JP2012196500A - 遊技機 - Google Patents

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Manabu Wada
学 和田
Masakazu Fujiwara
正和 藤原
Masato Sakai
真人 坂井
Takao Imai
崇夫 今井
Yoichi Ono
洋一 小野
Koji Kikumoto
幸治 菊本
Kenichi Takeuchi
賢一 竹内
Naoyuki Sato
直幸 佐藤
Kiyoshi Nishida
清志 西田
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Abstract

【課題】遊技の進行が一時停止した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出すことができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技制御装置は、所定期間操作部を無効状態にして、遊技の進行を一時停止状態にすることができる操作無効手段と、遊技の進行が一時停止状態となっているフリーズ期間中に時計測を行う計時手段とを備え、計時手段が時計測中において、複数の操作部のうち所定の操作部が操作された場合には、フリーズ期間を更新可能であり、フリーズ期間が更新される回数が多いほど、有利遊技状態の有利度が高くなるように形成した。
【選択図】図7

Description

この発明は、当選判定の抽選を行い、スタートスイッチの操作により回転リールなどの図柄表示手段が変動し、ストップスイッチの操作によってそれらの変動を停止させるようにした遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、当選か否かの当選判定の抽選結果について、様々な方法で遊技者に報知するように形成されている。そして、報知の一態様として、操作スイッチの操作が効かなくなるいわゆるフリーズと呼ばれる演出が知られており、引用文献1には、フリーズの解除条件を、スタートスイッチの操作回数としたスロットマシンが開示されている。
特開2007−24023号公報
従来の遊技機では、フリーズはもっぱら、内部報知や、内部状態について遊技者に期待感を抱かせる演出として存在していた。しかし、所定の操作でフリーズ状態を解除するようにしただけでは、遊技として面白味に欠ける。
そこで本願発明は、遊技の進行が一時停止(フリーズ)した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出すことができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段を備え、遊技者が操作する複数の操作部を備え、当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記操作部の操作に基づき遊技を制御する遊技制御装置(21)を備え、前記複数の図柄表示手段を、当選に係る図柄が予め定められた配列となるように停止させることができた場合に所定の利益が付与され、遊技者に付与可能な利益量が増大する可能性のある有利遊技状態を備えている遊技機に係る。そして、前記遊技制御装置(21)は、所定期間、前記操作部を無効状態にして、遊技の進行を一時停止状態にすることができる操作無効手段(122)と、遊技の進行が一時停止状態となっているフリーズ期間中に時計測を行う計時手段(123)とを備え、前記計時手段(123)が時計測中において、前記複数の操作部のうち所定の操作部が操作された場合には、前記フリーズ期間を更新可能であり、前記フリーズ期間が更新される回数が多いほど、前記有利遊技状態の有利度が高くなるように形成したことを特徴とする。
本願発明は、以上のように構成されているので、遊技の進行が一時停止した場合の解除態様を用いて新たな遊技性を作り出すことができる。
スロットマシンの外観正面図である。 スロットマシンの入力、出力及び制御装置を示すブロック図である。 フリーズ期間の構成の例1を示すタイムチャート図である。 フリーズ期間の構成の例2を示すタイムチャート図である。 スロットマシンの作動の概略を示すフローチャート図である。 操作無効処理の例1を示すフローチャート図である。 操作無効処理の例2を示すフローチャート図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図1に示すように、正面側が開口する方形箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在かつロック可能な前扉3を有している。
前記筐体11の内部において、開口上部には3個の回転リール40を有するリールユニット60が設置され、開口下部には、メダルを貯留するとともに入賞時等にメダルを払い出すためのホッパーユニット65が設けられている。また、前記リールユニット60の上方には、スロットマシン1の全体の動作を制御するための制御装置20が配置されている。
前記前扉3は、筐体11にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。そして、前記前扉3の上方には、図1に示すように、遊技者側に向かって臨む上パネル12が設けられており、上パネル12の中央には、3個の回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されている。そして、この図柄表示窓13の下側は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチ(ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50)が設けられた操作部3Aとなっており、操作部3Aの右端にはメダル投入口14が設けられている。また、メダル投入口14の下方であって前扉3の裏側には、投入メダルを検知しメダルを判別するためのメダルセレクター4が設けられている。
前記上パネル12には、図柄表示窓13から視認可能となる図柄の並びを示す入賞ラインが設けられている。入賞ラインは、上段ライン、中段ライン、下段ラインの3本の横ラインと、右上がりライン、右下がりラインの2本の斜めラインの、合計5本が設けられている。そして、遊技状態や投入メダル数に応じて、入賞ラインのうち、どの入賞ラインが入賞するために有効なライン(有効ライン)になるかが決定される。
(制御装置20)
