JP2014172121A - ワイヤソースラリのクーラント回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定砥粒ワイヤソーからのスラリ廃液からクーラントを効率的かつ高い回収率で回収する。
【解決手段】固定砥粒ワイヤソー1からのスラリ廃液3を貯留するスラリ廃液貯留槽5のスラリ廃液3の一部3aを導入しスラッジ8を分離して得られた1次再生クーラント9を取り出す1次遠心分離装置6と、スラリ廃液貯留槽5のスラリ廃液3の残部3bを軽液13として取り入れる軽液槽14と、軽液槽14の軽液13を導入し2次再生クーラント16を分離して取り出す濾過器15と、濾過器15の濃縮液18を導入して軽液20を分離し分離した軽液20を軽液槽14に戻すサイクロン分離機19と、サイクロン分離機19で軽液20が分離された重液21を貯留する重液槽22と、重液槽22の重液21を導入しスラッジ25を分離して得られた軽液26を軽液槽14に戻す2次遠心分離装置23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池等の製造過程でシリコンインゴットのワークを切断する際に使用される固定砥粒ワイヤソーより取り出されるスラリ廃液からクーラントを効率的かつ高い回収率で回収できるようにしたワイヤソースラリのクーラント回収装置に関するものである。
従来、シリコンインゴットからなるワークを切断してウェハを製造するための装置としてワイヤソーが用いられている。このワイヤソーには、テンションを付与した細いワイヤ列を走行させ、そのワイヤ列に、切削熱を除去するためのクーラントに切削を行うための砥粒を含有させたスラリを吹き付けながらワークを押し当てることにより、ワークを複数枚のウェハに同時に切断するようにした遊離砥粒ワイヤソーがある(例えば、特許文献1等参照)。前記クーラントには、水とグリコールを混合したものや水を含まないグリコールのみからなるものが用いられている。
一方、近年、細いワイヤの表面にダイヤモンド砥粒等を予め付着した固定砥粒ワイヤ列を用いて、そのワイヤ列に、前記クーラントを吹き付けながらワークを押し当てることにより、ワークを複数枚のウェハに同時に切断するようにした固定砥粒ワイヤソーがある(例えば、特許文献2等参照)。
前記遊離砥粒ワイヤソー及び固定砥粒ワイヤソーでは、シリコンインゴットを切断して多数のウェハを形成する際に、切断作業の開始から終了までの間を1つのバッチ操作で行っているのが一般的である。又、ワイヤソーからのスラリ廃液は、資源の有効活用、廃棄物の減容化等のために、クーラント及び砥粒を分離回収して再利用するようにしたスラリ管理が検討されている。
前記遊離砥粒ワイヤソーでは、クーラントに砥粒を混合したスラリをワイヤに供給してシリコンインゴットを切断しているために、遊離砥粒ワイヤソーからは、クーラントと砥粒(SiC)と切屑(Si)が混合したスラリ廃液が排出される。そのため、このようなスラリ廃液を分離回収するには、スラリ廃液をクーラントと固形分とに分離すると共に、固形分は砥粒=回収、切屑=廃棄の2段階を踏んで分離することになる。ここで、連続分離を行おうとした場合には、スラリ廃液を連続的に抜き取り、取り出したスラリ廃液からクーラントの回収、砥粒の回収、切屑の廃棄をマッチングさせて行う必要があるが、スラリ廃液の取出量とこれらの回収処理量とはマッチングしないため、遊離砥粒ワイヤソーからのスラリ廃液の分離・回収は一般にバッチ式が主流となっている。
スラリ廃液からクーラントの回収には、一般に遠心分離機又は濾過器が用いられているが、切断作業の進行に伴って、スラリ廃液中の切粉は増加していくため、良好な切断作業を継続するためには、再生したスラリ中の切粉量が限りなく少なくなるように分離する、或いは、新スラリの添加量を増やすことによって、スラリ中の切粉量(濃度)を低下することが必要になる。
このため、スラリ濃度(切粉の濃度)が規定濃度に保持されるようにスラリの一部を廃スラリとして排出し、これによって新スラリの供給量を減少するようにした本特許出願人の出願による固定砥粒ワイヤソーのスラリ管理装置がある(特許文献3参照)。
特開平11−309674号公報 特開2010−029998号公報 特開2012−125891号公報
特許文献3によれば、新スラリの使用量は減少させることができるが、遠心分離機のみにて固形分を分離しているため、切断作業の継続に伴い分離液中における微細な切粉の粒子が蓄積することにより、廃スラリの廃棄量が多くなり、結果的に新スラリの供給量も増加することになる。
