JP6242720B2 - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、変性ポリマーを用いたタイヤ用ゴム組成物及びこれを用いたタイヤに関するものである。
自動車用タイヤの低燃費性とウエット性能を向上させるために、例えば、ポリマーへのグラフトや末端変性や官能基の付加などによる極性の操作が行われている(例えば、特許文献1〜3)。
上記のようなポリマーへのグラフトや官能基付加などの変性は、ガラス転移点(Tg)を上げる効果を有するとともに、官能基とフィラーとの相互作用により転がり抵抗を改良する手法であるが、タイヤの転がり抵抗とウエット性能は本来的には二律背反とされる性能であり、両者を同時に大きく向上させることは困難である。
特開2004−359716号公報 特開2005−41960号公報 特開2004−359773号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、少なくとも一方の分子末端にアルコキシシリル基を導入したジエン系ゴムを使用することで、ゴムとフィラーとの相互作用を改善し、低燃費性、ウエット性能、その他の物性を大きく向上させるタイヤ用ゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ用ゴム組成物は、上記の課題を解決するために、下記式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有する変性ジエン系ゴム成分であって、変性ジエン系ゴム成分中のアルコキシシリル基の含有量が、未変性ジエン系ゴムの繰り返し最小ユニットのモル量の0.01〜5モル%である変性ジエン系ゴム成分100質量部に対し、フィラーを5〜150質量部含有してなるものとする。ここで「モル%」とは未変性ポリマーの繰り返し最少ユニットを基準として規定し、変性ポリマー中でその基準ユニットモル量に対して含まれているアルコキシシリル基のモル量(%)を表す。
Figure 0006242720
但し、式(B)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、R はアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。mとnとlの合計は4である。
上記において変性ジエン系ゴムとしては、下記式(9)で表されるポリイソプレン鎖が下記式(1)〜(4)のいずれかで表される結合構造を介して連結されてなる変性イソプレンゴムを用いることができる。
Figure 0006242720
但し、式(9)中、sは1以上の整数である。
Figure 0006242720
但し、式(1)〜(4)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す。
上記フィラーとしては、また、シリカを5〜80質量部含有することもできる。
本発明の空気入りタイヤは、上記本発明のゴム組成物を用いてなるものとする。
上記本発明のゴム組成物は、例えばトレッドに好適に用いることができる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物によれば、分子末端にアルコキシシリル基を導入したジエン系ゴム成分を使用することにより、タイヤの転がり抵抗とウエット性能とを同時に大きく向上させることができる。これは、アルコキシシリル基の導入によりジエン系ゴムとフィラーとの相溶性が改良されることによると考えられる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本発明のゴム組成物に用いる変性ジエン系ゴム成分は、下記式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有し、アルコキシシリル基が0.01〜5モル%導入されたものである。
Figure 0006242720
但し、式(B)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、R はアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。mとnとlの合計は4である。式(B)におけるR、R、R、m、n及びlは、後述する式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれ同じである。
かかる変性ジエン系ゴムは、特に限定するものではないが、2種以上のジエン系ポリマーを、その主鎖中に存在する炭素−炭素二重結合を酸化開裂させることで分解して分子量を低下させた後、該分解したポリマーを含む系を酸性又は塩基性にすることにより再結合させることにより得ることができる。
ジエン系ポリマーとは、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンなどの共役ジエン化合物をモノマーの少なくとも一部として用いて得られるポリマーである。これらの共役ジエン化合物は、いずれか1種で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記ジエン系ポリマーとしては、共役ジエン化合物と共役ジエン化合物以外の他のモノマーとの共重合体も含まれる。他のモノマーとしては、アクリロニトリル、アクリル酸エステルなどの各種ビニル化合物が挙げられる。これらのビニル化合物は、いずれか1種でも2種以上を併用してもよい。
