JP2014168040A - パターン形成方法及び装置、露光装置並びに表示用パネル製造方法 - Google Patents

パターン形成方法及び装置、露光装置並びに表示用パネル製造方法 Download PDF

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正明 望月
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Abstract

【課題】描画処理の負荷を増大させること無く、小規模な回路構成の追加によって走査直行方向の描画座標位置補正を高精細に行ない、高品質なパターン形成を高いスループットで実行する。
【解決手段】照射装置は、ミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/n)個分(pは整数)だけ走査方向にずれるように、DMD全体を走査垂直方向に対して傾斜させて走査方向に移動させながら光ビームを照射する。照射装置は、中心座標間隔を整数qで分割して得られる区画を単位として、ミラー群に割り当てられる描画データをq個のレイヤ番号に対応したデータに分割し、同一のレイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納し、レイヤ番号に対応した描画データをDMDに出力し、さらにミラー群と描画データの対応を記憶したレイヤデータメモリへのアドレスをシフトさせる。
【選択図】図13

Description

本発明は、特定の波長の光によって重合や硬化などの化学反応を起こす樹脂材の塗布された基材へ光ビームを照射し、光ビームにより基材を走査して、基材に所定のパターンを描画するパターン形成方法及び装置、露光装置並びに表示用パネル製造方法に係り、特に複数のミラーを二軸に配列した空間的光変調器を用いて光ビームを変調照射することによって基材表面の樹脂に所定のパターンを描画するパターン形成方法及び装置、露光装置並びに表示用パネル製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基材やカラーフィルタ基材、プラズマディスプレイパネル用基材、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基材等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基材上にパターンを描画形成して行われる。露光装置としては、従来、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基材上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基材との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基材へ転写するプロキシミティ方式がある。
近年、フォトレジストが塗布された基材へ光ビームを照射し、光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、あらゆる種類の表示用パネル基材に対応することができる。このような露光装置として、例えば、特許文献1〜3に記載のものがある。
特開2005−353927号公報 特開2004−012899号公報 特開2010−102084号公報
光ビームにより基材にパターンを描画する際、光ビームの変調には、DMD(Digital Micromirror Device)等の空間的光変調器が用いられる。DMDは、光ビームを反射する複数の微小なミラーを直交する二方向に配列して構成され、各ミラーの角度を変更することにより、基材へ照射する光ビームを変調する。現在市販されているDMDは、各ミラーの寸法が10〜15[μm]角程度であり、隣接するミラー間には1[μm]程度の隙間が設けられている。DMDを光ビームによる基材の走査方向と平行に配置すると、各ミラーの配列方向(直交する二方向)が基材の走査方向と平行及び垂直になるので、隣接するミラー間の間隙と基材とが相対的に平行に移動し、この間隙に対応する箇所ではパターンの描画ができない。そのため、DMDは、特許文献1に記載のように光ビームによる基材の走査方向に対して所定角度傾けて使用されている。また、走査方向に対してDMDを傾けることにより、特許文献2に記載のようにDMDミラーサイズ以下の分解能で、描画を実行することができる。さらに、光ビームによる基材の走査は、基材と光ビームとを相対的に移動して行われるが、ヘッド部の位置ずれによる描画品質の低下を防止するため、特許文献3に記載のように、各光ビーム照射装置のヘッド部の位置ずれの検出結果に基づき、各光ビーム照射装置の駆動回路へ供給する描画データの座標を補正し、補正した座標の描画データを、各DMDへの駆動回路へ供給することにより、パターン描画の精度を向上している。
従来は、予めCADデータより生成された図形描画データを元に生成される描画データをメモリに蓄え、基板の移動に同期させて、DMD座標の描画データを抽出し、DMDミラーのON/OFFを制御して描画を行っている。従来は、走査直交方向(走査方向に対して直交する方向)において、DMDミラー以下の解像度を描画するため、DMDを走査直交方向に対して所定角度傾斜させている。このようにDMDを走査直交方向に対して所定角度傾斜させている関係で、本願出願前のパターン形成装置は、描画データの走査直交方向のデータ解像度幅と同一となるDMD行分ごとの描画データをグループに分けてそれを第1レイヤ毎に分割管理している。本願出願前のパターン形成装置は、この第1レイヤと描画データとをそれぞれ対応させることによってパターン形成時の描画を制御している。
本発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、描画処理の負荷を増大させること無く、小規模な回路構成の追加によって走査直行方向の描画座標位置補正を高精細に行なえると共に高品質なパターン形成を高いスループットで実行することのできるパターン形成方法及び装置、露光装置並びに表示用パネル製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るパターン形成方法の第1の特徴は、二方向に配列された空間的光変調器を構成するDMDミラー群を描画データに基づいて駆動して光ビームを変調し、樹脂膜の塗布された基材を保持するステージ手段を相対的に走査方向に移動させながら前記光ビームを照射することによって前記基材の前記樹脂膜に前記描画データに基づいたパターンを形成するパターン形成方法であって、前記ミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、前記ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/m)個分(pは整数)だけ走査垂直方向にずれるように、前記空間的光変調器全体を前記走査垂直方向に対して傾斜させて前記走査方向に移動させながら前記光ビームを照射し、前記中心座標間隔を整数qで分割することによって得られる区画を描画分解能単位として、前記m行n列のミラー群に割り当てられる前記描画データをq個の第1レイヤ番号に対応したデータに分割し、分割された前記描画データを同一の第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納し、前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記DMDミラーに出力することによってパターンを形成することにある。
これは、空間的光変調器を構成するDMDミラー群の1行1列目のミラーの走査垂直方向(Y方向)における位置が、m行1列目のミラーに対して、中心座標間隔で約p個分(pは整数)、正確にはp(1−1/m)個分(pは整数)ずれている。2行1列目の走査垂直方向(Y方向)ミラーの走査方向(X方向)における位置は、m行1列目のミラーに対して、中心座標間隔のp/m個分ずれている。また、1行1列目のミラーと1行2列目のミラーとは中心座標間隔のp個分ずれている。すなわち、1行1列目のミラーからm行1列目のミラーを経て1行2列目のミラーまで、1行2列目のミラーからm行2列目のミラーを経て次の1行3列目のミラーまでというように、1行1列目のミラーからm行n列目のミラーまでを走査直交方向(Y方向)の位置として見ると、順番に中心座標間隔のp/m個分ずれて配置されていることとなる。
各行ごとにp/mずれたm行n列のミラー群を描画データと同一間隔となるq個に分割管理し、それぞれ描画データのq個の第1レイヤ番号に対応させ、第1レイヤ番号にて分割された描画データを同一の第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納する。このように第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納することにより、m行n列の各ミラーと対応する描画データを高速に抽出可能となり、高品質なパターン形成を高いスループットで実行することができる。
本発明に係るパターン形成方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のパターン形成方法において、座標補正前の描画データに対して、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位で前記走査垂直方向に±s(sは整数)だけ座標を補正する場合は、座標補正前の読み出しアドレスとなる前記第1レイヤ番号を±sだけ循環的にシフトすることにある。これは、座標補正前の描画データを走査直交方向に座標補正する場合は、座標補正前のアドレスである第1レイヤ番号を所定値±sだけ循環的にシフトすることによって座標を補正できるようにしたものである。
