JP2014169815A - ドライブース - Google Patents
ドライブース Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014169815A JP2014169815A JP2013041544A JP2013041544A JP2014169815A JP 2014169815 A JP2014169815 A JP 2014169815A JP 2013041544 A JP2013041544 A JP 2013041544A JP 2013041544 A JP2013041544 A JP 2013041544A JP 2014169815 A JP2014169815 A JP 2014169815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- curtains
- booth
- double structure
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】ブース本体2の周壁を構成するカーテン3を2重構造とし、この2重構造のカーテン3間に形成された空間5から強制的に排気を行うとともに、この排気された空気を除湿ユニット6を介して、2重構造のカーテン3の内側カーテン3aで仕切られたブース空間4と、2重構造のカーテン3間に形成された空間5とに供給するようにし、かつ、少なくとも人が出入りする箇所の2重構造のカーテン3の間隔を、カーテン3間に形成された空間5内に出入りする人が一旦留まれる寸法に設定する。
【選択図】図1
Description
さらに、ブース空間の気密性や断熱性を高めるために、シートを2重構造としたものも提案されている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
このドライブース1は、ブース本体2の周壁を構成するカーテン3を内側カーテン3aと外側カーテン3bの2重構造とし、この2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5から強制的に排気を行うとともに、排気された空気を除湿ユニット6を介して、内側カーテン3aで仕切られたブース空間4と、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5とに供給するようにしたものである。
上流側チャンバ21は、エアフィルタユニット21aを備え、除湿ユニット6からダクト7を介して送られてくる空気を清浄化して、下流側チャンバ22に供給するようにしている。
下流側チャンバ22は、拡散板22a及びスクリーンメッシュやパンチングメタル等の通気細孔を形成した吹出し面板22b及び通気孔を形成した吹出し面板22cを備え、除湿ユニット6から送られる乾燥した空気を、内側カーテン3aで仕切られたブース空間4と、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5とに、それぞれ均一に供給するようにしている。
なお、両空間4、5に供給する空気の割合は、吹出し面板22b及び吹出し面板22cに形成された通気細孔や通気孔の開口面積を閉鎖板(図示省略)等によって調節することによって、任意に調整することができる。
なお、 除湿ユニット6には、必要に応じて、温調ユニットを併設したり、除湿機能と温調機能を有するユニットを用いることもできる。
このように、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の下部の複数箇所から排気を行うようにすることにより、カーテン3a、3b間に形成された空間5の気圧の偏りを少なくすることができ、ブース空間4に外部空間9の空気が流入することを確実に防止してブース空間4の雰囲気を所定の状態に安定して保持することができる。
なお、排気部8を設ける位置や個数は、任意に設定することができる。
内側カーテン3aと外側カーテン3bの間隔は、数cm〜数十cmの範囲で任意に設定することができるが、人が出入りする箇所の間隔は、出入りする人が2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5内に一旦留まれる寸法、具体的には、50cm以上に設定するようにする。
これにより、人が出入りする際に、内側カーテン3aと外側カーテン3bを同時に開かなくてもよくなり、かつ、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の雰囲気が安定した状態で内側カーテン3aを開くようにすることができるため、人の出入りの影響を極力排除することができる。
カーテン3a、3bは、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂製のシートから構成するほか、合成樹脂製のフィルムをラミネートした布等、通気性のない任意の素材で構成することができる。
これを防止するために、図1(b)に示すように、人が出入りする箇所Dの近傍に2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の排気を行う排気部8を配設するようにしたり(排気部8を配設した箇所の近傍を、人が出入りする箇所Dに設定したり)、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の排気を行う排気部8を、複数箇所に配設するとともに、人が出入りする際に、当該箇所の近傍の排気部8からの排気量を、他の箇所の排気部8からの排気量より増大させる制御機構81(この制御機構81は、例えば、人の出入りを感知するセンサー、センサーからの信号に基づいて排気部8からの排気量を調整できるバルブ等から構成することができる。)を備えたり、人が出入りする際に、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5へ除湿ユニット6を介して供給される空気量を、通常時より増大させる制御機構(この制御機構は、例えば、人の出入りを感知するセンサー、センサーからの信号に基づいて、吹出し面板22b及び吹出し面板22cから供給される空気量の割合を調整する調節機構)を備えたり、人が出入りする際に、人が出入りする箇所の2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5へ除湿ユニット6を介して供給される空気量を、通常時より増大させる制御機構(この制御機構10は、例えば、人の出入りを感知するセンサー、センサーからの信号に基づいて吹出し面板22cに形成された通気孔の開口面積を変化させて供給される空気量を調整する通気孔の開口面積の調節機構(例えば、図2(a)に示すように、人が出入りする箇所Dに対応する位置の吹出し面板22cに形成された通気孔の開口率を大きく形成しておき、通常時は、図2(b)に示すように、閉鎖板22dを移動させることによって開口率を他の箇所と同じになるようにする。)等から構成することができる。)を備えるようにすることができる。
