JP2014154566A - 有機電界発光素子、照明装置及び照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】有機発光層に対する水分などの侵入を抑制できる有機電界発光素子、照明装置及び照明システムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、第1電極と、絶縁層と、第2電極と、有機発光層と、を備えた有機電界発光素子が提供される。第1電極は、光透過性である。絶縁層は、第1電極の上に設けられ、第1電極の一部を露呈させる第1開口部と、第1電極の別の一部を露呈させる第2開口部と、を有し、光透過性である。第2電極は、第1開口部を覆う第1導電部と、第1導電部と離間して第2開口部を覆う第2導電部と、を含む。有機発光層は、第1電極の一部と第1導電部との間に設けられ第1電極と絶縁層と第1導電部とに囲まれた第1発光部と、第1発光部と離間して第1電極の別の一部と第2導電部との間に設けられ第1電極と絶縁層と第2導電部とに囲まれた第2発光部と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、有機電界発光素子、照明装置及び照明システムに関する。
光透過性の第1電極と、光反射性の第2電極と、第1電極と第2電極との間に設けられた有機発光層と、を含む有機電界発光素子がある。有機電界発光素子を光源として用いた照明装置がある。複数の有機電界発光素子と、これら複数の有機電界発光素子の点灯及び消灯を制御する制御部と、を含む照明システムがある。有機電界発光素子では、複数の開口が設けられた細線状の第2電極を用いることにより、消灯状態において光透過性を持たせることが行われている。こうした有機電界発光素子において、有機発光層に対する水分などの侵入を抑制することが望まれる。
特開2011−249541号公報
本発明の実施形態は、有機発光層に対する水分などの侵入を抑制できる有機電界発光素子、照明装置及び照明システムを提供する。
本発明の実施形態によれば、第1電極と、絶縁層と、第2電極と、有機発光層と、を備えた有機電界発光素子が提供される。前記第1電極は、光透過性である。前記絶縁層は、前記第1電極の上に設けられ、前記第1電極の一部を露呈させる第1開口部と、前記第1電極の別の一部を露呈させる第2開口部と、を有し、光透過性である。前記第2電極は、前記第1開口部を覆う第1導電部と、前記第1導電部と離間して前記第2開口部を覆う第2導電部と、を含む。前記有機発光層は、前記第1電極の前記一部と前記第1導電部との間に設けられ前記第1電極と前記絶縁層と前記第1導電部とに囲まれた第1発光部と、前記第1発光部と離間して前記第1電極の前記別の一部と前記第2導電部との間に設けられ前記第1電極と前記絶縁層と前記第2導電部とに囲まれた第2発光部と、を含む。
第1の実施形態に係る有機電界発光素子を表す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る有機電界発光素子を表す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る有機電界発光素子の一部を表す模式的断面図である。 図4(a)〜図4(d)は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子の一部を表す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子の一部を表す模式的断面図である。 第2の実施形態に係る照明装置を表す模式図である。 図10(a)及び図10(b)は、第3の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子を表す模式的断面図である。
図2は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子を表す模式的平面図である。
図1は、図2のA1−A2線断面図である。これらの図は、本実施形態に係る有機電界発光素子の一部を拡大して例示している。
図1及び図2に表したように、有機電界発光素子110は、積層体SBを含む。積層体SBは、第1電極10と、第2電極20と、有機発光層30と、絶縁層40と、を含む。
第1電極10は、上面10aを有する。第1電極10は、光透過性を有する。第1電極10は、例えば、透明電極である。
ここで、上面10aに対して垂直な方向をZ軸方向とする。上面10aに対して平行な1つの方向をX軸方向とする。X軸方向及びZ軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に対して垂直な方向である。Z軸方向は、第1電極10の厚さ方向に相当する。
絶縁層40は、光透過性である。絶縁層40は、例えば、透明である。絶縁層40は、第1電極10の上面10aの上に設けられる。絶縁層40は、複数の開口部40aと、複数の絶縁部40bと、を含む。複数の絶縁部40bのそれぞれは、第1方向に延び、第1方向に対して垂直な第2方向に並ぶ。この例では、複数の絶縁部40bのそれぞれが、Y軸方向に延び、X軸方向に並ぶ。複数の開口部40aのそれぞれは、複数の絶縁部40bのそれぞれの間に配置される。この例では、複数の開口部40aのそれぞれが、Y軸方向に延びる。すなわち、この例では、複数の開口部40aのそれぞれが、溝状である。複数の開口部40aのそれぞれは、第1電極10の一部を露呈させる。
