JP2015231842A - 複室包装袋、その使用方法および製造方法 - Google Patents

複室包装袋、その使用方法および製造方法 Download PDF

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友美子 黄瀬
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Abstract

【課題】包装材料に要求される特性、その要求レベルの異なる複数の被収容物を複数の収容室にそれぞれ収容させる際に、収容室ごとに最適な包装を行うことを課題とする。
【解決手段】被収容物が収容可能な偏平状の袋本体と、前記袋本体を複数の収容室に仕切る仕切部と、を備えた複室包装袋であって、前記袋本体は、少なくとも最内面にシーラント層を有し、異なる構成からなる第1シート部材および第2シート部材とを備え、その幅方向の両側縁どうしをシールして形成される合掌部が、前記袋本体の表面側および裏面側にそれぞれ配置され、前記仕切部によって実質的に前記第1シート部材に囲まれる収容室と前記第2シート部材に囲まれる収容室に仕切られることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は複数に仕切られた収容室に被収容物を別々に収容し、仕切部を開放することにより複数の被収容物を連通させ、被収容物を混合させることができる複室包装袋に関する。
包装材料に要求される特性としては、酸素、窒素、炭酸ガス等の各種ガスや水蒸気に対するガスバリア性や、引張強度、引裂強度、衝撃強度、突刺強度、剛性、耐ピンホール性等の材料強度や、広温度範囲領域における安定性、衛生性、安全性や、水、油、薬品、内容物に対する耐性や、味、臭いの非移行性や、成分等の非吸着性や、透明性、光沢性、遮光性等の光学特性などが挙げられる。
従来より、食品、化学品、化粧品、医薬品、洗剤、工業製品などの複数の被収容物を使用前に包装袋内で混合させる袋として、仕切部によって仕切られた複数の収容室に収容された被収容物を、使用直前に仕切部を開放することにより被収容物を混合させる可撓性容器が実用化されている。
この種の複室包装袋としては、一対のプラスチック製のシートの周縁をシールして包装袋を形成させ、さらに収容室を弱シール部などの仕切り手段によって複数の収容室に仕切ることにより形成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、複数の収容室のシートの構成が同一のものとなってしまう。このため、包装材料の要求特性、および要求レベルの異なる複数の被収容物を複数の収容室にそれぞれ収容させる際には、収容室ごとに最適な包装を行うことができなかった。例えば、より厳しい要求特性、および要求レベルの被収容物に適合させたシートの構成の包装袋を形成させた場合には、要求特性、および、要求レベルの低い被収容物にとってはオーバースペックとなり、包装袋が全体として製造コストが高くなるという問題が生じている。
ガスバリア性の要求レベルの異なる被収容物を収容するために、基材シート層の一方の面に基材シート層より狭い所定幅のガスバリア層を積層した積層材料を用い、さらに、イージーピール性のヒートシール部で隔離された2つの内容物収納部を形成させることにより、積層材料のガスバリア層が積層されている層構成部分で囲まれておりた収納部と積層材料のガスバリア層が積層されていない層構成部分で囲まれていない収納部を形成させた複室包装袋が提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
しかしながら、基材の一部にガスバリア層を積層しているため、シートのラミネートや製袋時に高度な技術が要求される。
また、複数の収容室を別々に製造した後に、それぞれを融着することにより形成させた複室包装袋が提案されている(例えば、下記特許文献3参照)。
しかしながら、複数の収容室を別々に製造しなくてはならないため、製造工程が多く煩雑になり、製造コストが高くなる。複室包装袋は食品、化学品、化粧品、医薬品、洗剤、工業製品などの消耗品を収容するために用いられることが多いため、安価であることが強く要望され、製造コストが高いことは決して無視できるものではない。
特開平10−175645号公報 特開2005−153979号公報 特開平8−280775号公報
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、包装材料に要求される特性、その要求レベルの異なる複数の被収容物を複数の収容室にそれぞれ収容させる際に、収容室ごとに最適な包装を行うことを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、請求項1に係る発明は、被収容物が収容可能な偏平状の袋本体と、前記袋本体を複数の収容室に仕切る仕切部と、を備えた複室包装袋であって、前記袋本体は、少なくとも最内面にシーラント層を有し、異なる構成からなる第1シート部材および第2シート部材とを備え、その幅方向の両側縁部どうしをシールして形成される合掌部が、前記袋本体の表面側および裏面側にそれぞれ配置され、前記仕切部によって実質的に前記第1シート部材に囲まれる収容室と前記第2シート部材に囲まれる収容室に仕切られることを特徴とする複室包装袋を提供するものである。
