JP7172097B2 - パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、パウチに関する。
従来から、パウチとして、おもて面、裏面、2つの側面、および底面を有し、また底面側に折り返し片を有するパウチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような底面側に折り返し片を有するパウチは、例えば、おもて面フィルム、裏面フィルム、および2枚の側面フィルムをそれぞれ熱融着し、シールすることによって形成されている。
特開2000-190988号公報
しかしながら、上記のように複数のフィルムを用いてパウチを形成すると、構成が複雑化し、またシール不良が起こりやすい。このため、現在、一枚のフィルムを折り込んでパウチを形成することが求められている。
また、このようなパウチは、自立させた状態で用いられるが、特許文献1のように折り返し片が底面よりもはみ出していると、内容物が軽量である場合には、折り返し片の反発によって、自立性に欠けるおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、一枚の軟質性フィルムから構成でき、かつ自立性を有するパウチの製造方法およびこのようなパウチを提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、一枚の軟質性フィルムから構成され、おもて面、裏面、第1側面、前記第1側面とは反対側の第2側面、および底面を含む本体部と、前記底面に連設され、かつ前記底面側に折り返された折り返し片と、前記底面に形成された底部シール部とを備えるパウチの製造方法であって、ロール状に巻き取られた軟質性フィルムを巻き出し、前記軟質性フィルムの長さ方向に延びる前記軟質性フィルムの端部同士を熱融着して、筒状体を形成する工程と、前記筒状体を折り込んで、おもて面、裏面、第1側面、および第2側面を形成する工程と、前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部を含む底部合掌部および底部シール部を形成する工程と、前記筒状体における前記底部合掌部とは反対側から内容物を充填する工程と、前記内容物を充填した後、前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、上部シール部を形成する工程と、前記筒状体を個片化する工程と、を備える、パウチの製造方法が提供される。
上記パウチの製造方法において、前記底部合掌部および前記底部シール部を形成する工程が、前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、前記底部合掌シール部を含む前記底部合掌部を形成する工程と、前記底部合掌部を形成した後に、前記底部合掌部の位置で前記筒状体の幅方向に前記筒状体を切断する工程と、前記筒状体を切断した後に、前記筒状体の底面における前記底部合掌部が延びる方向に沿った第1端部と第2端部が接触するように、前記筒状体の底面を折り込む工程と、前記筒状体の前記底面を折り込んだ後、前記第1端部および前記第2端部を接触させた状態で、前記第1端部および前記第2端部をそれぞれ熱融着して、前記底部シール部を形成する工程と、を備えていてもよい。
本発明の他の態様によれば、パウチが提供される。一枚の軟質性フィルムから構成され、おもて面、裏面、第1側面、前記第1側面とは反対側の第2側面、および底面を含む本体部を備えるパウチであって、前記底面に連設され、かつ前記底面側に折り返された折り返し片と、前記底面に形成された底部シール部と、を備え、前記折り返し片の基部が前記底面の略中央に位置しており、前記折り返し片が底部合掌シール部を含み、前記折り返し片の幅が、前記底面の幅の1/6以上2/5以下である、パウチが提供される。
上記パウチにおいて、前記本体部の上部に形成された注出口部をさらに備えていてもよい。
上記パウチにおいて、前記注出口部が前記本体部と同一の部材で構成されており、かつ前記パウチの正面視において、前記注出口部の幅が前記本体部の幅よりも狭くなっていてもよい。
本発明の一の態様および他の態様によれば、一枚の軟質性フィルムから構成でき、かつ自立性を有するパウチを提供することができる。
第1実施形態に係るパウチの斜視図である。 図1に示されるパウチの底面図である。 図1に示されるパウチのA-A線の断面図である。 第1実施形態に係るパウチに用いられる軟質性フィルムの断面図である。 第1実施形態に係る他のパウチの断面図である。 第1実施形態に係る他のパウチの斜視図である。 第1実施形態に係るパウチの製造工程を模式的に示した図である。 第1実施形態に係るパウチの製造工程を模式的に示した図である。 第1実施形態に係るパウチの製造工程を模式的に示した図である。 第1実施形態に係るパウチの製造工程を模式的に示した図である。 第1実施形態に係るパウチの他の製造工程を模式的に示した図である。 第1実施形態に係るパウチの他の製造工程を模式的に示した図である。 第2実施形態に係るパウチの斜視図である。 