JP2014180809A - 剥離強度調整可能なハードコート転写フイルム、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックフイルム上の、少なくとも離型層、及びハードコート層が順次積層されたハードコート転写フイルムであって、離型層とハードコート層との剥離強度を容易に調整することができ、箔こぼれや箔カケを起こさないハードコート転写フイルム、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のハードコート転写フイルムは、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層であることが特徴であり、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、離型層上にハードコート層を積層後、紫外線を照射することにより、離型層の水酸基含有アクリレートとハードコート層の紫外線硬化型樹脂が架橋させることが特徴である。
【選択図】なし

Description

本発明は、プラスチックフイルム上に、少なくとも剥離層、ハードコート層が順次積層され剥離強度調整可能なハードコート転写フイルム、及びその製造方法に関する。
従来から、家電製品等の部品、家具の表面材、自動車用部品、雑貨、紙器、ラベル等の各種製品に、金属光沢や図柄等の意匠性、ハードコート性、反射防止性等の機能性を付与する目的で、プラスチックフイルム上に金属薄膜層、印刷層、着色層、接着層等(以下、これらをまとめて転写層という場合がある)が積層された転写フイルムを使用し、該転写フイルムに積層された転写層を上記各種製品表面(被転写物表面)に転写、及び積層して意匠性や機能性が付与された各種製品を得る方法が広く一般に使用されている。
そして、一般的に転写フイルムは、広幅、及び長尺で製造され、被転写物の大きさや形状に合わせて、転写フイルムをスリット加工して使用している。
また、転写フイルムにスリット加工を行う場合に、転写フイルムのスリット部付近に積層されている転写層が、プラスチックフイルム上から剥離して欠落するいわゆる箔こぼれを起こしやすかった。その為箔こぼれした転写層が、「スリット加工している室内に舞い散る」、「転写フイルムに付着する」等してしまい、スリット加工時の作業環境が悪くなるだけでなく、スリット加工された転写フイルムを使用して転写加工を行う場合に、プラスチックフイルム上から箔こぼれした転写層が、被転写物表面に付着してしまうこと等による外観不具合を起こしやすい問題があった。
そして、特許文献1には、基材上に、離型層、電離放射線硬化樹脂層(転写層)が順次積層された転写箔(転写フイルム)であって、基材上に離型層、電離放射線硬化樹脂層を順次積層する工程、転写箔(転写フイルム)のスリット部にのみ電離放射線(紫外線)を照射して、離型層と電離放射線硬化樹脂層との間の剥離力を増加(強く)させる工程、該スリット部でスリットする工程とからなる箔こぼれを防いだ転写箔(転写フイルム)の製造方法が記載されており、また離型層上に、電離放射線硬化樹脂層の他に、保護層、印刷層、各種の機能層、接着層等を転写層として設けてもよいと記載されている。
また、プラスチックフイルム上に、少なくとも離型層、及び転写層(印刷層や金属薄膜層等)が順次積層された従来の一般的な転写フイルムは、離型層と転写層との剥離強度を所望の剥離強度に調整しづらく、該転写フイルムに積層されている転写層を被転写物表面に綺麗に転写しづらくなる為、外観不具合や転写不具合を起こしやすく所望の外観や機能を付与しづらくなる問題があった。
尚、本明細書でいう外観不具合とは、転写フイルムを使用して転写加工を行う場合に、転写フイルムのスリット部、非スリット部に関わらず、本来被転写物表面に転写されず、プラスチックフイルム上(離型層上)に積層されたままとなるべき箇所の転写層が、プラスチックフイルム上(離型層上)から箔こぼれし、箔こぼれした転写層が被転写物表面に付着してしまい、所望の外観や機能を得ることができない不具合のことをいい、具体的には以下の(1)、または(2)の不具合のことである。上記外観不具合は、転写フイルムのプラスチックフイルム(離型層)と転写層との剥離強度が比較的弱い場合に発生することが多い。
(1)、箔こぼれした転写層が、本来転写層が積層されてはならない被転写物表面の箇所に付着してしまい、所望の外観や機能を得ることができない不具合。
(2)箔こぼれした転写層が、被転写物表面に付着し、被転写物表面に付着した箔こぼれした転写層の上にさらに目的の転写層が重なって積層され、その結果、被転写物表面に積層された転写層が、被転写物表面に付着した箔こぼれした転写層の形状に膨らんでしまい、所望の外観や機能を得ることができない不具合。
また、本明細書でいう転写不具合とは、転写フイルムを使用して転写加工を行う場合に、転写層の一部または全部が欠けた状態で被転写物表面に転写され積層されてしまい、所望の外観や機能を得ることができない不具合のことをいい、具体的には以下の(1)、または(2)の不具合のことである。
(1)転写フイルムに積層された転写層のうち、本来被転写物表面に積層されるべき箇所の転写層の一部または全部が、被転写物表面に転写される前にプラスチックフイルム上(離型層上)から箔こぼれし、転写層の一部または全部が欠けた状態で被転写物表面に積層されてしまい、所望の外観や機能を得ることができない不具合。この不具合は、転写フイルムのプラスチックフイルム(離型層)と転写層との剥離強度が比較的弱い場合に発生することが多い。
(2)転写フイルムに積層された転写層のうち、本来被転写物表面に積層されるべき箇所の転写層の一部または全部が、プラスチックフイルム上(離型層上)から転写層が剥離せず、被転写物表面に転写層の一部または全部が欠けた状態(以下、この様な状態のことを箔カケという)で被転写物表面に積層されてしまい、所望の外観や機能を得ることが出来ない不具合。この不具合は、転写フイルムのプラスチックフイルム(離型層)と転写層との剥離強度が比較的強い場合に発生することが多い。
特開2012−11711号公報
しかしながら、特許文献1記載の転写箔(転写フイルム)の製造方法は、スリット部の箔こぼれを防ぐ為に、スリット部の離型層と電離放射線硬化樹脂層(転写層)との剥離強度を増加(強く)させる目的で、幅5〜15mm程度の転写フイルムのスリット部にのみ電離放射線(紫外線)を照射する必要があり、その製造方法とその製造方法により得られる転写箔(転写フイルム)には以下に示す欠点があった。
