JPH0663145A - 血管内投薬用バルーンカテーテル - Google Patents

血管内投薬用バルーンカテーテル

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JPH0663145A
JPH0663145A JP4220299A JP22029992A JPH0663145A JP H0663145 A JPH0663145 A JP H0663145A JP 4220299 A JP4220299 A JP 4220299A JP 22029992 A JP22029992 A JP 22029992A JP H0663145 A JPH0663145 A JP H0663145A
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JP
Japan
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drug
sleeve
balloon catheter
intravascular
blood vessel
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JP4220299A
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English (en)
Inventor
Nobumasa Tsutsui
宣政 筒井
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BUAAYU KK
Original Assignee
BUAAYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤を血管内から病変部にのみ投与すること
ができ、しかも、狭くて曲折した血管内を従来のバルー
ンカテーテルと同様に操縦可能であり、所定量の薬剤を
投与することができる血管内投薬用バルーンカテーテル
を提供する。 【構成】 外部からの圧力によって膨張・収縮可能なス
リーブ9と、スリーブ9に圧力を伝えるアウターチュー
ブ15と、アウターチューブ15とスリーブ9とを通し
て配置された、ガイドワイヤが挿通されるインナーチュ
ーブ7と、さらに、スリーブ9の外壁に渡って設けられ
た吸水性ポリマーからなる薬剤担持層13とを備えた血
管内投薬用バルーンカテーテル1。本血管内投薬用バル
ーンカテーテル1によれば、病変部29にスリーブ9を
位置決めした後にスリーブ9を膨張させ、薬剤担持層1
3から病変部29に所定量の薬剤を放出させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病変部に適当な薬剤を
投与するための器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病変部に薬剤を投与する際には、
注射器によってその先端に設けられたカテーテルを所望
の部位に外部から差込み、筋肉または血管内に薬剤を注
入させていた。
【0003】ところが、注射器によって薬剤を投与した
場合には、適切な部位にのみ薬剤を投与することができ
ず、体液の循環によって薬剤を全身に供給していた。従
って、病変部には薬剤全量のうちごく小量しか供給され
ず、病変部を除く不必要な部位にまで薬剤を多量に投与
していた。このため効果が小さく、しかも薬剤に好まし
くない副作用がある場合には多量に投与させることに制
限があり、効果の良好な投薬が困難であった。
【0004】この観点から、特開平3ー7169には、
従来PTCA(経皮的冠動脈形成術)に用いられてきた
バルーンカテーテルにおいて、さらにバルーン部の外側
に、微小細孔を有するスリーブ手段を設けた血管内薬物
供給膨張カテーテルを用いて血管の狭窄部を治療するこ
とが記載されている。この血管内薬物供給膨張カテーテ
ルによれば、さらにそのスリーブ手段内に液体を注入す
るチューブが設けられており、チューブから液体を注入
すると同時にバルーン部を膨張させ、スリーブ手段と血
管との圧接によって微小細孔から液体(即ち薬物)を散
布させることができる。従って、バルーン部を血管の狭
窄部に位置決めし、狭窄部、即ち病変部にのみ薬剤を投
与させ、投与量(従って副作用)を最小にして効果を最
大にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この血
管内薬物供給膨張カテーテルは、シャフト部が3重構造
(即ち、ガイドワイヤ用チューブ、バルーン膨張剤供給
用チューブ、液体(薬剤)供給用チューブ)であるため
径が太くなっており、従来のバルーンカテーテルに比べ
て、細い血管に挿入させ、かつ曲折した血管内を自在に
移動させることが困難になっている。しかも薬剤をチュ
ーブから長い経路を経てバルーン部にて投与するので、
供給した全ての薬剤がバルーン部に到達して投与される
とは限らず、適宜選択して決まった量のみ薬剤を投与さ
せることが困難であった。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、薬剤を血管
内から病変部にのみ投与することができ、しかも、狭く
て曲折した血管内を従来のバルーンカテーテルと同様に
操縦可能であり、所定量の薬剤を投与することができる
血管内投薬用バルーンカテーテルを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の血管内
投薬用バルーンカテーテルは、外部から供給される圧力
により膨張・収縮可能なスリーブと、該スリーブに圧力
を供給する経路となるアウターチューブと、該アウター
チューブ及び前記スリーブ内を通して配置された、ガイ
ドワイヤが挿通されるインナーチューブとを備えたバル
ーンカテーテルにおいて、さらに、前記スリーブが収縮
した状態では薬剤をほとんどあるいは全く放出せず、前
記スリーブの膨張又は血管への圧接によって薬剤を放出
する、前記スリーブの外壁に設けられた薬剤担持部を備
えたことを特徴とする。
【0008】本発明の血管内投薬用バルーンカテーテル
には、従来PTCAで用いられてきた血管狭窄部拡張用
のバルーンカテーテルにおいて、さらに、バルーン部の
外壁に薬剤担持部が周設されている。バルーンカテーテ
ルは、外部から供給される圧力により膨張・収縮可能な
スリーブと、該スリーブに圧力を供給する経路となるア
ウターチューブと、該アウターチューブ及び前記スリー
ブ内を通して配置された、ガイドワイヤが挿通されるイ
ンナーチューブとを備えたもので、様々な改良された形
態のものが公知であり、また使用されている。本発明に
おいてはいずれの形態のバルーンカテーテルを用いても
よく、この選択は疾患の種類や患者の状態によって任意
に選択することができる。例えば、特開昭63ー288
167号、特開昭63ー288169号及び特開平1ー
70073号参照のこと。
【0009】スリーブは、圧力、例えば液体の導入また
は排出によって膨張・収縮可能な形態、例えば、ゴムの
ような伸縮自在な素材から形成されたものや折り畳み・
展開によって伸縮するもの、または両方を備えた形態で
あり、収縮させた状態にて血管内を移動させ、薬剤を投
与させる部位にて膨張させて薬剤担持部に圧力をかけ、
薬剤を放出させる。スリーブは、生体に不利な反応を起
こさせず、上記のように膨張・収縮を繰り返し行なうこ
とのできる耐久性の材料であれば特に限定されず、従来
のバルーンカテーテルにおいて用いられてきたいずれの
材料から形成されていてもよい。例えば、ウレタンエラ
ストマー、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、その他のポリオレフィ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリサルホン樹脂等が挙げ
られる。スリーブの直径は、患者の病変に対応して任意
に選択することができるが、一般に1.5mm〜8m
m、好ましくは2mm〜4mmである。
【0010】インナーチューブは、スリーブ及びアウタ
ーチューブを通して連続して配置されている。これは、
スリーブを適当な部位に誘導するためのガイドワイヤを
挿通させるためのものである。材料は特に限定されず、
従来のバルーンカテーテルにおいて用いられてきたいず
れの材料から形成されていてもよいが、狭くて曲折した
血管内をできるだけ自在に移動し、屈折しないことが可
能なように、柔軟でガイドワイヤとの滑りが良好なもの
が好ましい。例えば、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等が挙げら
れる。
