JP2014150902A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機に複数の演出表示手段を設ける場合であっても、遊技状態に応じた好適な遊技関連情報の表示を行うことができる遊技機を提供すること。
【解決手段】演出表示手段としての盤表示ユニット4において演出図柄50のリーチ状態が成立すると、演出表示A51が枠表示ユニット106に表示される。一方、盤表示ユニット4には、枠表示ユニット106を見ることを遊技者に促す枠視認表示54が、表示される。
【効果】遊技機に複数の表示手段を設けた場合であっても、遊技状態に対応した好適な遊技関連情報の表示を行うことで演出性を高めることができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、複数の表示手段が配設された遊技機に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤上に遊技球を発射させ、その遊技球を遊技盤に沿って流下させることにより遊技を行う。遊技盤の盤面には、盤面に沿って流下する遊技球が入球可能な始動入賞口が配設されており、この始動入賞口に対する遊技球の入球に対して、大当り遊技を実行するか否かを決定するための大当り抽選が行われる。遊技盤の盤面には、たとえば、複数種類の特別図柄を変動表示可能な特別図柄表示手段と、複数種類の演出図柄を変動表示可能な演出表示手段とが配設されている。演出表示手段としてたとえば液晶表示ユニットが採用されている。演出表示手段には、演出図柄のほか、キャラクタやメッセージなどが表示される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−290528号公報
本願発明者は、遊技機に複数の演出表示手段を配設する(たとえば、遊技盤の盤面と盤面より前側に位置する前枠の前面の所定箇所にそれぞれ設ける)ことを検討している。
しかしながら、複数の演出表示手段を設けた場合、各演出表示手段それぞれで演出を行なうことも可能なため、遊技者がいずれかの演出を見落とす可能性が高まる。たとえば、遊技盤と前枠にそれぞれ演出表示手段を設けた場合、双方の演出表示手段は物理的に離間して設けられているので演出を視認する遊技者の視点移動も煩雑となり演出を見落とす可能性が高まる。
本発明は、そのような背景の下なされたものであり、遊技機に複数の表示手段を設けた場合であっても、遊技状態に応じた好適な遊技関連情報の表示を行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技機の所定領域に配設された第1表示手段(4)と、前記第1表示手段とは別部位に配設された第2表示手段(106)と、遊技機の統括的な制御を行い、所定の制御コマンドを出力可能な主制御手段(20)と、前記第1表示手段の演出表示を制御するための第1演出データ、および前記第2表示手段の演出表示を制御するための第2演出データを記憶する演出データ記憶手段(19;19,304)を有し、前記主制御手段から受信した制御コマンドに基づいて、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを特定し、当該特定された演出データに基づいて前記第1表示手段および/又は第2表示手段の制御を行う(一または複数の)演出制御手段(21;21,301)とを含み、前記第1演出データは、前記第2表示手段で実行される演出と関連性を有して前記第1表示手段で実行される第1特定演出(53;51,52,54;61,54;54,61,62,63)のための演出データである第1特定演出データと、前記第2表示手段で実行される演出とは無関係に前記第1表示手段で実行される第1固有演出(50)のための演出データである第1固有演出データとを含み、前記第2演出データは、前記第1表示手段で実行される演出と関連性を有して前記第2表示手段で実行される第2特定演出(53,51;61,62,63;61,70)のための演出データである第2特定演出データと、前記第1表示手段で実行される演出とは無関係に前記第2表示手段で実行される第2固有演出(D)のための演出データである第2固有演出データとを含み、前記演出制御手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、前記第2表示手段での前記第2特定演出の実行を制限する第2特定演出実行制限手段(21)を含む、遊技機(1;300)である。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
請求項1の構成によれば、遊技機において、第2表示手段が第1表示手段とは別部位に配設されているので、遊技者が第1表示手段と第2表示手段との双方に同時に視線を配ることは困難である。また、遊技機で実行される演出として、第1表示手段のみで実行される第1固有演出と、第2表示手段のみで実行される第2固有演出と、第1表示手段および第2表示手段の各々で、互いに関連性を有して実行される第1特定演出および第2特定演出がある。
第1表示手段と第2表示手段との双方で同時に演出が行われると、2つの表示手段のうち視認すべき一方の演出を遊技者が見落とすおそれがある。しかしながら、本発明では、第1表示手段での第1特定演出の実行中は、第2表示手段での第2特定演出の実行が制限される。これにより、演出の見落としの低減を図ることができる。その結果、遊技状態に対応した好適な遊技関連情報の表示を行うことで演出性を高めることができる。
請求項2記載の発明は、前記第2特定演出実行制限手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、前記第2表示手段で前記第2特定演出を実行しない、請求項1記載の遊技機である。
第2特定演出実行制限手段が第2特定演出を実行しない例として、第2表示手段が前記第2固有演出を実行する場合や、第2表示手段が演出を全く行わない場合を挙げることができる。
請求項2の構成によれば、第1表示手段での第1特定演出の実行中は、第2表示手段で第2特定演出が実行されないので、遊技者は第1表示手段のみを視認していれば足りる。これにより、演出の見落としの低減をより一層図ることができる。
また、請求項3に記載のように、前記第2特定演出実行制限手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、所定の第2特定演出実行条件を満たす場合のみ、前記第2表示手段で前記第2特定演出の実行を許容してもよい。
請求項4記載の発明は、前記第1特定演出データは、前記第2表示手段に視認するように遊技者に促す第2表示手段視認表示(54)のための第2表示手段視認表示データを含み、前記第2特定演出実行条件は、前記第1表示手段で実行中の第1特定演出が前記第2表示手段視認表示であることである、請求項3に記載の遊技機である。
請求項4の構成によれば、第1表示手段で実行中の第1特定演出が第2表示手段視認表示である場合に、第2表示手段において第2特定演出の実行が許容される。この場合、第2表示手段に視認すべき第2特定演出が表示されるとともに、第1表示手段に第2表示手段視認表示が表示される。第2表示手段視認表示が第2表示手段の演出の視認を遊技者に促すので、これにより、第2表示手段の演出を遊技者が見落とすのを確実に防止することができるとともに、第1表示手段と第2表示手段との演出表示を相互に関連付けて、演出表示の興趣の向上を図ることができる。
また、たとえば、前記第2特定演出実行条件は、第1特定演出の当り信頼度(大当り信頼度)が、第2特定演出の当り信頼度(大当り信頼度)よりも高いことであってもよい。なお、リーチ状態や予告の大当り信頼度とは、当該リーチ状態や予告の実行後に、大当りとなる図柄の組合せが表示される確率をいう。
請求項5に記載のように、前記第1特定演出および前記第2特定演出は、共通するキャラクタを表示する演出を表示するための演出を含んでいてもよい。
また、請求項6に記載のように、前記盤特定演出および前記第2特定演出は、当該第2特定演出が、前記第1特定演出の実行後または当該実行に先立って実行される一連の演出(61,62,63)であり、後に実行される前記第1特定演出および前記第2特定演出の一方が、先に実行される前記第1特定演出および前記第2特定演出の他方からその信頼度を変化させていてもよい。
請求項7記載の発明は、前記第1固有演出データには、演出図柄(50)の変動動作を表示するための演出図柄変動動作データが含まれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機である。
請求項7の構成によれば、演出図柄の変動動作表示は、第1表示手段のみに表示され、第2表示手段には表示されない。
請求項8記載の発明は、前記第2固有演出データには、前記遊技機の機種情報表示(D)を行うための機種情報表示データが含まれる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊技機である。
請求項8の構成によれば、機種情報表示は、第2表示手段のみに表示され、第1表示手段には表示されない。
