JP2010071483A - 隔離エリアへの前室設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】通風抵抗が過大になることなく充分な通風量を確保し得る有効適切な隔離エリアへの前室設備を提供する。
【解決手段】隔離エリア1への出入口の外側に配置された前室11と、前室に通じる洗浄室12と、洗浄室に通じる更衣室13とにより構成され、洗浄室にエアシャワー装置14を設置する。更衣室と外部との間に設けられた出入口、更衣室と洗浄室との間、洗浄室と前室との間、前室と隔離エリアとの間に設けられた出入口の少なくともいずれか1個所にエアカーテン21を形成する。エアカーテン21はエアシャワー装置14により形成することもできる。
【選択図】図2
【解決手段】隔離エリア1への出入口の外側に配置された前室11と、前室に通じる洗浄室12と、洗浄室に通じる更衣室13とにより構成され、洗浄室にエアシャワー装置14を設置する。更衣室と外部との間に設けられた出入口、更衣室と洗浄室との間、洗浄室と前室との間、前室と隔離エリアとの間に設けられた出入口の少なくともいずれか1個所にエアカーテン21を形成する。エアカーテン21はエアシャワー装置14により形成することもできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、アスベスト等の有害物を取り扱うために周囲より隔離されてその内部において有害物の除去作業や無害化処理等の各種作業を行うための隔離エリアに付設される前室設備に関する。
アスベストが使用されている建物を解体撤去したり、建物内においてアスベストの除去作業を実施するような場合には、アスベストが周囲に飛散することを確実に防止する必要がある。そのため、従来一般には作業領域をシート材により区画して周囲より気密裡に隔離するとともに、その隔離エリアの内部から強制排気を行って隔離エリア内を常に負圧に維持することにより、アスベストが隔離エリア外に流出したり漏出することを防止するようにしている。
その場合、作業員が外部から隔離エリア内に出入りするための出入口には、その出入口を通してアスベストが不用意に流出したり漏出することを防止できるばかりでなく、隔離エリア内の負圧状態を維持しつつ作業員が出入りできるような機能が必要であり、したがって従来一般にはそのような機能を備える前室設備を隔離エリアへの出入口の外側に設置するようにしている。
図4〜図5はそのための従来の前室設備5の一例を示すものである。これは特許文献1に示されている石綿除去作業者用クリーンルームと同様のものであって、隔離エリア1への出入口の外側に前室11、洗浄室12、更衣室13の3室を区画形成するとともに、洗浄室12にエアシャワー装置14を設置したものである。
図4〜図5はそのための従来の前室設備5の一例を示すものである。これは特許文献1に示されている石綿除去作業者用クリーンルームと同様のものであって、隔離エリア1への出入口の外側に前室11、洗浄室12、更衣室13の3室を区画形成するとともに、洗浄室12にエアシャワー装置14を設置したものである。
この前室設備5では、作業者が外部から隔離エリア1に入る際には、更衣室13で作業衣に着替えるとともにマスクやメガネ等の保護具を装着してから、洗浄室12、前室11を通って隔離エリア1に入ることになる。
また、作業者が隔離エリア1から外部に出る際には、まず前室11において保護具を装着したまま作業衣を脱ぎ、洗浄室12でエアシャワーを浴びて身体に付着しているアスベストを払い落とし吹き飛ばして吸引除去したうえで、更衣室13で保護具を外して外部に出るという手順を踏むことになる。
勿論、前室11で脱いだ作業衣にはアスベストが付着しているのでそれは別途回収されて清浄化され、エアシャワーにより払い落とされ吹き飛ばされたアスベストはエアシャワー装置14が備えるフィルターあるいは別途備えられる適宜のフィルターにより捕集されて回収されることになる。
また、作業者が隔離エリア1から外部に出る際には、まず前室11において保護具を装着したまま作業衣を脱ぎ、洗浄室12でエアシャワーを浴びて身体に付着しているアスベストを払い落とし吹き飛ばして吸引除去したうえで、更衣室13で保護具を外して外部に出るという手順を踏むことになる。
勿論、前室11で脱いだ作業衣にはアスベストが付着しているのでそれは別途回収されて清浄化され、エアシャワーにより払い落とされ吹き飛ばされたアスベストはエアシャワー装置14が備えるフィルターあるいは別途備えられる適宜のフィルターにより捕集されて回収されることになる。
