JP7310438B2 - 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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本発明は、画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
トナー画像が形成された用紙を、箔と重ねて加熱および加圧し、トナー画像に箔を転写する箔押し印刷の技術が知られている。箔押し印刷に使用される箔は、非常に高価であるため、箔の無駄な消費を抑止する技術が求められている。例えば特許文献1には、グルーピングされたジョブ毎に好適な幅の箔ロールを使用して、箔ロールの交換回数を削減しつつ、箔の廃棄量を抑制する技術が開示されている。
特開2018-151810号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、箔の廃棄量を抑制するために、異なる幅を有する複数の箔ロールが準備されなければならない。また、箔押し装置における箔ロールの交換作業には手間や時間がかかり、箔押し印刷における生産性が低下する虞もある。
一方、箔の廃棄量は、箔押し印刷のオペレーターが、箔の使用領域が重ならないようにレイアウト等を考慮して、箔を使い回すことによっても抑制され得る。しかし、箔を何度も加熱すると、箔が徐々に劣化し、箔に皺やひび割れ等が発生する場合がある。劣化した箔が転写された用紙は、ヤレ紙になるため、箔押し印刷における生産性がさらに低下するという問題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、箔押し印刷における生産性を向上させつつ、箔の劣化を抑制できる画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1)1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの画像を重ねて得られる画像であるオーバーレイ画像を生成する生成部と、複数の前記印刷ジョブにそれぞれ対応する、前記生成部によって生成された複数の前記オーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数の前記オーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する判断部と、箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、前記判断部によって重ならないと判断された複数の前記オーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の前記印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する分類部と、前記分類部による前記グループの分類結果を出力する出力部と、を有する、画像形成装置。
(2)前記所定の条件は、同じ前記グループに分類される前記印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件であり、前記分類部は、前記所定の数以下の前記印刷ジョブ同士を、同じ前記グループに分類する、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記所定の条件は、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する前記印刷ジョブを、優先的に分類するという条件であり、前記分類部は、前記幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する複数の前記印刷ジョブを、優先的に分類する、上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)操作受付部をさらに有し、前記分類部は、前記加熱回数を制限する機能を有効化するオペレーターの操作が、前記操作受付部において受け付けられた場合、前記所定の条件に基づいて、前記印刷ジョブを分類する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)画像形成装置の制御プログラムであって、1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの画像を重ねて得られる画像であるオーバーレイ画像を生成する生成ステップと、複数の前記印刷ジョブにそれぞれ対応する、前記生成ステップにおいて生成された複数の前記オーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数の前記オーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する判断ステップと、箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、前記判断ステップにおいて重ならないと判断された複数の前記オーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の前記印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する分類ステップと、前記分類ステップにおける前記グループの分類結果を出力する出力ステップと、を含む処理を、コンピューターに実行させるための制御プログラム。
(6)前記所定の条件は、同じ前記グループに分類される前記印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件であり、前記分類ステップは、前記所定の数以下の前記印刷ジョブ同士を、同じ前記グループに分類する、上記(5)に記載の制御プログラム。
