JP2010088671A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一人の遊技者の遊技期間中における同じような態様のリーチ演出が繰り返されることによる興趣の低下を防止する。
【解決手段】演出画像制御基板は、主制御基板からの画像制御コマンドを受信すると、当該コマンドを解析し、リーチ演出を行う場合はその時点で取得した判定値に基づきリーチ演出態様選択テーブルを参照してリーチ演出表示態様を選択すると共に、選択回数を計数し、いずれかの態様が上限回数に達した場合は、当該態様を始め所定条件を満たすリーチ演出態様をリーチ演出態様選択テーブルの設定対象から除外し、代わりにそれまで非設定で、選択対象外であったリーチ演出態様を同数入れ替える。
【選択図】図10

Description

本発明は、リーチ演出画像を表示する演出表示装置を備えたパチンコ遊技機に関し、詳しくは、リーチ演出の際、同じリーチ演出態様が繰り返されないように制御するパチンコ遊技機に関する。
図柄変動が行われる遊技機においては、大当たりの発生を期待させるリーチ演出への関心が高くなっており、メーカー側も興趣を盛り上げるためにリーチ演出態様への工夫がさまざまなされてきた。当初は特有の変動パターンだけで行われていたが、大当たりの発生に対する期待感に軽重を付与するため、リーチ演出態様を何パターンも用意して大当たりの場合とハズレの場合で選択されるリーチ演出態様を異ならせるなどリーチ演出に多様性を持たせるようにしたパチンコ遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。さらに、複数種類のリーチ演出態様からいずれかを選択する際に使用するテーブルを経時的に入れ替えていくことで、演出の単調・単純化を防ごうとしたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献2)。また、変動表示回数によって順次使用するテーブルを選択して、少なくとも一つのリーチ演出態様が選択される割合を異ならせるようにしたパチンコ遊技機が知られいる(例えば、特許文献3)。
特開平8−168558号 特開2002−263250号 特開2004−201918号
しかしながら、特許文献1に示されたパチンコ遊技機においては、大当たりとハズレとでは異ならせても、発生頻度は圧倒的にハズレの場合が多いので、同じリーチ演出が何度も繰り返されることは防げなかった。また、特許文献2に示されたパチンコ遊技機においては、一人の遊技者が遊技する時間は、リーチ演出態様を選択するテーブルの入れ替え期間よりはるかに短く、また遊技頻度によっては、例えば稼働1ヶ月後による入れ替えが行われていても異なっていることを認識できずに終わってしまうこともあり、一人の遊技者の遊技期間中における同じような態様のリーチ演出が繰り返されることによる興趣の低下を防止することはできなかった。さらに、特許文献3に示されたパチンコ遊技機においては、変動表示回数によってテーブルを選択するようにしているので、特許文献2に示されたパチンコ遊技機よりは切り換え周期が短くなっているものの、テーブルの切り換え契機は図柄変動回数が所定の切り換え設定値に到達した場合であり、実行されるリーチ演出態様の内容については考慮の対象外となっている。また、選択される割合を異ならせたテーブルを使用して、環境的にリーチ演出態様の選択範囲の切り換えは行われているものの、テーブルに設定された選択比率と短期間における実行回数とは一致せず、次の切り換え契機が成立するまでの期間中に、同じようなリーチ演出が何度も行われることは阻止できず、期待される多様性を十分に発揮することができなかった。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、
遊技者に利得を付与することを示す大当たり画像或いは利得を付与しないことを示すハズレ画像を表示可能であるとともに、前記大当たり画像が確定表示されることを期待させる特殊な表示態様のリーチ演出を表示可能な画像表示装置と、
所定周期で所定範囲の値を取り得る大当たり判定値の値を更新する大当たり判定値更新手段と、
所定周期で所定範囲の値を取り得る大当たり図柄判定値の値を更新する大当たり図柄判定値更新手段と、
所定周期で所定範囲の値を取り得る変動時間判定値の値を更新する変動時間判定値更新手段と、
所定の始動領域を遊技球が通過することを認定する始動領域通過認定手段と、
該始動領域通過認定手段が遊技球が通過したと認定したことを契機として、前記大当たり判定値更新手段のその時点の大当たり判定値と、前記大当たり図柄判定値更新手段のその時点の大当たり図柄判定値と、前記変動時間判定値のその時間の変動時間判定値を一組の判定値データ群として同時取得する判定値取得手段と、
構成する数値に対して大当たり及びハズレの対応付けが所定の比率で成されている大当たり判定テーブルを記憶する大当たり判定テーブル記憶手段と、
取得した前記大当たり判定値に基づき、通常遊技状態から遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの大当たり判定を、前記大当たり判定テーブルを参照して判定する大当たり判定手段と、
構成する数値に対して停止図柄内容との対応付けが所定の比率で成されている大当たり図柄判定テーブルを記憶する大当たり図柄判定テーブル記憶手段と、
取得した前記大当たり図柄判定値に基づき、同時取得された前記大当たり判定値に係る前記大当たり判定手段の判定結果に対応する停止図柄を、前記大当たり図柄判定テーブルを参照して決定する停止図柄決定手段と、
構成する数値に対して変動時間との対応付けが所定の比率で成されている変動時間判定テーブルを記憶する変動時間判定テーブル記憶手段と、
取得した前記変動時間判定値に基づき、同時取得された前記大当たり判定値に係る前記大当たり判定手段の判定結果に対応する停止図柄を表示するまでの変動時間を、前記変動時間判定テーブルを参照して決定する変動時間決定手段と、
