JP2011083845A - 研磨用固液回収分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、研磨用固液回収分離装置に関し、切り屑の含有率を下げるために分散液を廃棄していたために当該分散液の回収率が低下してコストが嵩んでいること、また、一次分離及び二次分離の負荷低減によってコストダウンを図ることが課題であって、それを解決することである。
【解決手段】ウエハ切断に使用される研磨用固液回収分離装置であって、ワイヤソー1のワイヤに吹き付けられたスラリーを集めてリサイクル装置に移送させる途中に、切り屑の混入が少ないスラリー2と切り屑の混入が多いスラリー3とに分けるスラリー分別装置14が設けられ、前記スラリー分別装置14で分けられた切り屑の混入が少ないスラリー2はタンクに戻され繰り替えし使用され、前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリー3は分離装置に送られ固形物と液体成分とに分けてからリサイクル装置に移送される研磨用固液回収分離装置とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】ウエハ切断に使用される研磨用固液回収分離装置であって、ワイヤソー1のワイヤに吹き付けられたスラリーを集めてリサイクル装置に移送させる途中に、切り屑の混入が少ないスラリー2と切り屑の混入が多いスラリー3とに分けるスラリー分別装置14が設けられ、前記スラリー分別装置14で分けられた切り屑の混入が少ないスラリー2はタンクに戻され繰り替えし使用され、前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリー3は分離装置に送られ固形物と液体成分とに分けてからリサイクル装置に移送される研磨用固液回収分離装置とするものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体素子等のシリコンウエハ製造において、シリコンインゴットをウエハに切断する際に使用される研磨用固液回収分離装置に関するものである。
従来、シリコンインゴットをウエハに切断する際に使用される研磨用固液回収分離装置は、例えば、研削液から大部分の油を除去する工程と、この油の大部分が除去された残りの廃液に油性の溶剤を添加後、遠心分離して固形層を分離し、引き続きこの固形層に水溶性の溶剤を添加・遠心分離する事により固形物に付着した油分を除去する工程と、前記工程で回収された固形物から砥粒と研削粉を分離する工程とを有する砥粒回収方法が知られている。
しかし、従来の研磨用固液回収分離装置には、例えば、図10に示すように、ワイヤに吹き付けられたスラリーは切り屑と共に回収しその全量をリサイクルシステムで処理しているので、システム内の分離回収装置が大型になり、負荷も大きく回収効率が低くなる。更に、前記分離回収装置は遠心分離による一段分離法または二段分離法が多いことから、前記一段分離法では切り屑と分散液は廃棄されるが、この分散液が再利用されないのでコストが高くなり、前記二段分離法では二段目で遠心分離機で分離される分散液の半分を廃棄することで切り屑の含有率を下げているので、分散液の回収率が低くなってコストが高くなっている。本発明に係る研磨用固液回収分離装置は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る研磨用固液回収分離装置の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、ウエハ切断に使用される研磨用固液回収分離装置であって、ワイヤソーのワイヤに吹き付けられたスラリーを集めてリサイクル装置に移送させる途中に、切り屑の混入が少ないスラリーと切り屑の混入が多いスラリーとに分けるスラリー分別装置が設けられ、前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が少ないスラリーはタンクに戻され繰り替えし使用され、前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリーは分離装置に送られ固形物と液体成分とに分けてからリサイクル装置に移送されることである。
前記切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクにおいては、このスラリーの切り屑含有量が設定した濃度になるとリサイクル装置の分離機に送られること、更に、前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリーは分離装置で固形物と液体成分とに分けられ、この固形成分がリサイクル装置の一段目分離機に送られ、前記液体成分がリサイクル装置の三段目分離機に送られ、分離されてから調合タンクに移送されて切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクに戻されて再利用されることを含むものである。