なお、異なる構成とは、単層シートにおいては、その組成、厚みが異なるシートのことを意味し、積層シートにおいては、組成、厚みに加え、積層させるシートの組合せ、積層させる順序、積層方法が異なるシートのことを意味する。また、実質的にとは、主に一方のシート部材によって覆われた収容室に、被収容物に悪影響を与えない程度に、他方のシート部材に覆われた部分が含まれていることが許容されることを意味する。また、シートとは、一般にフィルムと呼ばれているものが含まれるものとする。
これによれば、複数の収容室毎に異なる構成のシート部材によって包装袋を形成させることが可能であり、被収容物毎に最適な包装を行うことができる。さらに製造工程が煩雑にならず、製造コストを抑えることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る複室包装袋の発明において、表面側および裏面側のそれぞれの合掌部が、対面する位置に配置されていることを特徴とする。
これによれば、表面側および裏面側のそれぞれの合掌部が、対面する位置に配置されているため、表面側および裏面側の合掌部をそれぞれ外方向に引っ張り易く、容易に仕切部を開放できる。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る複室包装袋の発明において、表面側および裏面側のそれぞれの合掌部が、袋本体の幅方向に対してずらされた位置に配置されており、両合掌部の中間位置を含む領域において仕切部によって複数の収容室に仕切られることを特徴とする。
これによれば、表面側および裏面側の合掌部が、それぞれ包装袋の幅方向にずらされた位置に配置されているため、袋本体の上下縁をシールする際に対向する2ヶ所の合掌部どうしの重なりを避けることができる。このため、シート部材の厚みの差が軽減され、シートの厚みの差によるシールバーの熱や圧力のばらつきを防止でき、シール不良を抑制することができる。さらに、仕切部として、クリップ部材を用いる場合、クリップ部材から両合掌部を回避させることが可能であり、仕切部として、クリップ部材を用いて簡単に仕切ることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に係る複室包装袋の発明において、合掌部が一方の収容室の表面側および裏面側に配置されるように、仕切部が設けられていることを特徴とする。
これによれば、収容室の容量の比率を容易に変更でき、配合比率の異なる被収容物に対応でき、製造工程が煩雑にならず、製造コストを抑えることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに係る複室包装袋の発明において、収容室の少なくとも一方にマチが形成されていることを特徴とする。これによれば、マチを形成させることにより袋本体の幅方向の大きさを抑えながら内容量を大きく設計することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに係る複室包装袋において、表面側および裏面側の合掌部をそれぞれ外方向に引っ張ることにより仕切部を開放し被収容物を混合させることを特徴とする複室包装袋の使用方法を提供するものである。
これによれば、表面側および裏面側の合掌部をそれぞれ外側方向に引っ張ることにより仕切部を開放させることができるため、包装袋の内圧を上昇させることにより仕切部を開放させるものと比較して、包装袋の不用意な破袋が生じづらく、使用者に不安感を与えることがなく、確実に仕切部を開放して、被収容物を混合することができる。
請求項7に係る発明は、被収容物が収容可能な偏平状の袋本体と、前記袋本体を複数の収容室に仕切る仕切部と、を備えた複室包装袋の製造方法であって、少なくとも最内面にシーラント層を有し、異なる構成からなる第1シート部材および第2シート部材の幅方向の両側縁部どうしをシールすることにより複数の合掌部を形成する工程と、前記第1シートおよび第2シートを合掌部と略平行方向に曲げる工程と、前記合掌部を前記袋本体の表面側および裏面側にそれぞれ配置する工程と、前記仕切部によって実質的に前記第1シート部材に囲まれる収容室と前記第2シート部材に囲まれる収容室に仕切る工程と、を含んでいることを特徴とする複室包装袋の製造方法を提供するものである。
これによれば、製造工程が煩雑にならずに、複数の収容室毎に異なる構成のシート部材によって包装袋を形成させることが可能であり、被収容物毎に最適な包装を行うことができる。
