JP2019202426A - 画像形成装置、画像形成システムおよび損紙判定プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび損紙判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブの設定変更に起因する損紙の誤判定を抑制することが可能な画像形成装置、画像形成システムおよび損紙判定プログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置は、印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙に形成された画像を読み取る読み取り部と、第1印刷ジョブにおいて、読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶部と、第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、正解画像とを比較し、第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定部と、第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、損紙の判定を行わないように判定部を制御する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよび損紙判定プログラムに関する。
従来、画像形成装置においては、用紙に形成された画像を読み取り部により読み取り、読み取った画像データと、印刷対象の画像データとを比較する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷対象の画像データに代えて、実際に用紙に形成された第1画像を読み取り、読み取った第1画像を正解画像として記憶し、当該正解画像と、その後に用紙に形成される第2画像とを比較することが可能な技術が知られている。このような技術により、画像形成された用紙が損紙(ヤレ紙)であるか否かを判定することが可能となる。
特開2012−3132号公報
しかしながら、ユーザーの用途等に応じて、記憶された正解画像に係る画像における画像形成の設定を変更する編集が行われる場合がある。編集としては、例えば、1枚の用紙に2枚分の用紙の画像を集約して形成するような編集や、印刷ジョブにおける画像形成のページ順序を変更するような編集等が挙げられる。その結果、正解画像と、設定を変更された後の変更後画像とが異なってしまうので、変更後画像が形成された用紙が損紙であると誤判定されてしまうおそれがあった。
本発明の目的は、印刷ジョブの設定変更に起因する損紙の誤判定を抑制することが可能な画像形成装置、画像形成システムおよび損紙判定プログラムを提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り部と、
第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶部と、
前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定部と、
前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成システムは、
画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り部と、
第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶部と、
前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定部と、
前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る損紙判定プログラムは、
損紙の判定を行う画像形成装置の損紙判定プログラムであって、
コンピューターに、
印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成処理と、
前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り処理と、
第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶処理と、
前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定処理と、
前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御処理と、
を実行させる。
本発明によれば、印刷ジョブの設定変更に起因する損紙の誤判定を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成システムの制御系の主要部を示す図である。 記憶部に正解画像が記憶されることを説明するための図である。 第2画像と正解画像とが比較される様子を示す図である。 編集がされたときにおける第2画像と正解画像とが比較される様子を示す図である。 正解画像が記憶部から削除された様子を示す図である。 表示部に表示される正解画像の削除に係る警報の一例を示す図である。 記憶部に旧正解画像が記憶される様子を示す図である。 表示部に表示される正解画像を削除するか否かについての警報の一例を示す図である。 画像形成装置における損紙判定の実行を決定する制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置における正解画像の削除制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置における損紙判定制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100の制御系の主要部を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、用紙Sの搬送方向に沿って上流側から、画像形成装置1および読取装置2が接続されて構成される。
