JP2014177847A - フロアパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアパネルの段差部の強度を向上させて、その上方から大きな荷重が加えられた際にその段差部が変形するのを防止することができるフロアパネルを提供する。
【解決手段】上板部材44と下板部材46の周縁部44d,46d同士が結合して内部に第1の空間48が形成されたフロアパネル40において、前記上板部材44の外周部には、前記第1の空間48よりも高さが低い第2の空間48a,48bを形成する段差部44a,44eが設けられ、前記第1の空間48と前記第2の空間48a,48bに補強部材50が設置された。
【選択図】図1

Description

本発明は、フリーアクセスフロア構造に用いられるフロアパネルに関するものである。
本発明のフロアパネルは、フリーアクセスフロア構造に用いられるものである。フリーアクセスフロア構造のフロアパネルは、建築構造物の一部を構成するコンクリート材等により形成された基礎床面の上方に、空間を隔てて設けられるものである(例えば、特許文献1,2参照)。
図8から図13は、従来のフロアパネル2について説明するために参照する図である。従来のフロアパネル2は、図8に示すように、基礎床面3上に立設する支持脚4と共にフリーアクセスフロア構造1を構成するようになっていた。
フロアパネル2は、図9に示すように、主に天板6と底板8により構成されていた。これらの天板6と底板8は共に鋼板材を用いて形成されていた。
フロアパネル2の天板6は、図10に示すように、略正方形の平板状に形成されており、その四隅部には、その平面形状が円形を4分割したような円弧状のテーパ部6bと、同様に円弧状の段差受部6aが形成されていた。
すなわち天板6の四隅部それぞれには、図9に示すように、図中左下方に向かって傾斜するテーパ部6bが形成されていると共に、このテーパ部6bの下端部に、天板6の上面6cと平行で、かつ上面6cより高さが低い段差面を有する段差受部6aが形成されていた。
フロアパネル2の底板8は、図9の右下部に示すように、その底板部8aの周縁部より図中水平方向から上方に向かって略鉛直方向に立上がるように折り曲げられた側板部8bが形成されていると共に、この側板部8bの上端部には図中鉛直方向から水平方向外側に向かって折り曲げられた周縁部8cが形成されていた。このため、底板8は、側板部8bの水平方向内側に形成され、かつ深さ方向に形成された内部空間を有する箱状に形成されていた。
図9及び図11に示すように、底板8の側板部8b上方の周縁部8cは、天板6の周縁部6dに当接し、周縁部6dに溶接やカシメ等により接合されていた。このため、フロアパネル2は、天板6と、底板8の底板部8aと側板部8bに囲まれたその内部に形成された内部空間10を有する、中空状に形成されていた。
図10に示すように、フロアパネル2は、その略正方形の一辺となっている側辺部に、内側に略矩形状に入り込むような開口部2aが形成されており、この開口部2aを用いて、床下から床上に配線等を引き出すことができるようになっていた。
そして、図12に示すように、フロアパネル2の開口部2aを構成する略コの字状の3つの側辺部には、天板6の断面が上面6cから斜め下方に伸びてその断面がテーパ状となっているテーパ部6fと、そのテーパ部6fの下端部から水平方向かつ略コの字状の開口部2aの中央側に突出するように伸びた、上面6cとの間に段差を有する段差受部6eが形成されていた。
この天板6の段差受部6eの上面には、天板6の上面6cより高さが一段下がった位置に、水平の段差面6hが形成されていた。この天板6の段差面6h上に、図8に示すような、その上面が天板6の上面6cと略同一平面上になるように形成された板状の蓋部材18の下面を接触させて、フロアパネル2の開口部2aを閉塞することができるようになっていた。
図9及び図11に示すように、フロアパネル2の内部空間10には、板状の補強部材12が、天板6と、底板8の底板部8aの間に挟まれて設置されていた。この補強部材12には、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形したパーティクルボードが用いられていた。
図10に示すように、補強部材12は、その四隅部に隅面12aが形成された略正方形に形成されており、その図中下側の側辺部に、略矩形状に入り込むよう切り欠かれた切欠き部12bが形成されていた。この補強部材12はプレス装置で切断されることによりその外形形状が形成されるが、切断された部分はその形が崩れてしまうので、その平面方向の寸法精度は低いものであった。