また、外枠(100)と、開口(104)を有し、前記外枠の前側で当該外枠に対し片開き可能に設けられた枠体(102)と、前記枠体の前面よりも後方位置に、前方から前記開口を通して視認可能に設けられた遊技盤(2)とをさらに含む場合には、請求項9に記載のように、前記第1表示手段は、前記遊技盤の盤面に配設され、前記第2表示手段は、前記枠体の前面に配設されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る遊技機が適用された弾球遊技機の斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の要部縦断面図である。 図2Aに示す外枠の斜視図である。 図1に示す弾球遊技機の遊技盤の盤面構成を示す正面図である。 図1に示す弾球遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第1演出表示例を示す図である(その1)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第1演出表示例を示す図である(その2)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第1演出表示例を示す図である(その3)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第1演出表示例を示す図である(その4)。 図5〜図8に示す第1演出表示例の変形例を示す図である。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第2演出表示例を示す図である(その1)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第2演出表示例を示す図である(その2)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第2演出表示例を示す図である(その3)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第3演出表示例を示す図である(その1)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第3演出表示例を示す図である(その2)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第3演出表示例を示す図である(その3)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第3演出表示例を示す図である(その4)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第4演出表示例を示す図である(その1)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第4演出表示例を示す図である(その2)。 盤表示ユニットおよび枠表示ユニットにおける第4演出表示例を示す図である(その3)。 本発明の他の実施形態に係る遊技機が適用された弾球遊技機の電気的構成を示すブロック図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機が適用された弾球遊技機1の斜視図である。図2Aは、弾球遊技機1の要部縦断面図である。
弾球遊技機1は、遊技店内に配列された島設備への取付け(設置)のための上下左右の枠からなる矩形の外枠100と、外枠100の前面に装着された遊技盤2と、外枠100の前面側に、遊技盤2の前面側を覆うように片開き(右横開き)可能に取り付けられた前扉(枠体)102とを備えている。前面前面弾球遊技機1は、遊技球を当該遊技機内に封入して内部循環式にした、いわゆる封入式の弾球遊技機である。そのため、弾球遊技機1の前面に球皿が配設されていない。
外枠100は、上下左右の枠を有し、前面形状が矩形をなしている。外枠100は、遊技店において当該弾球遊技機1を島設備に取り付けるためのものであり、たとえば木材を用いて形成されている。
図2Bは、外枠100の斜視図である。以下、図1、図2Aおよび図2Bを参照して、弾球遊技機1の構成について説明する。
外枠100の前面の上部分には、前面数字や図柄等を表示するための盤表示ユニット(第1表示手段)4(図3参照)等が備えられた遊技盤2(図3参照)を取り付けるための遊技盤装着領域131が形成されている。遊技盤2は、中支持ブラケット132に支持された状態で、遊技盤装着領域131に収容される。また、外枠100の前端面またはその周囲には、遊技盤装着領域131に装着された遊技盤2を固定するための遊技盤ロック部材133,134が、上下一対に配設されている。また、外枠100の前面の最下領域は、当該領域に固定される横長矩形の化粧板130によって覆われている。
前扉102は、正面視矩形をなし、たとえば合成樹脂材料を用いて形成されている。前扉102は、外枠100の前面において最下領域を除く全ての領域を覆う。前扉102は、外枠100の前面左側辺の上端部および下端部にそれぞれ設けられた上下一対の蝶番103A,103Bによって、外枠100の前面の左側辺まわりに回動可能に支持されている。そのため、前扉102は右横開き可能に設けられている。
前扉102は、外枠100に装着された遊技盤2に対向する位置に、略円形または略矩形の開口104が形成されている。この開口104は大型化しており、前扉102に対して高い比率を占めている。開口104には一または複数枚(たとえば2枚)のガラス板などの透明板105が嵌められていて(覆われていて)、前扉102を閉じた状態で、その透明板105を介して、透明板105の奥側の遊技盤2を視認することができるようになっている。
前扉102の前面下部には、タッチパネル型の液晶表示ユニットからなる演出および/または所定の遊技情報を表示するための枠表示ユニット(第2表示手段)106が配置されている。枠表示ユニット106は、枠表示ユニット106は、所定のメッセージなどを表示するためのものである。枠表示ユニット106の表示面は、弾球遊技機1を遊技する遊技者の顔位置に向くように、下方に向かうに従って前方へと張り出す傾斜面を有している。枠表示ユニット106の表示面の下方には、弾球遊技機1の演出用に用いられる一または複数(図1ではたとえば3つ)の演出ボタン107が横一列に配列されている。
枠表示ユニット106の右側には、遊技球を遊技盤2に発射する際に操作されるハンドル108が配設されている。遊技者が、ハンドル108を把持して回転操作することにより、発射装置(図示しない)から遊技盤2の盤面に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドル108の回転角度を調整することにより、遊技盤2の盤面に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。また、枠表示ユニット106の左側には、遊技者が押操作(操作)可能な押ボタンタイプの演出ボタン109が配設されている。
前扉102の前面上部には、左右一対のスピーカ110が配設されている。各スピーカ110は、その前面が、弾球遊技機1を遊技する遊技者の顔位置に向くように傾斜されている。前扉102において各スピーカ110の下方には、装飾ランプ111が配設されている。装飾ランプ111は、前扉102の前面において種々の領域に配置することができる。前扉102において各スピーカ110の下方には、装飾ランプ111が配設されている。装飾ランプ111は、前扉102の前面において種々の領域に配置することができる。また、前扉102では、演出ボタン109の下方に、前方に向けて延びるレバー135が設けられている。
前扉102の右端部および外枠100の右端辺には、前扉102を外枠100に施錠(ロック)するための鍵機構112が設けられている。この鍵機構112では、前扉102を外枠100に対して閉じることにより施錠されるようになっている。また、鍵機構112の鍵穴に遊技店の店員などが鍵を挿入して所定方向に回転させることにより、鍵機構112が解錠されて、前扉102を外枠100に対して開くことが可能になっている。
前述のように、弾球遊技機1は、いわゆる封入式の弾球遊技機である。外枠100内においてその上端部には、遊技に用いる遊技球を貯留し、保持しておくための遊技球保持ユニット136が配設されている。外枠100内においてその下端部には、遊技盤2からの遊技球を回収するための箱状の球回収部137が設けられている。外枠100内の下端部には、また、球回収部137によって回収された遊技球を、遊技球保持ユニット136に向けて搬送するための揚送機構115が設けられている。揚送機構115は、上下方向に延びるスパイラル軸116を含む構成である。
また、後述する入賞口6,7,11等(図3参照)への入賞球や、アウト口18(図3参照)からのアウト球は、弾球遊技機1内の下領域に配置された球回収部137に回収された後、揚送機構115により上方に向けて揚送され、遊技球保持ユニット136に回収される。
遊技球保持ユニット136に貯留された(保持されている)遊技球は、球供給路を通って遊技球の自重により、遊技盤2の下方に配置された発射装置(図示しない)に供給されるようになっている。この発射装置は、球回収部137の側方に配設された発射制御基板138に電気的に接続されている。発射制御基板138は、発射装置による遊技球の発射動作を制御する。
図3は、遊技盤2の盤面構成を示す正面図である。
