JP2014147370A - 根菜収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】泥土の付着を回避して根菜の下端のひげ根の切断を良好に行えるようにすることが可能な根菜収穫機を提供する。
【解決手段】圃場から吊り下げ姿勢で持ち上げ搬送される根菜aの下端のひげ根を機体横向きの軸芯周りで回転することにより切り落とす回転刃31と、回転刃31の移動経路の外周側に位置し、搬送される根菜aの下端部を回転刃31に案内するとともに根菜下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する案内部32とが備えられ、案内部32が、機体横向きの軸芯周りで回転する回転式ガイド部材33を備えて構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、人参等の根菜を収穫するための根菜収穫機に関し、さらに詳しくは、根菜の葉部を挟持して根菜を圃場から吊り下げ姿勢で持ち上げ搬送する搬送装置と、その搬送装置によって搬送される根菜の下端のひげ根を機体横向きの軸芯周りで回転することにより切り落とす回転刃とを備えた根菜収穫機に関する。
上記構成の根菜収穫機は、圃場から吊り下げ姿勢で搬送される根菜の細いひげ状の先端部分(以下、ひげ根と称する)を切断して除去するようにしたものであり、この種の根菜収穫機において従来では、搬送装置によって持ち上げ搬送される根菜の下端部を、ひげ根切断用の回転刃に案内するとともに、根菜下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する案内部を備えて、その案内部が次のように構成されたものがあった。
すなわち、湾曲形成された丸棒材からなる左右一対の湾曲ガイド杆を根菜の通過領域の左右両側に位置固定状態で配備するとともに、その湾曲ガイド杆の長手方向での複数箇所から横外側に直線状の丸棒材からなる複数の直線ガイド杆を間隔をあけて固定延出する状態で備える構成である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−92912号公報
上記従来構成では、複数の直線ガイド杆の間に間隔があいて開口が形成されるようになっており、この開口を通して泥土を落下させるように構成されているものの、左右一対の湾曲ガイド杆が位置固定状態で配備されるものであるから、例えば、左右一対の湾曲ガイド杆の間に形成される根菜通過用の狭い通過領域内に泥土が付着したような場合には、そのような泥土を取り除くことができないので、その泥土によって根菜の移送が妨げられて、根菜の下端のひげ根の切断を良好に行うことができないものとなっていた。
本発明の目的は、泥土の付着を回避して根菜の下端のひげ根の切断を良好に行えるようにすることが可能な根菜収穫機を提供する点にある。
本発明に係る根菜収穫機の特徴構成は、根菜の葉部を挟持して根菜を圃場から吊り下げ姿勢で持ち上げ搬送する搬送装置と、
前記搬送装置によって搬送される根菜の下端のひげ根を機体横向きの軸芯周りで回転することにより切り落とす回転刃と、
前記回転刃の移動経路の外周側に位置し、前記搬送装置によって搬送される根菜の下端部を前記回転刃に案内するとともに根菜下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する案内部とが備えられ、
前記案内部が、機体横向きの軸芯周りで回転する回転式ガイド部材を備えて構成されている点にある。
本発明によれば、収穫された根菜が、根菜の葉部が挟持される吊り下げ姿勢で、すなわち、葉部が上側に位置して先端部が下側に位置する縦向き姿勢で搬送装置により搬送される。その搬送される根菜の下端部が、案内部によって、回転刃移動経路への入り込み長さを規制する状態で回転刃に案内され、回転刃によって根菜の下端のひげ根が切り落とされる。つまり、案内部の案内作用により、根菜の下端のひげ根部分だけが回転刃移動経路に入り込み、根菜の下端のひげ根だけを適正に切り落とすことができるのである。
そして、搬送装置により搬送される根菜の下端部が案内部にて案内作用を受けるときに、根菜に付着している泥土が根菜から分離して案内部に降りかかることがあっても、案内部に備えられた回転式ガイド部材が機体横向きの軸芯周りで回転することにより、降りかかる泥土を外方に振り払うことが可能である。又、案内部に降りかかる泥土の量が多く、泥土により根菜通過用の狭い通過領域が塞がれることがあっても、回転式ガイド部材が回転することにより、その付着する泥土を短時間で分離させることが可能であり、根菜通過用の狭い通過領域が長い時間にわたり塞がれることを回避できる。
