JP2014163178A - 窓シャッター - Google Patents

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Abstract

【課題】火災時にサイドキャップが溶融して落下した状態で、ケース本体の側面部材と点検板との間を火炎が通ることがない窓シャッターとする。
【解決手段】ケース本体3aの左右の側面部材30の外側面をサイドキャップ40で覆い、この左右の側面部材30間に渡って点検板50を取り付けてシャッターケース3とし、前記点検板50の裏面に加熱膨張材7を設け、火災時にサイドキャップ40が溶融して落下した際に、膨張した加熱膨張材で点検板50の裏面と側面部材30の前面との間の隙間を閉塞するようにした窓シャッター。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として建物の外壁に取り付けられ、サッシ窓の雨戸として利用される窓シャッターに関する。
窓シャッターとしては、シャッターケースと、このシャッターケース内に回転自在に設けた巻取部と、その巻取部に巻き掛けられたシャッターカーテンと、左右のガイドレールを備え、巻取部を回転することでシャッターカーテンを巻き取り、繰り出しする窓シャッターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4032341号公報
従来の窓シャッターのシャッターケースは、ケース本体と、ケース本体の左右の側面板の前面寄りに取り付けられ、そのケース本体の前面開口を閉塞する点検板とを備えているので、シャッターケースの左右両側は、左右の側面板と点検板の端部とが露出し、見栄えが悪い。
そこで、本発明者等はケース本体の左右の側面板に樹脂製のサイドキャップを取り付け、見栄えを良くした窓シャッターを提案した。
しかしながら前述の窓シャッターであると、火災時等に樹脂製のサイドキャップが溶融等して落下することがある。
サイドキャップが落下すると、ケース本体の左右の側面板と点検板との間にサイドキャップがなくなるので、側面板と点検板との間に隙間が生じ、その隙間を通して火炎が窓シャッターの室内側と室外側とに渡って流れるので、防火の面から好ましくない。
例えば、前述の窓シャッター単体の防火試験を実施したところ、サイドキャップが溶融して落下すると、ケース本体の側面板と点検板との間に、内部と外部を連通する貫通孔が生じ、その貫通孔を通して火炎が内部と外部とに流れ、所定の防火性能が得られなかった。
本発明の目的は、火災時等にサイドキャップが溶融して落下した状態でケース本体の側面部材と点検板との間を火炎が通ることがないようにした窓シャッターとすることである。
本発明は、シャッターケース内の巻取部で、ガイドレールに沿って移動自在なシャッターカーテンを巻き取り、繰り出しする窓シャッターであって、
前記シャッターケースは、左右の金属製の側面部材を有し、前面が開口したケース本体と、この各側面部材の外側面を覆う左右の樹脂製のサイドキャップと、前記ケース本体の開口を閉塞する金属製の点検板とを備え、
前記点検板の長手方向両端部を、サイドキャップを介在して側面部材に着脱自在に取り付け、前記点検板と側面部材とに渡って膨張する加熱膨張材を設けたことを特徴とする窓シャッターである。
本発明の窓シャッターは、前記左右のサイドキャップは点検板受け面と、側面部材の前面に固着される取付片を有し、
前記点検板の裏面の長手方向両端部を左右のサイドキャップの点検板受け面に接すると共に、左右の側面部材の前面に固着具で着脱自在に連結し、
前記点検板の裏面の長手方向両端部に加熱膨張材を側面部材の前面と対向して設けることができる。
このようにすれば、サイドキャップを側面部材に固着して取り付けた後に、点検板を着脱自在に取り付けできるから、サイドキャップを取り付けた状態で点検板を取り付け、取り外してケース本体内を点検等することができる。
本発明の窓シャッターは、前記側面部材の前面に第1・第2の取付部を上下方向に間隔を置いて設け、
前記サイドキャップに、前記第1・第2の取付部と相対向する第1・第2の取付片を上下方向に間隔を置いて設け、
前記第1の取付片と第1の取付部を固着具で固着してサイドキャップを側面部材に取り付け、
