JP2014162508A - 複室容器 - Google Patents

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Asami Oda
朝巳 小田
Noriko Yanagida
典子 柳田
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明子 永谷
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Abstract

【課題】本発明の目的は、使用前に各分室の内容物が意図せず混合することを防止した複室容器を提供することである。
【解決手段】本発明に係る複室容器1は、向かい合うフィルム2同士の周縁に強シール部4を設けて形成した収容室5と、収容室5を横断して複数の分室5a,5bに仕切る仕切り部6とを有し、仕切り部6の開通によって、分室5a,5bにそれぞれ充填された内容物を混合しうる複室容器において、仕切り部6が、間隔をあけて並列する少なくとも2つの弱シール部6aと、弱シール部6a同士の間に配置した非シール部6bとを有し、弱シール部6a同士の間で曲がっている曲がり部10が少なくとも1つある。
【選択図】図2

Description

本発明は、2種以上の物質を、使用前は複数の分室にそれぞれ保存し、使用時に容易に混合できる複室容器に関する。
2種以上の物質を、使用前は複数の分室にそれぞれ保存し、使用時には、分室に外圧を加えて、各分室を仕切っているシール部を剥離開通して連通させることで、各分室に充填されていた内容物同士を混合できる複室容器が知られている(例えば、特許文献1〜3を参照。)。
特許文献1には、各分室を仕切っている弱シール部が間隔を隔てて少なくとも2条配置され、さらに弱シール部同士間の中間部に、複数の室中の一部の室全体を覆うバリア性フィルムの端部が溶着された容器が開示されている。特許文献2には、各分室同士が対向する部分が両者とも細く絞られた容器が開示されている。このような複室容器では、運搬、保管時に外圧によって弱シール部が意図せず剥離する問題があった。この問題を解決するために、特許文献3では、容器は、弱シール部で全体が二つ折りにされており、その二つ折りにするための折線が3以上の奇数の折線によって構成されている。
実用新案登録第3070596号公報 実開昭61−45363号公報 特開2006−43129号公報
特許文献3の容器のように、シール部の端部又は分室部分で折り曲げると、折り曲げた部分でフィルムが切れやすい傾向にあり、液漏れしやすい問題があった。
本発明の目的は、前記の問題を解決し、使用前に各分室の内容物が意図せず混合することを防止した複室容器を提供することである。
本発明に係る複室容器は、向かい合うフィルム同士の周縁に強シール部を設けて形成した収容室と、該収容室を横断して複数の分室に仕切る仕切り部とを有し、前記仕切り部の開通によって、前記分室にそれぞれ充填された内容物を混合しうる複室容器において、前記仕切り部が、間隔をあけて並列する少なくとも2つの弱シール部と、該弱シール部同士の間に配置した非シール部とを有し、前記弱シール部同士の間で曲がっている曲がり部が少なくとも1つあることを特徴とする。
本発明に係る複室容器では、前記分室同士が近接又は接していることが好ましい。各分室の内容物が意図せず混合することをより確実に防止できる。
本発明に係る複室容器では、前記収容室が、前記仕切り部に向かって幅を細くした括れ部を有することが好ましい。仕切り部の開通をより容易に行うことができる。
本発明に係る複室容器では、前記曲がり部における前記フィルムの断面積が、前記曲がり部と平行な位置における前記フィルムの断面積よりも小さいことが好ましい。曲がり部で自然に曲がり易くなる。
本発明に係る複室容器は、前記仕切り部の両側部に少なくとも2つの孔を有することが好ましい。2つの孔は使用時の指入孔となり、各分室間での内容物の混合がより容易になる。
本発明に係る複室容器は、曲がった状態を固定する固定手段を更に有することが好ましい。使用前に各分室の内容物が意図せず混合することをより確実に防止することができる。
本発明に係る複室容器は、前記曲がり部で折れていることが好ましい。使用前に各分室の内容物が意図せず混合することをより確実に防止することができる。
本発明は、使用前に各分室の内容物が意図せず混合することを防止した複室容器を提供することができる。
