JP2014157122A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠剤等が収納されたポケット部が矩形でも円形でも適用できる、安価で汎用性に富むX線検査装置を提供する。
【解決手段】検出されたX線透過信号に基づいて包装シートと内容物とのX線透過画像IMを生成する。そのX線透過画像IMから包装シート領域Fを特定した後、その領域Fを分割して個々の包装エリアF1を特定する。次に、特定された各包装エリアF1の理想的基準位置C1と内容物のX線透過画像mの重心位置C2とを比較して、包装シートの良否を判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、錠剤やカプセル剤を収納した包装シートに対する検査装置に関し、特に、包装シートのシール部への内容物の噛み込み等を検査するX線検査装置に関する。
錠剤やカプセル剤の多くは、PTP包装(Press Through Pack)されるが、入れ歯用洗浄剤やカプセル剤等のように大形の固形物になると、アルミシートや樹脂シートを重ね合わせた間に内容物を一定間隔に挟み込んだ包装シートが用いられる。こうした包装シートは、図1に示すように、内容物Mを収納したポケット部Pと、その周囲が溶着されたシール部Qとで形成されている。
こうした包装シートSでは、製造工程の僅かなタイミングのズレ等によって、内容物Mに割れや欠けが生じたり、シール部への内容物の噛み込みが発生したりすることがある。そのため、この種の製造ラインには、X線検査装置が組み込まれ、内容物Mの割れや欠けの検出、シール部Qへの噛み込み検査等が行われている。
その検査装置としては、例えば、特許文献1、2に開示されたものが知られている。特許文献1の装置では、内容物のX線透過画像にマスク処理を施すことによって内容物の欠品を検査するようにしている。しかし、この装置では、包装シートのX線透過画像には、図2に示すように、図1のポケット部Pとシール部Qとの境界Bが映らないため、内容物Mの有無は検出できても、内容物Mのシール部Qへの噛み込みは、検出できないという問題があった。
そこで、特許文献2の装置では、包装シートに光を照射してCCDカメラで包装シートを撮像し、得られた画像にエッジ強調処理を施して、図8に示すように、シール部Qの搬送方向の前端(後端)Aから、ポケット部Pとシール部Qとの境界Bまでの距離L1(L2)を求め、それに基づいてポケット部Pの領域よりやや大きい領域を検査領域Wとして設定する。次に、X線検査装置で包装シートSのX線透過画像を求め、その透過画像の内容物の重心位置と前記検査領域Wの中心位置との位置ズレを検出し、その位置ズレの度合いに応じて包装シートSの良/不良を判定している。
特許第3860144号公報 特開2009−42172号公報
ところが、特許文献2の装置では、X線検査装置の他に、CCDカメラで包装シートSを撮像し、得られた撮像画像にエッジ強調処理を施して、ポケット部Pとシール部Qとの境界Bにおける前端(後端)Aからの距離L1(L2)を求め、それに基づいてポケット部Pの領域よりやや大きい領域を検査領域Wとして設定する装置を別個に設けなければならないので、非常に高価な装置になるという問題があった。
また、この装置では、包装シートSに光を照射し、その反射光をCCDカメラで撮像した後、その撮像画像にエッジ処理を施してポケット部Pとシール部Qとの境界Bを求めなければならないので、反射光ではその境界Bが捕らえ難い場合、例えば、ポケット部Pが円形で、それがなだらかに隆起するような場合には、適用できないという問題があった。
また、この装置には、包装シートSの搬送時の姿勢を制御する搬送ガイドが設けられているので、包装シートSの横幅が変わると、それに応じて搬送ガイドを調整しなければならないから、汎用性に欠けるという問題もあった。
