JP2007312950A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置の消費電力を極力少なくすることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】液晶表示画面67Aの領域中、移動板22により遮蔽されている領域を含む領域について、前記液晶表示画面67Aへの電力供給を遮断可能であるとともに、前記移動板22の移動に伴い表示窓から視認可能となった領域を含む領域について、電力を供給可能に形成した。
【選択図】図3

Description

この発明は、演出表示部などの表示部として液晶表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来より、液晶表示装置の表示画面を開閉自在なシャッターを設け、演出の一環としてシャッターの開閉を行うように形成された遊技機が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−283306号公報
演出用の液晶表示装置では様々な画像を表示可能であり、遊技者を楽しませることができるものであるが、一方で、かかる視覚的演出が遊技の邪魔になると思う遊技者や、当選等の報知をかえって煩わしく思う遊技者がおり、遊技技量の高い上級者の中には、報知を受けずに攻略したいという遊技者もいる。このような場合には、遊技者は液晶表示画面を見なかったり、液晶表示画面を雑誌などで隠すことにより対処している。しかし、このように、遊技者に見てもらえない画像を表示し続けているのは、この間の液晶表示装置が消費する電力を鑑みると、甚だ無駄である。
そこで、請求項1に記載の発明は、液晶表示装置の消費電力を極力少なくすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、演出の幅を広げることができる遊技機を提供することを目的とし、請求項3記載の発明は、遊技者の意志により液晶表示画面を隠すことができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明に係る遊技機は、遊技機の正面側に設けられた表示窓(演出表示窓19)から液晶表示画面(67A)を視認可能に配置された液晶表示装置(67)と、前記液晶表示画面(67A)に沿って移動することにより前記表示窓(19)を開閉し、前記液晶表示画面(67A)を正面側から遮蔽可能な移動板(22)と、前記液晶表示画面(67A)に対する前記移動板(22)の位置を検知可能であるとともに、前記液晶表示装置(67)の作動及び前記移動板(22)の移動を制御するための制御装置(200)を少なくとも備えている。
本発明に係る遊技機は、スロットマシンやパチンコ遊技機とすることができ、上記構成の他にも、メダル投入口(14)や、リールユニット(60)や、遊技機を作動させるための操作手段(例えばスタートスイッチ(30)など)や、入賞時に遊技媒体を払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット65)その他の構成部品を備えていてもよい。
前記表示窓(19)は、例えば遊技機の正面パネルに設けられた開口部又は透明窓部とすることができる。
前記移動板(22)は、移動板(22)を移動させるための移動装置(シャッター駆動部21)によって、液晶表示画面(67A)の表面に沿って上下方向又は左右方向に移動可能な板部材であり、好ましくは遮光部材である。そして表示窓(19)を開くことにより液晶表示画面(67A)に表示される画像を視認可能とし、表示窓(19)を閉じることにより液晶表示画面(67A)に表示される画像を見えなくする。移動板(22)を移動させる手段は、ラックとギヤを用いたもの、ローラとベルトを用いたもの、ソレノイドによるものなど、周知の技術を応用することができ、これらの装置は表示窓(19)の裏側に設置される。
なお、移動板(22)は、複数設けられていてもよい。また、移動板(22)は、遊技機の内部制御に基づいて移動するのであってもよいし、所定の操作手段、例えばシャッター開閉スイッチ(90)の操作に基づいて移動可能であってもよい。
前記制御装置(200)は、遊技機の作動を制御するための制御基板であって、遊技を制御可能な遊技制御装置(210)と、演出を制御可能な演出制御装置(220)を備えていてもよい。また、前記液晶表示装置(67)の作動及び前記移動板(22)の移動について、演出制御装置(220)が制御するようにしてもよい。そして、制御装置(200)は、例えば前記移動装置(21)に設けられた複数のセンサ(開閉検知センサ100)からの検知信号に基づき、液晶表示画面(67A)に対する移動板(22)の位置、すなわち移動板(22)による液晶表示画面(67A)の遮蔽状況を検知可能に形成されている。
そして、本発明においては、前記制御装置(200)は、前記液晶表示画面(67A)の領域中、移動板(22)により遮蔽されている領域を含む領域について、前記液晶表示画面(67A)への電力供給を遮断可能であるとともに、前記移動板(22)の移動に伴い表示窓(19)から視認可能となった領域を含む領域について、電力を供給可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「・・・領域について、前記液晶表示画面(67A)への電力供給を遮断可能」とは、液晶表示画面(67A)の一部について画像表示がなされないように形成されていることであり、例えば液晶表示画面(67A)に電力を供給するための制御部を画面の一定領域ごとに設け、各制御部の制御に基づいて、ある領域は通電状態とし、ある領域は電断状態とすることができる。
また、液晶表示画面(67A)の遮蔽領域への「電力の遮断」は、必ずしも電力供給が全て遮断され、液晶表示画面(67A)の一部が完全にOFF状態となるものでなくともよい。すなわち、液晶表示画面(67A)に画像を表示するのに要する電力は遮断されるが、電断により表示が消えた液晶表示画面(67A)の画像復帰が円滑に行われる程度の微弱な電力が通電していることも、前記「電力の遮断」に含まれる。
そして、「移動板(22)により遮蔽されている領域を含む領域」とは、移動板(22)により遮蔽されている領域の中に、電力供給を遮断されない領域が含まれる場合もあることを意味し、同様に、「視認可能となった領域を含む領域」とは、移動板(22)により遮蔽されている領域の中に、電力供給がされる領域が含まれる場合もあることを意味する。これは、センサにより検知可能な移動板(22)の位置と、液晶表示画面(67A)における通電又は電断処理可能な部分の範囲が完全に一致しない場合を考慮したものである。少なくとも、移動板(22)により遮蔽されていない領域について、電力が遮断されることのないようになっていればよい。
(作用)
本発明においては、移動板(22)が液晶表示画面(67A)を遮蔽していない場合には、演出表示窓(19)から液晶表示画面(67A)の画像を全て見ることができる。このとき、液晶表示画面(67A)は全面が通電状態である。
また、液晶表示画面(67A)を遮蔽しない位置又は一部を遮蔽する位置にある移動板(22)が、所定の移動指令信号により演出表示窓(19)を閉じる方向に移動した場合には、移動板(22)により遮蔽された液晶表示画面(67A)の部分は演出表示窓(19)から見えなくなる。そして、この遮蔽部分を含む領域についての供給電力が遮断される。すなわち、移動板(22)により遮蔽された部分の少なくとも一部については電力を節約することができる。