制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、各種制御を行うものである。制御装置20としては、図2に示すように、遊技制御装置21及び演出御装置22が設けられている。
遊技制御装置21は、主としてスロットマシン1の遊技に関わる制御を行うためのものである。また演出制御装置22は、前記遊技制御装置21からの諸信号を受信して、主として遊技に付随する演出を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図2に示すように、メダルセンサ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、のパーツが接続されている。
メダルセンサ15は、図1に示すように、メダルセレクター4に設けられた遮光センサなどの検知手段であって、メダル投入口14から投入され、ホッパーユニット65に誘導されるメダルを検知するためのものである。
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部3Aの上面左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、投入メダルを所定枚数、遊技機内部に貯留しておくことであり、クレジット数は、上パネル12に設けられたクレジット表示部(図示せず)に表示される。そして、ベットスイッチ16を操作するとクレジット表示が減算され、その分のメダルが投入されたものと扱われて遊技が開始可能となるものである。
精算スイッチ17は、図1に示すように、前記ベットスイッチ16の左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルを払い戻すためのものである。
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部の前面に設けられたレバーであって、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60のリールモータの駆動を開始させるためのものである。
ストップスイッチ50は、リールユニット60のリールモータの駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個の停止ボタン(左ボタン51、中ボタン52、右ボタン53)から構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図2に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、メダルキャンセル装置4A、ベット表示部18、クレジット表示部18、演出表示装置66のパーツが接続されている。
リールユニット60は、スロットマシン10の主たる遊技装置であって、特に図示しないが、枠体に固定或いは支持された3個のリールモータと、各リールモータの出力軸に固定された3個の回転リール40(左リール41、中リール42、右リール43・図1参照)とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
ホッパーユニット65は、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ払い出すためのメダル払い出し貯留装置である。ホッパーユニット65から排出されたメダルは、前扉3に設けられたメダル払い出し口から下皿に払い出される。
演出表示装置66は、後述する演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出表示を行うためのものである。具体的には、演出表示装置66は、画像表示部としての液晶表示装置67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
液晶表示装置67は、図1に示すように、上パネル12の図柄表示窓13の上方に設けられた窓部から液晶画面が表出するように配置されており、液晶画面に文字図形動画等を表示し、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。
ランプ68は、図1に示すように、上パネル12の周囲に設けられた電飾であって、透光性を有するランプカバーの内部に設けられたLEDや電球などの発光体の点滅によって、入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図2に示すように、当選抽選手段70、リール制御手段80、入賞判定手段100、ホッパー制御手段110、遊技停止制御手段120の各手段を備えている。
当選抽選手段70は、当選か否かの当選判定の抽選を行うためのものである。具体的には、当選抽選手段70は、スタートスイッチ30の操作タイミングで、カウント抽出手段がループカウンターの数値を読み取り、この数値と、前記ループカウンターがカウントする数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
ここで、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた所定の特別当選図柄(例えば、有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に、遊技者に有利な特別遊技、例えばレギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲームが開始されるように形成されている。
なお、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。一方、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
入賞判定手段100は、回転リール40が全て停止したときの停止図柄に基づいて入賞の有無を判定するものであり、ホッパー制御手段110は、精算スイッチ17の操作信号及び前記入賞判定手段90の判定結果に基づいてホッパーユニット65の作動を制御するためのものである。
(リール制御手段80)
ここで、リール制御手段80について説明する。
リール制御手段80は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作信号に基づいて、回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、回転リール40の回転態様を変化させるためのものである。そしてリール制御手段80は、図2に示すように、回転制御手段90及び停止制御手段91を備えている。