そして、上記の前室設備5は作業員の出入りのための単なる通路としてのみならず、外部から隔離エリア1内への空気の流入経路としても機能し、それによりこの前室設備10を通してのアスベストの流出を防止し、かつ隔離エリア1内を適正な負圧に維持する機能も併せ持つものである。
すなわち、隔離エリア1内には負圧除じん機2が設置されていて、その負圧除じん機2によって隔離エリア1内から常時強制排気がなされることにより隔離エリア1内は常に適正な負圧に維持されるのであるが、その排気量に見合う空気が前室設備5を通して隔離エリア1内に常に吸引されて流入するようになっており、したがって前室設備5内においては隔離エリア1から外部に向かうような逆流が生じる余地がなく、それ故にこの前室設備5を通してのアスベストの流出や漏出が確実に防止されるようになっている。
また、前室設備5を通して流入する流入外気に対して適度の圧力損失を与えるべく、図4に示すように隔離エリア1に設けられている出入口に加えて前室設備5の各室間および更衣室13にもそれぞれ出入口が設けられており、かつそれらの出入口にはそれぞれビニールシート等の柔軟なシート材による簡易扉3が設けられている。それらの簡易扉3はそれぞれ内外の差圧に応じて自ずと内側に適度に開かれる(より正確には、風圧によりあおられて内側になびくことによって自ずと若干の隙間が形成される)ようになっており、それにより外部からこの前室設備5を通って隔離エリア1に流入する空気流には適度の通風抵抗すなわち圧力損失が生じ、その圧力損失相当分の負圧が隔離エリア1内に維持されるようになっている。
特開2007−303165号公報
すなわち、隔離エリア1内には負圧除じん機2が設置されていて、その負圧除じん機2によって隔離エリア1内から常時強制排気がなされることにより隔離エリア1内は常に適正な負圧に維持されるのであるが、その排気量に見合う空気が前室設備5を通して隔離エリア1内に常に吸引されて流入するようになっており、したがって前室設備5内においては隔離エリア1から外部に向かうような逆流が生じる余地がなく、それ故にこの前室設備5を通してのアスベストの流出や漏出が確実に防止されるようになっている。
また、前室設備5を通して流入する流入外気に対して適度の圧力損失を与えるべく、図4に示すように隔離エリア1に設けられている出入口に加えて前室設備5の各室間および更衣室13にもそれぞれ出入口が設けられており、かつそれらの出入口にはそれぞれビニールシート等の柔軟なシート材による簡易扉3が設けられている。それらの簡易扉3はそれぞれ内外の差圧に応じて自ずと内側に適度に開かれる(より正確には、風圧によりあおられて内側になびくことによって自ずと若干の隙間が形成される)ようになっており、それにより外部からこの前室設備5を通って隔離エリア1に流入する空気流には適度の通風抵抗すなわち圧力損失が生じ、その圧力損失相当分の負圧が隔離エリア1内に維持されるようになっている。
ところで、上記のように前室設備5を構成している各室間にそれぞれビニールシート等による簡易扉3を設置することではそれら簡易扉3が4重に設けられることから、全体として圧力損失が過大になってしまって隔離エリア1に充分な外気が流入し得ない事態も想定される。そして、その場合には隔離エリア1内の負圧が大きくなりすぎて隔離エリア1自体が崩壊してしまう懸念があるし、また作業エリア内の換気回数が不足して内部の清浄度が低下したり、作業員に対する酸素供給量が減少してしまうことも想定される。
上記事情に鑑み、本発明は通風抵抗が過大になることなく、また作業員の出入りに支障を来たすこともなく、充分な通風量を確保し得る有効適切な前室設備を提供することを目的としている。
本発明はアスベスト等の有害物を取り扱うべく周囲より隔離されてその内部が負圧状態に維持される隔離エリアに付設され、該隔離エリアから外部への有害物の流出を防止しつつ、該隔離エリア内に作業員が出入りするための通路として機能するとともに、該隔離エリア内が負圧状態に維持されることにより生じている内外の差圧によって外部より隔離エリア内に流入する空気の流入経路としても機能する前室設備であって、前記隔離エリアへの出入口の外側に配置された前室と、該前室に通じる洗浄室と、該洗浄室に通じる更衣室とにより構成されて、前記洗浄室に作業員に空気流を吹き付けることによって作業員に付着している有害物を吹き飛ばしかつ吸引して除去するためのエアシャワー装置を設置し、前記更衣室と外部との間に設けられた出入口、前記更衣室と前記洗浄室との間、前記洗浄室と前記前室との間、前記前室と前記隔離エリアとの間に設けられた出入口の少なくともいずれか1個所にエアカーテンを形成することを特徴とする。