(1)。特許文献1記載の転写箔(転写フイルム)の製造方法は、該転写箔(転写フイルム)のスリット部にのみ紫外線が照射されるように、スリット部の形状に合わせて非スリット部に紫外線が照射されないように紫外線を遮蔽するカバーや治具等をその都度作製する必要があった。一般的に転写フイルムのスリット部と非スリット部の幅は被転写物の大きさや形状により様々であり、その為、特許文献1記載の製造方法で転写箔(転写フイルム)を製造する場合に、非常に面倒であり効率良く転写フイルムを製造しづらい欠点があった。
(2)特許文献1記載の製造方法により得られる転写箔(転写フイルム)は、該転写箔(転写フイルム)の非スリット部の離型層と電離放射線硬化樹脂層(転写層)との剥離強度を所望の剥離強度に調整することはできない為、非スリット部の転写層が箔こぼれ、または箔カケしてしまい、外観不具合、または転写不具合を起こしやすい欠点があった。
また、プラスチックフイルム上に少なくとも離型層、及び転写層が順次積層された前記一般的な転写フイルムは、離型層と転写層との剥離強度を所望の剥離強度とする為に、離型層に使用する樹脂の種類を変更する等して、離型層と転写層との剥離強度を最適な剥離強度に調整しなければならなかった。しかしながら、この様な方法では、被転写物の大きさや形状によって離型層と転写層との剥離強度を外観不具合や転写不具合が起こらない最適な剥離強度となるようにその都度離型層に使用する樹脂を選定する必要があり、非常に面倒で効率が悪く実用上問題があった。
そして、前記特許文献1記載の製造方法により得られる転写箔(転写フイルム)、または前記一般的な転写フイルムを、プラスチックフイルム上(離型層上)に、転写層として電離放射線硬化樹脂層、印刷層、金属薄膜層、接着層等が組み合わされ多層積層されたものとした場合に、これらの転写フイルムは、転写層が箔こぼれをより起こしやすい傾向があり、離型層と転写層との剥離強度を最適な剥離強度に調整することが困難であった。
以上のことから、プラスチックフイルム上に、少なくとも、離型層、ハードコート層等の転写層が積層された転写フイルムであって、スリット部や非スリット部に関係なく、離型層と転写層との剥離強度を最適な剥離強度に容易に調整することができ、転写層が箔こぼれ、または箔カケすることなく外観不具合や転写不具合を起こすことがない転写フイルムとその製造方法を提供することが課題であった。
[1]本発明はプラスチックフイルム上に、少なくとも、離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層された、ハードコート転写フイルムであって、下記(A)〜(C)の条件をすべて満足することを特徴とするハードコート転写フイルムである。
(A)離型層とハードコート層とが接するようにして積層されている
(B)離型層が熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる層である。
(C)熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である
[2]本発明は、水酸基含有アクリレートがペンタエリスリトールトリアクリレートである上記[1]記載のハードコート転写フイルムである。
[3]本発明は、プラスチックフイルム上に、少なくとも、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層されたハードコート転写フイルムの製造方法であって、下記(工程1)、及び(工程2)を順次行うことを特徴とするハードコート転写フイルムの製造方法である。
(工程1)プラスチックフイルム上に、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である混合樹脂をコーティングした後、該混合樹脂を加熱し、少なくとも熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層する工程
(工程2)上記離型層上に、紫外線硬化型樹脂をコーティングし、少なくとも該紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射し、該紫外線硬化型樹脂を硬化させてハードコート層を積層する工程
[4]本発明は、水酸基含有アクリレートがペンタエリスリトールトリアクリレートである、上記[3]記載のハードコート転写フイルムの製造方法である。
本発明のハードコート転写フイルムは、前記の問題点を全て解決することができるハードコート転写フイルムであり、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、本発明のハードコート転写フイルムを製造する最適な製造方法である。
本発明のハードコート転写フイルムは、積層された離型層を熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である層としている為、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に容易に調整することができる。
本発明のハードコート転写フイルムは、非スリット部、及びスリット部にかかわらず本発明のハードコート転写フイルムに積層された離型層とハードコート層との剥離強度を、被転写物の大きさや形状に関わらず、最適な剥離強度に容易に調整することが可能である。
また、本発明のハードコート転写フイルムのスリット部のハードコート層が箔こぼれすることを防止する為に、スリット部にのみに紫外線が照射されたものとする必要がない。したがって、本発明のハードコート転写フイルムを製造する場合に、非スリット部とスリット部の形状に合わせて紫外線を遮蔽するカバーや治具等を作製する必要がなく、非常に効率良く本発明のハードコート転写フイルムを得ることができる。
さらに、本発明のハードコート転写フイルムは、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に容易に調整することが可能である為、スリット部、及び非スリット部に関わらず、本発明のハードコート転写フイルムに積層されたハードコート層が箔こぼれ、または箔カケすることがない。その為、本発明のハードコート転写フイルムを使用した場合に、被転写物表面にハードコート層を所望の箇所に所望の形状で転写、及び積層することができる。したがって、被転写物表面に転写されない箇所のハードコート層が箔こぼれすることによって外観不具合や転写不具合を起こすことがなく、またハードコート層の一部または全部が箔カケすることによって転写不具合も起こすことがない。
また、本発明のハードコート転写フイルムは、離型層上に積層されるハードコート等の転写層を多層積層したものとした場合であっても、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に容易に調整することが可能である。
