JP2024001750A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のジョブを連結して連続印刷を実施する際に、高速な演算処理で、調整用パッチの形成有無に係る判定を実施することを可能とする画像形成装置を提供すること。【解決手段】ロールtoロール方式の画像形成装置であって、ユーザーからの実行指令に応じて、第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間のカバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間のカバレッジとに基づいて、前記連結区間のカバレッジを算出する。【選択図】図9

Description

本開示は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
従来、電子写真方式を採用したプリンタや複写機等の画像形成装置が広く利用されている。画像形成装置では、一般に、表面が一様に帯電した感光ドラム上に光学装置によりレーザー光を照射して静電潜像を書き込み、現像装置内のトナーにより静電潜像を現像した後、現像したトナー像を、中間転写ベルトを介して用紙に転写し、その後、転写したトナー像を用紙に定着させる、という一連のプロセスを通じて画像形成処理を行っている。
上述した電子写真方式の画像形成装置において、トナーは、現像装置内で現像剤と攪拌されると、時間の経過とともに、その電荷特性が劣化することが知られている。この現象は、トナーと現像剤中のキャリアが現像装置内で攪拌されることに伴い、現像剤中の外添剤がトナー表面に埋没したり、トナーから離脱したりすることにより発生すると考えられている。特に、低カバレッジで画像形成が行われる場合、トナーが入れ替わらずに現像装置内で攪拌され続けることになるため、トナーの劣化が顕著に現れる。トナーが劣化すると、帯電特性が低下するため、感光ドラム上の画像の乱れ、及び現像装置からのトナー飛散等が発生し、用紙に形成する画像の画質を悪化させる虞がある。
このような背景から、この種の画像形成装置では、一般に、1ジョブ毎に印刷動作を中断し、装置を基準状態に戻すとともに、劣化した現像剤を入れ替えるためトナーを吐き出すトナー排出処理が行われている。
特開2015-055673号公報 特開2017-207597号公報
ところで、ロール紙を記録媒体として使用し、ロール紙上に画像を形成するロールtoロールタイプの画像形成装置(以下、「ロール機」とも称する)(図3を参照)が知られている。
一般に、ロール機においては、ロール紙内に未印字領域(空白領域)が発生しないように印刷を実行することが求められる。しかしながら、ロール機においては、印刷動作を中断した場合にも、用紙(即ち、ロール紙)が定着器を通る関係で、用紙の搬送自体は停止することができず、用紙中には、ジョブとジョブとの間の、印刷動作を停止している間に搬送された距離だけ無駄な空白部分(ヤレとも称される)が発生してしまう。
図1は、印刷後のロール紙P内に発生する空白領域の一例を示す図である。一般に、空白領域が発生したロール紙は、不良品扱いとなる(例えば、図1のように印刷対象がラベルである場合、途中でラベル形成位置にずれが生じるため、ラベラー機でペットボトル等にラベルを貼り付ける際に、ラベルの位置ずれが発生してしまう)。そのため、ロール紙に空白領域が発生した場合には、作業現場で、作業者が、ロール紙内の空白領域を手作業で切り出した後、当該空白領域の両端を繋ぎ合わせる作業等を行う必要が生じ、生産効率の低下を引き起こすことになる。
このような背景から、近年のロール機においては、上記した印刷動作を停止してのトナー排出処理を回避する観点から、ジョブ中の印刷予定の画像中で低カバレッジ区間の存在の有無を判定し、少なくとも低カバレッジ区間においては、用紙中の余白部分(例えば、用紙中の原稿画像形成領域から外れたサイド領域)に調整用パッチ(例えば、YMCKの各色を含むカラーパッチ)を自動で付与し、各ページのカバレッジを一定以上に維持する機能が搭載されている(例えば、特許文献1を参照)。
図2は、用紙上への調整用パッチの形成態様の一例を示す図である。調整用パッチは、例えば、用紙(ここでは、ロール紙)の各ページの原稿画像形成領域の両側に形成される。図2では、調整用パッチ形成機能として、ジョブ中の印刷予定の画像中で低カバレッジ区間が一つでも存在する場合には、ジョブ全体(即ち、全ページ)に亘って調整用パッチを形成する態様を示している。
このように、各ページのカバレッジを一定以上に維持することで、1ジョブ毎に印刷動作を中断して劣化トナーを吐き出すトナー排出処理を行うことなく、現像装置内での劣化トナーの滞留を防止することが可能となっている。
他方、一般に、画像形成装置は、複数のジョブを印刷する際に通常に印刷すると、上記したトナー排出処理に限らず、ジョブとジョブの間に装置各部の調整処理を行うための印刷動作を一時停止するように構成されているケースが多い。このような場合、ロール機においては、印刷動作の一時停止に伴って、上記したように、ジョブ間の休止タイミングに、ロール紙内に数m単位で空白領域が生じることになる。
そのため、本願の発明者らは、特許文献2にて、ロール機においては、複数のジョブを一つのジョブ(以下、「連結ジョブ」とも称する)に連結して、印刷動作を中断することなく、連続印刷(以下、「連続印刷モード」とも称する)を実施することでジョブ間の空白をなくすというジョブ連結機能を提案した。
しかしながら、本願の発明者らは、鋭意検討した結果、ロール機において、上記した調整用パッチ自動付与機能に加えて、ジョブ連結機能を搭載しようとした場合、印刷を実施する際に行う演算処理が増大し、印刷実行指令からジョブ開始までの待機時間の長期化を招き、ユーザビリティーの低下を招くおそれがあるという課題に想到した。
図3は、本願の発明者らが当初考案したジョブ連結のための演算処理の一例について、説明する図である。
