JP2009260575A - 画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ページ画像データの作成に必要な合成処理をより効率的に並列化することにより、合成処理時間の短縮化を図ることができる画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置を提供する。
【解決手段】複数の処理部を有する画像処理装置としてのプリンタコントローラは、複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行う(S103)。そして、プリンタコントローラは、グループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出し、算出された各グループの描画面積に基づいて、複数のグループを複数の処理部による並列処理数に振り分ける(S104)。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置に関する。本発明は、特に、ページ画像データの作成に必要な合成処理を効率化するための画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置に関する。
例えばダイレクトメール、ラベル、帳票などの大量印刷において、絵や写真などが豊富に使われている場合には、印刷に使用されるビットマップ形式の画像データ(以下、ラスタ画像データともいう)を形成するのに非常に時間がかかる。
この問題の解決策の一つとして、例えばバリアブルデータプリント方式が存在する。ここで、バリアブルデータプリント方式とは、1枚1枚の出力内容を必要に応じて部分的に差し替えることが可能なプリント方式をいう。このバリアブルデータプリント方式では、プリントデータは、複数回にわたって使用される再利用可能オブジェクトと一回しか利用されない非再利用オブジェクトとを最小構成単位として含む。また、各オブジェクトが再利用可能オブジェクトなのか非再利用オブジェクトなのかは、プリントデータにおけるレイアウト情報において明確に区別されている。さらに、レイアウト情報には、オブジェクト群をページ内でどのようにレイアウトするかが記述されている。
一般に、バリアブルプリント言語をサポートした印刷装置における主な処理として、ラスタライズ処理と合成処理とが挙げられる。
ラスタライズ処理においては、再利用可能オブジェクトにRIP(Raster Image Processing)を施して作成したラスタ画像データ、或いはこの画像データを圧縮したデータが、メモリやハードディスク上にキャッシュされる。このキャッシュしたラスタ画像データ或いは圧縮データを再利用することで、RIPの回数が削減され、ラスタライズ処理時間が短縮される。
一方、合成処理においては、再利用可能オブジェクトおよび非再利用オブジェクトの双方とも処理対象となるため、ページ画像データの作成に必要な両オブジェクトの合成処理を例えば一部省略して合成処理時間の短縮を図ることはできない。
この合成処理時間の短縮を図るため、合成処理を並列化することにより、合成処理時間の短縮化を図る技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
合成処理を並列化する場合、他のオブジェクトと重なっていないオブジェクトの合成順番が変化しても印刷結果に問題は生じないが、他のオブジェクトと重なっているオブジェクトの合成順番が変化すると、印刷結果においてオブジェクトが誤った重なり順番で合成された画像が得られてしまう。
このため、特許文献1には、重なりのあるオブジェクトを先に処理することにより、以降の処理を並列化し易くして、高速な処理を図る技術が開示されている。しかしながら、この技術においては、重なりのあるオブジェクトの処理が終了するまでは並列処理を開始することができず、特にオブジェクトの重なりが多いプリントデータの場合、合成処理時間の短縮化が十分に図れないという問題がある。
また、特許文献2には、重なりのある複数のオブジェクトをグループ化し、グループごとに複数の画像処理プロセッサの各々に割り当てて並列処理する技術が開示されている。この技術においては、複数のグループはそれぞれ順番に複数の画像処理プロセッサに割り当てられる。しかしながら、グループごとに合成処理に要する時間がばらつくため、各画像処理プロセッサの負荷に偏りが生じ、並列化による合成処理時間の短縮化の効果が不十分であるという問題があった。
特開2002−24813号公報 特開2006−331191号公報
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ページ画像データの作成に必要な合成処理をより効率的に並列化することにより、合成処理時間の短縮化を図ることができる画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数の処理部を有する画像処理装置で使用され、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理方法であって、前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行うステップ(a)と、前記ステップ(a)におけるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出するステップ(b)と、前記ステップ(b)において算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分けるステップ(c)と、を有することを特徴とする画像処理方法。
(2)前記ステップ(c)において、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作が行われることを特徴とする上記(1)に記載の画像処理方法。
(3)前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像処理方法。
(4)前記ステップ(b)において、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積が算出されることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の画像処理方法。
(5)複数の処理部を有する画像処理装置に実行させるための、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理プログラムであって、前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行う手順(a)と、前記手順(a)におけるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出する手順(b)と、前記手順(b)において算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分ける手順(c)と、を有する処理を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
(6)前記手順(c)において、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作が行われることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(7)前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されていることを特徴とする上記(5)または(6)に記載の画像処理プログラム。