本発明に係るパターン形成方法の第3の特徴は、前記第1の特徴に記載のパターン形成方法において、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位として前記m行n列のミラー群を分割管理するために、m行に対応したm番地のアドレス番号を有するレイヤデータメモリを搭載し、m行のミラー群の行番と第1レイヤ番号を格納した前記レイヤデータメモリのアドレス番号とをそれぞれ同一に対応させ、各行ごとに対応した前記第1レイヤ番号を前記レイヤデータメモリの各アドレス番号に対応する領域にそれぞれ格納し、前記レイヤデータメモリから出力される前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することによって、パターンを形成することにある。これは、レイヤデータメモリをミラー群の行数であるm行に対応したm番地のアドレス番号を有するメモリで構成することによって、レイヤデータメモリのアドレス番号とミラー群の行番とを一対一に対応付け、レイヤデータメモリの番地すなわち読み出しアドレスを制御することによって、m行n列のミラー群の行番を選択制御可能にしたものである。
本発明に係るパターン形成方法の第4の特徴は、前記第3の特徴に記載のパターン形成方法において、座標補正前の描画データに対して、前記描画分解能を整数rで更に分割した分解能にて、前記走査垂直方向に±t(tは整数)だけ座標を補正する場合は、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位でm行のミラー群と同一に対応させていたm番地のレイヤデータメモリの番地を±tだけシフトさせ、補正前とは異なる第1レイヤ番号を前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することにある。これは、整数qで分割した描画分解能単位に分割された同一レイヤ番号を持つミラー群が複数行にて構成される場合、この同一レイヤ内行数を整数rで分割し、tの補正を行うr×tを第2レイヤ番号としてレイヤデータメモリの番地シフトさせることにより、ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/m)個分(pは整数)だけ走査垂直方向にずれて配置されたミラー群に割り当てられているレイヤ番号もずれるため、レイヤ番号にて出力される描画データもシフトすることとなり、小規模な補正回路の追加により描画分解能以上の高精度座標補正を可能としたものである。すなわち、レイヤデータメモリの番地をずらして読み出すことにより、更に詳細な描画位置補正を可能にした。
本発明に係るパターン形成装置の第1の特徴は、二方向に配列された空間的光変調器を構成するDMDミラー群を描画データに基づいて駆動して光ビームを変調し、樹脂膜の塗布された基材を保持するステージ手段を相対的に走査方向に移動させながら前記光ビームを照射することによって前記基材の前記樹脂膜に前記描画データに基づいたパターンを形成するパターン形成装置において、前記ミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、前記ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/m)個分(pは整数)だけ走査垂直方向にずれるように、前記空間的光変調器全体を前記走査垂直方向に対して傾斜させて前記走査方向に移動させながら前記光ビームを照射する光ビーム照射手段であって、前記中心座標間隔を整数qで分割することによって得られる区画を描画分解能単位として、前記m行n列のミラー群に割り当てられる前記描画データをq個の第1レイヤ番号に対応したデータに分割し、分割された前記描画データを同一の第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納し、前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記DMDミラーに出力することによってパターンを形成する光ビーム照射手段を備えたことにある。これは、前記パターン形成方法の第1の特徴に記載のものを実現したパターン形成装置の発明である。
本発明に係るパターン形成装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のパターン形成装置において、前記光ビーム照射手段が、座標補正前の描画データに対して、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位で前記走査垂直方向に±s(sは整数)だけ座標を補正する場合は、座標補正前の読み出しアドレスとなる前記第1レイヤ番号を±sだけ循環的にシフトすることにある。これは、前記パターン形成方法の第2の特徴に記載のものを実現したパターン形成装置の発明である。
本発明に係るパターン形成装置の第3の特徴は、前記第1の特徴に記載のパターン形成装置において、前記光ビーム照射手段が、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位として前記m行n列のミラー群を分割管理するために、m行に対応したm番地のアドレス番号を有するレイヤデータメモリを搭載し、m行のミラー群の行番と第1レイヤ番号を格納した前記レイヤデータメモリのアドレス番号とをそれぞれ同一に対応させ、各行ごとに対応した前記第1レイヤ番号を前記レイヤデータメモリの各アドレス番号に対応する領域にそれぞれ格納し、前記レイヤデータメモリから出力される前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することによって、パターンを形成することにある。これは、前記パターン形成方法の第3の特徴に記載のものを実現したパターン形成装置の発明である。
本発明に係るパターン形成装置の第4の特徴は、前記第3の特徴に記載のパターン形成装置において、前記光ビーム照射手段が、座標補正前の描画データに対して、前記描画分解能を整数rで更に分割した分解能にて、前記走査垂直方向に±t(tは整数)だけ座標を補正する場合は、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位でm行のミラー群と同一に対応させていたm番地のレイヤデータメモリの番地を±tだけシフトさせ、補正前とは異なる第1レイヤ番号を前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することにある。これは、前記パターン形成方法の第4の特徴に記載のものを実現したパターン形成装置の発明である。
本発明に係る露光装置の特徴は、前記第1から第4までのいずれか1の特徴に記載のパターン形成方法、又は第1から第4までのいずれか1の特徴に記載のパターン形成装置を用いて基材の露光を行うことにある。これは、前記パターン形成方法又はパターン形成装置のいずれか1の特徴に記載のものを用いて、露光を行なうようにしたものである。
本発明に係る表示用パネル製造方法の特徴は、前記第1から第4までのいずれか1の特徴に記載のパターン形成方法、又は第1から第4までのいずれか1の特徴に記載のパターン形成装置を用いて、表示用パネルを製造することにある。これは、前記パターン形成方法又はパターン形成装置のいずれか1の特徴に記載のものを用いて、表示用パネルを製造するようにしたものである。
本発明によれば、描画処理の負荷を増大させること無く、小規模な回路構成の追加によって走査直行方向の描画座標位置補正を高精細に行なえると共に高品質なパターン形成を高いスループットで実行することができるという効果がある。
本発明の一実施の形態に係る露光装置の概略構成を示す図である。 図1に示す露光装置の側面図である。 図2に示す露光装置の正面図である。 光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 図1の露光装置に設けられたレーザー測長システムの動作を説明する図である。 図1、図4及び図5に示す主制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図6の描画制御部の概略構成を示す図である。 露光装置が走査露光実行時に描画制御部内の描画データ用メモリからDMD駆動回路へ供給される描画データを抽出する動作の一例を示す図である。 描画データレイヤ制御部が描画データを描画データ用メモリに書き込む動作の一例を示す図である。 図8の描画データが描画データ用メモリの各レイヤに抽出及び並び替えられて格納される様子を模式的に示す図である。 この実施の形態のパターン形成方法に係る露光装置において、描画データの座標を補正する動作を説明する図である。 この実施の形態に係るパターン形成装置のDMDのミラー部の構成例を示す図である。 図12の最下段左端の1行1列目付近と最上段左端の1行100列目付近のミラー構成と、描画データ用メモリの各レイヤに対応する描画データがこれらの各ミラーに割り当てられる様子を模式的に示す図である。 図13の描画データの一部が描画データ用メモリの各レイヤに抽出及び並び替えられて格納される様子を模式的に示す図である。 