従って、泥土の付着を回避して根菜の下端のひげ根の切断を良好に行えるようにすることが可能な根菜収穫機を提供できるに至った。
本発明においては、前記回転式ガイド部材が前記回転刃の回転方向とは反対方向に回転すると好適である。
本構成によれば、回転式ガイド部材の回転に伴う根菜の送り作用方向とは反対方向に回転刃が回転するので、回転刃によりひげ根の切断を行う際に、根菜を回転刃に押しつけるように作用することになり、回転刃による切断作用が行い易いものとなる。
本発明においては、前記回転式ガイド部材と前記回転刃とが同一軸芯周りで回転すると好適である。
本構成によれば、回転式ガイド部材の回転軌跡と回転刃の回転軌跡とが同心円状に位置することになるので、回転式ガイド部材により、回転刃の回転を阻害しないようにしながら、根菜の下端部をできるだけ回転刃による切断作用位置に近づけた状態で根菜を案内することができる。
その結果、泥土が付着することを回避することができるものでありながら、根菜の下端部を回転刃に案内するとともに根菜下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する、という案内部の本来の機能を良好に発揮させ易いものになる。
本発明においては、前記回転式ガイド部材が、前記搬送装置による搬送と同じ方向に沿って前記搬送装置による搬送速度よりも高速の周速度で回転すると好適である。
本構成によれば、回転式ガイド部材が搬送装置による搬送と同じ方向に沿って、搬送装置による搬送速度よりも高速の周速度で回転するので、搬送装置により葉部が挟持されて吊り下げ姿勢で搬送される根菜の下端部を葉部よりも先行させる状態で円滑に案内することができる。
このように、根菜の下端部が葉部よりも先行する状態で案内されるので、根菜を回転刃に押し付ける作用を発揮させ易いものとなり、回転刃によるひげ根の切断がより一層行い易いものとなる。
本発明においては、前記案内部が、前記搬送装置によって搬送される根菜の通過箇所における左右両側に位置する一対のガイド部材を備えて構成され、
前記一対のガイド部材のうちの一方のガイド部材が前記回転式ガイド部材にて構成され、他方のガイド部材が固定式ガイド部材にて構成されていると好適である。
本構成によれば、根菜の通過箇所における左右両側のうちの一方に回転式ガイド部材が備えられ、他方に固定式ガイド部材が備えられ、これらの回転式ガイド部材と固定式ガイド部材とにより案内部が構成される。
つまり、左右両側のうちの一方に備えられた回転式ガイド部材が回転することにより、泥土が付着堆積することを回避することができる。一方、他方の固定式ガイド部材により、搬送装置により吊り下げ姿勢で搬送されてくる根菜の下端部を、しっかりと受け止めて回転刃に案内することが可能である。
従って、泥土が付着することを回避することができるものでありながら、吊り下げ姿勢で搬送されてくる根菜の下端部を回転刃による切断作用箇所に向けて良好に移動案内することが可能となった。
本発明においては、前記固定式ガイド部材が、前記回転式ガイド部材との協同により根菜の下端部を前記回転刃に案内する円弧状の案内作用部と、その円弧状の案内作用部から機体前方側に向けて直線状に延出された導入案内部とを備えて構成されていると好適である。
本構成によれば、固定式ガイド部材が導入案内部を備えるので、吊り下げ姿勢で搬送されてくる根菜の下端部を、導入案内部により受け止めて回転刃による切断作用位置に向けて適切に案内することができる。そして、回転刃による切断作用位置に近づいてくると、根菜の通過箇所における左右両側のうちの一方に、固定式ガイド部材における円弧状の案内作用部が位置し、他方に回転式ガイド部材が位置して、それらの協同により根菜の下端部をしっかりと受け止めて回転刃に案内することができる。
従って、搬送装置によって葉部を挟持して搬送される根菜の下端部を良好に切断作用位置に向けて案内することができるとともに、泥土が付着することを回避しながら、根菜の下端部をしっかりと受け止めて回転刃に案内することができる。