そして、液晶表示画面(67A)の一部又は全部を遮蔽する位置にある移動板(22)が、演出表示窓(19)を開く方向に移動した場合には、移動板(22)が退避した液晶表示画面(67A)の部分は演出表示窓(19)から視認可能となる。このとき、開放された部分を含む領域についての供給電力が再開される。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記制御装置(200)は、遊技状況その他の条件に応じて遊技に付随する演出を行わせるための演出制御装置(220)を備え、前記移動板(22)は、前記演出制御装置(220)からの開閉信号に基づき移動可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、演出の一環として移動板(22)の移動を行わせるものである。
ここで、「遊技状況その他の条件に応じ・・演出を行わせる」とは、当選、入賞など遊技状態の変化に応じて、あるいは演出を行うか否かの抽選結果に基づいて、演出を行わせる場合を含むものである。
また、前記「開閉信号」とは、移動板(22)を表示窓(19)が開く方向又は閉じる方向に移動させるための信号であり、具体的には移動板(22)を移動させるための移動装置(21)の駆動部(駆動モータ23)に出力される。
本発明によれば、所定の演出契機に該当する場合には、演出制御装置(220)の制御により移動板(22)が移動し、これにより特定の当選など遊技状態の変化を報知する演出を行うことができる。そして、演出中に移動板(22)により遮蔽されている液晶表示画面(67A)の部分についても節電することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記移動板を移動させるための操作スイッチ(シャッター開閉スイッチ90)を備え、前記移動板(22)は、前記操作スイッチ(90)の操作信号に基づき移動可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、移動板(22)を遊技者が任意に移動させることができるようにしたものである。
前記操作スイッチ(90)は、好ましくは遊技機の操作手段(例えばスタートスイッチ30等)とは別に設けられた操作部であって、単独のスイッチでも複数のスイッチでもよい。そして開操作(例えば開ボタン91をONにする)によって移動板(22)を表示窓(19)が開く方向に移動させ、閉操作(例えば閉ボタン92をONにする)によって移動板(22)を表示窓(19)が閉じる方向に移動させることができる。
本発明によれば、遊技者が液晶表示画面(67A)を見たくない場合には移動板(22)を閉位置にしておけば、不要な表示が視認不能となるとともに液晶表示装置(67)の節電ができる。
本発明は、以上のように構成されているので、液晶表示装置の消費電力を極力少なくすることができ、演出の幅を広げることができ、遊技者の意志により液晶表示画面を隠すことができる遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図12は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシン1の外観正面図、図2及び図3は液晶表示装置67及びシャッター装置20を示す図、図4はスロットマシン1の入力、出力、制御を示すブロック図、図5乃至図10はスロットマシン1の作動を示す流れ図である。なお、図11及び図12は、本発明の他の実施の形態を示す図である。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、箱状の筐体11を有し、この筐体11の正面には筐体11の正面開口を閉塞可能かつロック可能な前扉3が開閉自在に取り付けられている。 前扉3の正面上側には、上部パネル12が形成されており、この上部パネル12には、三個の回転リール40の図柄を見ることができる図柄表示窓13と、演出表示部66としての液晶表示装置67の液晶表示画面67Aを見ることができる演出表示窓19が形成されている。なお、上部パネル12の裏側には、演出表示窓19を開閉可能なシャッター装置20が設けられているが、これについては後述する。
そして、スロットマシン1の高さ方向略中央部は、スロットマシン1を作動させる操作手段が配置された操作部となっており、操作部の右端部にはメダル投入口14が設けられている。メダル投入口14の下方であって前扉3の内側には、投入された遊技メダルを検知するためのメダルセレクター63が設けられている。さらに、前扉3の下部には、払い出しメダルを貯留するための下皿18が設けられている。
また、筐体11の内部には、回転リール40を備えるリールユニット60と、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット65が内蔵されている。さらに、特に図示しないが、スロットマシン1の全体の作動を制御するための制御装置200と、スロットマシン1の主電源の入切や、遊技設定を変更するための電源ユニットが設けられている。
(制御装置200)
上記制御装置200は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置210
(2)演出制御装置220
遊技制御装置210は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。演出制御装置220は、ランプ68やスピーカ69等の演出表示装置66を制御するためのものである。
ここで、制御装置200を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置210を主制御装置に、前記演出制御装置220を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力段)
上記制御装置200の入力段には、図4に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
(6)シャッター開閉スイッチ90
(7)開閉検知センサ100
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(7)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダルセレクター63に内蔵されたスイッチであって、メダル投入口14から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、クレジットをメダル投入に代えるためのものである。
ここで、クレジットとは、次遊技以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシン1は、メダル投入口14から投入され投入スイッチ15を通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを、最大50枚まで、遊技機内部に貯留する扱いができるように形成されている。
具体的には、一回の遊技で投入可能な最大メダル数(3枚)を超えてメダル投入口14からメダルが投入された場合や、メダル払い出しを伴う当選役が入賞した場合には、クレジット表示部62にその投入枚数又は払い出し枚数が加算表示され、クレジット表示部62の表示が「1」以上の場合にベットスイッチ16を操作すると、クレジット表示部62の表示が減算され、減算された数のメダルが投入されたものとして扱われるようになっている。