ジエン系ゴムポリマーとしては、より詳細には、分子内にイソプレンユニット及び/又はブタジエンユニットを有する各種ゴムポリマーが好ましく、例えば、天然ゴム(NR)、合成イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、ブタジエン−イソプレン共重合体ゴム等が挙げられる。これらの中でも、天然ゴム、合成イソプレンゴムを用いることが好ましい。
変性対象となるジエン系ゴムポリマーとしては、常温(23℃)で固形状であることが好ましいため、数平均分子量が6万以上のものを用いることが好ましい。ここで、固形状とは流動性のない状態をいい、例えばゴムポリマーをそのまま材料として加工する上で、常温において力を加えない状態で塑性変形しないようにするためである。ジエン系ポリマーの数平均分子量は、6万〜100万であることが好ましく、より好ましくは8万〜80万であり、更に好ましくは10万〜60万である。
変性対象となる上記ポリマーとしては、溶媒に溶解したものも用いることができるが、プロトン性溶媒である水中にミセル状になった水系エマルション、すなわちラテックスを用いることが好ましい。水系エマルションを用いることにより、ポリマーを分解させた後に、その状態のまま、反応場の酸塩基性を変化させることで官能性分子との結合反応を生じさせることができる。水系エマルションの濃度(ポリマーの固形分濃度)は、特に限定されないが、5〜70質量%であることが好ましく、より好ましくは10〜50質量%である。固形分濃度が高すぎるとエマルジョン安定性が低下してしまい、反応場のpH変動に対してミセルが壊れやすくなり、反応に適さなくなる。逆に固形分濃度が小さすぎる場合は反応速度が遅くなり、実用性に欠ける。
ポリマーの炭素−炭素二重結合を酸化開裂させるためには、酸化剤を用いることができ、例えば、上記ポリマーの水系エマルションに酸化剤を添加し攪拌することにより酸化開裂させることができる。酸化剤としては、例えば、過マンガン酸カリウム、酸化マンガンなどのマンガン化合物、クロム酸、三酸化クロムなどのクロム化合物、過酸化水素などの過酸化物、過ヨウ素酸などの過ハロゲン酸、オゾン、酸素などの酸素類などが挙げられる。これらの中でも、過ヨウ素酸を用いることが好ましい。酸化開裂に際しては、コバルト、銅、鉄などの金属の塩化物や有機化合物との塩や錯体などの金属系酸化触媒を併用してもよく、例えば、該金属系酸化触媒の存在下で空気酸化してもよい。
2種以上のジエン系ポリマーを酸化開裂させる場合、各ポリマーを別々の系でそれぞれ酸化剤を加えて酸化開裂してもよく、あるいはまた、2種以上のポリマーを予め混合してから混合系に酸化剤を加えることにより一緒に酸化開裂してもよい。
上記酸化開裂によりポリマーが分解し、末端にカルボニル基(>C=O)やホルミル基(−CHO)を持つポリマーが得られる。例えば、変性対象となるポリマーが、イソプレンユニットやブタジエンユニットを持つ場合、下記式(6)で表される構造を末端に持つポリマーが生成される。
Figure 0006242720
式(6)中、Rは、水素原子又はメチル基であり、イソプレンユニットが開裂した場合、一方の開裂末端ではRがメチル基、他方の開裂末端ではRが水素原子となり、ブタジエンユニットが開裂した場合、開裂末端はともにRが水素原子となる。より詳細には、分解したポリマーは、その分子鎖の少なくとも一方の末端に上記式(6)で表される構造を持ち、すなわち、下記式(7)及び(8)に示すように、ジエン系ポリマー鎖の一方の末端又は両末端に、式(6)で表される基が直接結合したポリマーが生成される。
Figure 0006242720
式(7)及び(8)において、Rは水素原子又はメチル基であり、波線で表した部分がジエン系ポリマー鎖である。例えば、天然ゴムを分解した場合、波線で表した部分はイソプレンユニットの繰り返し構造からなるポリイソプレン鎖である。
上記酸化開裂によりポリマーを分解することにより、分子量が低下する。分解後のポリマーの数平均分子量は特に限定されないが、3百〜50万であることが好ましく、より好ましくは5百〜10万であり、更に好ましくは1千〜5万である。なお、分解後の分子量の大きさにより、再結合後のアルコキシシリル基量を調節することができるが、分解時の分子量が小さすぎると、同一分子内での結合反応が生じやすくなる。
上記のようにしてポリマーを分解させた後、分解したポリマーと次式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む反応系を、塩基性の場合は酸性に、酸性の場合は塩基性にすることにより再結合させる。
Figure 0006242720