図13に示されるパウチの底面図である。 第2実施形態に係る他のパウチの斜視図である。 図15に示されるパウチの底面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「フィルム」、「シート」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートとも呼ばれるような部材も含む意味で用いられる。また、本明細書における「上」、「下」、「側」、「底」の位置は、パウチを自立させた状態での位置を意味している。図1は、本実施形態に係るパウチの斜視図であり、図2は図1に示されるパウチの底面図であり、図3は図1に示されるパウチのA-A線の断面図であり、図4は本実施形態に係るパウチに用いられる軟質性フィルムの断面図である。図5は本実施形態に係る他のパウチの断面図であり、図6は本実施形態に係る他のパウチの斜視図である。図7~図10は本実施形態に係るパウチの製造工程を模式的に示した図であり、図11および図12は、本実施形態に係るパウチの他の製造工程を模式的に示した図である。
<<パウチ>>
図1に示されるパウチ10-1は、内容物を収容する収容空間を有している。内容物としては、特に限定されないが、粉体、粒状体、液体や粘稠体等を含むものが挙げられる。内容物としては、インスタントコーヒー、小麦粉、コーンフレーク、飴、スティック包装、入浴剤、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、家庭用液体洗剤、その他液体調味料、食用油、各種の飲料等が挙げられる。内容物は、ボトルなどの他の容器に移し替えて使用されるものであってもよい。
パウチ10-1は、図1に示されるように、おもて面11、裏面12、第1側面13、第1側面13とは反対側の第2側面14、および底面15を有している。おもて面11、裏面12、底面15は、四角形状になっている。
パウチ10-1の高さに対する底面15の幅W1(図2参照)の比(W1/パウチの高さ)は、1/5以上1/2以下であることが好ましい。上記比が1/5以上であれば、より多くの内容物を収容できるとともにパウチ10-1の自立性をより向上させることができる。また、上記比が1/2以下であれば、パウチ10-1の形態を損なわずに上部シール部18を形成することができる。本明細書における「底面の幅」とは、パウチを正面視したときのパウチの厚み方向の長さを意味する。
パウチ10-1は、内容物を収容可能な本体部16を備えている。図1においては、パウチ10-1は、注出口部を備えていないが、第2実施形態で説明するように本体部の上部に形成された注出口部を備えていてもよい。
パウチ10-1は、第1側面13および第2側面14にそれぞれガセット折込部17を備えている。ガセット折込部17を設けることにより、収容空間を大きくすることができるので、より多くの内容物を収容することができる。ガセット折込部17の幅は、30mm以上75mm以下となっていてもよい。ガセット折込部17の幅は、パウチを正面視したときのパウチの横方向DR1の長さであり、またガセット折込部を広げない状態で測定した値とする。ガセット折込部17の幅が一定でない場合には、ガセット折込部17の幅は最も短い値とする。
パウチ10-1は、上部シール部18、側部シール部19~22、底部シール部23~26、縦合掌シール部27、および底部合掌シール部28を備えている。パウチ10-1の上縁10Aと上部シール部18の間には、未シール部29が形成されている。なお、側部シール部19~22は、形成されていなくともよい。本明細書の「底部シール部」とは、底面と、おもて面、裏面、および側面の少なくともいずれかとを部分的に熱融着した部分である。
<上部シール部>
上部シール部18は、パウチ10の上部において、おもて面11と裏面12、おもて面11と第1側面13、おもて面11と第2側面14、裏面12と第1側面13、裏面12と第2側面14を互いに接合した部分である。上部シール部18は、後述する軟質性フィルム40同士を熱融着することによって形成されている。
上部シール部18の幅W2(図1参照)は、例えば、5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。上部シール部18の幅W2が5mm以上であれば、上部シール部18において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。本明細書において、各シール部における「幅」とは、シール部の延びる方向に直交する方向の長さを意味する。なお、シール部の幅が一定でない場合には、シール部の幅は、シール部の延びる方向に直交する方向の長さのうち最も短い値とする。
<側部シール部>
側部シール部19は、おもて面11と第1側面13を綺麗に区画するために形成されており、図1および図3に示されるように、おもて面11と第1側面13の境界部においておもて面11と第1側面13をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部19の外縁19Aは、パウチ10-1の側縁10Bとなっている。