なお、クレジット表示部62の表示が50枚を超えると、メダルセレクター63のキャンセル装置が作動してメダル投入口14から投入されるメダルを下皿18にキャンセルし、入賞メダルはホッパーユニット65から下皿18に払い出すようになっている。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図1に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。すなわち、クレジットがされている場合に精算スイッチ17を操作すると、クレジット表示部62の表示が「0」になり、表示されていた枚数のメダルがホッパーユニット65から下皿18に払い戻される。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の操作を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(シャッター開閉スイッチ90)
シャッター開閉スイッチ90は、図1に示すように、スタートスイッチ30に隣接して設けられた操作ボタンであって、シャッター装置20の開閉を操作するためのものである。すなわち、遊技者がスイッチ操作することにより、シャッター装置20が作動して演出表示窓19を開閉し、液晶表示画面67Aの演出表示窓19から視認可能な範囲を選択することができるものである。
具体的には、シャッター開閉スイッチ90は、シャッター装置20を開作動させるための開ボタン91と、シャッター装置20を閉作動させるための閉ボタン92を備えている。そして、開ボタン91を押圧操作することにより開ボタン91がONとなり、シャッター装置20の移動板22が演出表示窓19を開く方向、すなわち上方に移動する。また、閉ボタン92を押圧操作することにより閉ボタン92がONとなり、移動板22が演出表示窓19を閉じる方向、すなわち下方に移動するようになっている。また、開ボタン91、閉ボタン92の押圧操作を止めると、各ボタンはOFFとなり、移動板22を任意の位置で停止させることができるようになっている。
シャッター開閉スイッチ90の使用方法としては、例えば液晶表示画面67Aに当選報知やストップスイッチ50の操作順番ナビゲーション等が表示される場合に、かかる表示を見ないで遊技を行いたい上級遊技者が、演出表示窓19の全てを遮蔽したり、告知に係る表示が表示される部分のみを遮蔽して遊技を行うことができる。あるいは、視覚による演出が煩わしい(目押しに集中したい)という遊技者が、演出表示窓19の全てを遮蔽して遊技を行うことができる。
(開閉検知センサ100)
開閉検知センサ100は、シャッター装置20の開閉を検知するための検知部である。この詳細については後述する。
(出力段)
前記制御装置200の出力段には、図4に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)クレジット表示部62
(4)演出表示部66(液晶表示装置67及びランプ66及びスピーカ69)
(5)シャッター装置20
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の下部に設置された払い出し装置であって、遊技の結果に基づいて、下皿18にメダルを払い出すためのものである。
(クレジット表示部62)
クレジット表示部62は、図1に示すように、図柄表示窓13の下方に設けられた液晶又は7セグメントLEDなどの表示装置であって、クレジットされているメダルの枚数を表示するためのものである。
(演出表示部66)
演出表示部66は、演出制御装置220の制御により、入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示装置66は、液晶表示装置67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
液晶表示装置67は、図柄表示窓13の側方に設けられた演出表示窓19の内部に取り付けられる画像表示部であり、液晶表示画面67Aを用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。
ここで、本実施の形態における液晶表示装置67は、液晶パネルの一定領域を通電させるための複数の制御部がそれぞれ担当する領域の電力供給制御を行うことにより、パネルの全領域の電力供給が制御されるようになっている。すなわち、液晶パネルの全領域中、複数に分割された領域について個々に通電可能に形成されており、電圧のかけられている領域のみに画像を表示させることができる。例えば、図3の例では、液晶表示画面67Aの上半分と、下半分とがそれぞれ別個に電力供給制御されている。このように形成することにより、液晶表示画面67Aの一部(図3の例では1/2)についてのみ、画像を表示させることができるようになる。なお、各制御部の担当領域を細分化することにより、部分的に通電又は電断状態とすることが可能な領域を、多段階(例えば図11の例では4段階)にわたって形成することができるものとなる。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
なお、演出表示部66としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしてもよい。
(シャッター装置20)
シャッター装置20の詳細を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、図2(A)はシャッター装置20の平面図、図2(B)はシャッター装置20の正面図である。
シャッター装置20は、図1に示すように、演出表示窓19の裏側に設けられており、演出表示窓19を移動板22で閉じることにより、液晶表示画面67Aを遮蔽するように形成されているものである。
具体的には、シャッター装置20は、図2に示すように、液晶表示画面67Aよりもやや大きい外形寸法を有する移動板22と、移動板22の左右端部を支持するガイドレール26と、移動板22を上下方向に移動させるためのシャッター駆動部21とから構成されているとともに、前記移動板22の開閉を検知するための開閉検知センサ100を有している。
前記移動板22は、液晶表示装置67の液晶表示画面67Aが視認可能となる位置(図3(A−1)参照)と、液晶表示画面67Aの全面を覆い隠す位置(図3(C−1)参照)との間を上下方向に移動可能な遮光性の板部材である。移動板22は、通常は液晶表示画面67Aの全面が視認可能となるよう、液晶表示装置67の上側に退避しており、シャッター開閉スイッチ90が閉操作された場合など所定の場合には、シャッター駆動部21の作動によって、液晶表示画面67Aを正面側から覆い隠す位置に移動してくる。そして、演出表示窓19から液晶表示画面67Aを視認不能とさせる。
前記ガイドレール26は、前記移動板22の上下動をガイドするためのものであり、図2に示すように、上部パネル12の裏側に演出表示窓19の側端部に沿って固定された断面略コ字型の枠材である。そして、二つのガイドレール26の相対向する溝部で前記移動板22の側端部を挟持している。
