JPWO2017131143A1 - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

発光装置(10)は、第1電極(110)、有機層(120)、及び複数の第2電極(130)を備えている。第1電極(110)は光透過性を有している。有機層(120)は発光層を有しており、第1電極(110)と第2電極(130)の間に位置している。複数の第2電極(130)は互いに離れた状態で並んでいる。そして、第2電極(130)は、第1領域(134)及び第2領域(136)を有している。第2領域(136)は、第1領域(134)よりも幅が狭い領域である。

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は有機ELを利用した発光装置の開発が進んでいる。この発光装置は、照明装置や表示装置として使用されており、第1電極と第2電極の間に有機層を挟んだ構成を有している。そして、一般的には第1電極には透明材料が用いられており、第2電極には金属材料が用いられている。
有機ELを利用した発光装置の一つに、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1の技術は、有機ELを利用した表示装置に光透過性(シースルー)を持たせるために、第2電極をストライプ状に設けている。このような構造において、複数の第2電極の間に位置する領域は光を透過させるため、表示装置は光透過性を有することができる。
特開2014−179342号公報
本発明者は、透光性を有する発光装置において、透光性を向上させることを検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の透光性を向上させることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、光透過性を有する第1電極と、
光反射性を有する複数の第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極の間に位置する発光層と、
を備え、
前記複数の第2電極は互いに離れた状態で並んでおり、
前記第2電極は、互いに電気的に連続する複数の第1領域と、前記第1領域よりも幅が狭い複数の第2領域とを有する発光装置である。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1から第2電極を取り除いた図である。 図2から絶縁層及び有機層を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 変形例1に係る発光装置の第1電極を示す平面図である。 変形例2に係る発光装置が有する第2電極の形状を示す平面図である。 変形例3に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例4に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例5に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例6に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図11の変形例を示す平面図である。 実施例に係る発光システムの構成を示す断面図である。 変形例7に係る発光装置10の構成を示す平面図である。 図14の変形例を示す平面図である。 変形例8に係る発光装置10の構成を示す平面図である。 変形例9に係る発光装置10の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る発光装置10の平面図である。図2は、図1から第2電極130を取り除いた図である。図3は図2から絶縁層150及び有機層120を取り除いた図である。図4は、図1のA−A断面図である。図5は、図1のB−B断面図である。
実施形態に係る発光装置10は、第1電極110、有機層120、及び複数の第2電極130を備えている。第1電極110は光透過性を有している。有機層120は発光層を有しており、第1電極110と第2電極130の間に位置している。複数の第2電極130は互いに離れた状態で並んでいる。そして、第2電極130は、複数の第1領域134及び複数の第2領域136を有している。複数の第1領域134は電気的に繋がっている。第2領域136は、第1領域134よりも幅が狭い領域である。以下、発光装置10について詳細に説明する。
本実施形態において、発光装置10は照明装置である。発光装置10が有する発光部140は、ボトムエミッション型の発光部であってもよいし、トップエミッション型の発光部であってもよい。なお、図1〜図5に示す例において、発光装置10はボトムエミッション型の発光装置である。なお、発光装置10がトップエミッション型の発光装置である場合、第1電極110と第2電極130の位置を逆にすればよい。
基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されており、基板100のうち第1電極110とは逆側の面が発光装置10の光取出面になっている。基板100は、例えば矩形などの多角形である。また、基板100は可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特に基板100をガラス材料で可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。基板100を樹脂材料で可撓性を持たせる場合は、基板100の材料として、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドを含ませて形成されている。また、基板100が樹脂材料を含む場合、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも発光面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されている。
