JP2014172974A - 変性ポリマーの製造方法及びジエン系ポリマー - Google Patents

変性ポリマーの製造方法及びジエン系ポリマー Download PDF

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Abstract

【課題】ポリマーの分子末端にアルコキシシリル基を簡易に導入することができる変性ポリマーの製造方法を提供する。
【解決手段】炭素−炭素二重結合を主鎖に持つポリマーを、その炭素−炭素二重結合を酸化開裂させることで分解して分子量を低下させたポリマーと、下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系を、酸性の場合は塩基性に、塩基性の場合は酸性になるように酸塩基性を変化させることにより、上記分解したポリマーと官能性分子とを結合させて、少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基が導入された変性ポリマーを得る。
【化1】
Figure 2014172974

但し、式(A)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、Rはアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。
【選択図】なし

Description

本発明は、変性ポリマーの製造方法及びジエン系ポリマーに関するものである。
天然ゴムなどの天然のポリマーや、合成されたポリマーそのものの特性を変化させる技術として、重合末期段階での停止反応を利用した末端構造変性や、側鎖に官能基を直接付加したり、ポリマーをグラフトさせて官能基を付加させたりする技術が用いられている(例えば、下記特許文献1〜5)。
しかしながら、ポリマーの分子末端にアルコキシシリル基を簡易に導入する方法は未だ得られていない。
特開2004−359716号公報 特開2005−41960号公報 特開2004−359773号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ポリマーの新規な変性方法を提供することを目的とし、より詳細には、ポリマーの分子末端にアルコキシシリル基を簡易に導入することができる変性ポリマーの製造方法、及び分子末端にアルコキシシリル基が導入された新規なポリマーを提供することを目的とする。
本発明に係る変性ポリマーの製造方法は、上記の課題を解決するために、炭素−炭素二重結合を主鎖に持つポリマーを、その炭素−炭素二重結合を酸化開裂させることで分解して分子量を低下させたポリマーと、下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系を、酸性の場合は塩基性に、塩基性の場合は酸性になるように酸塩基性を変化させることにより、上記分解したポリマーと官能性分子とを結合させて、少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基が導入された変性ポリマーを得る方法とする。
Figure 2014172974
但し、式(A)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、Rはアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。
上記本発明の変性ポリマーの製造方法では、分解したポリマーが、下記式(1)で表される構造を末端に含むことが好ましい。
Figure 2014172974
但し、式(1)において、Rは、水素原子又はメチル基を示す。
上記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子は、ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の炭素−炭素二重結合を酸化開裂させて得ることができる。
上記本発明の製造方法においては、下記式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有する変性ポリマーを得ることができる。
Figure 2014172974
但し、式(B)における、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれと同じである。
上記本発明の製造法においては、炭素−炭素二重結合を、過ヨウ素酸を用いて酸化開裂させることができる。反応系は水系エマルションとすることが好ましい。
また、炭素−炭素二重結合を主鎖に持つ上記ポリマーとしてはジエン系ゴムポリマーを用いることができ、ジエン系ゴムポリマーの例としては天然ゴム又は合成イソプレンゴムが挙げられる。
上記本発明の製造方法においては、少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基を0.5〜10モル%導入することが好ましい。ここで「モル%」とは、未変性ポリマーの繰り返し最少ユニットを基準として規定し、変性ポリマー中でその基準ユニットモル量に対して含まれているアルコキシシリル基のモル量(%)を表す。
本発明のジエン系ポリマーは、下記式(B)で表される末端基をジエン系ポリマー鎖の少なくとも一方の分子末端に有するものとする。
Figure 2014172974