図13及び図14の最上段左端の1行100列目付近のミラー構成と、描画データ用メモリの各レイヤをさらに4分割した場合の区画を単位として描画データがミラーに割り当てられる様子を模式的に示す図である。 図15の描画データ用メモリを40個のレイヤに記憶される描画データの一例を示す図である。 高精度なパターン描画を可能とした実施の形態に係る描画制御部の概略構成を示す図である。 図15に示すような描画データにおいて、灰色で示した凸形状部分について、そのまま描画する場合、Y方向に「−1」だけ座標の補正された太枠で示す凸形状部分のように描画する場合の概念を示す図である。 光ビームに係る基板の走査を説明する1番目の図である。 光ビームに係る基板の走査を説明する2番目の図である。 光ビームに係る基板の走査を説明する3番目の図である。 光ビームに係る基板の走査を説明する4番目の図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。この実施の形態では、パターン形成装置の一例として露光装置を例に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る露光装置の概略構成を示す図である。図2は、図1に示す露光装置の側面図、図3は、図2に示す露光装置の正面図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック10、ゲート11、光ビーム照射装置20、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、レーザー測長システム制御装置40、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図2及び図3では、レーザー測長システムのレーザー光源41、レーザー測長システム制御装置40、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を省略している。露光装置は、これらの他に、基材としての基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えているが、これらの図示も省略している。なお、図1〜図3における実施の形態では、X方向及びY方向は例示であって、これらのX方向とY方向とを互いに入れ替えてもよいことは言うまでもない。
図1〜図3に示すように、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10へ搬入され、また図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10から搬出される。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、フォトレジストなどの紫外線硬化樹脂である樹脂膜が塗布されている。
基板1の露光を行う露光位置の上空に、ベース3を跨ぐようにゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、この実施の形態は、8つの光ビーム照射装置20を用いた露光装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、1つ又は2つ以上の光ビーム照射装置を用いた露光装置に適用される。
図4は、光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム照射装置20は、光ファイバー22、レンズ23、ミラー24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ファイバー22は、レーザー光源ユニット21から発生された紫外線光ビームを、光ビーム照射装置20内へ導入する。光ファイバー22から射出された光ビームは、レンズ23及びミラー24を介して、DMD25へ照射される。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを直交する二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、投影レンズ26を含むヘッド部20aによって基板1の表面に照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給される描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図1〜図3に示すように、チャック10は、θステージ8の上側に搭載されている。θステージ8の下側にはXステージ5及びYステージ7が設けられている。Xステージ5は、ベース3の上面に設けられた4本のXガイド4上に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動するようになっている。Yステージ7は、Xステージ5の上面に設けられた2本のYガイド6上に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動するようになっている。θステージ8は、Yステージ7上に搭載され、チャック10をθ方向へ回転制御している。Xステージ5、Yステージ7及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構がそれぞれ設けられており、各駆動機構は、図1のステージ駆動回路60によって駆動制御されている。
θステージ8がチャック10をθ方向へ回転することによって、チャック10に搭載された基板1は、それぞれの直交する二辺がX方向及びY方向へ合致するように回転制御される。Xステージ5は、X方向へ移動することによって、チャック10を受け渡し位置と露光位置との間で移動させる。露光位置において、Xステージ5がX方向へ移動することによって、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームが、基板1の表面をX方向へ走査することになる。また、Yステージ7がY方向へ移動することによって、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのX方向の操作領域がY方向へ移動することになる。図1に示すように、主制御装置70は、ステージ駆動回路60に制御信号を出力し、ステージ駆動回路60を制御することによって、θステージ8のθ方向の回転量及び回転位置、Xステージ5のX方向の移動量及び移動位置、及びYステージ7のY方向の移動量及び移動位置の制御を行なう。
なお、この実施の形態では、チャック10はXステージ5と共にX方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームを用いた基板1の走査が行なわれているが、光ビーム照射装置20を移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームを用いた基板1の走査が行なわれるようにしてもよい。また、チャック10及び光ビーム照射装置20の両方をX方向に移動するようにしてもよい。同様に、チャック10はYステージ7と共にY方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームを用いた基板1の走査領域が変更されるようにしているが、光ビーム照射装置20を移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームを用いた基板1の走査領域の変更が行なわれるようにしてもよい。この場合も同様に、チャック10及び光ビーム照射装置20の両方をY方向へ移動するようにしてもよい。
図1〜図3に示すように、ベース3の側縁部上には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31は、Xステージ5のX方向への移動量を検出するためのエンコーダ32用の目盛を備えている。また、Xステージ5の側縁部上には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33は、Yステージ7のY方向への移動量を検出するためのエンコーダ34用の目盛を備えている。
図1〜図3に示すように、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31の目盛に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出し、その検出パルス信号を主制御装置70へ出力する。Yステージ7の一側面には、リニアスケール33の目盛に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出し、その検出パルス信号を主制御装置70へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向及びYステージ7のY方向の移動量を検出し、その位置を特定する。
図5は、図1の露光装置に設けられたレーザー測長システムの動作を説明する図である。図5において、図1と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。また、図5では、レーザー測長システムの動作説明に必要なデバイスのみを示し、図1のゲート11及び光ビーム照射装置20などは省略してある。レーザー測長システムは、公知のレーザー干渉式の測長システムで構成されており、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。バーミラー43は、チャック10のY方向へ伸びる一側面に取り付けられている。また、バーミラー45は、チャック10のX方向へ伸びる一側面に取り付けられている。