(7)前記所定の条件は、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する前記印刷ジョブを、優先的に分類するという条件であり、前記分類ステップは、前記幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する複数の前記印刷ジョブを、優先的に分類する、上記(5)または(6)に記載の制御プログラム。
(8)前記分類ステップは、前記加熱回数を制限する機能を有効化するオペレーターの操作が、前記画像形成装置が有する操作受付部において受け付けられた場合、前記所定の条件に基づいて、前記印刷ジョブを分類する、上記(5)~(7)のいずれかに記載の制御プログラム。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置によれば、1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの画像を重ねて得られる画像であるオーバーレイ画像を生成する。そして、画像形成装置は、複数の印刷ジョブのそれぞれに対応する複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数のオーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する。さらに、画像形成装置は、箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、重ならないと判断した複数のオーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類し、グループの分類結果を出力する。同じグループに分類された印刷ジョブは、箔の使い回しが可能な印刷ジョブであり、同じグループに分類される印刷ジョブの数は、箔を使い回す場合の加熱回数に対応する。このため、画像形成装置は、所定の条件に基づいて印刷ジョブを分類することによって、箔押し印刷における箔の加熱回数を制限し、箔の劣化を抑止できる。また、画像形成装置は、箔押し印刷のオペレーターに、グループの分類結果を確認させるだけで、手間や時間をかけさせることなく、箔の使い回しが可能な印刷ジョブを正確に確認させることができ、オペレーターは、箔を使い回しやすくなる。したがって、画像形成装置は、箔ロールの交換頻度を低下させることによって、箔押し印刷における生産性を向上させることもできる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。 オーバーレイ画像の重なりを説明するための図である。 オーバーレイ画像の重なりを説明するための図である。 オーバーレイ画像の重なりを説明するための図である。 画像形成装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 一時保存された印刷ジョブを示す一覧画面の一例を示す図である。 オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。 グループの分類結果を出力する画面の一例を示す図である。 変形例1に係る画像形成装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。 オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。 オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。 変形例2に係る操作画面の一例を示す図である。 変形例3および4に係る操作画面の一例を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法の比率は、説明の都合上誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。
(画像形成システム)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10および箔押し装置20を備える。
画像形成装置10は、箔押し印刷における箔の転写対象となるトナー画像を用紙P1に形成し、トナー画像が形成された用紙P2を出力する。トナー画像が形成された用紙P2は、箔押し印刷のオペレーターによって手作業で運搬され、箔押し装置20にセットされる。
箔押し装置20は、トナー画像が形成された用紙P2を、例えばロール状に巻かれた箔と重ねて加熱および加圧し、溶融したトナーを接着剤として、トナー画像に箔を転写する。そして、箔押し装置20は、箔が転写された最終的な印刷物P3を出力する。
(画像形成装置)
続いて、画像形成装置10の詳細について説明する。図2は、画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作パネル14、給紙部15、搬送部16、画像形成部17および定着部18を備える。各構成要素は、信号をやり取りするためのバスを介して、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を備え、プログラムに従い、上述した各構成要素の制御や各種の演算処理を実行する。制御部11の機能構成については、図3を参照して後述する。
記憶部12は、予め各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを記憶するハードディスク等を備える。記憶部12は、例えば、箔押し印刷用の印刷ジョブを、一時的に保存(記憶)する。
