JPH06101881A - クリーンルームの空気調和装置 - Google Patents

クリーンルームの空気調和装置

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Publication number
JPH06101881A
JPH06101881A JP24945692A JP24945692A JPH06101881A JP H06101881 A JPH06101881 A JP H06101881A JP 24945692 A JP24945692 A JP 24945692A JP 24945692 A JP24945692 A JP 24945692A JP H06101881 A JPH06101881 A JP H06101881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean room
grating
area
air conditioner
human
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24945692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
浩 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH06101881A publication Critical patent/JPH06101881A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体製造等を行なうクリーンルームにおい
て、人間の動きでダウンフローの気流が乱れないように
すること。 【構成】 センサ10によってクリーンルーム1内にお
ける人間の存在領域を認識している。人間の存在が認識
されると、認識された存在領域のグレーチング4の開口
率を増加して人間によるその存在位置近傍のダウンフロ
ー風速を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造等を行なう
クリーンルームに係るものであり、特に人間の動きでダ
ウンフローの気流の乱れることがないようにグレーチン
グの開口率を部分的に可変する機能を持つクリーンルー
ムの空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクリーンルームは、建設時にダウ
ンフローが鉛直方向に流れるよう、グレーチングの開口
率,すなわち排気量を決定し、その開口率を有するグレ
ーチングを配置している。つまり、図4に示すように、
クリーンルーム1の天井部2には、クリーンルーム1の
上面を示す同図(B)に示すようにクリーンルーム1に
設定されている複数の領域(A,B,C…)にそれぞれ
給気を行なうファンフィルターユニット3が複数設けて
ある。これらのファンフィルターユニット3から給気さ
れた空気はクリーンルーム1の床を構成するグレーチン
グ4から排気装置によって引かれ外部に排出される。
【0003】床部を構成するグレーチング4はこれらの
領域に対応して部分的に排気量を調整するもので、その
領域に適当とされる開口率のものがそれぞれの領域に設
置されている。例えば通常は、クリーン域で開口率が2
5%であったとすると、流れの悪い領域は60%とし、
流れ過ぎる領域は0%のグレーチング4を配置させる。
クリーンルーム1には、種々の生産設備が配置されて
いることから、場所(領域)に拘らずに理想的な鉛直方
向のダウンフローを得るため、それぞれのグレーチング
4からの排気量をそれぞれの領域において最適に設定し
ている。この設定は、クリーンルーム1の建設時に行な
われるのみで、大幅なレイアウト変更を行なうなどの特
別の場合を除いてその再設定が行なわれることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はク
リーンルーム建設時、生産設備を設置した後に気流測定
を行ない、ダウンフローの気流が床面に鉛直方向に流れ
るように設置すべきそれぞれのグレーチング4の開口率
を決定していた。このようにすれば、人間の動きがない
状態では確かになめらかな流れが得られるが、実際に
は、オペレータである人間の動きによって気流は乱され
ることとなり、これに起因してゴミが飛散するという問
題があった。つまり、人間がグレーチングの上を歩くと
気流がまっすぐに流れなくなり、人間からの発塵が設備
や設備内の試料を汚染することになった。このような問
題が生じるのは、クリーンルーム1内での人間の動きを
考慮せずにそれぞれ領域の風速を固定して設定している
からである。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、人間の存在する領域のグレー
チングの開口率を増加するようにして局部的にダウンフ
ローの風速を上げるようにしたクリーンルームの空気調
和装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、床部に所定の開口率を有する排気量調整手
段を配置させることで、天井部に配設された送風手段か
らのダウンフローを前記床部と前記天井部との間のそれ
ぞれの領域で理想的となるようにしたクリーンルームの
空気調和装置において、前記クリーンルーム内における
人間の存在領域を認識する検出手段と、当該検出手段に
よって認識された存在領域の前記床部に配設されている
グレーチングの開口率を増加させる排気量調整手段とを
有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の空気調和装置では、検出手段によって
クリーンルーム内における人間の存在領域を認識してい
る。排気量調整手段は、クリーンルームの床部に配設さ
れているグレーチングの内、検出手段によって認識され
た存在領域の排気を行なうグレーチングの開口率を増加
させ、人間によるその存在位置近傍のダウンフロー風速
を上昇させる。これによってダウンフローの気流の乱れ
を防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明装置が用いられているクリー
ンルームを示し、(A)図はクリーンルームの断面図
を、(B)図はクリーンルームの上面図をそれぞれ示し
ている。クリーンルーム1には、天井部2にファンフィ
ルターユニット3と呼ばれる清浄空気の吹出口が複数設
けられ、さらにそこから出た気流が床面に鉛直方向へ真
下へ流れ落ちるよう開口率の調整自在な抜き穴をあけた
グレーチング4と呼ばれる床材が敷かれている。ファン
フィルターユニット3から供給された空気はグレーチン
グ4を介して排気装置によって外部に引かれる。
【0009】一方、このグレーチング4は、その開口率
を図示しない駆動装置によって任意に変化することがで
きるようになっている。但し、その調整は領域単位で行
なわれるようになっている。このグレーチング4は60
cm四方程度の大きさを有しているものであり、クリー
ンルーム1の床部分に敷き詰められている。
【0010】天井部2には、図1(A),(B)に示す
ように、人間の存在を検出するセンサ10がそれぞれの
