JPWO2016152485A1 - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

X線検査装置(10)は、複数種類の物品を含み且つ当該物品が異なる位置に配置された商品にX線を照射するX線源(13)と、商品に照射された透過X線を検出するX線検出部(14)と、透過X線に基づいてX線透過画像を生成する画像生成部(31)と、X線透過画像に基づいて商品における不良を検査する検査部(35)と、複数種類の物品毎に、商品における位置が対応付けられて設定された複数の物品領域、及び、当該物品領域毎に設定された二値化閾値を記憶する記憶部(34)と、を備える。検査部(35)は、X線透過画像に基づいて物品領域を特定し、当該物品領域毎に設定された二値化閾値に基づいて物品領域のそれぞれを検査して、当該検査結果に基づいて商品における不良の有無を判定する。

Description

本発明の一側面は、検査装置に関し、特に商品の内容物の不良を検査する検査装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載された検査装置が知られている。この検査装置は、X線を照射するX線源と、照射されたX線を受光するX線受光部と、受光したX線に基づいて物品の検査を行う検査部とを備えている。検査部は、受光したX線に基づく画像に対して画像処理を実施し、物品の検査を行う。
特開2005−31069号公報
上述した検査装置では、検査対象の物品が一種類であるため、複数の物品における光(X線)の透過率がほぼ同等となる。そのため、従来の検査装置では、画像処理に用いる(画像の二値化に用いる)閾値は一定に設定されている。検査対象が、複数種類の物品を含む商品である場合がある。このような商品では、各物品における光の透過率が物品毎に異なることがある。この場合、一定に設定された閾値を用いた検査では、各物品に対して適切な画像処理が実施されない。そのため、従来と同様の方法では、複数種類の物品を含む商品の不良検査を適切に行うことができないおそれがある。
そこで、本発明の一側面は、複数種類の物品を含む商品の不良検査を行うことができる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る検査装置は、複数種類の物品を含み且つ当該物品が異なる位置に配置された商品に光を照射する光照射部と、商品に照射された光の透過光を検出する検出部と、透過光に基づいて画像を生成する画像生成部と、画像に基づいて商品における不良を検査する検査部と、を備える検査装置であって、複数種類の物品毎に、商品における位置が対応付けられて設定された複数の物品領域、及び、当該物品領域毎に設定された閾値を記憶する記憶部を備え、検査部は、画像に基づいて物品領域を特定し、当該物品領域毎に設定された閾値に基づいて物品領域のそれぞれを検査して、当該検査結果に基づいて商品における不良の有無を判定する。
この検査装置では、商品における位置が対応付けられて設定された複数の物品領域、及び、当該物品領域毎に設定された閾値を、記憶部が記憶している。検査部は、画像から上記物品領域を特定し、当該物品領域毎に設定された閾値に基づいて物品領域のそれぞれを検査する。このように、物品領域毎に設定された閾値に基づいて物品領域を検査できるため、複数種類の物品を含み且つ当該物品が異なる位置に配置された商品であっても、検査装置は、物品毎に検査を行うことができる。したがって、検査装置は、例えば、商品における物品の欠品の有無、又は形状の異常(割れ欠け)等を検査できる。このように、検査装置は、複数種類の物品を含む商品の不良検査を行うことができる。
一実施形態においては、閾値を物品領域毎に設定する閾値設定部を備え、閾値設定部は、物品領域を二値化するための二値化閾値を物品領域毎に設定し、検査部は、二値化閾値に基づいて各物品領域を二値化し、二値化した二値化物品領域に基づいて物品を検査してもよい。物品領域を二値化することにより、検査装置は、物品領域を明確にできる。そのため、検査装置は、物品の検査をより適切に行うことができる。
一実施形態においては、閾値設定部は、物品の有無を判定するための判定閾値を物品領域毎に設定し、検査部は、二値化物品領域の形状、面積又は周囲長の少なくとも一つと判定閾値とに基づいて、物品の有無を判定してもよい。これにより、検査装置は、物品の有無を正確に判定できる。検査装置は、商品における物品の欠品を検査できる。
一実施形態においては、画像に基準位置を設定し、当該基準位置との位置関係によって各物品を含む物品領域を設定する領域設定部を備え、検査部は、画像から基準位置を取得し、基準位置に基づいて物品領域を特定してもよい。このように、基準位置を取得することにより、検査部は、各物品領域を精度よく取得できる。その結果、検査精度の向上を図ることができる。
一実施形態においては、商品は、複数種類の物品を収容する収容体を含み、領域設定部は、収容体に基準位置を設定して各物品領域を設定してもよい。収容体の形状は、物品の形状に比べて変化しにくいため、画像から取得され易い。そのため、収容体に基準位置を設定することで、検査部が基準位置を迅速且つ確実に取得できる。これにより、検査部は、物品領域をより迅速且つ確実に取得することができる。その結果、検査性能の向上を図ることができる。
一実施形態においては、領域設定部は、複数種類の物品のうち最も大きい面積を有する物品に基準位置を設定して、各物品領域を設定してもよい。透明な収容体等に物品が収容されている場合、画像から収容体の形状を取得することが困難な場合がある。そこで、複数種類の物品のうち最も大きい面積を有する物品に基準位置を設定することにより、画像から確実に取得できる部分に基準位置を設定できる。これにより、検査部が基準位置を迅速且つ確実に取得できるため、物品領域をより迅速且つ確実に取得することができる。その結果、検査性能の向上を図ることができる。