前記のように、本発明のハードコート転写フイルムは、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に容易に調整することができる。
具体的には、本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との最適な剥離強度は、0.05〜0.5N/18mmの範囲、好ましくは0.05〜0.15N/18mmの範囲であり、本発明のハードコート転写フイルムを使用して、本発明のハードコート転写フイルムに積層された少なくともハードコート層を被転写物表面に転写、及び積層させる場合に、被転写物の大きさ、形状等に関わらず、ハードコート層が箔こぼれ、または箔カケすることがなく外観不具合、及び転写不具合を起こすことがない。また、本発明のハードコート転写フイルムは、剥離強度を上記最適な剥離強度の範囲内で容易に、所望の剥離強度に調整することも可能である。
そして、本発明のハードコート転写フイルムを得る為には、本発明の製造方法を使用することが最適である。
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、プラスチックフイルム上に水酸基含有アクリレートと熱硬化型樹脂とからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である混合樹脂をコーティングした後、該混合樹脂を加熱し、熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層し、該離型層上に紫外線硬化型樹脂からなる紫外線硬化型樹脂層をコーティングして、少なくとも該紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射し、該紫外線硬化型樹脂を硬化させてハードコート層を積層するハードコート転写フイルムの製造方法である。
したがって、前記の通り、スリット部の箔こぼれを防止する目的でスリット部の形状に合わせて非スリット部に紫外線が照射されないように紫外線を遮蔽するカバーや治具等を作製する必要がない。その為本発明のハードコート転写フイルムの製造方法を使用すれば非常に効率良く本発明のハードコート転写フイルムを得ることができる。
また、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、プラスチックフイルム上に、少なくとも離型層を積層し、該離型層上に紫外線硬化型樹脂をコーティングした後、紫外線を照射することにより紫外線光型樹脂を硬化させてハードコート層を積層し、該ハードコート層を所望のハードコート性を有するものとするだけでなく、離型層に使用する水酸基含有アクリレートとハードコート層に使用する紫外線硬化型樹脂とを架橋させることで離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度(0.05〜0.5N/18mmの範囲、好ましくは0.05〜0.15N/18mmの範囲)となるように容易に調整することが可能となる。
したがって、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法で得られるハードコート転写フイルムは、ハードコート層が箔こぼれ、または箔カケすることがなく外観不具合、及び転写不具合を起こすことがない。
本発明のハードコート転写フイルムは、プラスチックフイルム上に、少なくとも、離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層された、ハードコート転写フイルムであって、下記(A)〜(C)の条件をすべて満足することを特徴とするハードコート転写フイルムである。
(A)離型層とハードコート層とが接するようにして積層されている
(B)離型層が、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる層である
(C)熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である
また、本発明のハードコート転写フイルムを使用して、該本発明のハードコート転写フイルムに積層されている少なくともハードコート層を被転写物表面に転写、及び積層する場合に、本発明のハードコート転写フイルムに積層されている離型層は、プラスチックフイルムとともに剥離され、被転写物表面には少なくともハードコート層が転写、及び積層される。
以下、本発明のハードコート転写フイルムについて説明する。
本発明のハードコート転写フイルムに使用するプラスチックフイルムは、特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリカーボネーフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリアミドフイルム等、各種従来公知のプラスチックフイルムが使用できる。
プラスチックフイルムは、無延伸、一軸延伸、二軸延伸の何れでもよく、また、帯電防止剤、着色剤、熱安定剤等の各種添加剤を含んでいてもかまわない。
プラスチックフイルムの種類や厚さは、所望の用途、目的に応じて適宜選択すればよい。
さらに、プラスチックフイルムには、本発明のハードコート転写フイルムを使用して得られる各種製品を意匠性に富んだものとする目的で、プラスチックフイルムの表面にヘアライン加工、マット加工、エンボス加工等が施されていてもよい。
また、プラスチックフイルムは、プラスチックフイルムと離型層との密着を強くする目的で、プラスチックフイルム上にアンカーコート、易接着コート、コロナ処理等の表面処理がされたものでも構わず、これら表面処理がされたプラスチックフイルムも本明細書でいうプラスチックフイルムに含まれる。
本発明のハードコート転写フイルムの離型層は、離型層上に積層された少なくともハードコート層を被転写物表面に転写、及び積層させる場合に、本発明のハードコート転写フイルムの離型層上から剥離させやすくする目的で、プラスチックフイルム上に積層されている層である。
前記離型層は、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる層であって、離型層に使用する熱硬化型樹脂は、上記目的を達成することができるものであれば特に制限なく、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等、各種公知の樹脂が使用でき、これらのいずれか1種、または2種以上の混合樹脂としてもよく、目的に応じて適宜選択すればよい。
