JP2009233228A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域の前側を覆う光透過性板部材を用いて簡便な入力手段を実現し得るように構成した弾球遊技機を提供する。
【解決手段】第2光透過性板部材9bの隅部C1〜C4と該隅部を遊技機本体に支持する支持部10bとの間に荷重センサ50a〜50dをそれぞれ備えると共に、荷重判定手段により判定された荷重の状態に応じて、第2光透過性板部材のどの部位が押圧されたか等を判定する。これにより、第2光透過性板部材に対し遊技者が操作することで、操作状態を種々の入力に利用できるため、発射ハンドル2を握って画面35aを見ながら該画面以外の位置の入力ボタンを操作する等の煩雑な操作を行う必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に係り、詳しくは、荷重センサを用いて入力操作を簡略化し得るようにした弾球遊技機に関する。
一般に、弾球遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
特開2003−236210号公報
上述したようなパチンコ機において、遊技者による遊技上の各種入力を行うための入力装置は、操作性の向上と共に操作内容の種類の増加に関しても要請があり、例えば360度の旋回変位が可能なジョグダイヤルタイプのもの、十字方向に操作可能なもの、トラックボールタイプのもの等が提案されている。しかし、このような入力装置は、パチンコ機に備えた画像表示装置に連係しているにも拘わらず、遊技者が遊技中に直接目にする遊技領域から外れた球受け皿やその近傍に配置されていることが多く、従って、発射ハンドルを握って画面を見ながら該画面以外の位置の入力装置(ボタン等)を操作するという、煩雑(繁雑)な操作を余儀なくされることになり、遊技の興趣向上を損なう虞がある。
そこで本発明は、遊技領域の前側を覆う光透過性板部材を用いて簡便な入力手段を実現し得るように構成し、もって上述した課題を解消し得る弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図6参照)、遊技機本体(6,7)に、遊技領域(3a)と、該遊技領域を視認可能な光透過性板部材(9b)と、を備え、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる弾球遊技機(1)において、
前記光透過性板部材(9b)の複数の隅部(C1,C2,C3,C4)とそれら隅部を前記遊技機本体(6,7)に支持する支持部(10b)との間にそれぞれ配置された荷重センサ(50a,50b,50c,50d)と、
該荷重センサ(50a〜50d)のそれぞれで検出される検出信号を受け、各検出信号に基づき、前記光透過性板部材(9b)に作用した荷重の状態を判定する荷重判定手段(72)と、を備える、
ことを特徴とする弾球遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「荷重センサ」は、加重センサや圧力センサ等を含む広い概念である。
請求項2に係る本発明は(例えば図1及び図4参照)、前記光透過性板部材(9b)を通して視認可能な画像表示装置(35)と、
該画像表示装置(35)の画面(35a)に重なる前記光透過性板部材(9b)に対して所定状態の荷重が作用したことを前記荷重判定手段(72)が判定すると、前記所定状態の荷重作用に対応して前記画面(35a)上で表示される演出を変化させるように制御する表示制御手段(91)と、を備えてなる、
請求項1記載の弾球遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図3及び図4参照)、前記荷重判定手段(72)により検出された前記光透過性板部材(9b)への荷重の値が、予め設定されている演出用の荷重値以上である場合には、不正行為の発生と判定する不正行為判定手段(73)を更に備えてなる、
請求項1又は2記載の弾球遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図3参照)、前記荷重センサ(50a〜50d)に予め所定の荷重を作用させるように設定してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の弾球遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、光透過性板部材の複数の隅部とそれら隅部を遊技機本体に支持する支持部との間にそれぞれ配置された荷重センサを備えると共に、荷重判定手段により判定された荷重の状態に応じて、光透過性板部材のどの部位が押圧されたか等を判定することができるので、遊技領域の前側を覆う光透過性板部材に対して遊技者が操作することで、当該操作状態を種々の入力に利用することが可能になる。このため、発射ハンドルを握って画面を見ながら該画面以外の位置の入力ボタンを操作する等の煩雑な操作を行うことなく、目の前の光透過性板部材の所要の部位を操作する等で、極めて簡便に入力操作することができるようになる。