これらの機構を備えることにより、人が出入りする際に不安定となる2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の雰囲気を、速やかに安定させることができ、人の出入りによる内側カーテン3aで仕切られたブース空間4の雰囲気に与える悪影響を極力排除することができる。
このため、各空間の気圧条件は、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5の気圧<外部空間9の気圧<ブース空間4の気圧の条件を満たすように、除湿ユニット6を含む空気の循環経路を構成する機器を運転するようにする。
これにより、ブース空間4及び外部空間9から、カーテン3a、3bの下端と床面FLの隙間を通って、2重構造のカーテン3a、3b間に形成された空間5に空気が流入することとなる。
これからも明らかなように、実施例のものは、比較例より、ブース空間4内の空気の露点温度を低く保持できるとともに、ブース空間4内を陽圧に保持できることを確認した。
2 ブース本体
20 チャンバ
21 上流側チャンバ
22 下流側チャンバ
23 支柱
3 カーテン
3a 内側カーテン
3b 外側カーテン
4 ブース空間
5 2重構造のカーテン間に形成された空間
6 除湿ユニット
7 ダクト
8 排気部
9 外部空間
D 人が出入りする箇所
Claims (4)
- ブース本体の周壁を構成するカーテンを2重構造とし、該2重構造のカーテン間に形成された空間から強制的に排気を行うとともに、該排気された空気を除湿ユニットを介して、前記2重構造のカーテンの内側カーテンで仕切られたブース空間と、2重構造のカーテン間に形成された空間とに供給するようにしたドライブースであって、少なくとも人が出入りする箇所の前記2重構造のカーテンの間隔を、該カーテン間に形成された空間内に出入りする人が一旦留まれる寸法に設定してなることを特徴とするドライブース。
- 人が出入りする箇所の近傍に2重構造のカーテン間に形成された空間の排気を行う排気部を配設したことを特徴とする請求項1記載のドライブース。
- 2重構造のカーテン間に形成された空間の排気を行う排気部を、複数箇所に配設するとともに、人が出入りする際に、当該箇所の近傍の排気部からの排気量を、他の箇所の排気部からの排気量より増大させる制御機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のドライブース。
- 人が出入りする際に、人が出入りする箇所の2重構造のカーテン間に形成された空間へ除湿ユニットを介して供給される空気量を、通常時より増大させる制御機構を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のドライブース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013041544A JP6066188B2 (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | ドライブース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013041544A JP6066188B2 (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | ドライブース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014169815A true JP2014169815A (ja) | 2014-09-18 |
JP6066188B2 JP6066188B2 (ja) | 2017-01-25 |
Family
ID=51692318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013041544A Active JP6066188B2 (ja) | 2013-03-04 | 2013-03-04 | ドライブース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6066188B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017138356A1 (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 低湿度空間における静電気除去構造 |
WO2020202907A1 (ja) | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日本スピンドル製造株式会社 | ドライルーム及びその制御方法 |
JP2021167722A (ja) * | 2021-07-15 | 2021-10-21 | 株式会社西部技研 | クリーンブース |
CN114099194A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-03-01 | 北京机械设备研究所 | 一种正压隔离舱 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328482A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-06 | Fujitsu Ltd | クリーンルーム用扉 |
JPH06101881A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-12 | Nippon Steel Corp | クリーンルームの空気調和装置 |
JPH09222247A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Sanki Eng Co Ltd | 無菌治療室ユニット |
JP2003287253A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | クリーンルーム |
JP2007132602A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ドライルーム |
JP2008275233A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 温調用ブース |
JP2009174828A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 温調用ブース |
-
2013
- 2013-03-04 JP JP2013041544A patent/JP6066188B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328482A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-06 | Fujitsu Ltd | クリーンルーム用扉 |
JPH06101881A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-12 | Nippon Steel Corp | クリーンルームの空気調和装置 |