レーザー干渉計42は、レーザー光源41から出射され、ハーフミラー46及びミラー47によって導入されたレーザー光を受光する。レーザー干渉計42は、受光したレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光する。レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43によって反射されたレーザー光との干渉を、Y方向の2箇所で測定する。レーザー干渉計42は、Y方向の2箇所で干渉をそれぞれ測定することによって、チャック10の回転を検出している。レーザー測長システム制御装置40は、主制御装置70の制御によって、レーザー干渉計42の測定結果を取り込み、チャック10のX方向の位置及び回転を検出する。
レーザー干渉計44は、レーザー光源41から出射され、ハーフミラー46及びミラー48によって導入されたレーザー光を受光する。レーザー干渉計44は、受光したレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光する。レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長システム制御装置40は、主制御装置70の制御によって、レーザー干渉計44の測定結果を取り込み、チャック10のY方向の位置を検出する。なお、レーザー干渉計44によってX方向の2箇所で干渉を測定することによってチャック10の回転を検出するようにしてもよい。また、レーザー干渉計42,44の両方でチャック10の回転を検出してもよい。
図6は、図1、図4及び図5に示す主制御装置70の概略構成を示すブロック図である。図6に示すように、主制御装置70は、光ビーム照射装置20の8個のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画データ生成部78及び描画制御部71を有する。なお、主制御装置70はこれ以外の構成手段を含んで構成されているが、ここでは描画データ生成部78及び描画制御部71について示す。図7は、図6の描画制御部の概略構成を示す図である。図7においては、図6に示されている描画データ生成部78及び描画データレイヤ制御部82については図示を省略してある。
図6に示すように、描画データ生成部78は、描画図形座標メモリ79、座標補正部80、及び描画データ生成部81を含んで構成される。描画図形座標メモリ79は、描画されるべき図形座標データを格納している。座標補正部80は、描画図形座標メモリ79に格納されている図形座標データを実際の図形描画位置座標に補正する。描画データ生成部81は、補正後の図形座標データに基づいて塗り潰された描画したい図形に関する描画データを、描画制御部71の描画データレイヤ制御部82に供給する。描画制御部71は、前段となる描画データ生成部78から描画したい図形に関する描画データを受け取り、描画データレイヤ制御部82にて描画データ用メモリ72内の各レイヤL0〜Lnに振り分けて格納する。
図7に示すように、描画制御部71は、描画データ用メモリ72、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、座標決定部75、DMD傾斜演算部84及びデータシフト回路83にて構成されている。描画データ用メモリ72は、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶している。バンド幅設定部73は、描画データ用メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
図8は、露光装置が走査露光実行時に描画制御部内の描画データ用メモリからDMD駆動回路へ供給される描画データを抽出する動作の一例を示す図である。図8は、描画データを所定の面積の各露光領域2aに対応させて模式的に図示したものであり、図中の灰色で示した十字形状部のパターンが露光される領域を示している。また、図8では、描画データに対応して、DMD25の各ミラー25aを太枠で示し、各ミラー25aの中心点を黒く塗りつぶした四角形で示している。なお、実際のDMD25では、各ミラー25aの間に1[μm]程度の隙間が設けられているが、図8では各ミラー25aの隙間は省略してある。
図8に示すように、描画データ生成部78で生成された描画データを、その座標に従って順番に描画データ用メモリ72に記憶している。そして、後述する座標決定部75で決定されたXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を求め、これをDMD25の各ミラー25aの中心点の位置に対応する座標の描画データを、描画データ用メモリ72から抽出している。そのため、従来は、DMD25の各ミラー25aの中心点の位置に対応する座標の描画データが、描画データ用メモリ72内に飛び飛びに散在しているため、図8に示すように、DMD25の各ミラーの中心点の位置に対応する座標の描画データを描画データ用メモリ72から別々に読み出して、各行にあわせたデータへ整列させた後にDMD駆動回路27に供給する必要があった。すなわち、図8に示すように、横4行縦4列のDMD25の各ミラーの中心点の位置に対応する座標の描画データをDMD横1行目のデータ、DMD横2行目のデータ、DMD横3行目のデータ、DMD横4行目のデータとして、DMD25の各ミラー25aの中心点の位置に対応する横4行縦4列の描画データを抽出している。そのため、これらの抽出処理に時間が掛かって、光ビームによる基板1の走査速度を速くすることができなかった。
そこで、この実施の形態に係るパターン形成方法による描画方法の一例を説明する。この実施の形態に係るパターン形成方法では、描画データレイヤ制御部82を用いて描画データ用メモリ72を複数のレイヤに分割してパターンを形成している。図9は、描画データレイヤ制御部が描画データを描画データ用メモリに書き込む動作の一例を示す図である。図9は、図8と同様に、描画データを所定の面積の各露光領域2aに対応させて模式的に図示したものであり、図中の灰色で示した部分が、パターンとして露光される領域を示している。図9(A)には、図8のDMD縦2列目の描画データに対応したパターンが示してある。このパターンにおいて、DMD25の各ミラー25aに対応した領域が太枠で示してある。図9(B)には、各DMD25のミラー25aの中心点を「+」文字で示している。図9(B)に示すように、二次元配列されたDMD25の各ミラー25aの中心座標の間隔は等しくなっている。すなわち、図9(B)に示すように、DMD25の各ミラー25aは、同じピッチPで等間隔に並んでおり、各ミラー25aの中心点の位置に対応する描画データの座標の間隔も共に等しい。
描画データ生成部81からは、図9(C)に示すような描画分解能にて描画されたデータが供給される。描画データレイヤ制御部82は、この描画分解能にて描画されたデータに基づいて、DMD中心座標間隔を描画分解能で分割したレイヤ番号に分類し、DMD間隔ごとのデータが同一のレイヤとなるように並び替えを行う。例えば、図9に示すように、描画データレイヤ制御部82は、描画データ生成部78の描画データ生成部81から供給される描画データを、光ビームによる基板1の走査方向(X方向)及びこれと直交する方向(Y方向)において、DMD25の隣接するミラー25aの中心点間の距離を描画分解能で割った数q個(図では9個)に分割し、隣接するミラー25aの中心点間の距離に応じた等間隔の座標の描画データが同じ分類となるように、描画データの並び替えを行う。そして、描画データレイヤ制御部82は、並び替えた描画データを、等間隔の座標毎に描画データ用メモリ72の9個のレイヤL0〜L8に振り分けて、等間隔の座標毎にまとめて描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜L8に書き込む。図9(C)は、描画データ用メモリ72のレイヤL0〜L8に記憶する描画データの抽出及び並び替えの様子を模式的に示している。
図10は、図8の描画データが描画データ用メモリの各レイヤに抽出及び並び替えられて格納される様子を模式的に示す図である。図10(A)は、描画データ生成部で生成された描画データの一例を示す図であり、図8の描画データに対応している。図10(A)の描画データは、DMD25のミラー25aの横5行縦5列に対応したものである。図10(B)は、描画データ用メモリの9個のレイヤL0〜L8に記憶される描画データの一例を示す図である。図10(A)は、図8と同様に、描画データを所定の面積の各露光領域2aに対応させて模式的に図示したものであり、図中の灰色で示した十字形状部分が、パターンが露光される領域を示している。図10(A)に示す描画データ生成部81で生成された描画データは、描画データレイヤ制御部82によって、図10(B)に示すように、描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜L8に格納される。各レイヤL0〜L8に格納された描画データはDMD25の中心座標ごとに纏められているので、座標決定部75にて決定されたXY座標によって、DMD駆動回路27へ供給される描画データは、DMD行ごとに必ず1個のレイヤ内の連続したデータとなるため、容易にDMD駆動回路27へ供給することが可能となる。この実施の形態では、DMD25の隣接するミラー25aが横5行縦5列であり、各ミラー25aの中心点間の距離を描画分解能で割った数が9個の場合を一例として示している。