前記点検板から固着具を第2の取付片を貫通して第2の取付部に固着して点検板を取り付け、
前記点検板の裏面における第1・第2の取付片と対向した部分以外に加熱膨張材を設けることができる。
このようにすれば、加熱膨張材が取り付けの邪魔になることがなく、サイドキャップ及び点検板を側面部材に簡単に取り付けできる。
本発明の窓シャッターは、前記側面部材は、シャッター枠の縦枠の上部に、当該縦枠の前端面よりも前方に突出して取り付け、
前記サイドキャップは側面部材の縦枠の前端面から突出した部分を覆うようにし、
前記点検板の上縁部は、シャッター枠のルーフ板に着脱自在に支持し、
前記サイドキャップの上部に設けた上取付用爪を、側面部材の上面とルーフ板との間の隙間から縦枠の上端部分の内側面に接してサイドキャップを仮取付可能とし、
前記側面部材の上面とルーフ板とに渡って膨張する加熱膨張材を設けることができる。
このようにすれば、サイドキャップを仮取り付けできるから、その取り付けが容易である。
また、火災時などにサイドキャップが溶融して落下したときに側面部材の上面とルーフ板との間の隙間が膨張した加熱膨張材で閉塞され、その隙間を火炎が通ることがなく、防火性能が優れたものとなる。
本発明の窓シャッターは、前記サイドキャップの下部に下取付用爪を設け、
前記側面部材に、当該側面部材の外側面と縦枠の内側面との間に前記下取付用爪が挿入するスペースを形成する開口部を設け、
前記下取付用爪を、前記スペースに挿入して縦枠の内側面に接してサイドキャップを仮取付可能とし、
前記側面部材の内側に、当該側面部材の開口部を閉塞する下金具を設けることができる。
このようにすれば、サイドキャップを仮取り付けできるから、その取り付けが容易である。
また、火災時などにサイドキャップが溶融して落下したときに、開口部は下金具で閉塞されているので、火炎が通ることがなく、防火性能が優れたものとなる。
本発明の窓シャッターは、前記ガイドレールは縦枠に、当該縦枠の前端面よりも前方に突出し、かつ側面部材の下部に接して取り付け、
前記側面部材にガイドレール上部の外側面に接する補強金具を取り付け、
前記サイドキャップは側面部材の下部よりも下方に突出してガイドレールの上部及び補強金具を覆うようにし、
この補強金具に加熱膨張材を設けることができる。
このようにすれば、通常時はサイドキャップでガイドレールの上部及び補強金具が覆われているから見栄えが良く、火災などでガイドレールが熱伸びした際に、ガイドレール上部の側面部材と離れる外側への変形が抑制されると共に、ガイドレール上部と側面部材と縦枠との間に生じた隙間が膨張した加熱膨張材で閉塞され、火炎が通ることがなく、防火性能が優れたものとなる。
本発明によれば、火災時などにサイドキャップが溶融して落下したときには加熱膨張材が膨張してケース本体の側面部材と点検板との間の隙間を閉塞するので、側面部材と点検板との間を火炎が通ることがなく、防火性能に優れた窓シャッターである。
本発明の実施の形態を示す窓シャッターの前面図である。 窓シャッターの縦断面図である。 窓シャッターの横断面図である。 窓シャッター上部の斜視図である。 窓シャッター上部の分解斜視図である。 点検板を外した状態の窓シャッター上部の斜視図である。 サイドキャップを外した状態の窓シャッター上部の斜視図である。 側面部材の外側斜視図である。 側面部材の内側斜視図である。 サイドキャップの内側斜視図である。
図1は窓シャッターの前面図で、窓シャッター1はシャッター枠2、シャッターケース3、巻取部4、シャッターカーテン5、左右のガイドレール6を備えている。
シャッター枠2は、左右の縦枠20,20と、この左右の縦枠20の下端部間に渡って連結した下枠21と、左右の縦枠20の上端寄り間に渡って連結した上枠22、左右の縦枠20の上端部間に渡って連結したルーフ板23を備えている。
シャッターケース3は図2に示すように、シャッター枠2の上部寄り、例えばルーフ板23と上枠22との間に取り付けてあり、シャッターケース3は図2、図3に示すように縦枠20の前端面よりも前方に突出して取り付けてある。
巻取部4はシャッターケース3内に回転自在に設けた軸としてある。