【0011】アウターチューブは、上記スリーブに圧力
を供給させるための経路であり、外部の圧力供給手段か
らの圧力、例えば液体の導入または排出をスリーブに伝
える。材料は特に限定されず、従来のバルーンカテーテ
ルにおいて用いられてきたいずれの材料から形成されて
いてもよいが、血管の曲折した部位にて屈折してチュー
ブを閉塞してしまわないものが適当であり、例えば、シ
リコン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、
ナイロン樹脂等が好ましい。
【0012】圧力を伝達するための媒体としては、スリ
ーブ、アウターチューブ、インナーチューブ及び生体に
対して反応を起こさないものが好ましく、通常は、液体
が用いられる。必要ならば、各種造影剤を含有させてお
き、スリーブが膨張する場合にはそれを視認することに
よって薬剤が投与されたことを確認することもできる。
【0013】薬剤担持部は、スリーブの収縮時には薬剤
を放出せずに、スリーブの膨張時に薬剤を放出する構成
であればいずれの形態であってもよい。例えば、きわめ
て微細な孔を有する孔あきフィルム、多孔質フィルム、
布状フィルム等の隔壁によって、スリーブの外壁との間
に薬剤収納空間を設けたものや、吸水性ポリマー、スポ
ンジ状吸水層、布状吸水層、多孔質層等の層が挙げられ
る。孔あきフィルムとは、例えばエキシマレーザー等に
よってフィルムにきわめて微細な孔を開けたものであ
る。
【0014】孔の大きさは、圧力が加えられない限り液
体(及び粉末)を放出させず、加圧によって放出させる
大きさであって、スリーブを形成する各材料や適用させ
る薬剤に依存するが、好ましくは0μm〜100μm、
より好ましくは5μm〜50μmである。ここで「0μ
m」の孔とは、フィルムが弾性の伸縮自在なものであっ
て、スリーブの収縮時には孔が開いていないが、スリー
ブの膨張時に孔を広げ、薬剤を放出するものである。
【0015】具体的には、例えば、吸水性ポリマーとし
てはポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ及びポリア
クリルアミド等、布状フィルムとしてはナイロン、ポリ
エステル、ポリエチレン及びポリプロピレン等、多孔質
フィルムとしてはポリエチレン、ポリテトラフルオロエ
チレン及びポリサルホン等、そしてゴム状フィルムとし
てはスチレンブタジエンラバー、ポリウレタン、ポリエ
チレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
【0016】これらは、圧力が加えられない限り、担持
した薬剤を放出することがない。このため、スリーブの
収縮時、従って血管内を移動する際には薬剤をほとんど
あるいは全く放出せずに、病変部にてスリーブを膨張
(即ち、加圧)させることによって薬剤を放出すること
ができる。ここで、加圧は、フィルムの場合には、スリ
ーブとフィルムとの間の薬剤収納空間を圧すことによ
り、また、血管とフィルムとの圧接によって、層の場合
には、血管と層との圧接によって達成される。従って、
病変部にのみ薬剤を投与することができる。
【0017】適用時には、薬剤担持部に薬剤を、例えば
含浸、注入等によって任意量担持させてから、ガイドワ
イヤによって収縮させたスリーブを血管中に挿入させ、
病変部に位置決めし、そこでアウターチューブより外部
加圧手段からの加圧物質、例えば液体をスリーブに導入
させ、スリーブを膨張させることによって薬剤担持部に
圧力をかけ、薬剤を孔または層から放出させる。
【0018】この方法によれば、薬剤は、直接病変部に
投与されるため、効果的であり、かつ病変部を除く不必
要な部位に渡って多量に供給されないため、副作用等の
好ましくない作用が激減される。しかも薬剤を適宜選択
して決まった量のみ担持させてほぼその全量を投与させ
ることができるため、決まった量のみ投与することが可
能である。従って、投与された薬剤が不必要な程多すぎ
ることも足りないこともなく、これは、効果の向上、副
作用の低減、コストの低下のうえで好ましい。
【0019】また、ガイドワイヤが挿入されるインナー
チューブとその外側のアウターチューブとのみのシャフ
ト部は、2重構造であり、他のバルーン部も単に外壁に
薄い薬剤担持部を設けたのみで収縮時には径が細いた
め、従来のバルーンカテーテルと同様に径が細い。従っ