第一実施形態に係る複室容器の曲がり部を伸ばした状態を示す正面図である。 第一実施形態に係る複室容器の曲がり部で曲がっている状態を示す正面図である。 括れ部の変形例を示す正面図である。 曲がり部の形態例を示す概略図であり、(a)は折目をつけて曲がっている形態(図2に示す曲がり部)、(b)は折目がなく曲がっている形態、(c)は溝状の凹部若しくは凸部である形態を示す。 第二実施形態に係る複室容器の曲がり部を伸ばした状態を示す正面図である。 第二実施形態に係る複室容器の曲がり部で曲がっている状態を示す正面図である。
次に、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
図1は、第一実施形態に係る複室容器の曲がり部で状態を示す正面図である。図2は、第一実施形態に係る複室容器の曲がり部で曲がっている状態を示す正面図である。本実施形態に係る複室容器1は、図1に示すように、向かい合うフィルム2同士の周縁に強シール部4を設けて形成した収容室5と、収容室5を横断して複数の分室5a,5bに仕切る仕切り部6とを有し、仕切り部6の開通によって、分室5a,5bにそれぞれ充填された内容物を混合しうる複室容器において、仕切り部6が、間隔をあけて並列する少なくとも2つの弱シール部6aと、弱シール部6a同士の間に配置した非シール部6bとを有し、図2に示すように、弱シール部6a同士の間で曲がっている曲がり部10が少なくとも1つある。
フィルム2は、例えば、ベースフィルム層とシーラント層とを有する積層フィルムである。ベースフィルム層の材質は、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレンである。シーラント層の材質は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン‐酢酸ビニル共重合体である。ベースフィルム層又はシーラント層は、1層又は2層以上であってもよい。フィルム2は、ベースフィルム層及びシーラント層以外に、アルミニウム箔などの金属箔層、エチレン‐ビニルアルコール共重合体などのバリアフィルム層、酸化ケイ素若しくは酸化アルミニウムなどの蒸着層、接着剤層又はアンカーコート層を更に有していてもよい。本発明はフィルム2の構成及び材質は特に限定されない。
フィルム2は、2枚のフィルムを向かい合う状態とするか、又は一連のフィルムを略中央部若しくは両端部で折り返して向かい合う状態としてもよい。また、向かい合うフィルム2の間にマチフィルム3を設けてもよい。マチフィルム3は、例えば、図1に示すように向かい合うフィルム2の下縁部に設けることで、複室容器1が自立性の容器となる。
強シール部4は、図1では、上縁シール部4aと、左側縁シール部4bと、右側縁シール部4cと、船底状の下縁シール部4dとを有する。本発明では、強シール部4を設ける周縁は袋の内部に収容室5を形成できればよく、図1に示す形態に限定されない。
強シール部4のシール強度は、50N/15mm以上であることが好ましく、60N/15mm以上であることがより好ましい。強シール部4のシール強度は、次のように測定する。強シール部4に対して直角方向に幅15mm、長さ75mmの試験片を採取して試料とする。強シール部4の内縁が曲線であるときは、曲線上の任意の点における接線に対して直角方向に試験片を採取する。試料について、オートグラフ(型式:AG−IS、島津製作所社製、引張側ロードセル:1000N)を用いてT字剥離してシール強度を測定する。チャック間距離は、100mm、引張速度300mm/min、測定環境は23℃、50%RHとする。シール強度は、1つの複室容器1から3〜10箇所の試料を採取し、各試料のシール強度の平均値とする。
収容室5は、袋の内部に形成された充填用の空間を有し、仕切り部6で複数の分室5a,5bに仕切られる。分室5a,5bの数は図1では2つとしたが、仕切り部6を2本以上設けて、分室を3つ以上形成してもよい。各分室5a,5bに充填する内容物の組合せは、特に限定されないが、例えば、果汁とアルコール飲料との組合せ、濃縮液と水又は希釈用飲料との組合せ、粉体と水又は希釈用飲料との組合せ、ウイスキーなどの高アルコール度数のアルコール飲料と水又は希釈用飲料との組合せである。高アルコール度数のアルコール飲料と水との組合せでは、アルコール飲料及び水が液体の状態で仕切り部6を開通すれば水割りを作ることができ、凝固点の違いを利用して、水が凍結しアルコール飲料が凍結しない温度で冷却した状態で仕切り部6を開通すればオンザロックを作ることができる。