前記停止図柄決定手段が決定した停止図柄情報と前記変動時間決定手段が決定した変動時間情報とを含む画像制御コマンドを作成する画像制御コマンド作成手段と、
該画像制御コマンド作成手段が作成した画像制御コマンドを出力する画像制御コマンド出力手段と、
該画像制御コマンド出力手段から出力された画像制御コマンドを受信し、前記停止図柄決定手段が決定した停止図柄情報と前記変動時間決定手段が決定した変動時間情報を解析する画像制御コマンド解析手段と、
該画像制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて、当該画像制御コマンドで指示された停止図柄情報に対応する結果画像を表示するまでの変動表示態様を選択する変動表示態様選択手段と、
該変動表示態様選択手段が選択した変動表示態様に従って前記画像表示装置の表示制御を行い、前記変動時間決定手段が決定した変動時間が経過すると、前記結果画像を確定表示する画像制御手段と、
を備えたパチンコ遊技機において、
画像制御手段は、
所定周期で所定範囲の値を取り得るリーチ演出判定値の値を更新するリーチ演出判定値更新手段と、
前記画像制御コマンド解析手段が前記画像制御コマンドを受信したことを契機として、リーチ演出判定値更新手段のその時点の前記リーチ演出判定値を取得するリーチ演出判定値取得手段と、
構成する数値に対して前記リーチ演出を表示する場合の変動時間(以下、リーチ演出時間という)における複数種類のリーチ演出態様との対応付けが所定の選択比率で成され、複数のリーチ演出時間に対してそれぞれ設けられている時間別リーチ演出態様選択テーブルを記憶する時間別リーチ演出態様選択テーブル記憶手段と、
前記画像制御コマンド解析手段が解析した前記画像制御コマンドの変動時間情報が、前記リーチ演出を行う場合のリーチ演出時間のうちのいずれかに該当する場合に、当該画像制御コマンドを受信したときに取得されたリーチ演出判定値に基づき、当該リーチ演出時間にて実行するリーチ演出態様を、前記時間別リーチ演出態様選択テーブルを参照して選択するリーチ演出態様選択手段と、
該リーチ演出態様選択手段が選択したリーチ演出態様の選択回数を、前記時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されたリーチ演出態様別に計数する選択回数計数手段と、
該選択回数計数手段が計数したリーチ演出態様別の選択回数が、所定の限度回数に到達したか否かを判定する限度回数判定手段と、
前記リーチ演出時間に対応するリーチ演出態様であって、その時点の前記時間別リーチ演出態様選択テーブルには設定されていないリーチ態様を非設定リーチ演出態様として区分して記憶する非設定リーチ演出態様記憶手段と、
前記限度回数判定手段によって特定のリーチ演出態様の選択回数が所定の上限値に到達したと判定した場合、少なくとも当該特定のリーチ演出態様と前記非設定リーチ演出態様記憶手段に記憶された非設定リーチ演出態様とを入れ替える時間別リーチ演出態様選択テーブル更新手段とを備え、
いずれかのリーチ演出態様の選択回数が所定の上限値に到達する都度、当該特定のリーチ演出態様と同じリーチ演出時間の時間別リーチ演出態様選択テーブルにおいて、選択される可能性を持つリーチ演出態様の種類を入れ替えるようにしたことを特徴とする。
さらに、請求項2の発明においては、
前記リーチ演出判定値によって選択されるリーチ演出態様として、変動時間が短く発生頻度の高い通常リーチ演出態様と、変動時間が長く発生頻度の低いスペシャルリーチ演出態様とが用意されており、
前記選択回数計数手段が選択回数の計数対象とするリーチ演出態様は、前記通常リーチ演出態様とするとともに、
一のリーチ演出時間に対する前記非設定リーチ演出態様記憶手段が記憶するリーチ演出態様の種類の数は、一のリーチ演出時間に対する前記時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されているリーチ演出態様の種類の数と少なくとも同数以上であり、
前記時間別リーチ演出態様選択テーブル更新手段は、
前記選択回数が所定の上限値に到達したリーチ演出態様と当該条件とは別の所定条件を満たしたリーチ演出態様を対象として、前記非設定リーチ演出態様記憶手段に記憶された前記非設定リーチ演出態様との入れ替えによって新たな時間別リーチ演出態様選択テーブルを生成する際に、新たな時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定された各リーチ演出態様についての前記所定の選択比率の値も変更することを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、所定期間における選択回数が上限回数に達したリーチ演出態様は次の期間では選択される可能性そのものを無くし、それまでは選択される可能性が無かったリーチ演出態様と入れ替えて選択テーブルを形成するので、同じ態様のリーチ演出が何度も繰り返されたり、頻度高く出現することが無くなるとともに、1日の営業時間内でもリーチ演出回数が増えるに伴い、その後に選択対象となるリーチ演出態様が順次入れ替わっていくので、長時間の遊技が行われても、常に新鮮さを感じることができる。
また、請求項2に係る発明においては、選択回数が上限回数に達したリーチ演出態様以外に、所定の入れ替え条件、例えば、選択回数が上限回数には至らずとも今回の時間別リーチ演出態様選択テーブルを使用している期間中に所定回数が選択された場合や、複数回の入れ替え時にいずれも上限回数には達しなかったが、時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されてからの複数期間中に選択された累計回数が所定回数に到達した場合など、ある程度の頻度で出現していたリーチ演出態様も同時に入れ替えを行うので、入れ替え前後において実行されるリーチ演出態様の種類を大きく変化させることができ、多様性を発揮することができる。また、選択比率も変更するようにすることで、新たに加わったリーチ演出態様を選択比率を高めるようにしたり、残留組の入れ替えを促進するようにしたり、入れ替えについての設計上の自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態のパチンコ遊技機1の主な構成について図1と図2を用いて説明する。図1は、パチンコ遊技機1の外観を正面から見た正面図で、パチンコ遊技機1は、縦長の長方形に形成された外枠2と、外枠2に対してヒンジ3によって開閉可能に取り付けられる内枠4とから構成される。さらに内枠4は複層で構成され、遊技者側に開閉可能なガラスパネル5と球皿パネル6とを上下に備え、背面側の構成として図示しない遊技盤収納枠、及び、同じく図示しないが遊技球の払い出しに係る機構部品等が取り付けられた機構板を備えている。ガラスパネル5の内側には遊技盤7が設けられている。内枠4或いはガラスパネル5を開放する時には、専用鍵を鍵穴8に差し込み、専用鍵の回動操作方向によって開放する側が選択される。