有機発光層30は、複数の発光部30eを有する。複数の発光部30eのそれぞれは、複数の開口部40aのそれぞれによって露呈された第1電極10の一部のそれぞれの上に設けられる。複数の発光部30eのそれぞれは、互いに離間する。この例では、複数の発光部30eのそれぞれが、開口部40aに沿ってY軸方向に延び、X軸方向に離間する。
第2電極20は、複数の導電部20cを有する。複数の導電部20cのそれぞれは、複数の発光部30eのそれぞれの上に設けられ、複数の発光部30eのそれぞれを覆う。複数の導電部20cのそれぞれは、互いに離間する。この例では、複数の導電部20cのそれぞれが、発光部30eに沿ってY軸方向に延び、X軸方向に離間する。この例では、第2電極20、有機発光層30及び絶縁層40が、ストライプ状である。
複数の導電部20cのそれぞれは、複数の開口部40aのそれぞれを覆う。複数の発光部30eのそれぞれは、第1電極10の複数の露呈部と複数の導電部20cとのそれぞれの間に設けられ、第1電極10と絶縁層40と導電部20cとに囲まれる。
第2電極20(導電部20c)は、例えば、光反射性を有する。第2電極20の光反射率は、第1電極10の光反射率よりも高い。本願明細書においては、第1電極10の光反射率よりも高い光反射率を有している状態を光反射性という。
複数の導電部20cのそれぞれにおいて、導電部20cの一部は、絶縁層40の一部の上に延在している。複数の発光部30eのそれぞれにおいて、発光部30eの一部は、絶縁層40の一部と導電部20cの一部との間に延在している。複数の発光部30eのそれぞれは、絶縁層40の一部の上において導電部20cの一部に覆われる外縁を有する。
絶縁部40bのX軸方向の幅は、例えば、第1電極10から第2電極20に向かう方向において減少する。絶縁部40bのX軸方向の幅は、例えば、連続的に減少する。すなわち、絶縁部40bのY軸方向に延びる一対の側面は、テーパ面である。これにより、例えば、絶縁層40の一部の上に延在する発光部30eの一部や導電部20cの一部に、クラックが生じることなどを抑制できる。
ここで、隣り合う2つの開口部40aの一方を第1開口部41とする。隣り合う2つの開口部40aの他方を第2開口部42とする。第1開口部41は、第1電極10の一部10pを露呈させる。第2開口部42は、第1電極10の別の一部10qを露呈させる。
複数の発光部30eのうちで、第1電極10の一部10pの上に設けられた1つの発光部30eを第1発光部31とする。複数の発光部30eのうちで、第1電極10の別の一部10qの上に設けられた1つの発光部30eを第2発光部32とする。
複数の導電部20cのうちで、第1発光部31の上に設けられた1つの導電部20cを第1導電部21とする。複数の導電部20cのうちで、第2発光部32の上に設けられた1つの導電部20cを第2導電部22とする。
第1導電部21は、第1発光部31を覆う。第1導電部21は、例えば、第1発光部31の第1電極10と反対側を向く上面31uを覆う。第2導電部22は、第2発光部32を覆う。第2導電部22は、例えば、第2発光部32の第1電極10と反対側を向く上面32uを覆う。
第1導電部21は、第1開口部41を覆う。第2導電部22は、第1導電部21と離間し、第2開口部42を覆う。第1発光部31は、第1電極10の一部10pと第1導電部21との間に設けられ、第1電極10と絶縁層40と第1導電部21とに囲まれる。第2発光部32は、第1電極10の別の一部10qと第2導電部22との間に設けられ、第1電極10と絶縁層40と第2導電部22とに囲まれる。
複数の絶縁部40bのうちの1つを第1絶縁部51とする。複数の絶縁部40bのうちの別の1つを第2絶縁部52とする。複数の絶縁部40bのうちの第1絶縁部51と第2絶縁部52との間に配置された絶縁部40bを第3絶縁部53とする。第1開口部41は、第1絶縁部51と第2絶縁部52との間に配置される。第2開口部42は、第2絶縁部52と第3絶縁部53との間に配置される。
第1導電部21の一部21aは、第1絶縁部51の一部51aの上に延在している。第1導電部21の別の一部21bは、第3絶縁部53の一部53aの上に延在している。第2導電部22の一部22aは、第2絶縁部52の一部52aの上に延在している。第2導電部22の別の一部22bは、第3絶縁層53の別の一部53bの上に延在している。このように、第1導電部21及び第2導電部22は、X軸方向において隣接する2つの絶縁部40bのそれぞれの上に延在する。これにより、第1発光部31及び第2発光部32をより適切に覆うことができる。
第1発光部31の一部31aは、第1絶縁部51の一部51aと第1導電部21の一部21aとの間に延在している。第1発光部31の別の一部31bは、第3絶縁部53の一部53aと第1導電部21の別の一部21bとの間に延在している。第1発光部31のY軸方向に延びる一方の外縁31cは、第1導電部21の一部21aに覆われる。第1発光部31のY軸方向に延びる他方の外縁31dは、第1導電部21の別の一部21bに覆われる。
第2発光部32の一部32aは、第2絶縁部52の一部52aと第2導電部22の一部22aとの間に延在している。第2発光部32の別の一部32bは、第3絶縁部53の別の一部53bと第2導電部22の別の一部22bとの間に延在している。第2発光部32のY軸方向に延びる一方の外縁32cは、第2導電部22の一部22aに覆われる。第2発光部32のY軸方向に延びる他方の外縁32dは、第2導電部22の別の一部22bに覆われる。
これにより、例えば、発光部30eをパターニングする際に、発光部30eと開口部40aとの位置がずれ、開口部40aを介して第1電極10と第2電極20とが短絡してしまうことを抑制できる。