通信部13は、PC(Personal Computer)等の他の機器と通信するためのインターフェースを備える。通信部13は、例えば、オペレーターが使用するPCから、印刷ジョブを受信する。
操作パネル14は、タッチパネルやテンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備え、表示部として各種情報を表示したり、操作受付部として各種操作を受け付けたりする。
給紙部15は、印刷に使用される用紙を収容する給紙トレイを備え、給紙トレイに収容された用紙を一枚ずつ給紙する。
搬送部16は、搬送路、搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラー、および搬送ローラーを駆動する駆動モーターを備え、給紙部15によって給紙された用紙を搬送路に沿って搬送する。
画像形成部17は、電子写真プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、搬送部16によって搬送されてきた用紙に画像を形成する。
定着部18は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを備え、画像形成部17によって画像が形成され、搬送部16によって搬送されてきた用紙を加熱および加圧して、用紙に画像を定着させる。
なお、画像形成システム1および画像形成装置10は、上述した構成要素以外の構成要素を含んでもよいし、上述した構成要素のうちの一部の構成要素を含まなくてもよい。
(制御部)
図3は、画像形成装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。図4、図5Aおよび図5Bは、オーバーレイ画像の重なりを説明するための図である。
図3に示すように、制御部11は、プログラムを読み込んで処理を実行することによって、生成部111、記憶制御部112、判断部113、分類部114および出力部115として機能する。
生成部111は、1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの画像を重ねて得られる画像(以下「オーバーレイ画像」と称する)を生成する。生成部111は、例えば、1つの印刷ジョブが複数のページを含む場合、複数のページにそれぞれ含まれる複数の画像を重ねて、オーバーレイ画像を生成する。また、生成部111は、1つの印刷ジョブが1つのページのみを含む場合、1つのページに含まれる画像を、オーバーレイ画像として出力する。
記憶制御部112は、オーバーレイ画像を、記憶部12に記憶させる。
判断部113は、各種の判断を行う。判断部113は、例えば、複数の印刷ジョブにそれぞれ対応する複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数のオーバーレイ画像が重なるか否かを判断する。図4に示す例では、ジョブ1に対応する、複数の花の図柄を含むオーバーレイ画像A1と、ジョブ3に対応する、「Happy Birthday」の文字およびクラッカーの図柄を含むオーバーレイ画像A3と、ジョブ5に対応する、黒ベタのオーバーレイ画像A5とが、同じページに形成された場合でも、重ならないように配置されている。この場合、判断部113は、ジョブ1、3および5にそれぞれ対応する複数のオーバーレイ画像A1、A3およびA5が、重ならないと判断する。
なお、判断部113は、例えば、複数のオーバーレイ画像にそれぞれ含まれる画素の濃度値(画素値)に基づいて、複数のオーバーレイ画像が重なるか否かを判断してもよい。より具体的には、例えば図5Aおよび図5Bに示すように、オーバーレイ画像B1およびB2にそれぞれ含まれる黒画素の濃度値と、オーバーレイ画像B1およびB2が同じページに形成されると仮定された場合に得られる画像B12に含まれる黒画素の濃度値とが算出され、各黒画素の濃度値が比較される。図5Aに示す例では、画像B12に含まれる各黒画素は、オーバーレイ画像B1またはB2に含まれる各黒画素の濃度値とは、異なる濃度値を一部(図5Aに示す塗りつぶし部)に有する。この場合、判断部113は、オーバーレイ画像B1およびB2が重なると判断する。一方、図5Bに示す例では、画像B12に含まれる各黒画素は、オーバーレイ画像B1またはB2に含まれる各黒画素の濃度値と、同じ濃度値を有する。この場合、判断部113は、オーバーレイ画像B1およびB2が重ならないと判断する。
分類部114は、印刷ジョブを分類する。より具体的には、分類部114は、重ならないと判断された複数のオーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する。分類部114は、例えば、図4に示すようなジョブ1、3および5を、同じグループに分類する。本実施形態では、分類部114は、所定の条件に基づいて、印刷ジョブを分類する。
出力部115は、グループの分類結果を出力する。出力部115は、例えば、グループの分類結果を、操作パネル14に表示させることによって出力する。
(処理)
続いて、画像形成装置10の処理の手順について説明する。画像形成装置10の処理は、箔押し印刷における生産性を向上させつつ、箔の劣化を抑制するように制御するものである。
図6は、画像形成装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示すアルゴリズムは、記憶部12にプログラムとして記憶されており、制御部11によって実行される。また、図7は、一時保存された印刷ジョブを示す一覧画面の一例を示す図である。図8は、オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。図9は、グループの分類結果を出力する画面の一例を示す図である。