側部シール部20は、おもて面11と第2側面14を綺麗に区画するために形成されており、図1および図3に示されるように、おもて面11と第2側面14の境界部においておもて面11と第2側面14をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部20の外縁20Aは、パウチ10-1の側縁10Cとなっている。
側部シール部21は、裏面12と第1側面13を綺麗に区画するために形成されており、図1および図3に示されるように、裏面12と第1側面13の境界部において裏面12と第1側面13をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部21の外縁21Aは、パウチ10-1の側縁10Dとなっている。
側部シール部22は、裏面12と第2側面14を綺麗に区画するために形成されており、図1および図3に示されるように、裏面12と第2側面14の境界部において裏面12と第2側面14をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合した部分である。側部シール部22の外縁22Aは、パウチ10-1の側縁10Eとなっている。
側部シール部19~22の幅W3(図1参照)は、例えば、それぞれ5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。側部シール部19~22の幅W3がそれぞれ5mm以上であれば、各面を綺麗に区画することができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<底部シール部>
底部シール部23は、おもて面11と底面15をパウチ10-1の横方向DR1に沿って互いに接合した部分である。底部シール部23は、底面15における折り返し片30に沿って延びる第1端部15Aに形成されている。底部シール部23の外縁23Aは、パウチ10-1の下縁10Fとなっている。
底部シール部24は、裏面12と底面15をパウチ10-1の横方向DR1に沿って互いに接合した部分である。底部シール部24は、底面15における折り返し片30に沿って延びる第1端部15Aとは反対側の第2端部15Bに形成されている。底部シール部24の外縁24Aは、パウチ10-1の下縁10Gとなっている。
底部シール部25は、第1側面13と底面15をパウチ10-1の厚さ方向に沿って互いに接合した部分である。底部シール部25は、底面15における第1端部15Aおよび第2端部15Bの間で延びる第3端部15Cに形成されている。底部シール部25の外縁25Aは、パウチ10-1の下縁10Hとなっている。
底部シール部26は、第2側面14と底面15をパウチ10-1の厚さ方向に沿って互いに接合した部分である。底部シール部26は、底面15における第1端部15Aおよび第2端部15Bの間で延び、かつ第3端部15Cとは反対側の第4端部15Dに形成されている。底部シール部26の外縁26Aは、パウチ10-1の下縁10Iとなっている。
底部シール部23~26の幅W4(図2参照)は、例えば、それぞれ5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。底部シール部23~26の幅W4がそれぞれ5mm以上であれば、おもて面11と底面15、裏面12と底面15、第1側面13と底面15および第2側面14と底面15を綺麗に区画することができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<縦合掌シール部>
縦合掌シール部27は、パウチ10-1の上縁10Aから後述する折り返し片30の先端部30Aまで形成されている。図1に示される縦合掌シール部27は、裏面12の中央部および底面15の中央部に形成されており、裏面12同士をパウチ10-1の高さ方向DR2に沿って互いに接合し、かつ底面15同士をパウチ10-1の厚さ方向に沿って互いに接合した部分である。縦合掌シール部27を形成することにより、一枚の軟質性フィルム40で後述する筒状体50を形成することができる。
縦合掌シール部27の幅W5(図1参照)は、例えば、5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。縦合掌シール部27の幅W5が5mm以上であれば、縦合掌シール部27において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<底部合掌シール部>
底部合掌シール部28は、底面15に連設された後述する折り返し片30に設けられている。底部合掌シール部28を形成することにより、一枚の軟質性フィルム40で底面15を形成することができる。
底部合掌シール部28は、折り返し片30が延びる方向に沿って形成されている。底部合掌シール部28の幅W6(図2参照)は、例えば、5mm以上20mm以下となっていることが好ましい。底部合掌シール部28の幅W6が5mm以上であれば、底部合掌シール部28において確実にシールすることができ、また20mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