(回転制御手段90)
回転制御手段90は、リールモータを駆動開始させるためのスタート信号の出力時期や、リールモータを駆動させるためのパルス周波数を決定し、スタートスイッチ30の操作信号及び後述する遊技停止制御手段からの出力信号に基づいて、リールモータを駆動させるためのスタート信号を出力するとともに、回転リール40が定常回転に達するまでの間の回転態様を変化させるためのものである。
具体的には、回転制御手段90は、所定条件に応じて、全ての回転リール40の回転開始態様、あるいは特定の回転リール40の回転開始態様(回転開始までの時間、回転時の加速度、速度変化)を決定し、決定した回転態様に従って、各リールモータを駆動させる。
また、回転制御手段90は、定常回転に達する前の回転中の回転リール40の回転速度を変化させることができる。具体的には、各リールモータに対応して設けられているパルス発生装置に、モータ回転中における発生パルスの周波数の逓増量を変更させるための信号を出力するものである。たとえば、高速の加速度設定でパルス発信中のパルス発生装置に、中速の加速度設定や低速の加速度設定の信号を出力して加速度を遅くさせたり、逆に低速の加速度設定でパルス発信中のパルス発生装置に中速や高速の加速度設定の信号を出力して加速度を速くさせたりすることができる。これにより、回転中の回転リール40の回転速度が変化することとなる。また、所定の速度で加速度を0にすれば、回転中の回転リール40の回転速度を一定速度に保たせることができる。
さらに、回転制御手段90は、各回転リール40を順次回転開始させたり、同時に回転開始した回転リール40の速度を調整することによって、各回転リール40に表示されている特定の図柄が横並びの位置となって3個の回転リール40が揃って回転させることができるようになっている。具体的には、回転リール40の停止位置を図柄との関係において記憶しておく。すなわち、全ての回転リール40が回転停止したときに、例えば「7」の図柄がリール上のどこに位置しているかを、回転リール40ごとに把握しておく。そして、所定の遊技状態となった場合には、回転リール40の「7」の図柄が同時に図柄表示窓13のセンターラインに位置するよう、各回転リール40の回転開始順番と回転速度を調整し、「7」の図柄が横一列に揃った状態で、全回転リール40を同じ速度で回転させるものである。
なお、全ての回転リール40の回転速度が予め定められた定常回転速度となった場合には、特に図示しない定常回転信号出力手段から定常回転信号が出力される。各回転リール40が定常回転速度となったか否かは、回転開始から定常回転速度となるまでの時間を回転リール40の回転態様ごとに予め算出しておき、リールの回転開始から回転開始態様決定手段91が決定した回転態様に応じた時間が経過したか否かによって判断する。そして、定常回転信号が出力されることにより、ストップスイッチ50の操作が有効化され、各ストップスイッチ50の操作信号によりリールモータを駆動停止させることができるようになる。
(停止制御手段91)
停止制御手段91は、ストップスイッチ50の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50の操作信号受信時に所定の位置にある図柄を基準図柄として、基準図柄をその位置に停止させても良い場合にはそのまま回転リール40を停止させ、その位置に停止させてはいけない場合には、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせて、有効ライン上からその当選図柄を蹴飛ばして停止させる。また、基準図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせて、有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止させる。
上記した停止制御は、停止テーブルを用いて行われる。停止テーブルとは、基準図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、ストップスイッチ50の操作タイミングやリールテープに表示されている図柄の配列その他の所定条件に応じ、各当選図柄ごとにテーブル上に規定したものである。そして、停止制御手段91は、ストップスイッチ50の操作信号受信時において、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が有効ライン上に揃うように予めテーブルの上に停止位置が設定されてある当選用停止テーブルを用いて停止位置を決定する。また、当選フラグが成立していないときには、いかなる当選図柄も有効ライン上に揃わないように予めテーブルの上で停止位置が設定されてあるハズレ用停止テーブルを用いて停止位置を決定する。そして、決定した停止位置で回転リール40を停止させることができるタイミングで、モータの駆動を停止させるための停止信号を出力する。
(遊技停止制御手段120)
次に、遊技停止制御手段120について詳述する。
遊技停止制御手段120は、遊技進行に関わる何らかの動作(具体的には、メダル投入、ベットスイッチ16又はスタートスイッチ30又はストップスイッチ50の操作)を無効にして遊技の進行を一時停止状態にさせる(以下フリーズという)とともに、所定の解除操作がなされた場合にはフリーズ状態を解除するためのものである。そして、遊技停止制御手段120は、図2に示すように、停止決定手段121、操作無効手段122、計時手段123、操作部決定手段124、解除判定手段125の各手段を備えている。
なお、本実施の形態においては、遊技停止制御手段120は、スタートスイッチ30の操作を無効にする(回転リール40が回転開始しない)ことができるものとして説明するが、これ以外の動作、例えばメダル投入やストップスイッチ50の操作を無効にすることが可能であっても構わない。
ここで、本実施の形態におけるフリーズ期間について、図5及び図6に基づき説明する。本実施の形態においては、全体のフリーズ期間が、設定時間の経過又は所定の解除操作により終了する複数のフリーズ期間(以下設定期間という)を含んで構成されるようになっており、図5はフリーズ期間構成の例1、図6は例2をそれぞれ示す。