遊技盤2の盤面には、中央部に略円形の遊技領域Sが設定されている。遊技領域Sの周縁には、発射装置(図示しない)から発射された遊技球を、遊技盤2の上方(左側上部)に導くためのガイドレール3が配設されている。遊技領域Sには、多数本の障害釘5(一部のみ図示)が植設されている。遊技領域Sの左側上部からガイドレール3に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤2の盤面に沿って多数本の障害釘5の間を通って流下していく。
遊技領域Sの中央部には、液晶表示ユニットからなる演出用の盤表示ユニット4が配設されている。盤表示ユニット4は、弾球遊技機1の遊技中に、停止または変動中の演出図柄や所定のメッセージなどを表示するためのものである。
遊技盤2の下部には、第1始動入賞口6および第2始動入賞口7が上下に並べて配設されている。第1および第2始動入賞口6,7は、それぞれ、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が入球可能に設けられている。第2始動入賞口7は電動チューリップ役物8を有するのに対し、第1始動入賞口6は開閉手段等を有しない非作動式の入賞口である。
遊技盤2には、第2始動入賞口7に関連して一対の羽根8Aを含む電動チューリップ役物8が配設されている。電動チューリップ役物8は、各羽根8Aの先端部が互いに接近した状態に窄められている。この状態では、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球の第2始動入賞口7への入球が、第1始動入賞口6の入球役物により阻止された状態となる。これにより、第2始動入賞口7が閉塞される。
第1始動入賞口6または第2始動入賞口7に遊技球が入ると、予め定める個数(第1始動入賞口6への遊技球入球に対してはたとえば3球、および第2始動入賞口7への遊技球入球に対してはたとえば5球)の賞球が遊技者に付与される。また、第1始動入賞口6または第2始動入賞口7への遊技球の入球に伴って、特別利益状態を実行する大当りであるか否かを決定するための大当り抽選が実行される。
遊技領域Sには、たとえば第2始動入賞口7の下方(遊技領域Sの下部)に、左右に長い平面視長方形状をなす大入賞口11が配設されている。大入賞口11は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技球が同時に入球可能なサイズに形成されている。大入賞口11に関連して、大入賞口11を開閉可能な大入賞口開閉役物13が設けられている。大入賞口11および大入賞口開閉役物13によって第1可変入賞手段が構成されている。大入賞口開閉役物13は、遊技盤2の盤面に沿った状態で大入賞口11を閉塞して、大入賞口11に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から大入賞口11の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、大入賞口11を開放して、大入賞口11上に流下してくる遊技球を大入賞口11内に導き入れることができる。大入賞口11に遊技球が入球すると、予め定める個数(たとえば、大入賞口11への遊技球入球に対してたとえば10球)の賞球が遊技者に付与される。
なお、各入賞口6,7,11には、当該入賞口6,7,11への遊技球の入球を検出するための入賞センサ(センサSW)121(図4参照)が配設されている。
なお、大入賞口11の配設位置は、第2始動入賞口7の下方に限られず、第2始動入賞口7の右方など、遊技領域Sにおける他の部分であってもよい。また1つの大入賞口11のみを遊技領域Sに配設する構成に限られず、2以上の大入賞口11を遊技領域Sに配設することもできる。
遊技領域Sには、盤表示ユニット4の右方(遊技領域Sの右部)に、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な普通図柄ゲート14が配設されている。
普通図柄ゲート14を遊技球が通過すると、第2始動入賞口7を開放するか否か(電動チューリップ役物8を拡開状態にするか否か)を決定するための普通図柄抽選が実行される。普通図柄抽選により第2始動入賞口7を開放すると決定される確率(普通図柄抽選の当選確率)は、後述する確率変動遊技の非実行時ではたとえば1/100、後述する確率変動遊技中ではたとえば1/1.1である。なお、普通図柄ゲート14の配設位置は、盤表示ユニット4の右方に限られず、盤表示ユニット4の左方など、遊技領域Sにおける他の部分であってもよい。また、1つの普通図柄ゲート14のみを遊技領域Sに配設する構成に限られず、2以上の普通図柄ゲート14を遊技領域Sに配設することもできる。
遊技盤2の盤面におけるガイドレール3の外側領域の右上隅部には、第1特別図柄表示手段15、第2特別図柄表示手段16および普通図柄表示手段17が配設されている。
第1特別図柄表示手段15は、一または複数個の第1特別図柄を変動表示(可変表示)可能な7セグメント式表示器等により構成されている。第1特別図柄表示手段15は、第1始動入賞口6に遊技球が入球することを条件に、第1特別図柄を所定時間変動表示して、第1始動入賞口6への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。第1特別図柄にたとえば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられる場合には、たとえば、「0」〜「9」が大当り態様、「−」が外れ態様に設定されていてもよい。
第2特別図柄表示手段16は、一または複数個の第2特別図柄を変動表示(可変表示)可能な7セグメント式表示器等により構成されている。第2特別図柄表示手段16は、第2始動入賞口7に遊技球が入球することを条件に、第2特別図柄を所定時間変動表示して、第2始動入賞口7への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。第2特別図柄にたとえば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられる場合には、たとえば、「0」〜「9」が大当り態様、「−」が外れ態様に設定されていてもよい。なお、第1始動入賞口6への遊技球入球に応じて変動表示される第1特別図柄と、第2始動入賞口7への遊技球入球に応じて変動表示される第2特別図柄とを共通の表示手段により表示するようにしてもよいのは勿論のことである。
普通図柄表示手段17は、普通図柄を変動表示(可変表示)するためのものであり、7セグメント表示器等を用いてなるべく目立たないように小さく設けられており、普通図柄ゲート14に遊技球が通過することを条件に普通図柄を所定時間変動表示して、普通図柄ゲート14に対する遊技球の通過時に取得された当り判定用乱数が予め定められた当り数値と一致する場合には所定の当り態様で、一致しない場合には所定の外れ態様で停止させるようになっている。この普通図柄は、遊技者がその種類を容易に区別できないように特別な意味を持たない図柄が割り当てられることが望ましい。勿論、普通図柄が容易に判別できるように構成されていてもよい。
普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対して、普通図柄表示手段17の図柄変動動作(以下、「普通図柄変動動作」という場合がある)が開始される。但し、普通利益状態の実行中(電動チューリップ役物8の一対の羽根8Aが狭窄姿勢と拡開姿勢との間で変動する動作中)や普通図柄変動動作中に、普通図柄ゲート14に遊技球が通過した場合には、その遊技球通過に対応する普通図柄変動動作の開始は保留される。また、普通図柄変動動作が既に保留されている状態で普通図柄ゲート14に遊技球が通過した場合にも、その遊技球通過に対応する普通図柄変動動作の開始は保留される。普通図柄変動動作は、最大保留数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。保留された普通図柄変動動作は、遊技球通過時に実行中であった普通図柄変動動作が終了し、かつ当該普通図柄変動動作の保留に先立って既に保留されている普通図柄変動動作が全て終了した後に開始させられる。
特別利益状態中は、大入賞口開閉役物13の揺動により大入賞口11が開放される。弾球遊技機1には、第1および第2特別利益状態の計2種類の特別利益状態が用意されている。第1特別利益状態では、所定の第1時間(たとえば30(sec))が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大個数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった第1開放動作を1つのラウンドとして、このような開放動作がインターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで所定の多数ラウンド(たとえば14ラウンド)行われる。1回の第1特別利益状態において、遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約1400個(10(個/球)×10(球/ラウンド遊技)×14(ラウンド))である。
第2特別利益状態では、第1時間(たとえば30(sec))が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大個数の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった第1開放動作を1つのラウンドとして、このような第1開放動作がインターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで、複数ラウンド(たとえば2ラウンド)行われる。