請求項2に係る本発明によると、表示制御手段は、画像表示装置の画面に重なる光透過性板部材に対して所定状態の荷重が作用したことを荷重判定手段が判定すると、所定状態の荷重作用に対応して画面上で表示される演出を変化させるように制御するので、例えば、画面を一方向に移動する魚を模した装飾図柄を手で横に払うように遊技者が光透過性板部材上を擦ると、当該操作に合わせて魚が慌てて勢い良く泳ぎ出す等の演出表示を実行することが可能になり、演出上の興趣を大幅に向上させることができる。
請求項3に係る本発明によると、不正行為判定手段が、荷重判定手段により検出された光透過性板部材への荷重の値が演出用の荷重値以上である場合には不正行為の発生と判定するので、遊技者による入力操作の検出用の荷重センサを不正行為検出用に兼用することができ、従って、不正行為検出用のセンサを別途配置する等の必要がなく、部品点数を削減して装置構成を簡略化できると共に、コストダウンも期待することができる。
請求項4に係る本発明によると、複数の荷重センサのそれぞれに予め所定の荷重を作用させるように設定したので、例えば荷重センサが破壊されたり故障したりした場合に、上記所定の荷重が作用していなければ、荷重センサそのものに異常があるのか入力による荷重が作用していないのかを判別することは困難であるが、これらを容易にかつ確実に判別することができる。
以下、本発明に係る弾球遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。後述する実施の形態では、本発明の弾球遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、1種1種など、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は本発明に係るパチンコ機1の外部構造を示す正面図、図2はパチンコ機1の背面構造を示す背面図である。図3はガラス枠10に取り付けられた光透過性板部材9を示す図であり、(a)はガラス枠10から取り外した状態で示す光透過性板部材9の斜視図、(b)はガラス枠10に取り付けられた光透過性板部材9を図1A−A線に沿って断面した側面断面図である。
パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー29に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを備えている。前扉7は、光透過性を有する板部材(以下、光透過性板部材と言う)9が嵌め込まれた状態で開閉自在に支持される扉状のガラス枠10を有している。なお、筐体6及び前扉7等により遊技機本体が構成されている。
光透過性板部材9は、図3(b)に示すように、正面視略矩形状のガラス枠10の開口部10aの周囲に設けられた支持部10bに、4箇所の隅部C1,C2,C3,C4を含む周縁部が支持されている。光透過性板部材9は、遊技領域3aの前面を覆う状態で上記遊技機本体に支持されるもので、遊技領域3a側に位置する第1光透過性板部材9aと、該第1光透過性板部材9aに対して所定の間隔9cをあけた状態で略平行に位置する第2光透過性板部材9bと、から構成されている。なお、第1光透過性板部材9aは、遊技領域3aを流下する金属製の遊技球が当接するため硬質ガラス等で作製されている。第2光透過性板部材9bは、ガラス製とすることも可能であるが、遊技球が直接的に当接することがないため、適宜の撓み性(可撓性)を持たせる意味からアクリル樹脂で作製することが好ましい。その場合、第2光透過性板部材9bが遊技者の押圧操作に対応して適宜撓むことで、押圧操作時の自然な感触を提供することができると共に、ガラスを直接押圧操作する場合に比して破損等の虞が無く、高い安全性を確保することができる。
遊技盤3の表面には、発射ハンドル2の操作時に発射装置(図示せず)によって打ち出される遊技球Baを遊技領域3aに案内するガイドレール8を有している。ガラス枠10前面の左右には演出用照明装置11が配設されており、ガラス枠10前面の上部左右、及び、ガラス枠10下部の後述する皿ユニット16の左右には、スピーカを有する放音装置12がそれぞれ配設されている。
ガラス枠10の正面視中央部右側には、前扉7をガラス枠10と共に筐体6に対して施錠・解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7に対して施錠・解放するための施錠装置13が配設されている。また、本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球をパチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
ガラス枠10の下部中央には、遊技中の遊技球を保持する皿ユニット16が設けられており、該皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央部左方には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが設けられ、皿ユニット16の中央部下方には、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが設けられている。また、皿ユニット16の右側下方には、上記発射装置を操作して遊技球を遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられており、皿ユニット16の左側下方には灰皿21が配設されている。