まず、図5の例1では、フリーズの最長継続可能時間はT(例えば45秒間)に設定されており、フリーズ期間の全体は、選択操作期間、演出期間に区分されている。ここで、選択操作期間は、フリーズの解除条件又は継続条件となる停止ボタンを遊技者に操作させる期間であり、告知期間、第一の選択操作演出期間、第二の選択操作演出期間とから成る。告知期間は、フリーズに伴う演出が行われることを遊技者に告知するとともに演出の実行の有無を遊技者に選択させるための期間であり、その最大設定時間はt1(例えば5秒間)に設定されている。また、選択操作演出期間は、いずれの停止ボタンを操作するか遊技者に選択させる選択操作演出が行われる期間であり、第一の選択操作演出期間の最大設定時間はt2(例えば10秒間)、第二の選択操作演出期間の最大設定時間はt4(例えば15秒間)に設定されている。演出期間は、遊技者に対して強制的に演出表示、主として液晶表示装置67の画像表示を見せるための期間であり、設定時間はt3(例えば15秒間)に設定されている。
そして、告知期間においてフリーズの解除条件となる停止ボタンが操作された場合にはt1経過前であってもフリーズ期間が終了(中止)する。一方、告知期間においてフリーズの解除条件となる停止ボタンが操作されなかった場合には第一の選択操作演出期間に移行し、t2の経過前にフリーズの継続条件となる停止ボタンが操作された場合には、次の演出期間に移行する。演出期間は固定期間なので途中解除はできない。なお、t2の経過前にフリーズの継続条件となる停止ボタンが操作されなかった場合、又はフリーズの解除条件となる停止ボタンが操作された場合には、フリーズ期間が終了する(以下t4において同じ)。そして、演出期間の終了後、第二の選択操作演出期間において、t4の経過前にフリーズの継続条件となる停止ボタンが操作された場合には、フリーズ期間は終了し、有利遊技への移行が決定されるようになっている。本実施の形態においては、有利遊技として、演出制御装置22の制御に基づき行われる当選報知遊技(AT)が設けられている。このように、図5の例においては、有利遊技の開始が決定される場合であっても、実際に遊技が一時停止している時間は、フリーズの最長継続可能時間Tよりも短い時間となる。
図6の例2においては、フリーズの最長継続時間はT(例えば45秒間)に設定されており、フリーズ期間の全体は、複数の選択操作期間に区分されている。すなわち、告知期間と、第一乃至第四の選択操作演出期間が設けられている。告知期間は図5の例1と同様である。各選択操作演出期間の設定時間はそれぞれt2〜t5(例えばそれぞれ10秒間)に設定されている。
そして、例2においては、選択操作演出期間においてフリーズの解除条件となる停止ボタンが操作された場合にはその時点でフリーズ期間が終了し、選択操作演出期間においてフリーズの継続条件となる停止ボタンが操作された場合には、設定時間の経過後に次の選択操作演出期間に移行するようになっている。そして、第四の選択操作演出期間において、t5の経過前にフリーズの継続条件となる停止ボタンが操作された場合には、有利遊技への移行が決定されるとともに、t5の経過後にフリーズ期間が終了(満了)する。このように、図6の例においては、有利遊技の開始が決定される場合には、必ずフリーズ期間は最長継続時間Tとなる。
なお、フリーズ期間の構成は上記例に限られるものではなく、各設定期間の設定時間や配置はどのような構成としてもよい。
(停止決定手段121)
停止決定手段121は、フリーズの有無を抽選により決定するためのものである。具体的には、停止決定手段121は、遊技中の所定契機で、スタートスイッチ30の操作を無効にするか否か、正確に言うと、スタートスイッチ30の操作に基づくスタート信号出力を遅延させるか否かの停止抽選を行い、抽選結果に基づいて、スタート無効を決定する。
ここで、「スタート信号出力を遅延」とは、スタートスイッチ30を操作しても一定時間(又は所定条件に該当するまで)回転リール40が回転開始しないことであり、時間経過後又は条件該当後において再度スタートスイッチ30の操作は不要(操作しても無関係)である。すなわち、一度スタートスイッチ30が操作されていれば、操作無効状態の解除により回転リール40は自動的に回転開始する。
(操作無効手段122)
操作無効手段122は、前記停止抽選手段121の行う停止抽選の抽選結果に基づいて、スロットマシン10をフリーズ状態にするためのものである。すなわち、スタートスイッチ30の操作によっても、回転リール40が回転開始しない状態とさせるためのものである。
具体的には、操作無効手段122は、回転制御手段90にスタート信号の出力を留保させることにより、回転リール40が回転開始しない状態をつくりだすことができる。スタート信号を留保するとは、リール制御装置80又は回転制御手段90においてスタートスイッチ30が操作されたことを記憶しておき、所定条件が満たされるまでスタート信号を出力させないことである。スタート信号の留保は、例えば回転リール40の回転速度が定常速度になるまでの間や、いわゆるウエイト時間と呼ばれる遊技実行制限期間の間において、従来のスロットマシンにおいても行われている。そして、所定の信号(定常回転に達した信号、ウエイト時間が経過した信号)受信を契機に、回転制御手段90からスタート信号が出力されるようになっている。本実施の形態では、その仕組みをそのまま利用してスタートスイッチ30の操作無効状態を実現させており、スタート信号出力の条件として、所定時間の経過又は以下に述べる解除判定手段125の決定を付加しているものである。
そして、操作無効手段122は、解除判定手段125がフリーズ解除の決定をした場合には、留保されているスタート信号を出力させることにより、フリーズ状態を解除させる。
なお、スタートスイッチ30の操作信号を取り消す(抽選結果はそのまま残す)ことにより、スタート信号が出力されず回転リール40が回転しないように形成してもよい。この場合には、フリーズ期間終了後にスタートスイッチ30を再度操作することにより、回転リール40が回転開始するものとなる。
(計時手段123)
計時手段123は、フリーズ期間中の時計測を行うタイマーである。すなわち、計時手段123は、図3及び図4に示したそれぞれの期間についてタイムカウントを行うものである。
(操作部決定手段124)
操作部決定手段124は、フリーズ期間のうち、選択操作期間として設定されている期間中に操作されることによってフリーズが解除されるための条件又はフリーズが継続されるための条件となる所定の操作部を、各選択操作期間ごとに決定するためのものである。