本発明においては、前記回転式ガイド部材が、略円形状に形成されるとともに、周方向に沿って複数の泥抜き用開口部が形成されていると好適である。
本構成によれば、回転式ガイド部材が略円形状であるから、機体横向きの軸芯周りで回転するときに、根菜の下端部に対する案内作用位置がほぼ変化することがないので、根菜を滑らかに案内することができる。又、回転式ガイド部材に周方向に沿って複数の泥抜き用開口部が形成されるから、根菜から泥土が降りかかっても、泥土を泥抜き用開口部を通して外方に排出させ易いものとなる。
本発明においては、前記回転式ガイド部材が、
略円環状に湾曲形成された円環状ガイド杆と、この円環状ガイド杆における根菜の通過箇所とは反対側において、周方向に適宜間隔をあけて外方に片持ち状に延設された直線状のガイド杆とを備えて構成され、
前記直線状のガイド杆同志の間にて前記泥抜き用開口部が形成されていると好適である。
本構成によれば、円環状ガイド杆は、回転作動しても根菜の下端部に対する案内作用位置がほぼ変化することがないので、根菜の下端部を回転刃に良好に案内するとともに根菜の下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する機能を良好に発揮させることができる。
又、複数の直線状のガイド杆が円環状ガイド杆における根菜の通過箇所とは反対側において外方に片持ち状に延設されているので、根菜に付着している泥土をこの直線状のガイド杆によって跳ね飛ばして径方向外方に排出することができる。又、直線状のガイド杆同志の間には泥抜き用開口部が形成されているので、回転式ガイド部材に降りかかる泥土が付着しようとしても、泥抜き用開口部を通してその降りかかる泥土を外方に排出させることができる。
根菜収穫機の左側面図である。 根菜収穫機の平面図である。 ひげ根切断装置の左側面図である。 ひげ根切断装置の縦断正面図である。 回転式ガイド部材の左側面図である。 固定式ガイド部材の右側面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る根菜収穫機の実施形態について説明する。
図1及び図2に、収穫作物として根菜の一例としての人参を収穫するための根菜収穫機の一例としての人参収穫機が示されている。
この人参収穫機は、左右一対のクローラ走行装置1にて支持されている機体フレーム3を備えるとともに搭載されたエンジンEの動力により自走するように走行機体が構成され、この走行機体に、運転座席2aを備えた搭乗運転部2、機体走行に伴って圃場から人参aを引き抜いて機体後方に搬送する収穫部10、収穫部10にて後方に搬送される作物の葉部を切断して作物と分離して排出する葉部分離部20、葉部が切断された作物を受け止めて後方に搬送するベルトコンベア40、ベルトコンベア40から送り出される人参を機体横向きに搬送するローラコンベア48、このローラコンベア48からの人参aをコンテナ54によって回収する回収部50等を備えて構成されている。又、回収部50の横側方及び後方に、水平向きの使用姿勢と機体上下向きの格納姿勢とに姿勢切り換え自在な補助荷台51,52,55が備えられている。
収穫部10は、機体走行に伴って列状に植え付けられている作物列の左右両側にて人参aの葉部を引き起こす左右一対の引起し装置11と、人参aの横側の土中に入り込ませて振動付与によって土をほぐす土ほぐし刃15と、人参aの葉部bを挟持して圃場から吊り下げた姿勢で持ち上げ搬送する搬送装置14と、搬送装置14の搬送始端部の下方に位置して人参aの下端のひげ根を切断するひげ根切断装置30とを備えて構成されている。
左右一対の引起し装置11は、圃場に植生している人参aの葉部bを掬いアーム11cによって掬い上げ、この掬いアーム11cからの葉部bを、引起しケース11aから前方に先端側が突出した状態でこの引起しケース11aの前面側を上昇移動する引起し爪11bによって梳き上げることにより、収穫対象の人参の葉部を非収穫対象の人参の葉部と分離させるとともに引起こし処理する。
左右の土ほぐし刃15は、収穫対象の人参aの横側で土壌内を突き進み、搬送装置14が人参aを圃場から抜き上げる際に人参aが土壌から抜け出やすいように土壌をほぐしていく。