本発明によれば、複数の収容室毎に異なる構成のシート部材によって包装袋を形成させることが可能であり、被収容物毎に最適な包装を行うことができる。さらに製造工程が煩雑にならず、製造コストを抑えることができる。
第1の実施形態の複室包装袋の正面図である。 第1の実施形態の複室包装袋のA−A線断面図である。 第1の実施形態の複室包装袋の製造方法を説明するための図である。 第1の実施形態の複室包装袋の使用方法を説明するための図である。 第2の実施形態の複室包装袋の正面図である。 第2の実施形態の複室包装袋のB−B線断面図である。 他の実施形態の複室包装袋の正面図である。 他の実施形態の複室包装袋のC−C線断面図である。 第3の実施形態の複室包装袋の正面図である。 第3の実施形態の複室包装袋のD−D線断面図である。 第4の実施形態の複室包装袋の正面図である。 第4の実施形態の複室包装袋のE−E線断面図である。 他の仕切部の例を示す図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態について図面を参照して説明する。ここで、図1の左右方向を包装袋(袋本体)の幅方向とする。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1、図2を参照しつつ説明する。
第1の実施形態における複室包装袋1は、被収容物が収容可能な偏平状の袋本体2と、袋本体2を複数の収容室31、32に仕切る仕切部とを備えている。袋本体2は、異なる構成からなる第1シート部材51と第2シート部材52とを備えている。第1シート部材51および第2シート部材52は少なくとも最内面にシーラント層を有した、合成樹脂を主成分とする可撓性シートである。可撓性シートは特に限定されるものではなく、被収容物における要求特性およびその要求レベルに合わせて適宜設計可能である。例えば、第1シート部材51は外層側からPET樹脂(厚み12μm)、ナイロン樹脂(厚み15μm)、ポリエチレン樹脂(厚み80μm)の順にドライラミネート法により積層させたシートである。第2シート部材52は外層側からPET樹脂(厚み12μm)、アルミニウム箔(厚み7μm)、ナイロン樹脂(厚み15μm)、ポリエチレン樹脂(厚み80μm)の順にドライラミネート法により積層させたシートである。
袋本体2には、第1シート部材51と第2シート部材52とのそれぞれのシーラント層側を重ね合わせ、幅方向の両側縁どうしをシールした合掌部61、62が2ヶ所形成されている。合掌部61、62は袋本体2の表面および裏面から突出した状態であり、袋本体2の表面側と裏面側とにそれぞれ分かれて配置されるように、第1シート部材51および第2シート部材52が所定の位置で折り曲げられている。袋本体2の上縁部および下縁部は、被収容物の充填前後に適宜シールされる。
表面側および裏面側の合掌部61、62はその内縁6a、6bどうしがほぼ対面する位置に設けられている。袋本体2は、仕切部として、少なくとも一部に弱シール部が形成された仕切シール部材41を表面と裏面の間に挿入し、シールすることにより2つの収容室31、32に仕切られている。表面および裏面シート部材の内面を合掌部61、62の内縁6a、6bが含まれる領域においてシールされることにより、袋本体2は実質的に第1シート部材51に囲まれる収容室31と第2シート部材に囲まれる収容室32に仕切られている。これにより、収容室毎に異なる構成のシート部材によって包装袋を形成させることが可能であり、被収容物に対する包装材料に要求される特性、および、要求レベルに合わせて、最適な包装を行うことができる。また、表面側および裏面側の合掌部61、62はその内縁6a、6bどうしがほぼ対面する位置に設けられているため、仕切部の幅を狭くしても、表面および裏面シート部材の内面を合掌部61、62の内縁6a、6bが含まれる領域において仕切ることができる。これにより、収容室の内容量を大きく設計することができる。
上縁部には注出部材7が取り付けられている。注出部材7は袋本体2のシート部材の表面と裏面の間に挿入されシールされている。注出部材7の開口を閉栓できるように閉栓部材8が着脱自在に取り付けられている。注出口は収容室3への被収容物の充填や混合物の吐出の際に使用される。注出部材7の材質は限定されるものではないが、シート部材への取り付け易さから合成樹脂製であることが好ましい。