図10(B)に示すように、描画データ用メモリ2の各レイヤL0〜Lnに記憶された描画データは、DMD25の各ミラー25aの中心点の位置に対応する座標毎に纏められているので、DMD25の各ミラー25aの中心点の位置に対応する座標の描画データを描画データ用メモリ72から別々に読み出して並び替える必要がなく、座標決定部75で決定したXY座標により、DMD駆動回路27へ供給する描画データが、DMD行ごとに必ず描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜Lnの1個のレイヤ内の連続したデータとなるため、容易にDMD駆動回路27へ高速に供給することが可能となる。
図7おいて、レーザー測長システム制御装置40は、露光位置における基板1の露光を開始する前のチャック10のXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長システム制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置に基づいて、基板1の露光を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1に示すように、光ビーム照射装置20から出射される光ビームを用いて基板1の走査を行う場合、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によってチャック10をX方向へ移動させる。基板1の走査領域を変更する場合、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図7において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量をそれぞれ検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、読み出しを行う描画データの座標の1つを決定し、決定した座標から、描画データの読み出しを行う描画データ用メモリ72のレイヤL0〜Lnを選択する。図10(B)に示すように、等間隔の座標毎にまとめて描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜Lnに振り分けて書き込むことによって、描画データの読み出しを行うレイヤL0〜Lnを選択するだけで、描画データを等間隔の座標毎にまとめて読み出すことができる。
DMD傾斜演算部84は、補正値制御部91、DMD行番カウンタ92、加減演算部93、レイヤデータメモリ94を備えている。DMD行番カウンタ92は、DMD25内のミラー行番に対応したカウント値を生成し、これをレイヤデータメモリ94のDMD行番値として出力する。レイヤデータメモリ94は、DMD行番カウンタ92からのDMD行番地(カウント値)、すなわちDMD25のミラー各行に対応したレイヤ番号L0〜Lnを加減演算部93に出力する。補正値制御部91は、描画データの座標の走査直交方向(Y方向)への補正量を加減演算部93に出力する。加減演算部93は、レイヤ番号L0〜Lnに対して補正値制御部91からの補正量を加算又は減算し、その演算結果を座標決定部75及びデータシフト回路83に出力する。座標決定部75内の演算器(図示せず)は、中心点座標決定部74からの中心点座標と補正されたレイヤ番号L0〜Lnとに基づいて、描画データ用メモリ72のアドレスを生成し、描画データ用メモリ72内の描画データを読み出す。加減演算の結果によりミラーの投影寸法を超える補正量は、データシフト回路に入力され、描画データ用メモリ72内から読みだされた、DMD25内のミラー各行ごとに対応したレイヤ番号の描画データは、データシフト回路83によって順次シフトされ、正しくDMD25へ出力される。
図11は、この実施の形態に係るパターン形成方法を用いた露光装置において、描画データの座標を補正する動作を説明する図である。図11は、図10と同様に、描画データを所定の面積の各露光領域2aに対応させて模式的に図示したものであり、図中の灰色で示した十字形状部分が、パターンとして露光される領域を示している。また、図11では、座標を補正した後の描画データにより描画されるパターンの輪郭を太枠の十字形状で示している。例えば、光ビーム照射装置20のヘッド部20aの位置ずれの検出結果に基づき、DMD駆動回路27へ供給する描画データの座標を補正する場合について説明する。このとき、図11に示すように、描画データの座標を走査方向(X方向)に対して直交する方向(走査直交方向(Y方向))へ補正する動作は、描画データを読み出す描画データ用メモリ72のレイヤL0〜Lnをその補正量(補正値)に応じて変更することによって実行する。描画データの座標を走査方向(X方向)へ補正する動作は、描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜Ln内の読み出し開始アドレスをその補正量に応じて変更することによって実行する。
例えば、図11の場合、座標補正は、描画データ用メモリ72のレイヤL4の第1アドレス(縦1列目)の読み出し直後に実行されるものとして説明する。座標補正後の描画データは、座標補正前の描画データに対して、描画分解能でY方向に「−1」、X方向に「+1」だけ座標が補正されることになる。すなわち、灰色で示した十字形状部分に対して、太枠で示す十字形状部分は、図11に示すように左斜め上方に全体的に循環的にシフトしている。従って、座標補正前は、描画データ用メモリ72のレイヤL4の第1アドレス(縦1列目)の太枠四角形で示す位置が、読み出し開始アドレスとなる。座標補正後は、X方向のデータとして、第2アドレス(縦2列目)のアドレスが選択され、Y方向のデータとして、描画データ用メモリ72のレイヤL5が選択される。そして、これ以降は、描画データ用メモリ72のレイヤL5から順番に第2アドレス(縦2列目)が選択される。なお、図11(B)のレイヤL5において、選択される第2アドレス(縦2列目)に対応したデータが太枠四角形として示してある。このように、描画データ用メモリ72の各レイヤを選択し、そのアドレスを変更して読み出しを行うことによって、描画データの座標を再度演算する必要がないため、パターンの描画精度を容易に向上することができる。すなわち、二方向に配列した空間的光変調器の各ミラーの中心座標点が等間隔で並ぶことに着目し、等間隔の描画データをレイヤとして管理・記憶することによって、走査移動によって更新される座標により求められる空間的光変調器の座標1点が判れば、等間隔である全ての変調器の座標を確定することができ、これが同一のレイヤとして管理されているので、連続したデータとして容易にデータを抽出することが可能である。
この実施の形態に係るパターン形成方法では、図11に示すように、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームの位置ずれの検出結果に基づき、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データの座標を補正している。補正された座標の描画データは、各DMD駆動回路27へ供給されることによって、DMD25のミラー25aの分解能よりもパターン描画の精度を向上することができる。描画データ生成部81からは、図9(C)に示すような描画分解能にて描画されたデータが供給される。描画データレイヤ制御部82は、この描画分解能にて描画されたデータに基づいて、DMD中心座標間隔を描画分解能で分割したレイヤ番号に分類し、DMD間隔ごとのデータが同一のレイヤとなるように並び替えを行う。
図12は、この実施の形態に係るパターン形成装置のDMDのミラー部の構成例を示す図である。通常、光ビーム照射装置20のDMD25は、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査垂直方向(Y方向)に対して、所定の角度θだけ傾いて配置されている。DMD25を、走査垂直方向(Y方向)に対して所定角度θだけ傾けて配置することによって、直交する二方向に配列された複数のミラー25aのいずれかが、隣接するミラー25a間の隙間に対応する箇所をカバーするので、基板表面にパターンの描画を隙間無く行うことができるようになっている。
この実施の形態では、この所定角度θを図12に示すようなDMD25のミラー25aの1個分に相当する幅だけずれるような角度θだけ傾けるようにしている。すなわち、図12に示すDMD25は、走査方向(X方向)に100行、走査垂直方向(Y方向)に60列の100行×60列のマトリックス状に配列されている。また、図12に示すDMD25の最下行左端の100行1列目のミラー25aは、最上行左端の1行1列目のミラー25aに対して、ミラー25の走査垂直方向(Y方向)の幅(DMD中心座標間隔)で約1個分(正確には0.99個分)ずれている。
従って、DMD25の各行のミラー25aは、各行の隣接するもの同士は、走査垂直方向(Y方向)にミラー25aの走査垂直方向(Y方向)の100分の1ずつずれていることになる。すなわち、DMD25がマトリックス状に配列されている場合、DMD25のミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、ミラー群の中心座標間隔で(m−1)/m個分だけ走査垂直方向(Y方向)走査方向にずれるように、DMD25全体を走査垂直方向に対して傾斜させて走査方向に移動させながら光ビームを照射する。