但し、式(A)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、R はアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。mとnとlの合計は4である。また、カルボニル基の例としては、カルボキシル基、炭素数1〜5のアルキル基を有するケト基(−C(=O)R'、R'の炭素数:1〜5)、炭素数1〜5のアルキル基を有するエステル基(−C(=O)OR"、R"の炭素数:1〜5)等が挙げられる。
式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子は、ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の炭素−炭素二重結合を酸化開裂させて得ることができる。この酸化開裂反応は上記ポリマーの酸化開裂反応に準じて行うことができ、ポリマーの酸化開裂反応と同時に行うこともできる。ビニル基を少なくとも1つ有する官能性分子の好ましい具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジメトキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、ジメトキシエチルビニルシラン、ジエトキシエチルビニルシラン、メトキシジメチルビニルシラン、エトキシジメチルビニルシラン、メトキシジエチルビニルシラン、エトキシジエチルビニルシラン、ジエトキシプロピルビニルシラン、ジメトキシプロピルビニルシラン、メトキシジプロピルビニルシラン、エトキシジプロピルビニルシラン、ジメトキシジビニルシラン、ジエトキシジビニルシラン、メトキシメチルジビニルシラン、エトキシエチルジビニルシラン、メトキシエチルジビニルシラン、エトキシメチルジビニルシラン、メトキシプロピルジビニルシラン、エトキシプロピルジビニルシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン等が挙げられる。
上記式(6)の構造は2種類の互変異性をとり、元の炭素−炭素二重結合構造に結合するものと、下記式(1)〜(4)で表される結合構造を形成するものとに分かれる。本実施形態では、反応場のpHを制御することにより、アルドール縮合反応を優先させて、式(1)〜(4)で表される結合構造を含むポリマーを生成することができる。詳細には、反応系、特に水系エマルションの液中には安定化のためpH調節されているものがあり、分解に使用する方法や薬品の種類や濃度により、分解時のpHが酸性か塩基性のどちらかに寄る。そのため、開裂とは逆反応である結合反応が優先的に進行するように、分解時の反応系が酸性になっている場合には、反応系を塩基性にすることが好ましく、反対に分解時の反応系が塩基性になっている場合には、反応系を酸性にすることが好ましい。
Figure 0006242720
上記式(1)〜(4)において、Rは上記式(A)のRに由来する炭素数1〜10のアルキル基を示す。上記式(A)のnが1のときは、これらの式(1)〜(4)に示された結合構造は分子末端のみに形成され、これらのうち式(2)で表される結合構造は、具体的には次式(B)で表される末端基を形成する。上記式(A)のnが2のときは、これらの式(1)〜(4)に示された結合は分子末端に形成されるとともに主鎖中にも形成される。
Figure 0006242720
但し、式(B)において、R、R、R、m、n及びlは、式(A)の、R、R、R、m、n及びlとそれぞれと同じである。
ここで、Rが水素原子である末端構造を持つポリマーとアルデヒド基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合、アルドール縮合反応により式()で表される結合構造となり、これから水が脱離することにより式()で表される結合構造となる。Rが水素原子である末端構造を持つポリマーとカルボニル基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合、アルドール縮合反応により式()で表される結合構造となり、これから水が脱離することにより式()で表される結合構造となる。
また、アルコキシシリル基同士が結合すると、次式(5)で表される結合構造となるが生成量は少なく、式(1)〜(4)の結合構造が主として生成される。
Figure 0006242720
但し、式(5)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す。
なお、例えばRがメチル基である末端構造を持つポリマーとカルボニル基を有する式(A)で表される官能性分子とが結合する場合など、上記式(1)〜(5)以外の結合構造が生成される場合もあるが、そのような結合構造は微量である。
結合反応させる際の反応系のpHは、反応系を塩基性にする場合、7.5〜13であることが好ましく、より好ましくは8〜10である。一方、反応系を酸性にする場合、4〜6.8であることが好ましく、より好ましくは5〜6である。なお、酸性条件にする際、酸性度を上げすぎてしまうと、ラテックスのミセルを破壊してしまうおそれがある。pHの調整は、反応系に酸や塩基を加えることにより行うことができ、特に限定されないが、例えば、酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられ、塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。