本発明においては、前記洗浄室に設置されている前記エアシャワー装置によって前記エアカーテンを形成するようにしても良い。
本発明によれば、従来においては前室設備を構成している各室間に設けられているビニールシート等による簡易扉の一部もしくは全てをエアカーテンに置換することにより、そのエアカーテンによって前室設備を通しての有害物の外部への流出を防止しつつ隔離エリアに流入する空気流の通風抵抗の低減が可能であり、したがって隔離エリアへの充分な通風量が確保されて隔離エリア内が過度に負圧状態となったり、隔離エリア内の空気清浄度が低下する事態を有効に防止することができる。
特に、本発明においては洗浄室に設置されているエアシャワー装置をエアカーテン装置としても機能させることが可能であって、そのエアシャワー装置からの送風量の一部を利用してエアカーテンを形成することとすれば、格別のエアカーテン装置を必要としないので設備全体の複雑化およびコストアップを回避することができる。
特に、本発明においては洗浄室に設置されているエアシャワー装置をエアカーテン装置としても機能させることが可能であって、そのエアシャワー装置からの送風量の一部を利用してエアカーテンを形成することとすれば、格別のエアカーテン装置を必要としないので設備全体の複雑化およびコストアップを回避することができる。
図1〜図3は本発明の一実施形態である前室設備10を示すものである。これは図4〜図5に示した従来の前室設備5を改良したものであり、以下で説明する点を除いて基本的には従来のものと同様に設置されて同様に使用されるものであるので、両者に共通の要素には共通の符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態の前室設備10は、従来のものと同様に前室11、洗浄室12、更衣室13からなるものであって、各室間にそれぞれ出入口が設けられて全体として4重の出入口を有し、かつ隔離エリア1の内外に生じる差圧によって外部空気を隔離エリア1に流入させるための空気流入経路としても機能するものであるが、本実施形態の前室設備10においては外部と更衣室13との間にエアカーテンを設けた点が特徴的である。
すなわち、従来においては4重の出入口の全てにビニールシート等による簡易扉3を設けていたのに対し、本実施形態では図2に示すように隔離エリア1への出入口と、前室11と洗浄室12の間、および洗浄室12と更衣室13との間にはそれぞれ同様にビニールシート等による簡易扉3を設けているものの、外部と更衣室13との間には簡易扉を省略して単に開口部を確保するに留め、そこにはエアカーテン21を形成するようにしている。
そして、本実施形態では洗浄室12に設置されているエアシャワー装置14からの送風量の一部を利用してエアカーテン21を形成するようにしている。
すなわち、本実施形態におけるエアシャワー装置14は、図3に示すように送風機30によってノズル31から洗浄空気(つまりエアシャワー)を洗浄室12内に吹き出して作業員に付着している有害物(アスベスト)を吹き飛ばし、かつ洗浄室12の底部から空気を吸い込んで循環させることにより、その循環空気中の有害物をプレフィルター32およびHEPAフィルター33により除去するものであるが、本実施形態ではそのエアシャワー装置14にボリュームダンパー34を介してダクト35を接続し、エアシャワー装置14から送風される洗浄空気の一部を更衣室13への出入口としての開口部の直上位置に設置したラインデフューザー36に供給してそこから下向きに吹き出してエアカーテン21を形成するようにされている。
エアカーテン21を形成するための吹き出し空気流の流速は1〜10m/s程度の範囲内で適正に設定すれば良く、それに必要な送風量はエアシャワー装置14の送風機30による送風量とボリュームダンパー34の調節により確保すれば良い。
勿論、エアシャワー装置14の総送風量は、ノズル31から洗浄空気(エアシャワー)として吹き出す送風量と、エアカーテン21を形成するために必要な送風量の双方を見込んで設定しておけば良く、必要に応じてノッチ切り替えあるいはインバータによりそれぞれの所要送風量を最適に制御すれば良い。