図9から図11に示すように、補強部材12は、フロアパネル2の内部空間10内の水平方向中央部に設置されていた。すなわち、補強部材12は、その隅面12aと底板8の側板部8bの隅部内側面との間に、大きな隙間S(図11参照)が形成されていた。また、補強部材12は、その四辺と切欠き部12bのそれぞれの側辺部と、底板8の側板部8bの内側面との間にも大きな隙間Sが形成されていた。
これらの隙間は、底板8がプレス加工により内部空間を有する箱状に形成された後に、その内部空間内に補強部材12が設置されるので、その設置の際に底板8や補強部材12の個々の寸法のばらつきや、加工による組み合わせ寸法の誤差等により、その設置が阻害されないように設けられていた。
このようなフロアパネル2を支持する支持脚4は、図8及び図13に示すように、パネル調整台14と、脚部16により構成されていた。
支持脚4のパネル調整台14は、図13に示すように、その軸線部下端側に形成されたネジ孔14bに、脚部16の外周部に形成されたオネジ部16aをネジ結合した状態で、オネジ部16aの螺旋軌跡に沿ってパネル調整台14を相対回転させることにより、パネル調整台14の基礎床面3からの高さ位置を調整するようになっていた。
そして、パネル調整台14の下端部に形成された、軸線がその半径方向に伸びるネジ孔14cに、ネジ部材15を締め付けることにより、パネル調整台14は基礎床面3から所望の高さ位置に固定されるようになっていた。
パネル調整台14は、その上端部に軸線方向に凹んで形成された先端凹部14a上に、複数のフロアパネル2の、天板6の四隅部のいずれか1つの段差受部6aがそれぞれ載置され、皿ボルト17などを用いて固定されていた。
すなわち、皿ボルト17のオネジ部17bを、パネル調整台14の軸線部上端側のネジ孔14dに締め付けることにより、フロアパネル2の段差受部6aが皿ボルト17の皿頭部17aにより下方に押え付けられて固定されていた。
そして、複数のフロアパネル2は、それぞれの四隅部の段差受部6aの1つを1箇所に寄せ集めて突き合わせるように配置され、1つの同じパネル調整台14の先端凹部14aに共に固定されていた。
このため、図8に示すように、フロアパネル2は、複数のパネルそれぞれの四隅部の1つずつが1箇所に寄せ集めて突き合わされて、基礎床面3から上方に空間を隔てた水平面上に、上から見て縦横二軸両方向に互いに隣接して配置されており、基礎床面3上に立設された支持脚4に着脱可能に支持されていた。
このような従来のフロアパネル2によれば、その内部空間10内に設置された補強部材12によりその強度を向上させることができるようになっていた。
特開2009−144378号公報 特開2003−41753号公報
しかしながら、この従来のフロアパネル2においては、パネル調整台14の先端凹部14a上に支持されるフロアパネル2の天板6の段差受部6aや、フロアパネル2の開口部2aに設けられた段差受部6eが、単に水平方向に伸びる板状に形成されていたので、天板6の段差受部6a,6eの強度が十分でなく、その上方から大きな荷重が加えられた際には、その段差受部6a,6eが変形するおそれがあるという問題があった。
また、フロアパネル2の天板6の段差受部6eの強度が不十分であると、その上に載置される蓋部材18にその上方から大きな荷重が加えられた際には、天板6の段差受部6eがその大きな荷重を十分に支えることができないために、段差受部6eの他に蓋部材18が変形するおそれがあるという問題もあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フロアパネルの段差部の強度を向上させて、その上方から大きな荷重が加えられた際にその段差部が変形するのを防止することができるフロアパネルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネルは、
上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に第1の空間が形成されたフロアパネルにおいて、
前記上板部材の外周部には、前記第1の空間よりも高さが低い第2の空間を形成する段差部が設けられ、
前記第1の空間と前記第2の空間に補強部材が設置されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記段差部は、前記フロアパネルの四隅部に形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記段差部は、前記フロアパネルの側辺部に形成されたコの字状の開口部の周縁部に形成されたことを特徴とするものである。