一実施形態においては、領域設定部は、物品を含むと推定される領域を画像から抽出し、一つの領域において透過光の透過率に基づく値の差が所定値以上の部分が存在する場合、当該領域に種類の異なる複数の物品が存在していると判定し、複数の部分のそれぞれを物品領域として設定してもよい。複数の物品の一部が互いに接触して(重なって)配置されている場合、当該接触している複数の物品は、画像において一つの領域として現れる。この場合、複数の物品が存在しているにも関わらず、一つの物品領域が設定される可能性がある。そこで、領域設定部は、物品を含むと推定される一つの領域において、透過光の透過率に基づく値の差が所定値以上の部分を検出する。これにより、一つの領域が画像に現れている場合であっても、領域設定部は、それを複数の物品として捉えることができる。したがって、領域設定部は、物品領域を適切に設定できる。
本発明の一側面によれば、複数種類の物品を含む商品の不良検査を行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態のX線検査装置の斜視図である。 図2の(a)は、X線検査装置の内部構成を示す図である。図2の(b)は、図2の(a)における透過X線のプロファイルを示す図である。 図3は、図1のX線検査装置のブロック図である。 図4の(a)は、X線透過画像を示す図である。図4の(b)は、X線透過画像を二値化した二値化画像を示す図である。 図5は、制御部による不良検査の事前設定の処理を示すフローチャートである。 図6の(a)は、容器の一例を示す図である。図6の(b)は、物品を模式的に示す図である。 図7は、基準位置、物品領域及び二値化物品領域を示す図である。 図8は、制御部による不良検査の処理を示すフローチャートである。 図9の(a)は、X線透過画像を示す図である。図9の(b)は、X線透過画像を二値化した二値化画像を示す図である。 図10は、基準位置、物品領域及び二値化物品領域を示す図である。 図11は、制御部による不良検査の事前設定の処理を示すフローチャートである。 図12の(a)は、推定領域を説明するための図である。図12の(b)は、推定領域における物品の輝度のプロファイルの一例を示す図である。 図13の(a)は、物品の透過X線の輝度に対する画素数の一例を示す図である。図13の(b)は、物品の透過X線の輝度に対する累積画素数の一例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[検査装置の構成]
図1〜図3に示されるように、X線検査装置(検査装置)10は、例えば商品Gの生産ラインにおいて、商品Gにおける物品Cの不良検査を行う装置である。検査対象となる商品Gは、複数種類の物品Cと、複数種類の物品Cを収容する容器B(収容体)と、を含む。この商品Gにおいては、各物品Cが異なる位置に配置されている。商品Gとしては、例えば、弁当、連続包装の食品(例えば材料又は味違い)、菓子折り詰め合わせ、ネジ等の部品の詰め合わせ、又は組物(工具、食器)等が挙げられる。商品Gにおける不良としては、物品Cの欠品の有無、又は形状の異常(割れ欠け)等が含まれる。収容体は、箱型の容器Bに限られない。収容体は、種々の形状の容器、袋体、又は包装箱等であってもよい。本実施形態では、一例として、商品Gが、複数種類の物品Cとして食品が収容された弁当である場合について説明する。
X線検査装置10は、搬送方向aに沿って連続的に搬送される商品Gに対してX線(光)を照射する。X線検査装置10は、商品Gを透過したX線の透過光(以下、透過X線と称する)の透過率に基づいて商品Gの画像を生成する。X線検査装置10は、当該画像に基づいて商品Gにおける不良を検査する。
X線検査装置10は、装置本体11と、コンベア12と、X線源(光照射部)13と、X線検出部(検出部)14と、モニタ20と、制御部30(図3参照)と、を含む。コンベア12、X線源13、X線検出部14及び制御部30は、装置本体11に収容されている。
装置本体11は、箱状に形成された検査室11aを備えている。搬送方向aにおける上流側の側壁11bには、商品Gが通過する搬入口11cが設けられている。搬送方向aにおける下流側の側壁11dに、商品Gが通過する搬出口11eが設けられている。搬入口11c及び搬出口11eのそれぞれには、X線遮蔽幕(図示せず)が設けられている。X線遮蔽幕は、検査室11a外への散乱X線の漏洩を防止する。
コンベア12には、一般的な平ベルトコンベアが使用されている。コンベア12の両端部は、検査室11aの搬入口11c及び搬出口11eのそれぞれから突出している。コンベア12は、搬送方向aの上流側の搬入コンベア(不図示)から検査前の商品Gを受け取る。コンベア12は、搬入口11cから検査室11a内に商品Gを搬入する。コンベア12は、搬出口11eから検査室11a外に商品Gを搬出する。コンベア12は、搬送方向aの下流側の搬出コンベア(不図示)に検査後の商品Gを受け渡す。なお、搬出コンベアにおいて商品Gの振分機能が備えられていてもよい。
X線源13は、装置本体11内における検査室11aの上方に配置されている。X線源13は、スリット機構(図示せず)等を介してX線照射領域Xを形成する。X線源13は、検査室11a内に搬入された商品GにX線を照射する。X線源13は、制御部30に電気的に接続されている。
X線検出部14は、X線源13と対向するように、装置本体11内における検査室11aの下方に配置されている。X線検出部14は、搬送方向aの幅方向(搬送方向a及び鉛直方向に垂直な方向)に一列に配列された複数の画素からなるラインセンサを有している。X線検出部14は、商品Gを透過した透過X線と、商品Gの周囲に照射された周囲X線とを検出する。以下、X線検出部14が検出した透過X線及び周囲X線を、単に検出X線と称する。X線検出部14は、制御部30に電気的に接続されている。X線検出部14は、商品GがX線照射領域Xを通過するときに、所定のタイミングで検出信号を取得する。X線検出部14は、当該検出信号に係る電気信号を制御部30に出力する。