ガラスパネル5は、略楕円形の開口窓部9が形成されており、開口窓部9の背面には着脱自在に2枚のガラスが取り付けられている。また、開口窓部9の周囲は合成樹脂製の装飾パネル10で囲まれ、装飾パネル10には演出発光部11や効果音発音部12が設けられている。球皿パネル6の中央位置には発射される遊技球を貯留する球皿13が設けられており、球皿13の天面には、遊技者が操作することで球貸しが行われる球貸しボタン14が、左下位置には遊技者が操作することで演出状態の選択を可能とする演出選択操作部15が、球皿パネル5の右下位置には、図示しない発射装置の発射力を調整するための発射ハンドル16が設けられている。
外枠2の左側には、パチンコ遊技機1とは別体のCR球貸しユニット20が、双方向で信号の送受信可能に接続されている。CR球貸しユニット20にはパチンコ遊技機との接続状態が正常であるか、球貸しボタン14の球貸し操作を受け付け可能であるか等の状態を報知する状態報知ランプ21と、紙幣の挿入口22と、貸し球数情報が記録されたカードを挿入する挿入口23と、カードが挿入されていることを報知するカード挿入ランプ24と、挿入されているカードを返却させる返却ボタン25が設けられている。
図2は、遊技盤7上に形成された遊技領域30内の構成の一例を示している。遊技領域30には、作動ゲート31、該作動ゲートを遊技球が通過することを作動契機として変動を開始する普通図柄表示器32、普通図柄表示器32の作動保留回数を表示する普通図柄記憶数表示器33、普通図柄表示器32に当たり図柄が確定表示された場合に遊技球が入賞しやすいように拡開する普通電動役物34、拡開した普通電動役物34又は始動口35に遊技球が入賞することを作動契機として変動を開始する特別図柄表示器36、特別図柄表示器36の作動保留回数を表示する特別図柄記憶数表示器37、遊技状態等を表示する状態表示器38、特別図柄表示器36に大当たり図柄が確定表示され特別遊技状態へ移行した場合に著しく遊技球が入賞しやすいように拡開する大入賞口39、特別図柄表示器36の図柄変動に対応した演出表示或いは特別遊技状態における演出表示を表示する画像表示装置40、遊技領域30に打ち込まれた遊技球のうち普通電動役物34や大入賞口39や図示しない一般入賞口に入賞しなかった遊技球が流入するアウト口41、そのほか図示しないが、複数のLED等発光部を備え、遊技の進行に対応した点滅・点灯作動が行われる盤面飾りが設けられている。
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成と、パチンコ遊技機1の裏面側での主たる制御基板の配置状況について図3及び図4を参照して説明する。外部からの電源となるAC24V電源100は、電源基板101にて5V、12V、32Vのパチンコ遊技機で使用する所要の電圧に変換され、中抜き矢印の示す方向で基板ベースにおける電源の供給が行われる。黒矢印の示す方向が信号の接続先と送信方向で、矢印が片側か両側によって一方向或いは双方向であるかをを示している。
主制御基板130には、マイクロプロセッサ131が搭載されている。このマイクロプロセッサ131は、メインCPU132、ユーザプログラムやユーザプログラムを実行するために必要なデータが格納された内蔵ROM133、ユーザプログラムの作業領域として使用する内蔵RAM134、遊技領域30に設けられた各種近接スイッチ或いは光電スイッチからの信号を受け取り、また普通図柄表示装置33や普通電動役物34等を制御するための制御信号及び後述するサブ基板に対しての制御コマンドを送信する入出力ポート135を備える。そして主制御基板130は、遊技盤7に設けられ遊技盤中継端子板140を介して電気的に接続された各種スイッチからの信号の時系列的な変化から当該スイッチを遊技球が通過したと認定し、プログラムに基づいて、パチンコ遊技としての全体の遊技進行に係る電装品の作動を制御する。
主制御基板130に遊技盤中継端子板140を介してダイレクトに接続されているスイッチとしては、作動ゲート31を通過した遊技球を検出する作動ゲートスイッチ141、始動口34に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ142、拡開した普通電動役物34に入賞した遊技球を検出する普通電動役物入賞スイッチ143、拡開した大入賞口39に入賞した遊技球を検出する大入賞口入賞スイッチ144が挙げられる。
主制御基板130が遊技進行に応じて直接に制御を行う電装品としては、普通電動役物34を開放状態に変換する普通電動役物開放ソレノイド145、大入賞口39を開放状態に変換する大入賞口開放ソレノイド146、普通図柄表示器32として2個のLEDが設けられた普通図柄表示基板147、特別図柄表示器36としての2個のLEDが設けられた特別図柄表示基板148、普通図柄表示器32の作動保留回数を表示する普通図柄記憶数表示基板150、特別図柄表示器36の作動保留回数を表示する特別図柄記憶数表示基板151、確変状態か否かなどを示す状態表示器38しての状態表示基板152などが挙げられる。