遊技領域3aの中央部分には、ステージSを有するセンター飾り25が配設されている。該センター飾り25の左右下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口26a,26bがそれぞれ配設されており、センター飾り25の中央部下方には、始動チャッカー27とアタッカー29とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように始動チャッカー開閉ソレノイド30(図4参照)によって作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘31が打ち込まれている。アタッカー29は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回(つまり、15ラウンド)繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り25の四方に風車32がそれぞれ配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、スルーゲート33が配設されている。該スルーゲート33は、始動チャッカー27を開閉動作させるための普通図柄抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおけるスルーゲート33、入賞口26a,26b及び始動チャッカー27等の周囲には、センター飾り25のステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘34を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
センター飾り25は、その中央部に、遊技盤3側に固定された画像表示装置35の画面35aを露出する開口36を有し、左上部にワープ導入口37を有し、開口36の下側に上記ステージSを有し、該ステージSの下側に、ステージS上で転動して該ステージSの所定位置の落下孔(図示せず)に落下した遊技球を始動チャッカー27に向け放出する放出口38を有している。ワープ導入口37には、これに対向するように一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ここで、本発明の特徴である荷重センサを用いた入力構造について、図1及び図3を参照して説明する。
すなわち、本実施の形態における入力構造は、図1及び図3に示すように、遊技領域3aの前面を覆う状態で遊技機本体に支持された第2光透過性板部材9bを有しており、その4つの隅部C1,C2,C3,C4と、それら隅部C1〜C4を遊技機本体に支持する支持部10bとの間に、荷重センサ50a,50b,50c,50dがそれぞれ配置されている。これら荷重センサ50a〜50dは、いずれもガラス枠10の開口部10aの周囲における枠体背面側に収容される形で配置されているため、図1のように、パチンコ機1に対座している遊技者が視認することはできず、外観を損なうことがない。なお、本実施の形態における「荷重センサ」は、作用する物理的な力(荷重)を出力電流又は出力電圧を変化させた変位量として出力し得るセンサであり、加重センサや圧力センサ等も含む広い概念のものである。
画面35aに重なる第2光透過性板部材9bの所定位置、即ち、画面35aの前側における該板部材9b上の第1位置51a、第2位置51b、第3位置51c、第4位置51d、第5位置51eには、弾球遊技中に、それぞれ対応する画像が該板部材9bを通した形で表示される(即ち、遊技者が該板部材9bを通して視認できる)。そして、第2光透過性板部材9bの上記所定位置(51a〜51e)の何れかへの操作による荷重が作用したことを、後述する荷重判定手段72が判定した場合、上記所定位置(51a〜51e)の何れかへの操作に対応して予め備えられている選択事項が、後述する設定制御手段74によって決定される。
ここで、本パチンコ機1の背面構造について図2を参照して説明する。
すなわち、図2に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク40が取り付けられており、この賞球タンク40の下方に、副制御基板41、主制御基板42、及び払出し制御基板43がこの順に配設されている。また、前扉7背面における上部右方には、外部端子板44が取り付けられており、該外部端子板44の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット48、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板49がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉7背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施の形態におけるパチンコ機1の制御系を図4及び図5を参照して説明する。なお、図4はパチンコ機1の制御系を示すブロック図、図5は四隅の荷重センサと操作位置との関係を概略的に示す概略図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド30、アタッカー開閉ソレノイド75、放音装置12、演出用照明装置11、画像表示装置35、及び荷重センサ50a,50b,50c,50dを備えている。