次に第1の実施形態における複室包装袋1の製造方法について図3を参照しつつ説明する。まず、図3(a)に示すように、少なくとも最内面にシーラント層を有する第1シート部材51と第2シート部材52とを準備する。第1シート部材51と第2シート部材52とは異なる構成からなる合成樹脂を主成分とする可撓性シートからなる。図3(b)、(c)に示すように、第1シート部材と第2シート部材とのシーラント層を重ね合わせその幅方向の両側縁どうしをシールすることにより、合掌部61、62を2ケ所有する筒状体を形成させる。次に、図3(d)、(e)に示すように、各合掌部61、62が袋本体2の表面側と裏面側とに配置されるようにシート部材が合掌部と略平行方向に曲げられる。少なくとも一部に弱シール部が形成された仕切シール部材41を表面と裏面シート部材の間に挿入し、シールすることにより2つの収容室31、32に仕切られる。さらに、上縁部、下縁部および注出部材7が適宜シールされる。表面および裏面シート部材の内面を合掌部61、62の内縁6a、6bが含まれる領域においてシールされることにより、袋本体2は実質的に第1シート部材51に囲まれる収容室31と第2シート部材に囲まれる収容室32に仕切られる。
次に第1の実施形態における複室包装袋1の使用方法について図4を参照しつつ説明する。収容室31、32にはそれぞれ被収容物が収容された状態である。表面側の合掌部61と裏面側の合掌部62を把持し、それぞれ外側方向に引っ張ることにより、弱シール部が剥離し、収容室31、32が連通され、被収納物が混合される。十分に撹拌させた後、注出口から混合物を注出することができる。これによれば、包装袋の内圧を上昇させることにより仕切部を開放させるものと比較して、包装袋の破袋が生じづらく、使用者に不安感を与えることがなく、確実に仕切部を開放して、被収容物を混合することができる。
上記実施形態において、合掌部を外側方向に引っ張ることにより仕切部の弱シール部を剥離させて、被収容物を混合させる方法を説明したが、従来どおり、袋本体の内圧を上昇させることにより仕切部を開放させてもよい。
上記実施形態において、注出部材7を袋本体2に設けたものを説明したが、注出部材7は必ずしも設けなくてもよい。また、注出部材7の取り付け位置は袋本体2の上縁部に限定はされず、袋本体2の下縁部、側縁部および表裏面上であってもよい。袋本体2の側縁部に設ける場合は、袋本体2の側縁部を一端切断して開口を形成させ、開口から注出部材7を挿入した後、シールすることにより設けることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る複室包装袋1の第2の実施形態について図5から図8を参照しつつ説明する。以下の説明では、第1の実施形態と異なる構造について説明することとし、同一の構造については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5、図6に示すように、表面側および裏面側のそれぞれの合掌部61、62が、袋本体2の幅方向に相違した位置に配置されている。両合掌部61、62の中間位置を含む領域において、一部に弱シール部が形成された仕切シール部材41によって複数の収容室31、32に仕切られる。これにより袋本体2は実質的に第1シート部材51に囲まれる収容室31と第2シート部材52に囲まれる収容室32に仕切られている。表面側および裏面側の合掌部61、62が、それぞれ包装袋の幅方向に相違した位置に配置されているため、袋本体2の上縁部および下縁部をシールする際に対向する2ヶ所の合掌部61、62どうしの重なりを避けることができる。このため、シート部材の厚みの差が軽減され、シートの厚みの差によるシール圧力のばらつきを防止でき、シール不良を軽減することができる。
また、図7、図8に示すように両合掌部61、62の内縁6a、6bよりも中央側の領域のみで、一部に弱シール部が形成された仕切シール部材41によって複数の収容室31、32に仕切られていてもよい。これにより袋本体2は実質的に第1シート部材51に囲まれる収容室31と第2シート部材52に囲まれる収容室32に仕切られている。ここで実質的にとは、主に一方のシート部材によって覆われた収容室に、被収容物に悪影響を与えない程度に、他方のシート部材に覆われた部分が含まれていることが許容されることを意味する。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る複室包装袋1の第3の実施形態について図9、図10を参照しつつ説明する。以下の説明では、上記各実施形態と異なる構造について説明することとし、同一の構造については同一の符号を付し、その説明を省略する。