本発明は、こうした問題に鑑みて開発したもので、ポケット部Pが矩形でも円形でも広く適用でき、しかも、これまでのものよりも安価で汎用性に富む新たなX線検査装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るX線検査装置は、複数の包装エリアが連なった包装シートにX線を照射するX線照射部と、前記包装シートを透過するX線を検出してX線透過信号を出力するX線検出部と、検出されたX線透過信号に基づいて前記包装シートとそこに収納された複数の内容物とのX線透過画像を生成する画像生成部と、前記X線透過画像から包装シートの領域を特定した後、その領域を分割して個々の包装エリアを特定する特定部と、特定された各包装エリアの理想的基準位置と前記内容物のX線透過画像の重心位置とを比較して、前記包装シートの良否を判定する判定部とを備える。
図1は、複数の包装エリアF1が連なった包装シートSの一例を示したもので、各包装エリアF1は、内容物Mが収納されたポケット部Pと、その回りがシールされたシール部Qとから形成されている。図2は、包装シートSのX線透過画像の一例であって、包装シートSのX線透過画像IMと、内容物MのX線透過画像mは鮮明であるが、図1のポケット部Pとシール部Qとの境界部分Bは、映っていない。これは、X線がポケット部Pとシール部Qとを透過するときのX線の減衰量がほぼ等しいことによる。
そこで、本発明では、まず、包装シートSのX線透過画像IMからその輪郭を抽出して包装シートSの領域Fを特定する。その領域Fが、例えば、図3のように、X軸に対して傾斜している場合は、その傾斜角度θが零になるまで包装シートSのX線透過画像IMを回転させる。次に、図4に示すように、特定された領域Fを、予め設定された値でもって分割して各包装エリアF1・・F1を特定する。例えば、四隅が丸く整形された左右両端のエリア寸法割合が2、それを除く各包装エリアF1の寸法割合が10であれば、その割合でもって特定された領域Fを分割する。また、領域Fが矩形であって、各包装エリアF1が等しければ、矩形の領域Fを等分割する。さらに、各包装エリアF1が行と列にマトリックス状に配置されている場合は、特定された領域Fを上下方向と左右方向に分割して各包装エリアF1を特定する。
こうして各包装エリアF1・・F1が特定されると、各包装エリアF1・・F1の理想的基準位置C1と内容物MのX線透過画像mの重心位置C2とを求めて、それらの偏差を計算する。ここで、理想的基準位置C1とは、各包装エリアF1・・F1の外形から決定される位置であり、一般的な包装シートであれば、ポケット部Pの中心位置は各包装エリアF1・・F1の中心位置と一致するため、各包装エリアF1・・F1の中心位置が理想的基準位置C1となる。ポケット部Pの中心位置が各包装エリアF1・・F1の中心位置とずれている包装シートの場合には、各包装エリアF1・・F1の外形に対する理想的基準位置C1を事前に設定しておき、その設定値に基づいて、理想的基準位置C1は決定される。例えば、各包装エリアF1・・F1が矩形であれば、矩形の四隅からの設定距離だけ離れた理想的基準位置C1を事前に設定しておく。
ここでは、ポケット部Pの中心位置が各包装エリアF1・・F1の中心位置と一致する場合について説明すると、各包装エリアF1・・F1の理想的基準位置C1は、図4に示すように、包装エリアF1・・F1については、その対角線の交点座標(x1,y1)から求めることができる。すなわち、各包装エリアF1・・F1の中心位置を理想的基準位置C1としている。また、内容物MのX線透過画像mの重心位置C2は、それが対称形であることから、その画像mの対称中心座標(x2,y2)から求めることができる。
こうして求めた各座標の偏差(Δx,Δy)が所定範囲内に収まれば正常、その範囲を超えていれば、包装エリアF1・・F1には、内容物Mの噛み込みが発生しているとして、包装シート全体を不良とする。
本発明によれば、X線透過画像から包装シートSの領域Fを求め、その領域Fを画像上で分割して個々の包装エリアF1を特定し、その包装エリアF1に対して、その理想的基準位置C1と内容物の画像上の重心位置C2とを比較して、包装シートSの良否を判定することができるから、CCDカメラで包装シートを撮像しなくても済む。したがって、従来の装置よりも安価なX線検査装置を提供することができる。
また、本発明では、ポケット部Pが矩形や円形のどちらであっても、的確に内容物Mの位置ズレを検出することができるから、汎用性の高いX線検査装置とすることができる。加えて、本発明では、包装シートSが搬送方向に対して傾斜しても、画像処理でそれを修正することができるから、包装シートSの搬送方向を規制するガイド部材を設けたり、それを包装シートの横幅に応じて調整したりする必要がなくなるから、より汎用性の高い装置とすることができる。
