JP2009073550A - スパウト付きパウチ容器及びその製袋充填方法 - Google Patents

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渉 大木
Masahiro Kaminaga
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Abstract

【課題】大きな設備を必要とせず、アセプティック充填を簡単に行うことができるスパウト付きパウチ容器及びその製袋充填方法を提供する。
【解決手段】前記パウチ10は、表裏一対の外装シート11の周縁部同士が所定幅で相互にヒートシールされることで袋状に形成されており、パウチ10の上部には、パウチ10内における内容物の充填部側とスパウト20の装着部側とを相互に連通可能に区画する帯状の隔壁部12が形成されている。隔壁部12は、外装シート11に対するシール強度が小さいイージーピールテープTを外装シート11間に挟み込み、両外装シート11とイージーピールテープTとを相互にヒートシールすることによって形成されており、パウチ10における内容物の充填部側を押圧して内圧をかけることにより、シール強度の小さい隔壁部12が剥離し、パウチ10における内容物の充填部側とスパウト20の装着部側とが相互に連通するようになっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アセプティック充填に適したスパウト付きパウチ容器及びその製袋充填方法に関する。
平パウチ等の通常のパウチやブリックパック等の容器については、内容物の味や風味が損なわれ難いアセプティック充填が可能である。
特開平10−296886号公報
しかしながら、フレキシブルシートによって袋状に形成されたパウチにスパウトが取り付けられたスパウト付きパウチ容器に対してアセプティック充填を行おうとすると、スパウトキャップ部の殺菌を行うために、大きな設備が必要となるので、アセプティック充填を行っていないのが現状である。
そこで、この発明の課題は、大きな設備を必要とせず、アセプティック充填を簡単に行うことができるスパウト付きパウチ容器及びその製袋充填方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、フレキシブルシートによって袋状に形成されたパウチにスパウトが取り付けられたスパウト付きパウチ容器において、前記パウチ内を、内容物の充填部側と前記スパウトの装着部側とを相互に連通可能な帯状の隔壁部によって区画したことを特徴とするスパウト付きパウチ容器を提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法であって、長尺帯状のフレキシブルシートを、二枚重ねまたは二つ折り状態で重ね合わせる工程と、二枚重ねされた前記フレキシブルシートの一方の合わせ目縁側または二つ折りされた前記フレキシブルシートの折目縁側に、その合わせ目縁または折目縁に沿って延びる帯状の隔壁部を形成する工程と、二枚重ねされた前記フレキシブルシートの他方の合わせ目縁または二つ折りされた前記フレキシブルシートの合わせ目縁を横シールしながら、内容物を充填する工程と充填された内容物を密封するように、二枚重ねまたは二つ折りされたフレキシブルシートをその幅方向に所定幅で縦シールする工程と、前記縦シール部を、その長手方向に切断する工程とを備え、内容物を充填する前に、少なくとも、前記フレキシブルシートにおける内容物が接触する部分に対して殺菌処理を行う工程を設け、帯状の前記隔壁部を形成した後に、二枚重ねされた前記フレキシブルシートの一方の合わせ目縁側または二つ折りされた前記フレキシブルシートの折目縁側にスパウトを装着するようにしたことを特徴とするスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法を提供するものである。
以上のように、請求項1に係る発明のスパウト付きパウチ容器は、パウチ内が、内容物の充填部側とスパウトの装着部側とを相互に連通可能な帯状の隔壁部によって区画されているので、内容物の充填時には、パウチにおける隔壁部の充填部側だけを殺菌処理すればよく、スパウト及びキャップについては、特に、殺菌しなくても、内容物が汚染されることはない。
従って、請求項2に係る発明の製袋充填方法のように、予め、帯状の隔壁部を形成しておくことによって、スパウトが装着されていない通常のパウチと同様の方式で殺菌・充填が可能になるので、大きな設備を必要とせず、アセプティック充填を簡単に行うことができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、このスパウト付きパウチ容器1は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性を有する合成樹脂フィルムの外面にアルミホイル等のガスバリア性シート等を積層したポリエステルフィルム等をラミネートしたフレキシブルシートによって袋状に形成されたパウチ10と、このパウチ10に取り付けられる熱接着性樹脂によって形成されたスパウト20とから構成されている。
前記パウチ10は、表裏一対の外装シート11、11の周縁部同士が所定幅で相互にヒートシールされることで袋状に形成されており、パウチ10の上部には、パウチ10内における内容物の充填部側とスパウト20の装着部側とを相互に連通可能に区画する帯状の隔壁部12が形成されている。
前記隔壁部12は、外装シート11に対するシール強度が小さいイージーピールテープTを、外装シート11、11間に挟み込み、両外装シート11、11とイージーピールテープTとを相互にヒートシールすることによって形成されており、パウチ10における内容物の充填部側を押圧して内圧をかけることにより、シール強度の小さい隔壁部12が剥離し、パウチ10における内容物の充填部側とスパウト20の装着部側とが相互に連通するようになっている。
前記スパウト20は、ポリエチレンやポリプロピレン等により形成され、袋状のパウチ10に取り付けられる固着部21と、この固着部21の上部に設けられた飲口または注口となる口部22と、この口部22を開閉するスクリューキャップ23とから構成されており、固着部21が表裏一対の外装シート11、11の上縁部に挟み込まれた状態で、その側面が外装シート11、11の上縁部にヒートシールされている。
以上のように構成されたスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法について以下に説明する。図2に示すように、まず、長尺帯状のフレキシブルシートSを繰り出して、その幅方向に二つ折りしながら、二つ折りされたフレキシブルシートSの折目縁側にイージーピールテープTを挟み込み、イージーピールテープTとその両側のフレキシブルシートSとを相互にヒートシールすることにより、隔壁部12となる部分WPを形成していく。
続いて、二つ折りされたフレキシブルシートSの折目縁E2を切除しながら、切り開かれたフレキシブルシートS間にスパウト20の固着部21を挿入し、フレキシブルシートの切除縁E3同士を相互にヒートシールすると共に、スパウト20の固着部21をフレキシブルシートSにヒートシールする。
その後、二つ折りされたフレキシブルシートSの合わせ目縁E1側を開いて殺菌処理した後、二つ折りされたフレキシブルシートSの合わせ目縁をヒートシール(横シールHS)しながら、内容物を充填し、充填された内容物を密封するように、二つ折りされたフレキシブルシートSをその幅方向に所定幅でヒートシール(縦シールVS)する。
最後に、縦シール部を、その幅方向の中央部で順次切断すると、図1に示すようなスパウト付きパウチ容器1が出来上がる。
以上のように、このスパウト付きパウチ容器1は、パウチ10内が、内容物の充填部側とスパウト20の装着部側とを相互に連通可能な帯状の隔壁部12によって区画されているので、内容物の充填時には、パウチ10における隔壁部12の充填部側だけを殺菌処理すればよく、スパウト20(スクリューキャップ23)については、特に、殺菌しなくても、内容物が汚染されることはない。
従って、上述した製袋充填方法のように、予め、帯状の隔壁部12を形成しておくことによって、スパウト20が装着されていない通常のパウチ10と同様の方式で殺菌・充填が可能になるので、大きな設備を必要とせず、アセプティック充填を簡単に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、パウチ10の殺菌処理を行う前にスパウト20を装着しているが、これに限定されるものではなく、パウチ10の殺菌処理を行った後にスパウト20を装着するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、隔壁部12を形成した後、フレキシブルシートSの合わせ目縁側を開いて、パウチ10における内容物の充填部側だけを殺菌処理しているが、これに限定されるものではなく、スパウト20の装着前にフレキシブルシートSとイージーピールテープTとのヒートシールを行うのであれば、フレキシブルシートS及びイージーピールテープTを繰り出した時点で、まず、それらを全体的に殺菌処理するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、イージーピールテープTをフレキシブルシートSの間に挟み込み、イージーピールテープTとその両側のフレキシブルシートSとを相互にヒートシールすることにより、隔壁部12となる部分WPを形成しているが、これに限定されるものではなく、相互に連通可能な弱シール状態を形成することができるのであれば、必ずしもイージーピールテープを使用する必要はなく、種々の手法を採用して隔壁部を形成すればよい。
また、上述した実施形態では、長尺帯状のフレキシブルシートSを二つ折りした後にイージーピールテープTを挟み込み、フレキシブルシートSの折目縁を切除しているが、これに限定されるものではなく、2枚のフレキシブルシートSを重ね合わせながら、イージーピールテープTを挟み込むようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、平袋タイプのパウチ10にスパウト20が装着されたスパウト付きパウチ容器1及びその製袋充填方法について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、一対の外装シート11、11の下端部からガセットシート13が折り込まれたボトムガセットタイプのスパウト付きパウチ容器2についても、本発明を適用することができることは言うまでもない。
この発明に係る一実施形態であるスパウト付きパウチ容器を示す平面図である。 同上のスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法を説明するための説明図である。 他の実施形態であるスパウト付きパウチ容器を示す平面図である。
符号の説明
1、2 スパウト付きパウチ容器1
10 パウチ
11 外装シート
12 隔壁部
13 ガセットシート
20 スパウト
21 固着部
22 口部
23 スクリューキャップ
S フレキシブルシート
T イージーピールテープ