て狭い曲折した部位にも適用可能であり、従来用いられ
てきたバルーンカテーテルと同様な操縦性でもって適用
させることができる。
【0020】さらに、従来用いられてきた血管狭窄部拡
張用のバルーンカテーテルのスリーブ外壁に薬剤担持部
を設けるのみの簡易な方法で製造することが可能であ
る。
【0021】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下に本発明の好適な実施例を説明す
る。 [実施例1]図1は、バルーン部3が膨張した状態の本
実施例の血管内投薬用バルーンカテーテル1を表す縦断
面図である。本実施例の血管内投薬用バルーンカテーテ
ル1は、バルーン部3とシャフト部5とから構成されて
いる。図2は、そのバルーン部3が膨張した状態のA−
A断面図であり、図3は、バルーン部3が収縮した状態
のA−A断面図である。
【0022】バルーン部3は、中心部にインナーチュー
ブ7が貫通しており、その周りに膨張時には中空の筒状
(図2参照)になり、収縮時には羽状(図3参照)にな
るスリーブ9が設けられている。実際には羽状のスリー
ブ9は、適当な方法、例えば、人工的に、あるいは素材
に折り目またはくせをつけておくことによって収縮時に
はインナーチューブ7の周りに折り畳まれる(図9参
照)。インナーチューブ7は、血管に挿入して適当な部
位にまでバルーン部3を誘導するガイドワイヤを挿入さ
せるためのものである。バルーン部3の先端11は、加
圧によってインナーチューブ7とスリーブ9とが離れな
いように接着または密着されいる。また、血管内への挿
入・移動を容易とし、外部から血管内に挿入させて血管
内を移動させ、かつ血管を傷つけさせないために適当な
形状及び硬度を有する。バルーン部3内部のインナーチ
ューブ7には、適当な部位(即ち病変部)に到達したこ
とを検知するためのマーカー12が環状に配置されてい
る。マーカー12は、X線不透過物質、例えばAuやP
tにて構成されている。
【0023】スリーブ9の外壁には薬剤担持層13が備
えられている。薬剤担持層13は、吸水性ポリマーの層
であり、含浸によって薬剤を吸収するが、常圧下にはそ
の薬剤をほとんどあるいは全く放出せず、バルーン部3
の拡張によって病変部と密着することにより薬剤を放出
するという性質を有する。本実施例ではポリビニルアル
コールを用いたが、このような性質を有するポリマーに
は、例えば、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸ソーダ及びポリアクリルアミド等
が挙げられ、同等に用いることができる。
【0024】シャフト部5は、中心部に、バルーン部3
に貫通されたインナーチューブ7が続いて貫通されてお
り、その外側にインナーチューブ7と同心円状のアウタ
ーチューブ15が設けられている。アウターチューブ1
5は、バルーン部3のスリーブ9と連続しており、従っ
てアウターチューブ15内の空間とスリーブ9内の中空
とが連続している。アウターチューブ15は、外部圧力
供給手段からの圧力、例えば液体をスリーブ9に与える
経路である。
【0025】さらに、必要に応じてシャフト部5の基端
17には、コネクタ、拡張用ポートまたはガイドワイヤ
用ポート等の付属品が取り付けられる。ここで、本実施
例の血管内投薬用バルーンカテーテル1の適用方法を説
明する。図4は、それを説明する模式図である。
【0026】予め、血管内投薬用バルーンカテーテル1
に、スリーブ9が膨張した状態において、薬剤担持層1
3に適当な薬剤Aを規定量含浸させ(工程1)、収縮さ
せて螺旋状にスリーブ9をインナーチューブ7に自然に
巻き付けさせておく(工程2)。この際、内圧を下げる
のみなので、外側には圧力が加わらず、従って、薬剤A
は放出されず、また、スリーブ9には折り目が形成され
ているため、収縮とともに自然に折り畳まれる。ここで
薬剤担持層13は、加圧されない限り薬剤をほとんどあ
るいは全く放出することがない。
【0027】大腿部動脈21にシース23を挿入し、ガ
イドカテーテル25をシース23より挿入し、治療すべ
き病変部29(一点鎖線にてその拡大図を示す)のある
冠状動脈の入口27に進める(工程3)。次に、ガイド
ワイヤ19を挿入した血管内投薬用バルーンカテーテル
1をガイドカテーテル25より挿入させる(工程4)。
冠状動脈の入口27よりガイドワイヤ19を先行させな