図3では、画像形成装置の制御部が、1つのジョブの印刷予定の画像を、規定距離(ここでは、21m)ごとに複数の区間に区切って各区間のカバレッジを計算する態様を示している。その際、制御部は、当該ジョブの最後の規定距離(ここでは、21m)に足らない最終区間については実距離でカバレッジを計算する。そして、制御部は、このような計算により、1つのジョブの全区間のうちにカバレッジが基準値(例えば、5%)以下となる区間(以下、「低カバレッジ区間」と称する)が存在するか否かの判定を行う。尚、一区間あたりの規定距離(即ち、カバレッジ計算のサイズ)は、当該区間において調整用パッチを形成する必要性の有無を判定するための基準距離であり、各区間で同一である(以下同様)。ここでは、規定距離は、例えば、21mに設定されているものとする。
複数のジョブを連結する連続印刷モードを搭載する上では、演算時間の短縮化のため、制御部が、このような低カバレッジ区間の存在有無を判定するための演算処理を、例えば、連結ジョブとして設定される前の、ジョブの印刷予定指令を受け付けた時点で行う構成とすることが想定される。
しかしながら、ジョブの印刷予定指令を受け付けた時点で各ジョブ中における低カバレッジ区間を特定する構成としたとしても、ユーザーに選択された複数のジョブを連結して一つのジョブと設定してしまうと、制御部は、図3の上段に示すように、1ジョブ目の最終区間と2ジョブ目以降のジョブで21m単位に区間を切り直すことになる。即ち、複数のジョブを連結する場合には、毎回、2ジョブ目以降の全区間分(例えば、全ページ分)のカバレッジを再計算し、各区間が低カバレッジ区間に該当するか否かを再度チェックする必要が生じる。その結果、連結ジョブの印刷を実施する際に行う演算処理が膨大になり、印刷実行指令から印刷を開始するまでの間の待機時間が長時間化してしまうことになる。
尚、かかる演算処理の難しさは、一定距離以上、低カバレッジの状態で印刷を実行した場合、劣化トナーの影響により、印刷画像が長距離に亘って画質劣化し、印刷物たるロール紙全体が不良品となってしまうおそれがあることである。他方、ロール紙上に、不必要に調整用パッチを形成することは、インクの過消費を招くため、当然避ける必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、複数のジョブを連結して連続印刷を実施する際に、高速な演算処理で、調整用パッチの形成有無に係る判定を適切に実施することを可能とする画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、
ロールtoロール方式の画像形成装置であって、
印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理するジョブ管理部と、
前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定するパッチ形成判定部と、
を備え、
前記ジョブ管理部は、
ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
前記パッチ形成判定部は、
前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
画像形成装置である。
又、他の局面では、
ロールtoロール方式の画像形成装置の制御方法であって、
印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理する第1処理と、
前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する第2処理と、
を有し、
ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
前記第2処理では、前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
制御方法である。
又、他の局面では、
ロールtoロール方式の画像形成装置の制御プログラムであって、
印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理する第1処理と、
前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する第2処理と、
を有し、
ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
前記第2処理では、前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
制御プログラムである。
本発明に係る画像形成装置によれば、複数のジョブを連結して連続印刷を実施する際に、高速な演算処理で、調整用パッチの形成有無に係る判定を適切に実施することが可能である。
印刷後のロール紙内に発生する空白領域の一例を示す図 用紙上への調整用パッチの形成態様の一例を示す図 本願の発明者らが当初考案したジョブ連結のための演算処理の一例について、説明する図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置が備える画像形成ユニットの制御系の主要構成を示す図 通常印刷時における、制御部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、制御部が連続印刷を実施するために搭載する機能構成を示す図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、ジョブ管理部が、連結対象のジョブをユーザーから受け付ける操作画面の一例を示す図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、パッチ形成判定部が、連結ジョブの各区間のカバレッジを算出する方法について説明する図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、パッチ形成判定部が、連結ジョブにおける調整用パッチの形成態様を決定する際に行う処理の一例を示す図
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[画像形成装置の全体構成]
以下、図4~図5を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置(以下、「画像形成装置U」と称する)の構成の一例について説明する。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置Uの全体構成を概略的に示す図である。図5は、本実施形態に係る画像形成装置Uが備える画像形成ユニット1の制御系の主要構成を示す図である。