Claims (2)

  1. フレキシブルシートによって袋状に形成されたパウチにスパウトが取り付けられたスパウト付きパウチ容器において、
    前記パウチ内が、内容物の充填部側と前記スパウトの装着部側とを相互に連通可能な帯状の隔壁部によって区画されていることを特徴とするスパウト付きパウチ容器。
  2. 請求項1に記載のスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法であって、
    長尺帯状のフレキシブルシートを、二枚重ねまたは二つ折り状態で重ね合わせる工程と、
    二枚重ねされた前記フレキシブルシートの一方の合わせ目縁側または二つ折りされた前記フレキシブルシートの折目縁側に、その合わせ目縁または折目縁に沿って延びる帯状の隔壁部を形成する工程と、
    二枚重ねされた前記フレキシブルシートの他方の合わせ目縁または二つ折りされた前記フレキシブルシートの合わせ目縁を横シールしながら、内容物を充填する工程と
    充填された内容物を密封するように、二枚重ねまたは二つ折りされたフレキシブルシートをその幅方向に所定幅で縦シールする工程と、
    前記縦シール部を、その長手方向に切断する工程とを備え、
    内容物を充填する前に、少なくとも、前記フレキシブルシートにおける内容物が接触する部分に対して殺菌処理を行う工程を設け、
    帯状の前記隔壁部を形成した後に、二枚重ねされた前記フレキシブルシートの一方の合わせ目縁側または二つ折りされた前記フレキシブルシートの折目縁側にスパウトを装着するようにしたことを特徴とするスパウト付きパウチ容器の製袋充填方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079543A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Hosokawa Yoko Co Ltd 小型容器
JP2015160630A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 凸版印刷株式会社 2室包装体
JP2017165447A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 オリヒロエンジニアリング株式会社 フィルム包装袋並びにその製造方法及び製造装置
CN108792235A (zh) * 2018-06-26 2018-11-13 郭彪 一种防菌包装袋及制造工艺

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