本実施の形態においては、所定の操作部としてストップスイッチ50を用い、操作部決定手段124は、3個の停止ボタンのうちいずれかの中から、フリーズの解除条件となる停止ボタン又はフリーズの継続条件となる停止ボタンを、操作部抽選により決定する。なお、この操作部抽選は、フリーズの解除条件となる停止ボタンを決定するものであっても、フリーズの継続条件となる停止ボタンを決定するものであっても、結果は同じである。例えば、フリーズの解除条件となる停止ボタンを1つ決定すれば、残りの2つの停止ボタンはフリーズの継続条件となる停止ボタンとなり、フリーズの継続条件となる停止ボタンを1つ決定すれば、残りの2つの停止ボタンはフリーズの解除条件となる停止ボタンとなる。
なお、告知期間においてフリーズの解除条件となる停止ボタンは、例えば右ボタン53に予め設定されていることとしてもよいし、抽選により決定するようにしてもよい。
(解除判定手段125)
解除判定手段125は、フリーズ状態を終了させるか否かを決定するためのものであり、前記計時手段123の計測及び停止ボタンの操作判定に基づき、フリーズ解除の決定及びフリーズ継続の決定を行う。
具体的には、フリーズ期間中の操作判定期間において、フリーズ解除の条件となる停止ボタンが操作された場合、及びフリーズ継続の条件となる停止ボタンが操作されずに設定時間が経過した場合にはフリーズ解除の決定を行う。フリーズ解除の決定がなされると、計時手段123はタイマーをリセットし、操作無効手段122はスタートスイッチ30の操作無効を解除し(すなわち、回転制御手段90に留保されているスタート信号を出力させ)て、フリーズ状態は終了する。また、操作判定期間の設定時間内にフリーズ継続の条件となる停止ボタンが操作された場合には、フリーズ継続の決定を行う。フリーズ継続の決定がなされると、計時手段123は次の設定期間の時計測を行い、フリーズ状態が継続する。
さらに、解除判定手段125が、所定の操作判定期間(例えば図3の例1において最後に設定されている操作判定期間)においてフリーズ継続の決定を行った場合には、演出制御装置22に、有利遊技の開始を決定させるための有利遊技移行決定信号(AT移行決定信号)が出力されるようになっている。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21から出力される信号を受信して、演出表示装置66の表示を制御するためのものである。そして、演出制御装置22は、図2に示すように、選択操作演出制御手段130と、当選報知遊技制御手段140とを少なくとも備えている。なお、特に図示しないが、演出制御装置22は、上記手段の他に、演出の実行の有無や種類を決定するための実行演出決定や、決定した演出データに基づいて液晶表示装置67、ランプ68、スピーカ69の作動を制御するための手段などを備えていることは言うまでもない。
(選択操作演出制御手段130)
選択操作演出制御手段130は、フリーズ期間中における遊技者の操作に伴い実行される演出を制御するためのものである。
具体的には、選択操作演出制御手段130は、操作無効手段122の作動(すなわちフリーズ開始)に伴い、液晶表示装置67に所定の選択操作演出に係る画像を表示させるとともに、操作部決定手段124の決定及び解除判定手段125の決定に基づいて、表示させる画像を変化させる制御を行う。すなわち、予告期間においては所定の予告演出、選択操作期間においては所定の選択操作演出、演出期間においては予め定められたストーリー演出などを行わせるものである。
選択操作演出としては、所定の停止ボタンの操作と液晶画面に表示されるクイズの答えとを関連づけ、遊技者に停止ボタンでクイズの回答のうち正しい答えを選ばせる演出を行わせることができる。すなわち、液晶画面上に、問題と3つの回答を表示し、各回答の答えは、3個の停止ボタン51,52,53の操作で行う(例えば1番の答えが正解なら右ボタン51、2番の答えなら中ボタン52を押下する)よう指示を与える。なお、画面に表示されるクイズの正答の回答番号は、操作部決定手段124が決定したフリーズの継続条件となっている停止ボタンと合致するように配置する。このようにして、遊技者がクイズの正解を選ぶと、結果としてフリーズの継続条件となっている停止ボタンが操作されることとなる。
そして、クイズに正解した場合(つまり解除判定手段125がフリーズ継続の決定をした場合)には、次の設定期間に移行するので、次の問題を提示したり、所定のシナリオに基づく映像を表示したり、次の設定期間に対応する演出表示を行わせる。一方、時間内にクイズに正解しなかった場合(つまり解除判定手段125がフリーズ解除の決定をした場合)には、所定のフリーズ終了演出を行わせる。また、最後の選択操作期間においてフリーズ継続の決定がされ、有利遊技への移行が決定された場合には、その旨を報知する演出を行わせる。
なお、選択操作演出は、上記以外にも、迷路などの分岐点で正しい道を選択させたり、バトルゲームで敵にダメージを与えられるポイントを選択させるなど、種々のパターンが考えられる。要は、遊技者の選択行為を停止ボタンによって行わせることに、何らかの意味づけがされるような演出態様であればよい。
(当選報知遊技制御手段140)
当選報知遊技制御手段140は、当選報知遊技、すなわち有利遊技状態としてのAT遊技を制御するためのものである。
当選報知遊技制御手段140は、遊技制御装置21からAT移行決定信号を受信した場合には、受信した遊技の次遊技から、あるいは所定の期間が経過してから、演出表示部66などに所定の当選報知を表示するAT遊技を開始させる。ここで、AT遊技中に行われる報知は、当選図柄を画像や音声で報知するものであってもよいし、ストップスイッチ50の操作順番を報知するものであってもよい。前者は、例えば、同時に入賞不能(構成図柄の少なくとも一つがそれぞれ引き込み範囲内に存在しない)な3種類の小役があった場合、どの小役が当選したかを報知することにより、報知に係る役の構成図柄を狙って目押しをすることができ、入賞率が上昇して遊技者の獲得利益が増加するものである。後者は、ストップスイッチ50が抽選により決定された停止操作順番で操作された場合のみ入賞可能となるように設定された当選役を設け、ストップスイッチ50の操作順番を報知することにより、当該役が(必ず)入賞可能となり、入賞率が上昇して遊技者の獲得利益が増加するものである。
そして、当選報知遊技制御手段140は、遊技状況が、所定回数のAT遊技消化、所定回数の入賞、所定枚数のメダル払い出し等の、所定の終了条件に該当した場合には、AT遊技を終了させる。
なお、遊技者に付与可能な利益量の異なるAT遊技を複数設けてもよい。例えば、50ゲームで終了するAT1と、100ゲームで終了するAT2を設けることができる。あるいは、同じゲーム数で、報知頻度が低いAT1と、報知頻度が高いAT2を設けてもよい。
(スロットマシン10の作動)