発光部140は基板100のうち光射出面とは逆側の面に形成されており、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。
第1電極110は、光透過性を有する透明電極である。第1電極110を構成する透明導電材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。透明電極の材料の屈折率は、例えば1.5以上2.2以下である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよいし、薄い金属電極であってもよい。
第2電極130は、光反射性を有する電極であり、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。第2電極130は多層構造を有していてもよい。第2電極130は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。
有機層120は、第1電極110と第2電極130の間に位置しており、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、及び電子注入層を有している。ただし、正孔注入層及び正孔輸送層の一方は形成されていなくてもよい。また、電子輸送層及び電子注入層の一方は形成されていなくてもよい。有機層120は、さらに他の層を有していてもよい。
図1及び図5に示すように、発光装置10は複数の第2電極130を有している。複数の第2電極130は、第1の方向(図1におけるY方向)に互いに離れた状態で並んでいる。ここで隣り合う第2電極130は、電気的または物理的に接続されていてもよい。後述する透光領域102を介して第2電極130が形成されるということである。複数の第2電極130は、いずれも第1の方向に交わる第2の方向(例えば第1の方向に直交する方向:図1におけるX方向)に延在している。基板100が矩形である場合、第1の方向は、例えば基板100のいずれかの辺(例えば長方形の長辺)に沿っている。第1の方向において、隣り合う第2電極130の中心間距離は、いずれも同じであってもよいし、少なくとも一つが他と異なっていてもよい。また、第2電極130の中心間距離はランダムであってもよい。
第2電極130の各々は、第1領域134及び第2領域136を有している。第1領域134は発光部140のうち実質的に発光部として機能する領域に位置する部分である。第2領域136は第1領域134よりも幅が狭い領域であり、実質的に同一の第2電極130に形成される第1領域134と第1領域134と電気的に接続する配線として機能する部分である。第2電極130は、いずれも第1領域134及び第2領域136を繰り返し有している。
第1の方向(複数の第2電極130が並んでいる方向:図1におけるY方向)において、第2領域136の幅は、例えば隣り合う第1領域134の幅の0.5倍以下、好ましくは0.25倍以下である。第1領域134の幅は、例えば100μm以上1000μm以下であり、第2領域136の幅は、例えば10μm以上500μm以下である。また、第2の方向(第2電極130が延在している方向:図1におけるX方向)において、第2領域136の長さは、隣り合う第1領域134の長さと同じであってもよいし、長くてもよいし、短くてもよい。第2領域136の長さは、例えば第1領域134の長さの0.1倍以上2倍以下である。第1領域134の長さは、例えば100μm以上1000μm以下であり、第2領域136の長さは、例えば0.1μm以上2000μm以下である。
また、一つの第2領域136の面積は、一つの第1領域134の面積よりも小さい。例えば一つの第2領域136の面積は、一つの第1領域134の面積の、例えば1/2以下、好ましくは1/4以下である。第1の方向(図1におけるY方向)において、両端に位置している第2電極130で挟まれた領域(これら2つの第2電極130を含む)を発光部140と定義した場合、複数の第2電極130の合計面積は、発光部140の面積の例えば0.6倍以下であるが、これに限定されない。
図1に示す例において、複数の第1領域134は互いに同一の形状、例えば矩形であり、また、複数の第2領域136も互いに同一の形状、例えば矩形である。ただし、少なくとも一つの第1領域134は、他の第1領域134と異なる形状(相似形の場合もある)を有していてもよい。また、少なくとも一つの第2領域136は、他の第2領域136と異なる形状(相似形の場合もある)又は長さを有していてもよい。第2領域136の長さを変えると、第1領域134の間隔は等間隔ではなくなる。