一方の収容室31の表面側と裏面側に合掌部61、62が形成されるように、仕切部41が形成されている。袋本体2の幅方向の中心から右側寄りに仕切部41が形成されている。他方の収容室32は第2シート部材52のみによって囲まれている。一方の収容室31には、包装材料に要求される特性、その要求レベルが低い被収容物が収容され、他方の収容室32には、一方の収容室31と比較して、包装材料に要求される特性、その要求レベルが高い被収容物が収容される。仕切部41を袋本体2の幅方向の中心からずらすことにより、収容室32は包装材料に要求される高い要求レベルを満たしながら、収容室31、32の収容室の容量の比率を容易に変更し、所望の配合比率の被収容物を包装することができる。さらに、製造工程が煩雑にならず、製造コストを抑えることもできる。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る複室包装袋1の第3の実施形態について図11、図12を参照しつつ説明する。以下の説明では、上記各実施形態と異なる構造について説明することとし、同一の構造については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11、図12に示すように、袋本体2の側縁部にマチ9が形成されている。マチ9はシート部材を山折り、谷折り、山折りの順に折り曲げることにより形成させることができる。マチ9を形成させることにより袋本体2の幅方向の大きさを抑えながら内容量を大きく設計することができる。
上記各実施形態において、仕切部として一部に弱シール部が形成される仕切シール部材41を用いたものを説明したが、仕切部は特に限定されるものではない。シール部材41を用いなくても、シール条件を部分的に変えることでシール強度に差異を持たせたものであってもよい。また、他の仕切部としては、例えば、クリップ部材42、チャック部材などが挙げられる。
クリップ部材42としては、図13(a)に示すように、長さが袋本体2の上縁シール部の内縁から下縁シール部の内縁よりも長く、長さ方向に沿って開口部を有する断面形状C字形の弾性を有する剛性材料からなる筒状体43と、略円筒状の棒状体44とからなるものが挙げられる。図13(b)に示すように、筒状体43と棒状体44の間にシート部材を挟んだ状態で、筒状体43と棒状体44とを嵌合させることにより複数の収容室3に仕切ることができる。また、チャック部材としては、袋本体2の凸部を有する雄部材と対応する凹部を有する雌部材をそれぞれシート部材の内面にシールしたものが挙げられる。
1 複室包装袋
2 袋本体
31、32 収容室
41 仕切シール部材
42 クリップ部材
43 筒状体
44 棒状体
51 第1シート部材
52 第2シート部材
61、62 合掌部
6a、6b 合掌部の内縁
7 注出部材
8 閉栓部材
9 マチ

Claims (7)

  1. 被収容物が収容可能な偏平状の袋本体と、前記袋本体を複数の収容室に仕切る仕切部と、を備えた複室包装袋であって、
    前記袋本体は、少なくとも最内面にシーラント層を有し、異なる構成からなる第1シート部材および第2シート部材とを備え、その幅方向の両側縁部どうしをシールして形成される合掌部が、前記袋本体の表面側および裏面側にそれぞれ配置され、前記仕切部によって実質的に前記第1シート部材に囲まれる収容室と前記第2シート部材に囲まれる収容室に仕切られることを特徴とする複室包装袋。
  2. 前記表面側および裏面側のそれぞれの合掌部が、対面する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の複室包装袋。
  3. 前記表面側および裏面側のそれぞれの合掌部が、袋本体の幅方向に対してずらされた位置に配置されており、両合掌部の中間位置を含む領域において前記仕切部によって複数の収容室に仕切られることを特徴とする請求項1に記載の複室包装袋。
  4. 前記合掌部が一方の収容室の表面側および裏面側に配置されるように、前記仕切部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複室包装袋。
  5. 前記収容室の少なくとも一方にマチが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の複室包装袋。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の複室包装袋において、前記表面側および裏面側の合掌部をそれぞれ外側方向に引っ張ることにより前記仕切部を開放し前記被収容物を混合させることを特徴とする複室包装袋の使用方法。
  7. 被収容物が収容可能な偏平状の袋本体と、前記袋本体を複数の収容室に仕切る仕切部と、を備えた複室包装袋の製造方法であって、
    少なくとも最内面にシーラント層を有し、異なる構成からなる第1シート部材および第2シート部材の幅方向の両側縁部どうしをシールすることにより複数の合掌部を形成する工程と、
    前記第1シートおよび第2シートを合掌部と略平行方向に曲げる工程と、
    前記合掌部を前記袋本体の表面側および裏面側にそれぞれ配置する工程と、
    前記仕切部によって実質的に前記第1シート部材に囲まれる収容室と前記第2シート部材に囲まれる収容室に仕切る工程と、
    を含んでいることを特徴とする複室包装袋の製造方法。
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