モニタ20は、装置本体11の前面部上方に設けられている(図1参照)。モニタ20は、例えばX線検査装置10の動作状況、商品GのX線透過画像、及び検査結果等が示される表示部である。モニタ20は、タッチパネル機能を有している。モニタ20は、入力操作のための表示を行う。入力操作は、各種の設定操作等を含む。モニタ20は、制御部30に電気的に接続されている。モニタ20は、上記入力操作に係る操作情報を制御部30に送信する。
図3に示されるように、制御部30は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、及びRAM[Random Access Memory]等を含む。制御部30は、商品Gにおける不良検査に係る処理を統合的に制御する。制御部30は、画像生成部31と、領域設定部32と、閾値設定部33と、記憶部34と、検査部35と、を備えている。画像生成部31、領域設定部32、閾値設定部33、及び、検査部35は、制御部30のCPU(プロセッサ)においてプログラムとして実行される。記憶部34は、例えば、HDD[Hard Disk Drive]である。
画像生成部31は、商品Gに照射された透過X線を含む検出X線に基づいて、商品GのX線透過画像を生成する。X線透過画像は、商品GにおけるX線の透過率に応じた検出X線の輝度(明るさ)が、色の濃淡(例えばグレースケール)により表現された二次元画像である。画像生成部31は、例えば、図2の(b)に示されるような検出X線の輝度のプロファイルPR1に基づいてX線透過画像を生成する。図2の(b)では、一例として、単一の物品Cが容器Bに収容された商品GXのプロファイルPR1が示されている。プロファイルPR1は、X線検出部14がX線を検出する検出範囲の各点における検出X線の輝度を示すグラフである。ここでのプロファイルPR1は、2次元グラフである。プロファイルPR1において、横軸は、X線検出部14の検出範囲においてコンベア12に交差する方向に沿って並ぶ各検出点(例えばラインセンサの各画素)の位置を示す。プロファイルPR1において、縦軸は、各検出点における透過率に応じた検出X線の輝度を示す。
図2に示す例では、X線の透過率については、商品GXが存在しない部分(X線が商品GXを透過しない部分)の透過率よりも、容器Bのみが存在する部分(X線が容器Bのみを透過する部分)の透過率の方が小さい。また、容器Bのみが存在する部分の透過率よりも、容器B及び物品Cが存在する部分(X線が容器B及び物品Cを透過する部分)の透過率の方が小さい。そのため、検出X線の輝度は、商品GXが存在しない部分、容器Bのみが存在する部分、容器B及び物品Cが存在する部分の順で、小さくなる。この関係を利用して、画像生成部31は、検出X線の輝度に応じて、商品GXが存在しない部分、容器Bのみが存在する部分、容器B及び物品Cが存在する部分の順で、色の濃さが濃く(濃淡が濃く)表現されたX線透過画像を生成する。
領域設定部32は、画像生成部31が生成したX線透過画像J(図4の(a)及び(b)参照)に基準位置Pを設定する。領域設定部32は、当該基準位置Pとの位置関係によって物品領域Aを設定する。物品領域Aは、各物品Cを含むように設定された領域である。物品領域Aには、複数種類の物品C毎に、商品Gにおける位置が対応付けられている。商品Gにおける位置は、例えば基準位置Pに対する相対位置である。なお、物品C及び物品領域Aにおける「k」は、自然数である。物品Cと物品領域Aとにおいて、「k」が同じ場合には、物品Cと物品領域Aとが対応していることを示す。以下の説明においても同様である。
領域設定部32は、画像生成部31が生成したX線透過画像J(図4の(a)参照)を閾値Lで二値化する。領域設定部32は、図4の(b)に示されるように、二値化画像JBを生成する。閾値Lは、例えば、容器Bの外形及び複数種類の物品Cの全てが抽出されるように設定されている。領域設定部32は、X線検査装置10の操作者のモニタ20への入力操作を受け付ける。領域設定部32は、入力操作に応じて、基準位置Pを設定する。基準位置Pは、座標情報(0,0)として設定される。領域設定部32は、基準位置Pを設定すると、入力操作に応じて、物品Cを含む矩形を設定し、当該矩形を物品領域A(図7参照)として設定する。領域設定部32は、全ての物品Cについて、物品領域Aを設定する。物品領域Aは、基準位置Pを基準とした矩形の対角に位置する2点の座標情報として設定される。領域設定部32は、設定した基準位置P及び各物品領域Aを記憶部34に記憶させる。
閾値設定部33は、閾値を物品領域A毎に設定する。閾値設定部33は、物品領域Aを二値化するための二値化閾値Lを物品領域A毎に設定する。二値化閾値Lは、例えば、各物品Cに対して適切な二値化処理を実施するための輝度の閾値である。二値化閾値Lは、各物品CのX線の透過率に応じて設定される。閾値設定部33は、操作者のモニタ20への入力操作を受け付け、入力操作に応じて、二値化閾値Lを設定する。閾値設定部33は、設定した二値化閾値Lを記憶部34に記憶させる。
閾値設定部33は、物品Cの有無を判定するための判定閾値Sを物品領域A毎に設定する。判定閾値Sは、二値化物品領域T(図7参照)の形状、面積U又は周囲長の少なくとも一つを含む。二値化物品領域Tは、二値化閾値Lで各物品領域Aを二値化したときの物品Cの外縁で囲まれる領域である。例えば、判定閾値Sが二値化物品領域Tの面積Uに設定される場合、判定閾値Sは、面積Uに対し一定の許容誤差等を加味した値に設定される。閾値設定部33は、操作者のモニタ20への入力操作を受け付け、入力操作に応じて、判定閾値Sを設定する。閾値設定部33は、設定した判定閾値Sを記憶部34に記憶させる。