発光部30eは、開口部40aを介して第1電極10と電気的に接続される。発光部30eは、例えば、開口部40aを介して第1電極10に接する。また、発光部30eは、第2電極20と電気的に接続される。発光部30eは、例えば、導電部20cに接する。これにより、第1電極10と第2電極20とを用いて有機発光層30に電流が流され、有機発光層30が発光する。有機発光層30に、例えば、電流が流れた場合に、電子と正孔とを再結合させ、励起子が生成される。有機発光層30は、例えば、励起子が放射失活する際の光の放出を利用して発光する。なお、本願明細書において、「電気的に接続」には、直接接触する場合のほか、間に他の導電部材などが介在する場合も含む。
これにより、有機電界発光素子110では、第1電極10の開口部40aによって露呈された部分と対向する発光部30eの部分が、発光領域EAとなる。発光領域EAから発せられた発光光ELは、第1電極10を介して、有機電界発光素子110の外部に出射する。発光光ELの一部は、第2電極20で反射し、有機発光層30及び第1電極10を介して外部に出射する。すなわち、有機電界発光素子110は、片面発光型である。
また、有機電界発光素子110では、外部から入射する外光OLが、複数の導電部20cのそれぞれの間の部分の絶縁部40b及び第1電極10を透過する。このように、有機電界発光素子110は、発光光ELを出射させつつ、外部から有機電界発光素子110に入射する外光OLを透過させる。このように、有機電界発光素子110は、消灯状態において光透過性を有する。また、点灯状態においても、第2電極20の側から観察すると、有機電界発光素子110は、光透過性を有する。これにより、有機電界発光素子110では、有機電界発光素子110を介して、背景の像を視認できる。すなわち、有機電界発光素子110は、シースルー可能な薄膜状または板状の光源である。
このように、実施形態の有機電界発光素子110によれば、光透過性の有機電界発光素子を提供できる。この有機電界発光素子110を照明装置に応用した場合、照明機能の他に、背景像を透過させる機能により、種々の新たな応用が可能になる。
光透過性の有機電界発光素子において、連続した1つの有機発光層の上に複数の導電部を設ける構成がある。このような構成では、複数の導電部のそれぞれの間において、有機発光層の一部が露呈され、その部分から侵入した水分などによって有機発光層の発光領域が劣化してしまう恐れがある。光透過性の有機電界発光素子では、発光領域の幅(X軸方向の長さ)が狭く、発光領域の劣化の影響が顕著に現れる傾向にある。例えば、輝度が低下してしまう。
一方で、光透過性の有機電界発光素子では、導電部自体の視認を抑えて背景像を良好に観察できるよう、導電部の幅をより狭くすることが進められている。ところが、導電部の幅を狭くすると、発光領域の幅が狭くなり、発光領域の劣化の影響をより強めてしまう。このため、有機電界発光素子では、有機発光層30に対する水分などの侵入を抑制することが望まれている。
これに対して、本実施形態に係る有機電界発光素子110では、複数の発光部30eが、有機発光層30に設けられる。そして、発光部30eのそれぞれが、導電部20cによって覆われる。例えば、発光部30eの第1電極10と反対側を向く面が、導電部20cによって覆われる。発光部30eの第1電極10側を向く面が、第1電極10及び絶縁層40によって覆われる。発光部30eのY軸方向に延びる外縁が、導電部20cによって覆われる。これにより、有機電界発光素子110では、有機発光層30に対する水分などの侵入を抑制できる。例えば、水分などによる有機発光層30の劣化を抑えることができる。導電部20cの幅を狭くした場合でも、有機発光層30の輝度の低下を抑えることができる。良好な背景像を観察できる。
図3は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子の一部を表す模式的断面図である。
図3に表したように、有機発光層30(発光部30e)は、第1層30aを含む。有機発光層30は、必要に応じて、第2層30b及び第3層30cの少なくともいずれかをさらに含むことができる。第1層30aは、可視光の波長を含む光を放出する。第2層30bは、第1層30aと第1電極10との間に設けられる。第3層30cは、第1層30aと第2電極20との間に設けられる。
第1層30aには、例えば、Alq(トリス(8−ヒドロキシキノリノラト)アルミニウム)、F8BT(ポリ(9,9-ジオクチルフルオレン-co-ベンゾチアジアゾール)及びPPV(ポリパラフェニレンビニレン)などの材料を用いることができる。第1層30aには、ホスト材料と、ホスト材料に添加されるドーパントと、の混合材料を用いることができる。ホスト材料としては、例えばCBP(4,4'−N,N'-ビスジカルバゾリルール−ビフェニル)、BCP(2,9−ジメチル-4,7 ジフェニル−1,10−フェナントロリン)、TPD(4,4'−ビス−N−3メチルフェニル−N−フェニルアミノビフェニル)、PVK(ポリビニルカルバゾール)及びPPT(ポリ(3−フェニルチオフェン))などを用いることができる。ドーパント材料としては、例えば、Flrpic(イリジウム(III)ビス(4,6-ジ-フルオロフェニル)-ピリジネート-N,C2'-ピコリネート)、Ir(ppy)(トリス (2−フェニルピリジン)イリジウム)及びFlr6(ビス(2,4−ジフルオロフェニルピリジナト)−テトラキス(1−ピラゾリル)ボラート−イリジウム(III))などを用いることができる。なお、第1層30aは、これらの材料に限定されない。