がら、目的病変部29に血管内投薬用バルーンカテーテ
ル1をセットする(工程5)。
【0028】血管内投薬用バルーンカテーテル1は、シ
ャフト部5がインナーチューブ7とアウターチューブ1
5との2重構造で、バルーン部3もほぼそれと同様な径
(即ち、スリーブ9は収縮させて折り畳まれており、そ
の外壁に設けられた薬剤担持層13も薄い層であるた
め)を有するため、図4に示すように狭くてしかも曲折
している部分31においても、ガイドワイヤ19に沿っ
て自在に進行する。
【0029】そして、アウターチューブ11を介して造
影剤ウログラフィンの水溶液を(例えば、8気圧で)ス
リーブ9に送り、スリーブ9を膨張させる(工程6)。
これによってスリーブ9の外壁に設けられた薬剤担持層
13が血管と接触することによって加圧され、薬剤担持
層、即ち、吸水性ポリマー層から薬剤が放出される。従
って、病変部29にのみ薬剤を与えることができる。薬
剤の投与後は、スリーブ9を収縮させ、血管内投薬用バ
ルーンカテーテル1を血管から抜去させる。
【0030】従って、本実施例によれば、適当な部位、
即ち、病変部にバルーン部3を位置決めし、病変部にの
み薬剤を投与することができる。シャフト部5は、イン
ナーチューブ7とアウターチューブ11との2重構造で
あり、バルーン部3は、薬剤担持層13がごく薄い層で
あるため、スリーブ9の折り畳み時には、径はシャフト
部5と近似した径となる。従って、従来のバルーンカテ
ーテルと同様に血管内に挿入して適当な部位にまで移動
させることが可能である。
【0031】また、含浸させたほぼ全ての薬剤を放出さ
せることができるため、予め決めた量を投与でき、効果
を最大にして副作用を最小にすることができる。さら
に、コストにおいても好ましい。薬剤担持層13は、本
実施例では、吸水性ポリマー、例えばポリビニルアルコ
ールを用いているが、もちろんこれに限定されず、種々
の液体吸収(しかも加圧時には液体を放出する)層、例
えば、ナイロン不織布や連続気泡を有する発泡体等の多
孔質材を用いることができる。
【0032】また、本実施例では、スリーブ9が膨張し
た状態にて薬剤を担持させているが、収縮した状態にて
担持させてもよい。 [実施例2]実施例1では、薬剤担持部を、薬剤を含浸
担持できる層13にしたが、さらに、図5に示すよう
に、微細な孔63cを有する薬剤担持フィルムによって
薬剤をスリーブ59の周囲に収納し、加圧(スリーブの
膨張)によって微細な孔63cから薬剤を放出させるこ
ともできる。
【0033】本実施例の血管内投薬用バルーンカテーテ
ル51は、薬剤担持部以外は実施例1と同様な形態であ
る。薬剤担持部として、スリーブ59の両端59a,5
9bに、スリーブ59を被覆した円筒状の薬剤担持フィ
ルム63の両端63a,63bを密着させた。薬剤担持
フィルム63には、エキシマレーザーによって開けられ
た約10μmの微細な孔63cが均一に設けられてい
る。
【0034】端部63bには、図6にその拡大図を示す
ように、注射器(図示せず)によって薬剤を注入させる
ための薬剤注入用チューブ63dが設けられている。薬
剤注入用チューブ63dは極めて細いため、加圧されな
い限り気体や液体をほぼ漏出させることがない。ここか
らスリーブ59の外壁と薬剤担持フィルム63との間に
薬剤を注入させることができる。薬剤を担持後に、薬剤
注入用チューブ63dをバルーン部53から抜去する
と、薬剤担持フィルム63は、弾性によってスリーブ5
9の端部59bと密着し、そこから薬剤が漏出すること
はない。薬剤は、スリーブ59の膨張で加圧されること
によって微細な孔63cから放出される。
【0035】このように使用できるフィルムとしては、
孔あきフィルム、多孔質フィルム、布状フィルム等、例
えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエステル、ポリサルホン、ポリテト
ラフルオロエチレン及びナイロン等が挙げられる。
【0036】さらに、常圧下には密閉し、膨張時に広が
る孔を設けた伸縮性のフィルム、例えば、スチレンブタ
ジエンラバー及びポリウレタン等でもよい。また、本実
施例では、薬剤注入用チューブを設けているが、これを
設けず、弾性の穿刺可能な肉厚挿入部63e(点線で示
す)を設け、直接注射器の針を差し込んでもよい。肉厚
挿入部63eはもちろん針の抜去後には弾性によって孔