記憶部34は、複数種類の物品C毎に、商品Gにおける位置が対応付けられて設定された複数の物品領域Aと、当該物品領域A毎に設定された二値化閾値L及び判定閾値Sと、を記憶する。二値化閾値L及び判定閾値Sは、各物品領域Aのそれぞれに対応付けられて記憶されている。
検査部35は、画像生成部31が生成したX線透過画像J(図9の(a)参照)に基づいて商品Gにおける不良を検査する。具体的には、検査部35は、X線透過画像Jに基づいて物品領域Aを特定する。検査部35は、物品領域A毎に設定された二値化閾値L及び判定閾値Sに基づいて、物品領域Aのそれぞれを検査する。検査部35は、その検査結果に基づいて商品Gにおける不良の有無を判定する。
具体的には、検査部35は、X線透過画像Jから基準位置Pを取得する。検査部35は、基準位置Pに基づいて各物品領域Aを特定する。検査部35は、特定した物品領域Aのそれぞれに、当該物品領域A毎に設定された二値化閾値Lを用いて、二値化処理を行う。検査部35は、二値化した二値化物品領域Tのそれぞれに、各判定閾値Sを用いて、物品Cの有無を検査する。検査部35は、物品Cの有無の検査結果に基づいて、商品Gの不良の有無を判定する。検査部35は、例えば、商品Gに不良が有ると判定した場合には、振分け装置(図示しない)に動作信号を出力する。商品Gの不良検査は、商品Gにおける欠品・位置ずれ(物品Cがあるべき位置に存在しない程度の位置のずれ)等を検出する検査であり、商品Gへの異物混入を検査する異物検査とは異なる。
次に、制御部30における具体的な処理について説明する。最初に、商品Gの不良検査に行うための事前設定について、図5を参照して説明する。本実施形態では、事前設定は、操作者のモニタ20への入力に基づいて行われる。
[不良検査の事前設定]
制御部30は、例えば電源が投入されると、モニタ20のメニュー画面に、事前設定を開始させる設定ボタンを表示させる。制御部30は、設定ボタンが操作者により押下されると、商品GSをコンベア12に置くように指示するテキスト(例えば、「商品をコンベアに置いてください」等)をモニタ20に表示させる。商品GSは、事前設定のために用いられる不良検査の基準となるサンプル商品である。具体的には、商品GSは、不良検査の対象である商品Gと同様の内容とされており、不良が無い状態とされている。商品GSは、商品G(図9の(a)参照)と同様の容器Bを含む。容器Bは、図6の(a)に示されるように、平面視で略矩形形状の外形を呈している。容器Bは、複数(ここでは8個)の収容部B(n=1〜8)を有する。図6の(b)に示されるように、収容部Bには、物品Cが収容される。本実施形態では、物品Cの数が10個である。10個の物品C〜C10は、8個の収容部B〜Bに収容されている。具体的には、収容部Bに、物品C及び物品Cが収容され、収容部Bに、物品C及び物品Cが収容されている。
コンベア12により商品GSが搬送されると、図5に示されるように、画像生成部31は、商品GSを透過した透過X線を含む検出X線に基づいて、商品GSのX線透過画像J(図4の(a)参照)を生成する(ステップS10)。次に、領域設定部32は、画像生成部31によって生成されたX線透過画像Jを閾値Lで二値化し(ステップS11)、図4の(b)に示されるように、二値化画像JBを生成する。
次に、領域設定部32は、基準位置Pを設定する(ステップS12)。具体的には、領域設定部32は、二値化画像JBをモニタ20に表示させる。領域設定部32は、操作者に基準位置Pの指定を促すテキスト(例えば、「基準位置を指定してください」等)をモニタ20に表示させる。操作者は、モニタ20において、任意の位置をタッチし、基準位置Pを指定する。ここでは、操作者が、商品GSの容器Bの角部をタッチして基準位置Pを指定したこととする。領域設定部32は、操作者のモニタ20への入力操作を受け付けると、基準位置P設定する。領域設定部32は、設定した基準位置Pを、座標情報として記憶部34に記憶させる。
続いて、領域設定部32は、物品領域Aを設定する(ステップS13)。具体的には、領域設定部32は、操作者に物品領域Aの指定を促すテキスト(例えば、「物品領域を指定してください」等)をモニタ20に表示させる。操作者は、モニタ20において、任意の物品Cについて物品Cを含むと共に対角となる位置の2点をタッチする。領域設定部32は、タッチされた2点を対角線とする矩形を作成する。領域設定部32は、当該矩形を物品領域Aとして設定する。領域設定部32は、作成した矩形をモニタ20に表示させる。領域設定部32は、設定確認のポップアップ(例えば、「物品領域を設定しますか?」)をモニタ20に表示させる。領域設定部32は、操作者によりポップアップに表示された「OK」ボタンが押下された場合には、基準位置Pを基準とする上記2点の座標を、物品領域Aを示す情報として記憶部34に記憶させる。
具体的には、図7に示されるように、領域設定部32は、例えば、2点(P11,P12)が操作者によってタッチされた場合には、当該2点を対角線とする矩形を作成する。領域設定部32は、当該矩形を物品領域Aとして設定する。同様に、領域設定部32は、例えば、2点(P21,P22)が操作者によってタッチされた場合には、当該2点を対角線とする矩形を作成する。領域設定部32は、当該矩形を物品領域Aとして設定する。このように、物品領域A及び物品領域Aは、収容部Bによらず、物品C及び物品Cの位置に応じて設定される。領域設定部32は、全ての物品Cについて操作者の入力を受け付ける。領域設定部32は、各物品Cについて物品領域Aを設定する。