第2層30bは、例えば、正孔注入層として機能する。正孔注入層としては、例えば、PEDPOT:PPS(ポリ(3,4- エチレンジオキシチオフェン)-ポリ(スチレンスルホン酸))、CuPc(銅フタロシアニン)、及び、MoO(三酸化モリブデン)などの少なくともいずれかを含む材料を用いることができる。第2層30bは、例えば正孔輸送層として機能する。正孔輸送層としては、例えば、α−NPD(4,4'−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル)、TAPC(1,1-ビス[4-[N,N-ジ(p-トリル)アミノ]フェニル]シクロヘキサン)、m−MTDATA(4,4',4''-トリス[フェニル(m-トリル)アミノ]トリフェニルアミン)、TPD(ビス(3-メチルフェニル)-N,N'-ジフェニルベンジジン)、及び、TCTA(4,4',4"−トリ(N− カルバゾリル)トリフェニルアミン)などの少なくともいずれかを含む材料を用いることができる。第2層30bは、例えば、正孔注入層として機能する層と、正孔輸送層として機能する層と、の積層構造を有しても良い。第2層30bは、正孔注入層として機能する層及び正孔輸送層として機能する層とは別の層を含んでも良い。なお、第2層30bは、これらの材料に限定されない。
第3層30cは、例えば電子注入層として機能する層を含むことができる。電子注入層としては、例えば、フッ化リチウム、フッ化セシウム、及び、リチウムキノリン錯体などの少なくともいずれかを含む材料を用いることができる。第3層30cは、例えば、電子輸送層として機能する層を含むことができる。電子輸送層としては、例えば、Alq3(トリス(8キノリノラト)アルミニウム(III))、BAlq(ビス(2−メチル−8− キノリラト)(p−フェニルフェノラート)アルミニウム)、Bphen(バソフェナントロリン)、及び、3TPYMB(トリス[3−(3−ピリジル)−メシチル]ボラン)などの少なくともいずれかを含む材料を用いることができる。第3層30cは、例えば、電子注入層として機能する層と、電子輸送層として機能する層と、の積層構造を有しても良い。第3層30cは、電子注入層として機能する層及び電子輸送層として機能する層とは別の層を含んでも良い。なお、第3層30cは、これらの材料に限定されない。
例えば、有機発光層30から放出される光は、実質的に白色光である。すなわち、有機電界発光素子110から出射する光は白色光である。ここで、「白色光」は、実質的に白色であり、例えば、赤色系、黄色系、緑色系、青色系及び紫色系などの白色の光も含む。
第1電極10は、例えば、In、Sn、Zn及びTiよりなる群から選択された少なくともいずれかの元素を含む酸化物を含む。第1電極10には、例えば、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化錫、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)膜、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、インジウム亜鉛酸化物を含む導電性ガラスを用いて作製された膜(例えばNESAなど)、金、白金、銀、及び、銅などを用いることができる。第1電極10は、例えば、陽極として機能する。なお、第1電極10は、これらの材料に限定されない。
第2電極20は、例えば、アルミニウム及び銀の少なくともいずれかを含む。例えば、第2電極20には、アルミニウム膜が用いられる。さらに、第2電極20として、銀とマグネシウムとの合金を用いても良い。この合金にカルシウムを添加しても良い。第2電極20は、例えば、陰極として機能する。なお、第2電極20は、これらの材料に限定されない。
なお、第1電極10を陰極とし、第2電極20を陽極とし、第2層30bを電子注入層または電子輸送層として機能させ、第3層30cを正孔注入層または正孔輸送層として機能させてもよい。
第2電極20は、光透過性でもよい。これにより、両面発光型の有機電界発光素子とすることができる。第2電極20を光透過性とする場合、第2電極20には、例えば、第1電極10に関して説明した材料を用いることができる。また、光透過性の第2電極20は、例えば、MgAgなどの金属材料でもよい。金属材料において、第2電極20の厚さを5nm以上20nm以下とする。これにより、適切な光透過性を得ることができる。
絶縁層40には、例えば、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂などの絶縁性の樹脂材料や、シリコン酸化膜(例えばSiO)、シリコン窒化膜(例えばSiN)、または、シリコン酸窒化膜などの絶縁性の無機材料が用いられる。なお、絶縁層40は、これらの材料に限定されない。
第1電極10の厚さ(Z軸方向の長さ)は、例えば、10nm以上1μm以下である。絶縁部40bの厚さは、例えば、100nm以上100μm以下である。有機発光層30(発光部30e)の厚さは、例えば、20nm以上500nm以下である。第2電極20(導電部20c)の厚さは、例えば、10nm以上1μm以下である。導電部20cの幅W1(X軸方向の長さ)は、例えば、1μm以上2000μm以下である。発光部30eの幅W2は、例えば、1μm以上2000μm以下である。発光領域EAの幅W3は、例えば、1μm以上2000μm以下である。導電部20cのY軸方向に延びる外縁と、発光部30eのY軸方向に延びる外縁と、の間の、X軸方向の距離D1は、例えば、1μm以上2000μm以下である。複数の導電部20cのピッチPtは、例えば、50μm以上5000μm以下である。ピッチPtは、例えば、隣り合う2つの導電部20cのX軸方向の中心間のX軸方向の距離である。上記の数値範囲において、例えば、W1>W2>W3の関係が成り立つようにする。さらに、少なくともPt>W1の関係が成り立つようにする。