遊技制御装置80は、図2に示した主制御基板42や副制御基板41等から構成されている。主制御基板42は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板41は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段85、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、演出制御手段90、荷重判定手段72、設定制御手段74、表示制御手段91、及び不正行為判定手段73を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、入賞口26a,26b、アタッカー29等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口26a,26b、アタッカー29等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりに当選するまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たりや、上記特殊状態とならない通常当たり等に当選するように、乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。
上記抽選手段83は、例えば確率変動当たりに当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画面35aの大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83は、通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段85は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、スルーゲート33への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段90に送る。更に、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段91に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の大当たり抽選保留表示装置に、最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
作動制御手段88は、所定のタイミングで始動チャッカー開閉ソレノイド30に駆動信号を送って該ソレノイド30を作動させ、始動チャッカー27を開閉動作させる。また、作動制御手段88は、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド75に駆動信号を送り、アタッカー29を例えば15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
演出制御手段90は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置11を発光駆動して遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また、演出制御手段90は、不正行為の発生を検出した旨の検出信号を、後述の不正行為判定手段73から受け取った場合に、放音装置12を駆動させ、不正行為をやめる旨の警告音やメッセージを放音する。或いはこれに代えて、遊技場の管理室(図示せず)に設けられたホールコンピュータ(図示せず)に上記不正行為検出の検出信号を送信し、不正行為者に気付かれない状態で警察に通報する等の処置をとるように構成することもできる。
荷重判定手段72は、荷重センサ50a,50b,50c,50dのそれぞれで検出される検出信号を受け、各検出信号に基づき、第2光透過性板部材9bに作用した荷重の状態、即ち、第1位置51a、第2位置51b、第3位置51c、第4位置51d、第5位置51eのどこに荷重が作用したかを判定する。なお、以下に記載する各数値は、実測値ではなく、荷重を概念的に示す数値である。
例えば、演出に対応した第2光透過性板部材9bに対する押圧操作時に作用する荷重のデータは、以下のような観点で設定される。
(1)第1位置51aが押圧されると、該第1位置51aに加わった荷重は、荷重センサ50aに最も大きい値(例えば+13)で作用し、荷重センサ50b,50cには、荷重センサ50aへの荷重よりは小さいが略々均等の値(例えば+12)で作用し、荷重センサ50dには、荷重センサ50b,50cへの荷重より更に小さい値(例えば+11)で作用する。
(2)第2位置51bが押圧されると、該第2位置51bに加わった荷重は、荷重センサ50bに最も大きい値(例えば+13)で作用し、荷重センサ50a,50dには、荷重センサ50bへの荷重よりは小さいが略々均等の値(例えば+12)で作用し、荷重センサ50cには、荷重センサ50a,50dへの荷重より更に小さい値(例えば+11)で作用する。