図6に示すように、制御部11はまず、判断部113として、記憶部12において一時保存された印刷ジョブを選択するオペレーターの操作が、操作パネル14において受け付けられたか否かを判断する(ステップS101)。制御部11は、例えば、操作パネル14において表示されている、図7に示すような一時保存された印刷ジョブを示す一覧画面において、1つ以上の印刷ジョブを選択する操作が受け付けられたか否かを判断する。
印刷ジョブを選択する操作が受け付けられたと判断した場合(ステップS101:YES)、制御部11は、判断部113として、複数の印刷ジョブを選択するオペレーターの操作が受け付けられたか否かを判断する(ステップS102)。
複数の印刷ジョブを選択する操作が受け付けられていない、すなわち、1つの印刷ジョブのみを選択する操作が受け付けられたと判断した場合(ステップS102:NO)、制御部11は、処理を終了する。なお、制御部11は、図7に示すような「箔押しグループ」のソフトキーを、操作パネル14にグレーアウト表示させた上で、処理を終了してもよい。
複数の印刷ジョブを選択する操作が受け付けられたと判断した場合(ステップS102:YES)、制御部11は、分類部114として、選択された印刷ジョブを分類の対象として認識する(ステップS103)。なお、制御部11は、印刷ジョブが選択されている状態で、図7に示すような「箔押しグループ」のソフトキーを押下する操作が受け付けられたと判断した場合、ステップS103の処理に進んでもよい。
一方、印刷ジョブを選択する操作が受け付けられていないと判断した場合(ステップS101:NO)、制御部11は、分類部114として、全ての印刷ジョブを分類の対象として認識する(ステップS104)。なお、制御部11は、印刷ジョブが選択されていない状態で、図7に示すような「箔押しグループ」のソフトキーを押下する操作が受け付けられたと判断した場合、ステップS104の処理に進んでもよい。
続いて、制御部11は、生成部111として、ステップS103またはS104において分類の対象として認識された複数の印刷ジョブにそれぞれ対応する、複数のオーバーレイ画像を生成する(ステップS105)。制御部11は、例えば、印刷ジョブが一時保存された順に(例えば、図7に示す例ではジョブ1から順に)、印刷ジョブに対応するオーバーレイ画像を生成する。そして、制御部11は、記憶制御部112として、生成されたオーバーレイ画像を、記憶部12に記憶させる(ステップS106)。その後、制御部11は、分類部114として、記憶部12において記憶されている複数のオーバーレイ画像を含むリストを作成する(ステップS107)。
続いて、制御部11は、判断部113として、リストに含まれる複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合における、複数のオーバーレイ画像同士の重なりを判断する(ステップS108)。そして、制御部11は、分類部114として、所定の条件に基づいて、重ならないと判断された複数のオーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する(ステップS109)。所定の条件は、箔を使い回す場合の加熱回数を制限するための所定の条件であり、例えば、同じグループに分類される印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件である。すなわち、制御部11は、例えば、重ならないと判断された複数のオーバーレイ画像にそれぞれ対応する、所定の数以下の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する。所定の数は、自動的に設定(例えば「2」に設定)されてもよいし、所定の数を入力するオペレーターの操作に基づいて設定されてもよい。
制御部11は、例えば、印刷ジョブが一時保存された順に、印刷ジョブに対応するオーバーレイ画像の重なりを判断し、印刷ジョブをグループに分類する。図8に示す例では、ジョブ1~5に対応するオーバーレイ画像A1~A5がそれぞれ生成されており、所定の数が「2」に設定されているものとする。この場合、制御部11はまず、先頭の印刷ジョブであるジョブ1に対応するオーバーレイ画像A1と、次の印刷ジョブであるジョブ2に対応するオーバーレイ画像A2とが、同じページに形成された場合、重なるか否かを判断する。図8に示す例では、オーバーレイ画像A1およびA2は重なるため、制御部11は、オーバーレイ画像A1およびA2に対応するジョブ1および2を、同じグループに分類しない。
続いて、制御部11は、オーバーレイ画像A1と、次のオーバーレイ画像A3とが重なるか否かを判断する。図8に示す例では、オーバーレイ画像A1およびA3は重ならないため、制御部11は、オーバーレイ画像A1およびA3に対応するジョブ1および3を、同じグループ(例えばグループ1)に分類する。制御部11は、2つのジョブ1および3を同じグループに分類したため、他のジョブ2、4および5を、これ以上当該グループには分類しない。
続いて、制御部11は、未だグループに分類されていない印刷ジョブのうち、先頭の印刷ジョブであるジョブ2に対応するオーバーレイ画像A2と、次の印刷ジョブであるジョブ4に対応するオーバーレイ画像A4が重なるか否かを判断する。図8に示す例では、オーバーレイ画像A2およびA4は重ならないため、制御部11は、オーバーレイ画像A2およびA4に対応するジョブ2および4を、同じグループ(例えばグループ2)に分類する。制御部11は、2つのジョブ2および4を同じグループに分類したため、他のジョブ5を、これ以上当該グループには分類しない。