また、主制御基板130には、主制御基板130からの制御コマンドに基づいて所定の制御内容を実行するサブ基板が接続されている。そのサブ基板としては、マイクロプロセッサ111を備えて賞球及び貸し球として遊技球の払出制御を行うとともに、発射停止スイッチ121・タッチセンサ122からの信号状態に応じて発射装置の発射ソレノイド112への通電を制御して発射制御を行う払出制御基板110、マイクロプロセッサ161、画像データが格納されたROM162を備え、画像処理基板170を介して画像表示装置40としての液晶表示ユニット175の表示制御を行う演出画像制御基板160、マイクロプロセッサ181を備えて演出操作ボタン16と内枠4側に設けられた枠装飾LED基板182や遊技盤7側に設けられた盤装飾LED基板183や効果音発音部としてのスピーカ12などを制御する電飾音声制御基板180である。また、パチンコホールのホールコンピュータへ送信するための外部情報端子基板125も接続されており、遊技盤7に設けられた各種スイッチからの検出信号が発生する都度、或いは、大当たりの発生・終了タイミングや払い出した賞球数などを各種ホール側で営業管理する際に有用となる情報が出力可能となっている。なお、図4に示すように、主制御基板130や払出制御基板110など、遊技者への利益付与に関わる基板は、パチンコ遊技機1の裏面側に基板内部の状態が確認し易いように設けられている。
発射ハンドル15に設けられた発射停止スイッチ121、タッチセンサ122からの信号はハンドル接続基板120を介して払出制御基板110に送られ、遊技者の操作に応答したスイッチ状態に応じて遊技球を発射或いは発射停止させる。遊技球の発射強度を変更させるには、遊技者がタッチセンサ122に触れた状態で発射ハンドル15を右方向に回動させると、発射ハンドル15に連動して図示しない発射強度ボリュームの回転角度が変わり、発射ソレノイド112の強度が変更される。なお、発射ソレノイド112が1回駆動すると図示しない発射槌が1回動作し、1個の遊技球が発射される。また、図示しない発射停止ボタンを押すと、発射停止スイッチ121がオフ状態になり、払出制御基板110が発射停止スイッチ121のオフ状態を検出すると、タッチセンサ122に触れていない場合同様、発射ソレノイド112への通電を停止し、遊技球の発射は停止される。
また、始動口スイッチ142、普通電動役物入賞スイッチ143、大入賞口入賞スイッチ144などの入賞検知機構をなすスイッチからの信号が主制御基板130に送られ、主制御基板130が入賞したことを認定すると、スイッチ別に設定されている払出個数を決定し、主制御基板130から払出制御基板110へ賞球数信号が送られる。賞球数信号を受け取った払出制御基板110は、払出モータ116を回転させて遊技球を1個ずつ払い出させ、賞球カウントスイッチ117からの検出信号によって払出制御基板110は遊技球の払い出し数を計数する。
次に、パチンコ遊技機1の一般的な状態である通常遊技状態における遊技の流れから説明する。遊技領域30に発射された遊技球が作動ゲート31を通過し、主制御基板130が作動ゲートスイッチ141の信号変化から遊技球の通過を認定すると、0〜99の100コマの普通図柄当たり判定値カウンタ、0〜31の32コマの普通図柄変動時間判定値カウンタより、その時点での普通図柄判定値、普通図柄変動時間判定値を取得する。普通図柄表示器32が変動開始可能状態であれば、変動を開始させ、既に変動している等、新たに変動開始できない場合には、作動を保留し、取得した普通図柄判定値、図柄データ判定値、所要時間判定値を所定の記憶エリアに格納する。普通図柄表示器32の変動が開始されると、図5に示す普通図柄当たり判定テーブルを参照して、取得した普通図柄当たり判定値について当たり判定を行う。取得した普通図柄当たり判定値が、「0〜2」であればハズレと判定し、普通図柄表示器32に確定表示させる停止図柄は○●に決定する。「3〜99」であれば当たりと判定し、確定表示させる停止図柄は●○に決定する。
続いて、図6に示す普通図柄変動時間判定テーブルを参照して、取得した普通図柄変動時間判定値に対応する変動時間を決定する。後述する通常遊技状態と時間短縮状態の特定遊技状態によって異なり、通常遊技状態では「0〜7」であれば変動時間を18秒に、「8〜15」であれば22秒に、「16〜23」であれば25秒に、「24〜31」であれば29秒に決定する。特定遊技状態であれば、均一の変動時間となり、全て3秒に決定される。なお、通常遊技状態においても特定遊技状態においても、作動保留数による変動時間の変更は行わない。決定した変動時間が経過すれば、当たり・ハズレの結果に応じた停止図柄を普通図柄表示器32に表示する。当たり判定がされていれば、当たり図柄●○を約1秒表示した後、特別図柄表示器36の始動領域としての機能が付与された普通電動役物34が0.2秒間1回開放される。
開放した普通電動役物34に遊技球が入賞して普通電動役物入賞スイッチ143からの信号変化から主制御基板130が遊技球の通過を認定すると、0〜299の300コマの特別図柄大当たり判定値カウンタ、0〜9の大当たり図柄判定値カウンタ、0〜225の特別図柄変動時間判定値カウンタより、それぞれその時点での特別図柄大当たり判定値、大当たり図柄判定値、特別図柄変動時間判定値を一組の判定値データ群として取得する。特別図柄表示器36が変動開始可能状態であれば変動を開始させ、既に変動している等、新たに変動開始ができない場合には、特別図柄表示器36の作動を保留し、主制御基板130は取得した判定値データ群を所定の記憶エリアに格納する。特別図柄表示器36が直ちに変動開始できる或いは変動開始可能となれば、図7に示す特別図柄大当たり判定テーブルを参照して、取得した特別図柄大当たり判定値について大当たり判定を行う。
通常遊技状態においては、取得した特別図柄大当たり判定値が予め定められた大当たり値「7」であれば大当たりと判定し、「7」以外であればハズレと判定する。ハズレ判定された場合は、取得した大当たり図柄判定値に関わりなく、特別図柄表示器36に確定表示させる停止図柄は○●に決定する。大当たり判定された場合は、取得した大当たり図柄判定値が「0〜7」であれば通常当たり図柄●○に決定し、「8〜9」であれば確変当たり図柄●●に決定する。通常遊技状態における大当たりでの確変突入率は20%となっている。
