JP2014146859A - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷実行されたジョブのジョブデーターを保存しておき、前記ジョブデーターに基づいて再印刷する機能を有する画像形成装置であって、ジョブデーターに基づいて用紙に印刷を行う画像形成部と、画像形成部で印刷された用紙上の画像を読取る画像読取部と、ジョブデーターが保存される記憶部と、ジョブの印刷実行の際に画像読取部で読み取られた画像を基準画像として、基準画像のデーターをジョブデーターと関連付けて記憶部に保存する制御部を備え、制御部は、再印刷の実行に際し画像読取部で読み取られた印刷画像と基準画像とを比較し、比較結果に応じて印刷における画質調整に関する動作を行うことで、画質調整を容易に行うことができ、画質補正時の資材を節約できる。
【選択図】図5
Description
さらに、PP(プロダクションプリント)分野では、本プリント前の画像状態を確認し、OKであれば本出力へ移行するというフローがある。従来、このような観点から、通常のプリントを行う前やプリント中に、ユーザーによる確認のためのプリントを可能にした画像形成装置が提案されている。この確認のための出力機能をサンプル出力などと称している。サンプル出力を確認したユーザーは画質補正が必要であると判断すれば、トーンカーブ調整など、適宜の画質調整によって画質が安定した出力物を得ることができる。
また、連続画像形成を行う前処理で、画像形成装置を調整して得られたユーザーが求めた画質となっているサンプル画像を検知して基準画像データーを取得し、連続画像形成時に転写紙に形成された出力画像を検知して検査用画像データーを取得し、基準画像データーと検査用画像データーとを比較して、出力画像の画質判定を行うことで画質判定の開始をすばやく、かつ、使用者の要求に沿った画質判定を可能にした画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
また、画質補正は、毎回行えば画質は安定するが、画質補正によって資材が消耗、劣化するうえ、計測と補正に時間がかかる。特許文献1に示された画像形成装置では、初回時の階調補正情報、環境情報を関連付けて保存しておくものであり、実際の紙面への出力情報ではない。そのため、再印刷時の出力画像と初回時の出力画像の実印刷物との画質比較を行えるものではない。また、階調シートの印刷には資材の使用による消耗、劣化が起こる。
特許文献2の画像形成装置では、1つのジョブの中での異常画像を検知することを目的としており、再印刷における画質維持を図ることはできない。
前記ジョブデーターに基づいて用紙に印刷を行う画像形成部と、
前記画像形成部で印刷された用紙上の画像を読取る画像読取部と、
前記ジョブデーターが保存される記憶部と、
前記ジョブの印刷実行の際に前記画像読取部で読み取られた画像を基準画像として、前記基準画像のデーターを前記ジョブデーターと関連付けて前記記憶部に保存する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記再印刷の実行に際し前記画像読取部で読み取られた印刷画像と、前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行うことを特徴とする。
前記制御部は、前記比較結果に応じて前記比較の結果を前記操作表示部に表示することを特徴とする。
ジョブデーターに基づいて用紙に印刷を行う画像形成部と、
前記画像形成部で印刷された用紙上の画像を読取る画像読取部と、
前記ジョブデーターが保存される記憶部と、
前記再印刷の実行に際し前記画像読取部で読み取られた印刷画像と、前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
前記ジョブの印刷実行の際に用紙上の画像を基準画像として読み込み、前記ジョブデーターと関連付けて前記基準画像のデーターを保存し、前記ジョブデーターに基づいて再印刷を実行する際に読み込まれた印刷画像と前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行うことを特徴とする。
画像形成システム1は、図1に示すように画像形成を行う画像形成装置本体10と、中継装置本体20と、後処理装置本体30とが連なって接続されている。画像形成装置本体10は、本発明の画像形成装置に相当する。
なお、本発明としては画像形成システムの接続構成がこれに限定されるものではなく、画像形成装置本体のみで装置が構成されているものであってもよい。
また、画像形成装置本体10または中継装置本体20の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作部140のLCD141が設置されている。LCD141はタッチパネルで構成されており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD141は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置本体10内には、いずれかの給紙トレイ12から給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、画像形成装置本体10内の搬送路途中に、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、感光体11a、感光体11aの周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有しており、さらに感光体11aの下流側の搬送経路13には定着器15が配置されている。