<未シール部>
未シール部29は、パウチ10-1の開封時に開封しやすくするためのものである。未シール部29を構成するおもて面11および裏面12を掴み、パウチ10-1の外側に引っ張ることにより、パウチ10-1を開封することができる。
未シール部29は、パウチ10-1の横方向DR1に沿って形成されている。未シール部29の幅W7(図1参照)は、例えば、5mm以上20mm以下となっていることが好ましい。未シール部の幅W7が5mm以上であれば、未シール部29を構成するおもて面11および裏面12を掴み易く、また20mm以下であれば、収容空間が狭くなることを抑制できる。
パウチ10-1は、図1および図2に示されるように、底面15に連設され、かつ底面15側に折り返された折り返し片30を備えている。
<折り返し片>
折り返し片30の基部30Bは底面15の略中央に位置している。折り返し片30は1底部シール部23側に折り返されているが、底部シール部24側に折り返されていてもよい。
折り返し片30は、パウチ10-1の横方向DR1に沿って延びている。折り返し片30は、パウチ10-1の横方向DR1における下縁10Hから下縁10Hとは反対側の下縁10Iまで形成されている。
図2に示される折り返し片30は、底部合掌シール部28および底部合掌シール部28に沿って延びる未シール部31から構成されている。未シール部31は、底部合掌シール部28よりも先端部30A側に位置している。ただし、折り返し片30は底部合掌シール部28のみから構成されていてもよく、また未シール部31は底部合掌シール部28よりも基部30B側に位置していてもよい。
折り返し片30の幅W8(図2参照)は、底面15の幅W1(図1参照)の1/6以上2/5以下となっている。折り返し片30の幅W8が、底面15の幅W1の1/6以上であれば、折り返し片30の基部30Bに折り目を付けることができる。また、パウチ10-1が落下したときに折り返し片30がクッション性を発揮するので、パウチ10-1の落下時におけるパウチ10-1の衝撃を緩和することができる。また、折り返し片30の幅W8が、底面15の幅W1の2/5以下であれば、折り返し片30の反発が少ない。折り返し片30の幅W8の下限は、底面15の幅W1の1/5以上となっていることが好ましく、折り返し片30の幅W8の上限は、底面15の幅W1の1/3以下となっていることが好ましい。折り返し片30の幅W8は、5mm以上30mm以下となっていてもよい。
パウチ10-1は、軟質性フィルム40から構成されている。軟質性フィルム40は、図4に示されるように、少なくとも基材層41およびシーラント層42を備えている。図4に示される軟質性フィルム40は、さらに、基材層41とシーラント層42との間に、接合層43、中間層44および接合層45を備えている。
<基材層>
基材層41として、例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、またはポリプロピレン/エチレン-ビニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム、またはこれらの2以上のフィルムを積層した複合フィルムを用いることができる。
基材層41は、二軸延伸処理されることが好ましい。これにより、基材層41を構成する分子が、延伸処理によって延伸方向に並び、基材層41が優れた寸法安定性を発揮するようになる。
基材層41の厚みは、例えば10μm以上30μm以下とすることができる。基材層31の厚みが10μm以上であれば、機械的強度を有し、印刷や貼り合せ加工等を問題なく行うことができ、また30μm以下であれば、底部シール部を形成する際にフィルムの反発が少なく、自立性を損なうおそれがない。基材層41の厚みは、光学顕微鏡を用いて撮影された基材層の断面写真からランダムに10箇所厚みを測定し、測定された厚みの算術平均値として求めるものとする。なお、パウチにおいては、基材層41は、最も外側となるように配置される。
<シーラント層>
シーラント層42は、2枚の軟質性フィルム同士を重ね合わせて熱融着することでパウチ10-1の収容空間を密封するために設けられている。このため、パウチ10-1においては、シーラント層42が最も収容空間側となるように配置されている。
シーラント層42としては、特に限定されないが、例えば、イージーピール性フィルムを用いることができる。
イージーピール性フィルムは、凝集剥離タイプおよび相関剥離タイプのいずれであってもよい。イージーピール性フィルムは、例えば、ラミネート層、コア層、およびシール層から構成することが可能であり、共押出しによって形成することができる。
イージーピール性フィルムのコア層としては、例えば、ポリプロピレン層が挙げられる。また、イージーピール性フィルムのシール層は、例えば、主としてポリエチレン樹脂を含むポリプロピレン樹脂を用いることができる。