但し、式(B)における、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれ同じである。
上記ジエン系ポリマー鎖はジエン系ゴムポリマー鎖とすることができる。
本発明によれば、主鎖の二重結合を酸化開裂させることによりポリマーを分解して分子量を一旦低下させた後、分解したポリマーと下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系を、酸性を塩基性に、又は塩基性を酸性にすることにより結合させることで、ポリマーの分子末端にアルコキシシリル基を容易に組み込むことができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本実施形態において、変性対象となるポリマーとしては、炭素−炭素二重結合を主鎖に含むポリマーが用いられ、好ましくはジエン系ポリマーであり、より好ましくはジエン系ゴムポリマーである。ジエン系ポリマーとは、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンなどの共役ジエン化合物をモノマーの少なくとも一部として用いて得られるポリマーである。これらの共役ジエン化合物は、いずれか1種で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記ジエン系ポリマーとしては、共役ジエン化合物と共役ジエン化合物以外の他のモノマーとの共重合体も含まれる。他のモノマーとしては、アクリロニトリル、アクリル酸エステルなどの各種ビニル化合物が挙げられる。これらのビニル化合物は、いずれか1種でも2種以上を併用してもよい。
ジエン系ゴムポリマーとしては、より詳細には、分子内にイソプレンユニット及び/又はブタジエンユニットを有する各種ゴムポリマーが好ましく、例えば、天然ゴム(NR)、合成イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム等が挙げられる。これらの中でも、天然ゴム、合成イソプレンゴムを用いることが好ましい。
変性対象となるジエン系ゴムポリマーとしては、常温(23℃)で固形状であることが好ましいため、数平均分子量が6万以上のものを用いることが好ましい。ここで、固形状とは流動性のない状態をいい、例えばゴムポリマーをそのまま材料として加工する上で、常温において力を加えない状態で塑性変形しないようにするためである。ジエン系ポリマーの数平均分子量は、6万〜100万であることが好ましく、より好ましくは8万〜80万であり、更に好ましくは10万〜60万である。
変性対象となる上記ポリマーとしては、溶媒に溶解したものも用いることができるが、プロトン性溶媒である水中にミセル状になった水系エマルション、すなわちラテックスを用いることが好ましい。水系エマルションを用いることにより、ポリマーを分解させた後に、その状態のまま、反応場の酸塩基性を変化させることで官能性分子との結合反応を生じさせることができる。水系エマルションの濃度(ポリマーの固形分濃度)は、特に限定されないが、5〜70質量%であることが好ましく、より好ましくは10〜50質量%である。固形分濃度が高すぎるとエマルジョン安定性が低下してしまい、反応場のpH変動に対してミセルが壊れやすくなり、反応に適さなくなる。逆に固形分濃度が小さすぎる場合は反応速度が遅くなり、実用性に欠ける。
ポリマーの炭素−炭素二重結合を酸化開裂させるためには、酸化剤を用いることができ、例えば、上記ポリマーの水系エマルションに酸化剤を添加し攪拌することにより酸化開裂させることができる。酸化剤としては、例えば、過マンガン酸カリウム、酸化マンガンなどのマンガン化合物、クロム酸、三酸化クロムなどのクロム化合物、過酸化水素などの過酸化物、過ヨウ素酸などの過ハロゲン酸、オゾン、酸素などの酸素類などが挙げられる。これらの中でも、過ヨウ素酸を用いることが好ましい。酸化開裂に際しては、コバルト、銅、鉄などの金属の塩化物や有機化合物との塩や錯体などの金属系酸化触媒を併用してもよく、例えば、該金属系酸化触媒の存在下で空気酸化してもよい。
2種以上のジエン系ポリマーを酸化開裂させる場合、各ポリマーを別々の系でそれぞれ酸化剤を加えて酸化開裂してもよく、あるいはまた、2種以上のポリマーを予め混合してから混合系に酸化剤を加えることにより一緒に酸化開裂してもよい。
上記酸化開裂によりポリマーが分解し、末端にカルボニル基(>C=O)やアルデヒド基(−CHO)を持つポリマーが得られる。例えば、変性対象となるポリマーが、イソプレンユニットやブタジエンユニットを持つ場合、下記式(1)で表される構造を末端に持つポリマーが生成される。
Figure 2014172974
式(1)中、Rは、水素原子又はメチル基であり、イソプレンユニットが開裂した場合、一方の開裂末端ではRがメチル基、他方の開裂末端ではRが水素原子となり、ブタジエンユニットが開裂した場合、開裂末端はともにRが水素原子となる。より詳細には、分解したポリマーは、その分子鎖の少なくとも一方の末端に上記式(1)で表される構造を持ち、すなわち、下記式(7)及び(8)に示すように、ジエン系ポリマー鎖の一方の末端又は両末端に、式(1)で表される基が直接結合したポリマーが生成される。
Figure 2014172974