第2電極130が延在する方向(図1におけるX方向)において、ある第2電極130(第1の第2電極130)の第1領域134の中心は、その隣の第2電極130(第2の第2電極130)のいずれの第1領域134の中心とも重なっていない。ただし、第1領域134の両端の少なくとも一方は、その隣の第2電極130が有する第1領域134と重なっていてもよい。このようにすると、発光部140において、複数の第1領域134は千鳥格子の格子点に配置されることになる。第2電極130は遮光性を有しているため、後方散乱によって発光面(例えば発光部140が形成されている面とは逆側の面)の裏面から漏れる光の量や射出方向は、第2電極130の位置に依存する。このため、本実施形態においては、後方散乱に起因した光が特定の方向で局所的に強まることを抑制することができる。また、発光面から見たとき、第2電極130が第2領域136を有しているため、第2電極130が線状に見えることを抑制できる。このため、第2電極130は目立たなくなる。
複数の第2電極130の一方の端部は、いずれも第2端子132に接続している。本図に示す例において、発光装置10は一つの第2端子132を有しており、複数の第2電極130はいずれもこの一つの第2端子132に接続している。
そして、発光部140のうち複数の第2電極130の間に位置する領域は透光領域102となっている。透光領域102は、発光装置10のうち光を透過する領域である。透光領域102は、第2電極130と同一の方向に延在しており、第1の方向(図1におけるY方向)に繰り返し配置されている。透光領域102の幅は、例えば50μm以上1000μm以下である。なお、図1に示す例において、透光領域102の幅wは、ある第2領域136とその隣の第2電極130の第2領域136の間の距離として定義することができる。
なお、透光領域102の幅が大きくなる(言い換えると第2電極130の配置間隔が大きくなる)と、発光装置10の透光性は向上する。一方、透光領域102の幅が小さくなる(言い換えると第2電極130の配置間隔が小さくなる)と、発光装置10からの発光量は大きくなる。
また、発光装置10は、複数の第1電極110を有している。複数の第1電極110は、図3に示すように、いずれも互いに並んでおり、かつ、第2電極130と同一の方向(図1におけるX方向)に延在している。第1電極110の数は130の数と同一である。
複数の第1電極110の一方の端部は、いずれも第1端子112に接続している。本図に示す例において、発光装置10は一つの第1端子112を有しており、複数の第1電極110はいずれもこの一つの第1端子112に接続している。
第1端子112及び第2端子132は、第1電極110を挟んで互いに逆側に位置している。本図に示す例では基板100は矩形である。そして、第1端子112は基板100の一辺に沿って形成されており、第2端子132は、基板100の4辺のうち第1端子112とは逆側の辺に沿って形成されている。ただし、第1端子112及び第2端子132のレイアウトは、本図に示す例に限定されない。
第1端子112及び第2端子132は、第1電極110と同じ材料を用いて形成された層を有している。この層は、第1電極110と同一の工程で形成される。また、第1端子112のうち第1電極110と同様の材料で形成されている層は、第1電極110と一体になっている。一方、第2端子132は第1電極110から分離している。
第1電極110のうち有機層120が形成されるべき領域は、絶縁層150によって囲まれている。絶縁層150は、例えばポリイミドなどの感光性の材料を用いて形成されており、露光及び現像工程を経て、所定の形状に形成される。絶縁層150は、第1電極110が形成された後、かつ有機層120が形成される前に形成される。ただし、絶縁層150は形成されていなくてもよい。
なお、第2電極130の第2領域136の下方にも絶縁層150が形成されていてもよい。このようにすると、発光部140のうち第2領域136と重なる領域は発光しない。
有機層120は、絶縁層150で囲まれた領域の内側に形成されている。ここで、絶縁層150で囲まれた一つの領域を一つの発光素子と見なした場合、各発光素子の発光色は、互いに同一であってもよいし、少なくとも一つの発光素子の発光色は他と異なっていてもよい。このようにするためには、例えば有機層120の発光層の材料を変えればよい。
次に、発光装置10の製造方法について説明する。まず、基板100の上に第1電極110を形成する。このとき、例えばマスクを用いることにより、第1電極110を所定のパターンに形成する。また、第1端子112及び第2端子132も形成される。次いで、第1電極110の上に絶縁層150を形成する。次いで、有機層120及び第2電極130をこの順に形成する。第2電極130を形成するとき、例えばマスクを用いることにより、第1領域134及び第2領域136が形成される。
本実施形態において、発光装置10のうち隣り合う第2電極130の間の領域は、透光領域102となる。ここで、第2電極130の一部は第2領域136であり、他の領域(第1領域134)と比較して幅が狭くなっている。従って、透光領域102の面積を広くして、発光装置10の透光性を向上させることができる。
また、第1領域134及び第2領域136のレイアウトや大きさを適切に設定すると、発光部140を発光させたときに、発光部140内に、所望の形状(例えば文字、数字、図形、及び模様の少なくとも一つ)を表示することができる。
(変形例1)
図6は、変形例1に係る発光装置10の第1電極110を示す平面図であり、実施形態の図3に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第1電極110の延在方向が1130の延在方向と交わっている点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。そして、発光部140の発光領域は、第1電極110と第2電極130の交点に形成される。なお、第1電極110の延在方向の変更に伴い、第1端子112の位置も変わっている。具体的には、第1端子112は、基板100の4つの辺のうち、第2端子132と交わる方向に延在する辺に沿って配置されている。