結合反応に際しては、pHの調節に用いられる酸や塩基が結合反応の触媒となり、さらに反応を調節するための触媒として、例えばピロリジン−2−カルボン酸を用いることができる。
以上のように結合反応させた後、水系エマルションを凝固乾燥させることにより、常温で固形状の変性ポリマーが得られる。
本実施形態によれば、上記のように結合反応させることにより、上記式(1)〜(4)で表される結合構造を少なくとも1つ有する変性ポリマーが得られる。すなわち、本実施形態に係る変性ポリマーは、上記式(1)〜(4)で表される結合構造の少なくとも1種を分子内に有し、特に式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有し、ジエン系ポリマー鎖が上記連結基を介して直接連結された構造を有する。
ここで、ジエン系ポリマー鎖とは、上記変性対象であるジエン系ポリマーの分子鎖のうちの一部の分子鎖であり、例えば、共役ジエン化合物の単独重合体の場合、該共役ジエン化合物からなる構成ユニットをAとして、−(A−で表されるAの繰り返し構造である(nは1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、より好ましくは50〜1000である)。また、二元共重合体の場合、ジエン系ポリマー鎖は、各構成ユニットをA及びAとして(AとAの少なくとも一方は共役ジエン化合物からなるユニットであり、その他のユニットとしては上記ビニル化合物からなるユニットが挙げられる。)、−(A−(A−で表されるA及びAの繰り返し構造である(これらはランダム型でもブロック型でもよい。n,mはそれぞれ1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、より好ましくは50〜1000である)。また、三元共重合体の場合、ジエン系ポリマー鎖は、各構成ユニットをA、A及びAとして(AとAとAの少なくとも1つは共役ジエン化合物からなるユニットであり、その他のユニットとしては上記ビニル化合物からなるユニットが挙げられる。)、−(A−(A−(A−で表されるA、A及びAの繰り返し構造である(これらはランダム型でもブロック型でもよい。n,m,pはそれぞれ1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、更に好ましくは50〜1000である)。四元共重合体以上も同様である。
より具体的には、例えば、変性対象として天然ゴム又は合成イソプレンゴムを用いた場合、ジエン系ポリマー鎖は、イソプレンユニットの繰り返し構造からなる、下記式(9)で表されるポリイソプレン鎖である。このジエン系ポリマー鎖としては、これらのポリイソプレン鎖やポリブタジエン鎖などのジエン系ゴムポリマー鎖であることが好ましい。なお、式(9)中、sは1以上の整数であり、好ましくは10〜10000、更に好ましくは50〜1000である。
Figure 0006242720
上記式(1)〜(4)で表される結合構造は、変性ポリマーの1分子中に1つ以上含まれ、通常は1分子中に複数の結合構造が含まれる。複数含まれる場合、上記式(1)〜(4)で表される結合構造のいずれか1種を複数含んでもよく、2種以上のものが含まれてもよい。アルコキシシリル基の導入率、すなわち変性率は、式(1)〜(4)の結合構造の含有量の合計であり、末端基を含めて分子全体で0.001〜10モル%であることが好ましく、より好ましくは0.005〜8モル%、更に好ましくは0.01〜5モル%である。アルコキシシリル基の導入量が少なすぎると本発明で目的とする効果が得られにくく、一方、多すぎると末端の結合が阻害されることから分子量低下による引張特性の悪化のおそれが生じる。ここで、結合構造の含有率(変性率)は、変性ポリマーを構成する全構成ユニットのモル数に対する結合構造のモル数の比率であり、例えば、天然ゴムの場合、変性ポリマーの全イソプレンユニットと結合構造のモル数の合計に対する結合構造のモル数の比率である。
例えば、天然ゴムや合成イソプレンゴムの場合(即ち、ジエン系ポリマー鎖がイソプレンユニットを有する場合)、通常、式(1)〜(4)で表される結合構造が全て含まれるが、式(2)で表される結合構造が主として含まれ、その場合、式(2)で表される結合構造の含有率は0.001〜5モル%モル%であることが好ましく、より好ましくは0.005〜3モル%、更に好ましくは0.01〜1モル%である。
変性ポリマーの数平均分子量は6万以上であることが好ましく、より好ましくは6万〜100万であり、更に好ましくは8万〜80万であり、特に好ましくは10万〜50万である。このように変性ポリマーの分子量は、上記の通り官能性分子を介して再結合させることにより、元のポリマーと同等に設定することが好ましく、これにより、分子量を低下させず、従って物性への悪影響を回避しながら、ポリマーの末端にアルコキシシリル基を導入することができる。もちろん、元のポリマーよりも分子量が小さなものを得てもよい。なお、変性ポリマーの重量平均分子量は、特に限定しないが、7万以上であることが好ましく、より好ましくは10万〜170万であり、更に好ましくは30万〜150万である。