画像形成装置本体10は、制御ブロック部100とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有し、さらに、LAN3を通して端末PCなどの外部機器2から入力される画像データーを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データーを、LAN3を通して外部機器2に転送可能にする画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。スキャナー部130は、原稿読取部に相当する。
上記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で取得される画像データーやHDD123に格納された画像データーは、プリント動作に伴ってDRAM制御IC115へと送信される。
また、制御CPU110には、フラッシュメモリーなどにより構成される不揮発メモリー113が接続されている。不揮発メモリー113には、画像形成装置本体10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データー、出力画像を読み取る指定、サンプル排紙に関する設定などが読み出し可能に格納されている。
制御CPU110は、不揮発メモリー113に格納されたプログラムにより動作し、上記機械設定情報や印刷設定情報、CMYKトーンカーブ設定を含む画像出力設定などの出力設定、各タスク要求などに従って画像形成システム1の各部を動作制御する。
制御CPU110は、不揮発メモリー113などとともに本発明の制御部を構成する。
制御CPU110は、ジョブの出力設定や操作指示、サンプル排紙間隔や画像読み取りの設定などを操作部140を通して行うことができる。
読み取り処理部116は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データーを生成して、圧縮/伸長IC124に出力する。
スキャナー部130では、画像形成装置本体10の上部プラテンガラスに置かれた原稿や、自動原稿給送装置(ADF)14で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作部140では、制御CPU110の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置本体10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力や、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示、さらにインラインセンサー25で読み取った出力画像のイメージ表示、イメージ表示に関する操作指示や設定入力、基準画像との比較結果の表示などが可能になっている。なお、本発明の操作表示部は、操作部と表示部とが別体で構成されたものであってもよい。
書込み処理部125は、プリンター部150のLD152などを備える画像形成部11に接続され、画像データーに基づいてLD152の動作に用いられる書き込みデーターを生成する。
また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部151を備えており、プリンター制御部151は前記した制御CPU110にシリアル通信可能に接続されている。プリンター制御部151は制御CPU110の制御指令に従って動作して、プリンター部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。
先ず、画像形成装置本体10において画像データーを蓄積する手順について説明する。 画像形成装置本体10において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データーを生成する場合について説明する。スキャナー部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU110から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、自動原稿給送装置(ADF)14によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
該画像データーは、LAN3、LANインターフェース165を介して画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で受信され、コントローラ制御部163で展開されたプリントデーターがDRAM制御IC161によって画像メモリー162に一旦格納される。画像メモリー162に格納されたデーターは、PCIバス114を介してDRAM制御IC115に転送され、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデーターは、DRAM制御IC115を介して圧縮/伸長IC124に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリー121に格納される。HDD123に格納する場合は、圧縮メモリー121に一旦格納したデーターをDRAM制御IC115を介してHDD123に送る。
なお、この実施形態では、モノクロの画像形成を前提にして説明したが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体等を備える画像形成装置本体としたものであってもよい。