前記シャッター駆動部21は、移動板22を移動させるための移動装置25と、移動装置25を作動させるための駆動モータ23とから構成されている。ここで、駆動モータ23は、図2に示すように、各ガイドレール26の高さ方向略中央部にそれぞれ取り付けられており、移動装置25は、各駆動モータ23の駆動軸に固定されたピニオン25Aと、移動板22の左右の側面に形成され前記ピニオン25Aと噛み合うラック25Bからなる。そして、二個の駆動モータ23がそれぞれ逆方向に回転することにより、移動板22が上下に移動するようになっている。
さらに、前記ガイドレール26には、前記移動板22の移動位置、すなわち移動板22による演出表示窓19の開閉状況(液晶表示画面67Aの遮蔽状況と同義)を検知するための開閉検知センサ100が設けられている。開閉検知センサ100は、図2(B)に示すように、一方のガイドレール26の上端部に設けられた全開センサ101、ガイドレール26における液晶表示画面67Aの高さの中間にあたる位置に設けられた半閉センサ102、ガイドレール26の下端部に設けられた全閉センサ103、前記半閉センサ102から上側に移動板22の高さ寸法だけ離れて配置された半開センサ104の、四個の検知部(リミットスイッチ)を有する検知装置である。
全開センサ101は、移動板22が、液晶表示画面67Aの全面が正面側から視認可能となる全開位置にあることを検知するためのものである。具体的には、図3(A−1)に示すように、移動板22の下端部が液晶表示画面67Aの上端よりも上側となる位置(図2(B)のH3の位置)まで上昇した場合に、移動板22の上端部と全開センサ101のスイッチ部が当接して移動板22を検知するものである。
また、半閉センサ102及び半開センサ104は、移動板22が、液晶表示画面67Aの下半分が正面側から視認可能となり上半分が遮蔽される半開位置にあることを検知するためのものである。具体的には、図3(B−1)に示すように、移動板22の下端部が液晶表示画面67Aの高さの中間位置(図2(B)のH2の位置)まで上昇又は下降した場合に、移動板22の下端部と半閉センサ102のスイッチ部が、移動板22の上端部と半開センサ104のスイッチ部がそれぞれ当接して移動板22を検知するものである。
そして、全閉センサ103は、移動板22が、液晶表示画面67Aの全面が遮蔽される全閉位置にあることを検知するためのものである。具体的には、図3(C−1)に示すように、移動板22の下端部が液晶表示画面67Aの下端と同じか又はそれよりも下側となる位置(図2(B)のH1の位置)まで下降した場合に、移動板22の下端部と全閉センサ103のスイッチ部が当接して移動板22を検知するものである。
なお、上記開閉検知センサ100は、接触センサに限られず、光センサや磁気センサにより構成されていてもよい。
さらに、本実施の形態においては、開閉検知センサ100の検知に基づいて、液晶表示画面67Aの移動板22に遮蔽されている部分への通電が遮断されるように形成されているが、この詳細については後述する。
(遊技制御装置210)
次に、遊技制御装置210について詳述する。
遊技制御装置210は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置210は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)リール制御手段120
(5)ホッパー制御手段130
(6)入賞判定手段140
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、クレジット表示部62の表示が「50」未満の場合には、メダルを払い出す代わりに、クレジットが加算される。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、後述する当選フラグ成立手段112により、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別当選図柄61と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム・以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム・以下RBゲーム)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム・以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
なお、BBゲーム中は、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。そして、BBゲームは、一定枚数のメダル払い出し終了により終了するものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図4に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)判定手段111
(2)当選フラグ成立手段112
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)及び(2)に限定されるものではない。
(判定手段111)
判定手段111は、乱数データと当選判定テーブルに基づき、当選又はハズレを判定するためのものである。
ここで、当選抽選手段110には、特に図示しないが、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させる乱数発生手段、及び乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段を有し、乱数抽出はスタートスイッチ30の操作タイミングで行われる。またここで、当選判定テーブルとは、乱数発生手段がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域及びハズレの領域を規定したものである。
そして、判定手段111は、乱数抽出手段が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブルとを照合し、抽出乱数データが各当選項目の当選領域からなる当選判定領域に属する場合には、当該当選領域に対応する当選を決定し、抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、ハズレの決定をするものである。
(当選フラグ成立手段112)
当選フラグ成立手段112は、前記判定手段111がいずれかの当選役の当選を決定した場合に、当選フラグを成立させるためのものである。当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことであり、当選フラグを成立させるとは、前記メモリに「当たり」又は「ハズレ」を示す記憶をさせることである。
当選フラグ成立手段112は、原則として入賞により当選フラグをリセットするものであるが、前述したように、小役当選及び再遊技当選の場合には、入賞の有無にかかわらず当該遊技終了により当選フラグをリセットする。そして、特別当選の場合には、フラグ成立に係る遊技で入賞しなくても、次遊技以降に当選フラグを持ち越すようになっている。
(リール制御手段120)
リール制御手段120は、スタートスイッチ30の操作信号に基づいて回転リール40を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当選抽選手段110の抽選結果及びストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