式(7)及び(8)において、Rは水素原子又はメチル基であり、波線で表した部分がジエン系ポリマー鎖である。例えば、天然ゴムを分解した場合、波線で表した部分はイソプレンユニットの繰り返し構造からなるポリイソプレン鎖である。
上記酸化開裂によりポリマーを分解することにより、分子量が低下する。分解後のポリマーの数平均分子量は特に限定されないが、3百〜50万であることが好ましく、より好ましくは5百〜10万であり、更に好ましくは1千〜5万である。なお、分解後の分子量の大きさにより、再結合後のアルコキシシリル基量を調節することができるが、分解時の分子量が小さすぎると、同一分子内での結合反応が生じやすくなる。
上記のようにしてポリマーを分解させた後、分解したポリマーと次式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む反応系を、塩基性の場合は酸性に、酸性の場合は塩基性にすることにより再結合させる。
Figure 2014172974
但し、式(A)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基、アルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。mとnとlの合計は4である。カルボニル基の例としては、カルボキシル基、炭素数1〜5のアルキル基を有するケト基(−C(=O)R'、R'の炭素数:1〜5)、炭素数1〜5のアルキル基を有するエステル基(−C(=O)OR"、R"の炭素数:1〜5)等が挙げられる。
式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子は、ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の炭素−炭素二重結合を酸化開裂させて得ることができる。この酸化開裂反応は上記ポリマーの酸化開裂反応に準じて行うことができ、ポリマーの酸化開裂反応と同時に行うこともできる。ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の好ましい具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジメトキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、ジメトキシエチルビニルシラン、ジエトキシエチルビニルシラン、メトキシジメチルビニルシラン、エトキシジメチルビニルシラン、メトキシジエチルビニルシラン、エトキシジエチルビニルシラン、ジエトキシプロピルビニルシラン、ジメトキシプロピルビニルシラン、メトキシジプロピルビニルシラン、エトキシジプロピルビニルシラン、ジメトキシジビニルシラン、ジエトキシジビニルシラン、メトキシメチルジビニルシラン、エトキシエチルジビニルシラン、メトキシエチルジビニルシラン、エトキシメチルジビニルシラン、メトキシプロピルジビニルシラン、エトキシプロピルジビニルシラン、トリビニルメトキシシラン、トリビニルエトキシシラン、トリビニルプロポキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン等が挙げられる。
上記式(1)の構造は2種類の互変異性をとり、元の炭素−炭素二重結合構造に結合するものと、下記式(2)〜(6)で表される結合構造を形成するものとに分かれる。本実施形態では、反応場のpHを制御することにより、アルドール縮合反応を優先させて、式(2)〜(6)で表される結合構造を含むポリマーを生成することができる。詳細には、反応系、特に水系エマルションの液中には安定化のためpH調節されているものがあり、分解に使用する方法や薬品の種類や濃度により、分解時のpHが酸性か塩基性のどちらかに寄る。そのため、開裂とは逆反応である結合反応が優先的に進行するように、分解時の反応系が酸性になっている場合には、反応系を塩基性にすることが好ましく、反対に分解時の反応系が塩基性になっている場合には、反応系を酸性にすることが好ましい。
Figure 2014172974
上記式(2)〜(6)において、Rは上記式(A)のRに由来する炭素数1〜10のアルキル基を示す。上記式(A)のnが1のときは、これらの式(2)〜(6)に示された結合構造は分子末端のみに形成され、これらのうち式(2)で表される結合構造は、具体的には次式(B)で表される末端基を形成する。上記式(A)のnが2のときは、これらの式(2)〜(6)に示された結合は分子末端に形成されるとともに主鎖中にも形成される。
Figure 2014172974
但し、式(B)において、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれと同じである。
ここで、Rが水素原子である末端構造を持つポリマーとアルデヒド基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合、アルドール縮合反応により式(4)で表される結合構造となり、これから水が脱離することにより式(5)で表される結合構造となる。Rが水素原子である末端構造を持つポリマーとカルボニル基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合、アルドール縮合反応により式(3)で表される結合構造となり、これから水が脱離することにより式(2)で表される結合構造となる。アルコキシシリル基同士が結合すると、式(6)で表される結合構造となる。