次に、上記構成を有するスロットマシン10の作動について、図5乃至図7のフローに基づき説明する。
まず、図5のステップ100において、1回の遊技に必要な規定数のメダル(例えば3枚)が投入されたか(あるいはベットスイッチ16が操作されたか)否かが判断される。メダルが投入されない場合にはステップ100に戻り、規定数のメダルが投入された場合には次のステップ101に進む。
ステップ101において、スタートスイッチ30がONとなったか否かが判断される。スタートスイッチ30がONにならない場合にはステップ101に戻り、スタートスイッチ30がONになった場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段70による当選判定の抽選処理が行われる。そして次のステップ103に進む。
ステップ103において、フリーズ抽選処理が行われる。フリーズ抽選とは、停止決定手段121による停止抽選、及び操作部決定手段124による操作部抽選のことである。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、フリーズを実行するか否かが判断される。フリーズを実行する場合には、次のステップ105において操作無効処理が行われ、その後ステップ106に進む。フリーズを実行しない場合にはステップ105を飛び越してステップ106に進む。
ステップ106において、回転リール40が回転開始する。そして次のステップ107に進む。
ステップ107において、いずれかのストップスイッチ50がONとなったか否かが判断される。ストップスイッチ50がONにならない場合にはステップ107に戻り、いずれかのストップスイッチ50がONとなった場合には、次のステップ108に進む。
ステップ108において、ストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転停止処理が行われる。そして次のステップ109に進む。
ステップ109において、全ての回転リール40が回転停止したか否かが判断される。全ての回転リール40が回転停止していない場合、すなわち回転中の回転リール40がある場合にはステップ107に戻り、全ての回転リール40が回転停止した場合には、次のステップ110に進む。
ステップ110において、入賞したか否かが判断される。入賞していない場合にはそのまま1回の遊技を終了し、入賞した場合には、次のステップ111で所定の入賞処理(メダル払い出し処理、特別遊技への移行処理、リプレイの処理)を行い、1回の遊技を終了する。
(操作無効処理と選択操作演出)
上記ステップ105の操作無効処理について、選択操作演出の具体例を交えつつ、図6及び図7のフローに基づき説明する。ここで、図6は図3に示すフリーズ期間の例1に対応する制御であり、図7は図4に示すフリーズ期間の例2に対応する制御である。
(例1)
まず、図6のステップ200において、操作無効手段122が回転制御手段90にスタート信号の出力を留保させる。なお、このとき、液晶表示装置67の画面上において、所定の告知演出が行われる。例えば「クイズに答えてATをゲットせよ」の告知表示の後に、「チャレンジしますか?」の問いかけと、「はい」と「いいえ」の選択肢を表示する。「いいえ」の場合には所定の停止ボタン(フリーズ解除条件となっている停止ボタン・例えば右ボタン53)を押下し、「はい」の場合にはそのまま待つように(あるいはフリーズ解除条件となっていない停止ボタン・例えば左ボタン51を操作するように)指示する。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、計時手段123がタイムカウントを開始する。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、キャンセル操作がされたか、すなわちフリーズ解除条件となっている停止ボタン(上記例では右ボタン53)が操作されたか否かが判断される。キャンセル操作がされた場合には、液晶表示装置67の画面に表示されている選択肢表示は通常の表示内容(例えば選択操作演出を実行する前に表示していた表示内容)に切り替わる。そして次のステップ220に進み、その後ステップ220で計時手段123はタイムカウントをリセットして時計測を終了し、次のステップ221で操作無効手段122はスタート信号の留保を解除し、制御を終了する。スタート信号の留保解除により、回転制御手段90からスタート信号が出力されて、回転リール40が回転開始する。一方、キャンセル操作がされない場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、予告期間として設定された時間t1が経過したか否かが判断される。t1が経過していない場合にはステップ202に戻る。この間、液晶表示装置67の画面上には、選択肢表示がなされている。そして、t1が経過した場合には、次のステップ204に進む。このとき、液晶画面には、クイズの問題と、その回答が3択で表示され、回答するときは3個の停止ボタンのうちいずれかを押下するよう指示してある。なお正解の答えと、操作部決定手段124が抽選により決定したフリーズ継続条件となっている停止ボタンは予め合致させてある。
ステップ204において、第一の選択操作演出期間として設定された時間t2が経過したか否かが判断される。t2が経過していない場合には、次のステップ205に進む。
ステップ205において、キャンセル操作がされたか、すなわちフリーズ解除条件となっている停止ボタンが操作されたか否かが判断される。キャンセル操作がされない場合には、次のステップ206に進む。
ステップ206において、正解操作がされたか、すなわちフリーズ継続条件となっている停止ボタンが操作されたか否かが判断される。正解操作がされない場合にはステップ204に戻る。この間、液晶画面には、前記クイズの問題と回答が表示されている。そして、正解操作がされた場合には、次のステップ207に進む。このとき、液晶画面には、「正解」の文字が表示される。
ステップ207において、計時手段123がタイムカウントをリセットし、演出期間として設定された時間t3のタイムカウントを開始する。すなわち、フリーズ期間を更新する。このとき、液晶画面には、動画像によるストーリー演出が表示される。そして、次ステップ208に進む。
ステップ208において、t3が経過したか否かが判断される。t3が経過していない場合にはステップ207に戻り、この間、ストーリー演出が表示される。t3が経過した場合には、次のステップ209に進む。