具体的には、リール制御手段130は、回転リール40を停止させる際、当選抽選手段110の抽選結果がハズレの場合には、三個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、三個の回転リール40の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。これらの制御は、ストップスイッチ50の操作信号受信とストップ信号出力のタイミングをずらして、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせることにより行われる。
(ホッパー制御手段130)
ホッパー制御手段130は、入賞判定手段140からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット65を作動させるためのものである。
(入賞判定手段140)
入賞判定手段140は、当選判定の抽選結果が当選の場合に、ストップスイッチ50の操作で三個の回転リール40の当選図柄を入賞の態様に停止させることができたかどうかを判断し、当選図柄を入賞の態様に停止させることができた場合には入賞を決定する。そして、入賞がメダル払い出しを伴う場合には、ホッパーユニット65に遊技メダルの払い出し信号を出力し、ボーナスゲーム入賞などの特別入賞の場合には、特別遊技制御手段80に特別遊技を開始させるものである。
(演出制御装置220)
次に、演出制御装置220について詳述する。
演出制御装置220は、遊技制御装置210からの出力信号、スタートスイッチ30等の操作信号を受信して、演出表示部66及びシャッター装置20の作動を制御するためのものである。そして、演出制御装置220は、図4に示すように、次の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)演出決定手段150
(2)液晶表示制御手段160
(3)シャッター制御手段170
なお、演出制御装置220としては、上記した(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。ここで、本実施の形態では、液晶表示装置67を用いた演出及びシャッター装置20の制御について説明するが、演出制御装置220が、それ以外の演出、例えばランプ68の点灯・点滅、スピーカ69からの音声出力等による演出の実行を制御可能であることはいうまでもない。
(演出決定手段150)
演出決定手段150は、液晶表示装置67及びシャッター装置20を用いた演出の有無及び態様を決定するためのものである。
具体的には、演出決定手段150は、複数の演出に係る演出データを有しており、所定の条件、例えば当選フラグの成立や演出抽選の結果に基づいて、実行に係る演出の演出データを決定する。演出データとしては、液晶表示装置67に所定の画像(動画を含む)を表示させるための画像演出データと、シャッター装置20を用いた演出(例えば当選時にシャッター装置20の移動板22を開閉させる演出)に係るシャッター演出データを有している。
そして、演出決定手段150は、実行に係る画像演出データを決定した場合には、当該データを液晶表示制御手段160に出力し、シャッター演出を行うと決定した場合には、当該シャッター演出のパターンに従って、シャッター制御手段170に所定の開閉信号を出力する。
ここで、開閉信号は、例えば「全開」「半開」「全閉」などのように、移動板22の位置を指定する信号であってもよいし、「開作動N秒」のようにシャッター装置20の作動方向及び作動時間を指定するものであってもよい。あるいは「閉作動N秒後全開」のように、作動時間と移動位置を指定するものであってもよい。
(液晶表示制御手段160)
液晶表示制御手段160は、液晶表示装置67の作動を制御するためのものである。
具体的には、液晶表示制御手段160は、前記演出決定手段150の決定に基づいて液晶表示画面67Aに電力を供給して画像を表示させるとともに、シャッター制御手段170による遮蔽領域判定に基づいて、液晶表示画面67Aの一部又は全部についての電力供給を制御するものである。
すなわち、液晶表示制御手段160は、液晶表示画面67Aの通電時は、演出決定手段150からの画像演出データに係る演出画像を、液晶表示画面67Aに表示させている。そして、シャッター制御手段170から所定の遮蔽領域判定信号を受信した場合には、演出画像を表示中であっても、液晶表示画面67Aの遮蔽領域Y,Y’(図3(B−2)(C−2)参照)への電力供給を遮断する。これにより、液晶表示装置67の電力消費を極力抑えることができるようになる。また、シャッター制御手段170から所定の開放領域判定信号を受信した場合には、液晶表示画面67Aの開放領域X,X’(図3(A−2)(B−2)参照)への電力供給を再開する。
なお、液晶表示制御手段160は、一定時間遊技が行われていない場合には、液晶表示画面67Aに所定のデモンストレーション画面を表示することができるようになっている。すなわち、一定時間スタートスイッチ30等の操作手段が操作されなかった場合には、演出決定手段150の決定に基づく演出画像の表示を中止して、あるいは演出画像に重ねて、遊技が行われていない状態を報知するデモンストレーション表示を表示させる。
そして、デモンストレーション表示中に、例えばメダル投入やベットスイッチ16の操作がされた場合には、デモンストレーション表示を終了させる。これにより、演出画像を中止されていた演出表示が再開され、あるいは演出画像に重ねて表示されていたデモンストレーション表示が消えて演出表示が表示されるようになる。前記再開される演出表示については、中止時に行われていた演出の続きから行われるようにしてもよいし、中止時に行われていた演出を最初から始めるようにしてもよい。
さらに、前記デモンストレーション表示が行われているときであっても、シャッター開閉スイッチ90が操作されて演出表示窓19が閉じられた場合には、移動板22により覆われている液晶表示画面67Aの部分への電力供給を遮断する。これにより、遊技が行われていないときの液晶表示装置67の節電も可能になる。この場合、移動板22の表面にLED素子を配列しこれを点灯点滅することによりデモンストレーション表示を行うようにすれば、演出表示装置67を使用するよりも格段に少ない消費電力でデモンストレーション表示を行うことができるものとなる。
(シャッター制御手段170)
シャッター制御手段170は、開閉検知センサ100の検知信号に基づいて液晶表示画面67Aの開放又は遮蔽領域(すなわち移動板22の位置)を判定可能であるとともに、前記演出決定手段150からの開閉信号及びシャッター開閉スイッチ90の操作信号に基づいて、シャッター装置20の作動を制御するためのものである。
具体的には、移動板22が全閉状態でない場合、すなわち全閉センサ103がOFFのとき(図3(A−1)(B−1)参照)に、演出決定手段150からシャッター演出に基づく閉信号を受信した場合、又はシャッター開閉スイッチ90の閉ボタン92の操作による閉信号を受信した場合には、シャッター駆動部21の駆動モータ23を移動板22が閉じる方向に駆動させる。