本実施形態によれば、上記のように、主鎖の二重結合を酸化開裂させることによりポリマーを分解して分子量を一旦低下させた後、分解したポリマーと下記式(A)で表されるアルコキシシリル基を構造に有する官能性分子とを含む系の酸塩基性を変化させることにより、分解したポリマーと官能性分子とを結合させて、少なくとも分子末端にアルコキシシリル基が導入された変性ポリマーを生成するので、ポリマーの単分散化により、より均一な構造に収束させることができる。すなわち、変性ポリマーの分子量分布を元のポリマーの分子量分布よりも小さくすることができる。これは、酸化開裂により分解したポリマーはより短いものほど反応性が高く、結合しやすいので、短いポリマーが少なくなることで分子量の均一化が図られると考えられる。
また、本実施形態によれば、二重結合を解離させる薬剤である酸化剤の種類や量、反応時間などを調整することにより酸化開裂させる反応を制御し、また、再結合させる際のpHや触媒、反応時間などを調整することにより結合反応を制御でき、これらの制御によって変性ポリマーの分子量を制御することができる。そのため、変性ポリマーの数平均分子量を元のポリマーと同等に設定することができ、また元のポリマーよりも低く設定することもできる。
本実施形態のタイヤ用ゴム組成物で用いるゴム成分は、上記変性ジエン系ゴム単独でもよく、本発明の趣旨に反しない範囲内であれば、上記変性ジエン系ゴム以外のゴム成分を配合することもできる。
本実施形態のゴム組成物には、上記ゴム成分とともに、シリカやカーボンブラックなどのフィラーを配合する。フィラーの配合量は、ゴムの強度及びその他の物性のバランス等の観点から、上記変性ジエン系ゴム成分100質量部に対し、5〜150質量部が好ましく、20〜60質量部がより好ましい。
上記フィラーは、ジエン系ゴム成分100質量部に対し、シリカを5〜80質量部含有することが好ましく、30〜60質量部含有することがより好ましい。
シリカは特に限定されず、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)等が挙げられるが、シラノール基が多いことから湿式法シリカが好ましい。シリカのチッ素吸着比表面積(NSA)は、120〜240m/gの範囲が好ましい。
また、上記フィラーは、ジエン系ゴム100質量部に対し、カーボンブラックを5〜80質量部含有することが好ましく、10〜50質量部含有することがより好ましい。但し、シリカとカーボンブラックとを併用する場合は、合計量が上記の通り150質量部以下であることが好ましい。
カーボンブラックも、特に限定されず、公知の種々の品種を用いることができ、例えば、SAF級(N100番台)、ISAF級(N200番台)、HAF級(N300番台)、FEF級(N500番台)、GPF級(N600番台)(ともにASTMグレード)のものが好ましく用いられる。
本実施形態のゴム組成物には、上記の各成分の他に、オイル、亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤など、タイヤ用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。上記加硫剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄成分が挙げられ、特に限定するものではないが、その配合量はジエン系ゴム100質量部に対して0.1〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部であり、更に好ましくは1〜3質量部である。また、加硫促進剤の配合量としては、ジエン系ゴム100質量部に対して0.1〜7質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部である。
上記ゴム組成物は、同様の目的に通常用いられるバンバリーミキサーやニーダー、ロール等の混合機を用いて、常法に従い混練し作製することができる。すなわち、第一混合段階で、ジエン系ゴムに対し、加硫剤及び加硫促進剤を除く他の配合成分を添加して混練し、次いで、得られた混合物に、最終混合段階で加硫剤及び加硫促進剤を添加して混練することにより、ゴム組成物を調製することができる。
以上よりなる本実施形態に係るゴム組成物を、常法に従い、例えば140〜180℃で所定の形状に加硫成形することによりトレッドゴムを形成することができ、このトレッドゴムを用いて常法に従い空気入りタイヤを形成することができる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の合成例及び比較合成例で用いた測定方法は、以下の通りである。
[pH]
東亜ディーケーケー(株)製のポータブルpH計「HM−30P型」を用いて測定した。
[数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)での測定により、ポリスチレン換算のMn、Mw及びMw/Mnを求めた。詳細には、測定試料は0.2mgをTHF1mLに溶解させたものを用いた。(株)島津製作所製「LC−20DA」を使用し、試料をフィルター透過後、温度40℃、流量0.7mL/分でカラム(Polymer Laboratories社製「PL Gel3μm Guard」×2)を通し、Spectra System社製「RI Detector」で検出した。