収容室5は、仕切り部6に向かって幅を細くした括れ部8を有することが好ましい。括れ部8は、例えば、図1に示すように、左側縁シール部4b及び右側縁シール部4cの内縁を、収容室5側に突出させて形成する。括れ部8を有することで、開通させた仕切り部6を通過する内溶物の流速を早める事ができ、混合を容易にすることができる。本実施形態では、括れ部8は、左側縁シール部4b及び右側縁シール部4cの内縁を、図1に示すように収容室5側に略放物線状に突出させて形成することが好ましい。分室5a,5bの幅が仕切り部6に向かってテーパー状に細くなり、仕切り部6に加えられる圧力をより大きくすることができる。左側縁シール部4bの内縁又は右側縁シール部4cの内縁と弱シール部6aの延長線とのなす角θは、特に限定されず、例えば、10〜45°である。
図3は、括れ部の変形例を示す正面図である。図3に示す複室容器1aは括れ部8a以外は、基本的な構成を図1及び図2に示す複室容器1と同じくする。共通する構成については共通する符号を付した。図1では、左側縁シール部4b及び右側縁シール部4cの内縁を収容室5側に略放物線状に突出させて、括れ部8を仕切り部6に向かってテーパー状に細くした形態を示したが、本発明はこれに限定されない。括れ部8aは、図3に示すように、左側縁シール部4b及び右側縁シール部4cの内縁を収容室5側に略円状に突出させて形成してもよい。
仕切り部6は、図1では、間隔をあけて並列する2つの弱シール部6aと、弱シール部6a同士の間に配置した非シール部6bとからなる。弱シール部6aを複数本設けることで、仕切り部6全体での耐圧強度を向上させて、仕切り部6の意図しない開通を抑制することができる。弱シール部6aが1本であるときは、弱シール部に剥離部分が発生すると剥離部分が広がって開通してしまうことがある。しかし、本実施形態では、仮に弱シール部6aの一つが剥離しても、残りの弱シール部6aには剥離部分がないため、仕切り部6が開通するおそれがない。弱シール部6aの本数は2本に限定されず、3本以上としてもよい。また、弱シール部6aは、図1に示す直線状に限定されず、例えば波線状としてもよい。
弱シール部6aは、シール強度を強シール部4よりも弱くした融着部分であり、複室容器1を押圧したときに開通可能に形成される。弱シール部6aのシール強度は、1〜10N/15mmであることが好ましく、4〜6N/15mmであることがより好ましい。1N/15mm未満では、使用前に仕切り部6が意図せず開通するおそれがある。10N/15mmを超えると、仕切り部6の開通が困難となる場合がある。弱シール部6aのシール強度の測定方法は、強シール部4のシール強度の測定方法と同様である。
弱シール部6aの耐圧強度は、0.1〜1.0kNであることが好ましく、0.2〜0.6kNであることがより好ましい。0.1kN未満では、使用前に仕切り部6が意図せず開通するおそれがある。1.0kNを超えると、仕切り部6の開通が困難となる場合がある。弱シール部6aの耐圧強度は、次のように測定する。各分室5a,5bに所定量の内容物を充填密封する。複室容器1を、仕切り部6を伸ばした状態でオートグラフ(型式:AGS−H、ロードセル500N、島津製作所社製)の試料台上に載置する。そして、いずれか一つの分室(例えば5a)を、速度300mm/分で圧縮し、圧縮した分室5a側の弱シール部6aが剥離するまでの最大荷重を耐圧強度とした。耐圧強度は、複室容器1を一つしか入手できないときは、当該複室容器1の耐圧強度とし、複室容器1を複数個入手できるときは、2〜10個の複室容器1の耐圧強度を測定したときの平均値とすることが好ましい。
シール強度を弱くする手段としては、例えば、弱シール部6aのシール温度を強シール部4よりも低くする方法、弱シール部6aのシール圧力を強シール部4よりも低くする方法、弱シール部6aのシール時間を強シール部4よりも短くする方法、弱シール部6aのシール幅を強シール部4よりも細くする方法である。これらの手段は1種を使用するか又は2種以上を併用してもよい。弱シール部6aのシール幅xは、特に限定されないが、例えば、2〜7mmであることが好ましく、3〜5mmであることがより好ましい。強シール部4及び弱シール部6aのシール条件(シール温度、シール圧力及びシール時間)は、フィルム構成及び複室容器1の寸法に応じて適宜設定すればよく、本発明ではシール条件は特に限定されない。