一方、移動板22が全開状態でない場合、すなわち全開センサ101がOFFのとき(図3(B−1)(C−1)参照)に、演出決定手段150からシャッター演出に基づく開信号を受信した場合、又はシャッター開閉スイッチ90の開ボタン91の操作による閉信号を受信した場合には、シャッター駆動部21の駆動モータ23を移動板22が開く方向に駆動させる。
そして、前記開閉センサ100の検知信号に基づき遮蔽されたと判定した液晶表示画面67Aの領域、及び開放されたと判定した液晶表示画面67Aの領域についての情報を、遮蔽領域判定信号、開放領域判定信号として前記液晶表示制御手段160に出力するようになっている。 なお、前記「遮蔽領域」は、液晶表示画面67Aが移動板22により遮蔽されている部分を含む領域であって、実際に移動板22により遮蔽されている領域と完全に一致するとは限らない。同様に、「開放領域」も、移動板22の移動により液晶表示画面67Aが開放された部分を含む領域であって、移動板22が移動して実際に開放された領域と完全に一致するとは限らない。ただし、移動板22により実際に遮蔽されていない領域が遮蔽領域と判定されることはないようになっている。前記遮蔽領域、開放領域についての情報は、次に駆動モータ23を駆動させるまで記憶され、移動板22の現在位置を把握できるようになっている。
(スロットマシン10の作動)
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作動の概略を、図5のフローに基づき説明する。
まず、図5に示すステップ100において、メダル投入等の所定の遊技開始条件が満たされた後スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。一方、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合には、次のステップ106に進む。
ステップ106において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
続いて、演出制御装置220による、シャッター装置20の作動及び液晶表示装置67の表示制御の一例を、図6乃至図10のフローに基づき説明する。ここで、図6乃至図9は、シャッター開閉スイッチ90の操作に基づくシャッター装置20の作動制御であって、図6は移動板22を閉じる場合の制御、図7は移動板22を開く場合の制御をそれぞれ示す。また、図10は、シャッター演出時における演出決定手段150からの開閉信号に基づくシャッター装置20の作動制御を示す。
まず、移動板22を閉じる場合には、図6のステップ200において、シャッター開閉スイッチ90の閉ボタン92がONとなっているか否かが判断される。閉ボタン92がONでない場合には制御を終了する。一方、閉ボタン92がONとなった場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、全閉センサ103がONとなっているか、すなわち移動板22が図3(C−1)に示す全閉位置にあるか否かが判断される。全閉センサ103がONとなっている場合には制御を終了する。すなわち、移動板22が液晶表示画面67Aの全面を遮蔽している場合には、閉ボタン92を操作しても当該操作は無効である。一方、全閉センサ103がONでない場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、シャッター装置20を閉作動させる。すなわち、移動板22が閉じる方向に移動するように駆動モータ23を駆動させる。そして次のステップ203に進む。
ステップ203において、閉ボタン92がOFFとなったかどうかが判断される。閉ボタン92がOFFでない場合には、ステップ201に戻る。すなわち、全閉センサ103がONとなるか、閉ボタン92がOFFとなるまで、シャッター装置20を閉作動させる。一方、閉ボタン92がOFFとなった場合には、次のステップ204に進む。
ステップ204において、シャッター装置20の閉作動を停止させる。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、遮蔽領域判定処理を行う。すなわち、開閉検知センサ100の検知信号に基づいて、液晶表示画面67Aのどの部分が移動板22により遮蔽されているかを判定する。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、移動板22により遮蔽されていると判断した液晶表示画面67Aの領域について、電力供給を遮断する。そして制御を終了する。
次に、移動板22を開く場合には、図7のステップ300において、シャッター開閉スイッチ90の開ボタン91がONとなっているか否かが判断される。開ボタン91がONでない場合には制御を終了する。一方、開ボタン91がONとなった場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、全開センサ101がONとなっているか、すなわち移動板22が図3(A−1)に示す全閉位置にあるか否かが判断される。全開センサ101がONとなっている場合には制御を終了する。すなわち、移動板22が演出表示窓19から退避していて液晶表示画面67Aの全面が視認可能となっている場合には、開ボタン91を操作しても当該操作は無効である。一方、全開センサ101がONでない場合には、次のステップ302に進む。
ステップ302において、シャッター装置20を開作動させる。すなわち、移動板22が開く方向に移動するように駆動モータ23を駆動させる。そして次のステップ303に進む。
ステップ303において、開ボタン91がOFFとなったかどうかが判断される。開ボタン91がOFFでない場合には、ステップ301に戻る。すなわち、全開センサ101がONとなるか、開ボタン91がOFFとなるまで、シャッター装置20を開作動させる。一方、開ボタン91がOFFとなった場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、シャッター装置20の開作動を停止させる。そして、次のステップ305に進む。
ステップ305において、開放領域判定処理を行う。すなわち、開閉検知センサ100の検知信号に基づいて、液晶表示画面67Aのどの部分が移動板22の移動により開放されたかを判定する。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、開放されたと判断した液晶表示画面67Aの領域について、電力を供給する。そして制御を終了する。
ここで、図6におけるステップ205の遮蔽領域判定処理について、図8のフローに基づき説明する。
ステップ400において、半閉センサ102がONとなっているか否かが判断される。半閉センサ102がONでない場合には、ステップ401に進む。
ステップ401において、遮蔽領域なしと判定し、判定処理を終了する。ここで、半閉センサ102がONでない場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH2の位置よりも上側にある場合である。すなわち、移動板22の下端部が液晶表示画面67Aの高さ方向の中間位置よりも上側にあって、液晶表示画面67Aの半分以上が視認可能となっている場合には、液晶表示画面67Aは電断されない。
前記ステップ400において、半閉センサ102がONとなっている場合には、ステップ402に進む。
ステップ402において、全閉センサ103がONとなっているか否かが判断される。全閉センサ103がONの場合には、ステップ403に進む。