図8に示すように、複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定された場合でも重ならないのであれば、これらの画像に転写する箔として、搬送方向における同じ位置の箔が使い回されたとしても、箔の使用領域は重ならないと言える。すなわち、同じグループに分類された印刷ジョブは、箔の使い回しが可能な印刷ジョブであり、同じグループに分類される印刷ジョブの数は、箔を使い回す場合の加熱回数に対応すると言える。このため、本実施形態では、箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、印刷ジョブが分類されることによって、箔押し印刷における箔の加熱回数が制限される。
図6に戻って、制御部11は、出力部115として、グループの分類結果を出力して(ステップS110)、処理を終了する。制御部11は、例えば図9に示すように、グループの分類結果を、操作パネル14に表示させることによって出力する。図9に示す例では、グループの分類結果として、同じグループに分類された複数の印刷ジョブにそれぞれ対応する複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定された場合に得られる画像が、表示(例えば、サムネイル表示)されている。
また、操作パネル14において表示されている、図9に示すようなグループの分類結果を出力する画面において、グループに分類された印刷ジョブのうち1つ以上の印刷ジョブを選択するオペレーターの操作が受け付けられてもよい。そして、印刷ジョブを選択する操作が受け付けられた場合、表示されている画像のうち、選択された印刷ジョブに対応するオーバーレイ画像が、強調表示(ハイライト表示)されてもよい。
また、グループに分類される印刷ジョブの数が多かったり、グループの数が多かったりして、グループの分類結果が一画面に表示され得ない場合がある。この場合において、ソフトキーK1またはK2を押下する操作が受け付けられたとき、グループの分類結果を出力する画面は、スクロールさせられてもよい。また、「箔押しグループ」のソフトキーを押下する操作が受け付けられた場合、図9に示すようなグループの分類結果を出力する画面は、図7に示すような一時保存された印刷ジョブを示す一覧画面に遷移させられてもよい。
また、「出力」のソフトキーを押下する操作が受け付けられた場合、印刷ジョブに基づく印刷物の出力が開始されてもよい。同じグループに分類された印刷ジョブは、まとめて実行されてもよく、グループ内における印刷ジョブの実行順序は、ソフトキーK3を押下する操作が受け付けられることによって、変更されてもよい。これにより、オペレーターは、まとめて実行される印刷ジョブを、箔の使い回しが可能な印刷ジョブとして認識できる。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
画像形成装置10は、1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの画像を重ねて得られる画像であるオーバーレイ画像を生成する。そして、画像形成装置10は、複数の印刷ジョブのそれぞれに対応する複数のオーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数のオーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する。さらに、画像形成装置10は、箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、重ならないと判断した複数のオーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類し、グループの分類結果を出力する。同じグループに分類された印刷ジョブは、箔の使い回しが可能な印刷ジョブであり、同じグループに分類される印刷ジョブの数は、箔を使い回す場合の加熱回数に対応する。このため、画像形成装置10は、所定の条件に基づいて印刷ジョブを分類することによって、箔押し印刷における箔の加熱回数を制限し、箔の劣化を抑止できる。また、画像形成装置10は、箔押し印刷のオペレーターに、グループの分類結果を確認させるだけで、手間や時間をかけさせることなく、箔の使い回しが可能な印刷ジョブを正確に確認させることができ、オペレーターは、箔を使い回しやすくなる。したがって、画像形成装置10は、箔ロールの交換頻度を低下させることによって、箔押し印刷における生産性を向上させることもできる。
より具体的には、画像形成装置10は、所定の数以下の印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する。これにより、画像形成装置10は、箔の加熱回数を、所定の数以下に制限できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲内において、種々の変更や改良等がなされ得る。
(変形例1)
上述した実施形態では、画像形成装置10が、箔を使い回す場合の加熱回数を制限するための所定の条件として、同じグループに分類される印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件を用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、画像形成装置10は、上述したような条件に代えて、または当該条件に加えて、他の所定の条件を用いてもよい。
図10は、変形例1に係る画像形成装置の処理の手順の一例を示すフローチャートである。図11A~図11Cは、オーバーレイ画像の重なり判断の処理の手順の一例を説明するための図である。なお、図10に示すステップS201以外の処理は、図6に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