が密着し、薬剤が漏れることがない。
【0037】本実施例の血管内投薬用バルーンカテーテ
ル51においても実施例1と全く同様な効果が得られ
た。 [実施例3]図7に本実施例の血管内投薬用バルーンカ
テーテル100を示す。本実施例の血管内投薬用バルー
ンカテーテル100は、さらに2個のストッパー150
を有する以外は、実施例1の血管内投薬用バルーンカテ
ーテル1と同一の形態である。
【0038】ストッパー150は、スリーブ109の両
端109a,109bに設けられている。形状は、膨張
した状態において球状であり、収縮した状態においてス
リーブ109と同様にインナーチューブ107の周りに
羽状になっている。ストッパー150は、スリーブ10
9、アウターチューブ113と連続しており、血管に挿
入させる時には収縮させて折り畳まれた状態であり、病
変部にスリーブ109を到達させた後に膨張剤を注入さ
せることによってスリーブ109と同様に膨張する。
【0039】このストッパー150によって、放出され
た薬剤が2つの150の間にそのまま滞留し、従って、
血液の流れによる病変部からの薬剤の流出が妨げられ
る。この結果、効果がより高められる。 [実施例4]図8に本実施例の血管内投薬用バルーンカ
テーテル200を示す。本実施例の血管内投薬用バルー
ンカテーテル200は、上記実施例3と同様であるが、
ストパー250がスリーブ209から所定距離だけ離れ
て存在し、スリーブ209とストッパー250との間が
アウターチューブ215によって連続されている。
【0040】本実施例は、上記実施例3と同様な効果を
奏するものであるが、病変部が広域に渡る場合に病変部
の広さに応じてストッパーの位置の異なるものを用いる
ことができる。上記各実施例によれば、従来のバルーン
カテーテルのスリーブ外壁に薬剤担持部を設け、スリー
ブの膨張時に薬剤を放出させることによって、病変部に
直接薬剤を投与し、他の部位には薬剤を与えないことが
できる。従って、薬剤の効果を最大にし、必要な薬剤が
少なくなることから副作用を最小にすることができる。
また、薬剤を予め決めた量のみ担持させ、ほぼこの全量
を投与することができるため、いつも所定量の薬剤を投
与することが可能となる。しかもシャフト部が2重構造
であり、スリーブも単に外壁に薄い薬剤担持部を設けた
のみであるので、収縮時にはシャフト部とほぼ同様な径
を有し、狭くて曲折した血管内を従来のバルーンカテー
テルと同様に操縦可能である。
【0041】尚、上記各実施例においては、スリーブの
羽部分を図9(イ)に概略図を示すように螺旋状に折り
畳んでいるが、これに限定されることなく、図9(ロ)
に概略図を示すような同一方向に巻き込んだものでもよ
い。また、図9(ハ)に概略図を示すように羽を3つに
して螺旋状に折り畳んだもの、図9(ニ)に概略図を示
すように羽を4つにして螺旋状に折り畳んだもの、ある
いは、図10(イ)に概略図を示すようにねじって螺旋
状にしたもの、図10(ロ)に概略図を示すようにイン
ナーチューブを一方の側面に寄せてねじって螺旋状にし
たもの等のいずれの方法によって折り畳んで径を細くさ
せたものでもよい。
【0042】また、膨張剤として上記各実施例では、ウ
ログラフィン水溶液を用いているが、もちろんこれに限
定されることなく、種々の膨張剤の溶液あるいは気体等
を同等に用いることができる。上記各実施例において
は、ガイドワイヤにバルーンカテーテルを装着して同時
に血管内を移動させる、いわゆるオン・ザ・ワイヤ(o
n−the−wire)・システムを採用しているが、
もちろん、ガイドワイヤをまず先進させてからバルーン
カテーテルをガイドワイヤに沿って移動させるオーバー
・ザ・ワイヤ(over−the−wire)・システ
ムによっても同等に良好な効果を得ることができる。オ
ン・ザ・ワイヤ・システムによる場合には、アウターチ
ューブの先端をガイドワイヤと密着させて密閉性を保
ち、インナーチューブを設けない構成とすることもでき
る。この構成によれば、アウターチューブの1重構造で
あるため、さらに径が細くなり、血管への導入と移動が
より容易となる。
【0043】さらに、薬剤担持部は、血管の移動中に薬
剤を放出させることはもしなんらかの要因であったとし
てもごく微量であるが、病変部への誘導中に薬剤が放出
されることを防止するために、スリーブの巻き込まれた