ステップ209において、計時手段123が、第二の選択操作演出期間として設定された時間t4のタイムカウントを開始する。このとき、液晶画面には、2問目のクイズの問題と、その回答が3択で表示される。そして、次のステップ210に進む。
ステップ210において、t4が経過したか否かが判断される。t4が経過していない場合には、次のステップ211に進む。なお、ステップ211,212は、ステップ205,206と同様である。
ステップ212において正解操作がされた場合には、次のステップ213に進む。
ステップ213において、AT移行決定信号が出力される。このとき、液晶画面には、「ATゲット!」の文字が表示される。そして、次のステップ220に進む。
前記ステップ204及びステップ210において、t2又はt4が経過した場合には、ステップ220に進む。このとき、液晶画面には、「時間切れ」の表示がなされる。一方、前記ステップ205及び211においてキャンセル操作がされた場合にもステップ220に進むが、このときには、液晶画面に、「不正解」の表示がなされる。
このように、例1の操作無効処理は、正解の(抽選により決定された)操作を行えばフリーズ期間が継続し、正解の操作を行い続けることにより、最終的には有利遊技移行の権利が付与されるものである。すなわち、正解操作の回数が多いほど、換言すれば、フリーズ期間が更新される回数が多いほど、遊技者の受ける有利度が高くなるものである。また、例1の操作無効処理においては、操作を要求される一定の設定期間が経過する前であっても、正解の操作を条件に次の設定期間に移行するようになっているので、早期に正解の操作を行えば、フリーズ期間を早期に終了させることができる。従って、演出期間のような、フリーズ解除不可期間を設けても、遊技が一時停止することによる遊技者のストレスを軽減することができる。
なお、ステップ213出力されるAT移行決定信号により、回転制御手段90によって回転リール40の回転開始態様が変更されるようにしてもよい。例えば、回転リール40が定常回転に移行する前に、3個の回転リール40の特定図柄(例えば「7」)が横一列に並んだ状態となり、その状態を維持したまま定常回転に移行するような演出を行わせてもよい。
あるいは、各回転リール40に1つずつ残念図柄(いずれの当選役の構成図柄にも含まれないいわゆるブランク図柄)を配置しておき、ステップ205、211でキャンセル操作がされた場合(クイズに正解しなかった場合)には、各回転リール40の残念図柄を横一列に並ばせて定常回転に移行するような演出を行わせてもよい。
(例2)
次に、例2のフリーズ期間に対応する操作無効処理を説明する。ここで、例2の特徴は、選択操作演出期間の終了条件は設定時間の経過のみであり、正解操作は次の選択操作演出期間への移行条件となっている点である。そして、正解操作の回数(換言すればフリーズ継続時間)に応じて、開始される有利遊技が変化するようになっている。具体的には、AT2は、AT1よりも有利度が高い(例えば遊技期間が長い、報知頻度や確度が高い)設定となっている。なお、特に言及しないが、液晶画面等で行われる演出は、例1で述べたものと同様に行わせることができる。
まず、図7のステップ300からステップ303までの流れ、及びステップ320,321については、図6のステップ200からステップ203及びステップ220,221と同様である。そして、ステップ303において、告知期間t1が経過した場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、計時手段123が第一の選択操作演出期間として設定された時間t2のタイムカウントを開始する。そして、次のステップ305に進む。
ステップ305において時間内に正解操作がされたか、すなわちタイマーがタイムアップする前にフリーズ継続条件となっている停止ボタンが操作されたか否かが判断される。時間内に正解操作がなされた場合には、次のステップ306に進む。
ステップ306において、計時手段123はt2のタイムカウント終了後に、第二の選択操作演出期間として設定された時間t3のタイムカウントを開始する。すなわち、フリーズ期間を更新する。なお、t2のタイムカウント終了前に正解操作が行われた場合には、液晶画面において「正解」の表示と所定の演出表示、例えば次の選択操作演出期間へと連続するストーリー演出が、残時間分だけ行われる。また、t2のタイムカウント終了前にキャンセル操作が行われた場合には、液晶画面において「不正解」の表示と所定の演出表示、例えばフリーズ期間の終了を報知する残念演出が、残時間分だけ(あるいは所定時間)行われる。そして、次のステップ307に進む。
ステップ307からステップ311において、第三の選択操作演出期間、第四の選択操作演出期間について、ステップ305、306と同様の制御が繰り返される。
ただし、ステップ305、306において時間内に正解操作がなされなかった場合には、そのままステップ320に進んでフリーズ期間が終了するのに対して、ステップ309において正解操作がなされなかった場合(すなわち第一及び第二の選択操作演出期間において時間内に正解操作が行われている場合)、及びステップ311において正解操作がなされなかった場合(すなわち第一乃至第三の選択操作演出期間において時間内に正解操作が行われている場合)には、ステップ313においてAT1移行決定信号が出力される。このとき、所定の演出表示が行われる。
一方、ステップ311において正解操作がなされた場合には、ステップ312においてAT2移行決定信号が出力される。このときには、AT1移行決定信号出力の場合よりも派手な演出表示が行われる。そして、ステップ320に進み、フリーズ期間を終了させる。
このように、例2の操作無効処理では、操作を要求される一定の設定期間が経過するまでは、正解操作が行われても次の設定期間に移行しないようになっているので、結果として、フリーズしている時間が長いほど、換言すれば、フリーズ期間が更新される回数が多いほど、遊技者の受ける有利度が高くなることになる。そして、例2の操作無効処理によれば、一定時間の連続演出を各設定期間の残時間に振り当てて、正解操作を早期に行うほど、演出のストーリーをたくさん見ることができるという遊技性を作り出すことができる。
なお、上記例では、第一及乃至第三の選択操作演出期間において正解操作を行う(つまり最低2回正解する)とAT1への移行が決定され、第四の選択操作演出期間において正解操作を行う(つまり4回正解する)とAT2への移行が決定されるように形成してあったが、各選択操作演出期間で正解操作が行われるごとに、ATの回数が増加する(あるいは上乗せされる)ような仕様としてもよい。また、4回ある選択操作演出期間に実行される選択操作演出をすべて同種のもの(クイズに答える形式)としてあったが、前半2回はクイズ形式、後半2回はバトルゲーム形式というように、異種演出を組み合わせてもよい。