包装シートの一例を示す平面図 上記包装シートのX線透過画像 上記包装シートがX軸に対して傾斜しているX線透過画像 包装シートから各包装エリアを分割したX線透過画像 本発明の一実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図 前記X線検査装置の主要部の構成説明図 前記X線検査装置の構成ブロック図 特許文献2の装置において、検査領域Wを求める説明図
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図を示す。この図5において、X線検査装置10は、入口11と出口12を有する検査室13と、入口11から出口12に亘って掛け渡された搬送コンベア14と、入口11と出口12からのX線の漏洩を防止する遮蔽カーテン15と、搬送コンベア14の上方から検査室13内にX線を照射するX線照射部16と、搬送コンベア14の上下のベルト間に設けられて、包装シートSを透過したX線を検出するX線検出部17と、これらを収納する筐体18と、筐体18の前面に設けられたタッチパネル19と、筐体18を支持する4本の支持脚20とを備えている。そして、検査室13と筐体18とは、検査室13の入口11と出口12を除いて外部にX線が漏洩しない構造とされている。
図6は、検査室13内の主要部の配置構成を示したもので、搬送コンベア14は、入口11側のプーリ21と、出口12側のプーリ22と、X線検査部17の下方に配置された前後のプーリ23,24と、これらのプーリ21〜24間に掛け渡されたエンドレスベルト25と、出口12側のプーリ22を回転させる図示しないモータとで構成されている。また、図5の遮蔽カーテン15は、入口11と出口12にそれぞれ複数セット取り付けられるが、包装シートSのような軽量物になると、この遮蔽カーテン15に代えて、入口側が登り坂、出口側が下り坂となる傾斜コンベアが搬送コンベア14の前後に設けられ、さらに、それらの傾斜コンベアを遮蔽フードで覆う形態も採用されることがある。
X線照射部16は、検査室13の上段に設けられたX線発生装置で構成され、図示しないX線管から照射されたX線は、図示しないコリメータによって包装シートSの搬送方向Dと直行する方向の扇状ビームに絞られて搬送コンベア14の幅方向に照射される。
X線検出部17は、搬送コンベア14の上下のベルト25間に直線状に配置された複数のフォトダイオードと、その上に設けられたシンチレータとからなる画素センサで構成される。これらの画素センサは、包装シートSの搬送方向Dと直行する方向に配列されて、包装シートSとベルト25とを透過したX線がシンチレータに到達すると、そこで光に変換され、その光がフォトダイオードで電気信号に変換されて、X線透過信号として出力されるようになっている。
タッチパネル19は、フルドット表示の液晶ディスプレイで構成され、そこに表示される設定画面を操作することにより、必要な運転条件や検査条件が設定できるようになっている。例えば、運転開始前の初期画面では、搬送コンベア14の搬送速度や照射部16のX線強度等の運転条件が設定可能であり、運転開始後の予約画面では、例えば、X線透過画像を処理するときの検出感度や、欠品検査、異物検査、割れ欠け等の検査項目が設定可能となっている。さらに、本発明に特有の設定項目としては、包装シートSの搬送方向長さや、縦方向と横方向への分割数やその分割割合、さらには、分割された包装エリアF1・・F1の中心位置(理想的基準位置)C1と内容物Mの画像m上の重心位置C2との偏差がどの程度であれば良品とするか等が設定可能となっている。
図7は、X線検査装置10の構成ブロック図を示す。この図において、制御コンピュータ30は、CPU31、ROM32、RAM33、HDD34、および外部から挿入される記憶メディアに読み書きするドライブ35を搭載している。
CPU31は、ROM32、RAM33、HDD34、ドライブ35とアドレスバス、データバスを介して相互に接続され、ROM32やHDD34に格納された各種プログラムを読み出して実行する。HDD34には、タッチパネル19から入力された検査条件や異物検査・欠品検査等の検査結果が記憶される。また、タッチパネル19を操作することにより、設定された検査条件を変更したり、検査結果をHDD34からドライブ35に挿入された記憶メディアに移したりすることもできるようになっている。