本変形例において、第2端子132は基板100の4つの辺のうち互いに対向する2辺に配置されていてもよい。また、第1端子112は、基板100の残りの2辺に配置されていてもよい。
本変形例によっても、第2電極130の一部は第2領域136であり、他の領域(第1領域134)と比較して幅が狭くなっている。従って、透光領域102の面積を広くして、発光装置10の透光性を向上させることができる。
なお、第1電極110は発光部140の全面に形成されていてもよいし、格子状であってもよい。
(変形例2)
図7は、変形例2に係る発光装置10が有する第2電極130の形状を示す平面図である。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130の形状を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、第2電極130が並んでいる方向(図7におけるY方向)において隣り合う第1領域134は、少しずつ上下にずれている。そして、第2電極130が並ぶ方向において互いに隣り合う第1領域134の中心を直線で結ぶと、第2電極130に斜めに交わる直線になる。言い換えると、複数の第1領域134は、第2電極130に斜めに交わる直線に沿って配置されている。また、第2電極130が並ぶ方向における第2領域136の間隔wは、第2領域136の長さlよりも小さい。
また、第1領域134は平行四辺形になっている。そして、第1領域134の4つの辺のうち2つは、第2電極130が延在している方向に平行になっている。また、第1領域134の残りの2辺は、上記した、第2電極130に斜めに交わる直線に平行になっている。
本変形例によれば、第2電極130が並ぶ方向における第1領域134の間隔tは、第2領域136の長さlよりも小さい。このため、発光装置10を見た人は、発光部140の発光領域(すなわち第1領域134が配置されている領域)が、第2電極130に斜めに交わる直線に沿って延在していると認識する。
一方、上記した直線に沿って第2電極130を配置した場合、基板の角の近くに位置している第2電極130は、他の第2電極130と比較して短くなってしまう。この場合、第2電極130の長さの差に起因して、発光部140の輝度に面内分布が生じる可能性がある。これに対して本実施形態では、すべての第2電極130の長さをほぼ等しくすることができる。従って、発光部140の輝度に、面内分布は生じにくい。
なお、本図に示す例において、透光領域102は、上記した、第2電極130に斜めに交わる直線に平行に延在していると見なすことができる。この場合、透光領域102の幅wは、第2領域136の長さl、又は、第2電極130が延在する方向における第1領域134の間隔l´として定義することができる。
(変形例3)
図8は、変形例3に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、変形例2の図7に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130の形状を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、第2電極130が延在する方向(図8におけるX方向)において、ある第2電極130(第1の第2電極130)の第1領域134の80%以上(好ましくは95%以上)の領域は、その隣の第2電極130(第2の第2電極130)のいずれかの第1領域134と重なっている。図8に示す例において、複数の第2電極130の各々において、その第2電極130が有する複数の第1領域134の各々は、第2電極130が並んでいる方向(図8におけるY方向)において当該第1領域134の隣に位置する第1領域134と重なっている。第1領域134のうち隣の第1領域134と重なっている領域は、第2電極130が延在する方向におけるその第1領域134の中心を含んでいる。このようにすると、発光部140において、複数の第1領域134は正方格子の格子点に配置されることになる。なお、第2電極130が並んでいる方向(図8におけるY方向)において、互いに隣り合う第1領域134の中心を直線で結んだ場合、この線が第2電極130と直交するようにしてもよい。
なお、本図に示す例において、透光領域102の幅は、第2領域136の長さlとして定義することができる。
なお、本変形例において、第2領域136の幅がある程度広い場合、発光部140のうち第2領域136が設けられている部分も十分発光するため、発光装置10を見た人は、発光部140の発光領域が実質的に格子状になっていると認識する。
また、第2電極130が並んでいる方向(図8におけるY方向)において、互いに隣り合う第1領域134の中心を直線で結んだ場合にこの線が第2電極130と直交するようにして、第2領域136の第2電極130が並んでいる方向(図8におけるY方向)の幅を第1領域134の第2電極130が並んでいる方向(図8におけるY方向)の幅よりも十分に小さくしてもよい。このようにすると、発光装置10を見た人が発光部140の発光領域が実質的に第2電極130が並んでいる方向のストライプ(縞)状に形成されていると認識させることができる。換言すれば、第2電極130が物理的に延在する方向に対して直交する方向に発光部140の発光領域が形成されていると認識させることができる。