部分(例えば、図9においてM部分)にのみ薬剤を担持
することもできる。
【0044】また、上記各実施例では、スリーブの膨張
によって薬剤を放出させているが、スリーブが膨張され
ないほどの細い血管の治療においては、膨張によらず単
に血管に圧接させることにより薬剤を放出させてもよ
い。薬剤としては、例えば、血管狭窄部の治療において
は、例えばアスピリン、パーサンチン等の組織の増殖及
びコレステロールの固化を抑制する組織抑制剤、あるい
は再狭窄を防止するための各種薬剤等が使用でき、脳、
足等の他の様々な治療(薬剤)にて適用することができ
る。
【0045】上記各実施例の血管内投薬用バルーンカテ
ーテルを用いて血管狭窄部の治療に用いた場合には、ス
リーブの膨張によって、閉塞物を除去させ、血管を拡張
させるとともに組織抑制剤等を圧着投与し、相乗効果を
期待することができる。以上本発明の実施例について説
明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の血管内投
薬用バルーンカテーテルによれば、薬剤を血管内から病
変部にのみ投与することができるという優れた効果を奏
する。しかも、狭くて曲折した血管内を従来のバルーン
カテーテルと同様に操縦可能であり、所定量の薬剤を投
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリーブが膨張した状態の、本実施例1の血管
内投薬用バルーンカテーテルを表す縦断面図である。
【図2】スリーブが膨張した状態の、本実施例1の血管
内投薬用バルーンカテーテルを表す横断面図である。
【図3】スリーブが収縮した状態の、本実施例1の血管
内投薬用バルーンカテーテルを表す横断面図である。
【図4】本実施例の血管内投薬用バルーンカテーテルを
治療に用いる方法を説明する模式図である。
【図5】本実施例2の血管内投薬用バルーンカテーテル
を表す縦断面図である。
【図6】その薬剤注入用チューブが設けられたスリーブ
の端部を示す拡大図である。
【図7】本実施例3の血管内投薬用バルーンカテーテル
を表す縦断面図である。
【図8】本実施例4の血管内投薬用バルーンカテーテル
を表す縦断面図である。
【図9】種々のスリーブの折り畳み方を説明する概略図
である。
【図10】さらに他のスリーブの折り畳み方を説明する
概略図である。
【符号の説明】
1、51、100、200・・・血管内投薬用バルーン
カテーテル、3、53、103、203・・・バルーン
部、7、57、107、207・・・インナーチュー
ブ、9、59、109、209・・・スリーブ、13、
113、213・・・薬剤担持部、63・・・薬剤担持
フィルム、15、65、115、215・・・アウター
チューブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される圧力により膨張・収
    縮可能なスリーブと、該スリーブに圧力を供給する経路
    となるアウターチューブと、該アウターチューブ及び前
    記スリーブ内を通して配置された、ガイドワイヤが挿通
    されるインナーチューブとを備えたバルーンカテーテル
    において、 さらに、前記スリーブが収縮した状態ではほとんどある
    いは全く薬剤を放出せず、前記スリーブの膨張又は血管
    への圧接によって薬剤を放出する、前記スリーブの外壁
    に周設された薬剤担持部を備えたことを特徴とする血管
    内投薬用バルーンカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記薬剤担持部が多孔質層からなる請求
    項1記載の血管内投薬用バルーンカテーテル。
  3. 【請求項3】 前記薬剤担持部が薬剤を吸収できる膨潤
    層からなる請求項1記載の血管内投薬用バルーンカテー
    テル。
  4. 【請求項4】 前記薬剤担持部が微細な孔を有するフィ
    ルムと薬剤収納空間とからなる請求項1記載の血管内投
    薬用バルーンカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記薬剤担持部に薬剤が担持された請求
    項1、2、3または4記載の血管内投薬用バルーンカテ
    ーテル。
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