スラリ廃液中のクーラントを全量回収するためには、遠心分離機により分離した微細粒子を含む分離液を、更に濾過もしくは蒸留等を行ってほぼ完全に固形物を除去することでより多くのクーラントを回収することが考えられる。
しかし、濾過を用いる方式では、一般的に高価なクロスフローの濾過装置が必要であり、更に、分離した固形物は乾燥せずに濃縮液状のスラッジとして排出される問題があった。即ち、濃縮液状のスラッジに含まれるクーラントは廃棄されていた。又、濾過の過程で濃縮が進行し、処理液の粘度が変わるため、濾過速度が安定しないという問題も有していた。
又、蒸留を用いる方式では、従来主流であったグリコール系クーラントから近年水分率の高い水系クーラントに主流が変わりつつあり、この水系クーラントはグリコールと比較して水の潜熱が大きいことから、蒸留によって固形分を分離する際に水を蒸発させるための多大のエネルギーが必要となり、コストが増加し、実際に実施することは困難である。
本発明の目的は、上記従来の課題に鑑みてなしたもので、固定砥粒ワイヤソーからのスラリ廃液からクーラントを効率的かつ高い回収率で回収するようにしたワイヤソースラリのクーラント回収装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のワイヤソースラリのクーラント回収装置は、固定砥粒ワイヤソーからのスラリ廃液を貯留するスラリ廃液貯留槽と、該スラリ廃液貯留槽のスラリ廃液の一部を導入しスラッジを分離して得られた1次再生クーラントを取り出す1次遠心分離装置と、前記スラリ廃液貯留槽からのスラリ廃液の残部を軽液として取入れる軽液槽と、該軽液槽の軽液を導入し2次再生クーラントを分離して取り出す濾過器と、濾過器で2次再生クーラントが分離された濃縮液を導入して軽液を分離し分離した軽液を前記軽液槽に戻すサイクロン分離機と、サイクロン分離機で軽液が分離された重液を貯留する重液槽と、該重液槽の重液を導入しスラッジを分離して得られた軽液を前記軽液槽に戻す2次遠心分離装置とを備えたことを特徴とする。
上記ワイヤソースラリのクーラント回収装置において、前記1次遠心分離装置からの1次再生クーラントと、前記濾過器からの2次再生クーラントと、新クーラントとを混合して調整し、調整したクーラントを前記固定砥粒ワイヤソーに供給するクーラント供給槽を有することは好ましい。
本発明のワイヤソースラリのクーラント回収装置によれば、スラリ廃液貯留槽からのスラリ廃液の一部と、2次遠心分離装置からの軽液と、サイクロン分離機からの軽液を軽液槽に供給するので、軽液槽の軽液は固形分濃度が小さく且つ流動性が高くなっている。従って、この軽液を、固形分濃度が小さく且つ流動性が高いスラリの分離に適した濾過器に供給して2次再生クーラントを分離するので、濾過器の分離能力を高めて、2次再生クーラントの取出量を増加することができる。濾過器は、一般的に固形分濃度が低く、安定したスラリの分離に適しており、固形分濃度が高くなったり変動したりすると目詰まりを起こし易くなり、膜の交換や洗浄の頻度が多くなるが、本発明によれば、濾過器の能力が効果的に高められて、膜の交換や洗浄の頻度を低減することができる。
又、前記濾過器で分離されない濃縮液をサイクロン分離機に導入して軽液が分離された重液を重液槽に供給するので、重液槽の重液は固形分濃度が大きく且つ流動性が低くなっている。従って、この重液を、固形分濃度が大きく且つ流動性が低いスラリの分離に適した2次遠心分離機に供給して軽液を分離するので、2次遠心分離機の分離能力を高めて、効率良く固形分を除去することができ、結果的に軽液の固形分濃度を下げ、濾過器の能力を高めることができる。
従って、本発明によれば、スラリ廃液中のクーラントの殆ど全てを回収して再利用できるという優れた効果を奏し得る。
本発明におけるワイヤソースラリのクーラント回収装置の一実施例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明におけるワイヤソースラリのクーラント回収装置の一実施例を示すもので図中、1は固定砥粒ワイヤソーであり、固定砥粒ワイヤソー1ではクーラント2が供給されて図示しない固定砥粒ワイヤによりインゴットの切断を行っており、固定砥粒ワイヤソー1から排出されるスラリ廃液3は液受け容器4で受けられている。
図中、5は前記液受け容器4からのスラリ廃液3を貯留するスラリ廃液貯留槽である。固定砥粒ワイヤソー1が複数備えられている場合には、複数の固定砥粒ワイヤソー1からのスラリ廃液3がスラリ廃液貯留槽5に供給される。
図中6は、1次遠心分離機7を備えた1次遠心分離装置であり、1次遠心分離機7は、前記スラリ廃液貯留槽5のスラリ廃液3の一部3aを導入して、スラッジ8と1次再生クーラント9とに分離し、スラッジ8はスラッジタンク10に供給し、1次再生クーラント9は1次再生クーラントタンク11に供給する。そして、1次再生クーラントタンク11の1次再生クーラント9はクーラント供給槽12に供給して貯留する。