本発明の研磨用固液回収分離装置によれば、スラリーがワイヤに吹き付けられて回収される際に、予めスラリー分別装置により、切屑の含有が多いものと少ないものに分けること及び固形物と液体成分に分けて処理することは、リサイクルシステムの負荷低減の効果がある。また、三次処理で切り屑含有率を下げることで分散液の廃棄がなくなると言う優れた効果を奏するものである。
また、スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクにおいては、スラリーの切り屑含有量が設定した濃度になるとリサイクル装置の分離機に送られるので、このタンクの切り屑含有量を一定の値に維持して、回収後のスラリーを再利用することができる。
更に、切り屑の混入が多いスラリーも、分離された液体成分は、リサイクルシステム内の二次分離液とともに三次分離機で処理してから、調合タンクに移送して再利用しているので、高効率のリサイクルが達成される。
また、スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクにおいては、スラリーの切り屑含有量が設定した濃度になるとリサイクル装置の分離機に送られるので、このタンクの切り屑含有量を一定の値に維持して、回収後のスラリーを再利用することができる。
更に、切り屑の混入が多いスラリーも、分離された液体成分は、リサイクルシステム内の二次分離液とともに三次分離機で処理してから、調合タンクに移送して再利用しているので、高効率のリサイクルが達成される。
本発明に係る研磨用固液回収分離装置は、図1に示すように、ワイヤソー1においてワイヤに吹き付けられたスラリーを、スラリー分別装置14により切り屑の混入が少ないスラリー2と切り屑の混入が多いスラリー3とに分けて回収する。前記切り屑の混入が少ないスラリー2は、専用のタンク4に戻して繰り返し使用する。
また、切り屑の混入が多いスラリー3は、沈降処理,遠心分離,ろ過等の分離方法により切り屑の大部分を液体と分離し、固形物3aと液体成分3bとに分けてその後、リサイクルシステムに移送する。
リサイクルシステムにおいては、回収された使用済みスラリー2aを一段目の分離機5に供給する。そして、再利用可能な粒径の砥粒5aを回収し、一次分離液5bはクッションタンク6aに入れる。この一次分離液5bは二段目の分離機7で微小な砥粒および固形物7aと、二次分離液7bに分離される。
この二次分離液7bはクッションタンク6bに入れられる。この二次分離液7bは、三段目の分離機8により、切り屑などの固形物8aが分離され、三次分離液8bは切り屑が混ざっていない状態で回収される。
前記一段目で回収した砥粒5aと、二段目で回収した砥粒の一部7aと、三段目で回収した三次分離液8bとを、調合タンク9で新しい砥粒および分散液を加えて調合し、スラリー9aとして再利用する。
図2に示すように、前記ワイヤソー1は、溝を切ったローラに一本の鋼鉄製ワイヤを巻き付け、ワイヤの両端部で巻取り装置と巻きだし装置とが設けられているものである。前記ワイヤを高速でローラ間を走行させてそのワイヤにスラリーを掛けながら、シリコンインゴットをゆっくり押しつけて、スライスして複数枚のウエハを切り出すものである。
本発明に係る研磨用固液回収分離装置は、図3に示すように、ワイヤソー1において、3本のローラ10a,10b,10cには一本のワイヤ11が所定ピッチで連続して巻かれている。被切削体12は前記2本のローラ10a,10b間に形成されたワイヤ11の水平面の上方側に配置され、ワイヤ11に向かうように下降される。前記水平なワイヤ11の上で前記被切削体12の前方には、ワイヤ11にスラリーを供給するスラリー供給ノズル13が配設されている。
前記ローラ10a〜10cにより形成された三角領域の内部には、ワイヤ11に吹き付けられたスラリーを受け止め且つ分別するためのスラリー分別装置である板14が設けられている。この板14により、切り屑の混入が僅かなスラリー2と、切り屑の混入が多いスラリー3とに分けられる。
前記スラリー2は管路16を通ってタンク23に入り、スラリー3は管路17を通ってタンク30に入る。前記タンク23には、タンク20に供給するための供給管25とポンプ24とが配設される。また、図4に示す新スラリー供給タンク100にストックしてある再生・調合されたスラリーをこのタンク23に供給するための管路28と、使用済みスラリーを図4に示す受入タンク40に送るための管路27およびポンプ26が配設されている。