前記離型層に使用する水酸基含有アクリレートは、特に制限なく使用できるが、本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度の範囲で調整することが容易なペンタエリスリトールトリアクリレートを使用するのが好ましい。
熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率は3〜10重量%の範囲が好ましく、3〜5重量%とすればより好ましい。熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率を上記範囲とすれば、本発明のハードコート転写フイルムが、スリット部、及び非スリット部に関わらず、本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に調整することが可能となり、ハードコート層が箔こぼれや箔カケすることなく外観不具合や転写不具合を起こすことがない。
熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3重量%よりも少ないと、離型層とハードコート層との剥離強度が弱くなる為、ハードコート層が箔こぼれを起こし、その結果外観不具合等を起こしやすくなる為、好ましくない。また、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が10重量%よりも多いと、離型層とハードコート層との剥離強度が強くなる為、ハードコート層が箔カケを起こし、その結果転写不具合を起こしやすくなる為、好ましくない。
また、本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との剥離強度は、離型層に使用する熱硬化型樹脂の種類に関係なく、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率によって調整することが可能であり、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が大きくなるほど剥離強度は強くなり、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率は、被転写物の大きさや形状に合わせて所望の剥離強度となるよう前記最適な剥離強度の範囲となるよう適宜調整すればよい。
前記離型層の厚さは0.5〜2μmの範囲が好ましい。離型層の厚さが0.5μmよりも薄いと、離型層とハードコート層との剥離強度が強くなる為、ハードコート層が箔カケを起こし、その結果転写不具合を起こすおそれがある為、好ましくなく、2μmよりも厚いと転写加工を行う場合に、離型層中で凝集破壊を起こし離型層の一部が被転写物表面に転写されるおそれがある為、好ましくない。
また、離型層を積層する方法は、グラビアコート法、リバースコート法、ダイコート法、マイクログラビアコート(リバースグラビアコート)法等、従来公知のコーティング方法が使用でき、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。
本発明のハードコート転写フイルムに積層されているハードコート層は、前記離型層上に、該離型層と接するようにして積層された紫外線硬化型樹脂からなる層であり、本発明のハードコート転写フイルムを使用して転写加工を行う場合に、本発明のハードコート転写フイルムの離型層上から剥離し被転写物表面に転写、及び積層される層である。
すなわち、前記ハードコート層は、紫外線の照射により紫外線硬化型樹脂が硬化した層であり、本発明のハードコート転写フイルムを使用して、転写加工を行った場合に、被転写物の最表層に積層され、該ハードコート層が積層された被転写物にハードコート性を付与する層である。
また、前記ハードコート層は、紫外線硬化型樹脂がすべて紫外線と反応し完全に硬化した状態(完全硬化)や、紫外線硬化型樹脂の一部が紫外線と反応し完全に硬化していない状態(半硬化)としてもよく、紫外線硬化型樹脂を、完全硬化または半硬化のいずれにするかは、目的に応じて適宜選択すればよい。
そして、本発明のハードコート転写フイルムを使用して転写加工を行った場合に、ハードコート層が積層された被転写物を所望のハードコート性を有するものとする為には、被転写物表面に積層された該ハードコート層を完全硬化としておく必要がある。尚、本発明のハードコート転写フイルムを使用して被転写物表面に転写、及び積層する方法については後述する。
前記ハードコート層に使用する紫外線硬化型樹脂は、上記目的を達成することができる紫外線硬化型樹脂であれば特に制限なく、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等各種公知の樹脂が使用でき、これらのいずれか1種、または2種以上の混合樹脂としてもよく、目的に応じて適宜選択すればよい。
ハードコート層の厚さは、本発明のハードコート転写フイルムに積層されたハードコート層が転写、及び積層された被転写物が所望のハードコート性を得ることができる厚さであればよく、3〜10μmの範囲が好ましい。ハードコート層の厚さが3μmよりも薄いと、ハードコート層が転写された被転写物に所望のハードコート性を付与することができない可能性があり好ましくない。また、ハードコート層の厚さが10μmよりも厚いと、転写加工を行った場合に、ハードコート層にクラックが発生し外観不良を起こすおそれがある為、好ましくない。
また、ハードコート層を積層する方法は、グラビアコート法、リバースコート法、ダイコート法、マイクログラビアコート(リバースグラビアコート)法等、従来公知のコーティング方法が使用でき、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。
本発明のハードコート転写フイルムは、本発明のハードコート転写フイルムを使用して得られる各種製品が意匠性を有するものとする目的で、本発明のハードコート転写フイルムに積層されているハードコート層上に、印刷層、着色層、金属薄膜層等が積層されていても構わず、また本発明のハードコート転写フイルムと被転写物とを密着させる目的で、熱可塑性樹脂、粘着性樹脂等からなる接着層が、ハードコート層上(印刷層、着色層、金属薄膜層等上)に積層されていても構わない。
尚、上記印刷層、着色層、金属薄膜層、接着層等は、本発明のハードコート転写フイルムに積層されたハードコート層とともに被転写物表面に転写、及び積層される転写層であり、以下で詳述する。