画像形成装置Uは、ロール紙Pを記録媒体として使用し、ロール紙P上に画像を形成するロールtoロール方式の画像形成装置である。図4に示すように、画像形成装置Uは、ロール紙Pの搬送方向に沿って上流側から、給紙ユニット2、画像形成ユニット1および巻き取りユニット3が接続されて構成される。
給紙ユニット2は、ロール紙Pを画像形成ユニット1へ給紙する装置である。給紙ユニット2の筐体内では、ロール紙Pが支持軸にロール状に巻回されて回転可能に保持されている。給紙ユニット2は、支持軸に巻回されたロール紙Pを、例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等の複数の搬送ローラー対を経由して、一定の速度で画像形成ユニット1へ搬送する。給紙ユニット2の給紙動作は、画像形成ユニット1が備える制御部100によって制御される。
画像形成ユニット1は、電子写真プロセス技術を利用してカラー画像を形成する。すなわち、画像形成ユニット1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各トナー色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙ユニット2から給紙されたロール紙Pに二次転写することにより、ロール紙Pにカラー画像を形成する。
また、画像形成ユニット1には、Y、M、C、Kの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各トナー色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図5に示すように、画像形成ユニット1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、インラインスキャナ70、通信部81、記憶部82、及び、制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c等を備える。CPU100aは、ROM100bから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM100cに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成ユニット1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部82に格納されている各種データが参照される。記憶部82は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部81を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター(図示せず))との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいてロール紙Pに画像を形成させる。通信部81は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図4に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサ12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、図4に示すように、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況、印刷に関する情報等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、図4に示すように、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するためのトナー像形成部41Y、41M、41C、41K、及び、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用のトナー像形成部41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図4では、Y成分用のトナー像形成部41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他のトナー像形成部41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
トナー像形成部41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、ドラムクリーニング装置415、及びトナー回収部200等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。尚、制御部100は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各トナー色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各トナー色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各トナー色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像として現像する。
