JP2569387Y2 - フロアパネルにおける配線取出構造 - Google Patents

フロアパネルにおける配線取出構造

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JP2569387Y2
JP2569387Y2 JP4911392U JP4911392U JP2569387Y2 JP 2569387 Y2 JP2569387 Y2 JP 2569387Y2 JP 4911392 U JP4911392 U JP 4911392U JP 4911392 U JP4911392 U JP 4911392U JP 2569387 Y2 JP2569387 Y2 JP 2569387Y2
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満 福島
孝史 阿部
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オーエム機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロアパネルにおける
配線取出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリーアクセス用のフロアパネルには床
下空間を這わせる配線をフロアパネル上のOA機器に接
続するためのコンセントボックスを取り付ける孔又は切
欠が中央又は周縁に形成されており、この孔又は切欠に
コンセントボックスを取り付けないときにはここを蓋で
閉蓋している。このとき、蓋の厚み分がフロアパネル上
面に突出しないよう、孔又は切欠の縁に落込段部を設け
てこの部分で蓋を支持するようにしている。一方、フロ
アパネル上には配線だけを取り出すときもあり、このよ
うなときのことを考えて蓋に配線取出しの目的で切取り
可能な切取部を予め設けておき、配線を取り出すときに
はここを切り取ることで挿通孔を確保するようにしてい
るものがある(例えば、特開平2−8455号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、切取部の周
囲に溝を形成し、容易に切り取れるようにしているが、
溝の部分は強度的に弱いため、切取部の上を強く踏んだ
り、重い物を載せたりすると割れる危険性がある。この
ため、切取部がフロアパネルの孔又は切欠の縁の落込段
部にかかるように設け、切取部をここで支持するように
しているが、強度面を考えると、切取部の面積はあまり
大きくできないし、切取部を切り取った後は落込段部が
邪魔をして挿通孔としての利用面積は小さい。更に、切
取部を切り取った後の周囲にバリが出て配線を傷つけた
りすることもある。本考案は、このような課題を解決す
るものであって、要は、切取部を形成しなくても、配線
が取り出せるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本考案は、基礎床面上に二重床として敷設されるフ
ロアパネルに縁に落込段部を設けて形成されるコンセン
トボックス取付用の孔又は切欠を塞ぐ蓋において、この
蓋に落込段部で塞がれる孔又は切欠を設けるとともに、
この孔又は切欠が床下空間と通ずるよう孔又は切欠の位
置を変えて取付け可能にしたことを特徴とするフロアパ
ネルにおける配線取出構造を提供したものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、蓋に設けられた
孔又は切欠をフロアパネルの落込段部で塞ぐように蓋を
取り付ければ、ハイヒールの踵等が落ち込んだりする落
とし孔にはならないし、位置を変えて床下空間と通ずる
ように取り付ければ、配線が取り出せる挿通孔にするこ
とができる。
【0006】
【実施例】図12はフリーアクセス用として用いられる
フロアパネルの平面図、図13は底面図、図14は一部
断面側面図であるが、このフロアパネル10はそれぞれ
四角形の上板12と下板14とで中央に空間部16を形
成して一体化され、そのコーナー部を支持脚(図示省
略)で支えられて基礎床面上一定高さ浮かせて敷設され
るものである。フロアパネル10の周縁のうち、対向す
る二辺のそれぞれ中央付近にはコンセントボックス(図
示省略)を取り付けるための略四角形の切欠18が形成
されるが、この切欠18の縁にはフロアパネル10の上
面から一段下がった落込段部20が設けられている。
尚、落込段部20は下面からも一段上がっており、この
部分は上板12と下板14とが切欠18の内部に張出し
たフランジ状になっている。更に、落込段部20とフロ
アパネル10の上面及び下面との境界部分は勾配に形成
されている(図3参照)。
【0007】図15は切欠18を閉蓋する蓋22の平面
図、図16は底面図、図17は一部断面側面図である
が、この蓋22は平板体の面板24と、この面板24の
底面に続く切欠18の大きさとほぼ等しい大きさを有す
るリブ26とからなる。リブ26の側面には面板24と
一定間隔隔てた係止突起28が側方に突出形成されてお
り、この係止突起28と面板24とで切欠18の落込段
部20を上下から挟み付けるようにしてフロアパネル1
0の側方から取り付けられる(図1参照)。
【0008】従って、蓋22は切欠18の側方から抜き
差しして取り付けられることになるが、蓋22の向きは
どちらからでもよいようになっている。この他、リブ2
6の側面にはわずかに膨出する突条30が、又、切欠1
8にはこの突条30を嵌まり込ませる凹溝32がそれぞ
れ該当する個所に形成されており、両者を嵌め合わすこ
とで外れを防止している。尚、面板24の厚みは落込段
部20の深さと同じに設定されており、蓋22を切欠1
8に取り付けた場合、面板24とフロアパネル10の上
面とは同じ高さになるようにしてある。
【0009】次に、以上の面板24の抜き差し側の一側
縁には適当な形状をした孔又は切欠(以下、切欠等とい
う)34が一つ又は二つ以上形成されており(本例では