確変遊技状態においては、大当たり確率が1/300から10倍高確率の1/30に確率変動しており、「7」を含めた10個の値が大当たり値として定められている。ハズレ判定された場合は、取得した大当たり図柄判定値に関わりなく、特別図柄表示器36に確定表示させる停止図柄は○●に決定する。大当たり判定された場合は、取得した大当たり図柄判定値が「0〜4」であれば通常当たり図柄●○に決定し、「5〜9」であれば確変当たり図柄●●に決定する。確変遊技状態においての確変継続率は50%となっている。
続いて、図8に示す特別図柄変動時間判定テーブルを参照して、取得した特別図柄変動時間判定値に対応する変動時間を決定する。通常遊技状態においてハズレ判定されており、停止図柄が○●に決定されており、かつ、変動開始時点の作動保留数が2個以下の場合には、取得した特別図柄変動時間判定値が「0〜220」であれば、演出表示における通常変動態様に該当する変動時間10秒に決定する。「221〜250」であれば、演出表示が通常リーチ演出に該当する変動時間40秒に決定し、「251〜255」であれば、スペシャルリーチ演出に該当する変動時間80秒に決定する。ハズレの通常リーチ演出態様の出現頻度は、概ね8.5変動に1回の割合に設定しており、特別図柄表示器36が6回/分で変動開始すれば約1.5分に1回の割合で出現することとなる。ハズレのスペシャルリーチは、概ね51変動に1回の割合に設定され、約8.5分に1回の割合で出現することとなる。
停止図柄が○●に決定されており、かつ、変動開始時点の作動保留数が3〜4個の場合には、「0〜250」であれば変動時間6秒に決定し、作動保留のオーバーフローを抑制するように通常変動態様の変動時間を短縮させるとともに、通常リーチ演出が出現しないようにしている。ただし大当たり発生の期待感が高いスペシャルリーチ演出は「251〜255」であれば選択されるため、作動保留2個以下と同じ割合で選択・決定される。
停止図柄が通常遊技状態での通常当たり図柄●○に決定されている場合は、作動保留数に関わりなく、取得した特別図柄変動時間判定値が「0〜127」であれば、演出表示が通常リーチ演出に該当する変動時間40秒に決定し、「128〜255」であれば、スペシャルリーチ演出に該当する変動時間80秒に決定する。また、確変当たり図柄●●に決定されている場合は、作動保留数に関わりなく、取得した特別図柄変動時間判定値が「0〜63」であれば、演出表示が通常リーチ演出に該当する変動時間40秒に決定し、「64〜255」であれば、スペシャルリーチ演出に該当する変動時間80秒に決定する。
通常大当たり図柄●○、或いは、確変大当たり図柄●●が表示されると、通常遊技状態から特別遊技状態(大当たり)に移行する。特別遊技状態では、大入賞口41が、例えば、13回繰り返し開放され、1回の開放は、遊技球が9個入賞するか、又は、開放後29秒が経過するかのいずれかの終了条件が成立すると開放が終了して一旦閉口される。この1回の開閉動作をラウンドと呼称し、例えば、通常当たりでは8ラウンド、確変当たりでは13ラウンドというように大当たりの違いによって差別化しても良い。確変当たり図柄●●による特別遊技状態が終了すると、大当たり確率が1/300から1/30に確率変動した特定遊技状態に移行し、併せて普通図柄表示器32の変動時間は通常遊技状態の平均24秒から3秒に短縮され、普通電動役物35の拡開時間も0.2秒間1回開放から1.5秒間2回開放に変更される。
大当たり・ハズレの結果に応じた停止図柄と停止表示するまでの変動時間を決定すると、画像表示装置40にて特別図柄表示器36と連動した演出表示を行うために、特別図柄表示器36での変動を開始した時に、主制御基板130から演出画像制御基板160に対して画像制御コマンドが出力される。画像制御コマンドは、2バイト構成のコマンドで、図7及び図8に示すように判定結果に対応した内容別の出力データが組み込まれており、上記に説明したタイミング以外にも画像表示装置40では様々な演出を行うことがあり、それらの演出表示を開始するに際して、対応するデータが出力される。画像制御コマンドを受信して後の演出画像制御基板160における制御内容が本願における要部となる。
演出画像制御基板160では、主制御基板130からの画像制御コマンドを受信すると、当該画像制御コマンドに含まれている出力データを解析すると共に、0〜47の48コマからなるリーチ演出判定値カウンタからその時点におけるリーチ演出判定値を取得し、図9に示すリーチ演出態様選択テーブルを参照して、特別図柄表示器36での変動表示と連動したリーチ演出表示態様を決定する。主制御基板130からの画像制御コマンドの解析結果として、例えば、通常遊技状態でのハズレ判定で作動保留数1個での変動時間40秒での演出を指示するものであった場合、これを図7及び図8に示した出力データで略記すると「00H−01H」となるが、このコマンド受信時に取得したリーチ演出判定値が「0〜7」であればリーチ演出態様A、「8〜15」であればリーチ演出態様B、「16〜23」であればリーチ演出態様C、「24〜31」であればリーチ演出態様D、「32〜39」であればリーチ演出態様E、「40〜47」であればリーチ演出態様Fが選択される。そのほか、同じ40秒間のリーチ演出態様選択テーブルを用いて行うリーチ演出態様を選択する場合には、通常遊技状態で通常当たりと判定され40秒の演出を指示する場合「01H−05H」、通常遊技状態で確変当たりと判定され40秒の演出を指示する場合「02H−07H」、確変遊技状態でハズレ判定で40秒の演出を指示する場合「03H−0AH」、確変遊技状態で通常当たりと判定され40秒の演出を指示する場合「04H−0CH」、確変遊技状態で確変当たりと判定され40秒の演出を指示する場合「05H−0EH」も含まれるが、それぞれの発生頻度は「00H−01H」に比べて著しく低く、しかも大当たりの場合であれば落胆することもなく、発生間隔も充分に空くこともあり、その間にハズレ判定によるリーチが挟み込まれて、問題視されることはなく、繰り返し同じリーチ演出態様が行われて興趣が損なわれるのは、通常遊技状態でのハズレ判定の場合に限るとしても構わない。