画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、印刷ジョブの設定に基づいて用紙Sに画像を形成する。画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とによって張架されている。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対、用紙Sを画像形成部40および定着部60を通過させ、画像形成装置1の機外に排出する通常搬送路53b等を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
読取装置2は、画像形成装置1から排紙された用紙Sに形成されたトナー像、つまり、画像を読み取る読み取り部200を有する。読み取り部200は、用紙Sから検出した画像の情報を画像形成装置1の制御部101にフィードバックする。制御部101は、フィードバックされた画像を用いて、当該画像が形成された用紙Sが、損紙(ヤレ紙)であるか否かについて判定する。制御部101は、本発明の「判定部」に対応する。
損紙には、画像が形成された用紙Sに汚れ、角折れ、皺、画像の傾き等が発生しているような不良印刷物等が含まれる。
具体的には、制御部101は、第1印刷ジョブにおいて、読み取り部200により読み取られた第1画像を正解画像として記憶部72に記憶させる。制御部101は、第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおいて、読み取り部200により読み取られる第2画像と、正解画像との比較結果に基づいて、第2画像が形成された用紙Sが損紙であるか否かについて判定する。
制御部101は、第1印刷ジョブに係る全ページのうちの所定番目のページに係る正解画像と第2印刷ジョブに係る全ページのうちの所定番目のページに係る第2画像とを比較する。また、第2印刷ジョブは、第1印刷ジョブに係る全ページの第1画像を、設定されたページ順で用紙に形成する印刷ジョブである。
例えば、図3に示すような、4ページ分の画像形成を行う印刷ジョブにおける損紙の判定方法について説明する。なお、図3に示される印刷ジョブ(第1印刷ジョブ)では、用紙S1には、第1画像P1が形成され、用紙S2には、第1画像P2が形成され、用紙S3には、第1画像P3が形成され、用紙S4には、第1画像P4が形成される。当該印刷ジョブにおける画像形成の順序は、用紙S1,S2,S3,S4の順序である。
まず、制御部101は、印刷ジョブにおける全ページの第1画像P1〜P4を1部ずつ、4枚の用紙S1〜S4に連続で形成し、それぞれの用紙S1〜S4から読み取った画像P1〜P4を正解画像として記憶部72に記憶させる。つまり、記憶部72は、第1印刷ジョブにおける各ページに係る第1画像のそれぞれを、各ページに対応させた正解画像としてそれぞれ記憶する。なお、図3等においては、第1画像P1〜P4(破線)と、当該第1画像に対応する各正解画像P1〜P4(実線)とは、同じ符号が付されている。
そして、図4に示すように、制御部101は、図3における印刷ジョブと同一の設定の印刷ジョブ(第2印刷ジョブ)における画像形成の際、読み取り部200より取得した第2画像P11〜P14と、記憶部72に記憶される正解画像P1〜P4とを比較する。図4における印刷ジョブでは、用紙S1には、第2画像P11が形成され、用紙S2には、第2画像P12が形成され、用紙S3には、第2画像P13が形成され、用紙S4には、第2画像P14が形成される。
具体的には、1ページ目の用紙S1に形成された第2画像P11と、1ページ目の正解画像P1とが関連付けられ、2ページ目の用紙S2に形成された第2画像P12と、2ページ目の正解画像P2とが関連付けられる。さらに、3ページ目の用紙S3に形成された第2画像P13と、3ページ目の正解画像P3とが関連付けられ、4ページ目の用紙S3に形成された第2画像P14と、4ページ目の正解画像P4とが関連付けられる。
制御部101は、第2画像と、当該第2画像と関連付けられた正解画像とが一致する場合、当該第2画像が形成された用紙が損紙ではないと判定する。一方、制御部101は、第2画像と、当該第2画像に関連付けられた正解画像とが一致しない場合、当該第2画像が形成された用紙が損紙であると判定する。制御部101は、損紙であると判定した用紙を、例えば、通常の排紙トレイとは、別の排紙トレイに排紙するように制御する。このようにすることで、損紙を検出し、かつ、損紙ではない用紙と損紙とを分別することができる。
制御部101は、第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、損紙の判定を行わないように制御する。具体的には、制御部101は、正解画像の比較対象となる第2画像を、正解画像とは異なるように用紙に形成させる編集がされた場合、損紙の判定を行わないように制御する。
第2画像を正解画像とは異なるように用紙に形成させる編集には、以下のような編集が含まれる。
(1)ページ順を変更する編集。
(2)複数ページの第2画像を1枚に集約したり、同一の第1画像を複数個、1枚に繰り返して形成して第2画像とするような、出力画像の出力形式を変更する編集。
(3)全ページ又は特定ページのみにスタンプ等の別画像を加えたり、全ページ又は特定ページのみの第2画像をシフトしたり、回転させたりするような、出力画像に調整を加える編集。