前記タンク20には、スラリー供給ノズル13にスラリーを供給するための供給管22とポンプ21とが配設されている。また、前記タンク30のスラリーは、沈降処理,遠心分離,ろ過等の沈降処理装置31に管路34aで移送され、そこで固形物と液体成分とに分けられる。沈降処理には、図5乃至図6に示すような方法がある。
前記沈降処理,遠心分離,ろ過等の沈降処理装置31等で分けられた固形物は、前記受入タンク40に送るための管路33とポンプ32とによって送られ、液体成分は管路35とポンプ34とによって、図4に示す二次分離液タンク66に送られる。図3に示すスラリーの管理ユニット15は、複数台のワイヤソー1に対してスラリーを管理するものである。よって、管路16,17と供給管22とが併設して複数配置されているものである。
図4に示すように、前記受入タンク40には、管路27,33が接続されていて、使用済みのスラリーがポンプで送られ一旦ストックされる。この受入タンク40には、攪拌機40aが設けられ、スラリーに含まれる固形物と液体成分との分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。
また、前記受入タンク40は、管路43にて原液タンク44に接続され、この管路43にはポンプ41とフィルタ42が配設されている。原液タンク44には攪拌機44aが設置され、スラリーに含まれる固形物と液体成分との分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。また、原液タンク44には、管路46にて一段目分離機50に接続されており、この管路46には、ポンプ45が配設されている。
前記一段目分離機50は、スクリュー50cを有するデカンタ型の遠心分離機であり、比重および粒径の大きい固形物が排出される固形物排出口50aと、比重および粒径の小さい粒子が混在した分離液が排出される液体排出口50bとが形成されている。この一段目分離機50では、例えば1000Gの遠心加速度で分離回収が行われるように設定されている。よって、10μm以上の固形物(大部分が砥粒)と、二次分離液(小さな砥粒および切り屑を含む液体)とが分離される。
前記固形物排出口50aは、管路51を介して一次回収スラリータンク53に接続され、リサイクル使用する砥粒が回収される。前記液体排出口50bは、管路52を介して一次分離液タンク56に接続されている。この一次分離液タンク56には、攪拌機56aが設置され、一次分離液に含まれる固形物と液体成分の分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。また、管路58によって二段目分離機60に接続されており、この管路58にはポンプ57が配設されている。
前記二段目分離機60は、スクリュー60cを有するデカンタ型の遠心分離機であり、固形物が排出される固形物排出口60aと、分離液が排出される液体排出口60bとが形成されている。この二段目分離機60では、例えば2500Gの遠心加速度で分離回収が行われるように設定されている。よって、5μm以上の固形物(砥粒および切り屑)と、二次分離液(微小な切り屑を含む液体)とが分離される。前記固形物排出口60aは、管路61を介して二次回収スラリータンク63に接続され、液体排出口60bは、管路62を介して二次分離液タンク66に接続されている。また、この二次分離液タンク66には、図3にて示す管路35とポンプ34とによって液体成分が移送される。
二次分離液タンク66には、攪拌機66aが設置され二次分離液に含まれる固形物と液体成分の分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。この二次分離液タンク66は、管路68にて三段目分離機70に接続されており、該管路68にはポンプ67が配設されている。
前記三段目分離機70は、フィルタ70a,70bを並列に配置している。そして、5μm未満の固形物が混在している二次分離液を固形物である切り屑と三次分離液とに分離する。前記フィルター70a,70bは二台並列設置されているが、処理量に応じて三台以上並列設置することもある。このフィルタ70a,70bの構造は、バッグフィルタや、図7乃至図9に示すような方式がある。
前記フィルタ70a,70bで捕捉された固形物は、微細(サブμm〜数μm)な切り屑を主成分とする粘土状のものであり、捕捉して廃棄する。前記三次分離液は、管路71を介して三次分離液タンク73に接続され、分散液としてリサイクル使用する。三次分離タンク73には、攪拌機73aが設置され、三次分離液に含まれる固形物と液体成分の分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。