図10に示すように、制御部11は、複数のオーバーレイ画像を含むリストを作成した後、分類部114として、リストに含まれる複数のオーバーレイ画像を、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい順に並べ替える(ステップS201)。そして、制御部11は、リストに含まれる複数のオーバーレイ画像の並び順に従って、所定の条件に基づいて、印刷ジョブを分類する。変形例1に係る所定の条件は、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きいオーバーレイ画像に対応する印刷ジョブを、優先的に分類するという条件である。すなわち、制御部11は、重ならないと判断された複数のオーバーレイ画像のうち、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きいオーバーレイ画像に対応する印刷ジョブを、優先的に分類する。
例えば、図11A~図11Cに示す例では、ジョブ1~4に対応するオーバーレイ画像C1~C4がそれぞれ生成されている。図11Aに比較例として示すように、いかなる所定の条件も用いられていない場合、ジョブ1、2および4が同じグループに分類される。この場合、箔の加熱回数は、3回になる。
一方、図11Bに示す例では、所定の条件として、上述した実施形態に係る、同じグループに分類される印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件が用いられ、所定の数が「2」に設定されているものとする。この場合、2つのジョブ1および2と、2つのジョブ3および4とが、それぞれ同じグループに分類される。そして、箔の加熱回数は、それぞれ2回ずつに制限される。
一方、図11Cに示す例では、所定の条件として、変形例1に係る、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きいオーバーレイ画像に対応する印刷ジョブを、優先的に分類するという条件が用いられるものとする。この場合、制御部11はまず、図11Cに示すように、オーバーレイ画像C1~C4を、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい順に並び替える。そして、制御部11は、先頭の印刷ジョブであるジョブ3に対応するオーバーレイ画像C3と、次の印刷ジョブであるジョブ2に対応するオーバーレイ画像C2とが、同じページに形成された場合、重なるか否かを判断する。図11Cに示す例では、オーバーレイ画像C3およびC2は重なるため、制御部11は、オーバーレイ画像C3およびC2に対応するジョブ3および2を、同じグループに分類しない。
続いて、制御部11は、オーバーレイ画像C3と、次のオーバーレイ画像C1とが重なるか否かを判断する。図11Cに示す例では、オーバーレイ画像C3およびC1は重なるため、制御部11は、オーバーレイ画像C3およびC1に対応するジョブ3および1を、同じグループに分類しない。
続いて、制御部11は、オーバーレイ画像C3と、次のオーバーレイ画像C4とが重なるか否かを判断する。図11Cに示す例では、オーバーレイ画像C3およびC4は重ならないため、制御部11は、オーバーレイ画像C3およびC4に対応するジョブ3および4を、同じグループに分類する。
続いて、制御部11は、未だグループに分類されていない印刷ジョブのうち、先頭の印刷ジョブであるジョブ2に対応するオーバーレイ画像C2と、次の印刷ジョブであるジョブ1に対応するオーバーレイ画像C1とが、重なるか否かを判断する。図11Cに示す例では、オーバーレイ画像C2およびC1は重ならないため、制御部11は、オーバーレイ画像C2およびC1に対応するジョブ2および1を、同じグループに分類する。このように、図11Cに示す例では、図11Bに示す例とは異なる所定の条件が用いられる一方、結果的には図11Bに示す例と同様に、箔の加熱回数は、それぞれ2回ずつに制限される。このように、画像形成装置10は、上述した実施形態とは異なる所定の条件を用いても、箔押し印刷における箔の加熱回数を制限でき、箔の劣化を抑止できる。
(変形例2)
上述した実施形態および変形例1では、画像形成装置10が、所定の条件に基づいて、印刷ジョブを自動的に分類する場合を例に挙げて説明した。しかし、画像形成装置10は、箔を使い回す場合の加熱回数を制限する機能を有効化するオペレーターの操作が、操作パネル40において受け付けられた場合のみ、所定の条件に基づいて、印刷ジョブを分類してもよい。
図12は、変形例2に係る操作画面の一例を示す図である。
図12に示すような操作画面は、少なくともステップS109の処理の前に、操作パネル14において表示されてもよい。そして、箔の加熱回数を制限する機能を示す「箔加熱回数制限モード」を「ON」に設定するオペレーターの操作が受け付けられた場合、ステップS109の処理が実行されてもよい。なお、初期状態では「箔加熱回数制限モード」は「OFF」に設定されてもよく、画像形成装置10は、所定の条件には基づかずに、印刷ジョブを分類してもよい。これにより、画像形成装置10は、所定の条件に基づいて印刷ジョブを分類するか否かを、オペレーターの操作に応じて決定できる。
(変形例3)
上述した実施形態では、画像形成装置10が、グループの分類結果を表示することによって出力する場合を例に挙げて説明した。しかし、画像形成装置10は、表示することに代えて、または表示することに加えて、グループの分類結果を印字することによって出力してもよい。より具体的には、画像形成装置10の制御部11は、出力部115として、グループの分類結果を、画像形成部17に印字させることによって出力してもよい。
図13は、変形例3および4に係る操作画面の一例を示す図である。
図13に示すような操作画面は、操作パネル14において表示されている、図9に示すようなグループの分類結果を出力する画面において、「出力」のソフトキーを押下する操作が受け付けられた後に、表示されてもよい。そして、「グループ番号印刷」のチェックボックスをオンにするオペレーターの操作が受け付けられた場合、グループの分類結果が、印字されることによって出力されてもよい。
制御部11は、例えば、同じグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙の裏面に、同じグループを示す情報を印字するように、画像形成部17を制御してもよい。グループを示す情報は、グループを示す番号や文字、バーコード、QRコード等であってもよい。また、グループを示す情報は、用紙のエッジ部分や用紙の廃棄部分等の位置において印字されることが好ましく、印字位置は、オペレーターによって調整可能であってもよい。
変形例3は、以下の効果を有する。
画像形成装置10は、グループの分類結果を、印字することによって出力する。これにより、オペレーターは、画像形成装置10において表示されているグループの分類結果を確認できない場合でも、印字されているグループの分類結果を確認できる。
また、画像形成装置10は、同じグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙の裏面に、同じグループを示す情報を印字する。これにより、画像形成装置10は、印字されているグループを示す情報に対して、箔を転写させないで済み、箔の無駄な消費を抑制できる。
(変形例4)
変形例3では、画像形成装置10が、用紙の裏面にグループを示す情報を印字する場合例に挙げて説明した。しかし、画像形成装置10が、厚紙等の両面印刷不可能な用紙に画像を形成する場合等、用紙の裏面にグループを示す情報を印字できない場合もある。
このため、画像形成装置10は、印字することに代えて、または印字することに加えて、仕切り紙を挿入することによって、グループの分類結果を出力してもよい。より具体的には、画像形成装置10の制御部11は、出力部115として、あるグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙と、他のグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙との間に、仕切り紙を搬送して挿入するように搬送部16を制御することによって、グループの分類結果を出力してもよい。これにより、オペレーターは、仕切り紙の位置に応じたグループの分類結果を確認できる。
なお、図13に示すような操作画面において、「グループ間に仕切り紙を挿入」のチェックボックスをオンにするオペレーターの操作が受け付けられた場合、グループの分類結果が、仕切り紙を挿入することによって出力されてもよい。また、画像形成装置10は、仕切り紙を、所定の給紙トレイから給紙しても、手差しトレイから給紙してもよく、仕切り紙の給紙元を設定するオペレーターの操作に応じて、仕切り紙の給紙元を設定してもよい。
あるいは、画像形成装置10は、仕切り紙を挿入する代わりに、排紙トレイを変更することによって、グループの分類結果を出力してもよい。より具体的には、画像形成装置10の制御部11は、出力部115として、あるグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙と、他のグループに分類された印刷ジョブに含まれる画像が形成される用紙とを、異なる排紙トレイに搬送するように搬送部16を制御することによって、グループの分類結果を出力してもよい。これにより、オペレーターは、排紙トレイの位置に応じたグループの分類結果を確認できる。
あるいは、画像形成装置10は、仕切り紙を挿入したり、排紙トレイを変更したりする代わりに、印刷ジョブの実行を中断することによって、グループの分類結果を出力してもよい。より具体的には、画像形成装置10の制御部11は、出力部115として、あるグループに分類された印刷ジョブが実行された後、他のグループに分類された印刷ジョブが実行される前に、印刷ジョブの実行を中断するように制御することによって、グループの分類結果を出力してもよい。これにより、オペレーターは、印刷ジョブの中断に応じたグループの分類結果を確認できる。なお、画像形成装置10は、印刷ジョブの実行を中断した場合において、印刷ジョブの実行を再開するオペレーターの操作を受け付けたとき、印刷ジョブの実行を再開してもよい。
その他、上述した実施形態では、画像形成装置10は、オーバーレイ画像を、画像サイズを縮小したサムネイル画像として生成してもよい。これにより、画像形成装置10は、処理の負荷を削減でき、例えば、重なり判断の処理の速度を上昇させることができる。
また、上述した実施形態では、画像形成装置10が、トナーを使用して、箔の転写対象となる画像を形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、画像形成装置10は、インクジェットプリンターであってもよく、インクの代わりにニスを使用して、箔の転写対象となる画像を形成してもよい。
また、上述した実施形態に係る処理は、上述したステップ以外のステップを含んでもよいし、上述したステップのうちの一部のステップを含まなくてもよい。また、ステップの順序は、上述した実施形態に限定されない。さらに、各ステップは、他のステップと組み合わされて1つのステップとして実行されてもよく、他のステップに含まれて実行されてもよく、複数のステップに分割されて実行されてもよく、他のステップと同時に実行されてもよい。
また、上述した実施形態に係る画像形成装置10における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、およびプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現され得る。上述したプログラムは、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され、記憶される。また、上述したプログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置10の一機能としてそのソフトウェアに組み込まれてもよい。
10 画像形成装置、
11 制御部、
111 生成部、
112 記憶制御部、
113 判断部、
114 分類部、
115 出力部、
12 記憶部、
13 通信部、
14 操作パネル、
15 給紙部、
16 搬送部、
17 画像形成部、
18 定着部。

Claims (8)

  1. 箔押し印刷における箔の転写対象となる画像を形成する画像形成装置であって、
    1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの前記画像を重ねて得られるオーバーレイ画像を生成する生成部と、
    複数の前記印刷ジョブにそれぞれ対応する、前記生成部によって生成された複数の前記オーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数の前記オーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する判断部と、
    箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、前記判断部によって重ならないと判断された複数の前記オーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の前記印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する分類部と、
    前記分類部による前記グループの分類結果を出力する出力部と、
    を有する、画像形成装置。
  2. 前記所定の条件は、同じ前記グループに分類される前記印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件であり、
    前記分類部は、前記所定の数以下の前記印刷ジョブ同士を、同じ前記グループに分類する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の条件は、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する前記印刷ジョブを、優先的に分類するという条件であり、
    前記分類部は、前記幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する複数の前記印刷ジョブを、優先的に分類する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 操作受付部をさらに有し、
    前記分類部は、前記加熱回数を制限する機能を有効化するオペレーターの操作が、前記操作受付部において受け付けられた場合、前記所定の条件に基づいて、前記印刷ジョブを分類する、請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 箔押し印刷における箔の転写対象となる画像を形成する画像形成装置の制御プログラムであって、
    1つの印刷ジョブに含まれる全てのページの前記画像を重ねて得られるオーバーレイ画像を生成する生成ステップと、
    複数の前記印刷ジョブにそれぞれ対応する、前記生成ステップにおいて生成された複数の前記オーバーレイ画像が、同じページに形成されると仮定した場合、複数の前記オーバーレイ画像同士が重なるか否かを判断する判断ステップと、
    箔の加熱回数を制限するための所定の条件に基づいて、前記判断ステップにおいて重ならないと判断された複数の前記オーバーレイ画像にそれぞれ対応する複数の前記印刷ジョブ同士を、同じグループに分類する分類ステップと、
    前記分類ステップにおける前記グループの分類結果を出力する出力ステップと、
    を含む処理を、コンピューターに実行させるための制御プログラム。
  6. 前記所定の条件は、同じ前記グループに分類される前記印刷ジョブの数を、所定の数以下に制限するという条件であり、
    前記分類ステップは、前記所定の数以下の前記印刷ジョブ同士を、同じ前記グループに分類する、請求項5に記載の制御プログラム。
  7. 前記所定の条件は、用紙の搬送方向に直交する方向における幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する前記印刷ジョブを、優先的に分類するという条件であり、
    前記分類ステップは、前記幅が大きい前記オーバーレイ画像に対応する複数の前記印刷ジョブを、優先的に分類する、請求項5または6に記載の制御プログラム。
  8. 前記分類ステップは、前記加熱回数を制限する機能を有効化するオペレーターの操作が、前記画像形成装置が有する操作受付部において受け付けられた場合、前記所定の条件に基づいて、前記印刷ジョブを分類する、請求項5~7のいずれかに記載の制御プログラム。
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