図4(a)〜図4(d)は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子の一部を表す模式的平面図である。
図4(a)に表したように、この例では、絶縁層40が、二次元マトリクス状に並べて設けられた矩形状の複数の開口部40aと、格子状の絶縁部40bと、を含む。
この例において、絶縁層40は、第1絶縁部51〜第7絶縁部57を含む。第1絶縁部51〜第7絶縁部57のそれぞれは、格子状の絶縁部40bの一部分である。第1絶縁部51は、Y軸方向に延びる。第2絶縁部52は、Y軸方向に延び、X軸方向に第1絶縁部51と離間する。第3絶縁部53は、Y軸方向に延び、第1絶縁部51と第2絶縁部52との間に配置される。第4絶縁部54は、第1絶縁部51と第3絶縁部53との間に配置され、X軸方向に延び、第1絶縁部51に接触した一端と、第3絶縁部53に接触した他端と、を有する。第5絶縁部55は、Y軸方向に第4絶縁部54と離間して第1絶縁部51と第3絶縁部53との間に配置され、X軸方向に延び、第1絶縁部51に接触した一端と、第3絶縁部53に接触した他端と、を有する。第6絶縁部56は、第2絶縁部52と第3絶縁部53との間に配置され、X軸方向に延び、第2絶縁部52に接触した一端と、第3絶縁部53に接触した他端と、を有する。第7絶縁部57は、Y軸方向に第6絶縁部56と離間して第2絶縁部52と第3絶縁部53との間に配置され、X軸方向に延び、第2絶縁部52に接触した一端と、第3絶縁部53に接触した他端と、を有する。このように、第1絶縁部51〜第3絶縁部53のそれぞれは、第4絶縁部54〜第7絶縁部57を介して連続していてもよい。
第1開口部41は、第1絶縁部51と第3絶縁部53との間に配置される。そして、第1開口部41は、第4絶縁部54と第5絶縁部55との間に配置される。第2開口部42は、第2絶縁部52と第3絶縁部53との間に配置される。そして、第2開口部42は、第6絶縁部56と第7絶縁部57との間に配置される。
この例では、絶縁層40のパターン形状が、格子状である。このように、絶縁層40のパターン形状は、ストライプ状でもよいし、格子状でもよい。絶縁層40のパターン形状は、ハニカム状などでもよい。二次元マトリクス状に並べられる複数の開口部40aのX−Y平面(上面10aに平行な平面)に投影した形状は、矩形に限らず、円形や他の多角形などでもよい。
また、絶縁層40は、例えば、格子状の開口部40aと、二次元マトリクス状に並べて設けられた複数の絶縁部40bと、を含む構成でもよい。第1開口部41と第2開口部42とは、連続していてもよい。
絶縁層40を格子状とした場合、発光部30eは、複数の開口部40aのそれぞれによって露呈される第1電極10のそれぞれの部分の上に設けられる。すなわち、この例では、複数の開口部40aのそれぞれに対応して、矩形状の複数の発光部30eが、二次元マトリクス状に並べて配置される。
絶縁層40の開口部40aを矩形状とした場合、第2電極20は、例えば、図4(b)に表したように、Y軸方向に延び、X軸方向に並ぶ複数の導電部20cを設け、1つの導電部20cをY軸方向に並ぶ複数の発光部30eのそれぞれの上に設ける。この場合、図4(b)に表したように、各発光部30eの間の部分の幅を各発光部30eに重なる部分の幅よりも狭くする。これにより、例えば、光透過性を高めることができる。有機発光層30は、1つの発光部30eに対して1つずつ設けられていても良い。すなわち、有機発光層30は、外縁が発光部30eそれぞれの外側でかつ導電部20cの内側になるように設けられていても良い。あるいは、有機発光層30は、Y方向に並ぶ複数の発光部30eにつき1つずつ設けられていても良い。すなわち、有機発光層30は、外縁が複数の発光部30eの外側でかつ導電部20cの内側になるように設けられていても良い。
図4(c)に表したように、複数の導電部20cのそれぞれを複数の発光部30eのそれぞれの上に設けてもよい。この場合、導電部20cのX−Y平面に投影した形状は、発光部30eのX−Y平面に投影した形状に対応した形状とすればよい。
図4(d)に表したように、複数の導電部20cのそれぞれを複数の発光部30eのそれぞれの上に設ける場合には、例えば、各導電部20cの上に、各導電部20cのそれぞれを電気的に接続する光透過性の導電膜25を設ける。これにより、例えば、各導電部20cのそれぞれに対して効率良く電圧を印加することができる。導電膜25には、例えば、第1電極10に関して説明した材料を用いることができる。
さらには、格子状の1つの導電部20cを複数の発光部30eのそれぞれの上に設けてもよい。第1導電部21及び第2導電部22は、連続していてもよい。このとき、有機発光層30は、Y方向に並ぶ複数の発光部30eにつき1つずつ設けられていても良い。すなわち、有機発光層30は、外縁が複数の発光部30eの外側でかつ導電部20cの内側になるように設けられていても良い。
図5は、第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。
図5に表したように、有機電界発光素子111の積層体SBは、配線層60を、さらに含む。
配線層60は、上面10aに対して平行な平面に沿って延在する。すなわち、配線層60は、X−Y平面内に延在する。この例において、配線層60は、第1電極10の上面10aの上に設けられる。配線層60は、例えば、第1電極10と絶縁層40との間に設けられる。配線層60は、第1電極10の上面10aと反対側の面に設けてもよい。