スペシャルリーチとなる変動時間80秒の場合についても、初期設定で、リーチ演出態様aからリーチ演出態様fまでの6種類が用意されており、特図判定出力データと特図時間出力データで略記すると、「00H−02H」「01H−06H」「02H−08H」「03H−0BH」「04H−0DH」「05H−0FH」の場合を対象にリーチ演出判定値の値に対応したスペシャルリーチ演出態様を選択する。
リーチ演出態様A〜リーチ演出態様Fの6種類の演出態様は、いずれも40秒間の変動時間に対応した演出態様で、それぞれが選択される可能性は均等になるようにリーチ演出態様選択テーブルでの判定値範囲は割り振りしてあるが、取得したリーチ演出判定値の偏りによって、同じリーチ演出態様が短時間に何度も繰り返し行われることを抑止するために、初期設定時のリーチ演出態様選択テーブルに設定されている6種類のリーチ演出態様(初期設定リーチ演出態様)を制御刷るプログラムとは別に、同じ変動時間に対応しているが初期設定時のリーチ演出態様選択テーブルには設定されていない6種類のリーチ演出表示態様(非設定リーチ演出態様)を制御するプログラムが演出画像制御基板160の実行プログラムには用意されており、ROM162に格納されている画像データから表示対象となる画像データを呼び出し、画像表示装置40に表示している。また、リーチ演出態様選択テーブルに設定されている6種類のリーチ演出態様別に選択された回数を計数するカウンタ機能と、所定の上限回数に到達したか否かを判定する機能が付与されている。ここで、図10にて初期設定の6種類のリーチ演出態様A〜リーチ演出態様Fと非設定の6種類のリーチ演出態様G〜リーチ演出態様Lの合計12種類が、特定のリーチ演出態様の選択回数が所定の上限値に到達した際に、リーチ演出態様選択テーブルに設定されているリーチ演出態様の入れ替えの様の一例を示しながら説明を行う。
12種類のリーチ演出態様は、電源投入段階での優先順に従い、リーチ演出態様A〜リーチ演出態様Fの6種類が遊技開始時点においてリーチ演出態様選択テーブルに設定され、リーチ演出態様G〜リーチ演出態様Lの6種類が入替要員の非設定リーチ演出態様として待機状態にある。設定側のリーチ演出態様の選択回数を順次計数し、リーチ演出態様Dが上限回数の3回に到達すると、初期設定の6態様が設定されたリーチ演出態様選択テーブルを使用した期間Aは終了し、上限回数に到達したリーチ演出態様Dだけでなく、予備軍とも言える選択回数2回のリーチ演出態様Bとリーチ演出態様Fの3態様を入替対象とし、待機優先順の高い3態様、リーチ演出態様G、リーチ演出態様H、リーチ演出態様Iと、入替対象回数の2回に満たない3態様の合計6態様が設定されたリーチ演出態様選択テーブルを使用する期間Bが特別図柄表示器36の次回変動開始を起点として開始される。以下同様に、期間Bにおいてリーチ演出態様Gが選択されて上限回数に達すると、入替対象回数にあるリーチ演出態様Cの2態様が外され、代わりに待機優先順の高いリーチ演出態様J、リーチ演出態様Kを加えた6態様が設定されたリーチ演出態様選択テーブルを使用する期間Cが開始される。
この入れ替え関係を設定されているリーチ演出態様と非設定態様として待機状態にあるリーチ演出態様を順位順に並べた図11を用いて説明を加えると、電源投入時に初期設定された優先順のままリーチ演出態様Aを先頭としてリーチ演出態様B、リーチ演出態様Cと続き、最後尾にリーチ演出態様Lが並んでいる状態で、先頭側の6態様がリーチ演出態様選択テーブルに設定されて期間Aが開始される。そして、いずれかのリーチ演出態様が上限回数に達すると入替対象回数にあるリーチ演出態様ともどもその列の後尾側に移動し、本事例では上限回数に達したリーチ演出態様Dが最後尾に位置した状態に並び変えられ、それ以外の態様は優先順に従って先頭側に順位が繰り上がり、新たに配列された優先順の先頭側の6態様がリーチ演出態様選択テーブルに設定された態様として更新され、新たに期間Bが開始される。このように非設定リーチ演出記憶手段に記憶されているリーチ演出態様も時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されたリーチ演出態様のいずれもが固定的に扱われるのではなく、時間の経過によって相互に入れ替えが行われる同格・対等なものである。期間Bでは、比較的満遍なくリーチ演出態様が選択されていたため、リーチ演出態様Kが上限回数に達した時には、ほとんどが入替対象回数に達しており、ほぼ総替えに近い状態で入れ替えが行われるが、最後尾はそれまでリーチ演出態様選択テーブルに設定されていた期間の長短に関わりなく、上限回数に達したリーチ演出態様Kとすることで、期間Bで遊技をしていた遊技者にとっては、頻度高く出現したリーチ演出態様Kだけでなく、しばしば目にしたその他のリーチ演出態様も見かけることが無くなり、リーチ演出に新鮮さを感じることができる。
図9においては、リーチ演出態様選択テーブルに設定された6種類のリーチ演出態様の選択比率は均等に8/48に分配してあるが、図12に示すように選択比率を異ならせるようにしても良い。この場合、期間Aにおいて、選択比率が10/48となるのが優先順位1位のリーチ演出態様で、優先順位が下がるに応じて選択比率が下がり、優先順位6位のリーチ演出態様には選択比率6/48があてがわれている。初期設定での優先順位はリーチ演出態様Aが第1位で、第2位がリーチ演出態様B、第3位がリーチ演出態様Cとなるが、実際の選択回数と選択比率は必ずしも一致しないため、仮に図10に示したと同じ選択結果が得られたとすれば、期間Bにおいて選択比率の最も高い優先順位1位のリーチ演出態様は期間Aに引き続きリーチ演出態様Aが占め、優先順位第2位にはリーチ演出態様Cが繰り上がり、非設定リーチ演出態様側から繰り上がった3態様が優先順位第4位〜第6位を占めることとなり、相対的に残留組の選択比率が高い状態で次の遊技期間を迎えることになる。なお、逆に、新たに加わったリーチ演出態様の出現頻度を高める狙いで、図12において残留した優先順位の高いものの選択比率を小さくして非設定リーチ演出態様側から繰り上がったリーチ演出態様の選択比率を大きくするように設定しても構わない。