図13は、図12の最上行左端の1行1列目付近と最下行左端の100行1列目付近のミラー構成と、描画データ用メモリの各レイヤに対応する描画データがこれらの各ミラーに割り当てられる様子を模式的に示す図である。図13に示すように、最上行左端の1行1列目付近のミラー25aには、灰色で示した凸形状部分が露光される領域として示してある。この領域は、前述した描画データ用メモリの各レイヤに格納される描画データとして処理することによって、描画可能なものである。また、図13において、描画データは、図10と同様に、ミラー25aの中心点間の距離を描画分解能で割った数が10個の場合を一例として示している。従って、描画データ用メモリのレイヤ数は10個となる。従って、この場合の描画分解能は、ミラー25aのDMD中心座標間隔の約10分の1となる。すなわち、描画分解能は、ミラー25aのDMD中心座標間隔を整数「10」で分割することによって得られる。
図14は、図13の描画データの一部が描画データ用メモリの各レイヤに抽出及び並び替えられて格納される様子を模式的に示す図である。図14(A)は、図13の1行1列目付近のミラー25aの露光領域に対応する描画データを示す図であり、走査方向(X方向)が上側を向くように回転して示してある。図14(A)の描画データは、図13の描画データのDMD25の1行1列目付近のミラー25aの横3行縦2列に対応したものである。図14(B)は、描画データ用メモリの10個のレイヤL0〜L9に記憶される描画データの一例を示す図である。図14(A)は、図13と同様に、描画データを所定の面積の各露光領域2aに対応させて模式的に図示したものであり、図中の灰色で示した凸形状部分が、パターンが露光される領域を示している。
図14(A)に示す描画データ生成部81で生成された描画データは、描画データレイヤ制御部82によって、図14(B)に示すように、描画データ用メモリ72の各レイヤL0〜L9に格納される。各レイヤL0〜L9に格納された描画データはDMD25の中心座標ごとに纏められているので、座標決定部75にて決定されたXY座標によって、DMD駆動回路27へ供給される描画データは、DMD行ごとに必ず1個のレイヤ内の連続したデータとなるため、容易にDMD駆動回路27へ供給することが可能となる。この実施の形態では、DMD25の隣接するミラー25aが横2行縦3列であり、各ミラー25aの中心点間の距離を描画分解能で割った数が10個の場合を一例として示している。従って、DMD25のミラー25aの一辺が10〜15[μm]の正方形のミラーで構成され、このミラーが図12に示すように、走査方向(X方向)に100行、走査垂直方向(Y方向)に60列の100行×60列のマトリックス状に配列されている場合、各レイヤの描画データは、100行×60列の配列に対応した大きさのものとなる。
図15は、図13及び図14の最上行左端の1行1列目付近のミラー構成と、描画データ用メモリの各レイヤをさらに4分割した場合の1区画を単位として描画データがミラーに割り当てられる様子を模式的に示す図である。図15に示した描画データは、レイヤ数が40個の場合に相当し、この場合の描画分解能はミラー25の幅をレイヤ数で除した値となる。すなわち、Y方向の描画座標分解能は、ミラー1個に割り当てられる描画データの分割数(レイヤ数)に相当するものとなる。これは、図13に示すように、DMD25の最上行左端の1行1列目のミラーが、最下行左端のm行1列目のミラーに対して、ミラーの走査直交方向(Y方向)の幅(DMD中心座標間隔)の(m−1)/m個分ずれるように、走査垂直方向(Y方向)に対して角度θだけ傾斜していることによって実現することができる。
図15に示すように、灰色で示した凸形状部分について、Y方向に「−1」だけ座標が補正された場合は、この灰色で示した凸形状部分は、太枠で示す位置のデータとしてそれぞれ読み出され、露光されることとなる。この場合、描画分解能はDMD中心座標間隔の40分の1となり、パターンの描画座標を高精度に補正することができる。なお、この実施の形態に示すように、DMD中心座標間隔を40分の1に分割する場合について説明したが、この分割数q(q:整数)は任意である。また、DMD25の最上行左端の1行1列目のミラーが、最下行左端のm行1列目のミラーに対して、ミラーの走査直交方向(Y方向)のDMD中心座標間隔の(m−1)/m個分ずれるように傾斜させた場合について説明した。従って、このずれ幅をDMD中心座標間隔の約p個分(p:整数)としてもよい。この場合の正確なずれ幅は、DMD中心座標間隔でp(1−1/m)個分(p:整数)となる。従って、DMD中心座標間隔の分割数をq、ずれ幅をpとすると、DMD25の描画分解能はDMD中心座標間隔にp/qを乗じたものとなる。
図16は、図15の描画データ用メモリを40個のレイヤに記憶される描画データの一例を示す図である。上述のように、描画分解能をDMD中心座標間隔の40分の1とすることによって、高精度なY方向の描画座標補正をすることができる。ところが、DMD中心座標間隔を40分の1に分割することによって、レイヤメモリの容量が大幅に増加することとなる。すなわち、図15に示す描画データ生成部81で生成された描画データは、描画データレイヤ制御部82によって、図16に示すように、描画データ用メモリ72の40個のレイヤL00〜L39に格納される。各レイヤL00〜L39に格納された描画データはDMD25の中心座標ごとに纏められているので、座標決定部75にて決定されたXY座標によって、DMD駆動回路27へ供給される描画データは、DMD行ごとに必ず1個のレイヤ内の連続したデータとなるが、図14のレイヤメモリの大きさに比べて約4倍の容量が必要となってしまう。
そこで、この実施の形態では、図14(B)に示すような10個のレイヤL0〜L9の描画データを記憶した描画データ用メモリを用いて、図15に示すような描画分解能をDMD中心座標間隔の40分の1の高精度なY方向の描画座標補正を実施できるようにした。図17は、このような高精度なY方向の描画座標補正を可能とした実施の形態に係る描画制御部の概略構成を示す図である。図17において、図7と同じ構成のものには同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。また、図17においては、図7に示されている中心点座標決定部74に対する入力系については図示を省略してある。この実施の形態に係るパターン形成方法では、図17に示すように、DMD傾斜演算部84は、補正値制御部91、DMD行番カウンタ92、加減演算部93、レイヤデータメモリ94、高精細補正値制御部95及び演算部96を具備している。
DMD行番カウンタ92は、DMD25内のミラー行番に対応したカウント値を生成し、DMD25のミラー各行に対応したアドレス番号を順次演算部96に出力する。高精細補正値制御部95は、描画データの座標の走査直交方向(Y方向)への補正量を演算部96に出力する。演算部96は、DMD25内のミラー行番に対して高精細補正値制御部95からの補正量を加算又は減算し、その演算結果をレイヤデータメモリ94に出力する。
レイヤデータメモリ94は、演算部96からのDMD行番地(カウント値)と高精細補正値制御部95からの補正量を加算又は減算して得られた値をアドレス番号として受け取り、予め書き込まれているDMD25内のミラー行番に対応したレイヤ番号(L0〜L9)を出力する。
補正値制御部91は、描画データの座標の走査直交方向(Y方向)への補正量を加減演算部93に出力する。加減演算部93は、レイヤ番号L0〜L9に対して補正値制御部91からの補正量を加算又は減算し、その演算結果の内、ミラーサイズ以下の補正量を座標決定部75に、ミラーサイズ以上の補正量をデータシフト回路83に出力する。座標決定部75内の演算器(図示せず)は、中心点座標決定部74からの中心点座標と補正されたレイヤ番号L0〜L9とに基づいて、描画データ用メモリ72のアドレスを生成し、描画データ用メモリ72内の描画データを読み出す。描画データ用メモリ72内から読みだされた、DMD25内のミラー各行ごとに対応したレイヤ番号の描画データは、データシフト回路83によってミラーサイズ以上の補正量分シフトされ、正しくDMD25へ出力される。
図18は、図15に示すような描画データにおいて、灰色で示した凸形状部分について、そのまま描画する場合、Y方向に「−1」だけ座標の補正された太枠で示す凸形状部分のように描画する場合の概念を示す図である。まず、図15に示すような描画データにおいて、灰色で示した凸形状部分について、描画する場合について説明する。灰色で示した凸形状部分のように補正を行わない場合、演算部96は、DMD行番カウンタ92の値をそのままレイヤデータメモリ94のアドレス番号AD00〜AD39として出力する。レイヤデータメモリ94の各アドレス番号AD00〜AD39の特定の番地に、レイヤ番号L0〜L9がそれぞれ書き込まれている。例えば、レイヤデータメモリ94のアドレス番号AD00〜AD03にはレイヤ番号L0が、アドレス番号AD04〜AD07にはレイヤ番号L1が、アドレス番号AD08〜AD11にはレイヤ番号L2が、アドレス番号AD12〜AD15にはレイヤ番号L3が、アドレス番号AD16〜AD19にはレイヤ番号L4が、アドレス番号AD20〜AD23にはレイヤ番号L5が、アドレス番号AD24〜AD27にはレイヤ番号L6が、アドレス番号AD28〜AD31にはレイヤ番号L7が、アドレス番号AD32〜AD35にはレイヤ番号L8が、アドレス番号AD36〜AD39にはレイヤ番号L9が、それぞれ書き込まれている。従って、レイヤデータメモリ94は、図18(A)に示すようなDMD行番カウンタ92の値に対応したアドレス番号AD00〜AD39に書き込まれているレイヤ番号L0〜L9を、加減演算部93を介して、座標決定部75の演算器90及びデータシフト回路83に出力する。描画データメモリ72内のレイヤ番号L0〜L9に対応した領域から中心点座標決定部74が指示するアドレスの描画データがDMD25へ転送される。