なお、例えばRがメチル基である末端構造を持つポリマーとカルボニル基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合など、上記式(2)〜(6)以外の結合構造が生成される場合もあるが、そのような結合構造は微量であり、式(2)〜(6)の結合構造が主として生成される。
結合反応させる際の反応系のpHは、反応系を塩基性にする場合、7.5〜13であることが好ましく、より好ましくは8〜10である。一方、反応系を酸性にする場合、4〜6.8であることが好ましく、より好ましくは5〜6である。なお、酸性条件にする際、酸性度を上げすぎてしまうと、ラテックスのミセルを破壊してしまうおそれがある。pHの調整は、反応系に酸や塩基を加えることにより行うことができ、特に限定されないが、例えば、酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられ、塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。
結合反応に際しては、pHの調節に用いられる酸や塩基が結合反応の触媒となり、さらに反応を調節するための触媒として、例えばピロリジン−2−カルボン酸を用いることができる。
以上のように結合反応させた後、水系エマルションを凝固乾燥させることにより、常温で固形状の変性ポリマーが得られる。
本実施形態によれば、上記のように結合反応させることにより、上記式(2)〜(6)で表される結合構造を少なくとも1つ有する変性ポリマーが得られる。すなわち、実施形態に係る変性ポリマーは、上記式(2)〜(6)で表される結合構造の少なくとも1種を分子内に有し、特に式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有し、ジエン系ポリマー鎖が上記連結基を介して直接連結された構造を有する。
ここで、ジエン系ポリマー鎖とは、上記変性対象であるジエン系ポリマーの分子鎖のうちの一部の分子鎖であり、例えば、共役ジエン化合物の単独重合体の場合、該共役ジエン化合物からなる構成ユニットをAとして、−(A−で表されるAの繰り返し構造である(nは1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、より好ましくは50〜1000である)。また、二元共重合体の場合、ジエン系ポリマー鎖は、各構成ユニットをA及びAとして(AとAの少なくとも一方は共役ジエン化合物からなるユニットであり、その他のユニットとしては上記ビニル化合物からなるユニットが挙げられる。)、−(A−(A−で表されるA及びAの繰り返し構造である(これらはランダム型でもブロック型でもよい。n,mはそれぞれ1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、より好ましくは50〜1000である)。また、三元共重合体の場合、ジエン系ポリマー鎖は、各構成ユニットをA、A及びAとして(AとAとAの少なくとも1つは共役ジエン化合物からなるユニットであり、その他のユニットとしては上記ビニル化合物からなるユニットが挙げられる。)、−(A−(A−(A−で表されるA、A及びAの繰り返し構造である(これらはランダム型でもブロック型でもよい。n,m,pはそれぞれ1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、更に好ましくは50〜1000である)。四元共重合体以上も同様である。
より具体的には、例えば、変性対象として天然ゴム又は合成イソプレンゴムを用いた場合、ジエン系ポリマー鎖は、イソプレンユニットの繰り返し構造からなる、下記式(9)で表されるポリイソプレン鎖である。このジエン系ポリマー鎖としては、これらのポリイソプレン鎖やポリブタジエン鎖などのジエン系ゴムポリマー鎖であることが好ましい。なお、式(9)中、sは1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、更に好ましくは50〜1000である。
Figure 2014172974
上記式(2)〜(6)で表される結合構造は、変性ポリマーの1分子中に1つ以上含まれ、通常は1分子中に複数の結合構造が含まれる。複数含まれる場合、上記式(2)〜(6)で表される結合構造のいずれか1種を複数含んでもよく、2種以上のものが含まれてもよい。アルコキシシリル基の導入率、すなわち変性率は、式(2)〜(6)の結合構造の含有量の合計であり、0.001〜10モル%であることが好ましく、より好ましくは0.005〜8モル%、更に好ましくは0.01〜5モル%である。アルコキシシリル基の導入量が少なすぎると本発明で目的とする効果が得られにくく、一方、多すぎると末端の結合が阻害されることから分子量低下による引張特性の悪化が生じるおそれがある。ここで、結合構造の含有率(変性率)は、変性ポリマーを構成する全構成ユニットのモル数に対する結合構造のモル数の比率であり、例えば、天然ゴムの場合、変性ポリマーの全イソプレンユニットと結合構造のモル数の合計に対する結合構造のモル数の比率である。
例えば、天然ゴムや合成イソプレンゴムの場合(即ち、ジエン系ポリマー鎖がイソプレンユニットを有する場合)、通常、式(2)〜(6)で表される結合構造が全て含まれるが、式(2)で表される結合構造が主として含まれ、その場合、式(2)で表される結合構造の含有率は0.001〜5モル%であることが好ましく、より好ましくは0.005〜5モル%、更に好ましくは0.01〜1モル%である。