二個の半円状の切欠が形成されたものを示した)、更
に、切欠等34を挿入前側にして蓋22を切欠18に取
り付けた場合、その奥行きは落込段部20から外れない
大きさに設定されている。但し、仮に一部が外れて床下
空間に通ずる孔ができたとしても、その大きさは、ハイ
ヒールの踵等が落ち込まない程度であれば支障はない。
この意味から、切欠等34が落込段部20から外れない
というのは、完全に外れないというのではない。図1は
切欠18を蓋22で閉蓋した状態の平面図、図2は側面
図、図3は断面図であるが、切欠等34を挿入前側にし
て切欠18に取り付けると、切欠等34は落込段部20
で塞がれ、その陥没深さは面板24の厚みだけになり、
床下空間に貫通する落とし孔にはならない。特に、面板
24の端は落込段部20の端の勾配に合わせた勾配に形
成してあるから、切欠等34の相当部分はこの勾配の部
分にかかり、陥没の程度を緩和する。
【0010】図4は切欠等34を挿入後側にして切欠1
8に取り付けた場合の平面図であるが、このような取付
け方をすると、切欠等34は落込段部20から外れて床
下空間と通じ、配線を挿通できる挿通孔となる。尚、こ
のとき、隣接するものも同様にすると、切欠等34は二
つ合わさってその大きさは倍になるから、一方に形成す
る切欠等34は小さくてもよい。具体的には、通信や弱
電のケーブルは最大でも15φ程度であるから、一方に
その半分の大きさの切欠等34を形成したとしても、蓋
22は大した強度低下を来さない。
【0011】図5は本考案の他の実施例を示す蓋22及
び切欠18の斜視図、図6は蓋22を切欠18に取り付
けた場合の平面図であるが、本例のものは蓋22を二つ
に分割し、その一つの一側縁に孔又は切欠等34(本例
のものも切欠)を形成したものである。このようにして
も、その取付け方を変えることで、切欠等34が落込段
部20で塞がったり、これから外れて床下空間と通ずる
ようにできる。即ち、図7はその状態を示す平面図であ
るが、切欠等34が存在する方の蓋22を外方に持って
来れば、切欠等34は床下空間と通ずる。図8も同様の
平面図であるが、このとき、切欠等34を外方に向け、
更に、隣のものも同様にすれば、切欠等34が合わさっ
てその大きさが倍になる。
【0012】尚、この実施例の蓋22は切欠18に対し
て上から挿入して取り付ける方法をとるが、このとき、
落込段部20の内側縁に凹溝36を形成し、蓋22の底
面にこの凹溝36に弾発的に入り込む係止突起38を形
成しておくことで、位置決め兼外れ止めとなる。図9は
係止突起38の部分の断面図であるが、係止突起38を
蓋22と同一部材で一体的に形成したものである。図1
0は係止突起38の形成の仕方の別の例を示す側面図で
あるが、係止突起38と蓋22とを別体のもので構成し
たものである。
【0013】図11も本考案の他の実施例を示す蓋22
及び切欠18の平面図であるが、本例のものは切欠18
の代わりにフロアパネル10の中央に孔40が形成され
たものであり、この孔40を塞ぐ蓋22を二つに分割
し、それぞれの一側縁に孔又は切欠等34(本例のもの
も切欠)を形成したものである。この場合も、その取付
けの向きを変えることで、切欠等34が落込段部20で
塞がったり、これから外れて床下空間と通ずるようにで
きる。更に、切欠等34を向き合わせて挿通孔とすると
きには、その大きさは倍になる。
【0014】
【考案の効果】以上、本考案は、蓋に所定の大きさの孔
又は切欠を形成し、蓋をフロアパネルに取り付けるその
取付け方を変えることで孔又は切欠を塞いだり、床下空
間と通ずる配線の挿通孔にできるのであるから、従来の
ような切取片を設けるものに比べてコスト安く製作でき
るとともに、その操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図2】切欠を蓋で閉蓋した状態の側面図である。
【図3】切欠を蓋で閉蓋した状態の断面図である。
【図4】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図5】切欠と蓋の関係を示す斜視図である。
【図6】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図7】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図8】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図9】蓋に形成される係止突起の断面図である。
【図10】蓋に形成される係止突起の断面図である。
【図11】切欠を蓋で閉蓋した状態の平面図である。
【図12】フリーアクセス用のフロアパネルの平面図で
ある。
【図13】フリーアクセス用のフロアパネルの底面図で
ある。
【図14】フリーアクセス用のフロアパネルの一部断面
側面図である。
【図15】蓋の平面図である。
【図16】蓋の底面図である。
【図17】蓋の一部断面側面図である。
【符号の説明】
10 フロアパネル 18 フロアパネルに形成される孔又は切欠 20 落込段部 22 蓋 34 蓋に形成される孔又は切欠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床面上に二重床として敷設されるフ
    ロアパネルに縁に落込段部を設けて形成されるコンセン
    トボックス取付用の孔又は切欠を塞ぐ蓋において、この
    蓋に落込段部で塞がれる孔又は切欠を設けるとともに、
    この孔又は切欠が床下空間と通ずるよう孔又は切欠の位
    置を変えて取付け可能にしたことを特徴とするフロアパ
    ネルにおける配線取出構造。
JP4911392U 1992-06-19 1992-06-19 フロアパネルにおける配線取出構造 Expired - Fee Related JP2569387Y2 (ja)

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