図中14は、前記スラリ廃液貯留槽5からのスラリ廃液3の残部3bを軽液13として受けて貯留する軽液槽である。
図中、15は前記軽液槽14に貯留された軽液13を導入して、2次再生クーラント16を分離する濾過器であり、濾過器15で分離した2次再生クーラント16は予混合タンク17に供給される。
図中19は、前記濾過器15で2次再生クーラント16が分離された濃縮液18を導入して軽液20と重液21とに分離するサイクロン分離機であり、サイクロン分離機19で分離された軽液20は前記軽液槽14に戻され、重液21は重液槽22に供給されて貯留される。前記軽液槽14と、濾過器15と、サイクロン分離機19と、重液槽22とによりクーラント回収部32が形成されている。
図中、23は、2次遠心分離機24を備えた2次遠心分離装置であり、2次遠心分離機24は、前記重液槽22の重液21を導入してスラッジ25と軽液26とに分離し、スラッジ25はスラッジタンク27に供給し、軽液26は軽液タンク28に供給して貯留する。そして、軽液タンク28の軽液26は前記軽液槽14に戻すようにしている。前記スラッジタンク10及びスラッジタンク27のスラッジ8,25は、殆どがシリコンインゴットの切断で生じた切粉であるため、スラッジ8,25は図示しないシリコン回収装置に供給してシリコンを回収することができる。
前記2次再生クーラント16が供給される予混合タンク17には新クーラント29が供給されており、予混合タンク17で前記2次再生クーラント16と新クーラント29が混合される。予混合タンク17で混合された混合クーラント30は、前記クーラント供給槽12に供給され、前記1次遠心分離装置6からの1次再生クーラント9と混合調整されてクーラント2を生成している。そして、前記クーラント供給槽12のクーラント2は前記固定砥粒ワイヤソー1に供給される。固定砥粒ワイヤソー1が複数備えられている場合には、複数の固定砥粒ワイヤソー1に前記クーラント2が供給される。図中、31はクーラント2の性状を検出する検出器であり、該検出器31で検出したクーラントの性状が目的の所定の性状になるように、前記1次再生クーラント9と、2次再生クーラント16と、新クーラント29の混合を調整するようにしている。図中Pはポンプである。
次に、上記実施例の作動を説明する。
固定砥粒ワイヤソー1から液受け容器4に排出されたスラリ廃液3は、スラリ廃液貯留槽5に貯留される。該スラリ廃液貯留槽5のスラリ廃液3の一部3aは、1次遠心分離機7に供給されて、スラッジ8と1次再生クーラント9とに分離され、スラッジ8はスラッジタンク10に供給され、1次再生クーラント9は1次再生クーラントタンク11に供給される。そして、1次再生クーラントタンク11の1次再生クーラント9はクーラント供給槽12に供給されて貯留される。
前記スラリ廃液貯留槽5からのスラリ廃液3の残部3bは、軽液13として軽液槽14に供給される。該軽液槽14の軽液13は、濾過器15に供給されて2次再生クーラント16が分離され、分離された2次再生クーラント16は予混合タンク17に供給される。
前記濾過器15で2次再生クーラント16が分離された濃縮液18は、サイクロン分離機19に供給されて軽液20と重液21とに分離され、軽液20は前記軽液槽14に戻される。サイクロン分離機19で軽液20が分離された重液21は重液槽22に貯留される。
前記重液槽22の重液21は、2次遠心分離装置23の2次遠心分離機24に供給されてスラッジ25と軽液26とに分離され、スラッジ25はスラッジタンク27に供給され、軽液26は軽液タンク28に供給される。そして、軽液タンク28の軽液26は前記軽液槽14に戻される。
前記予混合タンク17には新クーラント29が供給されており、予混合タンク17で前記2次再生クーラント16と新クーラント29が混合された混合クーラント30は、前記クーラント供給槽12に供給され、前記1次遠心分離装置6からの1次再生クーラント9と混合調整されてクーラント2となる。そして、検出器31で検出したクーラントの性状が目的の所定の性状になるように、前記クーラント供給槽12に貯留される前記1次再生クーラント9と、2次再生クーラント16と、新クーラント29の混合割合が調整され、調整されたクーラント2は前記固定砥粒ワイヤソー1に供給される。
前記検出器31は、粘度計および比重計によりクーラントの性状を管理すると共に、水系クーラントの問題である含水率の増減を監視するために含水率計もしくは屈折率計を設けて含水量を管理することができる。