配線層60は、導電性の配線部61を含む。配線層60は、例えば、複数の配線部61を含む。配線部61は、第1電極10と絶縁部40bとの間に設けられる。複数の配線部61のそれぞれは、例えば、Y軸方向に延び、X軸方向において互いに離間する。複数の配線部61のそれぞれの間隔は、例えば、一定である。また、複数の配線部61のそれぞれの間隔は、例えば、複数の導電部20cのそれぞれの間隔よりも広い。この例において、配線層60のパターン形状は、ストライプ状である。配線層60のパターン形状は、格子状やハニカム状などでもよい。配線層60は、第1電極10の一部を露出させる。換言すれば、配線層60は、第1電極10の一部を露出させる1つまたは複数の開口部を有する。
配線層60は、第1電極10と電気的に接続される。配線層60は、例えば、第1電極10に接する。配線層60の導電率は、第1電極10の導電率よりも高い。配線層60は、光反射性を有する。配線層60の光反射率は、第1電極10の光反射率よりも高い。配線層60は、例えば、金属配線である。配線層60は、例えば、第1電極10に流れる電流を伝達する補助電極として機能する。これにより、有機電界発光素子111では、例えば、第1電極10の上面10aと平行な方向に流れる電流量を、有機電界発光素子110に比べて均一にできる。例えば、面内の発光輝度をより均一にできる。
配線層60は、例えば、Mo、Ta、Nb、Al、Ni及びTiよりなる群から選択された、少なくともいずれかの元素を含む。配線層60は、例えば、この群から選択された元素を含む混合膜とすることができる。配線層60は、それらの元素を含む積層膜とすることができる。配線層60には、例えばNb/Mo/Al/Mo/Nbの積層膜を用いることができる。配線層60は、例えば、第1電極10の電位降下を抑制する補助電極として機能する。配線層60は、電流供給のためのリード電極として機能することができる。なお、配線層60は、これらの材料に限定されない。
図6は、第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。
図6に表したように、有機電界発光素子112では、複数の導電部20cのそれぞれが、絶縁層40の上に延在していない。そして、複数の発光部30eのそれぞれが、絶縁層40の上に延在していない。このように、導電部20c及び発光部30eは、必ずしも絶縁層40の上に延在しなくてもよい。
有機電界発光素子112において、発光部30eの第1電極10と反対側の面は、導電部20cに覆われる。発光部30eの第1電極10側の面は、第1電極10に覆われる。そして、発光部30eのY軸方向に延びる一対の外縁(側面)は、隣接する絶縁部40bに覆われる。これにより、有機電界発光素子112においても、有機発光層30に対する水分などの侵入を抑制できる。
図7は、第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子を表す模式的断面図である。
図7に表すように、有機電界発光素子113は、第1基板81と、第2基板82と、中間層84と、シール部85と、をさらに含む。
第1電極10は、第1基板81の上に設けられる。積層体SBは、第1基板81の上に設けられる。第1基板81は、光透過性を有する。第2基板82は、積層体SBの上に設けられ、第1基板81と対向する。第2基板82は、光透過性を有する。
中間層84は、積層体SBと第2基板82との間に設けられる。中間層84は、例えば、第1基板81と第2基板82との間の空間に充填される。中間層84は、光透過性を有する。中間層84は、吸湿性及び酸素吸着性の少なくとも一方を有する。中間層84は、気体、液体、固体、または、ゲル状のものとすることができる。中間層84は、例えば、光透過性の有機封止材である。
シール部85は、例えば、第1基板81及び第2基板82の外縁に沿って環状に設けられ、第1基板81と第2基板82とを接着する。これにより、第1基板81と第2基板82とによって、積層体SBが封止される。有機電界発光素子113では、第1基板81と第2基板82との間のZ軸方向の距離をシール部85によって規定している。この構成は、例えば、シール部85に粒状のスペーサ(図示は省略)を含めることによって実現できる。例えば、シール部85に粒状の複数のスペーサを分散させ、複数のスペーサの径によって、第1基板81と第2基板82との間の距離が規定される。
有機電界発光素子113において、中間層84の側面は、シール部85によって覆われる。有機電界発光素子113において、シール部85の厚さ(Z軸方向に沿う長さ)は、例えば、5μm以上100μm以下である。より好ましくは、例えば、10μm以上20μm以下である。これにより、例えば、水分の浸入などを抑えることができる。シール部85の厚さは、例えば、シール部85に分散させるスペーサの径と実質的に同じである。
有機電界発光素子において、第2基板82に積層体SBを収容する凹部を設ける構成がある。この構成では、第2基板82の形成が難しくなる。例えば、有機電界発光素子のコストアップを招く。
これに対して、本実施形態に係る有機電界発光素子113では、第1基板81と第2基板82との間の距離をシール部85で規定している。これにより、例えば、平板状の第2基板82を用いることができる。例えば、第2基板82の形成を容易にできる。有機電界発光素子113のコストアップを抑えることができる。
また、中間層84の熱伝導率は、例えば、NやArなどの不活性ガスの熱伝導率よりも高い。このため、例えば、中空層が真空である場合はもちろん、N、Arなどの不活性ガスを充填する場合よりも、発光部30eの発光にともなって発生する熱の放熱効率を高めることができる。