図5に戻って、閾値設定部33は、二値化閾値Lを設定する(ステップS14)。具体的には、閾値設定部33は、操作者に二値化閾値Lの指定を促すテキスト(例えば、「二値化閾値を指定してください」等)をモニタ20に表示させる。操作者は、モニタ20において、任意の物品C(物品領域A)をタッチすることで、二値化閾値Lの指定を行う物品C(物品領域A)を選択する。閾値設定部33は、任意の物品Cが指定されると、当該物品Cの二値化閾値Lの入力画面をモニタ20に表示させる。詳細には、入力画面は、操作者が数値を直接入力する形態であってもよいし、±ボタンの押下により数値を入力する形態であってもよい。入力画面には、X線透過画像Jに基づいて取得された物品Cの二値化閾値Lの適正値(予測値)が表示されてもよい。閾値設定部33は、全ての物品領域Aについて操作者の入力を受け付ける。閾値設定部33は、各物品領域Aについて二値化閾値Lを設定する。閾値設定部33は、記憶部34に二値化閾値Lを記憶させる。
続いて、閾値設定部33は、判定閾値Sを設定する(ステップS15)。ここでは、二値化物品領域Tの面積Uの判定閾値Sを設定する形態について説明する。閾値設定部33は、操作者に判定閾値Sの指定を促すテキスト(例えば、「判定閾値を指定してください」等)をモニタ20に表示させる。操作者は、モニタ20において、任意の物品C(物品領域A)をタッチすることで、判定閾値Sの指定を行う物品C(物品領域A)を選択する。閾値設定部33は、任意の物品Cが指定されると、当該物品Cの判定閾値Sの入力画面をモニタ20に表示させる。詳細には、入力画面は、操作者が数値を直接入力する形態であってもよいし、±ボタンの押下により数値を入力する形態であってもよい。入力画面には、二値化画像JBに基づいて取得された二値化物品領域Tの面積Uに基づく判定閾値Sの適正値(予測値)が表示されてもよい。閾値設定部33は、全ての物品領域Aについて操作者の入力を受け付ける。閾値設定部33は、各物品領域Aについて判定閾値Sを設定する。閾値設定部33は、記憶部34に判定閾値Sを記憶させる。制御部30は、以上の全ての設定が完了すると、検査の事前設定の処理を終了させる。
続いて、商品Gの不良検査における制御部30の動作について、図8〜図10を参照して説明する。
[不良検査]
図8に示されるように、画像生成部31は、商品Gを透過した透過X線を含む検出X線に基づいて、商品GのX線透過画像J(図9の(a)参照)を生成する(ステップS20)。次に、領域設定部32は、画像生成部31によって生成されたX線透過画像Jを閾値Lで二値化し(ステップS21)、図9の(b)に示されるように、二値化画像JBを生成する。
続いて、検査部35は、物品領域Aを特定する(ステップS22)。具体的には、検査部35は、二値化画像JBにおいて、容器Bの角部を特定し、当該角部を基準位置Pに設定する。検査部35は、基準位置Pを設定すると、記憶部34に記憶されている物品領域Aの座標情報を読み出す。検査部35は、基準位置Pと座標情報とに基づいて、図10に示されるように、全ての物品領域Aを特定する。
続いて、検査部35は、物品領域Aを二値化する(ステップS23)。具体的には、検査部35は、物品領域Aに対応させて記憶部34に記憶された二値化閾値Lを読み出す。検査部35は、当該二値化閾値Lに基づいて物品領域Aを二値化する。これにより、図10に示されるように、二値化物品領域Tが作成される。そして、検査部35は、二値化物品領域Tの面積Uを算出する(ステップS24)。
続いて、検査部35は、面積Uが判定閾値S以上であるか否かを判定する(ステップS25)。検査部35は、面積Uが判定閾値S以上であると判定した場合、物品領域Aに物品Cがあると判定する(ステップS26)。一方、検査部35は、面積Uが判定閾値S以上であると判定しなかった場合、物品領域Aに物品Cがないと判定する(ステップS29)。例えば、物品領域Aにおいては、物品Cが存在していないため、二値化閾値Lによって二値化処理を行った結果、二値化物品領域Tが存在していない。そのため、検査部35は、物品領域Aについて検査を行った場合、面積Uが判定閾値S以上であると判定しない。検査部35は、物品領域Aに物品Cがないと判定した場合には、商品Gに不良があると判定する(ステップS30)。
ステップS27では、検査部35は、全ての物品領域Aについて判定を行ったか否かを判定する。検査部35は、全ての物品領域Aについて判定を行ったと判定した場合、商品Gに不良がないと判定する(ステップS28)。一方、検査部35は、全ての物品領域Aについて判定を行ったと判定しなかった場合、ステップS22の処理に戻る。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態に係るX線検査装置10では、記憶部34は、商品Gにおける位置が対応付けられて設定された複数の物品領域A、及び、当該物品領域A毎に設定された二値化閾値Lを記憶している。検査部35は、X線透過画像Jから上記物品領域Aを特定する。検査部35は、当該物品領域A毎に設定された二値化閾値Lに基づいて物品領域Aのそれぞれを検査する。このように、物品領域A毎に設定された二値化閾値Lに基づいて物品領域Aを検査できるため、複数種類の物品Cを含み且つ当該物品Cが異なる位置に配置された商品Gであっても、物品C毎に検査を行うことができる。したがって、X線検査装置10では、例えば、商品Gにおける物品Cの欠品の有無、又は形状の異常(割れ欠け)等を検査できる。このように、X線検査装置10では、複数種類の物品Cを含む商品Gの不良検査を行うことができる。特に、X線検査装置10では、例えば、容器Bにおける同一の収容部Bに異種の物品Cが存在したり、容器Bにおける隣接する収容部Bに跨るように物品Cが存在したりしたとしても、収容部Bの領域毎に二値化閾値を設定していないため、商品Gの不良検査を行うことができる。