上記したように、スラリ廃液貯留槽5からのスラリ廃液3の残部3bと、2次遠心分離装置23からの軽液26と、サイクロン分離機19からの軽液20が軽液槽14に供給されることにより軽液槽14の軽液13は、固形分濃度が小さく且つ流動性が高くなっている。従って、この軽液13を、固形分濃度が小さく且つ流動性が高いスラリの分離に適した濾過器15に供給して2次再生クーラント16を分離するので、濾過器15の分離能力を高めて、2次再生クーラント16の取出量を増加することができる。
又、前記濾過器15で分離されない濃縮液18をサイクロン分離機19に導入して軽液20を分離した重液21が重液槽22に供給されることにより重液槽22の重液21は固形分濃度が大きく且つ流動性が低くなっている。従って、この重液21を、固形分濃度が大きく且つ流動性が低いスラリの分離に適した2次遠心分離機24に供給して軽液26を分離するので、2次遠心分離機24の分離能力を高めて、軽液26の取出量を増加することができる。
従って、本発明によれば、スラリ廃液3中のクーラントの殆どを回収して再利用することができる。即ち、前記2次遠心分離機24によりスラッジ25を略全量を除去できるようになる。従来の濾過により得られる濃縮液は最大でも含液率が70〜75%程度であるのに対し、2次遠心分離機24からのスラッジ25の含液率は50%以下となる。この差の液分がクーラントとして回収されるので、高回収率でのクーラントの回収が可能になる。このように、スラリ廃液から高回収率でクーラントを回収できることにより、新クーラント29の供給量を極力少なくすることができる。
上記したように、濾過器15による2次再生クーラント16の取り出しと、2次遠心分離機24によるスラッジ25の分離を、夫々に適した条件で並行して実施することにより、濾過器15による2次再生クーラント16の取出量が増加し、遠心分離機のスラッジ25の除去量が増加するようになり、2次再生クーラント16の取出量とスラッジ25の除去量が平衡した時点で、濾過器15と2次遠心分離機24との間を循環するスラリ中の固形物量は一定となる。これにより、従来のバッチ式で必要であった濾過速度低下のためのバッファーとしてのタンクを不要として、スラリ廃液3の連続処理が可能になる。
更に、水系クーラントを用いたスラリ廃液では、シリコン切粉と水が反応して凝集することが知られている。この原理においては体積あたりの表面積の大きい微細な粒子が優先的に凝集する。見かけの粒子径が大きくなった切粉は2次遠心分離機24で優先的に除去されるため、濾過器15には微細な粒子が低減した軽液13が供給されて効果的に分離される。従って、水系クーラントにおいては、前記したように濾過器15と2次遠心分離機24を組み合わせて備えることが有効となる。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 固定砥粒ワイヤソー
3 スラリ廃液
3a 一部
3b 残部
5 スラリ廃液貯留槽
6 1次遠心分離装置
7 1次遠心分離機
8 スラッジ
9 1次再生クーラント
12 クーラント供給槽
13 軽液
14 軽液槽
15 濾過器
16 2次再生クーラント
18 濃縮液
19 サイクロン分離機
20 軽液
21 重液
22 重液槽
23 2次遠心分離装置
24 2次遠心分離機
25 スラッジ
26 軽液
29 新クーラント

Claims (2)

  1. 固定砥粒ワイヤソーからのスラリ廃液を貯留するスラリ廃液貯留槽と、該スラリ廃液貯留槽のスラリ廃液の一部を導入しスラッジを分離して得られた1次再生クーラントを取り出す1次遠心分離装置と、前記スラリ廃液貯留槽からのスラリ廃液の残部を軽液として取入れる軽液槽と、該軽液槽の軽液を導入し2次再生クーラントを分離して取り出す濾過器と、濾過器で2次再生クーラントが分離された濃縮液を導入して軽液を分離し分離した軽液を前記軽液槽に戻すサイクロン分離機と、サイクロン分離機で軽液が分離された重液を貯留する重液槽と、該重液槽の重液を導入しスラッジを分離して得られた軽液を前記軽液槽に戻す2次遠心分離装置とを備えたことを特徴とするワイヤソースラリのクーラント回収装置。
  2. 前記1次遠心分離装置からの1次再生クーラントと、前記濾過器からの2次再生クーラントと、新クーラントとを混合して調整し、調整したクーラントを前記固定砥粒ワイヤソーに供給するクーラント供給槽を有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤソースラリのクーラント回収装置。
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