領域の境界に設けてある。このセンサとしては、光学的
なもの,電気的なものなど各種のものが適用できる。
又、本実施例ではこのセンサを天井部2に多数配置した
ものを例示したが、人間の存在位置を認識できるもので
あれば、これを床部に設けても良いし、クリーンルーム
1の壁面に設けたカメラであっても良い。
【0011】図2は、本発明装置の概略構成を示すブロ
ック図である。天井部2に設けられている多数のセンサ
10は、全て検出領域認識部11に接続され、この検出
領域認識部11では人間を感知したセンサ10がどれで
あるかを認識する。同時に、人間がどの領域に存在する
のかも認識する。開口率制御部12は、検出領域認識部
11からの信号にしたがってグレーチング4の開口率を
制御するものである。なお、建設時には各領域のグレー
チング開度はこの開口率制御部12に記憶させておく。
【0012】以上のように構成された本発明の空気調和
装置は、図3のフローチャートに示すように動作する。
検出領域認識部11はセンサ10によって検出される信
号を常に監視し、いずれのセンサによっても人間が検出
されなければ、開口率制御部12に予め設定されている
開口率に各グレーチング4を設定する(S1〜S3)。
【0013】一方、いずれかのセンサ10によって人間
の存在が検出されると、検出領域認識部11では、その
センサ10がクリーンルーム1のどの領域で人間を検知
したのかが判断され(S4)、この人間が存在する領域
の排気を行なっているグレーチング4の開口率を増加さ
せて、この領域のダウンフローの風速を速くする。これ
によって、図1に示すように人間の近傍の領域のダウン
フローの気流の乱れが軽減される。(S5)。
【0014】例えば、グレーチング4の上に立つ人間を
図1(A)に示すセンサー10Aが感知したとすると、
その信号に基づきグレーチング4のうち同図斜線で示す
領域の4つはその開口率を通常の25%から60%に増
加させ、さらにその隣の領域は40%に増加させ、さら
にその隣は通常通り25%としている。
【0015】このため、人間の近傍の領域における排気
量が上昇することから、人間が障害となって乱れた気流
も人間を沿うように床まで流れ落ちるようになる。つま
り、人間の近傍の領域の気流の乱れを最小限にくい止
め、内部に配設されている生産設備や設備内の試料を汚
染するという問題は解決される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、人
間の移動等に伴うダウンフローの気流の乱れを防止する
ことができ、結果として品質歩留まりの向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明のクリーンルームの空気調和装置の
概略構成図である。
【図2】は、図1の装置の制御系のブロック図である。
【図3】は、図2に示した装置の動作フロチャートであ
る。
【図4】は、従来のクリーンルームの空気調和装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
1…クリーンルーム 2…天井部 3…ファンフィルターユニット 4…グレーチング(排気量調整手段) 10…センサ(検出手段) 11…検出領域認識部(検出手段) 12…開口率制御部(排気量調整手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床部に所定の開口率を有するグレーチング
    を配置させることで、天井部に配設された送風手段から
    のダウンフローを前記床部と前記天井部との間のそれぞ
    れの領域で理想的となるようにしたクリーンルームの空
    気調和装置において、 前記クリーンルーム内における人間の存在領域を認識す
    る検出手段と、 当該検出手段によって認識された存在領域の前記床部に
    配設されているグレーチングの開口率を増加させる排気
    量調整手段とを有することを特徴とするクリーンルーム
    の空気調和装置。
JP24945692A 1992-09-18 1992-09-18 クリーンルームの空気調和装置 Withdrawn JPH06101881A (ja)

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JP24945692A JPH06101881A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 クリーンルームの空気調和装置

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JP24945692A JPH06101881A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 クリーンルームの空気調和装置

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JPH06101881A true JPH06101881A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17193235

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24945692A Withdrawn JPH06101881A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 クリーンルームの空気調和装置

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JP (1) JPH06101881A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065577A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Ltd ファンフィルタユニット制御システム及びそのシステムを備えたクリーンルーム
US7017306B2 (en) * 2001-01-18 2006-03-28 Carlisle Process Systems Limited Containment assembly
JP2014169815A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Nippon Spindle Mfg Co Ltd ドライブース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017306B2 (en) * 2001-01-18 2006-03-28 Carlisle Process Systems Limited Containment assembly
JP2003065577A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Ltd ファンフィルタユニット制御システム及びそのシステムを備えたクリーンルーム
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130