なお、特別利益状態は、2種類の態様に限られず、1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。また、各特別利益状態の態様は、前述の態様に限られない。
また、弾球遊技機1には、特別利益状態とは別の開放遊技である小当り遊技が用意されている。小当り遊技では、所定時間(たとえば0.5(sec))大入賞口11を開放するといった小当り開放動作を、インターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで所定の少数回数(たとえば2回)行われる。
弾球遊技機1には、確率変動遊技が用意されている。確率変動遊技の非実行時における大当り抽選(第1抽選)の当選確率(大当り抽選の結果大当りになる確率)はたとえば1/380に設定されている。これに対し、確率変動遊技中における大当り確率の当選確率はたとえば1/40に設定されている。また、大当り抽選の結果小当りになる確率は、たとえば1/180に設定されている。
また、弾球遊技機1には、電動チューリップ役物8が所定時間開放動作する開放延長遊技が用意されている。開放延長遊技の非実行時には、普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段17の変動時間がたとえば30(sec)であり、普通図柄抽選の当選確率がたとえば1/100であり、普通図柄抽選の当選時における第2始動入賞口7の開放(電動チューリップ役物8の拡開動作)回数がたとえば1回であり、1回当たりの開放時間はたとえば0.2 (sec)である。
これに対し、開放延長遊技の実行中には、普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段17の変動時間がたとえば3.0(sec)であり、普通図柄抽選の当選確率がたとえば1/1.1である。普通図柄抽選の当選時における第2始動入賞口7の開放(電動チューリップ役物8の拡開動作)回数はたとえば3回であり、1回当たりの開放時間はたとえば0.5(sec)である。
この弾球遊技機1に用意されている確率変動遊技は、確率変動遊技の実行と同時に開放延長遊技が付与される開放延長遊技付きの確率変動遊技を含む。開放延長遊技の非実行時には、電動チューリップ役物8は滅多に拡開状態にならないので、遊技盤2の盤面を流下する遊技球が第2始動入賞口7に滅多に入球しないが、開放延長遊技の実行時では、電動チューリップ役物8が頻繁に拡開状態になり、第2始動入賞口7に入球する確率は高くなっている。
遊技者のハンドル操作により、発射装置(図示しない)から適度の勢いで発射された遊技球は、遊技領域Sの左上部分から右斜め上方に向けて放たれる。遊技盤2の盤面の左上部分から放たれた遊技球は、遊技領域Sに植設された障害釘5の間を流下する。遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1または第2始動入賞口6,7、大入賞口11のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技領域Sの下部に形成されたアウト口18から機内に入り、球回収部(図示しない)に回収される。
大当り抽選の結果は、前述のように第1または第2特別図柄表示手段15,16に表示されるが、第1特別図柄表示手段15や第2特別図柄表示手段16だけでなく、盤表示ユニット4にも表示される。つまり、特別図柄表示手段15の図柄変動動作中は、盤表示ユニット4により、演出図柄50(図5等参照)の図柄変動動作が行われる。
図4は、弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。
遊技店において、各弾球遊技機1には、カードユニット200(図4参照)が1対1に対応付けられている。たとえば、カードユニット200は、対応する弾球遊技機1の隣に設置されており、対応する弾球遊技機1で遊技するための遊技球を貸し出す機能を有している。
また、弾球遊技機1は、当該弾球遊技機1の遊技により、遊技者に付与すべき遊技球(すなわち賞球)を計数する機能を有している。なお、持球とは、厳密には、遊技者が当日に遊技によって獲得した遊技球を、その遊技者が数値データの形で所有するものをいう。カードユニット200における遊技球の貸出し、および弾球遊技機1における遊技球の計数には、カードが用いられる。カードには、1枚毎にカードIDが割り当てられている。カードには、プリペイド残高や持球データ(持球に関するデータ)が記憶されている(関連付けられている)。
弾球遊技機1は、当該弾球遊技機1の統括的な動作制御を司る主制御基板(主制御手段)20と、演出制御を司る演出制御基板(演出制御手段)21と、弾球遊技機1から遊技球に付与すべき遊技球を計数するための計数制御基板22とを備えている。主制御基板20および計数制御基板22には、それぞれ、たとえばCPU、RAMおよびROMを含む構成のマイクロコンピュータが実装されている。主制御基板20は、計数制御基板22と直接接続されているとともに、演出制御基板21とも直接接続されている。主制御基板20と計数制御基板22との間では、互いにコマンドを送受することができるが、主制御基板20と演出制御基板21との間では、主制御基板20から演出制御基板21に対して一方向にしかコマンドを送ることができない。また、計数制御基板22は、主制御基板20に対しエラー信号を送ることができるようにもなっている。なお、図4では図示を省略しているが、主制御基板20には、発射制御基板138(図2B参照。)が、後述する枠側部材の一つとして接続されている。また、主制御基板20、演出制御基板21、計数制御基板22および発射制御基板138を、便宜上それぞれ、主制御手段、演出制御手段、計数制御手段および発射制御手段という場合もある。
演出制御基板21には、CPU23、VDP24、RAM(図示しない)およびROM19(演出データ記憶手段)を含む構成のマイクロコンピュータが実装されている。演出制御基板21には、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106が接続されている。盤表示ユニット4は、演出制御基板21に直接接続されている。一方、枠表示ユニット106は、インターフェイス基板25および液晶インターフェイス基板26を介して演出制御基板21に接続されている。また、演出制御基板21は、インターフェイス基板25および枠中継基板27を介して、スピーカ110、装飾ランプ111、演出ボタン107および演出ボタン109と接続されている。
演出制御基板21のVDP24は、画像(映像)出力全般を担うプロセッサであり、盤表示ユニット4の液晶表示を制御するとともに、枠表示ユニット106の液晶表示を制御する。VDP24は、インターフェイス基板25のトランス素子28および液晶インターフェイス基板26のレシーバ29を介して、枠表示ユニット106を制御する。また、枠表示ユニット106におけるタッチパネル入力は、液晶インターフェイス基板26に実装されたコントローラIC30を介して、演出制御基板21のCPU23に付与される。
VDP24には、後述する盤特定演出(第1特定演出)のための演出データである盤特定演出データと、後述する盤固有演出(第1固有演出)のための演出データである盤固有演出データと、後述する枠特定演出(第2特定演出)のための演出データである枠特定演出データと、後述する枠固有演出(第2固有演出)のための演出データである枠固有演出データとが記憶されている。
VDP24は、主制御基板20から受信した制御コマンドに基づいて、ROM19に記憶されている盤特定演出データや盤固有演出データを特定し、この特定された演出データに基づいて盤表示ユニット4を制御する。VDP24は、盤特定演出データに基づいて盤特定演出を表示制御し、盤固有演出データに基づいて盤固有演出を表示制御する。
また、VDP24は、主制御基板20から受信した制御コマンドに基づいて、ROM19に記憶されている枠特定演出データや枠固有演出データを特定し、この特定された演出データに基づいて枠表示ユニット106を制御する。VDP24は、枠特定演出データに基づいて枠特定演出を表示制御し、枠固有演出データに基づいて枠固有演出を表示制御する。この実施形態では、盤特定および盤固有演出データならびに枠特定および枠固有演出データを、共通のROM19内に記憶させているが、盤特定および盤固有演出データと、枠特定および枠固有演出データとをそれぞれ、互いに異なるROMに記憶するようにしてもよい。
また、インターフェイス基板25には、アンプ(Amp)31が実装されている。アンプ31は、枠中継基板27を介してスピーカ110の電流制御等を行う。
インターフェイス基板25と液晶インターフェイス基板26との間の通信のインターフェイスが、V-by-One HSによって実現されている。また、演出制御基板21およびインターフェイス基板25と枠中継基板27との間の通信のインターフェイスが、シリアル・パラレル・インタフェースSPIによって実現されている。