シャッターカーテン5は、複数のスラット5aを折曲自在に連結したもので、その最上端のスラット5aが巻取部4に連結され、巻取部4を回転することでシャッターカーテン5は左右のガイドレール6に沿って移動する。
ガイドレール6は縦枠20の上枠22と下枠21との間の室外側部に取り付けられ、このガイドレール6は縦枠20に、その前端面よりも前方に突出して取り付けた断面略コ字形状で、各スラット5aの長手方向両端部を摺動ガイドする。
この実施の形態は、シャッター枠2の左右の縦枠20と下枠21と上枠22とでサッシ窓のサッシ枠を形成し、そのサッシ枠に図示しない障子が引き違いに装着されている。
つまり、通常一般のサッシ枠を形成する縦枠20を上枠22よりも上方に突出し、その突出端間にルーフ板23を取り付け、左右の縦枠20の上部寄りとルーフ板23と上枠22とでシャッターケース収容部2aを有し、上枠22と下枠21と左右の縦枠20とで障子収容部2bを有するシャッター枠2としてある。
なお、シャッター枠とサッシ枠を別体としても良い。
シャッターケース3は、図2、図4、図5に示すように、左右の縦枠20のシャッターケース収容部2aを形成する部分の内側面に取り付けた左右の側面部材30と、左右の側面部材30の後面部側に渡って取り付けたコ字形状のケース裏板31とで前面側が開口したケース本体3aと、左右の側面部材30の外側面を覆うサイドキャップ40と、ケース本体3aの開口を開閉する点検板50とを有している。
左右の側面部材30は図2、図5に示すように、縦枠20の前端面20aよりも前方に突出して取り付けられる。
側面部材30の前面30aには、前上取付部32と前下取付部33とが設けられ、下面30bには下取付部34が設けてある。
前上・下取付部32,33及び下取付部34はねじ孔32a,33a,34aを有している。
サイドキャップ40は、図5に示すように側面部材30の縦枠20の前端面20aより前方に突出した前部分とほぼ同一形状、同一大きさの板状で、その突出した部分を覆う本体41を備えている。
本体41の内側面41aにおける本体41の前面41bよりも若干本体41の後面41c寄りに内向突部42が上下方向に連続して有し、内向突部42の前面42aが点検板受け面である。
つまり、サイドキャップ40の前面は、図6に示すように、点検板受け面(内向突部42の前面42a)となる内側前面40aと、この内側前面よりも突出した外側前面40b(本体41の前面41b)とを有する段付き形状となっている。
この内向突部42に上取付片43と下取付片44が、内向突部42の前面42aと面一で、かつ内向突部42よりも内側に突出して設けてある。この上・下取付片43,44は側面部材30の前上取付部32、前下取付部33のねじ孔32a,33aと連続する透孔43a,44aを有している。
点検板50は図5に示すように、サイドキャップ40の本体41に設けた内向突部42の前面42a、つまり点検板受け面と同一角度に折曲した板状の本体51を有し、その本体51の上縁部に上取付片52、下部には下取付片53を有している。
本体51の長手方向両端寄りの上部には孔54が形成され、下取付片53の長手方向両端寄りには孔55が形成してある。
そして、図2に示すように、サイドキャップ40の上取付片43、下取付片44を側面部材30の前上取付部32、前下取付部33に接し、下取付片44の誘孔44aからねじ45を前下取付部33のねじ孔33aに螺合してサイドキャップ40の下部寄りを側面部材30の前面における下部寄りに固着する。
この状態で、サイドキャップ40の上取付片43が側面部材30の前上取付部32に接すると共に、誘孔43aとねじ孔32aが一致する。
点検板50の下取付片53を側面部材30の下取付部34に接した状態で、上取付片52をルーフ板23の前端部に形成した係合凹部23aに係合して着脱自在に支持し、本体51の長手方向両端の裏面を左右のサイドキャップ40の内向突部42の前面42a(点検板受け面)に接して点検板50を仮取り付けする。
この状態で、点検板50の孔54からねじ56を、サイドキャップ40の上取付片43の透孔43aを通して側面部材30の前上取付部32のねじ孔32aに螺合すると共に、点検板50の下取付片53の孔55からねじ57を側面部材30の下部取付部34のねじ孔34aに螺合することで、点検板50を左右の側面部材30間に渡って取り付ける。