ステップ403において、遮蔽領域Y(図3(C−2)参照)と判定し、判定処理を終了する。ここで、全閉センサ103がONの場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH1の位置にある場合である。すなわち、移動板22によって液晶表示画面67Aの全面が遮蔽されている場合には、液晶表示画面67Aの全面が電断される。
前記ステップ402において、全閉センサ103がONでない場合には、ステップ404に進む。
ステップ404において、遮蔽領域Y’(図3(B−2)参照)と判定し、判定処理を終了する。ここで、全閉センサ103がONでない場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH1の位置からH2の位置の間にある場合である。すなわち、移動板22によって液晶表示画面67Aの全面は遮蔽されていないが半分以上が遮蔽されている場合には、液晶表示画面67Aの上半分が電断される。
次に、図7におけるステップ305の開放領域判定処理について、図9のフローに基づき説明する。
ステップ500において、半開センサ104がONとなっているか否かが判断される。半開センサ104がONである場合には、次のステップ501に進む。
ステップ501において、半閉センサ102がONとなっているか否かが判断される。半閉センサ102がONでない場合には、次のステップ502に進む。
ステップ502において、開放領域Xと判定し、判定処理を終了する。ここで、半開センサ104がONでありかつ半閉センサ102がONでない場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH2の位置からH3の位置の間にある場合である。すなわち、液晶表示画面67Aの全面は開放されていないが半分以上が開放されている場合には、液晶表示画面67Aの全面が通電状態とされる。
前記ステップ500において半開センサ104がONでない場合、及び前記ステップ501において半閉センサ102がONである場合には、ステップ503に進む。
ステップ503において、開放領域X’と判定し、判定処理を終了する。ここで、半開センサ104がONでない場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH1の位置からH2の位置の間にある場合である。また、半開センサ104がONでありかつ半閉センサ102がONである場合とは、移動板22の下端部が、図2(B)に示すH2の位置にある場合である。すなわち、移動板22の下端部が液晶表示画面67Aの高さ方向の中間位置かそれよりも下側にあって、液晶表示画面67Aの開放領域が半分以下である場合には、液晶表示画面67Aの下半分が通電状態とされる。
ところで、上記実施の形態では、移動板22の現在位置を複数の検知部を有する開閉検知センサ100で把握するものとしてあるため、検知部と検知部の隙間には必ず非検知位置が生じ、これにより液晶表示画面67Aのうち移動板22に遮蔽されている領域であっても電断しない遮蔽非電断領域が多かれ少なかれ発生するものとなる。本実施の形態では、説明を簡素化するため、開閉検知センサ100の検知部を四個に限定したので、遮蔽領域及び開放領域の領域判定に基づく電断・通電に係る判定領域設定が二段階(1/2か1)になっており、遮蔽非電断領域が広く存在している。例えば上記した例において、液晶表示画面67Aの上側領域の1/3が移動板22によって遮蔽された場合でも、当該部分は電断しない。このような遮蔽非電断領域の面積を少しでも減らすには、開閉検知センサ100の検知部の数を増やすことにより、より多段階の判定領域を設定すればよい。
例えば、図11に示すように、全閉センサ103と半閉センサ102の中間位置にセンサ105を、全開センサ101と半開センサ104の中間位置にセンサ106を設ける。また、液晶表示画面67Aは四枚の液晶パネルから構成し、各パネルについて別々に電断、通電処理を可能に形成する。そして、移動板22が図11(A−1)の位置にある場合、又は移動板22の下端部が全閉センサ103とセンサ105の間に位置している場合には、図11(A−2)に示すように、液晶表示画面67Aの3/4の領域を遮蔽領域Y-1として電断し、残りの1/4の領域を開放領域X-1として通電状態にすることができる。また、移動板22が図11(B−1)の位置にある場合、又は移動板22の上端部が半開センサ104とセンサ106の間に位置している場合には、図11(B−2)に示すように、液晶表示画面67Aの1/4の領域を遮蔽領域Y-2として電断し、残りの3/4の領域を開放領域X-2として通電状態にすることができる。
また、上記した例では、シャッター開閉スイッチ90の操作により移動板22を任意の開閉位置に停止させることができるようにしてあったが、例えば、移動板22が全閉位置にある場合、開ボタン91の一回の押圧操作で移動板22が1/4だけ開方向に移動し、二回押圧すると1/2まで移動する、というように、シャッター開閉スイッチ90による移動間隔を段階的なものにしてもよい。
さて、以上はシャッター開閉スイッチ90の操作に基づくシャッター装置20の作動について述べてきたが、シャッター制御手段170は、演出決定手段150の決定に基づき、演出の一環としてシャッター装置20を作動させることもできるようになっている。この場合の制御の流れを、図10のフローを用いて説明する。
まず、図10のステップ600において、演出決定手段150から開閉信号を受信したか否かが判断される。開閉信号を受信していない場合には制御を終了する。一方、演出決定手段150から開閉信号を受信した場合には、次のステップ601に進む。
ステップ601において、現在の移動板22による演出表示窓19の開閉領域、すなわち液晶表示画面67Aの遮蔽又は開放領域を確認する。これは、シャッター制御手段170が記憶している領域判定情報に基づいて行う。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、演出表示窓19を開閉可能か、すなわち移動板22を現在位置から移動可能かどうかが判断される。具体的には、演出決定手段150から開信号を受信しているときに移動板22が全開位置にある場合、及び演出決定手段150から閉信号を受信しているときに移動板22が全閉位置にある場合には、移動板22を移動させることができない。演出表示窓19を開閉可能でない場合には制御を終了する。すなわち、シャッター演出は行われない。一方、演出表示窓19を開閉可能である場合には、次のステップ603に進む。
ステップ603において、シャッター装置20を開閉作動させる。すなわち、演出決定手段150から開信号を受信している場合にはシャッター装置20を開作動させ、演出決定手段150から閉信号を受信している場合にはシャッター装置20を閉作動させる。また、開閉時間や移動板22の位置を指定する信号の場合には、当該条件を満たすまで、シャッター装置20を開閉作動させる。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、移動板22の移動によって遮蔽された液晶表示画面67Aの遮蔽領域の電断処理を行い、あるいは移動板22の移動によって開放された液晶表示画面67Aの開放領域の通電処理を行う。そして制御を終了する。