また、本発明のハードコート転写フイルムをハードコート層上に印刷層、着色層、金属薄膜層、接着層等が積層されたものとした場合、ハードコート層とこれらの層(ハードコート層と接する層)との密着を強くする等の目的で、ハードコート層上にアンカーコート層が積層されていても構わない。尚、上記アンカーコート層も本明細書でいう転写層に含まれる。
前記印刷層、及び着色層は、上記の通り本発明のハードコート転写フイルムを使用して得られる各種製品に意匠性を付与する目的でハードコート層上に積層される層である。
また、印刷層、及び着色層に使用する樹脂は、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂等、各種公知の樹脂が使用でき、これらのいずれか1種、または2種以上の混合樹脂としてもよく、印刷層、及び着色層の目的に応じて適宜選択すればよい。また、印刷層、及び着色層を2層以上組み合わせた複数層(以下、印刷層等という)とする場合に、印刷層等に使用する樹脂は各層間で異なっていてもよく同種であってもよい。
そして、印刷層等を構成するすべての層が全面もしくは部分的にハードコート層上に積層されていてもよく、印刷層等を構成する層のうち、一部の層が全面にもしくは部分的にハードコート層上に積層されていてもよい。また、印刷層等を構成する層のうち、どの層を全面もしくは部分的とするかは、所望の意匠性に応じて適宜選択すればよい。また、印刷層、及び着色層を積層する方法は、従来公知の積層方法を使用することでき、目的に応じて適宜選択すればよい。
金属薄膜層は、本発明のハードコート転写フイルムを使用して得られる被転写物に金属光沢や、導電性、反射防止性、抗菌性等の機能を付与する目的で、ハードコート層上に積層される層である。
前記金属薄膜層に使用する材料は、アルミニウム、クロム、錫、金、銀、銅、ニッケル、インジウム、硫化亜鉛、ケイ素等の各種金属またはそれらの化合物が使用でき、金属薄膜層を積層する方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等、従来公知の金属薄膜層を積層する方法が使用できる。
金属薄膜層に使用する材料の種類、金属薄膜層を積層する方法は、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。また、金属薄膜層の厚さも、所望の金属光沢や機能が得られる厚さであればよく、所望の金属光沢や機能に応じて、適宜選択すればよい。
また、前記金属薄膜層上に、金属薄膜層の酸化防止、傷ツキ防止する等の目的の為に、従来公知の樹脂からなるトップコート層が積層されていても構わない。尚、該トップコート層に使用する樹脂、トップコート層の厚さ、及び積層する方法は、特に制限なく使用することができ、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。尚、上記トップコート層も本明細書でいう転写層に含まれる。
そして、金属薄膜層は1層または2層以上の複数層としてもよく、2層以上の複数層とする場合に、各層に使用する材料は各層間で異なっていてもよく同種であってもよい。さらに、金属薄膜層を構成するすべての層が全面もしくは部分的にハードコート層上に積層されていてもよく、金属薄膜層を構成するいずれの層が、全面もしくは部分的にハードコート層上に積層されていてもよい。尚、金属薄膜層を部分的に積層する方法は従来公知のエッチング法等適宜選択すればよい。
また、本発明のハードコート転写フイルムは、前記印刷層、着色層、及び金属薄膜層を組み合わせて積層されたものとしても当然構わず、その場合に印刷層、着色層、及び金属薄膜層のいずれの層が下層(ハードコート層側)となってもよく、その順序、及び組み合わせは所望の目的に応じて適宜選択すればよい。
前記接着層は、本発明のハードコート転写フイルムと被転写物とを密着させる目的で、熱可塑性樹脂、粘着性樹脂等からなる層であり、ハードコート層上(印刷層、着色層、金属薄膜層等上)に積層される層である。
接着層に使用する樹脂の種類、及び積層する方法は、前記目的を達成することができるものであれば特に制限なく使用でき、被転写物の種類や目的に応じて使用する樹脂、及び積層する方法を適宜選択すればよい。また、接着層の厚さも、本発明のハードコート転写フイルムと被転写物とを密着させることができる厚さを適宜選択すればよい。
また、接着層を積層することで、本発明のハードコート転写フイルムと被転写物とを容易に密着させることが可能となり、本発明のハードコート転写フイルムに積層されている少なくともハードコート層を、前記接着層と共に被転写物上に転写させることが容易となる。
尚、本発明のハードコート転写フルムを上記接着層が積層されたものとする場合には、該接着層は、本発明のハードコート転写フイルムの最表層(ハードコート層側)に積層されることとなる。この場合、本発明のハードコート転写フイルムに積層されているハードコート層と接着層の間に前記印刷層、着色層、及び金属薄膜層が積層されていても当然構わない。
本発明のハードコート転写フイルムに積層されている少なくともハードコート層を転写させる被転写物は、ガラス、金属、陶器、樹脂等からなる成型品、紙、生地等、被転写物の素材を特に制限することなく使用することができ、被転写物の形状についても、板状、フイルム状、シート状、所望の形状に予め成型されたもの等、特に制限することなく使用でき、目的に応じて適宜選択すればよい。
本発明のハードコート転写フイルムに積層されている少なくともハードコート層(転写層)を被転写物表面に転写、及び積層する方法は、本発明のハードコート転写フイルムと被転写物とを密着させた後、ハードコート転写フイルムのプラスチックフイルムを離型層とともに剥離することで、上記転写層を被転写物表面に転写、及び積層することができれば特に制限することなく使用することができ、熱転写法(ホットスタンプ法)、成型同時転写法(インモールド成型法)等目的に応じて適宜選択すればよい。
また、表面に接着層が予め積層された被転写物を使用し、前記接着層が積層されていない本発明のハードコート転写フイルム、または前記接着層が積層された本発明のハードコート転写フイルムの転写層を転写、及び積層しても構わない。
本発明のハードコート転写フイルムを使用して転写加工を行った場合に、ハードコート層が積層された被転写物を所望のハードコート性を有するものとする為には、被転写物表面に積層されたハードコート層を、紫外線硬化型樹脂が完全硬化したものとしておく必要がある。