計数制御基板22は、I/F部(図示しない)を介してカードユニット200に電気的に接続されている。計数制御基板22は、カードユニット200から、貸球信号、および遊技者に対応する持球データを受け取る。また、計数制御基板22は、カードユニット200に対し、当該弾球遊技機1で計数された賞球を加味した持球データを付与する。
計数制御基板22には、発射装置(図示しない)に設けられた発射センサ(センサSW)120が接続されている。発射センサ120は、発射装置から遊技球が発射される毎に、その旨を示す信号を計数制御基板22に付与する。また、計数制御基板22には、各入賞口6,7,11(図3参照)に設けられた入賞センサ(センサSW)121等の種々のスイッチが接続されている。各入賞口6,7,11に設けられた入賞センサ(センサSW)121は、遊技球の入賞を検出する毎に、その旨を示す信号を計数制御基板22に付与する。
計数制御基板22は、弾球遊技機1で遊技している遊技者の持球データを管理している。計数制御基板22は、発射装置(図示しない)から遊技球が発射される毎に、計数制御基板22の持球データを減算する。また、計数制御基板22は、入賞口6,7,11に遊技球が入球する毎に、その入賞口6,7,11に対応する賞球数だけ、計数制御基板22の持球データを加算する。なお、遊技者が所有する持球の数は、弾球遊技機1に設けられた持球表示部(図示しない)に表示される。持球表示部(図示しない)は、7セグメント式表示器等により構成されている。もちろん、持球表示部(図示しない)を枠表示ユニット106に表示するようにしてもよい。
図4に示す基板のうち、計数制御基板22、液晶インターフェイス基板26および枠中継基板27が、外枠100に設けられた枠側部材である。一方、主制御基板20、演出制御基板21、インターフェイス基板25は、遊技盤2の背面に取り付けられた盤側部材である。また、この実施形態では、演出制御基板21とインターフェイス基板25とは一枚の基板に設けられた、一体型の基板(ワンチップ基板)の形態をなしている。しかしながら、演出制御基板21およびインターフェイス基板25は、一体型でなく別々の基板に分けて設けられ、互いの基板がケーブルによって接続されていてもよい。
図5〜図8は、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106における演出表示の一例を示す図である。図5〜図8は演出表示の表示順に並べられており、図5〜図8の各図において、図(a)に盤表示ユニット4の演出表示を示し、図(b)に枠表示ユニット106の演出表示を示している。
図5〜図8に示すように、盤表示ユニット4では、通常、特別図柄表示手段15の図柄変動動作に併せて、演出図柄50の変動動作が実行される。この演出図柄50の変動動作は、盤表示ユニット4のみに表示され、枠表示ユニット106に表示されることはない。これは一例であり、もちろん、枠表示ユニット106に演出図柄50と同一または類似する演出図柄を表示するようにしてもよい。また、盤表示ユニット4に枠表示ユニット106に表示される遊技情報と同一または類似する情報を表示するようにしてもよい。
盤表示ユニット4の表示画面内には、たとえば3つの表示位置4L,4C,4Rが左右一列に並んで設定されている。そして、特別図柄表示手段15の図柄変動動作中は、3つの表示位置4L,4C,4Rにおいて、複数種類の演出図柄50(図6(a),図7(a))に示すようにたとえば「0」〜「9」などのアラビア数字図柄や、キャラクタ図柄等)がたとえば上方から下方に向けてスクロール表示されることにより、演出図柄50の変動動作が行われる。図5(a)〜図7(a)において、各表示位置4L,4C,4Rに示す「↓」は、それらの表示位置4L,4C,4Rの図柄が変動していることを示している(以下、他の図面でも同様に解する)。
そして、所定時間が経過する毎に、各図柄表示位置4L,4C,4Rにおける図柄変動動作が予め定める順序で停止されていき、最終的に全ての表示位置4L,4C,4Rに図柄が停止表示されることにより、盤表示ユニット4に演出図柄50(図柄要素の組合せ)が停止表示される。特別図柄表示手段15に大当り用の特別図柄が表示される場合には、盤表示ユニット4に、図8(a)に示すように大当り用の演出図柄50が表示され、また、特別図柄表示手段15に外れ用の特別図柄が表示される場合には、盤表示ユニット4に外れ用の演出図柄50(図示しない)が表示される。
また、盤表示ユニット4における演出図柄50の変動動作において、図6(a)に示すようなリーチ状態が実行されることがある。リーチ状態とは、その後、盤表示ユニット4に残り1つの図柄(演出図柄50の1つの図柄要素)が変動表示されることによって大当りかはずれかが判明する状態をいう。たとえば、表示位置4L,4Rに図柄が停止表示され、残り1つの表示位置4Cに図柄が停止表示されることにより、大当りかはずれかが判明する状態をいう。
一方、枠表示ユニット106には、通常、図5(b)〜図8(b)に示すようなデモ演出表示DM(機種情報表示)が実行される。デモ演出表示DMは、枠表示ユニット106のみに表示され、盤表示ユニット4に24に表示されることはない。デモ演出表示DMとして、遊技情報や演出情報などを例示することができる。遊技情報には、前回の大当りからの特別図柄の変動回数や、当日または一定の期間中における大当りの回数、持球数などが含まれる。演出情報には、後述する予告用のキャラクタの種別やリーチの種別、背景等を例示することができる。なお、デモ演出表示DMに含まれるキャラクタは、予告と関係のないようなキャラクタであってもよい。
なお、デモ演出表示DMを枠表示ユニット106のみに表示するとして説明したが、これは一例であり、盤表示ユニット4に枠表示ユニット106で表示されるデモ演出表示DMと同一または類似する表示をするようにしてもよいし、枠表示ユニット106では表示されない固有のデモ演出表示DMを表示するようにしてもよい。
前述のように、盤表示ユニット4は開口104の後方にある遊技盤2に配設されているので、換言すると、盤表示ユニット4は外枠100の前面よりも後方に位置している。一方、枠表示ユニット106は外枠100の前面に配置されている。したがって、遊技者が盤表示ユニット4と枠表示ユニット106との双方に同時に視線を配ることは困難である。
また、弾球遊技機1には、演出表示として、枠表示ユニット106では実行されず、盤表示ユニット4のみで実行される盤固有演出(たとえば、前述の演出図柄50の変動動作の表示)と、盤表示ユニット4では実行されず、枠表示ユニット106のみで実行される枠固有演出(たとえば、前述のデモ演出表示DM)と、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106の各々で、互いに協働して実行され、またはいずれの表示ユニット4,106でも実行される(互いに関連性を有して実行される)盤特定演出および枠特定演出とが用意されている。
以下、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106で実行される演出表示について、第1演出表示例から第4演出表示例までの4つの演出表示例について順に詳細に説明する。第1演出表示例は、前述の図5〜図8に示す演出表示例である。
第1演出表示例では、図6(a)に示すように、演出図柄50のリーチ状態が成立した後は、演出制御基板21のCPU23は、盤表示ユニット4に、演出ボタン109の操作を遊技者に促すための操作案内画像53(盤特定表示)を表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。操作案内画像53は「PUSH」という文字を含む画像である。盤表示ユニット4において、操作案内画像53はリーチ状態にある演出図柄50の変動動作(盤固有演出)と併せて表示される。この操作案内画像53の通りに、遊技者が、演出ボタン109を押操作すると、演出制御基板21のCPU23は、図7(a)に示すように、キャラクタA(キャラA)が登場する演出表示A51を、盤表示ユニット4に表示する。
この第1演出表示例では、盤表示ユニット4において演出図柄50の変動動作(盤固有演出)、操作案内画像53および演出表示A51が順次に表示されている間、演出制御基板21のCPU23は、図5(b)〜図8(b)に示すように、枠表示ユニット106に、デモ演出表示DM(枠固有演出)の表示を継続するための処理を実行し、これに基づいてVDP24は継続的な表示を行う。
すなわち、第1演出表示例では、盤表示ユニット4におけるキャラクタAやリーチA演出等の盤特定演出の実行中は、枠表示ユニット106において、デモ演出表示DMという枠固有演出のみが実行され、リーチ演出等の枠特定演出は実行されない。
また、図6(a)に示す操作案内画像53の通りに遊技者が演出ボタン109を操作した場合に、図9(a)に示すように、演出制御基板21のCPU23が、キャラクタB(キャラB)が登場する演出表示B52を、盤表示ユニット4に表示することもある。この実施形態では、演出表示B52の大当り信頼度が演出表示A51の大当り信頼度よりも高くなるように、演出表示A51および演出表示B52の出現度合い(キャラAおよびキャラBの出現度合い)がそれぞれ設定されている。
以上により第1演出表示例では、盤表示ユニット4での盤特定演出の実行中に、枠表示ユニット106で枠特定演出が実行されないので、遊技者は盤表示ユニット4のみを視認していれば足りる。これにより、リーチ演出等の盤特定演出の見落としの低減を図ることができる。