回収された一次回収スラリータンク53の砥粒,二次回収スラリータンク63の砥粒および三次分離液タンク73の分散液は、それぞれ配設されている管路55とポンプ54,管路65とポンプ64,管路75とポンプ74によって調合タンク90に移送される。それらの供給量は前記調合タンク90に設けられた図示しない比重計の出力信号に基づいて制御される。
前記調合タンク90には、新液としての分散液がストックされた新オイルタンク80が、管路82およびポンプ81を介して接続されており、不足した分散液の補充および比重調整が行われる。この分散液の供給量は、調合タンク90に設けられた図示しない比重計の出力信号に基づいて制御される。
減少したスラリーについても、その分を補充する必要がある。このスラリーは砥粒タンク94にストックされており、管路96と砥粒供給装置95とを介して前記調合タンク90に接続されている。この砥粒の供給量は、調合タンク90に設けられた図示しない比重計の出力信号に基づいて制御される。
前記調合タンク90は、攪拌機90aを有しており、この攪拌機90aによって均一に砥粒が分散されて調合されるようにスラリーが撹拌される。また、調合タンク90は、管路92およびポンプ91を介して新スラリー供給タンク100に接続されている。調合タンク90で調合完了したリサイクルスラリーは、前記ポンプ91により新スラリー供給タンク100に送られる。新スラリー供給タンク100は、攪拌機100aを有しており、固形物と液体成分の分離および固形物の沈殿・堆積を防止している。この新スラリー供給タンク100に管路28およびポンプ101が接続され図3に示すタンク23に新スラリーを供給している。
以上のような構成の研磨用固液回収分離装置によれば、図3乃至図4に示すように、被切削体12の切断加工においてスラリーがスラリー供給ノズル13からワイヤ列11に吹き付けられる。ワイヤ列11に供給されたスラリーは、ポリエチレングリコールまたはプロピレングリコールなどの水溶液からなる分散液に、例えば5〜15μmの粒径の砥粒を分散させているが、切断加工に伴いこのスラリーの中には、サブμm〜数μm程度の被切削体12の切り屑が含まれてくる。そしてこのスラリーはタンク23およびタンク30に至る。
タンク23およびタンク30では、図示しないフィルタによって、砥粒よりも遙かに大きな切り屑が除去される。切断加工に使用するスラリーは、スラリー分別装置14により、切り屑があまり混入しないスラリー2と、切り屑の混入が多いスラリー3とに分けられる。前記スラリー2は、タンク23に入る。このスラリー2は、常時比重監視されながらタンク20に戻される。このように、循環使用され、設定比重になった時点で、前記タンク23からポンプ26の運転により受入タンク40へ移送する。その後、同量のリサイクルスラリーがポンプ101の運転により新スラリー供給タンク100からタンク23に管路28を介して供給される。
前記切り屑の混入が多いスラリー3は、大量の切り屑とともに図3に示すタンク30に入る。タンク30の液は、沈降処理,遠心分離,ろ過等の沈降処理装置31により固形物と液体成分とに分けられ、固形物は管路33とポンプ32により受入タンク40に入れられ、液体成分は管路35とポンプ34により二次分離液タンク66に移送されて、リサイクル処理される。
前記受入タンク40の使用済みスラリーは、管路43とポンプ41により原液タンク44に送られる。更に、管路46とポンプ45により一段目分離機50に送られる。この一段目分離機50で、例えば、10μm以上の固形物(大部分が砥粒)と、二次分離液(微小な砥粒および切り屑を含む液体)とが分離される。ここで分離された砥粒は、管路51を介して一次回収スラリータンク53に送られ、一次分離液は、管路52を介して一次分離液タンク56に送られる。
前記一次分離液タンク56の一次分離液は、管路58とポンプ57により二段目分離機60に送られる。二段目分離機60では、例えば、5μm以上の固形物(砥粒および切り屑)と、二次分離液(微小な切り屑を含む)とが分離される。ここで分離された固形物は、管路61を介して二次回収スラリータンク63に送られ、二次分離液は管路62を介して二次分離液タンク66に送られる。
この二次分離液タンク66には、図3に示す沈降処理,遠心分離,ろ過等の沈降処理装置31で分離された液体成分も管路35を介して移送される。二次分離液タンク66の二次分離液は、管路68とポンプ67により三段目分離機70に送られる。
前記三段目分離機70は、フィルタ70a,70bを並列に配置しており、切り屑(5μm未満の砥粒を含む)が混在している二次分離液を固形物である切り屑と三次分離液とに分離する。前記各フィルタ70a,70bは、運転(ろ過)とろ過材とのメンテナンスを行う。メンテナンスの間は該当するフィルタのバルブは閉状態としておく。フィルタで捕捉された固形物は、微細(サブμm〜数μm程度)な切り屑を主成分とする粘土状のものであり、捕捉して廃棄する。三次分離液は、管路71を介して三次分離液タンク73に供給される。
