JP4585907B2 - X線検査装置 - Google Patents
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Description
すなわち、上記公報に開示されたX線検査装置では、いずれの装置でもマスク領域の設定を手動で行う必要があり面倒である。そして、マスク領域がずれた位置に設定された場合には、検出したX線量に基づいて作成されたX線画像において濃度が濃くなる缶の縁部分等を誤って異物と判定してしまう等の問題がある。
このように、X線画像において容器内の物品に相当する領域の外側に接するように所定半径の円を周回させて得られる拡張領域を設定し、この拡張領域の内側に同じ半径の円を周回させて得られる縮小領域を設定することで、元のX線画像に含まれる物品に相当する領域にほぼ一致する領域を縮小領域として設定し、その物品に相当する領域の外周を平滑化(スムーシング)することができる。
これにより、容器入りの物品の外周部分(容器に相当する部分)付近にあるノイズよりも大きい異物に相当する領域を覆うことなく、ノイズによる外周部分の凹凸を除去するマスク領域を自動的に設定して、正確な異物検出を行うことができる。この結果、手動で容器の縁部分を検査領域から除去するためのマスク領域を設定する場合と比較して、効率よく検査作業を行うことができるとともに、高精度な異物検出を行うことができる。
第2の発明に係るX線検査装置は、第1の発明に係るX線検査装置であって、第2異物検出部は、検査領域の境界に存在する画素のうち、隣接する画素において進行方向を示すベクトルの方向を比較してその向きが反対になった場合には、その画素またはその画素を含む周辺領域を異物として判定する。
通常、X線画像に含まれる容器入りの物品に相当する領域の境界部分、つまり容器に相当する部分の内側の画素に沿って左回りで周回した場合には、境界部分に凹凸等が無ければ左回りのままで周回を開始した位置まで戻ってくるはずである。しかし、境界部分に異物が存在する場合には境界部分に凹凸が現れるため、この部分を通過すると右に周回する部分がでてくる。
第3の発明に係るX線検査装置は、第1の発明に係るX線検査装置であって、第2異物検出部は、検査領域の境界に存在する画素のうち、隣接する画素において進行方向を示すベクトルの方向を比較してその向きが45度以上変化する画素が2箇所以上存在した場合には、その画素またはその画素を含む周辺領域を異物として判定する。
第4の発明に係るX線検査装置は、第1から第3の発明のいずれか1つに係るX線検査装置であって、内部領域設定部は、X線画像に含まれる各画素の濃度に関するヒストグラムに基づいて内部領域の設定を行う。
例えば、最も明るい背景部分を除くために所定の明るさの閾値より明るい画素を除去する。そして、最も暗くなる容器入りの物品の縁、つまり容器に相当する部分についても内部領域から除かれるように、別の所定の閾値よりも暗い画素を除去する。
[X線検査装置10全体の構成]
本実施形態のX線検査装置10は、図1に示すように、食品等の商品の生産ラインにおいて品質検査を行う装置の1つである。X線検査装置10は、連続的に搬送されてくる商品に対してX線を照射し、商品を透過したX線量を検出して作成されるX線画像に基づいて商品に異物が混入しているか否かの検査を行う。
[シールドボックス11]
シールドボックス11は、商品Gの入口側と出口側の双方の面に、商品を搬出入するための開口11aを有している。このシールドボックス11の中に、コンベア12、X線照射器13、X線ラインセンサ14、制御コンピュータ20などが収容されている。
また、シールドボックス11の正面上部には、モニタ26の他、キーの差し込み口や電源スイッチ等が配置されている。
コンベア12は、シールドボックス11内において商品を搬送するものであって、図5の制御ブロックに含まれるコンベアモータ12fによって駆動される。コンベア12による搬送速度は、作業者が入力した設定速度になるように、制御コンピュータ20によるコンベアモータ12fのインバータ制御によって細かく制御される。
コンベアベルト12aは、無端状ベルトであって、ベルトの内側からコンベアフレーム12bによって支持されている。そして、コンベアモータ12fの駆動力を受けて回転することで、ベルト上に載置された物体を所定の方向に搬送する。
X線照射器13は、図3に示すように、コンベア12の上方に配置されており、コンベアフレーム12bに形成された開口部12cを介して、コンベア12の下方に配置されたX線ラインセンサ14に向かって扇形形状にX線を照射する(図3の斜線部参照)。
[X線ラインセンサ14]
X線ラインセンサ14は、コンベア12(開口部12c)の下方に配置されており、商品Gやコンベアベルト12aを透過してくるX線を検出する。このX線ラインセンサ14は、図3および図4に示すように、コンベア12による搬送方向に直交する向きに一直線に水平配置された複数の画素14aから構成されている。
[モニタ26]