この構成は、基板100が長方形である場合に特に効果を奏する。つまり、基板100が長方形の場合、第2電極130は基板100の長辺に並行するように形成される場合や、基板100の短辺に並行するように形成される場合が考えられる(ほかにも基板100の対角線に沿うような場合、曲線も含んだ場合なども考えられるがこれらは基板100の長辺に沿った場合と読み替えることができる)。
一つの第2電極130に対して第2端子132が一つのみ設けられる場合、第2電極130の抵抗により電流密度に起因して、第2端子132が形成されていない側の第2電極130の端部と重なる領域における発光部140の発光強度は差が生じる。具体的には、第2端子132が形成される側の第2電極130の端部と比較して発光の輝度が低い。同様に、一つの第2電極130に対して第2端子132が第2電極130の両端に形成される場合、第2電極130の中心近傍と重なる領域における発光部140の発光の輝度は、発光部140の他の部分の発光と比較して低下する。つまり、第2電極130において、第2端子132から遠くなればなるほど、輝度の低下が起こる。この場合、第2電極130が基板100の短辺と並行な方向に形成される場合よりも、基板100の長辺と並行な方向に形成される場合の方が、輝度差は顕著になる。一方、発光部140を見る人が受ける印象を基準にすると、発光部140の延在方向を基板100の長辺に沿う方向にしたほうがよい。本変形例によれば、これら2つの要求を両立することができる。すなわち、第2電極130が輝度差を防ぐように短辺に沿って並行するように形成しつつ、発光部140が長辺に沿って延在しているように人に認識させることができる。
(変形例4)
図9は、変形例4に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、変形例2の図7に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130の形状を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、基板100の一部である第1領域104には、変形例3と同様の第2電極130が配置されている。一方、基板100の他の一部である第2領域106(例えば残りの領域)には、変形例2と同様の第2電極130が配置されている。このように、第2電極130の形状は任意である。なお、発光装置10は、さらに他のパターンの第2電極130を有していてもよい。
(変形例5)
図10は、変形例5に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、変形例2の図7に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130の形状を除いて、変形例4に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、発光装置10は、第1領域104及び第2領域106の他に、第3領域108をそれぞれ複数有している。複数の第1領域104、複数の第2領域106、及び複数の第3領域108は、いずれも基板100の中心を基準に点対称に配置されている。詳細には、第1領域104は基板100の中心に対して上下(X方向)に配置されており、第3領域108は基板100の中心に対して左右(Y方向)に配置されている。そして第2領域106は、基板100の残りの領域(具体的には基板100の角を含む4つの領域)に配置されている。
第1領域104及び第3領域108において、第2電極130はいずれも図8とほぼ同様の形状を有している。ただし、第1領域104の第1領域134の配置間隔は、上下に狭く、かつ左右に広くなっている。このようにすると、発光装置10を見た人は、第1領域104における発光領域が、基板100の中心を通りつつ上下に線状に延在していると認識する。一方、第3領域108の第1領域134の配置間隔は左右に狭く、かつ上下に広くなっている。このようにすると、発光装置10を見た人は、第3領域108における発光領域が、基板100の中心を通りつつ左右に線状に延在していると認識する。
また、第2領域106において、第2電極130は図7と同様の形状を有している。このため、発光装置10を見た人は、第2領域106における発光領域が、基板100の中心から放射状に延在していると認識する。
なお、第2電極130は左右に延在している。そして、第1領域134の位置によってその第1領域134の形状を変えることにより、図10に示した構成を実現できる。
ここで、第2電極130の各々、言い換えると、第1領域134及び第2領域136を合わせた面積は、互いに等しいことが望ましい。そのようにすることで、第1領域134及び第2領域136を合わせた第2電極の各々の抵抗は、等しくなる。従って、発光部140の輝度に、面内分布は生じにくい。なお、ここで面積が等しいとは、相対的に大きい第2電極130を基準にして、相対的に小さい第2電極130の面積が90%以上であることを差す。
(変形例6)
図11は、変形例6に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130の延在方向を除いて、変形例3に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、基板100は長方形である。そして、第2電極130は、基板100の短辺に沿って延在している。このようにすると、第2電極130が短くなるため、第2電極130の寄生抵抗を小さくすることができる。
なお、図12に示すように、基板100の長辺方向で見た場合、第1領域134が、波線に沿って配置されていてもよい。
(変形例7)