変性ポリマーの数平均分子量は6万以上であることが好ましく、より好ましくは6万〜100万であり、更に好ましくは8万〜80万であり、更に好ましくは10万〜50万である。このように変性ポリマーの分子量は、上記の通り官能性分子を介して再結合させることにより、元のポリマーと同等に設定することが好ましく、これにより、分子量を低下させず、従って物性への悪影響を回避しながら、ポリマーの末端にアルコキシシリル基を導入することができる。もちろん、元のポリマーよりも分子量が小さなものを得てもよい。なお、変性ポリマーの重量平均分子量は、特に限定しないが、7万以上であることが好ましく、より好ましくは10万〜150万であり、更に好ましくは30万〜100万である。
本実施形態によれば、上記のように、主鎖の二重結合を酸化開裂させることによりポリマーを分解して分子量を一旦低下させた後、分解したポリマーと下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系の酸塩基性を変化させることにより、分解したポリマーと官能性分子とを結合させて、少なくとも分子末端にアルコキシシリル基が導入された変性ポリマーを生成するので、ポリマーの単分散化により、より均一な構造に収束させることができる。すなわち、変性ポリマーの分子量分布を元のポリマーの分子量分布よりも小さくすることができる。これは、酸化開裂により分解したポリマーはより短いものほど反応性が高く、結合しやすいので、短いポリマーが少なくなることで分子量の均一化が図られると考えられる。
また、本実施形態によれば、二重結合を解離させる薬剤である酸化剤の種類や量、反応時間などを調整することにより酸化開裂させる反応を制御し、また、再結合させる際のpHや触媒、反応時間などを調整することにより結合反応を制御でき、これらの制御によって変性ポリマーの分子量を制御することができる。そのため、変性ポリマーの数平均分子量を元のポリマーと同等に設定することができ、また元のポリマーよりも低く設定することもできる。
本実施形態に係る変性ポリマーは、各種ポリマー組成物におけるポリマー成分として用いることができ、特に限定されないが、ジエン系ゴムを変性してなる変性ジエン系ゴムを得て、この変性ジエン系ゴムを各種ゴム組成物におけるゴム成分として用いることが好ましい。ゴム組成物に用いる場合、ゴム成分としては、この変性ジエン系ゴム単独でもよく、他のジエン系ゴムとブレンドして用いてもよい。また、ゴム組成物には、該ゴム成分とともに、シリカやカーボンブラックなどのフィラーを配合することができ、更に、その他の添加剤として、軟化剤、可塑剤、老化防止剤、亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤など、ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することもできる。ゴム組成物の用途としても特に限定されず、タイヤ用、防振ゴム用、コンベアベルト用などの各種ゴム部材に用いることができる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例で用いた測定方法等は、以下の通りである。
[pH]
東亜ディーケーケー(株)製のポータブルpH計「HM−30P型」を用いて測定した。
[数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)での測定により、ポリスチレン換算のMn、Mw及びMw/Mnを求めた。詳細には、測定試料は0.2mgをTHF1mLに溶解させたものを用いた。(株)島津製作所製「LC−20DA」を使用し、試料をフィルター透過後、温度40℃、流量0.7mL/分でカラム(Polymer Laboratories社製「PL Gel3μm Guard」×2)を通し、Spectra System社製「RI Detector」で検出した。
[結合構造含有率]
NMRにより、結合構造(2)〜(6)の含有率を測定した。NMRスペクトルは、BRUKER社製「400ULTRASHIELDTM PLUS」により測定した。ポリマー1gを重クロロホルム5mLに溶解し、緩和試薬としてアセチルアセトンクロム塩87mgを加え、NMR10mm管にて測定した。
式(2)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが129ppmにある。式(3)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが56ppmにある。式(4)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが204ppmにある。式(5)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが132pmにある。式(6)の結合構造については、ケイ素の隣にあるビニル炭素のカーボンピークが124.8ppmにある。そのため、これら各ピークについてベースポリマー成分との比により各構造の含有率(モル%)を決定した。シリル基含有量は、それらの合計量とした。