モニタ26は、フルドット表示の液晶ディスプレイである。また、モニタ26は、タッチパネル機能を有しており、初期設定や不良判断に関するパラメータ入力などを促す画面を表示する。
さらに、モニタ26は、後述するX線照射量の不安定化によってX線画像に形成される暗いスジ部分を補正する前後のX線画像や、X線照射器13の照射量の不安定化によって検査不能である旨の表示を行う。
制御コンピュータ20は、CPU21において、制御プログラムに含まれる画像処理ルーチン、検査判定処理ルーチンなどを実行する。また、制御コンピュータ20は、CF(コンパクトフラッシュ:登録商標)25等の記憶部に、不良商品に対応するX線画像や検査結果、X線画像の補正用データ等を保存蓄積する。
CF25には、後段にて詳述する異物混入検査の検査対象となるX線画像に含まれる内部領域に関する情報や、膨張・収縮処理によって境界をスムーシング(平滑化)するための円の半径、内部領域において検出された異物の位置、縁部分において検出された異物の位置等に関する情報が格納されている。
画像形成部31aは、CPU21が画像形成プログラムを読み込むことで形成される機能ブロックであって、X線ラインセンサ14によるX線透視像信号を細かい時間間隔で取得して、それらのX線透視像信号に基づいて、X線ラインセンサ14の1ラインごとに商品Gとその背景部分とを含むX線画像を作成する。
拡張領域設定部31cは、CPU21が拡張領域設定プログラムを読み込むことで形成される機能ブロックであって、内部領域設定部31bにおいて設定された内部領域の境界の外側に接するように所定の半径の円を周回させて内部領域を拡張した拡張領域を設定する。
検査領域設定部31fは、CPU21が検査領域設定プログラムを読み込むことで形成される機能ブロックであって、縮小領域設定部31dにおいて設定された縮小領域を検査領域として設定する。
また、制御コンピュータ20は、モニタ26に対するデータ表示を制御する表示制御回路、モニタ26のタッチパネルからのキー入力データを取り込むキー入力回路、図示しないプリンタにおけるデータ印字の制御等を行うためのI/Oポート、外部接続端子としてのUSB24等を備えている。
さらに、制御コンピュータ20は、コンベアモータ12f、ロータリエンコーダ12g、X線照射器13、X線ラインセンサ14、光電センサ15等と接続されている。
制御コンピュータ20では、コンベアモータ12fに装着されたロータリエンコーダ12gにおいて検出されたコンベア12の搬送速度を受信する。
<制御コンピュータ20による異物混入の判定>
[X線画像作成]
制御コンピュータ20は、光電センサ15からの信号を受けて、商品Gが扇状のX線照射部(図3に示す斜線部分参照)を通過するときに、X線ラインセンサ14によるX線透視像信号を細かい時間間隔で取得する。そして、制御コンピュータ20は、画像形成部31aとして、それらのX線透視像信号に基づいて、X線ラインセンサ14の1ラインごとに商品Gとその背景部分とを含むX線画像(図7(a)参照)を作成する。すなわち、X線ラインセンサ14の各画素14aから細かい時間間隔をあけて各時刻のデータを得て、それぞれのデータからX線画像が作成される。そして、これら複数のX線画像を時間経過順に組み合わせることで、商品Gの全体とその背景部分とを含む全体の2次元画像が形成される。
制御コンピュータ20では、缶の中の内容物に含まれる異物と缶の縁部分に存在する異物とを分けて異物検出を行うために、まず、図7(a)に示すX線画像について、図7(b)に示すように、各画素毎の濃淡を示すヒストグラムを作成する。このヒストグラムの基になるX線画像には、図7(a)に示すように、主として、缶詰である商品Gの缶の縁の部分と、異物の部分と、缶の中にある内容物の部分と、背景部分とが含まれている。このため、図7(b)に示すヒストグラムは、図8(b)に示すように、各画素における濃度から、缶の縁または異物の部分、縁の内側の部分(内容物の部分)、背景部分とに分けられる。ここで、制御コンピュータ20では、検査対象となる内部領域を設定するための2値化画像を形成するために、2つの閾値を用いて缶の中の内容物の部分を抜き出す。具体的には、以下に示す関係式(1)を用いて特定の濃度範囲の画素を抜き出す。
上記関係式(1)の「ヒストグラムのピーク位置の50%」は、缶の縁または異物に相当する暗い画素に対応し、「最大明るさの80%」は、主に背景部分に対応する。このため、上記関係式によって所定の明るさの範囲の画素を抜き出すことで、図8(a)に示すような缶の中の内容物の部分を抜き出した2値化画像を得ることができる。
本実施形態のX線検査装置10では、制御コンピュータ20によって形成された2次元画像に対して検査領域から除外するためのマスク領域の設定を行う。
(膨張・収縮処理)
制御コンピュータ20は、まず、各画素の濃度に関するヒストグラムに基づいて作成された2値化画像(図9(a)参照)について、その外側の縁部分に沿って膨張・収縮処理を行って、図9(b)に示すような縁部分や縁の内部が平滑化された画像を得る。