図14は、変形例7に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1の要部を拡大した図に相当する。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130が延在する方向(図14におけるX方向)において、第2領域136が第1領域134の中心に必ずしも位置していない点を除いて、変形例3に係る発光装置10と同様の構成である。
詳細には、第2電極130が延在する方向において、第2領域136は、第1領域134の中心に位置していなくてもよい。言い換えると、第2電極130が延在する方向において、一つの第2電極130に含まれる複数の第2領域136のうち、少なくとも一つの第2領域136は、他の第2領域136と異なる位置にある。例えば、全ての第2領域136は第1領域134の中心と重なっていなくてもよいし、一部の第2領域136のみが第1領域134の中心と重なっていなくてもよい。
例えば、一つの第2電極130において、第2領域136は、第2電極130の延在方向において第1領域134の中心に対してランダムに位置する場合もある。また、第2領域136が位置すべき位置を複数(例えば3つ以上、4つ以上、又は5つ以上)定義しておき、これら複数の位置からランダムまたは規則的に第2領域136の位置が選択されてもよい。この場合、あらかじめ定義された複数の第2領域136の位置において、隣り合う第2領域136の中心間距離は、例えば第1領域134の幅の20%以上であるのが好ましい。例えば、第2領域136の位置は、第1領域134の両端及び第1領域134の中心から、ランダム又は規則的に選択されていてもよい。
発光装置10において、後方散乱によって発光面の裏面(基板100のうち発光部140が形成されている面と同じ面)から光が漏れる可能性がある。第2電極130は光遮光性を有しているため、発光装置10の裏面から漏れる光の量及び射出方向は、第2電極130の位置に依存する。第2電極130が並んでいる方向において複数の第2領域136の位置が互いに揃っていると、特定の方向において後方散乱光が局所的に強くなる。これに対して本変形例では、一つの第2電極130に含まれる複数の第2領域136のうち、少なくとも一つの第2領域136は、他の第2領域136と異なる位置にある。従って、特定の方向において後方散乱光が局所的に強くなることを抑制できる。また、発光装置10の発光面から発光装置10を見たとき、第2領域136の位置が揃っておらず、第2電極130が線に見えづらくなる。従って、第2電極130を目立たなくすることができる。
なお、第2電極130が延在する方向において、第2領域136は、第1領域134の中心に位置していなくてもよい。言い換えると、第2電極130が並んでいる方向において、一つの第2電極130に含まれる複数の第2領域136のうち、少なくとも一つの第2領域136は、他の第2領域136と異なる位置にある。例えば、全ての第2領域136は第1領域134の中心と重なっていなくてもよいし、一部の第2領域136のみが第1領域134の中心と重なっていなくてもよい。
例えば、一つの第2電極130において、第2領域136は、第2電極130の延在方向において第1領域134の中心に対してランダムに位置する場合もある。また、第2領域136が位置すべき位置を複数(例えば3つ以上、4つ以上、又は5つ以上)定義しておき、これら複数の位置からランダムまたは規則的に第2領域136の位置が選択されてもよい。この場合、あらかじめ定義された複数の第2領域136の位置において、隣り合う第2領域136の中心間距離は、例えば第1領域134の幅の20%以上であるのが好ましい。例えば、第2領域136の位置は、第1領域134の両端及び第1領域134の中心から、ランダム又は規則的に選択されていてもよい。
別の見方をすれば、第1の第2電極130の第1領域134の中心を基準としたときの第1の第2電極130の第2領域136の位置は、この第1の第2電極130の隣に位置する第2の第2電極130の第1領域134の中心を基準としたときの第2の第2電極130の第2領域136の位置とは異なる。
発光装置10において、後方散乱によって発光面の裏面(基板100のうち発光部140が形成されている面と同じ面)から光が漏れる可能性がある。第2電極130は光遮光性を有しているため、発光装置10の裏面から漏れる光の量及び射出方向は、第2電極130の位置に依存する。第2電極130が並んでいる方向において複数の第2領域136の位置が互いに揃っていると、特定の方向において後方散乱光が局所的に強くなる。これに対して本変形例では、一つの第2電極130に含まれる複数の第2領域136のうち、少なくとも一つの第2領域136は、他の第2領域136と異なる位置にある。言い換えると、第2電極130が延在する方向(図14におけるX方向)において、第2領域136の位置は揃っていない。従って、特定の方向において後方散乱光が局所的に強くなることを抑制できる。また、発光装置10の発光面から発光装置10を見たとき、第2領域136の位置が揃っておらず、第2電極130が線に見えづらくなる。従って、第2電極130を目立たなくすることができる。
なお、図15の拡大図に示すように、第2電極130が延在する方向で見た場合、第1領域134が、波線に沿って配置されていてもよい。
(変形例8)
図16は、変形例8に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1の要部を拡大した図に相当する。本変形例に係る発光装置10は、第2電極130が並んでいる方向(図17におけるY方向)において、第2電極130の第2領域136の間隔が異なっている点を除いて、変形例7に係る発光装置10と同様の構成である。