(3)第3位置51cが押圧されると、該第3位置51cに加わった荷重は、荷重センサ50cに最も大きい値(例えば+13)で作用し、荷重センサ50a,50dには、荷重センサ50cへの荷重よりは小さいが略々均等の値(例えば+12)で作用し、荷重センサ50bには、荷重センサ50a,50dへの荷重より更に小さい値(例えば+11)で作用する。
(4)第4位置51dが押圧されると、該第4位置51dに加わった荷重は、荷重センサ50dに最も大きい値(例えば+13)で作用し、荷重センサ50b,50cには、荷重センサ50dへの荷重よりは小さいが略々均等の値(例えば+12)で作用し、荷重センサ50aには、荷重センサ50b,50cへの荷重より更に小さい値(例えば+11)で作用する。
(5)第5位置51eが押圧されると、該第5位置51eに加わった荷重は、荷重センサ50a,50b,50c,50dの全てに略々均等な値(例えば+12)で作用する。
荷重判定手段72は、上述の荷重データをテーブルデータとして備えており、荷重センサ50a〜50dのそれぞれで検出される検出信号を受け、各検出信号に基づき、即ち、荷重センサ50a〜50dにそれぞれ作用した検出荷重を上記テーブルデータと比較することで、第1位置51a〜第5位置51eのうちのどの位置が押圧操作されたのかを判定し、その旨を、第2光透過性板部材9bに作用した荷重の状態(検出信号)として出力する。
設定制御手段74は、画像表示装置35の画面35aに重なる第2光透過性板部材9bの第1位置51a〜第5位置51eへの押圧操作による荷重が作用したことを荷重判定手段72が判定した際、上記位置51a〜51eへの操作に対応して予め備えられている選択事項(例えば、演出モードや同行キャラクタ)を決定する。
すなわち、上記選択事項は、例えば、複数の演出モード(現代劇モード、時代劇モード)や、主人公と同行し得る複数のキャラクタが用意されている場合に、「現代劇」及び「時代劇」の文字が第1位置51a及び第3位置51cにそれぞれ対向する画面35a上に表示され、或いは、選択し得る各キャラクタが第1位置51a、第2位置51b、第3位置51c、第4位置51d及び第5位置51eにそれぞれ対向する画面35a上に表示されることになる。その場合、遊技者は、画面35a上に表示される「現代劇」及び「時代劇」の文字の何れかを選択するべく、第2光透過性板部材9bの第1位置51aか第3位置51cを指や手で押圧操作する。すると、第1位置51aが押圧操作されたことが荷重判定手段72により判定された時点で、荷重判定手段72によって「現代劇モード」が決定され、また、第3位置51cが押圧操作されたことが荷重判定手段72により判定された時点で、荷重判定手段72によって「時代劇モード」が決定される。このため、それ以降は、選択された演出モードで、大当たり関連の演出が全て表示されることになる。そして、遊技者が、一旦選択した演出モードに飽きた場合等には、発射ハンドル2による打ち出しを停止して大当たり抽選に係る保留球を全て消化すれば、画面35aに再び「現代劇」及び「時代劇」の文字が表示されることになり、その時点で上記と同様の操作を行って、演出モードを選択し直せば良い。
また、遊技者は、画面35a上に表示される各キャラクタの何れかを選択するべく、第2光透過性板部材9bの第1位置51a、第2位置51b、第3位置51c、第4位置51d、第5位置51eの何れかを指や手で押圧操作する。そして、各位置51a〜51eの何れかが押圧操作されたことが荷重判定手段72により判定された時点で、押圧位置に対応するキャラクタが決定され、それ以降は、表示制御手段91により、選択された同行キャラクタが主人公と共に表示される演出が実行される。この場合も、遊技者が、一旦選択した同行キャラクタに飽きた際等には、大当たり抽選に係る保留球が全て消化されるまで発射ハンドル2による打ち出しを停止すれば、画面35aの上記各位置に再びキャラクタがそれぞれ表示されるため、その時点で上記と同様の操作を行って、キャラクタを選択し直せば良い。
以上のように、画面35aに重なる第1光透過性板部材9aの所定位置への操作による荷重が作用したことを荷重判定手段72が判定した際に、設定制御手段74が、所定位置への操作に対応して予め備えられている選択事項を決定できるように構成すると、遊技中、上述のような演出モードを選択する場合、画面表示されているキャラクタの進むべき道を右か左かに選択する場合や、画面表示されているキャラクタの同行人物を複数のキャラクタの中から選択する場合等のような選択事項の決定入力を、第1光透過性板部材9aでの指示されている部位を押圧操作する等で、極めて簡単に行うことができる。
表示制御手段91は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。また、表示制御手段91は、荷重判定手段72により判定された第2光透過性板部材9bの荷重作用位置(第1位置51a、第2位置51b、第3位置51c、第4位置51d、第5位置51eの何れか)に対応して、上述した選択事項や、後述する演出内容等、画面35a上での演出を変化させるように制御する。