このようにすることで、点検板50の本体51の裏面と側面部材30の前面30aとは前後方向に離隔する。
また、側面部材30、点検板50の長手方向両端部がサイドキャップ40で覆われるから、見栄えが良い。
また、サイドキャップ40を取り付けた状態で、ねじ56、ねじ57を弛めたり、締め付けたりすることで点検板50を取り外し、取り付けできるので、ケース本体3a内を点検等できる。
なお、取付部及び取付片の上下方向の位置及び数は前述のものに限ることはなく、要するに、側面部材30の前面及びサイドキャップ40に、サイドキャップ40を側面部材30に固着具で固着するための第1の取付部、第1の取付片と、点検板を側面部材30に固着する第2の取付部、第2の取付片を設け、サイドキャップ40を取り付けた状態で点検板50を取り付け、取り外しできるようにすれば良い。
縦枠20、ルーフ板23は金属製、例えばアルミ合金製で、側面部材30、ケース裏板31、点検板50は金属製、例えば鉄製で、サイドキャップ40は見栄えを良くする等のために樹脂製としてあるので、火災時などにサイドキャップ40が高温で溶融し、落下することがある。
サイドキャップ40が脱落した状態を図7で示している。
図7に示すようにサイドキャップ40が落下すると、側面部材30の前面30aと点検板50の本体51の裏面との間に隙間が生じ、その隙間を火炎が通る。
そこで、本発明は図2、図7に示すように、点検板50の本体51の裏面における長手方向両端寄りの左右の側面部材30の前面30aと対向した部分に加熱膨張材7を帯状として接着剤等で貼着して設けた。
点検板50の本体51の裏面はサイドキャップ40の上取付片32、下取付片33に接するので、その上取付片32、下取付片33と対向する部分には加熱膨張材7が設けていない。
これにより、加熱膨張材7が点検板50の取り付けの邪魔にならない。
加熱膨張材7はサイドキャップ40が溶融開始する温度で体積が膨張する材料である。
このようにすることで、火災時などのようにサイドキャップ40が溶融し、落下すると加熱膨張材7が膨張して側面部材30の前面30aと点検板50の裏面との間の隙間が膨張した加熱膨張材で閉塞され、側面部材30と点検板50との間に隙間がないようにできるから、耐火性に優れた窓サッシである。
次に、各部材の詳細を説明する。
側面部材30は図8、図9に示すように、ほぼ矩形状の外面板35と、この外面板35の内側面に設けた第1スラットガイド36、第2スラットガイド37を有し、外面板35の内側面に設けた巻取部支持ブラケット38が第1・第2スラットガイド36,37に形成した円弧状面36a,37aよりなる略円形孔から内側に突出し、その巻取部支持ブラケット38に巻取部4が回転自在に支持される。
外面板35の周縁部は内面側に向けて折曲し、上折曲片35a、前上取付部32となる前上折曲片35b、前下取付部33となる前下折曲片35c、下部取付部34となる下前折曲片35d、下後折曲片35e、後折曲片35fを有している。
上折曲片35aの前部寄りは上向きに折曲して上取付片35gとしてある。
第1・第2スラットガイド36,37の前面側には折曲片36b,37bが設けられ、その折曲片36b、37bが外面板35の内側面に接し、外面板35と第1.第2スラットガイド36,37との間に空間を形成している。
そして、上折曲片35aと後折曲片35fと下後折曲片35eとに渡ってケース裏板31を固着して取り付ける。
側面部材30は図2、図5に示すように、縦枠20の内面にねじ39で固着したブラケット24に側面部材30の上取付片35gをねじ23bで固着することで縦枠20に取り付ける。
図2、図5に示すように側面部材30の上面30cとルーフ板23とは上下方向に離隔し、縦枠20の上端部分20bが側面部材30の上面30cとルーフ板23とに渡って上下方向に連続している。
図5、図8に示すように、側面部材30の外面板35の前後方向中間の下部寄りに開口部35hが形成されている。例えば、長方形の開口部35hが形成してある。