膨張処理は、制御コンピュータ20が、図10(a)に示す2値化画像の縁の外側に沿って半径3mmの円を周回させることにより行われる。この結果、図10(b)に示すように、外接円の中心の軌跡は、図10(a)に示す縁に含まれる1〜2mm程度の細かい凹凸を平滑化した拡大領域の境界となり、制御コンピュータ20は、これを拡大領域として設定する。
ここで、境界部分に近接するように存在する異物については、上述した境界部分の平滑化によって設定されたマスク領域では全て覆いきれなくなっている。
[検査領域の設定]
制御コンピュータ20は、図11(a)に示すX線画像に対し、上述した膨張・収縮処理によって設定されたマスク領域を被せて、缶の縁部分よりも内側の検査領域(第1異物検出部31gによる検査領域)を設定する。
(缶の中の内容物に含まれる異物の検出)
制御コンピュータ20では、第1異物検出部31gとして、上述したマスク領域が被せられて設定された缶の縁よりも内側の検査領域について、異物が含まれているか否かの検査を行う。
(缶の縁部分に近接して存在する異物の検出)
本実施形態では、制御コンピュータ20が、検査対象となる領域を、上述した缶の内側の領域と、以下で説明する缶の縁部分の領域とに分けて異物検出を行う。これは、上述したマスク領域の設定時において、缶の縁部分に近接するように存在する異物をマスク領域で覆ってしまっていて検査領域から異物が存在する部分が除かれている可能性があるためである。
ここで、図12(a)に示す境界部分に異物等に相当する凹凸が含まれていない場合には、左回りで検査領域の境界部分を追跡していくとそのまま左回りのままで元の位置まで戻ってくる。一方、ここで検出すべき異物は、缶の縁部分に近接して存在する異物であるから、缶の縁部分、つまり図12(a)に示す境界部分にくっついて、あるいは近接するように存在する。このため、縁部分に異物等に相当する凹凸が含まれている場合には、左回りで周回しながら元の位置へ戻るまでの間において、その進行方向を示すベクトルの向きが一部右回りになる部分(画素)(図12(a)の実線矢印参照)が含まれることになる。
これにより、図12(b)に示すように、缶の縁部分に近接するように存在する異物を高精度に検出することができる。
本実施形態のX線検査装置10では、上述のように、缶の縁よりも内側の領域と、缶の縁部分の領域とに分けて別々に異物検出を行う。換言すれば、第1異物検出部31gによる缶の内側の領域における異物検出と、第2異物検出部31hによる缶の縁部分に存在する異物の検出とを別々に行う。
[本X線検査装置10の特徴]
(1)
本実施形態のX線検査装置10は、缶詰の商品Gについて異物混入の検査を行う検査装置であって、図6に示すように、制御コンピュータ20内に機能ブロックとして形成された画像形成部31a、内部領域設定部31b、拡張領域設定部31c、縮小領域設定部31d、マスク領域設定部31e、検査領域設定部31fおよび第1異物検出部31gを備えている。そして、制御コンピュータ20では、画像形成部31aによって作成されたX線画像について、内部領域設定部31bが缶の縁部分よりも内側の領域を設定する。そして、この領域に対して、拡張領域設定部31cが領域の外側に接するようにして半径3mmの円を周回させてこの外接円の中心の軌跡を境界とする拡張領域を設定し、縮小領域設定部31dがこの拡張領域の内側に接するようにして同じ半径の円を周回させてこの内接円の中心の軌跡を境界とする縮小領域を設定する。続いて、マスク領域設定部31eが縮小領域の境界より外側をマスク領域として設定し、検査領域設定部31fにおいて設定されたマスク領域よりも内側の検査領域について、第1異物検出部31gが異物混入の検査を行う。
(2)
本実施形態のX線検査装置10では、図6に示すように、制御コンピュータ20に第2異物検出部31hがさらに形成されている。そして、第2異物検出部31hにおいて、缶の縁部分に相当する領域の異物検出を内部領域とは別に行う。具体的には、図12(a)に示すように、検査領域の境界部分の内側の画素を追跡し、左回りで周回して元の位置まで戻るまでの間に追跡の進行方向を示すベクトルの向きが右回りに変わる位置がある場合には、この位置を異物として判定する。
(3)
本実施形態のX線検査装置10では、第2異物検出部31hにおいて異物判定を行う際には、検査領域の境界に沿って追跡した際に通過する画素のうち、隣接する画素における進行方向を示すベクトルの向きを比較する。そして、このベクトルの向きが反対向きになる画素が存在する場合には、この画素を異物として判定する。
(4)
本実施形態のX線検査装置10では、缶の縁部分よりも内側の領域を設定する際には、図7(a)〜図8(b)に示すように、内部領域設定部31bがX線画像に含まれる各画素の濃度に基づいてヒストグラムを作成し、このヒストグラムについて所定の閾値を設定して2値化画像を作成して内部領域の設定を行う。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、缶の縁部分に近接するように存在する異物の検出に際して、第2異物検出部31hが検査領域の境界のすぐ内側の画素を追跡しながら周回し、周回する際の進行方向を示すベクトルの向きが変化する部分があるか否かによって判定を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