現像装置412が有する現像ローラー412Aは、回転しながら現像剤を担持し、現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム413に供給する。具体的には、現像ローラー412Aは、現像バイアス印加部412Bから現像バイアスが印加され、感光体ドラム413の表面との間で電位差が発生させられることにより、感光体ドラム413の表面にトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性を有する平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部100からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各トナー色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421からロール紙Pへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、ロール紙Pが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像がロール紙Pに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、ロール紙Pの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像はロール紙Pに静電的に転写される。トナー像が転写されたロール紙Pは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成であるいわゆるベルト式の二次転写ユニットを採用しても良い。
定着部60は、ロール紙Pの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、ロール紙Pの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、ロール紙Pを挟持して搬送する定着ニップが形成される。定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきたロール紙Pを定着ニップで加熱、加圧することにより、ロール紙Pにトナー像を定着させる。
インラインスキャナ70は、例えば、内蔵するCCDセンサ(Charge Coupled Device)やCMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等により、ロール紙P上に形成された画像を撮像して読み取る。インラインスキャナ70は、例えば、搬送経路部53の定着部60の下流側で、ロール紙Pと対向する位置に配設されている。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。搬送経路部53は、複数の搬送ローラー対を有し、給紙ユニット2から給紙されたロール紙Pを、画像形成部40及び定着部60に搬送した後、巻き取りユニット3に送り出す。尚、搬送経路部53の複数の搬送ローラー対は、ロール紙Pの傾きおよび片寄りを補正するレジストローラー対を含む。
尚、給紙部51は、給紙ユニット2とは別個に設けられた普通紙の給紙部であり、画像形成ユニット1の本体幅を超える長さを有しない用紙を給紙する。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニットには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙が予め設定された種類毎に収容される。
給紙ユニット2から画像形成ユニット1へ給紙されたロール紙Pは、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像がロール紙Pの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成されたロール紙Pは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)を備えた排紙部52により巻き取りユニット3に搬送される。
巻き取りユニット3は、画像形成ユニット1から搬送されてきたロール紙Pを巻き取る装置である。巻き取りユニット3の筐体内では、例えば、ロール紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、巻き取りユニット3は、画像形成ユニット1から搬送されてきたロール紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。
[制御部100の詳細構成]
次に、本実施形態に係る制御部100の機能構成について、説明する。
まず、通常の印刷指令(即ち、単独のジョブの実行指令)を受け付けた際に制御部100が行う動作について、説明する。
図6は、通常印刷時における、制御部100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部100は、外部装置(例えば、ユーザーの使用するパーソナルコンピュータ)からの印刷データを含む印刷指令を受信すると(ステップS11)、当該印刷データを印刷設定に即してページ単位のページ画像データに変換して、一つの実行対象ジョブとして記憶管理する(ステップS12)。そして、制御部100は、ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離(例えば、21m)ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出する(ステップS13)。
次に、制御部100は、ステップS13で算出した各区間のカバレッジに基づいて、ジョブの全区間のうちに、カバレッジが基準値(例えば、5%)以下となる低カバレッジ区間が存在するか否かを判定する(ステップS14)。そして、制御部100は、当該ジョブ中に低カバレッジ区間が存在しない場合(ステップS14:No)、画像形成部40のエンジンコントローラ(図示せず)にページ画像データのみを送信してパッチ形成なしの状態で通常印刷を実施させる(ステップS15)。
一方、制御部100は、当該ジョブ中に低カバレッジ区間が存在する場合(ステップS14:Yes)、画像形成部40のエンジンコントローラ(図示せず)に対して、ページ画像データと共に、パッチ付与指令を出力し、ロール紙P上に原稿画像に重ならないように調整用パッチを印字させる(ステップS16)。尚、ここでは、制御部100は、例えば、ジョブ中に一区間でも低カバレッジ区間が存在する場合には、ロール紙P上の全ページに対して調整用パッチを付与する構成となっている(図2を参照)。
次に、複数のジョブを連結して連続印刷する場合の制御部100の処理の一例について説明する。
図7は、本実施形態に係る制御部100が連続印刷を実施するために搭載する機能構成を示す図である。本実施形態に係る制御部100は、ジョブ管理部101と、パッチ形成判定部102とを有し、これらの機能により、連続印刷を実現する。尚、これらの機能は、例えば、操作画面上で、連続印刷モードが設定された際に機能する。