図10〜図12は、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106における第2演出表示例を示す図である。図10〜図12は演出表示の表示順に並べられており、図10〜図12の各図において、図(a)に盤表示ユニット4の演出表示を示し、図(b)に枠表示ユニット106の演出表示を示している。
第2演出表示例では、図10に示すように、演出制御基板21のCPU23は、盤表示ユニット4で演出図柄50の変動動作(盤固有演出)を開始させるとともに、枠表示ユニット106でデモ演出表示DM(枠固有演出)を表示させるための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。その後、図11に示すように、盤表示ユニット4において演出図柄50のリーチ状態が成立すると、演出制御基板21のCPU23は、枠表示ユニット106に操作案内画像53(枠特定演出)を表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。また、操作案内画像53の表示の開始に同期して、演出制御基板21のCPU23は、枠表示ユニット106を見ることを遊技者に促す枠視認表示(第2表示手段視認表示)54(盤特定演出)を、盤表示ユニット4に表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。盤表示ユニット4において枠視認表示54は、リーチ状態にある演出図柄50の変動動作(盤固有演出)と併せて表示される。
そして、遊技者により演出ボタン109が操作されると、図12に示すように、演出制御基板21のCPU23は、前述のキャラクタA(キャラA)が登場する演出表示A51を実行する。このとき、演出表示A51の代わりに図9に示す演出表示B52を実行してもよいのはいうまでもない。
第2演出表示例においては、盤側特定演出の例である枠視認表示54が盤表示ユニット4に表示されている状態で、枠特定演出の例である操作案内画像53および演出表示A51がそれぞれ実行される。
すなわち、第2演出表示例においては、盤表示ユニット4において枠視認表示54を表示中である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、操作案内画像53および演出表示A51という枠特定演出の実行が許容されている。
なお、枠表示ユニット106において演出表示A51が実行されるときの大当り信頼度が、盤表示ユニット4において演出表示A51が実行されるときの大当り信頼度と同じかあるいは当該大当り信頼度よりも高くなるように、演出表示A51の出現度合いが設定されている。もちろん、演出表示A51の信頼度が盤表示ユニット4で表示される場合の方が、枠表示ユニット106で表示される場合よりも高くなるようにしてもよい。また、ここでは両表示ユニット4,106において演出表示A51が表示されることを記載しているが、必ずしも同一の演出に限らず、演出表示A51と類似する演出とであってもよい(たとえばキャラクタは同一であるが、動作態様、デザイン、大きさ、出現タイミング等が異なるようなものでもよい)。
また、枠表示ユニット106において演出表示B52が実行されるときの大当り信頼度が、盤表示ユニット4において演出表示B52が実行されるときの大当り信頼度と同じかあるいは当該大当り信頼度よりも高くなるように、演出表示B52の出現度合いが設定されている。もちろん、演出表示B52の信頼度が盤表示ユニット4で表示される場合の方が、枠表示ユニット106で表示される場合よりも高くなるようにしてもよい。また、ここでは両表示ユニット4,106において演出表示B52が表示されることを記載しているが、必ずしも同一の演出に限らず、演出表示B52と類似する演出とであってもよい(たとえばキャラクタは同一であるが、動作態様、デザイン、大きさ、出現タイミング等が異なるようなものでもよい)。
以上により第2演出表示例では、盤表示ユニット4で表示中の盤特定演出が枠視認表示54である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、操作案内画像53および演出表示A51という枠特定演出の実行が許容される。盤特定演出が枠視認表示54であると、枠表示ユニット106の演出の視認が遊技者に促されるので、枠表示ユニット106の演出を遊技者が見落とすのを確実に防止することができる。また、盤表示ユニット4の演出表示を、枠表示ユニット106の演出表示に関連付けることにより、演出表示の興趣の向上を図ることができる。
次にステップアップ予告を用いた演出表示例である第3および第4演出表示例について説明する。
第3および第4演出表示例の説明に先立って、図13〜図16を参照しつつ、弾球遊技機1に搭載されているステップアップ予告について説明する。
予告の中には、第1段階(C予告61)、第2段階(D予告62)および第3段階(E予告63)という複数態様に段階的にステップアップ(発展)するステップアップ予告がある。この場合、たとえば、C予告61、D予告62およびE予告63のいずれの態様でも、表示ユニット4,106の画面には共通のキャラクタが登場する。以下の説明では、ステップアップ予告として、たとえば、演出図柄50の変動動作の全図柄の変動中(全表示位置4L,4C,4Rにおいて図柄が変動中)に実行され、また、3段階にステップアップするものを例に挙げて説明する。
ステップアップ予告においては、先ず、C予告61(第1段階の態様)が表示される。C予告61の表示後、当該ステップアップ予告は、C予告61のままで留まるか、あるいはD予告62(第2段階の態様)に発展する。また、D予告62の表示後、当該ステップアップ予告は、D予告62のままで留まるか、あるいはE予告63(第3段階の態様)に発展する。換言すると、ステップアップ予告は、C予告61のまま留まるものと、D予告62まで発展するが、当該D予告62で留まるもの(C予告61→D予告62)と、E予告63まで発展するもの(C予告61→D予告62→E予告63)とを含んでいる。E予告63の大当り信頼度(E予告63まで発展するステップアップ予告の大当り信頼度)が、D予告62の大当り信頼度(D予告62まで発展するステップアップ予告の大当り信頼度)よりも高くなるように、また、D予告62の大当り信頼度(D予告62まで発展するステップアップ予告の大当り信頼度)が、C予告61の大当り信頼度(C予告に留まるステップアップ予告の大当り信頼度)よりも高くなるように、ステップアップ予告の発展度合いが設定されている。
図13〜図16は、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106における第3演出表示例を示す図である。図13〜図16は演出表示の表示順に並べられており、図13〜図16の各図において、図(a)に盤表示ユニット4の演出表示を示し、図(b)に枠表示ユニット106の演出表示を示している。
図13に示すように、第3演出表示例では、先ず、盤表示ユニット4で演出図柄50の図柄変動動作(盤固有演出)が開始される。ステップアップ予告を行う場合には、演出制御基板21のCPU23は、全図柄の変動中において、C予告61を盤表示ユニット4に表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。盤表示ユニット4においてC予告61は、全図柄変動中の演出図柄50の変動動作と併せて表示される。一方、枠表示ユニット106にはデモ演出表示DM(枠固有演出)が実行される。
盤表示ユニット4にC予告61が表示されてから予め定める時間が経過すると、演出制御基板21のCPU23は、図14(b)に示すように、枠表示ユニット106にステップアップ予告を表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。つまり、枠表示ユニット106の表示が、それまでのデモ演出表示DMからステップアップ予告の表示に切り換えられる。
具体的には、枠表示ユニット106には、C予告61(枠特定演出)とD予告62(枠特定演出)とが選択的に表示される。ステップアップ予告が第1段階で留まるものである場合には、枠表示ユニット106にC予告61が表示され、一方、ステップアップ予告が第2段階または第3段階まで発展するものである場合には、枠表示ユニット106にD予告62が表示される。
また、このとき、演出制御基板21のCPU23は、図14(a)に示すように、枠表示ユニット106を見ることを遊技者に促す枠視認表示54(盤特定演出)を盤表示ユニット4に表示する。盤表示ユニット4において枠視認表示54は、全図柄変動中の演出図柄50の変動動作(盤固有演出)と併せて表示される。
また、図14(b)において枠表示ユニット106にD予告62が表示された場合には、その表示から予め定める時間が経過すると、演出制御基板21のCPU23は、図15に示すように枠表示ユニット106に、D予告62(枠特定演出)とE予告63(枠特定演出)とを選択的に表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。ステップアップ予告が第2段階までしか発展しないものである場合には、その後、枠表示ユニット106にD予告62が表示され、一方、ステップアップ予告が第3段階まで発展するものである場合には、その後、枠表示ユニット106にE予告63が表示される。