非シール部6bは、フィルム2の非融着部分であり、弱シール部6a同士の間に配置される。シール部(フィルムの融着部分)は、通常、非シール部よりも硬くなる。このため、弱シール部6aで曲げようとすると反発力が大きくなるところ、弱シール部6a同士の間を非シール部6bとすることで、弱シール部6a同士の間で曲がりやすくなり、曲がり部10をより容易に形成することができる。また、非シール部6bには内容物が全く存在しないか又は微量の内容物しか存在しないため、曲がり部10を非シール部6bの領域内に形成することで、輸送時又は陳列時などに弱シール部6aが意図せず剥離した場合であっても、各分室5a,5b内の内容物の混合を防止することができる。非シール部6bの幅yは、特に限定されないが、5〜50mmであることが好ましく、10〜30mmであることがより好ましい。
図4は、曲がり部の形態例を示す概略図であり、(a)は折目をつけて曲がっている形態(図2に示す曲がり部)、(b)は折目がなく曲がっている形態、(c)は溝状の凹部若しくは凸部である形態を示す。曲がり部10,10a,10bとは、弱シール部6a同士の間で曲がっている状態をいう。本実施形態では、図2及び図4(a)に示すように曲がり部10でフィルム2に折目をつけて曲がっている形態のほか、図4(b)に示すように曲がり部10aでフィルム2に折目がなく曲がっている形態、又は、図4(c)に示すように曲がり部10bが重なり合うフィルム2同士を相互に入り込ませた溝状の凹部若しくは凸部である形態を含む。本実施形態では、使用前に各分室5a,5bの内容物が意図せず混合することをより確実に防止することができる点で、図2及び図4(a)に示すように曲がり部10で折れていることが好ましい。
本実施形態に係る複室容器1では、分室5a,5b同士が近接又は接していることが好ましい。分室5a,5b同士が近接した状態とは、各分室5a,5bのフィルム2の外面同士が接触せず近づいている状態をいい、例えば、図2及び図4(a)に示すように曲がり部10で折れているがフィルム2の反力で各分室5a,5bのフィルム2の外面同士が接触せず近づいている状態、又は図4(b)に示すように曲がり部10aで折目がなく曲がって各分室5a,5bのフィルム2の外面同士が接触せず近づいている状態である。分室5a,5b同士が接している状態は、各分室5a,5bのフィルム2の外面同士が接触している状態(不図示)である。分室5a,5b同士が近接又は接することで、複室容器1は畳まれた状態となり、各分室5a,5bの内容物が意図せず混合することをより確実に防止できる。また、複室容器1が図1に示すように自立袋である場合、複室容器1の重心が低くなるため、自立性がより安定する。
本実施形態に係る複室容器1では、曲がり部10におけるフィルム2の断面積が、曲がり部10と平行な位置におけるフィルム2の断面積よりも小さいことが好ましい。曲がり部10におけるフィルム2の断面積を他の部分よりも相対的に小さくすることで、弱シール部6a同士の間で曲がり部10を形成し易くなる。曲がり部10におけるフィルム2の断面積を他の部分よりも相対的に小さくする手段としては、例えば、仕切り部6の両端部に孔7を形成する方法、強シール部4に切除部9を形成する方法である。
本実施形態に係る複室容器1は、仕切り部6の両側部に少なくとも2つの孔7を有することが好ましい。孔7は、括れ部8を形成する強シール部4(図1では左側縁シール部4b及び右側縁シール部4cの内縁を、収容室5側に突出させた部分)に設けることが好ましい。この孔7は、使用時の指入孔となり、内容物の混合がより容易になる。さらに、孔7を仕切り部6の両端部に設けることで、曲がり部10におけるフィルム2の断面積を他の部分よりも相対的に小さくすることができ、弱シール部6a同士の間で曲がり部10を形成し易くなる。
曲がり部10は図2では1つである形態を示したが、本実施形態では曲がり部10が2つ以上であってもよい。曲がり部10が2以上ある形態(不図示)は、例えば、2つ以上の仕切り部6を設けて3つ以上の分室を形成したとき、曲がり部10を各仕切り部6に一つずつ設ける形態、一つの仕切り部6を3本以上の弱シール部6aで形成したとき、曲がり部10を各弱シール部同士の間に設ける形態である。