すなわち、表示制御手段91は、画面35aに重なる第2光透過性板部材9bに対して所定状態の荷重が作用したことを荷重判定手段72が判定した際、所定状態の荷重作用に対応して画面35a上で表示される演出を変化させるように制御する。例えば、画面35aを一方向(例えば画面右か画面左へ向かう方向)に移動する魚を模した装飾図柄を、遊技者が手で横に払うように第2光透過性板部材9b上を擦った場合、当該操作による第2光透過性板部材9bに作用した荷重状態を荷重判定手段72が判定し、それに応答する表示制御手段91が、画面35a上で、上記遊技者の操作(手の動き)に合わせて魚(の装飾図柄)が慌てて逃げるように勢い良く泳ぎ出す、等の演出表示を実行することができる。その場合、演出上の興趣を大幅に向上させることができる。
不正行為判定手段73は、荷重判定手段72により検出された第2光透過性板部材9bへの荷重が、予め設定されている演出用の荷重値以上である場合には、不正行為の発生と判定することができる。例えば、荷重判定手段72に備えた上述のテーブルデータに、上述したデータ以外に、不正行為(ゴト)判定用のデータを備えておくことで、不正行為の発生を判定することができる。例えば、磁石を使って始動チャッカー27等への入賞を不正に取得する所謂磁石ゴトの発生を判定する場合には、遊技球に与える磁力効果を高めるために第1光透過性板部材9aとの間の間隔9cを狭めた状態にするべく図5の領域Eが強く押されることが考えられるので、当該領域Eが強く押圧された場合の上記不正判定用のデータを予め準備しておくのである。つまり、領域Eが強く押圧された場合、該領域Eに加わった荷重は、荷重センサ50bと50dに、上記不正判定用データの演出用荷重値(例えば+14)以上の値で略々均等に作用し、荷重センサ50aと50cには比較的小さい略々均等の値(例えば+7〜9)で作用することが想定され、従って、当該内容のデータをテーブルに予め格納しておくのである。本実施形態では、後述のように例えば+4という均等な荷重を荷重センサ50a〜50dにそれぞれ掛けておくので、当該+4がベース値であり、演出にて一般的に作用され得る最大の荷重値である+10を該ベース値+4に加えた+14を上記演出用の荷重値として予め設定している。そして、荷重判定手段72により判定された荷重センサ50a〜50dへの上記のような荷重に係る出力を受けた際、不正行為判定手段73は、不正行為の発生と判定して演出制御手段90にその旨の検出信号を送る。これに応答して、演出制御手段90は、上述したように、放音装置12を駆動させ、不正行為をやめる旨の警告音やメッセージを放音する等の処置を実施する。
以上のように、不正行為判定手段73が、荷重判定手段72により検出された第2光透過性板部材9bへの荷重の値が上記演出用の荷重値以上である場合に不正行為の発生と判定することで、遊技者による入力操作検出用の荷重センサ50a,50b,50c,50dを不正行為検出用に兼用することができる。これにより、不正行為検出用のセンサを別途配置する等の必要がなく、部品点数を削減して装置構成を簡略化できると共に、コストダウンも期待することができる。
本実施の形態では、荷重センサ50a,50b,50c,50dのそれぞれに、予め所定の荷重を作用させておくように構成している。その場合、例えば+4のような均等な荷重を荷重センサ50a〜50dにそれぞれ掛けておく。それにより、例えば荷重センサ50a,50b,50c,50dの何れかが破壊されたり故障したりした場合には、その荷重センサの出力値が0(又は0に近い値)を示すことになり、また、破壊等が無い間は前述した場合と同様に、第2光透過性板部材9bに作用した荷重を正確に検出することができる。従って、上記所定の荷重が作用していなければ、荷重センサそのものに異常があるのか入力による荷重が作用していないのかを判別することは困難であるが、これらを容易にかつ確実に判別することができる。
次に、本パチンコ機1による作用について、図6のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27、入賞口26a,26b等に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された多数の遊技球のうちの一部がワープ導入口37に入球すると、当該遊技球はステージSに導かれた後、或るものはステージ下方に落下し、或るものはステージ上の落下口(図示せず)に導入されて放出口38から始動チャッカー27に向け放出されて該始動チャッカー27に高確率で入賞する。
ところで、始動チャッカー27や入賞口26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している内容に係る信号を、遊技制御手段86を介して演出制御手段90及び表示制御手段91に順次送信し、該送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、上記抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、確率変動当たりか通常当たりのいずれかに対応する変動パターンが決定される。これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされる。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段91に送信することに基づき、表示制御手段91は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