例えば、図5に示すように、印刷ジョブにおいて2つの画像を1枚に集約する編集がされた場合、1ページ目の用紙S1には、画像P1および画像P2が集約された第2画像P21が形成され、2ページ目の用紙S2には、画像P3および画像P4が集約された第2画像P22が形成される。
このときに損紙の判定が行われる場合、1ページ目の第2画像P21と、1ページ目の正解画像P1とが関連付けられ、2ページ目の第2画像P22と、2ページ目の正解画像P2とが関連付けられる。しかし、編集によって、第2画像が正解画像と異なるように画像形成がされているので、当該正解画像が第2画像の比較対象になり得ない。そのため、そのまま、第2画像と、当該第2画像に関連付けられた正解画像とを比較する場合、第2画像が形成された用紙が損紙であると判定されてしまう。つまり、印刷ジョブの設定変更に起因して損紙の誤判定が発生してしまう。
そこで、本実施の形態では、このような印刷ジョブにおける各ページに係る第2画像のそれぞれに影響する編集がされた場合、制御部101は、当該全ページにおいて損紙の判定を行わないように制御する。これにより、編集がなされたときの損紙の誤判定を抑制することができる。
また、印刷ジョブにおいて、上記した画像を調整する編集が所定ページのみにされる場合がある。制御部101は、編集が印刷ジョブにおける所定ページに係る第2画像に影響する場合、所定ページにおいて損紙の判定を行わないように制御する。
例えば、図4に示す用紙S1〜S4における、第2画像のうち、3ページ目の用紙S3の第2画像P13のみに、スタンプを押す処理を加える編集がされたとする。この場合、印刷ジョブにおいて、第2画像P13と、第2画像P13に関連付けられた正解画像P3とが一致しないため、3ページ目の用紙S3が損紙であると判定されてしまう。
そこで、本実施の形態では、編集が印刷ジョブ中の3ページ目(所定ページ)のみに影響する場合、制御部101の制御の下、3ページ目の用紙S3において損紙の判定を行わないように制御する。これにより、当該編集がなされたときの損紙の誤判定を抑制することができる。なお、1ページ目、2ページ目、及び、4ページ目については、編集がされていないため、損紙の判定が行われる。
また、制御部101は、損紙の判定を行わないように制御した場合、記憶部72に記憶された正解画像を削除するか否かについて決定するようにしても良い。例えば、3ページ目の用紙S3のみに損紙の判定を適切に行えないような編集がされた際、当該編集による設定が維持されるような場合、記憶部72における正解画像P3は不要になる。そのため、図6に示すように、制御部101は、当該正解画像P3(破線)を削除すると決定する。これにより、不要な正解画像を用いた損紙の判定が行われることを確実に抑制することができる。
また、制御部101は、損紙の判定を行わないように制御する場合、正解画像を使用できない旨を報知する警報を出力するようにしても良い。当該警報は、例えば、操作表示部20の表示部21に出力される。この警報は、例えば、図7に示すように、正解画像を使用できなくなることについての許可をユーザーに得るような内容とすることができる。
図7では、「正解画像が使用できなくなりますが良いですか?」と表示部21に表示することで、編集をすることにより正解画像が使用できなくなる旨(損紙の判定を行わない旨)をユーザーに報知するとともに、ユーザーに、その許可を得るような報知となる例が示されている。
この場合、ユーザーが「YES」を選択した場合、制御部101は、操作表示部20より、正解画像を削除する指令を受け取り、正解画像を記憶部72から削除する。一方、ユーザーが「NO」を選択した場合、制御部101は、操作表示部20より、正解画像を削除しない指令を受け取り、正解画像を記憶部72から削除せず、所定の処理を行う。
所定の処理としては、ユーザーが設定した編集を無効にする処理、正解画像と第2画像との関連付けを解除し、損紙の判定を行わない処理等が挙げられる。なお、制御部101は、上記のような指令に関わらず、自動で、正解画像を削除するか否かについて決定しても良い。
また、制御部101は、損紙の判定を行わない場合、正解画像を削除せずに、当該正解画像を旧正解画像として記憶部72に記憶させたままにしておいても良い。旧正解画像は、損紙の判定には用いられない画像である。そして、制御部101は、記憶部72に、損紙の判定に用いる正解画像がない状態のとき、読み取り部200により読み取られる第3画像を正解画像として再度記憶部72に記憶させるようにしても良い。
例えば、図4に示す用紙S1〜S4のうち、3ページ目のみが編集によって第2画像P13と正解画像P3とが一致しない場合、用紙S3については、損紙の判定が行われないが、このとき、図8に示すように、正解画像P3については、記憶部72に旧正解画像として別途残しておく。そして、用紙S3に形成された第2画像P13(第3画像)を正解画像P13(実線)として記憶部72に記憶させる。
このようにすることで、制御部101は、第2印刷ジョブの設定が変更前の状態に戻された場合、旧正解画像を正解画像として使用するように制御することができる。これにより、編集の変更に臨機応変に対応することができる。
また、図9に示すように、制御部101は、正解画像を削除する場合、旧正解画像として当該正解画像を残すか否かについてユーザーに選択させるような警報を出力しても良い。正解画像を削除する場合としては、例えば、図7における表示において「YES」が選択された場合である。
図9では、「正解画像を削除しますか?それとも、残しますか?」と表示部21に表示することで、ユーザーに、編集をすることにより正解画像を残すか否かについて選択させるような報知となる例が示されている。