有機電界発光素子113では、発光部30eが導電部20cに覆われている。これにより、例えば、液状の中間層84などを用いた場合にも、中間層84によって発光部30eが劣化してしまうことを抑制できる。有機電界発光素子113では、有機発光層30に対する中間層84の侵入も抑制できる。また、中間層84は、吸湿性及び酸素吸着性の少なくとも一方を有する。これにより、有機発光層30に対する水分の侵入をより適切に抑えることができる。なお、積層体SBと第2基板82との間の空間は、NやArなどの不活性ガス層でもよい。この場合、積層体SBと第2基板82との間に、乾燥剤などを設けてもよい。
また、有機電界発光素子113では、積層体SBと第2基板82との間に中間層84を設けている。これにより、例えば、積層体SBと第2基板82との間を中空層とする場合に比べて、有機電界発光素子113の強度を高めることができる。これにより、例えば、中空層とする場合に比べて、第1基板81と第2基板82との間のZ軸方向の距離を狭くすることができる。例えば、有機電界発光素子113を薄型化できる。
第1基板81及び第2基板82には、例えば、ガラス基板、または、樹脂基板などが用いられる。シール部85には、例えば、紫外線硬化樹脂などが用いられる。
図8は、第1の実施形態に係る別の有機電界発光素子の一部を表す模式的断面図である。
図8に表したように、中間層84は、例えば、樹脂部84aと、樹脂部84aに分散された添加剤84bと、を含む。樹脂部84aには、例えば、アクリル系樹脂やトリアジン系樹脂などのポリマー樹脂が用いられる。添加剤84bは、例えば、酸化カルシウム、シリカ、または、酸化バリウムなどが用いられる。ただし、添加剤の量を増やして吸湿性能を向上したい場合、光透過性とのトレードオフとなるため、中間層84に例えば透明な液体状、あるいはゲル状の有機金属錯体を主成分とする吸湿材を用いても良い。これにより、例えば、光透過性を犠牲にすることなく、積層体SBを水分からより適切に保護することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る照明装置を表す模式図である。
図9に表したように、本実施形態に係る照明装置210は、第1の実施形態に係る有機電界発光素子(例えば有機電界発光素子113)と、電源部201と、を備える。
電源部201は、第1電極10と第2電極20とに電気的に接続される。電源部201は、第1電極10及び第2電極20を介して有機発光層30に電流を供給する。
本実施形態に係る照明装置210によれば、有機発光層30に対する水分などの侵入を抑制した照明装置を提供できる。
(第3の実施形態)
図10(a)及び図10(b)は、第3の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。
図10(a)に表したように、本実施形態に係る照明システム311は、第1の実施形態に係る複数の有機電界発光素子(例えば有機電界発光素子113)と、制御部301と、を備える。
制御部301は、複数の有機電界発光素子113のそれぞれと電気的に接続され、複数の有機電界発光素子113のそれぞれの点灯・消灯を制御する。制御部301は、例えば、複数の有機電界発光素子113のそれぞれの第1電極10及び第2電極20と電気的に接続される。これにより、制御部301は、複数の有機電界発光素子113のそれぞれの点灯・消灯を個別に制御する。
図10(b)に表したように、照明システム312では、複数の有機電界発光素子113のそれぞれが、直列に接続されている。制御部301は、複数の有機電界発光素子113のうちの1つの有機電界発光素子113の第1電極10と電気的に接続される。そして、制御部301は、複数の有機電界発光素子113のうちの別の1つの有機電界発光素子113の第2電極20と電気的に接続される。これにより、制御部301は、複数の有機電界発光素子113のそれぞれの点灯・消灯をまとめて制御する。このように、制御部301は、複数の有機電界発光素子113のそれぞれの点灯・消灯を個別に制御してもよいし、まとめて制御してもよい。
本実施形態に係る照明システム311、312によれば、有機発光層30に対する水分などの侵入を抑制した照明システムを提供できる。
実施形態によれば、有機発光層に対する水分などの侵入を抑制できる有機電界発光素子、照明装置及び照明システムが提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、有機電界発光素子に含まれる、第1電極、第2電極、有機発光層、絶縁層、積層体、第1基板、第2基板及び中間層、並びに、照明装置に含まれる電源部、照明システムに含まれる制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した有機電界発光素子、照明装置及び照明システムを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての有機電界発光素子、照明装置及び照明システムも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1電極、 10a…上面、 20…第2電極、 20c、21、22…導電部、 30…有機発光層、 30e、31、32…発光部、 40…絶縁層、 40a、41、42…開口部、 40b、51〜57…絶縁部、 60…配線層、 61…配線部、 81…第1基板、 82…第2基板、 84…中間層、 85…シール部、 110、111、112、113…有機電界発光素子、 201…電源部、 210…照明装置、 301…制御部、 311、312…照明システム、 SB…積層体