このような本発明のフロアパネルによれば、
上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に第1の空間が形成されたフロアパネルにおいて、
前記上板部材の外周部には、前記第1の空間よりも高さが低い第2の空間を形成する段差部が設けられ、
前記第1の空間と前記第2の空間に補強部材が設置されたことにより、
フロアパネルの段差部の強度を向上させて、その上方から大きな荷重が加えられた際にその段差部が変形するのを防止することができる。
本発明の一実施の形態に係るフロアパネル40の一部断面側面図である。 図1に示すフロアパネル40の上面図である。 図1に示すフロアパネル40の天板44の周縁部44dと底板46の周縁部46dのそれぞれが結合される前の水平方向に伸びた状態を示す概略部分断面図である。 図2に示すフロアパネル40のA−A線矢視断面図である。 図2に示すフロアパネル40の開口部40a近傍を拡大して示す部分拡大斜視図である。 図2に示すフロアパネル40のB−B線矢視断面図である。 図1に示すフロアパネル40と、このフロアパネル40を支持する支持脚42とにより構成されたフリーアクセスフロア構造41を示す部分側面図である。 従来のフロアパネル2と、このフロアパネル2を支持する支持脚4とにより構成された従来のフリーアクセスフロア構造1を示す部分斜視図である。 従来のフロアパネル2を示す一部断面側面図である。 図9に示すフロアパネル2の上面図である。 図10に示すフロアパネル2のD−D線矢視断面図である。 図10に示すフロアパネル2の開口部2a近傍を拡大して示す部分拡大斜視図である。 図8に示すフリーアクセスフロア構造1のC−C線矢視断面図である。
以下、本発明に係るフロアパネルを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図7は、本発明の一実施の形態に係るフロアパネル40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル40は、図1に示すように、主として天板44(上板部材)と底板46(下板部材)により構成されている。これらの天板44と底板46は共に鋼板材を用いて形成されている。
フロアパネル40は、天板44と底板46の互いの周縁部44d,46d同士が結合されることにより、その内部空間48を有する中空状に形成されている。そして、フロアパネル40は、その外周部に形成された段差受部44a,44eと、底板46の底板部46aとの上下間に内部空間48a,48b(図4,6参照)が形成されており、これらの内部空間48,48a,48bには補強部材50が設置されている。
フロアパネル40の天板44は、図2及び図4に示すように、略正方形の平板状に形成されており、その四隅部には、その平面形状が円形を4分割したような円弧状のテーパ部44bと、同様の円弧状の段差受部44a(段差部)が形成されている。
すなわち天板44の四隅部それぞれには、図1の左側に示すように、図中左下方に向かって傾斜するテーパ部44bが形成されていると共に、このテーパ部44bの下端部に、天板44の上面44cと平行でかつ段差を有する段差受部44aが形成されている。
フロアパネル40の底板46は、図3に示すように、その底板部46aが天板44の段差受部44aの下方の周縁部より、図中上方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部46bが形成されており、この側板部46bの上端部から略垂直に折り曲げられて、図中水平方向外側に向かって伸びる周縁部46dが形成されている。このため、底板46は、側板部46bの水平方向内側に内部空間を有する箱状に形成されている。
図3に示すように、底板46の上方の周縁部46dは、天板44の周縁部44dに重なるように接触した後、図1に示すように、その周縁部46dの先端部が、天板44の周縁部44dの内側に巻き込まれるように、天板44の周縁部44dと共に折り畳まれることにより、天板44と底板46は一体的に接合されている。
フロアパネル40は、天板44の周縁部44dが、底板46の周縁部46dと共に、フロアパネル40の四辺にわたって一体的に接合されているため、天板44と、底板46の底板部46aと、側板部46bにより囲まれたその内部に内部空間48(第1の空間)が形成されて、フロアパネル40は中空状に形成されている。