制御コンピュータ30は、タッチパネル19に各種の画面を表示する表示制御回路、タッチパネル19から入力されたデータを取り込むキー入力回路、プリンタ等の外部機器やLAN等のネットワークとの接続を可能とする通信ポート等(いずれも図示せず。)も備えている。
また、制御コンピュータ30は、X線照射部16、X線検出部17、ベルトコンベアモータ14a、エンコーダー14b、光電センサ26等と接続されている。ベルトコンベアモータ14aは、インバータ制御によって細かく速度制御され、エンコーダー14bは、その速度を検出して制御コンピュータ30にフィードバックする。光電センサ26は、包装シートSが扇状のX線照射域を通過するタイミングを検知する同期センサであって、搬送コンベア14を挟んで対向配置される一対の投光器と受光器とで構成されるが、これが無くても、X線検出部17から出力されるX線透過信号をモニタすることによって、包装シートSのエッジ部分の通過が検出されるようになっている。
また、HDD34には、画像生成モジュール、輪郭抽出モジュール、回転モジュール、分割モジュール、中心位置計算モジュール、判定モジュール、異物検査モジュール、欠品検査モジュール、割れ欠け検査モジュール等を含む検査プログラムが格納されている。そして、CPU31が、これらの検査プログラムをHDD34から読み出して実行することにより、後述の画像生成部36、特定部37、判定部38の各機能が実現されるようになっている。
画像生成部36は、X線検出部17から出力されたX線透過信号に基づいて、図2、図3に示すような二次元のX線透過画像IMを生成する。具体的には、X線検出部17から一定サイクルで順次出力されるX線透過信号が制御コンピュータ30に入力されて内部のバッファメモリに逐次蓄積される。そして、X線透過信号に一定の変化が見られなくなくなると、包装シートSがX線検出部17を通過したと判断して、その時点から既に読み取った包装シートSの長さ分に相当するイメージデータがバッファメモリから読み出されて図2のような二次元のX線透過画像IMに展開される。
特定部37は、画像生成部36で生成されたX線透過画像IMから包装シートSの領域Fを特定した後、その領域Fを分割して、図4に示すような、個々の包装エリアF1・・F1を特定する。具体的には、輪郭抽出モジュールを実行して、二次元に展開されたX線透過画像IMから包装シートSの輪郭を抽出して包装シートSの領域Fを特定する。その領域Fが、例えば、図3に示すように、X軸に対して傾斜している場合は、回転モジュールを実行して、その傾斜角度θが零になるまでX線透過画像IMを回転させる。続いて、分割モジュールを実行して、図4に示すように、予め設定された分割割合、例えば、四隅が丸く整形された左右端部は、20画素で、それ以外は150の画素で分割して、各包装エリアF1・・F1を特定する。
判定部38は、こうして特定された各包装エリアF1・・F1の中心位置と内容物Mの画像mの重心位置とを比較して、包装シートSの良否を判定する。具体的には、各包装エリアF1・・F1に対し、中心位置計算モジュールを実行して、包装エリアF1毎の中心位置(理想的基準位置)C1の座標(x1,y1)と、内容物のX線透過画像mの重心位置C2の座標(x2,y2)とを求める。続いて、それらのX軸方向とY軸方向の偏差を算出し、その偏差が、予め設定された許容範囲内であれば正常、範囲外であれば異常と判定する。こうして、各包装エリアF1・・F1を順次判定して行き、全ての包装エリアF1・・F1が正常であれば、その包装シートSは正常となり、一つでも異常が見つかれば、その包装シートSは不良であると判定する。その場合、異常な包装エリアF1が見つかった時点で、その後の包装エリアF1に対する検査を省略して、その包装シートSは不良であると判定してもよい。
こうして、包装シートSが不良であると判定されると、制御コンピュータ30は、下流側の図示しない振分装置に振分信号を出力する。振分装置は、その信号に応答して、対応する包装シートSが振分位置に到達したタイミングでそれを製造ラインから排除する。