なお、制御CPU110では、画像形成に際し、上記したように画質調整を行うことができ、必要に応じて自動で、または操作部140を通した操作者の操作によって階調などの補正を行うことができる。カラーの画像形成装置では、CMYKトーンカーブ設定によって画質調整を行うように制御CPU110で制御することができる。RGB値のトーンカーブの調整がなされると、変更されたRGB値をCMYKトーンカーブ設定に反映するように構成してもよい。
この画像形成装置本体には、さらに後段に他の装置本体が接続されるものであってもよく、また、この画像形成装置本体のみで画像形成装置が構成されるものであってもよい。 この形態では、用紙の表裏に画像を形成する場合も、表裏の出力画像を読み取りの目的のみで用紙を反転させることは必要なく、用紙の表裏の出力画像をインラインセンサーで読み取り可能にすることができる。
先ず、本体タスクにおいて初回印刷の手順では、適宜時機に画質補正が行われる(ステップs1)。画質補正は、自動的に行うことができ、また、操作部140を通して操作者が行うこともできる。その後、ジョブAに関する出力がなされるが、ジョブAの直前に上記補正がなされているとは限らない。すなわち場合によっては他のジョブなどが実行される(ステップs2)。このような他のジョブが実行されると、資材が使用され、資材の消耗、劣化などが生じる。ジョブAの印刷実行に先立って、ジョブAの適宜ページのサンプル出力(プリント)が実行される(ステップs3)。サンプル出力は、操作部140を通して操作者が実行指示するものであってもよく、また予め設定されたタイミングで実行されるものであってもよい。
画質OKと判断されると(ステップs4、OK)、ジョブAを1部目から設定部数であるN部目まで出力する(ステップs6〜s7)。なお、フローチャートには示していないが、ジョブAに関するジョブデーターが画像メモリー(DRAM)120やHDD123に読み出し可能に保存される。
なお、品質判断は、画像読取部などを用いて自動的に判定するものであってもよく、また、操作者が目視によって判断し、OKかNGかの指示をするものであってもよい。画質NGの場合(ステップs13、NG)、画質補正を行い(ステップs14)、再度サンプル出力を行い画質OKとなるまでサンプル出力(ステップs12)、画質判断(ステップs13)、画質補正(ステップs14)を繰り返す。この画質補正によって資材が使用され、消耗、劣化が生じる。
画質OKと判断されると(ステップs13、OK)、保存されているジョブデーターに基づいてジョブAを1部目から設定部数であるM部目まで再印刷する(ステップs15〜s16)。
上記手順では、画質補正を行った直後に初回のジョブAが実行されたとは限らず、ジョブAの実行時には資材使用による消耗、劣化で画質が変わっているおそれがある。そのため、ジョブAを再印刷しても初回時と同様の出力物が得られるとは限らない。
先ず、本体タスクにおいて初回印刷の手順では、ジョブAの直前に画質補正が行われる(ステップs20)。画質補正は、自動的に行うことができ、また、操作部140を通して操作者が行うこともできる。その後、ジョブAを1部目から設定部数であるN部目まで出力する(ステップs21〜s22)。
上記手順では、画質補正をジョブAの直前に行うため出力物の画質は安定する。しかし、画質補正には資材が必要となり、また、補正時間がその都度必要になる。
また、制御CPU110は、再印刷に際し、上記ジョブデーターに加えて基準画像データーを読み出して、再印刷時の画質判断に用いることができる。
以下、本実施形態における手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。
その後、ジョブAに関するジョブデーターと基準画像のデーターとを関連付けて画像メモリー(DRAM)120やHDD123に保存する(ステップs36)。なお、ジョブデーターは複数を保存することができ、この場合にもジョブデーターにそれぞれの基準画像のデーターが関連付けられており、これらをセットにして読み出し、使用することができる。
なお、基準画像の取得では、上記ではサンプル出力の印刷画像を読み取ったが、任意の画像を選択することができ、サンプル出力以外の印刷画像、例えば、通常出力の原稿画像やテストチャート画像などから基準画像を取得することもできる。
上記手順では、画質の調整をサンプルプリントの出力物で行えるため画質補正のように資材を使用せず、時間を短縮できる。また、初回のJOB実行時により近い状態への調整が可能となる。再印刷時の品質判断は、部数ごとに毎回行うかどうか選択でき、必要がなければ行わない。
画質比較調整画面1400では、基準画像イメージ1401が表示され、印刷画像との比較結果の簡略イメージ1402が表示される。比較結果の簡略イメージ1402には、基準画像とインラインセンサーで取得された印刷画像とのRGB値の差が所定値以上である差異部分1403を画像点滅などによって強調表示する。これによりユーザーは、両画像の画質差が大きい部分を容易に確認することができる。また、差異部分の基準画像と、調整後の印刷画像のCMYK値がCMYK値表示欄に表示されている。
画質比較調整画面1400に表示されているOK釦1405を押釦することでトーンカーブ補正が確定し、画像出力設定におけるCMYKトーンカーブ設定に反映される。また、キャンセル釦1406の押釦により設定内容がキャンセルされ、現調整操作前の設定に戻ることができる。
図7は、チケット編集画面1430にポップアップ表示された基準画像選択画面1440を示すものである。