なお、ベースポリマー成分における各ユニットのモル数については、イソプレンユニットでは、二重結合を挟んでメチル基と反対側の炭素及びそれに結合した水素(=CH−)のピーク、即ち13C−NMRによる122ppmのピークに基づいて算出した。
[実施例1:変性ポリマーAの合成]
変性対象のポリマーとして、天然ゴムラテックス(レジテックス社製「HA−NR」、DRC(Dry Rubber Content)=60質量%)を用いた。この天然ゴムラテックスに含まれる未変性の天然ゴムについて、分子量を測定したところ、重量平均分子量が202万、数平均分子量が51万、分子量分布が4.0であった。
DRC30質量%に調節した上記天然ゴムラテックス中のポリマー質量100gに対して、過ヨウ素酸(HIO)1.65gを加え、23℃で3時間攪拌した。このようにエマルジョン状態のポリマー中に過ヨウ素酸を加えて攪拌することにより、ポリマー鎖中の二重結合が酸化分解し、上記式(1)で表される構造を含むポリマーが得られた。得られた分解ポリマーは、重量平均分子量が13500、数平均分子量が5300、分子量分布が2.6であり、また分解後の反応液のpHは6.2であった。
これにビニルトリメトキシシラン0.03gに過ヨウ素酸(HIO)0.001gを加えて23℃で0.5時間撹拌させて得られた反応生成物と、触媒としてピロリジン−2−カルボン酸0.1gを加え、1規定の水酸化ナトリウムを反応液のpHが10になるように加え、23℃で12時間攪拌し反応させた後、メタノール中に再沈させ、水で洗浄後、熱風循環乾燥機により30℃で24時間乾燥させて、常温で固形状の変性ポリマーAを得た。
このように酸化分解した反応系に対し、水酸化ナトリウムを加えて、この反応系を強制的に塩基性に変化させたことにより、酸化開裂の際に加えた過ヨウ素酸の効果を中和させつつ再結合反応を優先させることができ、上記式(2)〜(6)で表される結合構造を含む変性天然ゴム(変性ポリマーA)が得られた。なお、上記ではピロリジン−2−カルボン酸を触媒として用いているが、これは反応を促進させるためのものであり、なくても反応は進行する。
得られた変性ポリマーAは、下記表1に示す通り、重量平均分子量Mwが148万、数平均分子量Mnが47万、分子量分布Mw/Mnが3.1、上記結合構造の含有率が、式(2)は0.01モル%、式(3)は0.002モル%であり、式(4)は0.001モル%であり、式(5)は0.004モル%であり、式(6)は0モル%であり、合計で0.017モル%であった。
[実施例2,3:変性ポリマーB,Cの合成]
酸化分解時の反応時間、過ヨウ素酸の添加量、再結合反応時に添加するpH調整剤及びpH、触媒の量を下記表1に示す通りに変更し、その他は実施例1と同様にして、固形状の変性ポリマーB,Cを合成した。得られた変性ポリマーB,Cの、Mw,Mn,Mw/Mn及び各結合構造の含有量を表1に示す。変性ポリマーB,Cについても、アルコキシシリル基を有する上記結合構造が主鎖中に導入され、また、分子量分布が未変性天然ゴムよりも小さく、均一性に優れていた。また、上記条件を変更することにより、分子量を制御することができた。
なお、表1中の比較例1は、上記天然ゴムラテックス(レジテックス社製「HA−NR」、DRC=60質量%)を、変性せずにそのまま凝固乾燥させて得られた未変性天然ゴムである。
また、比較例2は、同じ天然ゴムラテックスを酸化開裂のみして凝固乾燥させた分解ポリマーである。
Figure 2014172974
[使用例・比較使用例:ゴム組成物の調製及び評価]
バンバリーミキサーを使用し、下記表2に示す配合(質量部)に従って、まず、第一混合段階で、ゴム成分に対し硫黄及び加硫促進剤を除く他の配合剤を添加し混練し、次いで、得られた混練物に、最終混合段階で、硫黄と加硫促進剤を添加し混練して、ゴム組成物を調製した。ゴム成分を除く、表2中の各成分の詳細は、以下の通りである。
・シリカ:東ソー・シリカ(株)製「ニップシールAQ」
・カーボンブラック:東海カーボン(株)製「シースト3」
・シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニック・デグサ社製「Si69」
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「亜鉛華1種」
・老化防止剤:大内新興化学工業(株)製「ノクラック6C」
・ステアリン酸:花王(株)製「ルナックS−20」
・プロセスオイル:株式会社ジャパンエナジー製「X−140」
・硫黄:細井化学工業(株)製「ゴム用粉末硫黄150メッシュ」
・加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製「ノクセラーCZ」
得られた各ゴム組成物について、160℃×20分で加硫して所定形状の試験片を作製し、得られた試験片を用いて、また動的粘弾性試験を行い、tanδ(0℃)とtanδ(60℃)を測定し、弾性率及び引張り強度を評価した。各評価方法は次の通りである。
・tanδ(60℃):温度を60℃に変え、その他はtanδ(0℃)と同様にして、tanδを測定し、その逆数について、各比較試験例の値を100とした指数で表示した。60℃でのtanδは、タイヤ用ゴム組成物において、低発熱性の指標として一般に用いられているものであり、上記指数が大きいほどtanδが小さく、従って、発熱しにくく、タイヤとしての低燃費性に優れることを示す。