本実施例においては、リーチ演出態様選択テーブルに設定されているリーチ演出態様の種類数と、設定されずに入れ替え用として待機しているリーチ演出態様の種類数とを同数にしているが、これは上限回数に到達した当該リーチ演出態様だけを入れ替え対象とはせず、その時点で所定回数以上の選択がされている他のリーチ演出態様も入れ替え対象としているため、総替え(全態様入れ替え)の可能性があるので、少なくとも同数を待機させる必要があるためことで、頻度高く出現したリーチ演出態様を除外して新たなリーチ演出態様を選択対象に組み入れるとの本願思想を損なわなければ、入れ替え対象を上限回数に到達したものに限定したり、或いは入れ替え対象の範囲設定の仕方に応じて、初期設定での態様数や待機用の態様数を適宜選定しても構わない。例えば、入れ替え対象としては、単一の遊技期間においてはいずれも上限回数には達しなかったが、複数の遊技期間に跨ってリーチ演出態様選択テーブルに設定され続け、その複数期間中に選択された累計回数が所定回数に到達した場合や、所定回以上選択された遊技期間の数が所定数に達した場合など、ある程度の頻度で出現していたリーチ演出態様も入れ替え対象に加えることで、入れ替え前後における選択テーブルに設定されたリーチ演出態様の顔ぶれ・種類を大きく変化させることができる。又、リーチ演出態様選択テーブルの更新時期や、非設定リーチ演出態様内での優先順位等によって、遊技中に出現するリーチ演出態様の傾向が異なり、遊技者個人個人で見たことがないリーチ演出態様が異なる、同じ遊技者でも遊技する日が変われば見かけないリーチ演出態様が異なるという多様性を発揮することができる。
本願の特許請求の範囲における構成と図4に示したパチンコ遊技機1の電気的構成との相関を図13に示す。始動領域通過認定手段と大当たり判定値更新手段、大当たり図柄判定値更新手段、変動時間判定値更新手段、判定値取得手段、大当たり判定テーブル記憶手段、大当たり判定手段、大当たり図柄判定テーブル記憶手段、停止図柄決定手段、変動時間判定テーブル記憶手段、変動時間決定手段、画像制御コマンド作成手段、画像制御コマンド出力手段は、主基板130が果たす機能であり、画像制御コマンド解析手段、変動態様選択手段、リーチ演出判定値取得手段、リーチ演出判定値更新手段、時間別リーチ演出態様選択手段、時間別演出態様選択テーブル記憶手段、選択回数計数手段、限度回数判定手段、時間別リーチ演出態様選択テーブル更新手段、非設定リーチ演出態様記憶手段、画像制御手段は、画像制御基板160が果たす機能である。
リーチ演出画像を表示する演出表示装置を備えたパチンコ遊技機において好適である。
パチンコ遊技機1の外観を正面から見た構成を示した説明図である。 遊技盤7上に形成された遊技領域30内の全体構成を示した説明図である。 パチンコ遊技機1の外観を裏面から見た構成を示した説明図である。 パチンコ遊技機1の制御系のブロック図である。 普通図柄表示器32の停止図柄と普通図柄当たり判定値との対応関係の一例を示す説明図である。 普通図柄表示器32の変動時間と普通図柄変動時間判定値との対応関係の一例を示す説明図である。 特別図柄表示器36の停止図柄と特別図柄大当たり判定値及び大当たり図柄判定値との対応関係の一例を示す説明図である。 特別図柄表示器36の変動時間と特別図柄変動時間判定値との対応関係の一例を示す説明図である。 画像表示装置40でのリーチ演出判定値とリーチ演出態様との対応関係の一例を示す説明図である。 遊技期間毎のリーチ演出態様選択テーブルに設定されたリーチ演出態様別の選択回数と入れ替え状況の一例を示す説明図である。 リーチ演出態様選択テーブルに設定されたリーチ演出態様と非設定のリーチ演出態様の優先順位からみた入れ替え状況の一例を示す説明図である。 異なる選択比率の下での、画像表示装置40でのリーチ演出判定値とリーチ演出態様との対応関係の一例を示す説明図である。 パチンコ遊技機1の電気的構成と構成要件との相関を示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
30 遊技領域
34 普通電動役物
35 始動口
36 特別図柄表示器
40 演出表示装置
130 主制御基板
160 演出画像制御基板

Claims (2)

  1. 遊技者に利得を付与することを示す大当たり画像或いは利得を付与しないことを示すハズレ画像を表示可能であるとともに、前記大当たり画像が確定表示されることを期待させる特殊な表示態様のリーチ演出を表示可能な画像表示装置と、
    所定周期で所定範囲の値を取り得る大当たり判定値の値を更新する大当たり判定値更新手段と、
    所定周期で所定範囲の値を取り得る大当たり図柄判定値の値を更新する大当たり図柄判定値更新手段と、
    所定周期で所定範囲の値を取り得る変動時間判定値の値を更新する変動時間判定値更新手段と、
    所定の始動領域を遊技球が通過することを認定する始動領域通過認定手段と、
    該始動領域通過認定手段が遊技球が通過したと認定したことを契機として、前記大当たり判定値更新手段のその時点の大当たり判定値と、前記大当たり図柄判定値更新手段のその時点の大当たり図柄判定値と、前記変動時間判定値のその時間の変動時間判定値を一組の判定値データ群として同時取得する判定値取得手段と、
    構成する数値に対して大当たり及びハズレの対応付けが所定の比率で成されている大当たり判定テーブルを記憶する大当たり判定テーブル記憶手段と、
    取得した前記大当たり判定値に基づき、通常遊技状態から遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの大当たり判定を、前記大当たり判定テーブルを参照して判定する大当たり判定手段と、