ジョブ管理部101は、印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理する。例えば、ジョブ管理部101は、外部装置(ユーザーの使用するパーソナルコンピューター)から印刷予定登録を受け付ける毎に、当該印刷予定登録のジョブに係る印刷データを識別可能に、記憶部(例えば、RAM100c)に順次格納する。
尚、ジョブ管理部101が、ジョブの印刷予定登録を受け付けた際に行う準備段階の処理は、上記した通常の処理と同様である。即ち、ジョブ管理部101は、外部装置(例えば、ユーザーの使用するパーソナルコンピューター)から受信した印刷データを、印刷設定に即してページ単位のページ画像データに変換して、一つの実行対象ジョブとして記憶管理する。
そして、ジョブ管理部101は、例えば、ユーザーの操作入力により、記憶部(例えば、RAM100c)に記憶した印刷予定の複数のジョブのうちから、連続印刷を実施する対象のジョブの選択を受け付け、選択されたジョブを連結して、一つの連結ジョブとする。尚、連結ジョブは、典型的には、通常の一つのジョブとして扱われ、連結ジョブ中には、途中で装置調整等のための印刷停止が行われることなく、一度に印刷が最後まで実行されることになる。
以下では、説明の便宜として、主に、2個のジョブを連結して一つの連結ジョブを生成する態様について、説明するが、ジョブ管理部101が連結し得るジョブの個数は、2個に限らず、任意である。
図8は、本実施形態に係るジョブ管理部101が、連結対象のジョブをユーザーから受け付ける操作画面の一例を示す図である。図8では、8個の印刷予定のジョブ(単独ジョブ)が登録された状態を示しており、例えば、ユーザーは、この操作画面上で、連結対象のジョブを選択する(図8では、R1、R2、R3、R4の4個のジョブが連結対象として選択されている)。そして、連結対象のジョブを選択した上で、「印刷」ボタンを押下することで、選択されたジョブが一つの連結ジョブとして設定され、印刷処理が実行される。
尚、連結ジョブは、典型的には、元の先行ジョブと元の後続ジョブの間の連結位置には、空白領域が挿入されないように設定されるが、ジョブ管理部101は、ユーザーの操作入力によって、当該連結位置に一定距離の空白領域を挿入し得るようにしてもよい。又、この場合、ジョブ管理部101は、ユーザーの操作入力によって、当該空白領域の空白距離を変更可能に構成してもよい。
パッチ形成判定部102は、印刷予定登録を受け付けた複数のジョブそれぞれについて、当該ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離(例えば、21m)ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間のカバレッジに基づいて、当該ジョブを実行する際にロール紙Pに調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する。
パッチ形成判定部102において、一つのジョブにおいて印刷データから各区間のカバレッジを算出する方法は、従来技術と同様である(即ち、通常印刷時と同様)。但し、パッチ形成判定部102は、連続印刷モードにおけるパッチ形成態様の決定処理の高速化を実現するため、連結ジョブにおいて低カバレッジ区間の存在の有無及び/又は低カバレッジ区間の場所を特定するための演算処理方法に特徴を有する。
図9は、パッチ形成判定部102が、連結ジョブの各区間のカバレッジを算出する方法について説明する図である。
図3を参照して説明したように、連続印刷時に、ユーザーに選択された複数のジョブを連結して一つの連結ジョブと設定した際、仮に、通常印刷時と同様のカバレッジ計算を行う場合、当該連結ジョブでは、第1ジョブの最終区間と第2ジョブ以降のジョブで規定距離(例えば、21m)の単位で、区間を再度切り直すことになる。即ち、かかる手法では、連続印刷時には、毎回、第2ジョブ以降の全区間分(例えば、全ページ分)のカバレッジを再計算する必要が生じる。
そこで、本実施形態に係るパッチ形成判定部102は、このような第2ジョブ以降の全区間分の再計算を回避する観点から、連結ジョブの連結位置については、先行ジョブ(ここでは、第1ジョブ)の最終区間から後続ジョブ(ここでは、第2ジョブ)の先頭区間に跨がる規定距離(例えば、21m)の連結区間を設定すると共に、先行ジョブの最終区間のカバレッジと後続ジョブの先頭区間のカバレッジとに基づいて、連結区間のカバレッジを算出する。そして、パッチ形成判定部102は、連続印刷時、連結ジョブの連結区間以外の領域については、複数のジョブそれぞれについて別個に算出した各区間のカバレッジに基づいて、各区間が低カバレッジ区間に該当するか否かを決定し、連結区間については、ユーザーに連結対象のジョブが設定された際に算出された連結区間のカバレッジに基づいて、当該連結区間が低カバレッジ区間に該当するか否かを決定する。
尚、ここで、パッチ形成判定部102が、連結ジョブの連結位置について、先行ジョブの最終区間から後続ジョブの先頭区間に跨がる規定距離(例えば、21m)の連結区間を設定する構成としているのは、無用なパッチ形成の回避する観点からである。
一般的に、ジョブの最終区間の画像は、比較的カバレッジが低くなりやすい。そのため、仮に、パッチ形成判定部102が、連結対象の先行ジョブの最終区間の実距離でカバレッジを計算し、このカバレッジ情報をもとに、連結ジョブ全体で調整用パッチを形成するか否かを決定する態様を採用すると、連結ジョブの他の領域では比較的高いカバレッジであるにも関わらず、パッチ形成判定部102は、先行ジョブの最終区間のカバレッジのみに依拠して、連結ジョブ全体で調整用パッチを形成する必要があると判断してしまうおそれがある。このような無用な調整用パッチの付与は、画像形成装置Uにおいて、インクの過消費を招くことになる。
パッチ形成判定部102のより詳細な処理は、以下の通りである。