そして、被転写物表面に積層されたハードコート層を、紫外線硬化型樹脂が完全硬化したものとする為には、本発明のハードコート転写フイルムを紫外線硬化型樹脂が完全硬化したハードコート層を積層したものとし、該ハードコート層を転写物表面に転写、及び積層すればよい。または、被転写物の形状等により、転写加工の際に、被転写物表面に積層されたハードコート層にクラックが発生し外観不良となってしまうことがある為、本発明のハードコート転写フイルムのハードコート層を紫外線硬化型樹脂が半硬化したものとし、該ハードコート層を被転写物表面に積層した後、紫外線を照射し紫外線硬化型樹脂を完全硬化させても構わない。
そして、本発明のハードコート転写フイルムは、ハードコート転写フイルムに積層された離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度の範囲に容易に調整することが可能である本発明のハードコート転写フイルムの製造方法を使用すれば容易に得ることができ、最適な製造方法である。
以下、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法について述べる。
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、具体的には以下の(工程1)、及び(工程2)を順に行うことで、プラスチックフイルム上に、少なくとも熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層されたハードコート転写フイルムを製造することができる。
(工程1)プラスチックフイルム上に、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である混合樹脂をコーティングした後、該混合樹脂を加熱し、少なくとも熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層する工程
(工程2)上記離型層上に、紫外線硬化型樹脂をコーティングし、少なくとも該紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射し、該紫外線硬化型樹脂を硬化させてハードコート層を積層する工程
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法を使用すれば、ハードコート転写フイルムに積層された、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度の範囲に調整することができ本発明のハードコート転写フイルムを容易に得ることができる。
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、少なくとも紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射する為、前述の通り、非スリット部とスリット部の形状に合わせて紫外線を遮蔽するカバーや治具等を作製する必要がなく非常に効率良く本発明のハードコート転写フイルムを得ることができる。
尚、少なくとも紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射するとは、紫外線を紫外線硬化型樹脂がコーティングされた部分のみに照射することだけでなく、紫外線を紫外線硬化型樹脂がコーティングされていない部分も含めてハードコート転写フイルム全面に照射することも含まれる。
また、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、プラスチックフイルム上に、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる離型層を積層し、加熱することで熱硬化型樹脂を硬化させた後、該離型層上に紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層を積層し紫外線を照射することによってハードコート層を所望のハードコート性を有するものとするだけでなく、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度となるように調整することが容易である。
したがって、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法を使用して得られるハードコート転写フイルムは、離型層とハードコート層との剥離強度が最適な剥離強度に調整されたものである為、ハードコート層が箔こぼれや箔カケすることがなく外観不具合、及び転写不具合を起こすことがない。また、前記離型層に使用する水酸基含有アクリレートをペンタエリスリトールトリアクリレートとすれば、離型層とハードコート層との剥離強度を最適な範囲とすることがより容易であるため好ましい。
本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との剥離強度は、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率と、紫外線を照射することで、離型層の水酸基含有アクリレートとハードコート層の紫外線硬化型樹脂とが架橋することで決定される。尚、紫外線の照射量については後述する。
具体的には、本発明のハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との最適な剥離強度は0.05〜0.5N/18mmの範囲内が好ましく、0.05〜0.15N/18mmの範囲とすればより好ましく、上記最適な剥離強度の範囲内であれば、被転写物の大きさや形状に関わらず、本発明のハードコート転写フイルムの少なくともハードコート層が箔こぼれや箔カケすることがなく外観不具合、及び転写不具合を起こすことがない。
以下、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法の前記各工程について述べる。
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法の(工程1)は、プラスチックフイルム上に、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である混合樹脂をコーティングした後、該混合樹脂を加熱し、少なくとも熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層する工程である。
使用するプラスチックフイルムは前述の本発明のハードコート転写フイルムで使用したものと同様の物が使用でき目的に応じて適宜選択すればよい
また、離型層に使用する熱硬化型樹脂、及び水酸基含有アクリレートの種類、並びに熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率についても、前述の本発明のハードコート転写フイルムで使用したものと同様のものが使用でき目的に応じて適宜選択すればよく、前記混合樹脂をコーティングする方法、離型層の厚さについても、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。