また、選択操作演出期間でキャンセル操作が行われた場合、当該選択操作期間の終了を待たずに、ただちにフリーズ期間を終了させるようにしてもよい。
(操作無効処理の他の例)
ところで、上記した図6に示す例において、選択操作演出期間で正解操作が行われた場合には、設定時間の経過前であっても次の選択操作演出期間に移行するように形成してもよい。この場合には、全フリーズ期間中の選択操作演出期間の回数を変動可能にし、フリーズの最長継続時間T(例えば45秒)の間に何回正解操作が行われたか(選択操作演出期間を何回クリアしたか)によって、移行可能な有利遊技の有利度を変化させるようにすることができる。このように形成した場合には、正解回数が多いほど遊技者が受ける有利度が高くなるものとなる。
あるいは、図5に示す例において、全ての選択操作演出期間で正解操作が行われるまでの時間が短いほど(つまり1回の選択操作演出期間のクリアタイムが短いほど)、移行可能な有利遊技の有利度が高くなるように形成してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技の進行が一時停止状態(フリーズ)となった場合、特定の停止ボタンの操作を行うことによりフリーズが解除されるものであるところ、フリーズ解除条件となる停止ボタンを複数設け、フリーズ解除条件とならない停止ボタンを1つだけ設けることにより、その停止ボタンがフリーズ継続条件となる停止ボタンとなって、遊技者がいずれの停止ボタンを操作するかによってフリーズ期間を変動させることができる。また、いずれの停止ボタンを操作させるかに演出を絡ませてあるので、単に解除スイッチでフリーズを解除する場合とは異なり、遊技の興趣を深めることができるものである。さらに、停止ボタンの正解操作によってフリーズが継続した場合に、有利状態を付与するという、新たな遊技性を生み出すことができるものである。
また、選択操作演出期間を複数設けることにより、従来は副数ゲームを要していた連続演出を1ゲーム内で完結させることができ、遊技にメリハリをつけることができる。
なお、スロットマシン10は、図5、図6のフローで説明した例及び他の2つの例の操作無効処理のいずれか一つを実行可能であればよく、これらのうちのいずれか複数又は全てを実行可能であってもよい。
また、上記した実施の形態では、継続操作部(フリーズ継続条件となる停止ボタン)を1つだけ設定する場合について述べたが、本発明には、継続操作手段を複数設ける場合も含まれる。この場合には、例えばクイズの正解が複数存在するような演出設定にすればよい。あるいは、操作部決定手段124の決定する操作部が、全て解除操作部(フリーズ解除条件となる停止ボタン)である場合(正答なし)や、全て継続操作部である場合(全問正答)を設けてもよい。
また、本発明では、選択操作期間として、少なくとも1回の選択操作演出期間が設けられていればよく、告知期間においてキャンセル操作ができない(強制的に選択操作演出に突入する)ようになっていてもよい。そして、例えば継続操作手段を複数設け、1回の選択操作演出期間において、正解操作が行われた場合には何らかの有利遊技移行の権利が与えられ、全問正解ならば付与利益が最も大きい有利遊技に移行可能とし、途中で解除操作部を操作してしまった場合にはその時点でフリーズが終了するものの、正解数に応じた有利遊技移行の権利が付与されるような構成とすることができる。
さらに、本発明の遊技の一時停止状態には、回転リール40が回転しないフリーズ状態の他に、メダルが投入できない(メダルセレクター4がメダルキャンセル状態となる、ベットスイッチ16の操作が無効となる)フリーズ状態(結果として回転リール40が回転しないこととなるが)、ストップスイッチ50が効かない(停止ボタンを操作しても回転リール40が回転停止しない)フリーズ状態も含まれる。また、フリーズ解除の条件となる操作スイッチは、ストップスイッチ50に限られず、ベットスイッチ16や精算スイッチ17であってもよい。例えば、ストップスイッチ50が効かないフリーズ状態を設け、スタートスイッチ30又はベットスイッチ16のいずれかの操作がフリーズ解除の正解操作となるように設定したり、二番目以降に操作するストップスイッチ50が効かないフリーズ状態を設け、スタートスイッチ30又はベットスイッチ16又は停止操作済みのストップスイッチ50のいずれかの操作がフリーズ解除の正解操作となるように設定することも可能である。
そして、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
10 スロットマシン 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
65 ホッパーユニット 66 演出表示装置
70 当選抽選手段 80 リール制御手段
90 回転制御手段 91 停止制御手段
100 入賞判定手段 110 ホッパー制御手段
120 遊技停止制御手段 121 停止決定手段
122 操作無効手段 123 計時手段
124 操作部決定手段 125 解除判定手段

Claims (1)

  1. 複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段を備え、
    遊技者が操作する複数の操作部を備え、
    当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記操作部の操作に基づき遊技を制御する遊技制御装置を備え、
    前記複数の図柄表示手段を、当選に係る図柄が予め定められた配列となるように停止させることができた場合に所定の利益が付与され、
    遊技者に付与可能な利益量が増大する可能性のある有利遊技状態を備えている遊技機において、
    前記遊技制御装置は、
    所定期間、前記操作部を無効状態にして、遊技の進行を一時停止状態にすることができる操作無効手段と、
    遊技の進行が一時停止状態となっているフリーズ期間中に時計測を行う計時手段とを備え、
    前記計時手段が時計測中において、前記複数の操作部のうち所定の操作部が操作された場合には、前記フリーズ期間を更新可能であり、
    前記フリーズ期間が更新される回数が多いほど、前記有利遊技状態の有利度が高くなるように形成したことを特徴とする遊技機。
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