また、このとき、図15(a)に示すように、盤表示ユニット4には、図14(a)の場合と同様、枠表示ユニット106を見ることを遊技者に促す枠視認表示54が表示される。この枠視認表示54は、全図柄変動中の演出図柄50の変動動作(盤固有演出)と併せて表示される。
図14や図15に示した状態の後、図16に示すように、リーチ実行のための条件が成立したときには、盤表示ユニット4における演出図柄50の変動動作(盤特定演出)において、リーチ状態が実行される。その後、盤表示ユニット4において、演出図柄50のリーチ動作に併せて、前述したような演出表示A51(盤特定演出)や演出表示B52(盤特定演出)が実行される。この場合、枠表示ユニット106では、デモ演出表示DM(枠固有演出)が実行される。
すなわち、第3演出表示例においては、盤表示ユニット4において枠視認表示54(盤特定演出)を表示中である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、C予告61、D予告62およびE予告63という枠特定演出の実行が許容されている。
また、第3演出表示例では、盤特定演出としてのステップアップ予告(図13(a)に示すC予告61)と、枠特定演出としてのステップアップ予告(図14(b)に示すC予告61またはD予告62、あるいは図15(b)に示すD予告62またはE予告63)とは、共通するキャラクタを表示する一連の演出である。また、枠特定演出としてのステップアップ予告は、盤特定演出としてのステップアップ予告に次いで実行される一連の演出である。この場合、後に実行されるステップアップ予告の態様(ステップアップの段階)が、先に実行されるステップアップ予告の態様よりも高くなることがある。
以上により第3演出表示例では、盤表示ユニット4で表示中の盤特定演出が枠視認表示54である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、ステップアップ予告(C予告61、D予告62またはE予告63)という枠特定演出の実行が許容される。盤特定演出が枠視認表示54であると、枠表示ユニット106の演出の視認が遊技者に促されるので、枠表示ユニット106の演出を遊技者が見落とすのを確実に防止することができる。また、盤表示ユニット4の演出表示を、枠表示ユニット106の演出表示に関連付けることにより、演出表示の興趣の向上を図ることができる。
なお、ステップアップ予告の種類は複数種類存在してもよく、この場合、選択された変動パターンの種類や演出図柄の種類に応じて選択度合いを異なるように構成される。また、ステップアップ予告が表示される表示ユニット(表示手段)4,106は複数切り替えられるように構成されてもよい。この場合も、表示先の切替えが行なわれる都度、予告表示が行われる表示手段とは異なる表示手段にて視認表示を表示するようにすればよい。
図17〜図19は、盤表示ユニット4および枠表示ユニット106における第4演出表示例を示す図である。図17〜図19は演出表示の表示順に並べられており、図17〜図19の各図において、図(a)に盤表示ユニット4の演出表示を示し、図(b)に枠表示ユニット106の演出表示を示している。
図17に示すように、第4演出表示例では、先ず、盤表示ユニット4で演出図柄の変動動作(盤固有演出)が開始される。また、演出制御基板21のCPU23は、全図柄の変動中において、C予告61(枠特定演出)を枠表示ユニット106に表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。
また、このとき、演出制御基板21のCPU23は、枠表示ユニット106を見ることを遊技者に促す枠視認表示54(盤特定演出)を、演出図柄50の変動動作とともに盤表示ユニット4に表示するための指示をVDP24に対して行い、これを受けたVDP24が表示を行う。
枠表示ユニット106にC予告61が表示されてから予め定める時間が経過すると、演出制御基板21のCPU23は、図18(a)に示すように、盤表示ユニット4にステップアップ予告を表示する。このとき、ステップアップ予告は、演出図柄50の変動動作(盤固有演出)とともに表示される。つまり、盤表示ユニット4において、演出図柄50の変動動作とともに表示されていたものが、枠視認表示54からステップアップ予告に切り換えられる。
このとき、盤表示ユニット4には、C予告61(盤特定演出)とD予告62(盤特定演出)とが選択的に表示される。ステップアップ予告が第1段階で留まるものである場合には、盤表示ユニット4にC予告61が表示され、一方、ステップアップ予告が第2段階または第3段階まで発展するものである場合には、盤表示ユニット4にD予告62が表示される。
このとき、演出制御基板21のCPU23は、図18(b)に示すように、盤表示ユニット4を見ることを遊技者に促す盤視認表示54(枠特定演出)を枠表示ユニット106に表示する。
また、図18(a)において盤表示ユニット4にD予告62が表示された場合には、その表示から予め定める時間が経過すると、演出制御基板21のCPU23は、盤表示ユニット4に、D予告62(盤特定演出)とE予告63(盤特定演出)とを選択的に表示する。ステップアップ予告が第2段階までしか発展しないものである場合には、その後、盤表示ユニット4にD予告62が表示され、一方、ステップアップ予告が第3段階まで発展するものである場合には、その後、盤表示ユニット4にE予告63が表示される。
これらの後、図19に示すように、リーチ実行のための条件が成立したときには、盤表示ユニット4における演出図柄50の変動動作(盤特定演出)において、リーチ状態が実行される。その後、盤表示ユニット4において、演出図柄50のリーチ動作に併せて、前述したような演出表示A51(盤特定演出)や演出表示B52(盤特定演出)が実行される。この場合、枠表示ユニット106では、デモ演出表示DM(枠固有演出)が実行される。
すなわち、第4演出表示例においては、盤表示ユニット4においてC予告61、D予告62およびE予告63という盤特定演出を表示中である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、枠視認表示54という枠特定演出の実行が許容されている。
また、第4演出表示例では、枠特定演出としてのステップアップ予告(図17(b)に示すC予告61)と、盤特定演出としてのステップアップ予告(図18(b)に示すC予告61またはD予告62(あるいはE予告63))とは、共通するキャラクタを表示する一連の演出である。また、枠特定演出としてのステップアップ予告は、盤特定演出としてのステップアップ予告に先立って実行される一連の演出である。この場合、後に実行されるステップアップ予告の態様(ステップアップの段階)が、先に実行されるステップアップ予告の態様よりも高くなることがある。
以上により第4演出表示例では、盤表示ユニット4で表示中の盤特定演出がステップアップ予告(C予告61、D予告62またはE予告63)である場合には、枠特定演出実行条件を満たしているとして、枠表示ユニット106において、盤視認表示70という枠特定演出の実行が許容される。枠特定演出が盤視認表示70であると、盤表示ユニット4の演出の視認が遊技者に促されるので、盤表示ユニット4の演出を遊技者が見落とすのを確実に防止することができる。また、盤表示ユニット4の演出表示を、枠表示ユニット106の演出表示に関連付けることにより、演出表示の興趣の向上を図ることができる。
なお、第3および第4演出表示例では、枠表示ユニット106で実行されるステップアップ予告の各態様(段階)の大当り信頼度が、盤表示ユニット4で実行されるステップアップ予告の対応する態様(段階)の大当り信頼度と同じとすることができる。しかしながら、枠表示ユニット106で実行されるステップアップ予告の各態様(段階)の大当り信頼度が、盤表示ユニット4で実行されるステップアップ予告の対応する態様(段階)の大当り信頼度よりも高くしてもよい。もちろん、信頼度の関係は逆の関係であってもよい。
図20は、本発明の他の実施形態に係る遊技機が適用された弾球遊技機300の電気的構成を示すブロック図である。
弾球遊技機300が、図1〜図19に示す弾球遊技機1と共通する部分には、図1〜図19と同一の参照符号を付し説明を省略する。弾球遊技機300が弾球遊技機1と相違する主たる点は、演出制御基板21と別に枠表示ユニット106の液晶表示制御を行うための液晶制御基板(演出制御手段)301を設けた点である。液晶制御基板301は、液晶インターフェイス基板26に代えて用いられる。液晶制御基板301は、計数制御基板22と同様、外枠100に設けられた枠側部材である。
液晶制御基板301には、CPU302、VDP(図示しない)、RAM(図示しない)、ROM(演出データ記憶手段)304を含む構成のマイクロコンピュータが実装されている。また、液晶制御基板301には、コントローラIC303が実装されている
枠表示ユニット106におけるタッチパネル入力は、液晶制御基板301に与えられた後、コントローラIC303を介して液晶制御基板301のCPU302に付与される。
この実施形態では、演出制御基板21のROM19には、盤特定演出データと、盤固有演出データとのみが記憶されている。また、VDP24は、主制御基板20から受信した制御コマンドに基づいて、ROM19に記憶されている盤特定演出データや盤固有演出データを特定し、この特定された演出データに基づいて盤表示ユニット4を制御する。VDP24は、盤特定演出データに基づいて盤特定演出を表示制御し、盤固有演出データに基づいて、盤固有演出を表示制御する。