イージーピール性フィルムのシール層は、易剥離性の観点から、第1樹脂と、第1樹脂と非相溶性の第2樹脂から構成されていることが好ましい。第1樹脂としては、ポリプロピレン等が挙げられ、また第2樹脂としては、ポリエチレン、ポリブテン、ポリスチレン等が挙げられる。シール層中に第1樹脂と非相溶性の第2樹脂を添加することにより、加熱および加圧してシーラント層同士の第1樹脂が融着しても、第1樹脂と第2樹脂は融着しないので、シーラント層同士の融着面積を小さくすることができ、これにより容易に剥離することができる。
イージーピール性フィルムを用いれば、例えば、上部シール部18における幅15mmのシール強度を30N以下とすることができる。このシール強度が30N以下となっていることにより、おもて面11と裏面12を容易に剥がすことができるため、内容物を容易に取り出すことができる。上部シール部18における幅15mmのシール強度の下限は、外縁部シール部のシール性を維持する観点から、2N以上となっていることが好ましい。また、上部シール部18における幅15mmのシール強度の上限は、20N以下、15N以下、10N以下であることがさらに好ましい(数値が小さいほど好ましい)。
上記シール強度は、テンシロン引張試験機(型番「RTC-1310A」、株式会社オリエンテック製)を用いて、23℃、相対湿度50%±10%の雰囲気下において、JIS Z0238:1998に準拠して測定するものとする。具体的には、上部シール部を上部シール部と直交する方向に切り出して、短辺が15mmの幅を有する矩形状の試験片を作製する。試験片は、その長辺方向の一方の先端から15mmにわたって、おもて面と裏面が分かれている。その後、おもて面のうち裏面と分かれている部分および裏面のうちおもて面と分かれている部分をそれぞれ、上記引張試験機の一対の把持具で把持する。そして、一方の把持具と他方の把持具を上部シール部の面方向に対して直交する方向において互いに逆向きに、300mm/分の速度で引張り、引張応力の最大値を測定し、これをシール強度とする。上部シール部のシール強度は、上部シール部のランダムの位置から切り出した3個の試験片を用いて測定されたシール強度の算術平均値とする。
シーラント層42の厚みは、20μm以上130μm以下であることが好ましい。シーラント層42の厚みが20μm以上であれば、十分な熱融着強度を得ることができ、また130μm以下であれば、底部シール部を形成する際にフィルムの反発が少なく、自立性を損なうことがない。シーラント層42の厚みは、基材層41の厚みと同様の方法によって測定できる。
<接合層>
接合層43、45としては、例えばそれ自体既知のドライラミネート法にて一般に用いられる接着剤を用いることができ、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。ポリウレタン系接着剤とは、ポリオール化合物とイソシアネート化合物との硬化物のことである。
<中間層>
中間層44は、パウチ10-1に要求される種々の機能を補うための層である。例えば、パウチ10-1が食品を内容物として収容する場合には、内容物の酸化等の変質を防止しながら内容物を保存することができるように、中間層44は、水蒸気の透過を防止する水蒸気バリア性および酸素ガス等のガスの透過を防止するガスバリア性を有していてもよい。また、パウチ10-1は、売り場の商品棚に自立した状態で陳列されるため、パウチ10-1が商品棚から落下した際の衝撃等にも十分に耐え得るよう、中間層44は、耐屈曲性および耐衝撃性を有していてもよい。また、中間層44は、消費者の購買意欲を高めるために、パウチ10-1の内容物が見えないように隠蔽性を十分に高める機能を有していてもよい。
<<他のパウチ>>
図1に示されるパウチ10-1においては、縦合掌シール部27が裏面12の中央部に設けられているが、おもて面11と第1側面13との境界部、おもて面11と第2側面14との境界部、裏面11と第1側面13との境界部、または図5(A)に示されるように裏面11と第2側面14との境界部に裏面12と第2側面14との境界部に縦合掌シール部27が設けられていてもよい。このように、おもて面11または裏面12と第1側面13または第2側面14との境界部に縦合掌シール部27を位置させることにより、おもて面11のみならず、裏面12にも絵柄を形成することができるので、絵柄を形成する面の自由度を向上させることができる。
図1に示されるパウチ10-1においては、側部シール部19~22が形成されているが、図5(B)に示されるように側部シール部は形成されていなくともよい。側部シール部が存在すると、パウチを把持したときに、掌や指が側部シール部に当たり、痛みを感じることがあるが、側部シール部を形成しないことにより、パウチを把持したときに、掌や指が側部シール部に当たることがないので、掌や指の痛みを抑制できる。
また、図6に示されるパウチ10-2のように、おもて面11および裏面12における内容物よりも上側の位置に、中間シール部32を形成してもよい。中間シール部32を形成することにより、おもて面11および裏面12をより綺麗に区画することができる。
<<パウチの製造方法>>