上記演出表示を視認しながら弾球遊技する中で、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド75に駆動信号を送り、該ソレノイド75を作動させてアタッカー29を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返させる。これにより、アタッカー29に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明した本実施形態では、第2光透過性板部材9bの4箇所の隅部C1〜C4とそれら隅部C1〜C4を遊技機本体に支持する支持部10bとの間にそれぞれ配置された荷重センサ50a〜50dを備えると共に、荷重判定手段72により判定された荷重の状態に応じて、第2光透過性板部材9bのどの部位が押圧されたか等を判定することができる。このため、遊技領域3aの前側を覆う第2光透過性板部材9bに対して遊技者が操作することで、当該操作状態を種々の入力に利用することができ、従って、発射ハンドル2を握って画面35aを見ながら該画面35a以外の位置の入力ボタンを操作する等の煩雑な操作を行う必要がなく、目の前の第2光透過性板部材9bの所要の部位(第1位置51a〜第5位置51eの何れか)を操作する等で、極めて簡便に入力操作することができる。
なお、本実施形態では、画像表示装置35の画面35aを対象として第1〜第5位置51a〜51eを遊技領域中央部にのみ配置したが、このような画面35aではなく、遊技領域3aの略々全域が画面として構成された所謂全面液晶の表示装置を採用すれば、上記画面35aを対象とした場合よりも更に多くの荷重操作位置を設けることができる。これにより、ガラス枠10における開口部10aの隅々まで利用して画像と対応させた荷重検出の演出を実行できるようになり、演出の幅が大幅に広がる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の弾球遊技機は、上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施の形態の構成から種々の修正及び変更を施した弾球遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 ガラス枠に取り付けられた光透過性板部材を示す図であり、(a)はガラス枠から取り外した状態で示す光透過性板部材の斜視図、(b)はガラス枠に取り付けられた光透過性板部材を図1A−A線に沿って断面した側面断面図である。 パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 四隅の荷重センサと操作位置との関係を概略的に示す概略図である。 本実施の形態における作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 弾球遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
6,7 遊技機本体(筐体、前扉)
9b 光透過性板部材(第2光透過性板部材)
10b 支持部
35 画像表示装置
35a 画面
50a,50b,50c,50d 荷重センサ
51a,51b,51c,51d,51e 第1〜第5位置
72 荷重判定手段
73 不正行為判定手段
74 設定制御手段
91 表示制御手段
Ba 遊技球
C1,C2,C3,C4 隅部

Claims (4)

  1. 遊技機本体に、遊技領域と、該遊技領域を視認可能な光透過性板部材と、を備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる弾球遊技機において、
    前記光透過性板部材の複数の隅部とそれら隅部を前記遊技機本体に支持する支持部との間にそれぞれ配置された荷重センサと、
    該荷重センサのそれぞれで検出される検出信号を受け、各検出信号に基づき、前記光透過性板部材に作用した荷重の状態を判定する荷重判定手段と、を備える、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記光透過性板部材を通して視認可能な画像表示装置と、
    該画像表示装置の画面に重なる前記光透過性板部材に対して所定状態の荷重が作用したことを前記荷重判定手段が判定すると、前記所定状態の荷重作用に対応して前記画面上で表示される演出を変化させるように制御する表示制御手段と、を備えてなる、
    請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記荷重判定手段により検出された前記光透過性板部材への荷重の値が、予め設定されている演出用の荷重値以上である場合には、不正行為の発生と判定する不正行為判定手段を更に備えてなる、
    請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 前記荷重センサに予め所定の荷重を作用させるように設定してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の弾球遊技機。
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