・tanδ(0℃):USM社製レオスペクトロメーターE4000を用いて、周波数50Hz、静歪み10%、動歪み2%、温度0℃の条件で損失係数tanδを測定し、各比較試験例の値を100とした指数で表示した。0℃でのtanδは、タイヤ用ゴム組成物において、湿潤路面に対するグリップ性能(ウェット性能)の指標として一般に用いられているものであり、上記指数が大きいほどtanδが大きく、ウェット性能に優れることを示す。
・弾性率(M300):JIS K6251に準拠した引張試験(ダンベル状3号形)を行って300%モジュラスを測定し、表2では比較例1の値、表3では比較例3の値を、それぞれ100とした指数で表示した。指数が大きいほど、弾性率(M300)が大きく剛性が高いことを示す。
・引張強度:JIS K6251に準拠した引張試験(ダンベル状3号形)を行って破断時の強度を測定し、比較使用例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど、引張強度が高く、良好であることを示す。
Figure 2014172974
表2に示す通り、実施例の変性ポリマーを用いた使用例1〜3のゴム組成物は、未変性の天然ゴムや分解ゴムのみで再結合を行っていないゴムを用いた各比較使用例に対して、tanδ等に優れていた。
本発明に係る変性ポリマーは、ゴム組成物をはじめとする各種ポリマー組成物に配合するポリマー成分として用いることができる。

Claims (11)

  1. 炭素−炭素二重結合を主鎖に持つポリマーを、前記炭素−炭素二重結合を酸化開裂させることで分解して分子量を低下させたポリマーと、下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系を、酸性の場合は塩基性に、塩基性の場合は酸性になるように酸塩基性を変化させることにより、前記分解したポリマーと官能性分子とを結合させて、少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基が導入された変性ポリマーを得ることを特徴とする変性ポリマーの製造方法。
    Figure 2014172974
    但し、式(A)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、Rはアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。
  2. 前記分解したポリマーが、下記式(1)で表される構造を末端に含むことを特徴とする、請求項1に記載の変性ポリマーの製造方法。
    Figure 2014172974
    但し、式(1)において、Rは、水素原子又はメチル基を示す。
  3. 前記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子を、ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の炭素−炭素二重結合を酸化開裂させて得ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の変性ポリマーの製造方法。
  4. 前記変性ポリマーが、下記式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の変性ポリマーの製造方法。
    Figure 2014172974
    但し、式(B)において、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれと同じである。
  5. 前記炭素−炭素二重結合を、過ヨウ素酸を用いて酸化開裂させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の変性ポリマーの製造方法。
  6. 反応系が水系エマルションであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の変性ポリマーの製造方法。
  7. 前記炭素−炭素二重結合を主鎖に持つ前記ポリマーがジエン系ゴムポリマーであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の変性ポリマーの製造方法。
  8. 前記ジエン系ゴムポリマーが天然ゴム又は合成イソプレンゴムであることを特徴とする、請求項7に記載の変性ポリマーの製造方法。
  9. 少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基を0.5〜10モル%導入することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の変性ポリマーの製造方法。
  10. 下記式(B)で表される末端基を、ジエン系ポリマー鎖の少なくとも一方の分子末端に有するジエン系ポリマー。
    Figure 2014172974
    但し、式(B)において、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれ同じである。
  11. 前記ジエン系ポリマー鎖がジエン系ゴムポリマー鎖であることを特徴とする、請求項10に記載のジエン系ポリマー。
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