搬送装置14は、搬送始端部が引起し装置11の後側近くに位置し、搬送終端側ほど機体後方側で高レベルに位置する後上り傾斜の姿勢の左右一対の無端回動ベルトからなる搬送ベルト14aを駆動回動自在に備えており、この一対の搬送ベルト14aにより収穫対象人参の葉部bを挟持して機体後方向きで上向きに搬送していくように構成されている。つまり、搬送装置14は、一対の搬送ベルト14aにより、収穫対象の人参aを圃場から抜き上げるとともに、そのまま引き続いて葉部を挟持して吊り下げ姿勢で持ち上げ搬送する。
ひげ根切断装置30は、搬送装置14の搬送始端側の下方に機体横向きの軸芯P2周りで駆動回動自在に位置する一対の回転刃31を備えており、搬送装置14が搬送していく吊り下げ姿勢の人参aの下端部に付いているひげ根を回転刃31によって切断し、その切断したひげ根を圃場に落下させる。このひげ根切断装置30の構成については、後で詳述する。
葉部分離部20は、搬送装置14と一体的に連結される構成となっており、搬送装置14の一対の搬送ベルト14aの搬送途中部にて人参aの頭部先端位置を位置決めするための位置決め部22、葉部bを挟持して搬送する左右一対の無端回動ベルトからなる切断搬送ベルト27、この左右一対の切断搬送ベルト27の中間部の下方近くに位置する左右一対の回転刃23、左右一対の切断搬送ベルト27の上方に位置する無端回動チェーンからなる葉部搬送チェーン24を備えて構成されている。
つまり、葉部分離部20は、搬送装置14により持ち上げ搬送されてくる人参aを、切断搬送ベルト27と葉部搬送チェーン24によって後方に搬送しながら葉部bを切断して分離するのであり、葉部分離部20にて葉部が切断された人参aは下方のベルトコンベア40上に落下させ、切断した葉を葉部搬送チェーン24によってさらに後方に搬送したのち、放出シュート25によって機体後方の圃場に落下させる。
収穫部10及び葉部分離部20は、それらが一体的に、機体前後方向に延びる角パイプ材からなる左右一対の支持フレーム13aを介して、機体フレーム3に対して横軸芯P1周りで揺動自在に支持され、支持フレーム13aの前後途中部と機体フレーム3とにわたって枢支連結された油圧シリンダ5により昇降操作自在に構成されている。尚、支持フレーム13aと葉部分離部20における伝動ケース20Aとが中継フレーム13cにて連結されており、収穫部10及び葉部分離部20に対する支持強度を確保するようにしている。
次に、ひげ根切断装置30の構成について説明する。
ひげ根切断装置30は、搬送装置14によって搬送される人参aの下端のひげ根を機体横向きの軸芯P2周りで回転することにより切り落とす回転刃31と、回転刃31の移動経路の外周側に位置し、搬送装置14によって搬送される人参aの下端部を回転刃31に案内するとともに人参下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する案内部32とを備えて構成されている。
又、案内部32が、搬送装置14によって搬送される人参aの通過箇所における左右両側に位置する一対のガイド部材32R,32Lを備えて構成され、一対のガイド部材32R,32Lのうちの左側に位置する一方のガイド部材32Lが回転式ガイド部材33にて構成され、右側に位置する他方のガイド部材32Rが固定式ガイド部材34にて構成されている。
以下、ひげ根切断装置30の具体的な構成について説明する。
図3〜図6に示すように、ひげ根切断装置30は、搬送装置14の搬送始端側の下方に位置する箇所において、左右一対の支持フレーム13aにより支持される構成となっており、連結部35により一体的に連結される一対の回転刃31、その回転刃31を機体横向き軸芯P2周りで駆動回転する回転刃駆動用の電動モータ36、案内部32を構成する回転式ガイド部材33及び固定式ガイド部材34、回転式ガイド部材33を機体横向き軸芯P2周りで駆動回転するガイド駆動用の電動モータ37等を備えて構成されている。
図4及び図6に示すように、右側の支持フレーム13aの側面に連結固定されたブラケット38に回転刃駆動用の電動モータ36の本体が取り付け支持されており、この回転刃駆動用の電動モータ36の出力軸36aに一対の回転刃31を連結する連結部35が一体回転すべく連結固定されている。又、ブラケット38から左側方に向けて延設された前後一対の延設部38a,38bの先端に固定式ガイド部材34が一体的に溶接にて連結固定されている。符号46は、泥土が電動モータ36に降りかかることを回避する泥除け防止板である。
回転刃駆動用の電動モータ36は、人参aのひげ根を切断することができるように高速で一対の回転刃31を駆動するように構成され、且つ、搬送装置14による人参aの搬送方向とは反対方向に向けて回転するように回転方向が設定されている。