X線検査装置10は、二値化閾値Lを物品領域A毎に設定する閾値設定部33を備える。閾値設定部33は、物品領域Aを二値化するための二値化閾値Lを物品領域A毎に設定する。検査部35は、二値化閾値Lに基づいて各物品領域Aを二値化する。検査部35は、二値化した二値化物品領域Tに基づいて物品Cを検査する。物品領域Aを二値化することにより、物品領域Aを明確にできる。そのため、物品Cの検査をより適切に行うことができる。
X線検査装置10では、閾値設定部33は、物品Cの有無を判定するための判定閾値Sを物品領域A毎に設定する。検査部35は、二値化物品領域Tの形状、面積U又は周囲長の少なくとも一つと判定閾値Sとに基づいて、物品Cの有無を判定する。これにより、物品Cの有無を正確に判定でき、商品Gにおける物品Cの欠品を検査できる。
X線検査装置10は、物品領域Aを設定する領域設定部32を備える。領域設定部32は、X線透過画像に基準位置Pを設定する。領域設定部32は、当該基準位置Pとの位置関係によって各物品Cを含む物品領域Aを設定する領域設定部32を備える。検査部35は、X線透過画像から基準位置Pを取得する。検査部35は、基準位置Pに基づいて物品領域Aを特定する。基準位置Pを取得することにより、検査部35は、各物品領域Aを精度よく取得できる。その結果、検査精度の向上を図ることができる。
X線検査装置10では、商品Gは、複数種類の物品Cを収容する容器Bを含む。領域設定部32は、容器Bに基準位置Pを設定して各物品領域Aを設定する。容器Bは、形状の変化が物品Cに比べて小さいため、X線透過画像から取得し易い。そのため、容器Bに基準位置Pを設定することで、検査部35が基準位置Pを迅速且つ確実に取得できる。これにより、検査部35は、物品領域Aをより迅速且つ確実に取得することができる。その結果、検査性能の向上を図ることができる。
[第2実施形態]
続いて、X線検査装置10の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るX線検査装置10は、領域設定部32において物品領域A、及び、閾値設定部33において二値化閾値L及び判定閾値Sを自動で設定する点で第1実施形態と異なる。
領域設定部32は、画像生成部31が生成したX線透過画像J(図4の(a)参照)に基準位置Pを設定し、当該基準位置Pとの位置関係によって各物品Cを含む物品領域Aを自動で設定する。具体的には、領域設定部32は、物品Cを含むと推定される推定領域ZをX線透過画像Jから抽出する。領域設定部32は、推定領域Zに基づいて物品領域Aを自動で設定する。領域設定部32は、設定した物品領域Aを記憶部34に記憶させる。
閾値設定部33は、閾値を物品領域A毎に自動で設定する。閾値設定部33は、物品領域Aを二値化するための二値化閾値L、及び、物品Cの有無を判定するための判定閾値Sを、物品領域A毎に自動で設定する。閾値設定部33は、設定した二値化閾値L及び判定閾値Sを記憶部34に記憶させる。
次に、制御部30における事前設定について、図11を参照して説明する。本実施形態では、事前設定は、制御部30により自動で行われる。
[不良検査の事前設定]
制御部30は、例えば電源が投入されると、モニタ20のメニュー画面に、事前設定を開始させる設定ボタンを表示させる。制御部30は、設定ボタンが操作者により押下されると、商品GSをコンベア12に置くように指示するテキスト(例えば、「商品をコンベアに置いてください」等)をモニタ20に表示させる。
コンベア12により商品GSが搬送されると、図11に示されるように、画像生成部31は、商品GSを透過した透過X線を含む検出X線に基づいて、商品GSのX線透過画像J(図4の(a)参照)を生成する(ステップS40)。次に、領域設定部32は、画像生成部31によって生成されたX線透過画像Jを閾値Lで二値化し(ステップS41)、図4の(b)に示されるように、二値化画像JBを生成する。
次に、領域設定部32は、基準位置Pを設定する(ステップS42)。具体的には、領域設定部32は、二値化画像JBから容器Bを抽出する。領域設定部32は、容器Bの一つの角部に基準位置Pを設定する。領域設定部32は、設定した基準位置Pを、座標情報として記憶部34に記憶させる。
続いて、領域設定部32は、物品領域Aを設定する。物品領域Aを設定するにあたり、領域設定部32は、推定領域Zを設定する(ステップS43)。推定領域Zは、物品Cを含むと推定される領域である。推定領域Zは、二値化画像JBに基づいて設定される。具体的には、領域設定部32は、図12の(a)に示されるように、領域(図中黒色の部分)が連続する部分を一つの物品Cと推定する。領域設定部32は、当該領域を推定領域Zに設定する。領域設定部32は、上記領域を包絡線LZ1で囲った部分を推定領域Zとして設定してもよいし、上記領域を含む矩形を推定領域Zとして設定してもよい。領域設定部32は、設定した推定領域Zを記憶部34に記憶させる。
続いて、領域設定部32は、推定領域Zにおける輝度(濃淡)のプロファイルを生成する(ステップS44)。領域設定部32は、X線透過画像Jにおいて、推定領域Zに該当する部分を抽出する。領域設定部32は、当該部分の輝度のプロファイルを生成する。図12の(b)に示されるように、例えば、推定領域Zに透過率が異なる二種類の物品C,C(例えばトンカツ及びキャベツ等)が存在する場合には、プロファイルPR2が生成される。プロファイルPR2において、横軸は、図示する推定領域Zにおける図中左右方向の各検出点の位置を示す。プロファイルPR2において、縦軸は、各検出点における平均輝度を示す。平均輝度は、図中左右方向のある位置において、図中上下方向の各検出点での輝度を平均化して得られた輝度である。図12の(b)に示す例では、物品Cの透過率は、物品Cの透過率よりも低いため、物品Cの透過X線の輝度は、物品Cの透過X線の輝度よりも小さくなる。よって、プロファイルPR2において、物品Cと物品Cとに輝度の差が生じる。