そして、図4に示すように、フロアパネル40の天板44の段差受部44aと、その下方の底板46の底板部46aとの上下間の隙間状の空間もまた、内部空間48の一部分となっている。この内部空間48の、天板44の段差受部44aと、その下方の底板46の底板部46aとの上下間の隙間状の空間を説明の便宜上、第2の内部空間48a(第2の空間)とする。
また、図5に示すように、フロアパネル40は、その側辺部に略矩形状に入り込むような開口部40aが形成されている。そして、図6に示すように、フロアパネル40の開口部40aを構成する略コの字状の3つの側辺部には、天板44の上面44cから下方に向かう、その断面がテーパ状のテーパ部44fと、そのテーパ部44fの下端部から、開口部40aの中央側に、かつ水平方向に伸びるような段差受部44e(段差部)が形成されている。
図5に示すように、この天板44の段差受部44eの上面には、天板44の上面44dより高さが一段下がった位置に水平の段差面44hが形成されている。この天板44の段差面44h上に、図8に示す蓋部材18を載置させて、蓋部材18の下面を接触させることにより、フロアパネル40の開口部40aを閉塞することができるようになっている。
図6に示すように、フロアパネル40の天板44の段差受部44eと、その下方の底板46の底板部46aとの上下間の隙間状の空間もまた、内部空間48の一部分となっている。この内部空間48の、天板44の段差受部44eと、その下方の底板46の底板部46aとの上下間の隙間状の空間を説明の便宜上、第2の内部空間48b(第2の空間)とする。
図1に示すように、フロアパネル40の内部空間48内には、所定の厚さを有する板状の補強部材50が、天板44と、底板46の底板部46aの間に挟まれて設置されている。
この補強部材50は、木質材料が用いられて一体的に形成された板状部材である。具体的には補強部材50には、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形されて一体的に形成された板状のパーティクルボードが用いられている。
図2に示すように、補強部材50は、その四隅部に隅面50aが形成された略正方形の板状に形成されており、同図中下側の側辺部(下辺部)には、略矩形状に入り込むような切欠き部50bが形成されている。そして、補強部材50は、図1に示すように、フロアパネル40の内部空間48内の、側板部46bの内側に設置されている。
底板46の側板部46b及び周縁部46dは、プレス加工により形成されており、これらは同時に形成することができる。また、フロアパネル40の天板44と底板46の結合は、底板46の側板部46bの水平方向内側に補強部材50を入れた後、補強部材50の上に天板44を載せた状態でプレス加工により行なわれている。
そして、底板46の側板部46bの内側の水平断面形状は、補強部材50の平面形状に沿うような、その平面形状とほぼ同様の形状に形成されている。
このため、フロアパネル40は、図1に示すように、補強部材50の側面と、底板46の側板部46bの内側面との間に隙間が形成されているが、この隙間の水平長さ寸法は、図9に示す従来のフロアパネル2の、補強部材12の側面と、底板8の側板部8bの内側面との間の隙間の水平長さ寸法に比べて著しく小さな寸法となっている。
また同様に、フロアパネル40は、図4に示す補強部材50の隅面50aと、底板46の側板部46bの隅部の内側面との間に隙間が形成されているが、この隙間の水平長さ寸法は、図11に示す従来のフロアパネル2の、補強部材12の隅面12aと、底板8の側板部8bの内側面との間の隙間Sの水平長さ寸法に比べて著しく小さくなっている。
同様に、フロアパネル40の、図2及び図6に示す補強部材50の切欠き部50bと、底板46の側板部46bの、コの字状を構成する側辺部の内側面との間に形成された隙間も、従来のフロアパネル2と比べるとその水平長さ寸法が著しく小さくなっている。
また、図4に示すように、フロアパネル40の隅部における天板44の段差受部44a及びテーパ部44bは、補強部材50の上端部を接触させた状態で一緒にプレス加工することによりその形状が形成されているので、補強部材50の上端部の形状を、天板44の段差受部44a及びテーパ部44bの内側面に沿うような、それらの内側面と凹凸が入れ替っただけのほぼ同様の形状に形成することができる。
このため、フロアパネル40の隅部における内部空間48aには、補強部材50がその上端部を天板44の段差受部44aとテーパ部44bのそれぞれの内側面に接触させ、かつその下端部を底板46の底板部46aに接触させるようにして設置されている。