パウチ10-1は、以下のようにして製造することができる。以下では、複数のパウチ10-1を連続的に製造する例を示す。
まず、ロール状に巻き取られた軟質性フィルム40を用意する。次いで、軟質性フィルム40を巻き出し、軟質性フィルム40の長さ方向に延びる軟質性フィルム40の端部同士を熱融着して、図7(A)に示されるように、縦合掌シール部27を形成し、筒状体50を形成する。
筒状体50を形成した後、筒状体50を折り込み、図7(B)に示されるように、おもて面11、裏面12、第1側面13、および第2側面14およびガセット折込部17を形成する。その後、おもて面11と第1側面13との境界部において、筒状体50の流れ方向に沿って、おもて面11と第1側面13を熱融着させて、図8(A)に示されるように側部シール部19を形成する。また、同様にして、おもて面11と第2側面14の境界部、裏面11と第1側面13の境界部、および裏面11と第1側面13の境界部に、側部シール部20~22を形成する。
次いで、折り込んだ筒状体50の一部を筒状体50の幅方向に熱融着して、図8(B)に示されるように、底部合掌シール部28を含む底部合掌部51および底部シール部23、24を形成する。これにより、底面15が形成される。例えば、まず、筒状体50の一部を筒状体50の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部28および未シール部52の一部を含む底部合掌部51を形成する。その後、底部シール部23、24を形成する位置の軟質性フィルム40を摘み、重ねた状態で、熱融着して、底部シール部23、24を形成する。なお、隣の下流側に形成されるパウチ10-1の上部シール部18とともに形成されるが、未シール部52は上部シール部18と底部合掌シール部28の間に位置している。
その後、底部合掌部51の位置で、筒状体50の幅方向で筒状体50を切断して、図9(A)に示されるように、下流側の筒状体50と切り離す。図1のパウチ10-1を得る場合には、底部合掌部51のうち、未シール部52の位置で切断する。切断後の底部合掌部51は、底部合掌シール部28と未シール部31から構成される。
下流側の筒状体50と切り離した後、上部となる部分はシールされておらず、開口となっているので、図9(B)に示されるように、筒状体50における底部合掌シール部28とは反対側から内容物を充填する。
そして、上部シール部18とする部分を熱融着して、図10(A)に示されるように上部シール部18を形成する。なお、上部シール部18は隣の上流側に形成されるパウチ10-1の底部合掌シール部28とともに形成されるが、上部シール部18と底部合掌シール部28の間には、未シール部52が存在している。
その後、未シール部52の位置で、図10(B)に示されるように筒状体50の幅方向で筒状体50を切断し、筒状体50を個片化する。個片化された筒状体50を台の上に置くと、底部合掌部51が底面15側に折り返されるので、折り返し片30が形成される。これにより、図1に示されるパウチ10-1が得られる。
上記においては、底部シール部23、24を別々の熱融着により形成しているが、底部シール部23、24を一度の熱融着で形成してもよい。具体的には、まず、図11(A)に示されるように、筒状体50の一部を筒状体50の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部28および未シール部52の一部を含む底部合掌部51を形成する。
底部合掌部51を形成した後、図11(B)に示されるように、底部合掌部51の位置で筒状体50の幅方向で筒状体50を切断する。これにより、下流側の筒状体50と切り離す。
その後、図12に示されるように、筒状体50の底面15における底部合掌部51が延びる方向に沿った第1端部15Eと第2端部15Fが接触するように筒状体50の底面15を折り込む。第1端部15Eおよび第2端部15Fを接触させた状態で、ヒートヒール装置で第1端部15Eおよび第2端部15Fを挟むことによって熱融着して、底部シール部23、24を形成する。このような製造方法によれば、一度の熱融着によって底部シール部23、24を形成することができるので、製造時間の短縮化を図ることができる。
本実施形態によれば、パウチ10-1を一枚の軟質性フィルム40から構成できる。また、折り返し片30の幅W8が、底面15の幅W1の1/6以上1/3以下となっているので、折り返し片30の基部30Bに折り目を付けることができるとともに折り返し片30の反発が少ない。これにより、パウチ10-1が自立性を有する。また、底部シール部23~26を形成しているので、底面15と、おもて面11、裏面12、第1側面13、および第2側面14とを確実に区画することができる。特に、底部シール部23を形成することにより、底面15とおもて面11とを確実に区画できるので、パウチ10-1のフェイス面であるおもて面11を綺麗に見せることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。図13は、本実施形態に係るパウチの斜視図であり、図14は図13に示されるパウチの底面図であり、図15は本実施形態に係る他のパウチの斜視図であり、図16は図15に示されるパウチの底面図である。なお、図13~図16において、図1等と同じ符号が付されている部材は、図1等で示した部材と同じものであるので、説明を省略するものとする。