[結合構造含有率]
NMRにより、結合構造(1)〜(4)の含有率を測定した。NMRスペクトルは、BRUKER社製「400ULTRASHIELDTM PLUS」により測定した。ポリマー1gを重クロロホルム5mLに溶解し、緩和試薬としてアセチルアセトンクロム塩87mgを加え、NMR10mm管にて測定した。
式(1)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが130ppmにある。式(2)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが55ppmにある。式(3)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが204ppmにある。式(4)の結合構造については、13C−NMRにおいてケイ素の隣にあるカーボンのピークが132pmにある。そのため、これら各ピークについてベースポリマー成分との比により各構造の含有率(モル%)を決定した。シリル基含有量は、それらの合計量とした。
なお、ベースポリマー成分における各ユニットのモル数については、イソプレンユニットでは、二重結合を挟んでメチル基と反対側の炭素及びそれに結合した水素(=CH−)のピーク、即ち13C−NMRによる122ppmのピークに基づいて算出した。また、式(1)〜(4)で表される各構造単位では、シリル基に隣接する二重結合又は水酸基の付いたカーボンのピークが検出されるため、それらのピークから導出される量を各結合構造含有率(モル%)とし、アルコキシシリル基含有量としては、式(1)〜(4)の各結合構造含有率の合計量を示した。
[合成例1:変性ポリマーAの合成]
変性対象のポリマーとして、天然ゴムラテックス(レジテックス社製「HA−NR」、DRC(Dry Rubber Content)=60質量%)を用いた。この天然ゴムラテックスに含まれる未変性の天然ゴムについて、分子量を測定したところ、重量平均分子量が202万、数平均分子量が51万、分子量分布が4.0であった。
DRC30質量%に調節した上記天然ゴムラテックス中のポリマー質量100gに対して、過ヨウ素酸(HIO)1.65gを加え、23℃で3時間攪拌した。このようにエマルジョン状態のポリマー中に過ヨウ素酸を加えて攪拌することにより、ポリマー鎖中の二重結合が酸化分解し、上記式()で表される構造を含むポリマーが得られた。得られた分解ポリマーは、重量平均分子量が13500、数平均分子量が5300、分子量分布が2.6であり、また分解後の反応液のpHは6.2であった。
これにビニルトリメトキシシラン0.03gに過ヨウ素酸(HIO)0.001gを加えて23℃で0.5時間撹拌させて得られた反応生成物と、触媒としてピロリジン−2−カルボン酸0.1gを加え、1規定の水酸化ナトリウムを反応液のpHが10になるように加え、23℃で24時間攪拌し反応させた後、メタノール中に再沈させ、水で洗浄後、熱風循環乾燥機により30℃で24時間乾燥させて、常温で固形状の変性ポリマーAを得た。
このように酸化分解した反応系に対し、水酸化ナトリウムを加えて、この反応系を強制的に塩基性に変化させたことにより、酸化開裂の際に加えた過ヨウ素酸の効果を中和させつつ再結合反応を優先させることができ、上記式(1)〜(4)で表される結合構造を含む変性天然ゴム(変性ポリマーA)が得られた。なお、上記ではピロリジン−2−カルボン酸を触媒として用いているが、これは反応を促進させるためのものであり、なくても反応は進行する。
得られた変性ポリマーAは、下記表1に示す通り、重量平均分子量Mwが148万、数平均分子量Mnが47万、分子量分布Mw/Mnが3.1、上記結合構造の含有率が、式(1)では0.010モル%、式(2)では0.002モル%であり、式(3)では0.001モル%であり、式(4)では0.004モル%であり、合計で0.017モル%であった。
[合成例2,3:変性ポリマーB,Cの合成]
酸化分解時の反応時間、過ヨウ素酸の添加量、再結合反応時に添加するpH調整剤及びpH、触媒の量を下記表1に示す通りに変更し、その他は合成例1と同様にして、固形状の変性ポリマーB,Cを合成した。得られた変性ポリマーB,Cの、Mw,Mn,Mw/Mn及び各結合構造の含有量を表1に示す。変性ポリマーB,Cについても、アルコキシシリル基を有する上記結合構造が主鎖中に導入され、また、分子量分布が未変性天然ゴムよりも小さく、均一性に優れていた。また、上記条件を変更することにより、分子量を制御することができた。
なお、表1中の比較合成例1は、上記天然ゴムラテックス(レジテックス社製「HA−NR」、DRC=60質量%)を、変性せずにそのまま凝固乾燥させて得られた未変性天然ゴムである。また、比較合成例2は、同じ天然ゴムラテックスを酸化開裂のみして凝固乾燥させた分解ポリマーである。
Figure 0006242720
[実施例・比較例:ゴム組成物の調製及び評価]