すなわち、本実施形態におけるエアシャワー装置14は、図3に示すように送風機30によってノズル31から洗浄空気(つまりエアシャワー)を洗浄室12内に吹き出して作業員に付着している有害物(アスベスト)を吹き飛ばし、かつ洗浄室12の底部から空気を吸い込んで循環させることにより、その循環空気中の有害物をプレフィルター32およびHEPAフィルター33により除去するものであるが、本実施形態ではそのエアシャワー装置14にボリュームダンパー34を介してダクト35を接続し、エアシャワー装置14から送風される洗浄空気の一部を更衣室13への出入口としての開口部の直上位置に設置したラインデフューザー36に供給してそこから下向きに吹き出してエアカーテン21を形成するようにされている。
エアカーテン21を形成するための吹き出し空気流の流速は1〜10m/s程度の範囲内で適正に設定すれば良く、それに必要な送風量はエアシャワー装置14の送風機30による送風量とボリュームダンパー34の調節により確保すれば良い。
勿論、エアシャワー装置14の総送風量は、ノズル31から洗浄空気(エアシャワー)として吹き出す送風量と、エアカーテン21を形成するために必要な送風量の双方を見込んで設定しておけば良く、必要に応じてノッチ切り替えあるいはインバータによりそれぞれの所要送風量を最適に制御すれば良い。
このように、外部に通じている更衣室13への出入口としての開口部に簡易扉3に代えてエアカーテン21を形成したことにより、そこでの通風抵抗は殆どなくなり、したがって前室設備10全体としての通風抵抗は低下して隔離エリア1に流入する空気量を支障なく確保することができ、それにより隔離エリア1内が過度に負圧になったり、隔離エリア1に要求される換気回数が不足することが防止され、それに起因する隔離エリア1の崩壊や内部清浄度の低下を未然に防止することができる。
勿論、ラインデフューザー36からエアカーテン21として下向きに吹き出された空気流は、前室設備10内を隔離エリア1側に向かって流れる空気流にのって自ずと隔離エリア1側に向かって流れていって更衣室13から洗浄室12に流入し、その一部は隔離エリア1に流入するものの大半はエアシャワー装置14に吸い込まれてプレフィルター32およびHEPAフィルター33により有害物が除去されたうえで循環するから、隔離エリア1内から有害物が前室設備10を通して外部に放出されたり飛散することはない。
また、ビニールシート等による簡易扉3を省略してエアカーテン21に置換したことにより、作業員の出入りに支障を来すことはないばかりか、そのつど簡易扉3を開閉する手間が省けるし、見通しも良くなる利点もある。
また、ビニールシート等による簡易扉3を省略してエアカーテン21に置換したことにより、作業員の出入りに支障を来すことはないばかりか、そのつど簡易扉3を開閉する手間が省けるし、見通しも良くなる利点もある。
なお、上記実施形態では4重の出入口のうち最も外部側の1個所にエアカーテン21を形成するものとしたが、それに限ることはなく、4重の出入口のうちの少なくともいずれか1個所をエアカーテン21とすることで上記と同様の通風抵抗低減効果が得られるから、エアカーテン21の形成位置は任意に設定すれば良い。
また、上記実施形態のようにエアカーテン21を1個所のみとすることなく任意の複数個所に形成することでも良く、4個所の出入口の全てにエアカーテン21を形成して全て簡易扉3を省略することも不可能ではない。但し、隔離エリア1内での作業が長期間にわたるような場合において作業終了後にエアシャワー装置14や負圧除じん機2を停止してしまう場合には、当然にエアカーテン21が形成されないし、前室設備10を通して外部への有害物の漏出も想定されるから、その際にはエアカーテン21に代わる適宜の密閉手段たとえばエアタイトな扉や切れ目のない丈夫なビニールシート等で開口部を密閉すべきである。
また、上記実施形態のようにエアカーテン21を1個所のみとすることなく任意の複数個所に形成することでも良く、4個所の出入口の全てにエアカーテン21を形成して全て簡易扉3を省略することも不可能ではない。但し、隔離エリア1内での作業が長期間にわたるような場合において作業終了後にエアシャワー装置14や負圧除じん機2を停止してしまう場合には、当然にエアカーテン21が形成されないし、前室設備10を通して外部への有害物の漏出も想定されるから、その際にはエアカーテン21に代わる適宜の密閉手段たとえばエアタイトな扉や切れ目のない丈夫なビニールシート等で開口部を密閉すべきである。
また、上記実施形態のようにエアシャワー装置14を利用してエアカーテンを形成する、つまりエアシャワー装置14をエアカーテン装置と兼用することが好ましいが、それに限るものでもなく、エアカーテン21を形成するための専用のエアカーテン装置(HEPAフィルタ等の高性能なフィルタを具備したもの)をエアシャワー装置14とは別に設置することでも勿論良い。