基準画像選択画面1440には、サンプル出力の対象を設定する1部出力釦1441、シート出力釦1442がそれぞれ押釦可能に表示されている。1部出力釦1441の押釦では、1部サンプル出力が実行され、シート出力釦1442の押釦では、プレビュー中のシートをサンプル出力することができる。
さらに基準画像選択画面1440には、基準画像保存釦1443が押釦可能に設けられている。基準画像保存釦1443が押釦されると、サンプル出力されてインラインセンサーで読み取られた画像がジョブに関連付けられて画像メモリー(DRAM)120やHDD123などの記憶部に保存される。また、基準画像選択画面1440には、チャート画像保存釦1444が押釦可能に設けられている。
基準画像選択画面1440に押釦可能に設けられたOK釦1445を押釦することで、基準画像に関する設定が確定し、同じく基準画像選択画面1440に押釦可能に設けられたキャンセル釦1446を押釦することで、基準画像に関する設定がキャンセルされる。
画像形成装置本体10a、10bには、それぞれ中継装置本体20a、20bが接続されており、中継装置本体20a、20bに、それぞれ画像形成装置本体10a、10bで印刷された用紙上の印刷画像を読み取るインラインセンサー25a、25bを備えている。
画像形成装置本体10aでジョブAを実行して、インラインセンサー25aで読み取った基準画像のデーターをジョブデーターと関連付けて、これらをセットにして、ネットワーク、記録媒体などを通じて画像形成装置本体10bに転送する。
チケット編集画面1430では、用紙プロファイルなどの用紙設定欄1431やレイアウトの変更を伴う応用設定釦1432などが操作可能に設けられている。これらの設定がなされると、ジョブデーター初回実行時に取得された基準画像との比較ができなくなる。このため、チケット編集がジョブデーターにおいて実施された場合は、基準画像のデーターが付属されている場合は基準画像のデーターを消去する。なお、チケット編集のうちで、上記画像に影響がある設定事項に限定して基準画像のデーター消去を行うようにしてもよい。
先ず、ジョブAの1部目が出力され(ステップs50)、インラインセンサーで1部目の出力画像が読み取られ基準画像とされる(ステップs51)。次いで、2部目以降で設定された部数N部目まで出力され(ステップs52)、その後、ジョブAに関するジョブデーターと基準画像のデーターとを関連付けて画像メモリー(DRAM)120やHDD123に保存する(ステップs53)。
上記手順では、ジョブデーターの初回印刷時において、サンプル出力を実行しない場合でも基準画像を作成するため、1部目印刷物をインラインセンサーで取得した画像を基準画像として保存する。そして、再印刷時に比較画像として使用することができる。
電源ON後、初期画面が表示され(ステップs70)、モード入力に従って処理が行われる(ステップs71)。
モード入力で、通常印刷、再印刷、その他のいずれかが選択される。
電源OFFである場合(ステップs79、YES)、処理を終了し、電源OFFでない場合(ステップs79、NO)、ステップs70に戻って初期画面を表示し、モード入力を待つ。
先ず、チケット編集画面を表示し(ステップs90)、画質調整の設定がなされているかを判定する(ステップs91)。画質調整の設定がなされていれば(ステップs91、YES)、画質調整を行い(ステップs92)、その後、基準画像のデーターを削除し(ステップs93)、処理を終了する。画質調整で全てのページの画質に影響する調整を行った場合にはすべての基準画像を削除し、指定したページの画質のみを調整した場合にはそのページの基準画像のみ削除する。
画質調整の設定がなされていなければ(ステップs91、NO)、画像ページ編集が選択されているかを判定し(ステップs94)、画像ページ編集が選択されていなければ(ステップs94、NO)、ジョブチケット編集の手順を終了する。画像ページ編集が選択されていれば(ステップs94、YES)、ページ編集を行い(ステップs95)、基準画像の並び替えを行って(ステップs96)、処理を終了する。
ページ編集で、挿入なしでページ並び変えがされていると(ステップs100)、基準画像の並び変えを行い(ステップs101)、白紙挿入が行われていると(ステップs102)、基準画像ページは挿入ページを飛ばして設定する(ステップs103)。他ジョブが挿入されると(ステップs104)、他ジョブの基本画像の有無を判定する(ステップs105)。他ジョブの基本画像がなければ(ステップs105、NO)、ステップs103に移行し、他ジョブの基本画像があれば(ステップs105、YES)、基準画像に他ジョブ基本画像を挿入し(ステップs106)、処理を終了する。
先ず、メニュー表示がされ(ステップs110)、OK釦の押釦を待機する(ステップs111)。OK釦が押釦されると(ステップs111、YES)、1部またはプレビューページまたは画像テストチャートを印刷し(ステップs112)、印刷画像をインラインセンサーでスキャンしつつ読み取りRAMなどに一時記憶する(ステップs113)。次いで、保存ジョブのサンプル印刷であるかを判定し(ステップs114)、保存ジョブのサンプル印刷でなければ(初回印刷)、1部またはプレビューページまたは画像テストチャートの印刷に応じて、1部印刷では全ページ、ページに対応付けて基準画像として保存し、プレビューページの印刷では、そのページに対応付けて基準画像として保存し、チャートの印刷では、ジョブに対応つけて基準画像として保存し(ステップs115)、処理を終了する。
10 画像形成装置本体
10a 画像形成装置本体
10b 画像形成装置本体
11 画像形成部
20 中継装置本体
25 インラインセンサー
30 後処理装置本体
110 制御CPU
113 不揮発メモリー
130 スキャナー部