回収された一次スラリータンク53の砥粒、二次回収スラリータンク63の砥粒および三次分離液タンク73の分散液は、それぞれ調合タンク90に送られリサイクルされる。
かかる三段目分離機70では、廃棄される切り屑等の固形物と共に分散液も減ってしまう。そのような減少については、新オイルタンク80から新たな分散液が前記調合タンク90に供給される。
かかる三段目分離機70では、廃棄される切り屑等の固形物と共に分散液も減ってしまう。そのような減少については、新オイルタンク80から新たな分散液が前記調合タンク90に供給される。
同様に、廃棄される固形物には、僅かな量の砥粒が含まれるため、それを補うように新たな砥粒を追加する必要がある。更に、切断した被切削体12にスラリー砥粒が付着することで砥粒が減ってしまう。その分も補充する必要がある。新しい砥粒は砥粒タンク94から管路96を介して、また、新しい分散液は新オイルタンク80から管路82を介して、それぞれ前記調合タンク90に供給される。そして、調合タンク90で調合されたリサイクルスラリーは、管路92を介して新スラリー供給タンク100に送られる。そこで、一時的に貯留されてワイヤソー1のタンク23に送られる。
本発明に係る研磨用固液回収分離装置は、固形物と液体成分とが混雑した各種のスラリーに適用できるものである。
1 ワイヤソー、
2 切り屑の混入が少ないスラリー、 2a 使用済みスラリー、
3 切り屑の混入が多いスラリー、 3a 固形物、
3b 液体成分、
4 タンク、
5 分離機、 5a 砥粒、
5b 一次分離液、
6 クッションタンク、
6a,6b クッションタンク、
7 二段目の分離機、 7a 固形物、
7b 二次分離液、
8 三段目の分離機、 8a 固形物、
9 調合タンク、 9a スラリー、
10a,10b,10c ローラ、
11 ワイヤ、
12 被切削体、
13 スラリー供給ノズル、
14 スラリー分別装置(板)。
2 切り屑の混入が少ないスラリー、 2a 使用済みスラリー、
3 切り屑の混入が多いスラリー、 3a 固形物、
3b 液体成分、
4 タンク、
5 分離機、 5a 砥粒、
5b 一次分離液、
6 クッションタンク、
6a,6b クッションタンク、
7 二段目の分離機、 7a 固形物、
7b 二次分離液、
8 三段目の分離機、 8a 固形物、
9 調合タンク、 9a スラリー、
10a,10b,10c ローラ、
11 ワイヤ、
12 被切削体、
13 スラリー供給ノズル、
14 スラリー分別装置(板)。
Claims (3)
- ウエハ切断に使用される研磨用固液回収分離装置であって、
ワイヤソーのワイヤに吹き付けられたスラリーを集めてリサイクル装置に移送させる途中に、切り屑の混入が少ないスラリーと切り屑の混入が多いスラリーとに分けるスラリー分別装置が設けられ、
前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が少ないスラリーはタンクに戻され繰り替えし使用され、
前記スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリーは分離装置に送られ固形物と液体成分とに分けてからリサイクル装置に移送されること、
を特徴とする研磨用固液回収分離装置。 - 切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクにおいては、このスラリーの切り屑含有量が設定した濃度になるとリサイクル装置の分離機に送られること、
を特徴とする請求項1に記載の研磨用固液回収分離装置。 - スラリー分別装置で分けられた切り屑の混入が多いスラリーは分離装置で固形物と液体成分とに分けられ、
この固形成分がリサイクル装置の一段目分離機に送られ、
前記液体成分がリサイクル装置の三段目分離機に送られ、分離されてから調合タンクに移送されて切り屑の混入が少ないスラリーが戻されるタンクに戻されて再利用されること、
を特徴とする請求項1または2に記載の研磨用固液回収分離装置。
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WO2019181498A1 (ja) * | 2018-03-23 | 2019-09-26 | コニカミノルタ株式会社 | 研磨剤リサイクル処理システム及び研磨剤回収・再生方法 |
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