そして、側面部材30を縦枠20に取り付けた状態では、図5に示すように開口部35hの前方部分が縦板20の前端面20aよりも前方に突出し、開口部35hの後方部分が縦板20の内側面と対向し、縦板20の内側面と側面部材30の外側面(外面板35)との間に、後述する上取付用爪46が挿入するスペースを形成している。
図10に示すように、サイドキャップ40の本体41の内側面41aにおける後面41c寄りの上下には上取付用爪46と下取付用爪47が、後面41cよりも後方に突出して設けてある。
そして、図5に示す状態からサイドキャップ40を縦枠20側に移動することで、上取付用爪46が側面部材30の上面30cとルーフ板23との間から縦枠20の上端部分20bの内側面に接すると共に、下取付用爪47が側面部材30の外面板35の開口部35hから縦枠20の前端面20a寄りの内側面に接することで、サイドキャップ40の後面寄りを縦枠20で支持し、側面部材30に仮取り付けできるようにしてある。
なお、上取付用爪46と下取付用爪47の一方のみでサイドキャップ40を仮取り付けできるようにしても良い。
このようであるから、サイドキャップ40を側面部材30に簡単な操作で仮取り付けし、その状態でサイドキャップ40を側面部材30の前面30aに固着して取り付けるので、サイドキャップ40を簡単に側面部材30に取り付けできる。
しかしながら、サイドキャップ40が溶融して落下すると図7に示すように、側面部材30の上面30cとルーフ板23と点検板50(本体51)との間に大きな隙間aが形成され、その隙間aを火炎が通るので、防火性能が悪くなる。
また、側面部材30の開口部35hを火炎が通るので、防火性能が悪くなる。
そこで、図2、図5、図8、図9に示すように側面部材30の上面30cにおける隙間aを形成する部分、つまり縦枠20の前端面20aよりも突出した部分に上金具70を取り付け、その上金具70に加熱膨張材7をシート状に設ける。この上金具70は鉄製のプレート形状としてある。
例えば、側面部材30の外面板35の上折曲片35aに上金具70をリベット等の固着具71で固着して取り付け、その上金具70を前方に張り出して外面板35の上面と第1スラットガイド36の上端面とに渡って設けると共に、外面板35の外側面に接して外面板35が外側に変位しないようにする。
このようにすることで、火災時などにサイドキャップ40が溶融して落下した際に、加熱膨張材7が膨張し、その膨張した加熱膨張材で前述の隙間aが閉塞されるから、火災時に側面部材30の上面30cとルーフ板23と点検板50との間を火炎が通ることがなく、耐火性能が優れたものとなる。
上金具70は加熱膨張材7を貼着するためと、外面板35の補強のために設けてある。つまり、側面部材30が外面板35と第1・第2スラットガイド36,37とで形成され、その上部に加熱膨張材7を貼着できないと共に、外面板35が変形し易いので、前述の上金具70を設けている。
側面部材30の形状によっては上金具70を設けなくとも良い。
図7、図8に示すように、側面部材30の外面板35の内側面に、開口部35hを閉塞する下金具80を設けて開口部35hを閉塞することで、火災時に開口部35hを火炎が通ることがないようにする。この下金具80は鉄製のプレート状としてある。
なお、図5には下金具80の図示が省略してある。
図5に示すように、ガイドレール6は縦枠20の前端面20aよりも前方に突出していると共に、そのガイドレール6の上端が側面部材30の下部(第2スラットガイド37の下端面)に接しているので、火災時などにガイドレール6が熱膨張した際に、ガイドレール6の上部が外側に向けて変形し、ガイドレール6の上部と側面部材30と縦枠20との間に隙間が生じることがある。
そこで、側面部材30に補強金具81を設け、この補強金具81をガイドレール6上部の外側面に接して変形を抑制すると共に、その補強金具81に加熱膨張材7を設けた。
例えば、プレート状の下金具80を、外面板75の下端よりも下方に突出し、図7に示すようにガイドレール6の上端面と外側面に接するように鉤形状に折曲して補強金具81とし、その部分に加熱膨張材7がシート状に設けてある。
なお、補強金具81は下金具80と別体でも良い。