この場合、ユーザーが「削除」を選択した場合、制御部101は、操作表示部20より、正解画像を削除する指令を受け取り、正解画像を記憶部72から削除する。一方、ユーザーが「残す」を選択した場合、制御部101は、操作表示部20より、正解画像を残す指令を受け取り、正解画像を記憶部72から削除せずに旧正解画像として残す。これにより、読み取り部200によって読み取った正解画像を有効に活用することができる。
また、制御部101は、編集によって損紙の判定を行わないと判定した場合、その旨を報知する警報を出力しても良い。これにより、損紙の判定が行われないことをユーザーが把握でき、ひいてはユーザーが損紙の誤判定の可能性があることを予め把握することができる。
また、制御部101は、編集によって損紙の判定を行わないと判定した場合、損紙の誤判定の可能性がある旨を報知する警報を出力しても良い。このようにすることで、ユーザーが当該警報に伴い、編集による印刷ジョブを継続するか否かを選択することができる。
また、制御部101は、例えば、表1〜表3に示すようなテーブルによって、損紙の判定の有無を判断しても良い。
Figure 2019202426
Figure 2019202426
Figure 2019202426
なお、表1〜表3における「○」は、印刷ジョブにおける全ページの正解画像を損紙の判定に使用可能であることを示す。表1〜表3における「×」は、印刷ジョブにおける全ページの正解画像を損紙の判定に使用不能であることを示す。表3における「△」は、印刷ジョブにおける一部のページの正解画像を損紙の判定に使用可能であり、他部のページの正解画像を損紙の判定に使用不能であることを示す。
表1は、画像形成の順序に関するテーブルを示している。表1における「1toN」は、1ページ目からNページ目の順序で用紙に画像形成される設定を示している。Nは、任意の自然数である。表1における「Nto1」は、Nページ目から1ページ目の順序で用紙に画像形成される設定を示している。
この場合、編集前と編集後とで、画像形成の順序の設定が変更されていない場合、全ての正解画像を損紙判定に使用することができるため、「○」に設定されている。また、編集前と編集後とで、画像形成順序の設定が変更されている場合、全ての正解画像を損紙判定に使用することができないため、「×」に設定されている。
表2は、出力形式の変更に関するテーブルを示している。表2における「通常」は、1ページ分の画像を1枚の用紙に形成する設定を示している。表2における「Nin1」は、Nページ分の画像を1枚の用紙に集約して形成する設定を示している。表2における「リピート」は、同一の画像を複数個、1枚の用紙に繰り返して形成する設定を示している。
この場合、編集前と編集後とで、出力形式が変更されていない場合、全ての正解画像を損紙判定に使用することができるため、「○」に設定されている。また、編集前と編集後とで、出力形式が変更されている場合、全ての正解画像を損紙判定に使用することができないため、「×」に設定されている。
なお、編集前に「Nin1」に設定されていて、編集後に「Nin1」に設定されている場合、「○」に設定されているが、これは「N」が編集前と編集後とで同じ値であることを前提としている。ここで、「N」が編集前と編集後とで異なる値である場合、表2の「○」は「×」となる。
また、編集前に「リピート」に設定されていて、編集後に「リピート」に設定されている場合、「○」となっているが、「リピート」の設定を編集前と編集後とで同じ設定とした場合を前提としている。ここで、「リピート」の設定が、編集前と編集後とで異なる設定である場合、表2の「○」は「×」となる。
表3は、画像の調整に関するテーブルを示している。表3における「なし」は、全ページの各画像に画像の調整の設定がされていないことを示している。表3における「全体」は、全ページの各画像に画像の調整の設定がされていることを示している。表3における「一部」は、全ページのうちの一部のページのみの画像に画像の調整の設定がされていることを示している。
なお、画像の調整には、スタンプ等の別画像を加える調整、画像の位置をシフトさせる調整、画像を回転させる調整等が含まれるが、画像の調整の種類毎に別のテーブルがあっても良い。また、表3では、画像の調整の種類は、編集前と編集後とで同じ種類の画像の調整であることを前提としている。
この場合、編集前と編集後とで、画像の調整の設定が変更されていない場合、全ての正解画像を損紙判定に使用することができるため、「○」に設定されている。また、編集前と編集後とで、画像調整の設定が変更されている場合、全ての正解画像または一部のページのみの画像における正解画像を損紙判定に使用することができないため、「×」または「△」に設定されている。
また、表3では、「一部」の部分は、特定のページ(例えば、3ページ目)のみに画像調整を設定することを前提としている。そのため、編集前の「一部」から編集後の「一部」に画像調整がされる際、画像調整をする特定のページが変更される場合(例えば、編集前が、1ページ目の画像の画像調整であり、編集後が、2ページ目の画像の画像調整である場合)、表3における「○」が「△」となる。
次に、画像形成装置1における損紙判定の実行を決定する制御を実行するときの動作例について説明する。図10は、画像形成装置1における損紙判定の実行を決定する制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図10における処理は、制御部101が印刷ジョブの実行指示を受け付けたときに適宜実行される。