<<パウチ>>
図13に示されるパウチ10-3は、本体部16の上部に注出口部61を有している。注出口部61は、本体部16に充填されている内容物を外部に注出するためのものである。注出口部61は、本体部16と異なる部材で構成されている。具体的には、図13に示される注出口部61は、スパウトとなっている。注出口部61は、図13に示すように、例えば、中空状の筒部61Aと、筒部61の上端の開口を塞ぐためのキャップ61Bとを備えている。筒部61Aは、軟質性フィルム40のシーラント層42によって、おもて面11と裏面12に対して固定されている。このような注出口部61を設けることにより、注出の際の流量を安定化させることができ、また再封することができる。
パウチ10-3は、未シール部29を備えておらず、上部シール部18の外縁が上縁10Aとなっている。
パウチ10-3の底面15においては、パウチ10-1と同様に、折り返し片30を備えている。折り返し片30の幅W8(図14参照)は、第1実施形態に記載した理由と同様の理由から、底面15の幅W1の1/6以上1/3以下となっている。パウチ10-3においては、折り返し片30は、底部合掌シール部28のみから構成されている。なお、パウチ10-3の折り返し片30のその他の構成も、パウチ10-1の折り返し片30と同様であるので、ここでは説明を省略するものとする。
<<他のパウチ>>
図15に示されるパウチ10-4は、パウチ10-3と同様に本体部16の上部に注出口部71を有しているが、パウチ10-4の注出口部71は、本体部16と同一の部材で構成されている。すなわち、注出口部71は、軟質性フィルム40から構成されている。
パウチ10-4の正面視において、注出口部71の幅は本体部16の幅よりも狭くなっている。このような注出口部71を形成することにより、注出の際の流量を安定化させることができる。注出口部71の幅が一定でない場合には、注出口部71の先端の幅とする。
パウチ10-4の底面15においては、パウチ10-1と同様に、折り返し片30を備えている。折り返し片30の幅W8(図16参照)は、第1実施形態に記載した理由と同様の理由から、底面15の幅W1の1/6以上1/3以下となっている。なお、パウチ10-3の折り返し片30のその他の構成も、パウチ10-1の折り返し片30と同様であるので、ここでは説明を省略するものとする。
本実施形態においても、パウチ10-3、10-4を一枚の軟質性フィルム40から構成できる。また、折り返し片30の幅W8が、底面15の幅W1の1/6以上1/3以下となっているので、折り返し片30の基部30Bに折り目を付けることができるとともに折り返し片30の反発が少ない。また、底面15の第1端部15Aおよび第2端部に底部シール部23、24を形成しているので、底面15を確実に区画することができ、底面15の安定性を向上させることができる。これにより、パウチ10-3、10-4が自立性を有する。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。
実施例においては、図1に示されるパウチを作製した。具体的には、まず、ロール状に巻回された幅310mmの一枚の軟質性フィルムを用意した。
軟質性フィルムは、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる基材層、厚さ1μmのインキ層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムからなる中間層、厚さ3μmのポリウレタン系接着剤からなる接合層、およびポリエチレン/ポリエチレン/イージーピール層の厚さ50μmの共押出し多層フィルムからなるシーラント層をこの順で備えるものであった。
次いで、軟質性フィルムを巻き出し、軟質性フィルムの長さ方向に延びる軟質性フィルムの一端と他端を熱融着して、縦合掌シール部を形成し、筒状体を形成した。
筒状体を形成した後、筒状体を折り込み、おもて面、裏面、折込幅25mmのガセット部を有する第1側面、および折込幅25mmのガセット部を有する第2側面を形成した。その後、おもて面と第1側面との境界部において、筒状体の流れ方向に沿って、おもて面と第1側面を熱融着させて、側部シール部を形成した。また、同様にして、おもて面と第2側面の境界部、裏面と第1側面の境界部、および裏面と第1側面の境界部に、側部シール部を形成した。
次いで、折り込んだ筒状体の一部を筒状体の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部および未シール部を含む底部合掌部を形成した。これにより、底面が形成された。その後、底部シール部を形成する位置の軟質性フィルムを摘み、重ねた状態で、熱融着して、底部シール部を形成した。