また、前記混合樹脂をコーティングする場合の加工速度、加工温度等の加工条件は、離型層の前記目的を達成することができ、前記混合樹脂の熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層することができる加工条件となるよう適宜選択すればよい。
本発明のハードコート転写フイルムの製造方法の(工程2)は、前記(工程1)でプラスチックフイルム上に積層した離型層上に、少なくとも該紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射し、該紫外線硬化型樹脂を硬化させてハードコート層を積層する工程である。
尚、本明細書でいう、紫外線硬化型樹脂を硬化させるとは、紫外線硬化型樹脂をすべて紫外線と反応させて完全に硬化した状態(完全硬化)にすること、または紫外線硬化型樹脂の一部を紫外線と反応させて完全に硬化させていない状態(半硬化)にすることをいい、紫外線硬化型樹脂を、完全硬化または半硬化のいずれにするかは、目的に応じて適宜選択すればよい。
また、紫外線を照射することで前記紫外線硬化型樹脂を硬化させるとともに、離型層の水酸基含有アクリレートとハードコート層の紫外線硬化型樹脂とを架橋させ、離型層とハードコート層との剥離強度を最終的に決定させる工程である。
ハードコート層に使用する紫外線硬化型樹脂の種類、紫外線硬化型樹脂をコーティングする方法、ハードコート層の厚さは、前述の本発明のハードコート転写フイルムで使用したものと同様のものが使用できる。
また、紫外線硬化型樹脂をコーティングする場合の、加工速度、紫外線の照射量等の加工条件は、ハードコート層の前記目的が達成することができる加工条件を適宜選択すればよい。
本発明のハードコート転写フイルムに積層されている離型層とハードコート層との剥離強度は、前述のとおり、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率、及び紫外線を照射することにより離型層の水酸基含有アクリレートと紫外線硬化型樹脂とが架橋することにより決定され、紫外線の照射量は、離型層とハードコート層との剥離強度を前記最適な剥離強度の範囲内で所望の剥離強度となるよう適宜選択すればよいが、10mJ/cm以上が好ましく、10〜100mJ/cmの範囲がより好ましい。
紫外線の照射量が10mJ/cmよりも少ないと、紫外線硬化型樹脂が凝集破壊してしまうおそれがある為、好ましくない。また、紫外線の照射量が100mJ/cmよりも多いと、前記のように、転写加工を行った後、紫外線を照射して被転写物表面に積層された紫外線硬化型樹脂を完全硬化させる等、紫外線硬化型樹脂が半硬化した本発明のハードコート転写フイルムを使用して転写加工を行う場合に、紫外線硬化型樹脂が所望の硬化状態よりも硬化が進んでしまうことで、転写加工の際に、被転写物表面に積層されたハードコート層にクラックが発生して外観不良をおこしやすくなるおそれがある為、好ましくない。
そして、紫外線を照射する場合に、紫外線硬化型樹脂が所望の硬化し、かつ離型層の水酸基含有アクリレートとハードコート層の紫外線硬化型樹脂とが架橋して離型層とハードコート層との剥離強度が最適な剥離強度を得ることができれば、ハードコート層側、プラスチックフイルム側のいずれか、あるいは両側から紫外線を照射しても構わず、また紫外線を照射する時間も、紫外線硬化型樹脂に照射される紫外線の照射量が確実に10mJ/cm以上、より好ましくは10〜100mJ/cmの範囲となるよう照射条件を適宜調整すればよい。
以上の通り、本発明のハードコート転写フイルムは、プラスチックフイルム上に、少なくとも、離型層、及びハードコート層が順次積層されたハードコート転写フイルムであり、該離型層を熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である層とすることにより、該離型層とハードコート層との剥離強度を、被転写物の大きさや形状に合わせて最適な剥離強度に調整することが可能であるハードコート転写フイルムである。したがって、本発明のハードコート転写フイルムの離型層上からハードコート層が箔こぼれや箔カケすることがなく、本発明のハードコート転写フイルムを使用して、被転写物表面に少なくともハードコート層を転写、及び積層する際に、外観不具合、及び転写不具合を起こすことない。
さらに、本発明のハードコート転写フイルムの離型層に使用する水酸基含有アクリレートにペンタエリスリトールトリアクリレートを使用すれば万全である。
また、本発明のハードコート転写フイルムの製造方法は、ハードコート転写フイルムの離型層とハードコート層との剥離強度を最適な剥離強度に確実に調整することが容易である為、本発明のハードコート転写フイルムを得る方法として最適な製造方法である。
[実施例1]
以下の(工程A)〜(工程C)の各工程を順に行い、プラスチックフイルム上に、離型層、ハードコート層、及び接着層が順次積層された本発明のハードコート転写フイルムを得た。
(工程A)厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフイルムの片側の全面に、エポキシ系樹脂とメラミン系樹脂を混合した熱硬化型樹脂(大日精化工業株式会社製 TM−REX EM−5)100重量部と、水酸基含有アクリレートとしてペンタエリスリトールトリアクリレート(ダイセル・サイテック株式会社製 PETRA)3重量部とを混合した混合樹脂(熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率:3重量%)をグラビアコート法でコーティングした後、190℃で加熱し熱硬化型樹脂を硬化させて厚さ1μmの離型層を積層した。(本発明のハードコート転写フイルムの製造方法の(工程1)に相当)
(工程B)前記離型層上に、アクリル系紫外線硬化型樹脂をリバースコート法でコーティングした後、ハードコート層側から該アクリル系紫外線硬化型樹脂の全面に30mJ/cmの紫外線を照射し、該アクリル系紫外線硬化型樹脂を硬化(半硬化)させて厚さ5μmのハードコート層を積層した。(本発明のハードコート転写フイルムの製造方法の(工程2)に相当)
(工程C)前記ハードコート層上に、アクリル系樹脂(アクリルポリオール樹脂)をマイクログラビアコート(リバースグラビアコート)法でコーティングして厚さ2μmの接着層を積層した。
[実施例2〜4]