詳細には、発光部140は、第1の第2電極130aと、第2の第2電極130bと、第3の第2電極130cを有している。第1の第2電極130a、第2の第2電極130b、及び第3の第2電極130cは、この順に並んでいる。これらの第2電極130が並んでいる方向(図16におけるY方向)において、第1の第2電極130aの第2領域136と、第2の第2電極130bの第2領域136と、第3の第2電極130cの第2領域136は、少なくとも一部で互いに重なっている。そして、当該重なっている部分において、第1の第2電極130aの第2領域136から第2の第2電極130bの第2領域136までの距離W1は、第2の第2電極130bの第2領域136から第3の第2電極130cの第2領域136までの間の距離W2と異なっている。
第3の第2電極130cの隣には、さらに、第4の第2電極130dが位置している。この場合、第3の第2電極130cの第2領域136から第4の第2電極130dの第2領域136までの間の距離W3は、距離W1、W2のいずれとも異なっていてもよいし、距離W1と同じであってもよい。
なお、第4の第2電極130dの形状は、第1の第2電極130aと同じであってもよい。この場合、第3の第2電極130cの隣には、第1の第2電極130a、第2の第2電極130b、及び第3の第2電極130cがこの順に繰り返し設けられていてもよい。なお、この繰り返しの単位は3つに限られず、さらに多くてもよい。
本変形例によれば、第2電極130が並んでいる方向(図16におけるY方向)において、第2領域136の並びは不規則になる。このため、変形例7と同様の理由により、特定の方向において後方散乱光が局所的に強くなることを抑制できる。また、発光装置10の発光面から発光装置10を見たとき、第2領域136の位置が揃っておらず、第2電極130が線に見えづらくなる。従って、第2電極130を目立たなくすることができる。
(変形例9)
図17は、変形例9に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1の一部を拡大した図に相当する。本変形例に係る発光装置10は、第2領域136が絶縁層150と重なる位置に形成されることを除いて、変形例3に係る発光装置10と同様の構成である。
第2領域136が絶縁層150と重なっていない場合、発光部140のうち第2領域136と重なる領域も発光する。この場合、第2領域136と絶縁層150の間の領域から、基板100に垂直な方向に発光面の裏面側に光が漏れる可能性が出てくる。これに対して本変形例では、第2領域136は絶縁層150と重なる位置に形成されているため、発光部140のうち第2領域136と重なる領域は発光しない。従って、上記した光の漏れを少なくできる。
(実施例)
図13は、実施例に係る発光システムの構成を示す断面図である。この発光システムは、発光装置10及び仕切部材20を有している。仕切部材20は透光性を有しており、人が滞在する空間を外部から仕切っている。発光装置10は、上記した実施形態及び変形例のいずれかと同様の構成を有している。発光部140は基板100のうち人が滞在する空間側の面(第2面100b)に配置されている。この状態において、透光性の第1電極110、有機層120、及び第2電極130は、外部側からこの順に重なっている。
仕切部材20は、例えば人が移動するための移動体30の窓であり、ガラス又は透光性の樹脂を用いて形成されている。移動体30は、例えば自動車、列車、又は飛行機である。移動体30が自動車の場合、仕切部材20はフロントガラス、リアガラス、又は座席の横に取り付けられた窓ガラス(例えばドアガラス)である。仕切部材20がリアガラスの場合、複数の発光部140は例えばブレーキランプとして機能する。また、仕切部材20がフロントガラス又はリアガラスの場合、複数の発光部140はターンランプであってもよい。また、発光装置10の発光部140の発光領域の一部をブレーキランプとして、別の部分をターンランプとしてもよい。または、会議室などの部屋の内部と外部を仕切る窓であってもよい。発光部140の点灯/非点灯により、会議室を利用しているか否かを識別できる発光システムでも良い。
そして、発光装置10の光取出側の面(例えば基板100のうち発光部140が形成されていない面)は、接着層200を介して仕切部材20の内面(第1面22)に固定されている。このため、発光装置10の発光部140から放射された光は、仕切部材20を介して移動体30の外部に放射される。一方、発光装置10は光透過性を有している。このため、移動体30の内側に位置する人は、仕切部材20を介して移動体30の外部を視認することができる。なお、基板100の第1面100aの全面が接着層200を介して仕切部材20の第1面22に固定されていてもよいし、第1面100aの一部(例えば互いに対向する2辺)が仕切部材20の第1面22に固定されていてもよい。
移動体30に仕切部材20を介して発光装置10を設置した場合、発光装置10の発光部140の発光が、後方散乱などによって発光面の裏面から漏れないようにすることが好ましい。移動体30の運転手や同乗者にとって、発光装置10からの発光が強すぎると気になることがあるからである。後方散乱の大きさは発光部140の第2電極130のラインの方向に依存するため、裏面側に照射させたくない方向がある場合、その方向を避けるように第2電極130の方向を決める必要がある。