その後、底部合掌部の未シール部の位置で、筒状体の幅方向で筒状体を切断して、下流側の筒状体と切り離した。下流側の筒状体と切り離した後、上部となる部分はシールされておらず、開口となっているので、筒状体における底部合掌部とは反対側から内容物としての小麦粉120gを充填した。
そして、上部シール部とする部分を熱融着して、上部シール部を形成した。なお、上部シール部は隣の上流側に形成されるパウチの底部合掌シール部とともに形成されるが、上部シール部と底部合掌シール部の間には、未シール部が存在していた。
その後、未シール部の位置で、筒状体の幅方向で筒状体を裁断し、筒状体を個片化して、高さ145mmおよび幅75mmのパウチを得た。得られたパウチにおいては、底面の幅W1は40mmであり、上部シール部の幅W2は7mmであり、側部シール部の幅W3はそれぞれ5mmであり、底部シール部の幅W4はそれぞれ4mmであり、縦合掌シール部の幅W5は5mmであり、底部合掌シール部の幅W6は10mmであり、未シール部の幅W7は10mmであった。
そして、得られたパウチを、底面を下側にして台の上に置いたところ、底部合掌シール部が底面側に折り返しされて折り返し片が形成された。折り返し片の幅W8は、12mmであったので、底面の幅W1の3/10であった。また、パウチは、上記台の上で、自立していた。
10-1、10-2、10-3、10-4…パウチ
10A…上縁
10B、10C、10D、10E…側縁
10F、10G、10H、10I…下縁
11…おもて面
12…裏面
13…第1側面
14…第2側面
15…底面
16…本体部
17…ガセット折込部
23~26…底部シール部
28…底部合掌シール部
30…折り返し片
30A…先端部
30B…基部
40…軟質性フィルム

Claims (5)

  1. 一枚の軟質性フィルムから構成され、おもて面、裏面、第1側面、前記第1側面とは反対側の第2側面、および底面を含む本体部と、前記底面に連設され、かつ前記底面側に折り返された折り返し片と、前記底面に形成された底部シール部とを備え、前記折り返し片が前記底部シール部よりも下方に突き出ており、かつ前記折り返し片の幅が前記底面の幅の1/6以上2/5以下である、パウチの製造方法であって、
    ロール状に巻き取られた軟質性フィルムを巻き出し、前記軟質性フィルムの長さ方向に延びる前記軟質性フィルムの端部同士を熱融着して、筒状体を形成する工程と、
    前記筒状体を折り込んで、おもて面、裏面、第1側面、および第2側面を形成する工程と、
    前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、底部合掌シール部を含む底部合掌部および底部シール部を形成する工程と、
    前記筒状体における前記底部合掌部とは反対側から内容物を充填する工程と、
    前記内容物を充填した後、前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、上部シール部を形成する工程と、
    前記筒状体を個片化する工程と、
    を備える、パウチの製造方法。
  2. 前記底部合掌部および前記底部シール部を形成する工程が、
    前記筒状体の一部を前記筒状体の幅方向に熱融着して、前記底部合掌シール部を含む前記底部合掌部を形成する工程と、
    前記底部合掌部を形成した後に、前記底部合掌部の位置で前記筒状体の幅方向に前記筒状体を切断する工程と、
    前記筒状体を切断した後に、前記筒状体の底面における前記底部合掌部が延びる方向に沿った第1端部と第2端部が接触するように、前記筒状体の底面を折り込む工程と、
    前記筒状体の前記底面を折り込んだ後、前記第1端部および前記第2端部を接触させた状態で、前記第1端部および前記第2端部をそれぞれ熱融着して、前記底部シール部を形成する工程と、を備える、請求項1に記載のパウチの製造方法。
  3. 一枚の軟質性フィルムから構成され、おもて面、裏面、第1側面、前記第1側面とは反対側の第2側面、および底面を含む本体部を備えるパウチであって、
    前記底面に連設され、かつ前記底面側に折り返された折り返し片と、
    前記底面に形成された底部シール部と、を備え、
    前記底部シール部が、前記底面における前記折り返し片に沿って延びる第1端部と、前記底面における前記折り返し片に沿って延びる前記第1端部とは反対側の第2端部とに形成されており、
    前記折り返し片の基部が前記底面の略中央に位置しており、
    前記折り返し片が底部合掌シール部を含み、
    前記折り返し片が、前記底部シール部よりも下方に突き出ており、
    前記折り返し片の幅が、前記底面の幅の1/6以上2/5以下である、パウチ。
  4. 前記本体部の上部に形成された注出口部をさらに備える、請求項3に記載のパウチ。
  5. 前記注出口部が前記本体部と同一の部材で構成されており、かつ前記パウチの正面視において、前記注出口部の幅が前記本体部の幅よりも狭い、請求項4に記載のパウチ。
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