この場合には、縁部分に存在する細かい凹凸を誤って異物として判定することを回避して、より高精度な異物検出を行うことができる。
上記実施形態では、缶の縁部分に近接するように存在する異物の検出に際して、第2異物検出部31hが検査領域の境界のすぐ内側の画素を追跡しながら周回し、周回する際の進行方向を示すベクトルの向きが変化する画素がある場合には、その画素を異物として判定する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(C)
上記実施形態では、膨張・縮小処理の際に周回させる円の半径を3mmとした例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、このように周回させる円の半径については、ユーザが設定を変更することにより適宜変更できることがより好ましい。
(D)
上記実施形態では、断面が円形の缶に入れられた商品Gについて異物混入の検査を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(E)
上記実施形態では、容器入りの物品を検査対象として異物混入の判定を行うX線検査装置を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
11 シールドボックス
11a 開口
12 コンベア
12a コンベアベルト
12b コンベアフレーム
12c 開口部
12f コンベアモータ
12g ロータリエンコーダ
13 X線照射器(照射部)
14 X線ラインセンサ(X線検出部)
14a 画素
15 光電センサ
16 遮蔽ノレン
20 制御コンピュータ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 USB(外部接続端子)
25 CF(コンパクトフラッシュ:登録商標)
26 モニタ
31a 画像形成部
31b 内部領域設定部
31c 拡張領域設定部
31d 縮小領域設定部
31e マスク領域設定部
31f 検査領域設定部
31g 第1異物検出部
31h 第2異物検出部
G 商品(容器入りの物品)
Claims (4)
- 搬送される容器入りの物品に対してX線を照射し、その透過量を検出して前記容器内に異物が含まれているか否かの検査を行うX線検査装置であって、
前記容器入りの物品に対してX線を照射する照射部と、
前記照射部から前記容器入りの物品に対して照射されたX線の透過量を検出するX線検出部と、
前記X線検出部において1ライン分ごとに得られた透過量に基づいてX線画像を作成する画像形成部と、
前記画像形成部において作成されたX線画像に含まれる前記容器入りの物品に相当する領域のうち、前記容器の縁よりも内側の領域を設定する内部領域設定部と、
前記内部領域設定部において設定された前記内部領域の外側に接するように所定半径の円を周回させ、この円の中心の軌跡を境界として拡張領域を設定する拡張領域設定部と、
前記拡張領域設定部において設定された前記拡張領域の内側に接するように前記所定半径の円を周回させ、この円の中心の軌跡を境界として縮小領域を設定する縮小領域設定部と、
前記縮小領域設定部において設定された前記縮小領域の境界より外側の領域をマスク領域として設定するマスク領域設定部と、
前記マスク領域設定部によって設定された前記マスク領域より内側の領域を検査領域として設定する検査領域設定部と、
前記検査領域設定部において設定された前記検査領域内に含まれる異物を検出する第1異物検出部と、
前記検査領域の境界を追跡しながら所定の方向に周回し、進行方向を示すベクトルの向きが前記所定の方向と反対になる部分を検出すると、この部分を異物として判定する第2異物検出部と、
を備えているX線検査装置。 - 前記第2異物検出部は、前記検査領域の境界に存在する画素のうち、隣接する画素において進行方向を示す前記ベクトルの方向を比較してその向きが反対になった場合には、その画素またはその画素を含む周辺領域を異物として判定する、
請求項1に記載のX線検査装置。 - 前記第2異物検出部は、前記検査領域の境界に存在する画素のうち、隣接する画素において進行方向を示す前記ベクトルの方向を比較してその向きが45度以上変化する画素が2箇所以上存在した場合には、その画素またはその画素を含む周辺領域を異物として判定する、
請求項1に記載のX線検査装置。 - 前記内部領域設定部は、前記X線画像に含まれる各画素の濃度に関するヒストグラムに基づいて内部領域の設定を行う、
請求項1から3のいずれか1項に記載のX線検査装置。
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