本実施形態に係る複室容器1は、曲がった状態を固定する固定手段(不図示)を更に有することが好ましい。曲がった状態を固定することで、使用前に各分室5a,5bの内容物が意図せず混合することをより確実に防止することができる。固定手段(不図示)は、例えば、各分室5a,5bのフィルム2の外面同士を粘着テープ、クリップ、粘着剤などの副資材で固定する方法、複室容器1の周囲をバンド、シュリンクフィルムなどで覆う方法である。
本実施形態では、曲がり部10の形成方法は特に限定されない。曲がり部10が図2及び図4(a)に示すように折目をつけて曲がっている形態では、曲がり部10の形成方法は、例えば、フィルム2に予め設けた折線(不図示)に沿って曲げる方法又は嵌合する金型で押圧するなどして機械的に曲げる方法である。曲がり部10aが図4(b)に示すように折目がなく曲がっている形態では、曲がり部10aの形成方法は、例えば、弱シール部6a同士の間の物理的強度を他の部分よりも相対的に弱くして自然に曲がるようにして形成する方法である。弱シール部6a同士の間の物理的強度を他の部分よりも相対的に弱くする手段としては、例えば、曲がり部10aとなる部分におけるフィルム2の断面積を曲がり部10となる部分に平行な位置におけるフィルム2の断面積よりも小さくする方法である。複室容器1は、曲がり部10となる部分の物理的強度を他の部分よりも相対的に弱くすることで、出荷時に仕切り部6が伸びた状態であっても、輸送時又は陳列時に仕切り部6が水平になるように複室容器1を置くと、曲がり部10が自然に形成される。また、曲がり部10bが図4(c)に示すように溝状の凹部又は凸部である形態では、曲がり部10bの形成方法は、例えば、嵌合する金型で押圧するなどして機械的に曲げる方法である。
図5は、第二実施形態に係る複室容器の曲がり部を伸ばした状態を示す正面図である。図6は、第二実施形態に係る複室容器の曲がり部で曲がっている状態を示す正面図である。第二実施形態に係る複室容器100は、括れ部を有さない以外は、基本的な構成を図1及び図2に示す第一実施形態に係る複室容器1と同じくする。図5及び図6に示す複室容器100は括れ部を有さないため、仕切り部106を開通後、各分室105a,105b間で内容物が流通しやすい。このため、内容物が固形物を含む場合の容器として適している。
1,1a,100 複室容器
2,102 フィルム
3,103 マチフィルム
4,104 強シール部
4a,104a 上縁シール部
4b,104b 左側縁シール部
4c,104c 右側縁シール部
4d,104d 船底状の下縁シール部
5,105 収容室
5a,5b,105a,105b 分室
6,106 仕切り部
6a,106a 弱シール部
6b,106b 非シール部
7 孔
8,8a 括れ部
9 切除部
10,10a,10b,110 曲がり部

Claims (7)

  1. 向かい合うフィルム同士の周縁に強シール部を設けて形成した収容室と、該収容室を横断して複数の分室に仕切る仕切り部とを有し、前記仕切り部の開通によって、前記分室にそれぞれ充填された内容物を混合しうる複室容器において、
    前記仕切り部が、間隔をあけて並列する少なくとも2つの弱シール部と、該弱シール部同士の間に配置した非シール部とを有し、
    前記弱シール部同士の間で曲がっている曲がり部が少なくとも1つあることを特徴とする複室容器。
  2. 前記分室同士が近接又は接していることを特徴とする請求項1に記載の複室容器。
  3. 前記収容室が、前記仕切り部に向かって幅を細くした括れ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の複室容器。
  4. 前記曲がり部における前記フィルムの断面積が、前記曲がり部と平行な位置における前記フィルムの断面積よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の複室容器。
  5. 前記仕切り部の両側部に少なくとも2つの孔を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の複室容器。
  6. 曲がった状態を固定する固定手段を更に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の複室容器。
  7. 前記曲がり部で折れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の複室容器。
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