なお、演出決定手段150は、移動板22の現在位置に応じて、実行可能なパターンのシャッター演出を選択できるように形成してもよい。すなわち、演出決定手段150のシャッター演出決定時に、移動板22の現在位置を確認し、当該位置にある移動板22を移動可能な移動パターンの中から、所定の演出パターンを決定するものである。例えば、移動板22が全閉位置にある場合には、「全閉」を除く演出パターンの中から実行に係る演出パターンを抽選等により決定する。このように形成した場合には、遊技者がシャッター開閉スイッチ90を操作して移動板22をどの位置に移動させている場合でも、その移動板22の位置に応じてシャッター演出が行われることとなる。
このように、本実施の形態によれば、シャッター開閉スイッチ90を設け、移動板22の現在位置をシャッター制御手段170に記憶させるとともに、演出決定手段150のシャッター演出決定時に移動板22の現在位置を確認するようにしてあるので、遊技者自らが演出表示窓19を任意に開閉することができ、演出の一態様としても演出表示窓19を開閉することができる。そして、移動板22により遮蔽された液晶表示画面67Aの部分については、電力の供給がされないので、液晶表示装置67の消費電力を節約することができるものである。また、移動板22で液晶表示画面67Aを覆うことで、画面の汚れや傷を防止することができるというメリットもある。
ところで、液晶表示画面67Aの遮蔽領域に供給される電力を完全にOFFにした場合、電力復帰時に当該部分に画像を表示するまでにある程度の待機時間を要する。従って、移動板22の移動により液晶表示画面67A遮蔽されていた部分が視認可能になったとき、まだ画像が表示されないという事態もあり得る。このような不都合をなくすため、液晶表示画面67Aの遮蔽領域については、画像表示の復帰が迅速に行われる程度の微弱な電力を供給し、電力供給制限状態(円滑復帰モードあるいは節電モード)にするようにしてもよいものである。
また、上記実施の形態では、移動板22が上下に移動可能であり上側に移動することにより演出表示窓19が開くように形成してあったが、シャッター装置20の構成としてはこれに限られない。例えば、図12(A)(B)に示すように、移動板22を左右に移動可能としたものや、移動板22が下側に移動することにより演出表示窓19が開くようにしてもよい。
さらに、移動板22を複数設けてもよい。例えば図12(C)に示すように二枚の移動板22A,22Bが上下に開くようにしたり、特に図示しないが二枚の移動板22が左右に開くようにしたりすることができる。この場合、二枚の移動板22が別個に移動可能となるよう形成し、演出表示窓の上半分又は下半分のみ、右半分又は左半分のみを閉じることができるようにしてもよい。あるいは、図12(D)に示すように、四枚の移動板22A,22B,22C,22Dが上下左右に開くように形成してもよい。この場合も、各移動板22が個々に移動可能となるように形成してもよい。
また、演出表示窓19の配置も、図1に示すような図柄表示窓13の側方でなくともよい。例えば、図柄表示窓13の上方に配置してもよい。
そして、本発明が、スロットマシン以外の遊技機にも応用できることは言うまでもない。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、シャッター装置の平面図及び正面図である。 本発明の実施の形態であって、シャッター装置及び液晶表示画面を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、出力及び制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの作動の概略を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、シャッター作動制御及び液晶表示制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、シャッター作動制御及び液晶表示制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、遮蔽領域判定処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、開放領域判定処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、演出によるシャッター作動制御を示す流れ図である。 本発明の他の実施の形態であって、シャッター装置及び液晶表示画面を示す正面図である。 本発明の他の実施の形態であって、シャッター装置の概略を示す斜視図である。
符号の説明
1 スロットマシン 3 前扉
11 筺体 12 上部パネル
13 図柄表示窓 14 メダル投入口
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 下皿
19 演出表示窓
20 シャッター装置 21 シャッター駆動部
22 移動板 23 駆動モータ
25 移動装置 25A ピニオン
25B ラック 26 ガイドレール
30 スタートスイッチ 40 回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
62 クレジット表示部 63 メダルセレクター
65 ホッパーユニット 66 演出表示部
67 液晶表示装置 67A 液晶表示画面
68 ランプ 69 スピーカ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 シャッター開閉スイッチ 91 開ボタン
92 閉ボタン
100 開閉検知センサ 101 全開センサ
102 半閉センサ 103 全閉センサ
104 半開センサ
110 当選抽選手段 120 リール制御手段
130 ホッパー制御手段 140 入賞判定手段
150 遊技作動判定手段 160 液晶表示制御手段
170 シャッター制御手段
200 制御装置 210 遊技制御装置
220 演出制御装置
X 開放領域 Y 遮蔽領域

Claims (3)

  1. 遊技機の正面側に設けられた表示窓から液晶表示画面を視認可能に配置された液晶表示装置と、
    前記液晶表示画面に沿って移動することにより前記表示窓を開閉し、前記液晶表示画面を正面側から遮蔽可能な移動板と、
    前記液晶表示画面に対する前記移動板の位置を検知可能であるとともに、前記液晶表示装置の作動及び前記移動板の移動を制御するための制御装置を少なくとも備え、
    前記制御装置は、前記液晶表示画面の領域中、移動板により遮蔽されている領域を含む領域について、前記液晶表示画面への電力供給を遮断可能であるとともに、前記移動板の移動に伴い表示窓から視認可能となった領域を含む領域について、電力を供給可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御装置は、遊技状況その他の条件に応じて遊技に付随する演出を行わせるための演出制御装置を備え、
    前記移動板は、前記演出制御装置からの開閉信号に基づき移動可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記移動板を移動させるための操作スイッチを備え、前記移動板は、前記操作スイッチの操作信号に基づき移動可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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