図10に示すように、制御部101は、印刷ジョブの設定を変更する編集があるか否かについて判定する(ステップS101)。判定の結果、印刷ジョブの設定を変更する編集がない場合(ステップS101、NO)、処理はステップS105に遷移する。一方、印刷ジョブの設定を変更する編集がある場合(ステップS101、YES)、制御部101は、記憶部72に記憶されている正解画像が、印刷ジョブにおいて全て使用可能であるか否かについて判定する(ステップS102)。
判定の結果、正解画像が全て使用可能である場合(ステップS102、YES)、処理はステップS105に遷移する。一方、正解画像が全て使用可能ではない、つまり、印刷ジョブにおいて、損紙判定に使用できる正解画像が記憶部72に記憶されていない、又は、一部の正解画像を損紙判定に使用できない場合(ステップS102、NO)、制御部101は、旧正解画像が印刷ジョブにおいて使用可能であるか否かについて判定する(ステップS103)。
判定の結果、旧正解画像が使用可能である、つまり、印刷ジョブで正解画像を損紙判定に使用できないページにおいて、当該ページの損紙判定に使用可能な旧正解画像が記憶部72に記憶されている場合(ステップS103、YES)、制御部101は、旧正解画像を使用可能に設定する(ステップS104)。次に、制御部101は、損紙の判定を行うように制御する(ステップS105)。
ステップS103の判定に戻って、旧正解画像が使用可能ではない場合(ステップS103、NO)、制御部101は、損紙の判定を行わないように制御する(ステップS106)。なお、ステップS103における「旧正解画像が使用可能ではない」とは、旧正解画像が記憶部72に全く記憶されていないこと、および、記憶部72に記憶された旧正解画像の全部又は一部が損紙判定に使用できないこと等をいう。また、ステップS106における「損紙の判定を行わない」とは、印刷ジョブにおける全ページで損紙の判定を行わないもの、および、印刷ジョブにおける所定ページのみで損紙の判定を行わないもの等をいう。
次に、制御部101は、正解画像が使用できない旨を報知する指令を表示部21に出力する(ステップS107)。ステップS105およびステップS107の後、本制御は終了する。
次に、画像形成装置1における正解画像の削除制御を実行するときの動作例について説明する。図11は、画像形成装置1における正解画像の削除制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図11における処理は、図10に示す制御において、ステップS106の処理、損紙の判定を行わないように制御する処理が実行された際に実行される。
図11に示すように、制御部101は、印刷ジョブにおける全ページ又は所定ページの正解画像と、印刷ジョブにおける当該正解画像と関連付けられる第2画像との関連付けを解除する(ステップS201)。
次に、制御部101は、関連付けを解除された正解画像を削除するか否かについて報知する警報を表示部21に出力する(ステップS202)。次に、制御部101は、正解画像を削除する指令を受けたか否かについて判定する(ステップS203)。
判定の結果、正解画像を削除する指令を受けなかった場合(ステップS203、NO)、本制御は終了する。一方、正解画像を削除する指令を受けた場合(ステップS203、YES)、制御部101は、正解画像を記憶部72から削除する(ステップS204)。ステップS204の後、本制御は終了する。
次に、画像形成装置1における損紙判定制御を実行するときの動作例について説明する。図12は、画像形成装置1における損紙判定制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図12における処理は、図10、図11に示す制御の後、適宜実行される。
図12に示すように、制御部101は、印刷ジョブにおける印刷対象のページ(印刷ページ)に関連付けられた正解画像があるか否かについて判定する(ステップS301)。
判定の結果、印刷ページに関連付けられた正解画像がある場合(ステップS301、YES)、制御部101は、当該印刷ページの損紙判定を実行する(ステップS302)。一方、印刷ページに関連付けられた正解画像がない場合(ステップS301、NO)、制御部101は、当該印刷ページの画像を正解画像として記憶部72に記憶させる(ステップS303)。
ステップS302およびステップS303の後、制御部101は、印刷ジョブが終了したか否かについて判定する(ステップS304)。判定の結果、印刷ジョブが終了していない場合(ステップS304、NO)、処理はステップS301に戻る。一方、印刷ジョブが終了した場合(ステップS304、YES)、本制御は終了する。
なお、図10に示す制御において、ステップS105の処理、損紙の判定を行うように制御する処理が実行された場合、印刷ジョブが終了するまでステップS302の処理のみを繰り返し行うようにしても良い。
以上のように構成された本実施の形態によれば、制御部101が、正解画像と異なるように第2画像を用紙に形成させる編集がされた場合、損紙の判定を行わないように制御する。そのため、印刷ジョブの設定変更に起因する損紙の誤判定を抑制することができる。
また、損紙の判定を行わない制御をする場合、必要に応じて正解画像を記憶部72から削除するので、不要な正解画像を用いた損紙の判定が行われることを確実に抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、読取装置2における読み取り部200を用いて、用紙Sに形成された画像を読み取っていたが、本発明はこれに限定されず、画像形成装置1内に設けられた読み取り部を用いて、用紙Sに形成された画像を読み取っても良い。