図3、図4及び図6に示すように、固定式ガイド部材34は、吊り下げ姿勢で搬送されてくる人参aの下端部を受け止めて回転刃31による切断作用位置に向けて案内するとともに、回転刃31による切断作用位置に近づいてくると、人参aの下端部を回転刃31に案内する案内ガイド杆39と、その案内ガイド杆39における人参aの通過箇所とは反対側において外方に片持ち状に延設された複数の直線状のガイド杆41とを備えて構成されている。
案内ガイド杆39は、丸棒材にて構成されており、円弧状に湾曲形成して構成された円弧状の案内作用部39Aと、その円弧状の案内作用部39Aから機体前方下方側に向けて直線状に延出された導入案内部39Bとを備えて構成されている。円弧状の案内作用部39Aは、回転刃31の移動軌跡の径方向外方側に位置して、移動軌跡に沿う同心円状に設けられる構成となっている。
そして、図6に示すように、この案内ガイド杆39の後端側箇所と前部側箇所とが夫々、ブラケット38から延設された前後一対の延設部38a,38bにて固定支持されている。
複数の直線状のガイド杆41は、案内ガイド杆39と同様に丸棒材にて構成されており、案内ガイド杆39における人参aの通過箇所とは反対側(機体進行方向視で右側)において、案内ガイド杆39の長尺方向に沿って適宜間隔をあけて右側外方に向けて片持ち状に固定延設されている。このように丸棒材からなる複数の直線状のガイド杆41を間隔をあけて設けることにより、直線状のガイド杆41同志の間に泥抜き用開口部Kが形成される。つまり、人参aに付着している泥土が降りかかることがあっても、この泥抜き用開口部Kを通して排出させることができるようになっている。
尚、図4は機体正面視であるから左右の方向が機体進行方向視の場合とは反対となっている。
図4に示すように、左側の支持フレーム13aの側面に連結固定されたブラケット42に、ガイド駆動用の電動モータ37の本体が取り付け支持されており、このガイド駆動用の電動モータ37の出力軸37aに、連結部材43を介して回転式ガイド部材33が一体回転すべく連結固定されている。
ブラケット42は、L字形に折り曲げた板体を接続することにより、支持フレーム13aの側面に連結固定される上部側縦面部42a、その下部に連なる平面部42b、その平面部42bに連なる下部側縦面部42cを備える構成となっており、平面部42bと下部側縦面部42cとにより、ガイド駆動用の電動モータ37を覆う形状となっている。このように構成することで、ガイド駆動用の電動モータ37に泥土が降りかかるのを防止することができるようになっている。
連結部材43は、機体側面視で出力軸37aに対する取付部43Aから周方向に等間隔をあけて径方向外方に延びる状態で3つのアーム部43Bを延設する構成となっており、3つのアーム部43Bの先端部を回転式ガイド部材33に連結して、連結部材43と回転式ガイド部材33とが一体的にガイド駆動用の電動モータ37により回転駆動されるように構成されている。
ガイド駆動用の電動モータ37は、減速機構を備えており、搬送装置14による人参aの搬送と同じ方向に沿って搬送装置14による搬送速度よりも高速の周速度で回転するように、回転式ガイド部材33を回転駆動するように構成されている。ガイド駆動用の電動モータ37による周速度は、人参aの下端部を葉部よりも先行する状態で良好に回転刃31に案内することができるように、搬送装置14による搬送速度よりも少しだけ高速に設定されている。
又、回転刃駆動用の電動モータ36とガイド駆動用の電動モータ37との夫々の出力軸36a,37aの回転軸芯は同一軸芯上に位置するように、各電動モータ36,37が配設されている。
図4及び図5に示すように、回転式ガイド部材33は、略円環状に湾曲形成された円環状ガイド杆44と、この円環状ガイド杆44における人参aの通過箇所とは反対側において、周方向に適宜間隔をあけて外方に片持ち状に延設された直線状のガイド杆45とを備えて構成されている。
すなわち、円環状ガイド杆44は、丸棒材を円環状に湾曲形成して構成されており、回転刃31の回転軌跡の径方向外方側にて回転軌跡に沿う同心円状に位置する状態で備えられている。又、複数の直線状のガイド杆45も円環状ガイド杆44と同様に丸棒材にて構成されており、円環状ガイド杆44における人参aの通過箇所とは反対側(機体進行方向視で左側)において、円環状ガイド杆44の周方向に沿って適宜間隔をあけて左側外方に向けて片持ち状に固定延設されている。