JPH09222247A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Sanki Eng Co Ltd | 無菌治療室ユニット |
JP2003287253A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | クリーンルーム |
JP2007132602A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ドライルーム |
JP2008275233A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 温調用ブース |
JP2009174828A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | 温調用ブース |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017138356A1 (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 低湿度空間における静電気除去構造 |
JPWO2017138356A1 (ja) * | 2016-02-08 | 2018-02-15 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 低湿度空間における静電気除去構造 |
US20180213631A1 (en) * | 2016-02-08 | 2018-07-26 | Nihon Spindle Manufacturing Co., Ltd. | Structure of removing static electricity in low-humidity space |
US10798807B2 (en) | 2016-02-08 | 2020-10-06 | Nihon Spindle Manufacturing Co., Ltd. | Structure of removing static electricity in low-humidity space |
EP3945255A4 (en) * | 2019-03-29 | 2022-05-18 | Nihon Spindle Manufacturing Co., Ltd. | DRYER AND ASSOCIATED CONTROL METHOD |
JP2020165629A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日本スピンドル製造株式会社 | ドライルーム及びその制御方法 |
CN113614456A (zh) * | 2019-03-29 | 2021-11-05 | 日本斯频德制造株式会社 | 干燥室及其控制方法 |
WO2020202907A1 (ja) | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日本スピンドル製造株式会社 | ドライルーム及びその制御方法 |
JP7366570B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-10-23 | 日本スピンドル製造株式会社 | ドライルーム及びその制御方法 |
JP2021167722A (ja) * | 2021-07-15 | 2021-10-21 | 株式会社西部技研 | クリーンブース |
JP7102032B2 (ja) | 2021-07-15 | 2022-07-19 | 株式会社西部技研 | クリーンブース |
CN114099194A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-03-01 | 北京机械设备研究所 | 一种正压隔离舱 |
CN114099194B (zh) * | 2021-10-25 | 2023-09-08 | 北京机械设备研究所 | 一种正压隔离舱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6066188B2 (ja) | 2017-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6066188B2 (ja) | ドライブース | |
JP5719830B2 (ja) | 実験室通風室 | |
KR102565654B1 (ko) | 환기 공기 유입구를 위한 공기 처리 장치 | |
US20150114439A1 (en) | Inflatable exercise chamber | |
JP6080202B2 (ja) | ドライブース | |
US20190128053A1 (en) | Ventilation system integrated within window frame | |
JP2018165801A5 (ja) | ||
JP4664941B2 (ja) | 温調用ブース | |
US10798807B2 (en) | Structure of removing static electricity in low-humidity space | |
JP5230370B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
KR102056072B1 (ko) | 에어 커튼 장치 | |
JP4713239B2 (ja) | バイオ関係実験室用のエアシャワ装置 | |
JP2009174828A (ja) | 温調用ブース | |
JP2016033437A (ja) | クリーンブース | |
JP5984003B2 (ja) | トンネル工事における換気システム | |
JP3239604U (ja) | ガス・カーテン装置および通気アセンブリ | |
CN114729293B (zh) | 具有空气幕的培养箱 | |
JP2010071483A (ja) | 隔離エリアへの前室設備 | |
JP6576698B2 (ja) | 吹き出し装置及びエアカーテン装置 | |
JP2006239496A (ja) | クリーンブース | |
JP3547642B2 (ja) | 自力式の差圧保持ダンパー | |
CN114072618B (zh) | 主动气流抑制设备 | |
JP2005247559A (ja) | イオン発生装置を備えたエレベータ装置 | |
WO2020202907A1 (ja) | ドライルーム及びその制御方法 | |
JP4814724B2 (ja) | 換気用チャンバ、その換気用チャンバの取り付け構造、及び、その換気用チャンバを用いた室圧制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20150610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6066188 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |