JP2019072863A - 画像形成装置および箔転写制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】箔用紙を再利用する際における箔転写における品質を維持することが可能な画像形成装置および箔転写制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、画像形成部により画像が形成された用紙と、給送部により給送された箔用紙とを転写ニップで重ねることで画像に箔を転写する箔転写部と、箔用紙の箔が転写された部分の位置情報を記憶する記憶部と、第1用紙の箔転写に用いられた箔用紙を再利用する際、記憶部に記憶された位置情報に基づいて、箔用紙の箔転写がされた部分と、第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが転写ニップで重ならないように、第2用紙の箔転写を制御する制御部と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置および箔転写制御方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
このような画像形成装置においては、トナー像に箔を転写する箔転写部を備えたものが知られている。箔転写部では、例えば、転写ニップにおいて、トナー像が形成された用紙と、箔が積層された箔用紙とが重ねられて、部分的に加熱されることにより、加熱された部分の箔だけが用紙に転写される。
箔転写の方法としては、糊を含有した箔を用紙に押圧することで箔転写するものや、箔転写したい領域にトナー像を形成し、加熱により溶融したトナー像が糊になって箔転写するもの等が挙げられる。箔転写に用いられる画像形成装置としては、長尺状の箔用紙をロール状に巻いたロール部と、当該ロール部から箔用紙が箔転写部に搬送され、箔転写された後の箔用紙を巻き取る巻取部とを有する構成が知られている。
箔転写においては、用紙のトナー像が形成される部分に箔転写がされるため、箔用紙における転写ニップを通過した部分には、箔転写されなかった残箔部分が存在する。このような残箔部分は、箔転写が可能な未使用領域であり、箔転写に用いることが可能であるので、当該残箔部分を有する箔用紙を再利用することが好ましいと考えられる。
使用済みの用紙の未使用領域を再利用する構成としては、例えば、特許文献1に、ロール部と巻取部とにより、巻き戻し制御を行うことにより、用紙に転写されるインク用紙を再利用可能な構成が開示されている。この技術では、1枚の用紙の印字中で、所定の第1行に印字された後、第1行の後の第2行の印字領域と、インク用紙における第1行に対応する既使用部分の使用領域とに重複がない場合、インク用紙を1行分巻き戻して、既使用部分を第2行の印字に用いる。これにより、インク用紙の再利用を可能にしている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成を箔転写に適用する場合、1枚の用紙の搬送中で箔用紙を巻き戻す必要が生じる。箔転写をする際、箔用紙と用紙とを同期させて搬送する必要があるため、1枚の用紙の搬送中で箔用紙を巻き戻すと、用紙の搬送を止める必要が生じてしまう。そのため、転写ニップにおいて、箔転写のために溶融したトナーが固まって、箔を転写するための糊として使用できなくなったり、また、箔を転写した部分に影響を与えてしまう可能性があり、ひいては箔転写における品質が低下するおそれがあった。
本発明の目的は、箔用紙を再利用する際における箔転写における品質を維持することが可能な画像形成装置および箔転写制御方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、
前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶する記憶部と、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する制御部と、
を備える。
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、
前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶する記憶部と、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る箔転写制御方法は、
用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、を備える画像形成装置の箔転写制御方法であって、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶し、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、記憶した前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する。
用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、を備える画像形成装置の箔転写制御方法であって、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶し、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、記憶した前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する。
本発明によれば、箔用紙を再利用する際における箔転写における品質を維持することができる。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成システム100が備える画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、用紙Sの搬送方向に沿って上流側から順に接続された、給紙装置2、画像形成装置1および箔転写装置3を含む。
給紙装置2は、内部に三段の給紙ユニット2A〜2Cを備え、内部に搭載される図示しない給紙制御部と画像形成装置1の制御部101とが協働することにより、画像形成装置1に用紙を1枚ずつ給紙する。
画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置2、または、給紙トレイユニット51a〜51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
画像形成装置1が備える制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。制御部101には、後述する箔転写装置3の箔転写制御部340も接続されている。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。
現像装置412は、二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面、つまり定着面と反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53aを含む複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、搬送ローラー対(排紙ローラー対)52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
箔転写装置3は、画像形成装置1から排紙された用紙Sに形成された画像、つまり、トナー像に箔を転写する装置である。箔転写装置3は、給送部310と、箔転写部320と、巻取部330と、箔転写制御部340と、箔位置読取部350と、巻出量検出部360とを有する。
給送部310は、トナー像に転写される箔が積層された箔用紙Pを箔転写部320に向けて給送する。箔用紙Pは、その搬送方向において、例えば画像形成装置1の本体幅を超える長さを有する長尺紙であり、給送部310においてロール状に巻回された状態で保持されている。
箔転写部320は、箔用紙Pと箔転写装置3に搬送される用紙Sとを転写ニップで重ねることでトナー像に箔を転写する。箔転写部320は、加熱ローラー321と、加圧ローラー322とを有する。箔転写部320では、加熱ローラー321で用紙Sに形成されたトナー像を溶融することで箔用紙Pの箔が当該トナー像に転写される。トナー像が溶融してトナーが箔の糊となることにより、トナー像上に箔が転写される。
巻取部330は、箔転写部320において箔転写された箔用紙P、つまり、使用済みの箔用紙Pを巻き取る部分である。巻取部330では、箔用紙Pがロール状に巻回された状態で保持される。
箔転写制御部340は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、画像形成装置1の制御部101と協働することにより、箔転写装置3における箔転写を制御する。箔転写制御部340は、制御部101の指令に基づき、給送部310における箔用紙Pの巻き出し、及び、巻き戻しを制御する。
ここで、巻取部330で巻き取られた使用済みの箔用紙Pを巻き戻すと、給送部310において当該箔用紙Pを箔転写部320に再度給送する、つまり、箔用紙Pを再利用することが可能となる。箔用紙Pにおいては、用紙Sにおけるトナー像がない部分に箔が転写されないため、当該部分に箔が積層された状態のまま、箔用紙Pが巻取部330に巻き取られる。そのため、箔用紙Pを巻き戻すことにより、箔が転写されなかった部分を再利用することが可能となる。
そのため、本実施の形態では、制御部101は、箔転写制御部340を介して、箔用紙Pを再利用する際、巻取部330から給送部310に箔用紙Pを巻き戻す制御を行う。具体的には、制御部101は、給送部310において巻回された箔用紙Pが全て巻取部330に巻き取られた後、箔用紙Pにおける巻き戻し制御を行う。例えば、1枚の用紙Sの搬送中において巻き戻しが行われる場合、箔用紙Pと用紙Sとを同期させて搬送する必要があることから、用紙Sの搬送を止める必要が生じる。トナー像が箔用紙Pを巻き戻すために用紙Sの搬送を止めると、既に転写ニップにおいて溶融したトナー像が、巻き戻している間に固まってしまう可能性がある。
例えば、図3に示すように、トナー像Tの一部に箔Lが転写された後、箔用紙Pの巻き戻しが行われた場合、箔Lよりも搬送方向(図3における上方向)の下流側のトナー像Tが転写ニップに位置したまま、用紙Sの搬送が止められる。トナー像Tは、転写ニップにおいて溶融しているが、箔用紙Pを巻き戻している間に、当該トナー像Tが固まってしまい、箔を転写するための糊として使用できなくなってしまう。
また、箔Lの部分も転写ニップ付近に位置することから、箔用紙Pを巻き戻すことにより、箔Lの部分にも影響を与えてしまう可能性がある。
しかし、本実施の形態のように給送部310に巻回された箔用紙Pが全て巻取部330に巻き取られた後に、巻き戻しを行うため、溶融したトナー像が固まったり、既に転写された箔に影響を与えることが抑制される。また、1枚の用紙Sの箔転写途中で巻き戻さないのであれば、給送部310に巻回された箔用紙Pが全て巻取部330に巻き取られる前に、箔用紙Pの巻き戻しを行っても良い。つまり、制御部101は、用紙Sの箔転写がされていないときに、巻取部330から給送部310に箔用紙Pを巻き戻す制御を行うようにすれば良い。
ところで、再利用される箔用紙Pにおいては、転写された使用済み部分と、転写されていない未使用部分とが存在するので、使用済み部分と、用紙Sにおけるトナー像の部分とが重ならないようにする必要がある。
そこで、本実施の形態では、箔位置読取部350及び巻出量検出部360により、箔用紙Pにおける使用済み部分の位置を正確に管理する。
箔位置読取部350は、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサー等であり、転写ニップを通過した箔用紙Pにおける使用済み部分を読み取ることで検出する。
巻出量検出部360は、給送部310における箔用紙Pの巻出量を検出する。巻出量検出部360は、例えば、給送部310におけるロール部分の巻回軸を中心に回転する円板と、透過型フォトセンサーとにより構成される。円板には、円板の曲線に沿って等間隔に並ぶ複数の孔が形成されている。
円板が回転することで、孔の部分と、孔ではない部分とが、透過型フォトセンサーの位置を交互に通過するようになっている。これにより、巻出量検出部360は、透過型フォトセンサーにより、ON信号と、OFF信号とを交互に出力する。
画像形成装置1の制御部101は、巻出量検出部360が出力する、ON信号とOFF信号とから構成されるパルス信号を取得して、例えば、当該パルス信号に所定の定数を乗算した値を給送部310における箔用紙Pの巻出量とする。なお、箔用紙Pの巻出量は、給送部310を駆動するモーターの累積駆動時間に、給送部310における搬送速度を乗算した値としても良い。
画像形成装置1の制御部101は、この巻出量と、箔位置読取部350が出力した信号とに基づいて、箔用紙Pにおける使用済み部分の位置情報を記憶部72に記憶させる。これにより、箔用紙Pにおける使用済み部分の位置を正確に管理することができる。
そして、制御部101は、箔用紙Pを再利用する際、記憶部72に記憶された位置情報に基づいて、箔用紙Pの転写された部分と、箔転写がされた第1用紙の後の第2用紙に形成されるトナー像とが転写ニップで重ならないように、第2用紙の箔転写を制御する。
具体的に、制御部101は、第2用紙に箔転写をする際、位置情報と、第2用紙の画像情報とを比較して、箔用紙Pにおける位置情報に対応する部分を避けて箔用紙Pにおける箔転写の開始位置を決定する。
箔転写の開始位置の決定について、具体例を説明する。例えば、新品の箔用紙Pが箔転写装置3にセットされた状態で、図4Aに示すように、同一のトナー像T1が形成された第1用紙S1,S2,S3,S4が同一の搬送間隔で連続して転写ニップに搬送されたとする。
第1用紙S1,S2,S3,S4が転写ニップを通過すると、図4Bに示すように、箔用紙Pには、第1用紙S1,S2,S3,S4が転写ニップを通過した際にトナー像T1に接触した部分が使用済み部分U1となる。第1用紙S1,S2,S3,S4は、同一の搬送間隔で搬送されるため、箔用紙Pにおける隣り合う使用済み部分U1の間隔は、全て同じ間隔となる。
制御部101は、箔位置読取部350及び巻出量検出部360からの情報に基づいて、各使用済み部分U1の位置情報を認識して記憶部72に記憶させる。記憶部72には、例えば、図4Cに示すように、箔用紙Pに対応する箔用紙情報Xと、使用済み部分U1に対応する使用済み位置情報X1とが記憶される。使用済み位置情報X1は、実際の箔用紙Pにおける使用済み部分U1に合わせて記憶される。つまり、記憶部72に記憶される記憶される位置情報は、箔用紙Pにおける実際の転写位置に合わせて決定される。
その後、巻出部330から給送部310に箔用紙Pが巻き戻された後、図5Aに示すように、トナー像T2が形成された第2用紙S5,S6,S7,S8が転写ニップを通過するような印刷処理がされるとする。制御部101は、第2用紙S5,S6,S7,S8の画像情報の全てを含む、図5Bに示すような第1比較情報Vを形成する。
第1比較情報Vは、記憶部72に記憶されている使用済み位置情報X1と比較するための情報である。第1比較情報Vには、第2用紙S5,S6,S7,S8の画像情報である各トナー像T2に対応する部分の位置情報である使用予定位置情報X2が含まれる。
制御部101は、図5Cに示すように、第1比較情報Vと、記憶部72に記憶されている箔用紙情報Xとを比較する。具体的には、制御部101は、第1比較情報Vと箔用紙情報Xとを重ね合わせて、使用済み位置情報X1と使用予定位置情報X2とが重ならないように第1比較情報Vの位置合わせを行う。
例えば、図5Cに示す例の場合、使用済み位置情報X1と、使用予定位置情報X2との、箔用紙Pの幅方向(図5Cにおける左右方向)における位置が異なる。そのため、使用済み位置情報X1と、使用予定位置情報X2との、箔用紙Pの搬送方向(図5Cにおける上下方向)における位置が同じになるように、第1比較情報Vを用紙情報Xに重ね合わせる。
なお、使用済み位置情報X1と、使用予定位置情報X2との、幅方向における位置が異なる場合でも、使用済み位置情報X1と使用予定位置情報X2との、搬送方向における位置が異なるように第1比較情報Vを用紙情報Xに重ね合わせても良い。
このようにすることで、第2用紙S5,S6,S7,S8におけるトナー像T2の、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置が、Y1,Y2,Y3,Y4となるように箔用紙Pにおける箔転写の開始位置が決定される。これにより、使用済みの箔用紙Pの未使用部分を有効に活用することができる。
また、第1比較情報Vと使用済み位置情報X1とを比較した結果、使用済み位置情報X1の一部と使用予定位置情報X2の一部とが重なる場合が起こり得る。例えば、図6Aには、複数枚の第2用紙S5,S6,S7,S8のうちの第2用紙S7のとき、使用済み位置情報X1(上から三番目のX1)と、第2用紙S7に対応する使用予定位置情報X2(上から三番目のX2)とが重なる場合を例示している。図6Aに示す例では、第2用紙S7(図5A参照)が本発明の「第3用紙」に対応する。
この場合、図6Bに示すように、制御部101は、第2用紙S7以降の用紙に形成される画像情報の全てを含む第2比較情報V1を用いて、箔用紙Pの第2用紙S7の画像情報に対応する部分における箔転写の開始位置を決定する。
具体的には、上から三番目及び四番目の使用済み位置情報X1と、第2比較情報V1における使用予定位置情報X2とが重ならないように、箔用紙Pの第2用紙S7の画像情報に対応する部分における箔転写の開始位置を決定する。図6Bに示す例では、第2用紙S7の使用予定位置情報X2の、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置がY5になるように、開始位置が決定される。
このように制御することで、ある程度の生産性を維持しつつも、確実に使用済み位置情報X1と、使用予定位置情報X2とが重なることを抑制することができる。
また、図6Bの場合、第2比較情報V1を元の第1比較情報Vに対して、搬送方向の下流側にずらしたものを例示しているが、上流側にずらしても良い。また、第2比較情報V1をずらすため、制御部101は、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置に合わせて用紙Sの搬送タイミングを調整するような制御を行うようにすれば良い。
用紙Sの搬送タイミングを調整するような制御とは、例えば、用紙Sが転写ニップに進入する前に、用紙搬送部50や、箔転写装置3における搬送部における搬送速度を調整したり、給紙装置2や給紙部51における給紙タイミングを調整するような制御である。
また、図6Bに示す例では、第1比較情報Vを、2つに分割していたが、3つ以上に分割しても良い。3つ以上の比較情報に分割する場合、制御部101は分割した比較情報毎に、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置を決定するようにすれば良い。これにより、箔用紙Pの再利用を効果的に行うことができる。
次に、画像形成装置1における箔転写制御を実行するときの動作例について説明する。図7は、画像形成装置1における箔転写制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図7における処理は、制御部101が印刷処理の実行指示を受け付けたときに実行される。また、箔転写装置3において、箔用紙Pの新品が取り付けられた場合、制御部101により、記憶部72における箔用紙Pの巻出量はリセットされる。
図7に示すように、制御部101は、箔用紙Pが再利用であるか否かについて判定する(ステップS101)。箔用紙Pが再利用であるか否かの判定は、新品の箔用紙Pが終端まで使用されて、巻き戻された後であるか否かで行われる。具体的には、箔用紙Pが巻き戻された後である場合、箔用紙Pが再利用であると判定され、箔用紙Pが巻き戻された後でない場合、箔用紙Pが再利用出ないと判定される。
判定の結果、箔用紙Pが再利用ではない場合(ステップS101、NO)、処理はステップS103に遷移する。一方、箔用紙Pが再利用である場合(ステップS101、YES)、制御部101は、後述する開始位置決定処理を行う(ステップS102)。
次に、制御部101は、箔転写処理を行う(ステップS103)。箔転写処理がされる際には、箔が転写された位置の位置情報が記憶部72等に記憶される。次に、制御部101は、箔用紙Pが終端まで使用されたか否かについて判定する(ステップS104)。
判定の結果、箔用紙Pが終端まで使用されていない場合(ステップS104、NO)、処理はステップS106に遷移する。箔用紙Pが終端まで使用された場合(ステップS104、YES)、制御部101は、箔用紙Pの巻き戻し処理を行う(ステップS105)。
次に、制御部101は、印刷処理が終了したか否かについて判定する(ステップS106)。判定の結果、印刷処理が終了していない場合(ステップS106、NO)、処理はステップS101に戻る。一方、印刷処理が終了した場合(ステップS106、YES)、本制御は終了する。
次に、図7のステップS102における開始位置決定処理を実行するときの動作例について説明する。図8は、画像形成装置1における開始位置決定処理を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図8における処理は、制御部101が開始位置決定処理の実行指示を受け付けたときに実行される。
図8に示すように、制御部101は、第2用紙の画像情報を取得する(ステップS201)。次に、制御部101は、記憶部72から箔用紙Pにおける使用済み位置の位置情報を取得する(ステップS202)。
次に、制御部101は、実行指示を受けた印刷処理が、複数枚連続して印刷する処理であるか否かについて判定する(ステップS203)。判定の結果、複数枚連続して印刷する処理ではない場合(ステップS203、NO)、処理はステップS207に遷移する。一方、複数枚連続して印刷する処理である場合(ステップS203、YES)、制御部101は、第1比較情報を形成する(ステップS204)。
次に、制御部101は、画像情報と位置情報とを比較し、重なる部分があるか否かについて判定する(ステップS205)。判定の結果、重なる部分がない場合(ステップS205、NO)、処理はステップS207に遷移する。一方、重なる部分がある場合(ステップS205、YES)、制御部101は、第1比較情報を分割する(ステップS206)。
次に、制御部101は、位置情報と画像情報とが重ならないように箔転写における開始位置を決定する(ステップS207)。ステップS207の後、本制御は終了する。
以上のような本実施の形態によれば、第1用紙の箔転写に用いられた箔用紙Pを再利用する際、使用済み位置情報X1と使用予定位置情報X2とが転写ニップで重ならないように第2用紙の箔転写を制御する。これにより、箔用紙Pの未使用部分を第2用紙の箔転写に有効に活用することができるので、箔用紙Pを再利用する際における箔転写の品質を維持することができる。
また、使用済み位置情報X1と使用予定位置情報X2とを比較して、箔用紙Pの箔転写がされた部分を避けて、第2用紙の、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置を決定するので、第2用紙の箔転写の品質を向上させることができる。
また、複数枚の第2用紙を連続して箔転写を行う際、全ての画像情報を含む第1比較情報Vを形成して、当該第1比較情報Vに係る、箔用紙Pにおける箔転写の開始位置を決定するので、複数枚の第2用紙の搬送間隔を維持しながら、箔転写を行うことができる。つまり、生産性を維持しながら、複数枚の第2用紙の箔転写を行うことができる。
また、箔転写の途中で巻き戻し制御が行われないので、1枚の用紙の搬送途中で用紙の搬送を止める必要がない。そのため、転写ニップで溶融したトナー像が固まったり、既に転写された箔に影響を与えることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、箔用紙Pにおける使用済み位置情報X1を記憶部72に記憶させていたが、例えば、複数枚の用紙に連続して箔転写する場合であって、複数枚の用紙に同じ画像が形成される場合、用紙内における画像の位置、及び、複数枚の用紙における画像の間隔のみを位置情報として記憶部72に記憶させるようにしても良い。これにより、記憶部72に記憶させる情報を削減することができる。
また、上記実施の形態では、画像形成装置1及び箔転写装置3を含む画像形成システム100であったが、画像形成装置1が箔転写装置3における箔転写の構成を備えたものであっても良い。
また、上記実施の形態では、箔位置読取部350により、転写ニップを通過した箔用紙Pにおける使用済み部分を読み取っていたが、本発明はこれに限定されず、箔位置読取部350を用いずに箔用紙Pにおける使用済み部分を検出しても良い。例えば、画像の間隔と、箔用紙Pのロール状に巻回された部分の位置等から使用済み部分の位置情報を検出するようにしても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
3 箔転写装置
40 画像形成部
72 記憶部
101 制御部
310 給送部
320 箔転写部
330 巻取部
340 箔転写制御部
350 箔位置読取部
360 巻出量検出部
3 箔転写装置
40 画像形成部
72 記憶部
101 制御部
310 給送部
320 箔転写部
330 巻取部
340 箔転写制御部
350 箔位置読取部
360 巻出量検出部
Claims (11)
- 用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、
前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶する記憶部と、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する制御部と、
を備える画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第2用紙に箔転写を行う際、前記位置情報と、前記第2用紙の画像情報とを比較して、前記箔用紙の箔転写がされた部分を避けて、前記箔用紙における箔転写の開始位置を決定する、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、複数枚の前記第2用紙に連続して箔転写を行う際、前記複数枚の前記第2用紙に形成される画像情報の全てを含む第1比較情報を用いて、前記箔用紙における箔転写の開始位置を決定する、
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1比較情報と前記位置情報とを比較した結果、前記複数枚の前記第2用紙のうちの第3用紙のとき、前記位置情報と、前記第3用紙に形成される画像情報とが重なる場合、前記第3用紙以降の用紙に形成される画像情報の全てを含む第2比較情報を用いて、前記箔用紙の前記第3用紙の前記画像情報に対応する部分における箔転写の開始位置を決定する、
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1比較情報と前記位置情報とを比較した結果、前記第2用紙における前記画像情報と、前記位置情報とが重なる場合、前記第1比較情報を複数に分割し、分割した比較情報毎に、前記箔用紙における箔転写の開始位置を決定する、
請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記箔用紙における箔転写の前記開始位置に合わせて前記用紙の搬送タイミングを調整するように前記用紙の搬送を制御する、
請求項2〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記位置情報は、前記箔用紙における実際の転写位置に合わせて決定される、
請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記記憶部は、複数枚の用紙に連続して箔転写がされる場合であって、前記複数枚の用紙に同じ画像が形成される場合、前記用紙内における前記画像の位置、及び、前記複数枚の用紙における前記画像の間隔のみを前記位置情報として記憶する、
請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記給送部により給送され、前記転写ニップで前記用紙に箔転写された後の前記箔用紙を巻き取る巻取部を備え、
前記制御部は、前記箔用紙を再利用する際、前記巻取部から前記給送部に前記箔用紙を巻き戻す制御を行う、
請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記用紙の箔転写がされていないときに、前記巻取部から前記給送部に前記箔用紙を巻き戻す制御を行う、
請求項9に記載の画像形成装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像に転写される箔が積層された箔用紙を給送する給送部と、前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙と、前記給送部により給送された前記箔用紙とを転写ニップで重ねることで前記画像に前記箔を転写する箔転写部と、を備える画像形成装置の箔転写制御方法であって、
前記箔用紙の前記箔が転写された部分の位置情報を記憶し、
第1用紙の箔転写に用いられた前記箔用紙を再利用する際、記憶した前記位置情報に基づいて、前記箔用紙の箔転写がされた部分と、前記第1用紙の後の第2用紙に形成される画像とが前記転写ニップで重ならないように、前記第2用紙の箔転写を制御する箔転写制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017198767A JP2019072863A (ja) | 2017-10-12 | 2017-10-12 | 画像形成装置および箔転写制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020241539A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | キヤノン株式会社 | 箔転写装置及び画像形成システム |
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-
2017
- 2017-10-12 JP JP2017198767A patent/JP2019072863A/ja active Pending
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