ等の方法で結束し、他の部材と一緒に結束し
ても良い。他の部材とは、例えば下記のような固定部材
63、73、83を意味する。バルーンの装着をより安
定化するため、金属線62、72、82を束ねる部分
に、例えば金属または合成樹脂製のパイプ(円筒または
異形チューブ)等から形成される固定部材63、73、
83を使用し、当該固定部材63、73、83に金属線
62、72、82を結合するのが良い。金属線62、7
2、82の内側へバルーンを挿入後、固定部材63、7
3、83の内部へバルーンカテーテルの先端部分(先端
チップ)を挿入し固定することができ、ガイドワイヤー
に沿ってバルーンカテーテルとバルーンアダプター6
1、71、81を所定の位置まで進めることができる。
金属線62、72、82は、バルーンを挿入する内側
は、バルーンの傷害を防ぐため、平滑であることが望ま
しいが、外側はカッティングの効果を高めるため、鋭利
な凸部65、66、67を形成するのが好ましい。すな
わち金属線62、72、82の断面は曲線(丸線)より
も鈍角、より好ましくは鋭角の三角形状[図13
(A)、(B)、(D)]のほうが良い。また図13
(C)のように平面に突起が出た形状のものでも良い。
凸部65、66、67は金属線に沿って線状形成するの
が良い。金属線62、72、82は、ステンレス、チタ
ンニッケル等の合金が用いられるが、線の強度、形状付
け、また、溶接等の加工性の面から好ましいのはステン
レス線である。
【0013】また図11、12のバルーンアダプター7
1、81のように、前記固定部材63、73、83また
は前記ガイドワイヤーGWに造影マーカー74、84を
装着することができる。造影マーカー74、84をアダ
プター61、71、81またはガイドワイヤーGWの一
部に付けることによって、アダプター61、71、81
の位置を正確に知ることが可能となる。また図12のバ
ルーンアダプター81のように、前記金属線62、7
2、82または固定部材63、73、83にガイドワイ
ヤーGW連結することができる。バルーンをバルーンア
ダプター61、71、81に装着後、バルーンカテーテ
ルとバルーンアダプター61、71、81のガイドワイ
ヤーGWを同時に操作することにより、操作性が向上
し、容易に所定の位置まで進めることができる。アダプ
ター61、71、81に結合させるガイドワイヤーGW
は、PTCA用のガイドワイヤーGWのように手元側
は、トルク性に優れ、先端部(アタプター61、71、
81の近位部)は血管を傷つけないように柔軟にした形
状が望ましい。例えば先端部を基端部よりも弾性を有す
る材質または細径に形成する等により。バルーンアダプ
ター61、71、81も前記図6から図9のように前記
バルーンアダプター1、11、21、31、41と同様
にバルーン52の外周を完全に覆うように装着される。
【0014】
【発明の作用効果】(1)従来は、PTCA(経皮的冠
状動脈形成術)を行うとき、狭窄部の血管径と近似した
バルーン径のPTCAバルーンカテーテルを使用するよ
うにしていたが、実際に冠状動脈にバルーンカテーテル
を挿入してみると、血管径とバルーン径が異なる場合が
ある。この場合、バルーンの拡張が不足となるため、P
TCAバルーンカテーテルを交換しなければならなかっ
た。本発明では、バルーンのうえにバルーンアダプター
を被覆させることによって、単一の一本のバルーンカテ
ーテルで、血管の拡張を行うことができ、操作性の向上
を図ることができる。 (2)また従来、狭窄部が硬い時や、ステント内の再狭
窄を拡張する場合、カッティングバルーンカテーテル、
パーフュージョンカテーテル等の特殊なカテーテルに交
換する必要があったが、本発明では汎用のバルーンカテ
ーテルのバルーンにブレード付きのバルーンアダプター
または血液の貫流のできる貫通孔を形成したバルーンア
ダプターを被覆することでカッティングバルーンカテー
テル、パーフュージョンカテーテル等と同等の機能を持
たすことができるようになる。 (3)さらに、本発明では汎用のバルーンカテーテルの
バルーンに薬剤を含浸できるバルーンアダプターを装着
することによって、薬剤を特定の血管・病変に放出・塗
布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概略
【図2】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概略
【図3】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概略
【図4】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概略
【図5】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概略
【図6】本発明のバルーンアダプター付きバルーンカテ
ーテルの一例を示す概略図