領域設定部32は、推定領域Zにおいて、輝度の差が所定値以上の部分が存在するか否かを判定する(ステップS45)。領域設定部32は、例えば、図12の(b)に示されるように、最低輝度Xm1と、最低輝度Xm2との差ΔXが所定値以上であるか否かを判定する。所定値は、例えば予め設定された固定値でもよいし、変化する値であってもよい。所定値の一例としては、例えば、最低輝度Xm1に対して最低輝度Xm2が2倍となる値である。領域設定部32は、差ΔXが所定値以上であると判定した場合、推定領域Zに複数の部分が存在すると判断する。領域設定部32は、複数の部分のそれぞれを物品領域Aとして設定する(ステップS36)。具体的には、領域設定部32は、例えば、図12の(b)に示されるように、ピーク値Xを境界として、物品領域Aを設定する。ピーク値Xは、プロファイルPR2の縦軸において各検出点における平均輝度を用いる場合に出現する。領域設定部32は、設定した物品領域Aを記憶部34に記憶させる。
一方、領域設定部32は、推定領域Zにおいて、輝度の差が所定値以上の部分が存在すると判定しなかった場合には、推定領域Zを物品領域Aとして設定する(ステップS47)。領域設定部32は、設定した物品領域Aを記憶部34に記憶させる。
続いて、閾値設定部33は、二値化閾値Lを設定する(ステップS48)。閾値設定部33は、物品Cの輝度と画素数との関係に基づいて、二値化閾値Lを設定する。具体的には、閾値設定部33は、図13の(a)に示されるように、物品領域Aにおいて、横軸が物品Cの透過X線の輝度、縦軸が画素数を示すヒストグラムを取得する。閾値設定部33は、そのヒストグラムに基づいて、図13の(b)に示されるように、画素数の累積(%)が例えば90%となる輝度L90を二値化閾値Lとして設定する。閾値設定部33は、全ての物品領域Aについて、二値化閾値Lをそれぞれ設定する。閾値設定部33は、設定した二値化閾値Lを記憶部34に記憶させる。
続いて、閾値設定部33は、判定閾値Sを設定する(ステップS49)。ここでは、二値化物品領域Tの面積Uの判定閾値Sを設定する形態について説明する。閾値設定部33は、二値化画像JBから、二値化物品領域Tの面積Uを取得する。閾値設定部33は、面積Uに対して一定の許容誤差等を加味し、判定閾値Sを設定する。閾値設定部33は、設定した判定閾値Sを記憶部34に記憶させる。制御部30は、以上の全ての設定が完了すると、検査の事前設定の処理を終了させる。
[作用及び効果]
以上説明したように、本実施形態に係るX線検査装置10では、領域設定部32は、物品Cを含むと推定される推定領域Zを二値化画像JBから抽出する。領域設定部32は、一つの推定領域Zにおいて透過X線の透過率に基づく輝度の差ΔXが所定値以上の部分が存在する場合、当該推定領域Zに種類の異なる複数の物品Cが存在していると判定する。領域設定部32は、複数の部分のそれぞれを物品領域Aとして設定する。複数の物品Cの一部が互いに接触して(重なって)配置されている場合、互いに接触している物品Cは、X線透過画像Jに基づく二値化画像JBにおいて一つの領域として現れる。この場合、複数の物品Cが存在しているにも関わらず、互いに接触している物品Cが一つの物品領域Aとして設定される可能性がある。そこで、物品Cを含むと推定される一つの推定領域Zにおいて、透過X線の透過率に基づく輝度の差ΔXが所定値以上の部分を検出することにより、互いに接触している物品Cが一つの領域として二値化画像JBに現れている場合であっても、互いに接触している物品Cを複数の物品Cとして捉えることができる。したがって、物品領域Aを適切に設定できる。
[変形例]
上記実施形態では、検査装置がX線検査装置10である場合を例に説明したが、検査装置は、例えば、近赤外線検査装置等の他の検査装置であってもよい。この場合においても、検査部35は、画像から上記物品領域Aを特定し、当該物品領域A毎に設定された閾値Lに基づいて物品領域Aのそれぞれを検査することができる。
X線検査装置10は、商品Gにおける物品Cの不良検査(物品Cの欠品の有無、又は形状の異常(割れ欠け)等の検査)を行う装置であったが、X線検査装置10は、不良検査に加えて、商品Gにおける異物検査を行ってもよい。この場合、単一の二値化閾値により、X線透過画像の二値化を一律に行うことができる。
基準位置Pは、容器Bの角部に限定されない。領域設定部32は、例えば、二値化により抽出された特定の物品Cの中心点又は重心に基準位置Pを設定してもよい。領域設定部32は、商品GのX線透過画像Jにおいて濃淡が最も濃い点(輝度が最も低い点)に基準位置Pを設定してもよい。領域設定部32は、X線透過画像Jにおける容器Bの外側の任意の点に基準位置Pを設定してもよい。また、領域設定部32は、複数種類の物品Cのうち最も大きい面積を有する物品Cに基準位置Pを設定して、各物品領域Aを設定してもよい。領域設定部32は、例えば、最も大きい面積を有する物品Cの重心に基準位置Pを設定して、この重心の周囲の一定の領域を物品領域Aとして設定することができる。
検査部35は、物品領域Aのそれぞれにおいて、物品Cの推定質量と、判定閾値Sとを比較することにより、物品Cの有無を検査してもよい。この場合、X線検査装置10は、以下のようにして算出した物品Cの推定質量に基づいて、物品Cの有無を検査することができる。
不良検査の事前設定において、閾値設定部33は、各物品領域A毎に、当該物品領域Aに含まれる物品Cの基準推定質量を判定閾値Sとして設定する。基準推定質量は、不良検査の基準となるサンプル商品である商品GSにおける物品Cの質量である。商品GSにおける物品Cの質量は、不良が無い状態での質量である。判定閾値Sは、物品Cの推定質量に対し一定の許容誤差等を加味した値に設定されてもよい。閾値設定部33は、操作者のモニタ20への入力操作を受け付け、入力操作に応じて、判定閾値Sを設定する。閾値設定部33は、設定した判定閾値Sを記憶部34に記憶させる。