まず、パッチ形成判定部102は、ジョブ管理部101にてジョブの印刷予定登録を受け付けた際、当該ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離(例えば、21m)ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを計算する。そして、パッチ形成判定部102は、当該ジョブ中において、低カバレッジ区間が存在するか否かを判定する。そして、パッチ形成判定部102は、(A)保存対象ジョブ(ここでは、印刷予定登録を受け付けたジョブを表す)の最終区間のカバレッジ情報と距離情報、(B)保存対象ジョブの先頭区間のカバレッジ情報、(C)保存対象ジョブのジョブ全体でのカバレッジ情報(ここでは、保存対象ジョブにおいて、カバレッジが基準値未満である低カバレッジ区間が存在するか否か)、を各ページ画像データ及びジョブ設定等を関連付けて保存する(図9を参照)。
尚、ここでは、図2のパッチ形成態様とすることを想定して、「(C)保存対象ジョブのジョブ全体でのカバレッジ情報」としては、保存対象ジョブにおいて、各区間のいずれかに低カバレッジ区間が存在するか否かの情報(例えば、保存対象ジョブが高カバレッジジョブと低カバレッジジョブとのうちのいずれに該当するかを示す情報)のみが保存される。
その後、パッチ形成判定部102は、ユーザーからの連続印刷の実行指令を受け付けた際(即ち、連結対象のジョブの選択を受け付けた際)、連結対象のジョブにつき、予め保存した上記の(A)、(B)及び(C)の情報を読み出し、これらの情報をもとに、連続印刷時に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する。具体的には、パッチ形成判定部102は、上記の(A)及び(B)の情報から連結ジョブの連結区間のカバレッジを算出して、連結区間が低カバレッジに該当するか否かを判定し、連結ジョブの連結区間以外の領域のカバレッジの状態については上記の(C)の情報を参照する。
パッチ形成判定部102は、例えば、以下の式(1)を用いて、上記した(A)及び(B)の情報から、先行ジョブの最終区間の区間距離と、後続ジョブの先頭区間の規定距離(例えば、21m)とに基づいて、両区間のカバレッジの加重平均を取るように、連結区間のカバレッジを計算する。尚、式(1)は、一区間あたりの距離である規定距離を21m、先行ジョブの最終区間の区間距離をNNm(但し、21m未満)と想定した場合の計算式である。
連結区間のカバレッジ={先行ジョブの最終区間のカバレッジ×最終区間の区間距離+後続ジョブの先頭区間のカバレッジ÷21m×(21m-NNm)}÷21m …式(1)
この連結区間のカバレッジの計算で、パッチ形成判定部102は、先行ジョブの最終区間と後続ジョブの印刷予定距離を合わせても、規定距離(例えば、21m)未満の場合には、トータルで規定距離(例えば、21m)になるまで、さらに後続のジョブを足しあわせて計算を行う。又、連結ジョブのジョブ間に空白領域を挿入するように設定されている場合、パッチ形成判定部102は、当該空白領域を1つのジョブとして扱って、当該空白領域の空白距離分を加味した上で、同様に、加重平均により、連結区間のカバレッジの計算を行う。尚、その場合、空白領域のカバレッジは、0%として計算する。
尚、上記では、一区間あたりの距離である規定距離を、21mで固定値としているが、当該規定距離は、ユーザー操作により、任意に設定変更可能となっていてもよい。
図10は、パッチ形成判定部102が連結ジョブにおける調整用パッチの形成態様を決定する際に行う処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、説明の便宜として、連結ジョブは、ユーザーの入力操作により選択された第1ジョブ(先行ジョブ)と第2ジョブ(後続ジョブ)の2つのジョブが連結されて構成されたものであるとする。
尚、図10のフローチャートは、パッチ形成判定部102が、連結ジョブにつき、図2のパッチ形成態様で、ジョブ全体に亘ってパッチ形成を行うか否かを決定するための処理である。即ち、パッチ形成判定部102は、ここでは、ジョブの有する全区間のうちいずれかの区間が低カバレッジ区間となったジョブ(以下、「低カバレッジジョブ」と称する)については、ジョブ全体に亘ってパッチ形成を行い、ジョブの有する全区間のうちいずれの区間にも低カバレッジ区間が存在しないジョブ(以下、「高カバレッジジョブ」と称する)については、ジョブ全体のいずれの区間にもパッチ形成を行わないものと判定する。
ステップS21において、まず、パッチ形成判定部102は、連結対象の複数ジョブ(ここでは、第1ジョブと第2ジョブ)のうちに、低カバレッジジョブが存在するか否かを判定する。そして、パッチ形成判定部102は、連結対象の複数ジョブのうちに、低カバレッジジョブが存在する場合(ステップS21:Yes)、ステップS22に処理を進め、連結対象の複数ジョブのうちに、低カバレッジジョブが存在しない場合(ステップS21:No)、ステップS25に処理を進める。
尚、このステップS21において、パッチ形成判定部102が、連結対象の複数ジョブのうちに、低カバレッジジョブが存在しない場合(ステップS21:No)、ステップS25に処理を進める(即ち、連結区間のカバレッジを算出する処理を行うことなく、連結ジョブを高カバレッジジョブと判定し、パッチ形成不要と判定する)構成を取っているのは、演算負荷軽減の観点からである。即ち、連結対象の複数ジョブのうちに、低カバレッジジョブが存在しない場合には、各ジョブには、最終区間も含めて、低カバレッジ区間の領域が存在しないケースに該当し、この場合、連結区間は、改めて算出するまでもなく、高カバレッジ区間(即ち、連結区間のカバレッジは基準値以上)に該当すると認定できるためである。
ステップS22において、パッチ形成判定部102は、第1ジョブ(先行ジョブ)の最終区間のカバレッジが基準値未満か否かを判定する。そして、パッチ形成判定部102は、第1ジョブ(先行ジョブ)の最終区間のカバレッジが基準値未満の場合(ステップS22:Yes)、ステップS23に処理を進め、第1ジョブ(先行ジョブ)の最終区間のカバレッジが基準値以上の場合(ステップS22:No)、ステップS26に処理を進める。
尚、このステップS22において、パッチ形成判定部102が、第1ジョブ(先行ジョブ)の最終区間のカバレッジが基準値以上の場合(ステップS22:No)、ステップS26に処理を進める(即ち、連結区間のカバレッジを算出する処理を行うことなく、連結ジョブを低カバレッジジョブと判定し、パッチ形成が必要と判定する)構成を取っているのは、演算負荷軽減の観点からである。即ち、第1ジョブ(又は第2ジョブ)が低カバレッジジョブである場合で、且つ、第1ジョブ(先行ジョブ)の最終区間のカバレッジが基準値以上である場合には、第1ジョブ(又は第2ジョブ)のその他の区間が低カバレッジ区間となっているケースに該当し、この場合、連結ジョブは、全体として、その低カバレッジ区間の存在により、低カバレッジジョブに該当すると認定できるためである。