140 操作部
150 プリンター部
1400 画質比較調整画面
1430 チケット編集画面
1440 基準画像選択画面
Claims (17)
- 印刷実行されたジョブのジョブデーターを保存しておき、前記ジョブデーターに基づいて再印刷する機能を有する画像形成装置であって、
前記ジョブデーターに基づいて用紙に印刷を行う画像形成部と、
前記画像形成部で印刷された用紙上の画像を読取る画像読取部と、
前記ジョブデーターが保存される記憶部と、
前記ジョブの印刷実行の際に前記画像読取部で読み取られた画像を基準画像として、前記基準画像のデーターを前記ジョブデーターと関連付けて前記記憶部に保存する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記再印刷の実行に際し前記画像読取部で読み取られた印刷画像と、前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶部は、前記ジョブデーターを複数保存でき、前記制御部は複数の前記ジョブデーターのうちの1つを選択して再印刷可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記基準画像データーを前記ジョブデーターの保存時に前記記憶部に保存することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、サンプル出力機能を有し、前記再印刷の実行に際し、前記サンプル出力機能により印刷されて前記画像読取部で読み取られた印刷画像と前記基準画像とを比較することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記基準画像は、用紙に印刷された原稿画像またはテストチャート画像であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記ジョブが複数部数を出力するものであり、前記制御部は、前記ジョブの初回印刷時に、初回印刷の一部目を基準画像とし、再印刷では初回印刷における前記基準画像を使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 表示および操作の受付けが可能な操作表示部を有し、
前記制御部は、前記比較結果に応じて前記比較の結果を前記操作表示部に表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、画質調整に関する動作として、自動での画質調整または操作者による画質調整の操作入力を受付可能にすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記基準画像と前記画像読取部で読み取られた印刷画像とが所定以上差異を有すると判定する場合、前記画質調整に関する動作を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記基準画像と前記画像読取部で読み取られた印刷画像とが所定以上は差異を有しないと判定する場合、前記画質調整に関する動作を行わないことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記画質調整において出力画像のRGB値のトーンカーブの変更があると、変更されたRGB値をCMYKトーンカーブ設定に反映することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ジョブデーターに関し、チケット編集で画像に影響するパラメーターが変更された場合、前記ジョブデーターに関連付けられた前記基準画像のデーターを削除することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ジョブデーターに関し、ページ編集がされると前記基準画像の並び変えを行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ジョブデーターと該ジョブデーターに関連付けられた前記基準画像のデーターとをセットにして装置外に転送可能であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 請求項14に記載の転送された、ジョブデーターと該ジョブデーターに関連付けられた基準画像のデーターとを受け、前記ジョブデーターに基づいて再印刷する機能を有する画像形成装置であって、
ジョブデーターに基づいて用紙に印刷を行う画像形成部と、
前記画像形成部で印刷された用紙上の画像を読取る画像読取部と、
前記ジョブデーターが保存される記憶部と、
前記再印刷の実行に際し前記画像読取部で読み取られた印刷画像と、前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行う制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の画像形成部、画像読取部、記憶部および制御部を備えることを特徴とする画像形成システム。
- 印刷実行されたジョブのジョブデーターを保存しておき、前記ジョブデーターに基づいて再印刷する画像形成方法であって、
前記ジョブの印刷実行の際に用紙上の画像を基準画像として読み込み、前記ジョブデーターと関連付けて前記基準画像のデーターを保存し、前記ジョブデーターに基づいて再印刷を実行する際に読み込まれた印刷画像と前記基準画像とを比較し、比較結果に応じて前記印刷における画質調整に関する動作を行うことを特徴とする画像形成方法。
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