実施例1の(工程A)で使用した混合樹脂を、エポキシ系樹脂とメラミン系樹脂を混合した熱硬化型樹脂100重量部と、ペンタエリスリトールトリアクリレート5、7、10重量部とをそれぞれ混合した混合樹脂(熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率:それぞれ5重量%、7重量%、10重量%)としたこと以外は実施例1と同様にして実施例2〜4の本発明のハードコート転写フイルムをそれぞれ得た。
比較例
[比較例1]
実施例1の(工程A)で使用したペンタエリスリトールトリアクリレートを配合しないこと以外は実施例1と同様にしてハードコート転写フイルムを得た。
[比較例2]
実施例1の(工程A)で使用した混合樹脂を、エポキシメラミン系熱硬化型樹脂100重量部と、ペンタエリスリトールトリアクリレート15重量部とを混合した混合樹脂(熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率:15重量%)としたこと以外は実施例1と同様にしてハードコート転写フイルムを得た。
[比較例3]
実施例1の(工程A)を厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフイルムの片面に、アクリル系樹脂とメラミン系樹脂を混合した熱硬化型樹脂(大日精化工業社製 TM−REX DF−1)100重量部をグラビアコート法でコーティングした後、190℃で加熱して厚さ1μmの離型層を積層したこと以外は実施例1と同様にしてハードコート転写フイルムを得た。
[剥離強度測定]
(試験方法)
試験試料として実施例1〜4で得た本発明のハードコート転写フイルム、及び比較例1〜3で得たハードコート転写フイルムを使用し、各試験試料の接着層とセロハンテープ(日東電工株式会社製、幅18mm)の粘着層とを接するようにして貼り合わせて密着させた後、JIS K6854−2に準拠して、各試験試料の離型層とハードコート層との間で剥離させて離型層とハードコート層との剥離強度を測定した。
(試験結果)
表1に示す。
[積層品の作製]
実施例1〜4で得た本発明のハードコート転写フイルム、及び比較例1〜3で得たハードコート転写フイルムを使用し、成型樹脂としてポリカーボネート/ABS樹脂(ポリカーボネート樹脂とABS樹脂とが混合された樹脂)を使用し、成型同時転写加工法(インモールド成型法)にて、ポリカーボネート/ABS樹脂上に、接着層、及びハードコート層が順次積層された積層品を作製した後、得られた各積層品に紫外線を照射し、積層されているハードコート層の紫外線硬化型樹脂を完全硬化させた。
[外観の確認]
実施例1〜4で得た本発明のハードコート転写フイルム、及び比較例1〜3で得たハードコート転写フイルムを使用した積層品の箔こぼれ、及び箔カケの有無、並びにそれぞれの積層品の外観を目視にて確認した。
(試験結果)
表1に示す。
Figure 2014180809
表1の通り、実施例1〜4の本発明のハードコート転写フイルムは、いずれも離型層とハードコート層との剥離強度が最適な剥離強度である0.05〜0.5N/18mmの範囲内であるのに対して比較例1、及び3のハードコート転写フイルムは、離型層とハードコート層との剥離強度はいずれも最適な剥離強度の範囲ではなかった。また、比較例2のハードコート転写フイルムは、ハードコート層、及び接着層が離型層から剥離せずセロハンテープのみが剥離し、離型層とハードコート層との剥離強度は測定不能であった。
そして、実施例1〜4の本発明のハードコート転写フイルムは、離型層とハードコート層との剥離強度を、離型層の熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレート(ペンタエリスリトールトリアクリレート)の重量比率を変えることによって、最適な剥離強度の範囲内(0.05〜0.5N/18mm)で剥離強度を調整することができた。
また、実施例1〜4の本発明のハードコート転写フイルムを使用して得た積層品は、いずれも箔こぼれや箔カケすることなく外観不具合、及び転写不具合を起こすことなくポリカーボネート/ABS樹脂(被転写物)表面に接着層、及びハードコート層を過不足なく綺麗に転写、及び積層されており外観良好であったのに対して、比較例1、及び3のハードコート転写フイルムを使用して得た積層品は、ハードコート層が箔こぼれし外観不具合を起こしており、また、比較例2のハードコート転写フイルムを使用して得た積層品は、箔カケし転写不具合を起こしていた。

Claims (4)

  1. プラスチックフイルム上に、少なくとも、離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層された、ハードコート転写フイルムであって、下記(A)〜(C)の条件をすべて満足することを特徴とするハードコート転写フイルム。
    (A)離型層とハードコート層とが接するようにして積層されている
    (B)離型層が熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる層である。
    (C)熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である
  2. 水酸基含有アクリレートがペンタエリスリトールトリアクリレートである、請求項1記載のハードコート転写フイルム。
  3. プラスチックフイルム上に、少なくとも、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなる離型層、及び紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が順次積層されたハードコート転写フイルムの製造方法であって、下記(工程1)、及び(工程2)を順次行うことを特徴とするハードコート転写フイルムの製造方法。
    (工程1)プラスチックフイルム上に、熱硬化型樹脂と水酸基含有アクリレートとからなり、かつ熱硬化型樹脂に対する水酸基含有アクリレートの重量比率が3〜10重量%である混合樹脂をコーティングした後、該混合樹脂を加熱し、少なくとも熱硬化型樹脂を硬化させて離型層を積層する工程
    (工程2)上記離型層上に、紫外線硬化型樹脂をコーティングし、少なくとも該紫外線硬化型樹脂がコーティングされている部分に紫外線を照射し、該紫外線硬化型樹脂を硬化させてハードコート層を積層する工程
  4. 水酸基含有アクリレートがペンタエリスリトールトリアクリレートである、請求項3記載のハードコート転写フイルムの製造方法。
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