例えば、移動体30の内部では運転者や同乗者が目線を縦に振ることはほとんどなく、運転者や同乗者の目線の移動はもっぱら横移動が中心である。第2電極130が縦方向に延在していると、発光部140の長辺が、発光装置10の正面からだけではなく角度を有する方向からも(すなわち運転手や同乗者からも)認識されやすくなる。本変形例では第2電極130に第1領域134と第2領域136を設けることで、第2電極130を不連続に形成することができ、その結果、発光装置10の非発光面から見たときの第2電極130のラインを目立たなくさせることができる。また、後方散乱の影響を軽減させたりするために、第2電極130を直線以外の複雑なパターンにすることも考えられるが、上述のような発光装置10の構造にすることによって、後方散乱の影響を軽減することが可能である。また、発光装置10の見た目上の第2電極130の方向が異なっていても、複数の第2電極130は構造上の長さは同一であるため、発光部140毎の駆動条件を変える必要がない。
接着層200は仕切部材20と発光装置10とを接着させるものである。このような機能を果たす材料であればとくに限定はされない。また、仕切部材20の屈折率と発光装置10の基板100の屈折率とが、例えば両者ともにガラスで形成された場合などのように同じ場合は、両者と同じか近い屈折率を有する接着層200を用いる。他方で仕切部材20と基板100とで屈折率とが異なる(例えば、仕切部材20がプラスチックで形成され、基板100がガラスで形成される)場合は、接着層200の屈折率は仕切部材20と基板100の間の数値が好ましい。このようにすると、発光装置10の発光を、仕切部材20を介して外部へ効率よく光取り出しができるためである。また、発光装置10と仕切部材20とは隙間なく接着されるのが好ましい。隙間があると発光装置10からの発光が仕切部材20で反射され、その反射光が発光装置10の透光領域102を介して内部に伝わるからである。
発光装置10は、透光領域102を有している。このため、発光装置10を仕切部材20に取り付けても、移動体30の内部にいる人は、発光装置10及び仕切部材20を介して移動体30の外部を視認することができる。また、第2電極130が金属などの遮光性の材料を用いて形成されている場合、発光部140からの光は移動体30の内部にいる人に届きにくくなる。このため、移動体30の内部から外部への視認性は、発光部140からの光に起因して低下しない。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2016年1月27日に出願された日本出願特願2016−013433号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (8)

  1. 光透過性を有する第1電極と、
    光反射性を有する複数の第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極の間に位置する発光層と、
    を備え、
    前記複数の第2電極は互いに離れた状態で並んでおり、
    前記第2電極は、互いに電気的に連続する複数の第1領域と、前記第1領域よりも幅が狭い複数の第2領域とを有する発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記第2領域の幅は前記第1領域の幅の0.5倍以下である発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記第2領域の面積は前記第1領域の面積の0.5倍以下である発光装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第2電極が延在する方向において、第1の前記第2電極の前記第1領域の少なくとも80%以上は、前記第1の第2電極の隣に位置する第2の前記第2電極の前記第1領域に重なっている発光装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第2電極が延在する方向において、第1の前記第2電極の前記第1領域の中心は、前記第1の第2電極の隣に位置する第2の前記第2電極のいずれの前記第1領域の中心にも重なっていない発光装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記複数の第2電極のそれぞれは、前記第1領域及び前記第2領域を繰り返し有する発光装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記複数の第2電極が延在する方向において、第1の前記第2電極の前記第2領域の中心は、前記第1の第2電極の前記第1領域の中心に重なっていない発光装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光装置において、
    第1の前記第2電極と、第2の前記第2電極と、第3の前記第2電極を有し、
    前記第1の第2電極、前記第2の第2電極、及び前記第3の第2電極はこの順に並んでおり、
    前記複数の第2電極が並んでいる方向において、
    前記第1の第2電極の前記第2領域と、前記第2の第2電極の前記第2領域と、前記第3の第2電極の前記第2領域と、は、少なくとも一部で互いに重なっており、
    当該重なっている部分において、前記第1の第2電極の前記第2領域から前記第2の第2電極の前記第2領域までの距離は、前記第2の第2電極の前記第2領域から前記第3の第2電極の前記第2領域までの間の距離と異なる発光装置。
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