Claims (10)

  1. 光透過性の第1電極と、
    前記第1電極の上に設けられ、前記第1電極の一部を露呈させる第1開口部と、前記第1電極の別の一部を露呈させる第2開口部と、を有する光透過性の絶縁層と、
    前記第1開口部を覆う第1導電部と、前記第1導電部と離間して前記第2開口部を覆う第2導電部と、を含む第2電極と、
    前記第1電極の前記一部と前記第1導電部との間に設けられ前記第1電極と前記絶縁層と前記第1導電部とに囲まれた第1発光部と、前記第1発光部と離間して前記第1電極の前記別の一部と前記第2導電部との間に設けられ前記第1電極と前記絶縁層と前記第2導電部とに囲まれた第2発光部と、を含む有機発光層と、
    を備えた有機電界発光素子。
  2. 前記第1導電部の一部は、前記絶縁層の一部の上に延在し、
    前記第2導電部の一部は、前記絶縁層の別の一部の上に延在する請求項1記載の有機電界発光素子。
  3. 前記第1発光部の一部は、前記絶縁層の前記一部と前記第1導電部の前記一部との間に延在し、
    前記第2発光部の一部は、前記絶縁層の前記別の一部と前記第2導電部の前記一部との間に延在し、
    前記第1発光部の外縁は、前記第1導電部の前記一部に覆われ、
    前記第2発光部の外縁は、前記第2導電部の前記一部に覆われる請求項2記載の有機電界発光素子。
  4. 光透過性の第1基板と、
    光透過性の第2基板と、
    吸湿性及び酸素吸着性の少なくとも一方を有する光透過性の中間層と、をさらに備え、
    前記第1電極は、前記第1基板の上に設けられ、
    前記第2基板は、前記第1電極と前記絶縁層と前記有機発光層と前記第2電極とを含む積層体の上に設けられ、前記第1基板と対向し、
    前記中間層は、前記積層体と前記第2基板との間に設けられる請求項1〜3のいずれか1つに記載の有機電界発光素子。
  5. 前記第1導電部は、前記第1電極の上面に対して平行な第1方向に延び、
    前記第2導電部は、前記第1方向に延び、
    前記第2導電部は、前記第1電極の上面に対して平行で前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記第1導電部と離間し、
    前記第1導電部の前記第2方向の長さ及び前記第2導電部の前記第2方向の長さのそれぞれは、1μm以上2000μm以下である請求項1〜4のいずれか1つに記載の有機電界発光素子。
  6. 前記絶縁層は、
    前記第1電極の上面に対して平行な第1方向に延びた第1絶縁部と、
    前記第1方向に延び、前記第1電極の上面に対して平行で前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記第1絶縁部と離間した第2絶縁部と、
    前記第1方向に延び、前記第1絶縁部と前記第2絶縁部との間に配置された第3絶縁部と、
    を含み、
    前記第1開口部は、前記第1絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置され、
    前記第2開口部は、前記第2絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置される請求項1〜4のいずれか1つに記載の有機電界発光素子。
  7. 前記絶縁層は、
    前記第1絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置され、前記第2方向に延び、前記第1絶縁部に接触した一端と、前記第3絶縁部に接触した他端と、を有する第4絶縁部と、
    前記第1方向に前記第4絶縁部と離間して前記第1絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置され、前記第2方向に延び、前記第1絶縁部に接触した一端と、前記第3絶縁部に接触した他端と、を有する第5絶縁部と、
    前記第2絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置され、前記第2方向に延び、前記第2絶縁部に接触した一端と、前記第3絶縁部に接触した他端と、を有する第6絶縁部と、
    前記第1方向に前記第6絶縁部と離間して前記第2絶縁部と前記第3絶縁部との間に配置され、前記第2方向に延び、前記第2絶縁部に接触した一端と、前記第3絶縁部に接触した他端と、を有する第7絶縁部と、
    を、さらに含み、
    前記第1開口部は、前記第4絶縁部と前記第5絶縁部との間に配置され、
    前記第2開口部は、前記第6絶縁部と前記第7絶縁部との間に配置される請求項6記載の有機電界発光素子。
  8. 前記第1発光部及び前記第2発光部から放出される光は、白色光である請求項1〜7のいずれか1つに記載の有機電界発光素子。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の有機電界発光素子と、
    前記第1電極と前記第2電極とに電気的に接続され、前記第1電極及び前記第2電極を介して前記有機発光層に電流を供給する電源部と、
    を備えた照明装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の複数の有機電界発光素子と、
    前記複数の有機電界発光素子のそれぞれと電気的に接続され、前記複数の有機電界発光素子のそれぞれの点灯・消灯を制御する制御部と、
    を備えた照明システム。
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