1 隔離エリア
2 負圧除じん機
3 簡易扉
10 前室設備
11 前室
12 洗浄室
13 更衣室
14 エアシャワー装置
21 エアカーテン
30 送風機
31 ノズル
32 プレフィルター
33 HEPAフィルター
34 ボリュームダンパー
35 ダクト
36 ラインデフューザー
2 負圧除じん機
3 簡易扉
10 前室設備
11 前室
12 洗浄室
13 更衣室
14 エアシャワー装置
21 エアカーテン
30 送風機
31 ノズル
32 プレフィルター
33 HEPAフィルター
34 ボリュームダンパー
35 ダクト
36 ラインデフューザー
Claims (2)
- アスベスト等の有害物を取り扱うべく周囲より隔離されてその内部が負圧状態に維持される隔離エリアに付設され、該隔離エリアから外部への有害物の流出を防止しつつ、該隔離エリア内に作業員が出入りするための通路として機能するとともに、該隔離エリア内が負圧状態に維持されることにより生じている内外の差圧によって外部より隔離エリア内に流入する空気の流入経路としても機能する前室設備であって、
前記隔離エリアへの出入口の外側に配置された前室と、該前室に通じる洗浄室と、該洗浄室に通じる更衣室とにより構成されて、前記洗浄室に、作業員に空気流を吹き付けることによって作業員に付着している有害物を吹き飛ばしかつ吸引して除去するためのエアシャワー装置を設置し、
前記更衣室と外部との間に設けられた出入口、前記更衣室と前記洗浄室との間、前記洗浄室と前記前室との間、前記前室と前記隔離エリアとの間に設けられた出入口の少なくともいずれか1個所にエアカーテンを形成することを特徴とする隔離エリアへの前室設備。 - 前記洗浄室に設置した前記エアシャワー装置によって前記エアカーテンを形成することを特徴とする請求項1記載の隔離エリアへの前室設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008236411A JP2010071483A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 隔離エリアへの前室設備 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008236411A JP2010071483A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 隔離エリアへの前室設備 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010071483A true JP2010071483A (ja) | 2010-04-02 |
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ID=42203458
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101975918B1 (ko) * | 2018-04-16 | 2019-05-07 | 주식회사 신성이엔지 | 에어 샤워 시스템 |
JP2021177119A (ja) * | 2017-03-06 | 2021-11-11 | テックプロジェクトサービス株式会社 | 人の着衣に付着している粉体を吸引除去するための吸引除去方法 |
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JP2003106591A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | エアシャワー装置,清浄装置の配置構造及び運転方法 |
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-
2008
- 2008-09-16 JP JP2008236411A patent/JP2010071483A/ja active Pending
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JP7258085B2 (ja) | 2017-03-06 | 2023-04-14 | テックプロジェクトサービス株式会社 | 人の着衣に付着している粉体を吸引除去するための吸引除去方法 |
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