このように丸棒材からなる複数の直線状のガイド杆45を間隔をあけて設けることにより、固定式ガイド部材34の場合と同様に、直線状のガイド杆45同志の間に泥抜き用開口部Kが形成されており、人参aに付着している泥土が降りかかることがあっても、この泥抜き用開口部Kを通して排出させることができるようになっている。
そして、回転式ガイド部材33における円環状ガイド杆44と、固定式ガイド部材34における案内ガイド杆39とが、機体横幅方向に設定間隔dをあけて並ぶ状態で配備されており、それらの間にて形成された隙間を通して人参aの下端部を回転刃に案内する。従って、この隙間が人参aの通過箇所に対応する。
〔別実施形態〕
(1)回転式ガイド部材33と回転刃31とが異なる軸芯周りで回転する構成としてもよい。
(2)回転式ガイド部材33が、搬送装置14による搬送速と同じ周速度あるいはそれよりも遅い周速度で回転する構成としてもよい。
(3)固定式ガイド部材34が、円弧状の案内作用部39Aのみで構成され、導入案内部39Bを備えない構成としてもよい。
(4)搬送装置14によって搬送される人参の通過箇所における左右両側の夫々に回転式ガイド部材33を備える構成としてもよい。
(5)収穫対象作物として、人参に限らず、大根、玉ねぎ、芋類など各種の根菜を収穫対象とする根菜収穫機であってもよい。
本発明は、人参等の根菜を収穫するための根菜収穫機に適用できる。
14 搬送装置
31 回転刃
32 案内部
32R,32L ガイド部材
33 回転式ガイド部材
34 固定式ガイド部材
39A 案内作用部
39B 導入案内部
44 円環状ガイド杆
45 直線状のガイド杆
K 泥抜き用開口部

Claims (8)

  1. 根菜の葉部を挟持して根菜を圃場から吊り下げ姿勢で持ち上げ搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される根菜の下端のひげ根を機体横向きの軸芯周りで回転することにより切り落とす回転刃と、
    前記回転刃の移動経路の外周側に位置し、前記搬送装置によって搬送される根菜の下端部を前記回転刃に案内するとともに根菜下端部の回転刃移動経路への入り込み長さを規制する案内部とが備えられ、
    前記案内部が、機体横向きの軸芯周りで回転する回転式ガイド部材を備えて構成されている根菜収穫機。
  2. 前記回転式ガイド部材が前記回転刃の回転方向とは反対方向に回転する請求項1記載の根菜収穫機。
  3. 前記回転式ガイド部材と前記回転刃とが同一軸芯周りで回転する請求項1又は2記載の根菜収穫機。
  4. 前記回転式ガイド部材が、前記搬送装置による搬送と同じ方向に沿って前記搬送装置による搬送速度よりも高速の周速度で回転する請求項1〜3のいずれか1項に記載の根菜収穫機。
  5. 前記案内部が、前記搬送装置によって搬送される根菜の通過箇所における左右両側に位置する一対のガイド部材を備えて構成され、
    前記一対のガイド部材のうちの一方のガイド部材が前記回転式ガイド部材にて構成され、他方のガイド部材が固定式ガイド部材にて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の根菜収穫機。
  6. 前記固定式ガイド部材が、前記回転式ガイド部材との協同により根菜の下端部を前記回転刃に案内する円弧状の案内作用部と、その円弧状の案内作用部から機体前方側に向けて直線状に延出された導入案内部とを備えて構成されている請求項5記載の根菜収穫機。
  7. 前記回転式ガイド部材が、略円形状に形成されるとともに、周方向に沿って複数の泥抜き用開口部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の根菜収穫機。
  8. 前記回転式ガイド部材が、
    略円環状に湾曲形成された円環状ガイド杆と、この円環状ガイド杆における根菜の通過箇所とは反対側において、周方向に適宜間隔をあけて外方に片持ち状に延設された直線状のガイド杆とを備えて構成され、
    前記直線状のガイド杆同志の間にて前記泥抜き用開口部が形成されている請求項7記載の根菜収穫機。
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