また、上記実施の形態では、本発明の「判定部」が制御部101に組み込まれた構成であったが、本発明はこれに限定されず、判定部が制御部101とは別に設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、表示部21に警報の内容を表示する構成であったが、本発明はこれに限定されず、画像形成システム100に接続された別の表示装置に警報の内容を表示させても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
2 読取装置
40 画像形成部
72 記憶部
100 画像形成システム
101 制御部
200 読み取り部

Claims (14)

  1. 印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り部と、
    第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶部と、
    前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定部と、
    前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1印刷ジョブにおける各ページに係る第1画像のそれぞれを、各ページに対応させた正解画像としてそれぞれ記憶し、
    前記制御部は、前記編集が前記第2印刷ジョブにおける各ページに係る第2画像のそれぞれに影響する場合、前記第2印刷ジョブの全ページにおいて前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1印刷ジョブにおける各ページに係る第1画像のそれぞれを、各ページに対応させた正解画像としてそれぞれ記憶し、
    前記制御部は、前記編集が前記第2印刷ジョブにおける所定ページに係る第2画像に影響する場合、前記所定ページにおいて前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記編集は、前記正解画像の比較対象となる前記第2画像を、前記正解画像とは異なるように前記用紙に形成させる編集である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記損紙の判定を行わないように制御する場合、前記記憶部に記憶された前記正解画像を削除するか否かについて決定する、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記正解画像を削除すると決定した場合、前記正解画像を前記記憶部から削除し、前記正解画像を削除しないと決定した場合、前記正解画像を削除せず、所定の処理を行う、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶部は、前記正解画像が削除された後に前記読み取り部により読み取られる第3画像を正解画像として再度記憶する、
    請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記記憶部における前記正解画像を削除しない場合、当該正解画像を旧正解画像として前記記憶部に記憶させる、
    請求項5〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記判定部は、前記記憶部に前記旧正解画像が記憶されており、かつ、前記第2印刷ジョブの設定が変更前の設定に戻された場合、前記旧正解画像を前記正解画像として、前記損紙の判定を行う、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記編集によって前記損紙の判定を行わないと判定した場合、警報を出力する、
    請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記判定部は、前記第1印刷ジョブに係る全ページのうちの所定番目のページに係る正解画像と、前記第2印刷ジョブに係る全ページのうちの前記所定番目のページに係る第2画像とを比較する、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2印刷ジョブは、前記第1印刷ジョブに係る全ページの第1画像を、設定されたページ順で用紙に形成する印刷ジョブである、
    請求項1〜11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
    印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り部と、
    第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶部と、
    前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定部と、
    前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御部と、
    を備える画像形成システム。
  14. 損紙の判定を行う画像形成装置の損紙判定プログラムであって、
    コンピューターに、
    印刷ジョブの設定に基づいて、用紙に画像を形成する画像形成処理と、
    前記用紙に形成された画像を読み取る読み取り処理と、
    第1印刷ジョブにおいて、前記読み取り部により読み取られた第1画像を正解画像として記憶する記憶処理と、
    前記第1印刷ジョブの後の第2印刷ジョブにおける第2画像と、前記正解画像とを比較し、前記第2画像が形成された用紙が損紙であるか否かについて判定する判定処理と、
    前記第2印刷ジョブの設定を変更する編集の内容に応じて、前記損紙の判定を行わないように前記判定部を制御する制御処理と、
    を実行させる損紙判定プログラム。
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