検査部35は、質量推定カーブ設定部、及び質量推定部の機能を有する。
不良検査の事前設定において、検査部35は、画像生成部31が生成した商品GSのX線透過画像J(図4の(a)参照)に基づいて、単位領域(例えばX線検出部14の1画素)毎の輝度(濃淡)に関する質量推定カーブを、以下の式(1)に基づいて設定する。検査部35は、各物品領域Aのそれぞれについて質量推定カーブを設定する。検査部35は、各物品領域Aのそれぞれについて設定した質量推定カーブを、各物品領域Aのそれぞれに対応付けて記憶部34に記憶させる。検査部35は、商品GSにおける物品Cの実際の合計質量と、物品Cの合計推定質量と、が近くなるように、質量推定カーブを調整してもよい。
m=ct
=−c/μ×In(I/I)=−αIn(I/I) ・・・(1)
ただし、m :物品の推定質量、
c :物品の厚さから質量に変換するための係数、
t :物品の厚さ、
I :物品がないときのX線の輝度、
:物品の透過X線の輝度、
μ :線吸収係数
不良検査において、検査部35は、上述のようにして設定した質量推定カーブを用いて、物品Cの推定質量を算出する。例えば、検査部35は、商品GのX線透過画像Jから基準位置Pを取得し、基準位置Pに基づいて各物品領域Aを特定する。検査部35は、特定した物品領域Aのそれぞれに、各単位領域(例えば1画素)毎の輝度に応じて、各単位領域毎に質量推定カーブを用いて物品Cの推定質量を算出する。検査部35は、全ての物品領域Aについて、物品Cの推定質量を算出する。
検査部35は、特定した物品領域Aのそれぞれに、各判定閾値Sを用いて、推定した物品Cの推定質量が判定閾値S以上か否かを判定することで、物品Cの有無を検査する。検査部35は、物品Cの有無の検査結果に基づいて、商品Gの不良の有無を判定する。
このX線検査装置10では、検査部35は、物品領域A毎に設定した質量推定カーブを用いて、物品Cの推定質量を算出する。よって、複数の物品Cからなる商品Gに対しても、正確な質量推定を行える。検査部35は、このような物品Cの推定質量と判定閾値Sとに基づいて、物品Cの有無を判定する。これにより、物品Cの有無を正確に判定でき、商品Gにおける物品Cの欠品を検査できる。
10…X線検査装置(検査装置)、13…X線源(光照射部)、14…X線検出部(検出部)、31…画像生成部、32…領域設定部、33…閾値設定部、34…記憶部、35…検査部、B…容器(収容体)、C…物品、G…商品、J,J…X線透過画像、JB,JB…二値化画像、L…二値化閾値、P…基準位置、S…判定閾値、T…二値化物品領域、U…面積、Z…推定領域。

Claims (7)

  1. 複数種類の物品を含み且つ当該物品が異なる位置に配置された商品に光を照射する光照射部と、前記商品に照射された前記光の透過光を検出する検出部と、前記透過光に基づいて画像を生成する画像生成部と、前記画像に基づいて前記商品における不良を検査する検査部と、を備える検査装置であって、
    複数種類の前記物品毎に、前記商品における位置が対応付けられて設定された複数の物品領域、及び、当該物品領域毎に設定された閾値を記憶する記憶部を備え、
    前記検査部は、前記画像に基づいて前記物品領域を特定し、当該物品領域毎に設定された前記閾値に基づいて前記物品領域のそれぞれを検査して、当該検査結果に基づいて前記商品における不良の有無を判定する、検査装置。
  2. 前記閾値を前記物品領域毎に設定する閾値設定部を備え、
    前記閾値設定部は、前記物品領域を二値化するための二値化閾値を前記物品領域毎に設定し、
    前記検査部は、前記二値化閾値に基づいて各前記物品領域を二値化し、二値化した二値化物品領域に基づいて前記物品を検査する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記閾値設定部は、前記物品の有無を判定するための判定閾値を前記物品領域毎に設定し、
    前記検査部は、前記二値化物品領域の形状、面積又は周囲長の少なくとも一つと前記判定閾値とに基づいて、前記物品の有無を判定する、請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記画像に基準位置を設定し、当該基準位置との位置関係によって各前記物品を含む前記物品領域を設定する領域設定部を備え、
    前記検査部は、前記画像から前記基準位置を取得し、前記基準位置に基づいて前記物品領域を特定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 前記商品は、複数種類の前記物品を収容する収容体を含み、
    前記領域設定部は、前記収容体に前記基準位置を設定して各前記物品領域を設定する、請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記領域設定部は、複数種類の前記物品のうち最も大きい面積を有する前記物品に前記基準位置を設定して、各前記物品領域を設定する、請求項4に記載の検査装置。
  7. 前記領域設定部は、前記物品を含むと推定される領域を前記画像から抽出し、一つの前記領域において前記透過光の透過率に基づく値の差が所定値以上の部分が存在する場合、当該領域に種類の異なる複数の前記物品が存在していると判定し、複数の前記部分のそれぞれを前記物品領域として設定する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の検査装置。
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