上記のような、フロアパネル40の隅部における天板44の段差受部44a及びテーパ部44bと同様に、図2及び図6に示すような、フロアパネル40の開口部40aにおける天板44の段差受部44e及びテーパ部44fも、補強部材50の上端部を接触させた状態でプレス加工することにより形成されているので、補強部材50の上端部の形状を、天板44の段差受部44e及びテーパ部44fの内側面に沿うような、それらの内側面と凹凸が入れ替っただけのほぼ同様の形状に形成することができる。
このため、フロアパネル40の内部空間48bには、補強部材50がその上端部を天板44の段差受部44eとテーパ部44fのそれぞれの内側面に接触させ、かつその下端部を底板46の底板部46aに接触させるようにして設置されている。
図7に示すように、フロアパネル40は、基礎床面3上に立設する支持脚42と共にフリーアクセスフロア構造41を構成するようになっている。そして、フロアパネル40を支持する支持脚42は、パネル調整台56と脚部58により構成されている。
支持脚42のパネル調整台56は、前記従来のフロアパネル2におけるパネル調整台14と同様に、脚部58の外周部に形成されたオネジ部58aを介して、その基礎床面3からの高さ位置を調整することができ、ネジ部材15を締め付けることにより、基礎床面3から所望の高さ位置に固定されるようになっている。
パネル調整台56は、その支持面56a上に、複数のフロアパネル40の底板46の、底面46cの四隅部のいずれか1つずつが載置されている。そして、この底面46cの四隅部を介して、フロアパネル40にその上方から加えられた荷重を、複数の支持脚42により支持するようになっている。
フロアパネル40は、皿ボルト17のオネジ部17bを、パネル調整台56の軸線部上端側のネジ孔56bに締め付けることにより、その天板44の四隅部の段差受部44aが、皿ボルト17の皿頭部17aにより下方に押え付けられて、パネル調整台56の支持面56a上に固定されている。
そして、複数のフロアパネル40は、それぞれの段差受部44aを1箇所に寄せ集めて突き合わせるように配置され、1つの同じパネル調整台56に共に固定されている。
このため、フロアパネル40は、図8に示す従来のフロアパネル2と同様に、複数のパネルそれぞれの四隅部の1つずつが1箇所に寄せ集めて突き合わされて、基礎床面3から上方に空間を隔てた水平面上に、上から見て縦横二軸両方向に互いに隣接して配置されており、基礎床面3上に立設された支持脚42に着脱可能に支持されるようになっている。
本実施の形態に係るフロアパネル40は、図4及び図6に示すように、その天板44の段差受部44a,44eと、それらの下方の底板46の底板部46aとの間に補強部材50が挟みこまれているため、それらの段差受部44a,44eの強度を向上させることができて撓み難くなっており、それらの上方から荷重が加えられた際に、段差受部44a,44eが変形することを確実に防止することができる。
また、天板44の段差受部44eの上に載置された蓋部材18は、その上方から加えられた荷重を、段差受部44eにより支持することができるため、蓋部材18が変形することを確実に防止することもできる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るフロアパネル40によれば、その段差受部44a,44eの強度を向上させて、その上方から大きな荷重が加えられた際にその段差受部44a,44eが変形するのを防止することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フロアパネルの種々の変更が可能である。
例えば、前記実施の形態に係るフロアパネル40は、その内部空間48,48a,48b内に一体的に形成されたパーティクルボードを用いた板状の補強部材50が設置されていたが、それらの内部空間48,48a,48b内にはパーティクルボード以外の他の木質材料、又は木質材料以外のコンクリートなどの他の材料により形成された補強部材が設置されていてもよい。