一方、枠特定演出データと、枠固有演出データとは、液晶制御基板301のROM304に記憶されている。主制御基板20から演出制御基板21に送信されるコマンドに基づいて、演出制御基板21は液晶制御用のコマンドを作成し、液晶制御基板22に送信する。
液晶制御基板301のCPU302は、演出制御基板21からのコマンドに基づいて、ROM304に記憶されている枠特定演出データや枠固有演出データを特定し、この特定された演出データに基づいて枠表示ユニット106を制御する。液晶制御基板301のCPU302は、枠特定演出データに基づいて、枠特定演出を表示制御し、枠固有演出データに基づいて、枠固有演出を表示制御する。
なお、液晶制御基板301のCPU302は、計数制御基板22から持球等に関する信号に基づいて、枠表示ユニット106に持球表示等を表示してもよい。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することができる。
また、第1および第2実施形態において、第3演出表示例や第4演出表示例では、全図柄が変動中に実行されるステップアップ予告を例に挙げて説明したが、リーチ成立後等に実行されるステップアップ予告において、図13〜図16や図17〜図19のような演出が採用されていてもよい。
予告の種類としてはステップアップ予告以外にも、複数の変動に跨って行なわれる連続予告や、1回の変動で複数回変動したように見せる擬似連続予告を本実施例に適用するようにしてもよい。
たとえば、連続予告の場合、盤表示ユニット4または枠表示ユニット106のみで連続予告を実行するパターンや、盤および枠表示ユニット4,106の交互で実行するパターンなどの各種パターンにて演出を実行するようにしてもよい。
また、枠表示ユニット106に表示されるリーチや予告(枠特定演出)の大当り信頼度が、盤表示ユニット4に表示されるリーチや予告(盤特定演出)の大当り信頼度よりも高いときには、枠特定演出実行条件を満足しているとして、当該枠表示ユニット106におけるリーチや予告の表示と、当該盤表示ユニット4におけるリーチや予告の表示とを、同時に実行(並行して実行)するようにしてもよい。
また、盤固有演出データ並びに枠固有演出データは利益状態の発生に依拠しない(信頼度を有しない)キャラクタ等の演出情報であってもよい。
また、枠表示ユニット106を、弾球遊技機1,300の前面において開口104の直下方に配置した構成を例に挙げたが、枠表示ユニット106は、開口104の右下や左下に配置されていてもよい。また、開口104の上方に、枠表示ユニット106を配置することもできる。これらの場合、枠表示ユニット106の表示面が、当該弾球遊技機1,300を遊技している遊技者の顔に向くような傾斜面を有している。
さらに、弾球遊技機1,300は、必ずしも前扉102の前面に配設されている必要はない。弾球遊技機1,300の外枠100の前面の下部を覆う下面枠が、外枠100の前面に固定されている場合には、その下面枠の前面に枠表示ユニット106が配置されていてもよい。
封入式でない弾球遊技機は、外枠と、外枠に対して開閉可能に取り付けられ遊技盤を固定するための遊技盤固定枠と、外枠または遊技盤固定枠に対して開閉可能に取り付けられ遊技盤を視認可能な開口を有する前枠(ガラス枠)とを有していてもよい。前枠は1または複数の枠体で構成するようにしてもよい。複数の枠体で構成される場合は、枠表示ユニットをいずれか一方または両方に備えるようにしてもよい。
また、このような弾球遊技機では、発射装置に供給する遊技球を貯留するための球皿を弾球遊技機の前面に設けているとともに、島設備からの遊技球を球皿に供給するための球供給機構を枠体の内部に収容している。このような弾球遊技機を採用する場合、球皿に隣接して、枠表示ユニット106が配設されていてもよい。
また、入賞口として、始動入賞口6,7および大入賞口11を例に挙げて説明したが、他に入賞口として一般入賞口等が設けられていてもよい。
さらに、枠表示ユニット106をタッチパネル型の液晶表示ユニットであるとして説明したが、タッチパネル型でない液晶表示ユニットで設けることもできる。また、枠表示ユニット106は、液晶表示ユニットに限られず、有機ELディスプレイ等を採用することもできる。
さらにまた、盤側と枠側にそれぞれ表示ユニット4,106を設ける構成としてきたが、盤側に複数の表示ユニットを配置するようにしてもよいし、枠側に複数の表示ユニットを設けるようにしてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 弾球遊技機(遊技機)
2 遊技盤
4 盤表示ユニット(第1表示手段)
21 演出制御基板(演出制御手段)
24 VDP(演出データ記憶手段)
50 演出図柄
51 リーチA演出表示(盤特定演出、枠特定演出)
52 リーチB演出表示(盤特定演出)
53 操作案内画像(盤特定演出、枠特定演出)
54 枠視認表示((第2表示手段視認表示、盤特定演出)
61 C予告(盤特定演出、枠特定演出)
62 D予告(盤特定演出、枠特定演出)
63 E予告(盤特定演出、枠特定演出)
70 盤視認表示(枠特定演出)
100 外枠
102 前扉(枠体)
104 開口
106 枠表示ユニット(第2表示手段)
301 液晶制御基板(演出制御手段)
304 ROM(演出データ記憶手段)
DM デモ表示(機種情報表示)

Claims (9)

  1. 遊技機の所定領域に配設された第1表示手段と、
    前記第1表示手段とは別部位に配設された第2表示手段と、
    遊技機の統括的な制御を行い、所定の制御コマンドを出力可能な主制御手段と、
    前記第1表示手段の演出表示を制御するための第1演出データ、および前記第2表示手段の演出表示を制御するための第2演出データを記憶する演出データ記憶手段を有し、前記主制御手段から受信した制御コマンドに基づいて、前記演出データ記憶手段に記憶されている演出データを特定し、当該特定された演出データに基づいて前記第1表示手段および/又は第2表示手段の制御を行う演出制御手段とを含み、
    前記第2演出データは、前記第1表示手段で実行される演出と関連性を有して前記第2表示手段で実行される第2特定演出のための演出データである第2特定演出データと、前記第1表示手段で実行される演出とは無関係に前記第2表示手段で実行される第2固有演出のための演出データである第2固有演出データとを含み、
    前記演出制御手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、前記第2表示手段での前記第2特定演出の実行を制限する第2特定演出実行制限手段を含む、遊技機。
  2. 前記第2特定演出実行制限手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、前記第2表示手段で前記第2特定演出を実行しない、請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第2特定演出実行制限手段は、前記第1表示手段での第1特定演出の実行中は、所定の第2特定演出実行条件を満たす場合のみ、前記第2表示手段で前記第2特定演出の実行を許容する、請求項1記載の遊技機。
  4. 前記第1特定演出データは、前記第2表示手段に視認するように遊技者に促す第2表示手段視認表示のための第2表示手段視認表示データを含み、
    前記第2特定演出実行条件は、前記第1表示手段で実行中の第1特定演出が前記第2表示手段視認表示であることである、請求項3記載の遊技機。
  5. 前記第1特定演出および前記第2特定演出は、共通するキャラクタを表示する演出を表示するための演出を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記第1特定演出および前記第2特定演出は、当該第2特定演出が、前記第1特定演出の実行後または当該実行に先立って実行される一連の演出であり、
    後に実行される前記第1特定演出および前記第2特定演出の一方が、先に実行される前記第1特定演出および前記第2特定演出の他方からその信頼度を変化させている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記第1固有演出データには、演出図柄の変動動作を表示するための演出図柄変動動作データが含まれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技機。
  8. 前記第2固有演出データには、前記遊技機の機種情報表示を行うための機種情報表示データが含まれる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊技機。
  9. 外枠と、
    開口を有し、前記外枠の前側で当該外枠に対し片開き可能に設けられた枠体と、
    前記枠体の前面よりも後方位置に、前方から前記開口を通して視認可能に設けられた遊技盤とをさらに含み、
    前記第1表示手段は、前記遊技盤の盤面に配設され、前記第2表示手段は、前記枠体の前面に配設されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の遊技機。
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