【図7】図6の一部拡大図
【図8】本発明のバルーンアダプター付きバルーンカテ
ーテルの一例を示す概略図
【図9】図8の一部拡大図
【図10】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概
略図
【図11】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概
略図
【図12】本発明のバルーンアダプターの一例を示す概
略図
【図13】本発明のバルーンアダプターの一部拡大図
【図14】従来のバルーンカテーテルの一例を示す概略
【符号の説明】
1、11、21、31、41 バルーンアダプター C 中央部分 S 端部 12 ブレード 22 液体の含浸が可能な材料(多孔質体、スポンジ、
ゲル) 32 貫通孔 42 紐(線または短冊) 51、51A バルーンアダプター付きバルーンカテー
テル 52 バルーン 53 シャフト 61、71、81 バルーンアダプター 62、72、82 金属線 63、73、83 固定部材 74、84 造影マーカー GW ガイドワイヤー 凸部 65、66、67

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血管内で使用されるバルーンカテーテルの
    バルーンの外周を被覆可能な形態に形成されかつ当該バ
    ルーンの拡張・収縮とともに拡張・収縮可能な弾性材料
    により形成したことを特徴とするバルーンアダプター
    (1、11、21、31)。
  2. 【請求項2】表面に金属製または合成樹脂製のブレード
    (12)を装着したことを特徴とする請求項1に記載の
    バルーンアダプター(11)。
  3. 【請求項3】少なくとも表面を液体の含浸が可能な多孔
    質体、スポンジ、ゲルからなる群より選択される少なく
    とも一つの材料またはこれらの材料の組み合わせよりな
    る材料より形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    バルーンアダプター(21)。
  4. 【請求項4】少なくとも一箇所に血液がバルーンの前後
    で貫流可能な貫通孔(32)を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のバルーンアダプター(31)。
  5. 【請求項5】血管内で使用されるバルーンカテーテルの
    バルーンの外周を部分的に被覆可能な形態に形成されか
    つ当該バルーンの拡張・収縮とともに拡張・収縮可能な
    弾性材料により形成したことを特徴とするバルーンアダ
    プター(41)。
  6. 【請求項6】血管内で使用されるバルーンカテーテルに
    おいて、当該バルーンの外周に請求項1ないし請求項5
    に記載のいずれかのバルーンアダプター(1、11、2
    1、31、41)を装着したことを特徴とするバルーン
    アダプター付きバルーンカテーテル(51、51A)。
  7. 【請求項7】複数の金属線(62、72、82)の両末
    端部を束ねて形成し、当該金属線62、72、82の内
    側へバルーンカテーテルを装着し、当該バルーンを拡張
    することにより、当該金属線62、72、82を血管内
    で拡張できるように形成したことを特徴とするバルーン
    アダプター(61、71、81)。
  8. 【請求項8】複数の金属線(62、72、82)の両末
    端部を固定部材(63、73、83)に固定したことを
    特徴とする請求項7に記載のバルーンアダプター(6
    1、71、81)。
  9. 【請求項9】前記金属線(62、72、82)の外側に
    鋭利な凸部(65、66、67)を形成したことを特徴
    とする請求項7ないし請求項8に記載のバルーンアダプ
    ター(61、71、81)。
  10. 【請求項10】前記金属線(62、72、82)または
    固定部材(63、73、83)にガイドワイヤー(G
    W)連結したことを特徴とする請求項7ないし請求項9
    に記載のバルーンアダプター(61、71、81)。
  11. 【請求項11】前記固定部材(63、73、83)また
    は前記ガイドワイヤー(GW)に造影マーカー(74、
    84)を装着したことを特徴とする請求項7ないし請求
    項10に記載のバルーンアダプター(61、71、8
    1)。
  12. 【請求項12】血管内で使用されるバルーンカテーテル
    において、当該バルーンの外周に請求項7ないし請求項
    11に記載のいずれかのバルーンアダプター(61、7
    1、81)を装着したことを特徴とするバルーンアダプ
    ター付きバルーンカテーテル。
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