このようであるから、火災時などのようにサイドキャップ40が溶融して落下した際に、ガイドレール6上部の外側への変形を抑制すると共に、加熱膨張材7が膨張し、外面板35の下部とガイドレール6の上端部と縦枠20の前端面20aで囲まれた部分に膨張した加熱膨張材7が充満することになるから、ガイドレール6が熱伸びしてガイドレール6上部と側面部材30と縦枠20との間に隙間が発生した場合に、その隙間を膨張した加熱膨張材7で閉塞し、火炎が通ることがないようにできる。
前述した上金具70、下金具80、補強金具81及び加熱膨張材7、ガイドレール6の上部はサイドキャップ40で覆われ、目視されないので、見栄えが良い。
2…シャッター枠、3…シャッターケース、3a…ケース本体、4…巻取部、5…シャッターカーテン、6…ガイドレール、7…加熱膨張材、20…縦枠、20a…前端面、30…側面部材、30a…前面、32…前上取付部(第2の取付部)、33…前下取付部(第1の取付部、)、35h…開口部、40…サイドキャップ、43…上取付片(第2の取付片)、44…下取付片(第1の取付片)、46…上取付用爪、47…下取付用爪、50…点検板、70…上金具、80…下金具、81…補強金具。

Claims (6)

  1. シャッターケース内の巻取部で、ガイドレールに沿って移動自在なシャッターカーテンを巻き取り、繰り出しする窓シャッターであって、
    前記シャッターケースは、左右の金属製の側面部材を有し、前面が開口したケース本体と、この各側面部材の外側面を覆う左右の樹脂製のサイドキャップと、前記ケース本体の開口を閉塞する金属製の点検板とを備え、
    前記点検板の長手方向両端部を、サイドキャップを介在して側面部材に着脱自在に取り付け、
    前記点検板と側面部材とに渡って膨張する加熱膨張材を設けたことを特徴とする窓シャッター。
  2. 前記左右のサイドキャップは点検板受け面と、側面部材の前面に固着される取付片を有し、
    前記点検板の裏面の長手方向両端部を左右のサイドキャップの点検板受け面に接すると共に、左右の側面部材の前面に固着具で着脱自在に連結し、
    前記点検板の裏面の長手方向両端部に加熱膨張材を側面部材の前面と対向して設けた請求項1記載の窓シャッター。
  3. 前記側面部材の前面に第1・第2の取付部を上下方向に間隔を置いて設け、
    前記サイドキャップに、前記第1・第2の取付部と相対向する第1・第2の取付片を上下方向に間隔を置いて設け、
    前記第1の取付片と第1の取付部を固着具で固着してサイドキャップを側面部材に取り付け、
    前記点検板から固着具を第2の取付片を貫通して第2の取付部に固着して点検板を取り付け、
    前記点検板の裏面における第1・第2の取付片と対向した部分以外に加熱膨張材を設けた請求項2記載の窓シャッター。
  4. 前記側面部材は、シャッター枠の縦枠の上部に、当該縦枠の前端面よりも前方に突出して取り付け、
    前記サイドキャップは側面部材の縦枠の前端面から突出した部分を覆うようにし、
    前記点検板の上縁部は、シャッター枠のルーフ板に着脱自在に支持し、
    前記サイドキャップの上部に設けた上取付用爪を、側面部材の上面とルーフ板との間の隙間から縦枠の上端部分の内側面に接してサイドキャップを仮取付可能とし、
    前記側面部材の上面とルーフ板とに渡って膨張する加熱膨張材を設けた請求項1又は2又は3記載の窓シャッター。
  5. 前記サイドキャップの下部に下取付用爪を設け、
    前記側面部材に、当該側面部材の外側面と縦枠の内側面との間に前記下取付用爪が挿入するスペースを形成する開口部を設け、
    前記下取付用爪を、前記スペースに挿入して縦枠の内側面に接してサイドキャップを仮取付可能とし、
    前記側面部材の内側に、当該側面部材の開口部を閉塞する下金具を設けた請求項4記載の窓シャッター。
  6. 前記ガイドレールは縦枠に、当該縦枠の前端面よりも前方に突出し、かつ側面部材の下部に接して取り付け、
    前記側面部材にガイドレール上部の外側面に接する補強金具を取り付け、
    前記サイドキャップは側面部材の下部よりも下方に突出してガイドレールの上部及び補強金具を覆うようにし、
    この補強金具に加熱膨張材を設けた請求項4又は5記載の窓シャッター。
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