また、コンクリートなどの他の材料により形成された補強部材を用いる場合には、一体的に形成された板状部材でなくてもよいし、前記実施の形態に係るフロアパネル40を天板44と底板46により形成した後に、その内部空間内に補強部材を充填するようになっていてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル40においては、天板44の外周部の段差受部44a,44eの下方に内部空間48a,48bを形成して、これらの内部空間48a,48bに補強部材50を設置するようになっていたが、天板44の外周部の段差受部44a,44e以外の段差受部、又は段差受部以外の段差部に本発明を適用してもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル40においては、補強部材50の側面と、底板46の側板部46bの内側面との間、補強部材50の隅面50aと、底板46の側板部46bの内側面との間、及び補強部材50の切欠き部50bと、底板46の側板部44bの、コの字状を構成する内側面との間にそれぞれ隙間が形成されるようになっていたが、これらの間に隙間が形成されずに、互いに対向する各部材の各面が直接接触するようになっていてもよい。
また、前記実施の形態における補強部材50は、その側面に、略矩形状に入り込んだ切欠き部50bが1つ形成されていたが、フロアパネルの側辺部に、略矩形状に入り込んだ開口部が複数形成されている場合には、補強部材にも複数の切欠き部が形成されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル40は、天板44と底板46の互いの周縁部44d,46d同士を折り曲げて畳むことにより結合されていたが、天板44の外周部の段差受部44a,44eの下方に内部空間48a,48bを形成して補強部材50を設置することができるようになっていれば、溶接やカシメ等の別の方法により接合されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るフロアパネル40は、天板44の段差受部44a及びテーパ部44bに、補強部材50の上端部を接触させた状態で一緒にプレス加工することにより、それらの凹凸形状が形成されていたが、別個にプレス加工することにより、天板44の段差受部44aと、テーパ部44bと、補強部材50の上端部のそれぞれの凹凸形状が形成されていてもよい。
また、天板44の段差受部44e及びテーパ部44fも、天板44の段差受部44a及びテーパ部44bと同様に、補強部材50の上端部とは別個にプレス加工することにより、それぞれの凹凸形状が形成されていてもよい。
また、図8においては、説明の便宜上、1つの支持脚4が3枚のフロアパネル2それぞれの隅部を支持する場合について示してあるが、1つの支持脚4は4枚のフロアパネル2の隅部を支持することができると共に、それが本来の支持脚4の使い方であることはいうまでもなく、本実施の形態に係るフロアパネル40についても同様である。
1 フリーアクセスフロア構造
2 フロアパネル
2a 開口部
3 基礎床面
4 支持脚
6 天板
6a 段差受部
6b テーパ部
6c 上面
6d 周縁部
6e 段差受部
6f テーパ部
6h 段差面
8 底板
8a 底板部
8b 側板部
8c 周縁部
10 内部空間
12 補強部材
12a 隅面
12b 切欠き部
14 パネル調整台
14a 先端凹部
14b,14c,14d ネジ孔
15 ネジ部材
16 脚部
16a オネジ部
17 皿ボルト
17a 皿頭部
17b オネジ部
18 蓋部材
40 フロアパネル
41 フリーアクセスフロア構造
42 支持脚
44 天板
44a 段差受部
44b テーパ部
44c 上面
44d 周縁部
44e 段差受部
44f テーパ部
44h 段差面
46 底板
46a 底板部
46b 側板部
46c 底面
46d 周縁部
48 内部空間
48a,48b 第2の内部空間
50 補強部材
50a 隅面
50b 切欠き部
56 パネル調整台
56a 支持面
56b ネジ孔
58 脚部
58a オネジ部
S 隙間

Claims (3)

  1. 上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に第1の空間が形成されたフロアパネルにおいて、
    前記上板部材の外周部には、前記第1の空間よりも高さが低い第2の空間を形成する段差部が設けられ、
    前記第1の空間と前記第2の空間に補強部材が設置された
    ことを特徴とするフロアパネル。
  2. 前記段差部は、前記フロアパネルの四隅部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
  3. 前記段差部は、前記フロアパネルの側辺部に形成されたコの字状の開口部の周縁部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
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