また、この制御コンピュータ30には、異物検査モジュール、欠品検査モジュール、割れ欠け検査モジュールが組み込まれており、正常と判定された包装シートSに対しては、さらに異物検査、欠品検査、割れ欠け検査が実行される。具体的には、画像生成部36で生成されたX線透過画像IMに2値化処理を施し、その画像IMや内容物のX線透過画像mに予め設定した閾値よりも暗く現れる領域があれば、その包装シートSに異物混入があると判定する。また、X線透過画像IM内に、一定間隔で現れるはずの画像mがない場合には、その包装シートSに内容物の欠品があると判定する。さらに、画像mにラベリング処理を施すことにより、内容物Mの割れを検出する。あるいは、その画像mの面積を計算し、その面積が基準値より少なければ、内容物Mが欠けていると判断する。
こうして、異常が見つかれば、その包装シートSは、前述のようにして、振分装置によって製造ラインから排除される。
このように、このX線検査装置を使用すれば、CCDカメラで包装シートの外観を撮像しなくても、内容物Mのシール部への噛み込み検査、内容物Mの欠品検査、内容物Mの割れ欠け検査等を併せて行うことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その他の形態も採用可能である。例えば、以上の実施形態では、円形の内容物Mについて説明したが、これが長円形のカプセル剤であっても同様に適用できる。その場合の重心位置も内容物のX線透過画像mの対称中心を計算することによって求めることができる。さらには、PTP包装された錠剤やカプセル剤だけでなく、その他の連包シートであっても、また、内容物が医薬品だけでなく、入れ歯洗浄剤等であっても同様に適用できる。
また、この実施形態では、図1〜4に示す、四隅が丸く整形された包装シートSに対しては、四隅のある左右端部を含むX線透過画像IMを予め設定された分割割合でもって分割したが、それに代えて、四隅のある左右端部をX線透過画像IMからカットして矩形の領域を求め、それを設定された分割数で等分割することによって、各包装エリアF1・・F1を特定するようにしても良い。
さらに、この実施形態では、包装エリアF1・・F1の中心位置(理想的基準位置)C1と、X線透過画像mの重心位置C2との位置ズレを計算するのに、X軸方向の偏差と、Y軸方向の偏差を求めて、それぞれの偏差が許容範囲内にあるか否かを判断したが、これに代えて、中心位置C1と重心位置C2との距離を計算し、その距離が許容範囲内にあるか否かを判断しても良い。その場合の距離の計算は、X軸方向の偏差の二乗と、Y軸方向の偏差の二乗とを足した和の平方根を計算することによって求めることができる。
本実施形態では、各包装エリアF1・・F1の中心位置を理想的基準位置C1として説明したが、ポケット部の中心位置が各包装エリアF1・・F1の中心位置とずれている包装シートSの場合には、各包装エリアF1・・F1の外形に対する理想的基準位置C1を事前に設定しておき、その設定値に基づいて、理想的基準位置C1は決定されてもよい。具体的には特定部37よって特定された各包装エリアF1・・F1の四隅からの設定距離(X軸方向設定距離,Y軸方向設定距離)だけ離れた位置を理想的基準位置C1としてもよい。
S 包装シート
M 内容物
m 内容物のX線透過画像
F 包装シート領域
F1 包装エリア
IM 包装シートのX線透過画像
C1 包装エリアの理想的基準位置(包装エリアの中心位置)
C2 内容物のX線透過画像の重心位置
10 X線検査装置
16 X線照射部
17 X線検出部
36 画像生成部
37 特定部
38 判別部

Claims (1)

  1. 複数の包装エリアが連なった包装シートにX線を照射するX線照射部と、前記包装シートを透過するX線を検出してX線透過信号を出力するX線検出部と、検出されたX線透過信号に基づいて前記包装シートとそこに収納された複数の内容物とのX線透過画像を生成する画像生成部と、前記X線透過画像から包装シートの領域を特定した後、その領域を分割して個々の包装エリアを特定する特定部と、特定された各包装エリアの理想的基準位置と前記内容物のX線透過画像の重心位置とを比較して、前記包装シートの良否を判定する判定部とを備えてなるX線検査装置。
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