次に、図15に示すような描画データにおいて、灰色で示した凸形状部分がY方向に「−1」だけ座標の補正された太枠で示す凸形状部分のように描画する場合について説明する。太枠で示す凸形状部分のように補正を行なう場合、演算部96は、DMD行番カウンタ92の値に、高精細補正値制御部95からの「−1」の値を演算し、それをレイヤデータメモリ94のアドレス番号として出力する。レイヤデータメモリ94には予めDMD25内のミラー行番に対応したレイヤ番号(L0〜L9)が書き込まれているため、レイヤデータメモリ94へのアドレスが「−1」されることにより、レイヤデータメモリ94から出力されるレイヤ番号(L0〜L9)にずれが生じる。このため、例えば、アドレス番号AD00の時には、補正前にレイヤ番号L0であったミラーに対してレイヤ番号L9の描画データが出力され、以下同様に、アドレス番号AD04,AD08,AD12,AD16,AD20,AD24,AD28,AD32,AD36の時には、補正前にレイヤ番号L1〜L9であったミラーに対してレイヤ番号L0〜L8の描画データがそれぞれ出力されることにより、高精度なY方向の描画座標補正が実行される。例えば、DMD行番カウンタ92の値がアドレス番号AD00〜AD39に高精細補正値制御部95からの「−1」の値を演算することによって、図18(B)に示すように、レイヤデータメモリ94のアドレス番号AD00〜AD39は、アドレス番号AD39〜AD38のようにシフトする。これによって、DMD行番カウンタ92の値すなわちアドレス番号AD00の時にはレイヤ番号L9が、アドレス番号AD01〜AD04の時にはレイヤ番号L0が、アドレス番号AD05〜AD08の時にはレイヤ番号L1が、アドレス番号AD09〜AD12の時にはレイヤ番号L2が、アドレス番号AD13〜AD16の時にはレイヤ番号L3が、アドレス番号AD17〜AD20と時にはレイヤ番号L4が、アドレス番号AD21〜AD24の時にはレイヤ番号L5が、アドレス番号AD25〜AD28の時にはレイヤ番号L6が、アドレス番号AD29〜AD32の時にはレイヤ番号L7が、アドレス番号AD33〜AD36の時にはレイヤ番号L8が、アドレス番号AD37〜AD39の時にはレイヤ番号L9が、加減演算部93を介して、座標決定部75の演算器90及びデータシフト回路83に出力される。
以上のように、この実施の形態では、DMD行番カウンタ92のカウンタ値に高精細補正値制御部95からの補正量を加算又は減算した値を、DMD傾斜演算器84内のレイヤデータメモリ94のアドレス番号として使用することによって、レイヤデータメモリ94に格納されているDMD各行とレイヤ番号の対応を補正量分だけシフトさせることにより、レイヤデータメモリ94から加減演算部93を介して座標決定部75の演算器90に出力される描画データ用メモリへの読出しアドレスを補正する。これによって、図14(B)に示すような10個のレイヤL0〜L9の描画データを記憶した描画データ用メモリを用いて、図15に示すような描画分解能をDMD中心座標間隔の40分の1の高精度なY方向の描画座標補正を行うことができる。
図19〜図22は、光ビームに係る基板の走査を説明する図である。図19〜図22は、8つの光ビーム照射装置20からの8本の光ビームにより、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示している。図19〜図22においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1を矢印で示す方向へ走査する。
図19は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図19に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図20は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図20に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図21は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図21に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図22は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図22に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基板1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基板1の走査を並行して行うことにより、基板1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。なお、図19〜図22では、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基板1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基板1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、露光領域の同じ位置の描画データを、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ複数回供給し、複数回供給する描画データの一部を、露光領域の隣接する位置の描画データとして、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給することにより、パターンのエッジのぎざぎざを目立たなくし、またモアレの発生を抑制して、描画品質を向上させることができる。
本発明の露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うことにより、パターンのエッジのぎざぎざを目立たなくし、またモアレの発生を抑制して、描画品質を向上させることができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図23は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップS191)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップS192)では、ロール塗布法等によりフォトレジストを塗布して、薄膜形成工程(ステップS191)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップS193)では、露光装置を用いて、フォトレジスト膜にパターンを形成する。現像工程(ステップS194)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップS195)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップS191)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップS196)では、エッチング工程(ステップS195)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図24は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップS201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップS202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップS203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップS204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図23に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップS193)において、図24に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップS201)及び着色パターン形成工程(ステップS202)の露光処理において、本発明の露光装置又は露光方法を適用することができる。
上述の実施の形態では、紫外線硬化樹脂の塗布された基板としてTFT基板やカラーフィルタ基板を例に説明したが、これ以外に光硬化樹脂の塗布された基板上に、光ビームを空間的光変調器を用いて変調照射することによって光硬化樹脂に所定のパターンを描画するものに適用することが可能である。