バンバリーミキサーを使用し、下記表2に示す配合(質量部)に従って、まず、第一混合段階で、ゴム成分に対し硫黄及び加硫促進剤を除く他の配合剤を添加し混練し、次いで、得られた混練物に、最終混合段階で、硫黄と加硫促進剤を添加し混練して、ゴム組成物を調製した。ゴム成分を除く、表2中の各成分の詳細は、以下の通りである。
・シリカ:東ソー・シリカ(株)製「ニップシールAQ」
・カーボンブラック:東海カーボン(株)製「シースト3」
・シランカップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニック・デグサ社製「Si69」
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「亜鉛華1種」
・老化防止剤:大内新興化学工業(株)製「ノクラック6C」
・ステアリン酸:花王(株)製「ルナックS−20」
・プロセスオイル:株式会社ジャパンエナジー製「X−140」
・硫黄:細井化学工業(株)製「ゴム用粉末硫黄150メッシュ」
・加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製「ノクセラーCZ」
得られた各ゴム組成物について、160℃×20分で加硫して所定形状の試験片を作製し、得られた試験片を用いて、動的粘弾性試験を行い、ウェットスキッド性能と低燃費性を評価し、弾性率及び引張り強度を測定した。各評価・測定方法は次の通りである。
・ウェットスキッド性能:USM社製レオスペクトロメーターE4000を用いて、周波数50Hz、静歪み10%、動歪み2%、温度0℃の条件で損失係数tanδを測定し、各比較試験例の値を100とした指数で表示した。0℃でのtanδは、タイヤ用ゴム組成物において、湿潤路面に対するグリップ性能(ウェット性能)の指標として一般に用いられているものであり、上記指数が大きいほどtanδが大きく、ウェット性能に優れることを示す。
・低燃費性:温度を60℃に変え、その他はtanδ(0℃)と同様にして、tanδを測定し、その逆数について、各比較試験例の値を100とした指数で表示した。60℃でのtanδは、タイヤ用ゴム組成物において、低発熱性の指標として一般に用いられているものであり、上記指数が大きいほどtanδが小さく、従って、発熱しにくく、タイヤとしての低燃費性に優れることを示す。
・弾性率(M300):JIS K6251に準拠した引張試験(ダンベル状3号形)を行って300%モジュラスを測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど、弾性率(M300)が大きく剛性が高いことを示す。
・引張強度:JIS K6251に準拠した引張試験(ダンベル状3号形)を行って破断時の強度を測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど、引張強度が高く、良好であることを示す。
Figure 0006242720
表2に示す通り、合成例の変性ポリマーを用いた実施例1〜3では、未変性の天然ゴムや分解ゴムのみで再結合を行っていないゴムを用いた各比較例に対して、ウエットスキッド性能、低燃費性ともに大きく向上していた。

Claims (5)

  1. 下記式(B)で表される末端基を少なくとも一方の分子末端に有する変性ジエン系ゴム成分であって、変性ジエン系ゴム成分中のアルコキシシリル基の含有量が、未変性ジエン系ゴムの繰り返し最小ユニットのモル量の0.01〜5モル%である変性ジエン系ゴム成分100質量部に対し、フィラーを5〜150質量部含有してなるタイヤ用ゴム組成物。
    Figure 0006242720
    但し、式(B)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、R はアルデヒド基又はカルボニル基を示し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは1〜3の数を示し、nは1又は2の数を示し、lは0〜2の数を示す。mとnとlの合計は4である。
  2. 前記変性ジエン系ゴムが、下記式(9)で表されるポリイソプレン鎖が下記式(1)〜(4)のいずれかで表される結合構造を介して連結されてなる変性イソプレンゴムであることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
    Figure 0006242720
    但し、式(9)中、sは1以上の整数である。
    Figure 0006242720
    但し、式(1)〜(4)において、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示す。
  3. 前記フィラーが、シリカを5〜80質量部含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いてなる空気入りタイヤ。
  5. 前記ゴム組成物をトレッドに用いたことを特徴とする、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
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