    構成する数値に対して停止図柄内容との対応付けが所定の比率で成されている大当たり図柄判定テーブルを記憶する大当たり図柄判定テーブル記憶手段と、
    取得した前記大当たり図柄判定値に基づき、同時取得された前記大当たり判定値に係る前記大当たり判定手段の判定結果に対応する停止図柄を、前記大当たり図柄判定テーブルを参照して決定する停止図柄決定手段と、
    構成する数値に対して変動時間との対応付けが所定の比率で成されている変動時間判定テーブルを記憶する変動時間判定テーブル記憶手段と、
    取得した前記変動時間判定値に基づき、同時取得された前記大当たり判定値に係る前記大当たり判定手段の判定結果に対応する停止図柄を表示するまでの変動時間を、前記変動時間判定テーブルを参照して決定する変動時間決定手段と、
    前記停止図柄決定手段が決定した停止図柄情報と前記変動時間決定手段が決定した変動時間情報とを含む画像制御コマンドを作成する画像制御コマンド作成手段と、
    該画像制御コマンド作成手段が作成した画像制御コマンドを出力する画像制御コマンド出力手段と、
    該画像制御コマンド出力手段から出力された画像制御コマンドを受信し、前記停止図柄決定手段が決定した停止図柄情報と前記変動時間決定手段が決定した変動時間情報を解析する画像制御コマンド解析手段と、
    該画像制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて、当該画像制御コマンドで指示された停止図柄情報に対応する結果画像を表示するまでの変動表示態様を選択する変動表示態様選択手段と、
    該変動表示態様選択手段が選択した変動表示態様に従って前記画像表示装置の表示制御を行い、前記変動時間決定手段が決定した変動時間が経過すると、前記結果画像を確定表示する画像制御手段と、
    を備えたパチンコ遊技機において、
    画像制御手段は、
    所定周期で所定範囲の値を取り得るリーチ演出判定値の値を更新するリーチ演出判定値更新手段と、
    前記画像制御コマンド解析手段が前記画像制御コマンドを受信したことを契機として、リーチ演出判定値更新手段のその時点の前記リーチ演出判定値を取得するリーチ演出判定値取得手段と、
    構成する数値に対して前記リーチ演出を表示する場合の変動時間(以下、リーチ演出時間という)における複数種類のリーチ演出態様との対応付けが所定の選択比率で成され、複数のリーチ演出時間に対してそれぞれ設けられている時間別リーチ演出態様選択テーブルを記憶する時間別リーチ演出態様選択テーブル記憶手段と、
    前記画像制御コマンド解析手段が解析した前記画像制御コマンドの変動時間情報が、前記リーチ演出を行う場合のリーチ演出時間のうちのいずれかに該当する場合に、当該画像制御コマンドを受信したときに取得されたリーチ演出判定値に基づき、当該リーチ演出時間にて実行するリーチ演出態様を、前記時間別リーチ演出態様選択テーブルを参照して選択するリーチ演出態様選択手段と、
    該リーチ演出態様選択手段が選択したリーチ演出態様の選択回数を、前記時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されたリーチ演出態様別に計数する選択回数計数手段と、
    該選択回数計数手段が計数したリーチ演出態様別の選択回数が、所定の限度回数に到達したか否かを判定する限度回数判定手段と、
    前記リーチ演出時間に対応するリーチ演出態様であって、その時点の前記時間別リーチ演出態様選択テーブルには設定されていないリーチ態様を非設定リーチ演出態様として区分して記憶する非設定リーチ演出態様記憶手段と、
    前記限度回数判定手段によって特定のリーチ演出態様の選択回数が所定の上限値に到達したと判定した場合、少なくとも当該特定のリーチ演出態様と前記非設定リーチ演出態様記憶手段に記憶された非設定リーチ演出態様とを入れ替える時間別リーチ演出態様選択テーブル更新手段とを備え、
    いずれかのリーチ演出態様の選択回数が所定の上限値に到達する都度、当該特定のリーチ演出態様と同じリーチ演出時間の時間別リーチ演出態様選択テーブルにおいて、選択される可能性を持つリーチ演出態様の種類を入れ替えるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記リーチ演出判定値によって選択されるリーチ演出態様として、変動時間が短く発生頻度の高い通常リーチ演出態様と、変動時間が長く発生頻度の低いスペシャルリーチ演出態様とが用意されており、
    前記選択回数計数手段が選択回数の計数対象とするリーチ演出態様は、前記通常リーチ演出態様とするとともに、
    一のリーチ演出時間に対する前記非設定リーチ演出態様記憶手段が記憶するリーチ演出態様の種類の数は、一のリーチ演出時間に対する前記時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定されているリーチ演出態様の種類の数と少なくとも同数以上であり、
    前記時間別リーチ演出態様選択テーブル更新手段は、
    前記選択回数が所定の上限値に到達したリーチ演出態様と当該条件とは別の所定条件を満たしたリーチ演出態様を対象として、前記非設定リーチ演出態様記憶手段に記憶された前記非設定リーチ演出態様との入れ替えによって新たな時間別リーチ演出態様選択テーブルを生成する際に、新たな時間別リーチ演出態様選択テーブルに設定された各リーチ演出態様についての前記所定の選択比率の値も変更することを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014200374A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社三共 遊技機
JP2015029723A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 サミー株式会社 弾球遊技機

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