ステップS23において、パッチ形成判定部102は、連結ジョブの連結位置に、第1ジョブの最終区間から第2ジョブの先頭区間に跨がる規定距離(例えば、21m)の連結区間を設定する。
ステップS24において、パッチ形成判定部102は、先行ジョブの最終区間の区間距離と、後続ジョブの先頭区間の規定距離(例えば、21m)とに基づいて、両区間のカバレッジの加重平均を取るように、上記式(1)を用いて、連結区間のカバレッジを算出し、当該連結区間のカバレッジが基準値以上か否かを判定する。そして、パッチ形成判定部102は、連結区間のカバレッジが基準値以上の場合(ステップS24:Yes)、ステップS25に処理を進め、連結区間のカバレッジが基準値未満の場合(ステップS24:No)、ステップS26に処理を進める。
ステップS25において、パッチ形成判定部102は、連結ジョブを高カバレッジジョブと判定する。即ち、パッチ形成判定部102は、連結ジョブ全体として、パッチ形成は不要であると判定する。
ステップS26において、パッチ形成判定部102は、連結ジョブを低カバレッジジョブと判定する。即ち、パッチ形成判定部102は、連結ジョブ全体として、パッチ形成が必要であると判定する。
パッチ形成判定部102は、図10に示すような一連の処理により、連結ジョブの連結区間以外の領域のカバレッジについては再計算を行うことなく、連結ジョブにおいて、調整用パッチの形成を行うか否かを決定することができる。
尚、上記では、2つのジョブが連結されて連続印刷が実施される場合の処理の一例について説明したが、連結ジョブが、3つ以上のジョブが連結されて連続印刷が実施される場合にも処理内容自体は何ら変わることはない。この場合には、パッチ形成判定部102は、連結ジョブの各連結位置について、同様に、規定距離(例えば、21m)の連結区間を設定し、各連結区間におけるカバレッジをもとに、連結ジョブが低カバレッジジョブに該当するか又は高カバレッジジョブに該当するかを判定すればよい。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置Uは、
印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理するジョブ管理部101と、
前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定するパッチ形成判定部102と、
を備え、
ジョブ管理部101は、
ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
パッチ形成判定部102は、
前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する。
これによって、画像形成装置Uの制御部100において、複数のジョブを連結して一つの連結ジョブとして連続印刷する際に、再度区間設定を行って各区間のカバレッジを再計算する、という無用な処理を省略することが可能となる。即ち、これにより、制御部100は、高速な演算処理で、調整用パッチの形成有無に係る判定を実施することが可能となり、連続印刷実施時の待機時間を短縮し、ユーザビリティーを向上することができる。
特に、本実施形態に係る画像形成装置Uは、連結対象の各ジョブのカバレッジが十分に高いにも関わらず、連結対象の一つのジョブの最終区間のカバレッジのみに依拠して、連結ジョブ全体で無用に調整用パッチを形成してしまうような自体を回避でき、調整用パッチの形成有無に係る判定を適正に実施できる点で有用である。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置Uの一例として、連続印刷時、連結ジョブ中の印刷予定の画像中で低カバレッジ区間が一つでも存在する場合には、連結ジョブ全体(即ち、全ページ)に亘って調整用パッチを形成する態様を示した。しかしながら、画像形成装置Uは、連続印刷時、連結ジョブ中の印刷予定の画像中の低カバレッジ区間に選択的に調整用パッチを形成する構成としてもよい。
この場合、印刷予定登録時に、各区間に調整用パッチを形成するか否かを決定する構成となるため、連続印刷実行時(即ち、ユーザーから連結対象のジョブが選択されたとき)にも、連結区間(即ち、ジョブの連結位置)において調整用パッチを形成するか否かのみを決定すればよいことになる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本発明に係る画像形成装置によれば、複数のジョブを連結して連続印刷を実施する際に、高速な演算処理で、調整用パッチの形成有無に係る判定を適切に実施することが可能である。
U 画像形成装置
1 画像形成装置本体
2 給紙ユニット
3 巻き取りユニット
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
411 露光装置
412 現像装置
413 感光ドラム
414 帯電装置
415 クリーニング装置
416 トナー補給部
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー
423 支持ローラー
424 二次転写ローラー
425 ベルトクリーニング装置
50 用紙搬送部
60 定着部
70 インラインスキャナ
81 通信部
82 記憶部
100 制御部
101 ジョブ管理部
102 パッチ形成判定部

Claims (12)

  1. ロールtoロール方式の画像形成装置であって、
    印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理するジョブ管理部と、
    前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定するパッチ形成判定部と、
    を備え、
    前記ジョブ管理部は、
    ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
    前記パッチ形成判定部は、
    前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    画像形成装置。
  2. 前記パッチ形成判定部は、
    前記ジョブの各区間中で前記カバレッジが基準値未満となる低カバレッジ区間を特定することで、前記ジョブを実行する際に前記用紙に前記調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定し、
    前記連結ジョブの印刷を実行する場合、前記連結ジョブの前記連結区間以外の領域については、前記第1ジョブ及び前記第2ジョブそれぞれについて別個に算出した各区間の前記カバレッジに基づいて、各区間が前記低カバレッジ区間に該当するか否かを決定し、前記連結区間については、前記連続印刷時に算出した前記連結区間の前記カバレッジに基づいて、前記連結区間が前記低カバレッジ区間に該当するか否かを決定する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パッチ形成判定部は、
    前記ジョブの前記印刷予定登録を受け付けた際、前記ジョブの前記複数の区間それぞれの前記カバレッジを算出し、前記ジョブ毎に、前記ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジと、前記ジョブの前記最終区間の前記カバレッジとを前記ジョブの識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させ、
    前記連続印刷の実行指令を受け付けた際、予め記憶された前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと、前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記パッチ形成判定部は、
    前記連続印刷の実行指令を受け付けた際、前記第1ジョブ及び前記第2ジョブのいずれにも低カバレッジ区間が存在しない場合、前記連結区間の前記カバレッジを算出する処理を実施せず、前記第1ジョブ及び前記第2ジョブのいずれかに前記低カバレッジ区間が存在する場合、前記連結区間の前記カバレッジを算出する処理を実施する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記パッチ形成判定部は、
    前記第1ジョブの前記最終区間の区間距離と、前記第2ジョブの前記先頭区間の前記規定距離とに基づく、加重平均により、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記ジョブ管理部が、前記連結ジョブ中の前記第1ジョブと前記第2ジョブとの間に空白領域を挿入するように設定している場合、
    前記パッチ形成判定部は、前記第1ジョブの前記最終区間の区間距離と、前記第2ジョブの前記先頭区間の前記規定距離とに加えて、前記空白領域の空白距離を加味した加重平均により、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ジョブ管理部は、前記ユーザーの操作入力により、前記空白領域の挿入の有無、及び、前記空白領域の前記空白距離を変更可能に構成されている、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記パッチ形成判定部は、前記ユーザーの操作入力により、前記規定距離を変更可能に構成されている、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記ジョブ管理部は、前記ユーザーの操作入力により、複数の前記ジョブのうちから連結対象の前記第1ジョブと前記第2ジョブとを選択し得るように構成されている、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記パッチ形成判定部は、前記連結ジョブ中のいずれかの区間に前記低カバレッジ区間が存在する場合、前記連結ジョブ全体において、前記調整用パッチを形成する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  11. ロールtoロール方式の画像形成装置の制御方法であって、
    印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理する第1処理と、
    前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する第2処理と、
    を有し、
    ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
    前記第2処理では、前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    制御方法。
  12. ロールtoロール方式の画像形成装置の制御プログラムであって、
    印刷予定登録を受け付けたジョブを順次記憶管理する第1処理と、
    前記印刷予定登録を受け付けた複数の前記ジョブそれぞれについて、前記ジョブの印刷予定の画像を、印刷開始位置から搬送方向に沿って規定距離ごとに複数の区間に分割して各区間のカバレッジを算出し、各区間の前記カバレッジに基づいて、前記ジョブを実行する際に用紙に調整用パッチを形成するか否か及び/又はその形成態様を決定する第2処理と、
    を有し、
    ユーザーからの実行指令に応じて、複数の前記ジョブのうち第1ジョブと第2ジョブとを連結して一つの連結ジョブとして、連続印刷を実施可能に構成され、
    前記第2処理では、前記連続印刷時、前記第1ジョブと前記第2ジョブとの連結位置については、前記第1ジョブの最終区間から前記第2ジョブの先頭区間に跨がる前記規定距離の連結区間を設定すると共に、前記第1ジョブの前記最終区間の前記カバレッジと前記第2ジョブの前記先頭区間の前記カバレッジとに基づいて、前記連結区間の前記カバレッジを算出する、
    制御プログラム。



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