なお、本明細書中において、基材とは、板状(通常基板と呼ばれるもの)やフィルム状のものを含む概念である。また、特定の波長の光によって重合や硬化などの化学反応を起こす樹脂とは、フォトレジストなどの紫外線硬化樹脂、スクリーン印刷等の製版に使用される樹脂、ホログラフィーの記録媒体用樹脂、ラピッドプロトタイピングの樹脂などを含むものである。
この実施の形態に係るパターン形成方法及び装置は、印刷(プリンタブル)技術によってフレキシブル基板などに、表示回路あるいは電子部品を作成するプリンタブルエレクトロニクス分野で使用される印刷技術によって基材(基板、フィルムなどの樹脂性のものを含む)に印刷用の版(マスク)をパターンニングする技術分野に応用可能である。また、画像データに応じて変調された光を感光層上に結像させて、該感光層を露光し、パッケージ基材を含むプリント配線基材分野あるいは半導体分野における高精細な永久パターン(保護膜、層間絶縁膜、及びソルダーレジストパターン)を効率よく形成するパターン形成装置にも応用可能である。このような印刷技術で作成される回路としては、例えば、電子ペーパ、電子看板、プリンタブルTFTなどがある。
この実施の形態に係るパターン形成方法は、特定の波長の光によって重合や硬化などの化学反応を起こす樹脂を用いた基材の表面改質の分野にも応用可能である。また、半導体のSi貫通電極(through−silicon via、TSV)のチップ間の(リペア)配線などのパターンを形成する分野にも応用可能である。
さらに、これ以外にも、印刷の版を作成する装置、輪転機の版作成装置、リソグラフやプリポート等のステンシル印刷又は孔版印刷装置などにも応用可能である。スクリーン印刷等の製版装置、半導体装置のリペア方法及び装置、パッケージ基材を含むプリント配線基材製造装置、フラットパネルディスプレイやプリント基材などの微細な電極パターン、あるいは露光用マスクのパターン作成装置にも応用可能である。
基材には、ウエハ、プリント基材、フラットパネルディスプレイ、マスク、レチクルなど、さらには雑誌、新聞、本の複写に用いられる板型、これらをフィルム状にしたものなどが含まれる。
1…基板
10…チャック
11…ゲート
20…光ビーム照射装置
20a…ヘッド部
21…レーザー光源ユニット
22…光ファイバー
23…レンズ
24…ミラー
25…DMD(Digital Micromirror Device)
25a…ミラー
26…投影レンズ
27…DMD駆動回路
2a…露光領域
3…ベース
31,33…リニアスケール
32,34…エンコーダ
4…Xガイド
40…レーザー測長システム制御装置
41…レーザー光源
42,44…レーザー干渉計
43,45…バーミラー
46…ハーフミラー
47,48…ミラー
5…Xステージ
6…Yガイド
60…ステージ駆動回路
7…Yステージ
70…主制御装置
71…描画制御部
72…描画データ用メモリ
73…バンド幅設定部
74…中心点座標決定部
75…座標決定部
78…描画データ生成部
79…描画図形座標メモリ
8…θステージ
80…座標補正部
81…描画データ生成部
82…描画データレイヤ制御部
83…データシフト回路
84…DMD傾斜演算部
90…演算器
91…補正値制御部
92…DMD行番カウンタ
93…加減演算器
94…レイヤデータメモリ
95…高精細補正値制御部
96…演算部
L0〜Ln…レイヤ

Claims (9)

  1. 二方向に配列された空間的光変調器を構成するDMDミラー群を描画データに基づいて駆動して光ビームを変調し、樹脂膜の塗布された基材を保持するステージ手段を相対的に走査方向に移動させながら前記光ビームを照射することによって前記基材の前記樹脂膜に前記描画データに基づいたパターンを形成するパターン形成方法であって、
    前記ミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、前記ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/m)個分(pは整数)だけ走査垂直方向にずれるように、前記空間的光変調器全体を前記走査垂直方向に対して傾斜させて前記走査方向に移動させながら前記光ビームを照射し、
    前記中心座標間隔を整数qで分割することによって得られる区画を描画分解能単位として、前記m行n列のミラー群に割り当てられる前記描画データをq個の第1レイヤ番号に対応したデータに分割し、
    分割された前記描画データを同一の第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納し、
    前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記DMDミラーに出力することによってパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 請求項1に記載のパターン形成方法において、座標補正前の描画データに対して、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位で前記走査垂直方向に±s(sは整数)だけ座標を補正する場合は、座標補正前の読み出しアドレスとなる前記第1レイヤ番号を±sだけ循環的にシフトすることを特徴とするパターン形成方法。
  3. 請求項1に記載のパターン形成方法において、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位として前記m行n列のミラー群を分割管理するために、m行に対応したm番地のアドレス番号を有するレイヤデータメモリを搭載し、m行のミラー群の行番と第1レイヤ番号を格納した前記レイヤデータメモリのアドレス番号とをそれぞれ同一に対応させ、各行ごとに対応した前記第1レイヤ番号を前記レイヤデータメモリの各アドレス番号に対応する領域にそれぞれ格納し、前記レイヤデータメモリから出力される前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することによって、パターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。
  4. 請求項3に記載のパターン形成方法において、座標補正前の描画データに対して、前記描画分解能を整数rで更に分割した分解能にて、前記走査垂直方向に±t(tは整数)だけ座標を補正する場合は、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位でm行のミラー群と同一に対応させていたm番地のレイヤデータメモリの番地を±tだけシフトさせ、補正前とは異なる第1レイヤ番号を前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することを特徴とするパターン形成方法。
  5. 二方向に配列された空間的光変調器を構成するDMDミラー群を描画データに基づいて駆動して光ビームを変調し、樹脂膜の塗布された基材を保持するステージ手段を相対的に走査方向に移動させながら前記光ビームを照射することによって前記基材の前記樹脂膜に前記描画データに基づいたパターンを形成するパターン形成装置において、
    前記ミラー群の中で実際に描画に使用されるm行n列の1行1列目のミラーが、m行1列目のミラーに対して、前記ミラー群の中心座標間隔でp(1−1/m)個分(pは整数)だけ走査垂直方向にずれるように、前記空間的光変調器全体を前記走査垂直方向に対して傾斜させて前記走査方向に移動させながら前記光ビームを照射する光ビーム照射手段であって、前記中心座標間隔を整数qで分割することによって得られる区画を描画分解能単位として、前記m行n列のミラー群に割り当てられる前記描画データをq個の第1レイヤ番号に対応したデータに分割し、分割された前記描画データを同一の第1レイヤ番号毎に並び替えて描画データメモリに格納し、前記第1レイヤ番号に対応した前記描画データを前記描画データメモリから読み出して前記DMDミラーに出力することによってパターンを形成する光ビーム照射手段を備えたことを特徴とするパターン形成装置。
  6. 請求項5に記載のパターン形成装置において、前記光ビーム照射手段が、座標補正前の描画データに対して、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位で前記走査垂直方向に±s(sは整数)だけ座標を補正する場合は、座標補正前の読み出しアドレスとなる前記第1レイヤ番号を±sだけ循環的にシフトすることを特徴とするパターン形成装置。
  7. 請求項5に記載のパターン形成装置において、前記光ビーム照射手段が、座標補正前の描画データに対して、前記描画分解能を整数rで更に分割した分解能にて、前記走査垂直方向に±t(tは整数)だけ座標を補正する場合は、前記中心座標間隔を整数qで分割した描画分解能単位でm行のミラー群と同一に対応させていたm番地のレイヤデータメモリの番地を±tだけシフトさせ、補正前とは異なる第1レイヤ番号を前記空間的光変調器を構成するDMDミラー群に出力することを特徴とするパターン形成装置。
  8. 請求項1から4までのいずれか1に記載のパターン形成方法又は請求項5から7までのいずれか1に記載のパターン形成装置を用いて基材の露光を行うことを特徴とする露光装置。
  9. 請求項1から4までのいずれか1に記載のパターン形成方法又は請求項5から7までのいずれか1に記載のパターン形成装置を用いて、表示用パネルを製造することを特徴とする表示用パネル製造方法。
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