(8)前記手順(b)において、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積が算出されることを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
(9)前記手順(a)は、ページ内の各オブジェクトが配置される矩形領域に当該オブジェクトの識別番号を示す画素値で描画して擬似合成画像データを作成する手順(a1)と、前記手順(a1)において作成された擬似合成画像データにおける各画素の画素値および当該画素に隣接する画素の画素値に基づいて、重なりのある複数のオブジェクトおよび他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトをそれぞれ判定する手順(a2)と、を有することを特徴とする上記(5)〜(8)のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
(10)前記処理は、前記オブジェクトをラスタライズして生成したラスタ画像データを合成してページ画像データを作成する合成処理を、振り分け先ごとに並列的に実行する手順(d)をさらに有することを特徴とする上記(5)〜(9)のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
(11)前記プリントデータは複数のページを有し、前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いて、ページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を示すレイアウトをページごとに比較し、レイアウトが異なるページを特定する手順(e)をさらに有し、前記レイアウトが異なるページのみに対して、前記手順(a)〜(c)を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(12)前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する手順(f)をさらに有し、前記手順(a)において、前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(13)前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する手順(f)をさらに有し、前記手順(a)において、重なりのある前記複数のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第1分割部が当該複数のオブジェクトのグループに組み入れられ、他のオブジェクトと重ならない前記単独のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第2分割部が当該単独のオブジェクトのグループに組み入れられ、前記第1分割部および前記第2分割部を除く前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(14)前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データが存在するか否かを判断する手順(g)と、前記背景画像データが存在する場合、前記オブジェクトをラスタライズして生成したラスタ画像データの合成を上位から下位の順番で行うZバッファ法で行う手順(h)と、をさらに有することを特徴とする上記(12)または(13)に記載の画像処理プログラム。
(15)前記処理は、前記プリントデータ内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト群を背景画像データとして特定する手順(i)をさらに有し、前記手順(a)において、前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(16)前記処理は、前記プリントデータ内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト群を背景画像データとして特定する手順(i)をさらに有し、前記手順(a)において、重なりのある前記複数のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第1分割部が当該複数のオブジェクトのグループに組み入れられ、他のオブジェクトと重ならない前記単独のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第2分割部が当該単独のオブジェクトのグループに組み入れられ、前記第1分割部および前記第2分割部を除く前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする上記(5)に記載の画像処理プログラム。
(17)上記(5)〜(16)のいずれか1項に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(18)複数の処理部を有し、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理装置であって、前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行うグループ化部と、前記グループ化部によるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出する算出部と、前記算出部により算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分ける振り分け部と、を有することを特徴とする画像処理装置。
(19)前記振り分け部は、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作を行うことを特徴とする上記(18)に記載の画像処理装置。
(20)前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されていることを特徴とする上記(18)または(19)に記載の画像処理装置。
(21)前記算出部は、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積を算出することを特徴とする上記(18)〜(20)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
本発明によれば、ページ画像データの作成に必要な合成処理をより効率的に並列化することができる。これにより、合成処理時間の短縮化を図ることができ、画像形成処理全体の性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。印刷システムは、クライアント端末1A,1B,1Cと、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2A,2Bと、画像形成装置としてのプリンタ3A,3Bとを備えている。
クライアント端末1A,1B,1Cとプリンタコントローラ2A,2Bとは、ネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク5は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。プリンタコントローラ2A,2Bとプリンタ3A,3Bとはそれぞれ、例えばIEEE1394シリアルバス、USB(Universal Serial Bus)等の専用インタフェース用バスを介して接続されている。ただし、プリンタコントローラとプリンタとはネットワーク5を介して接続されていてもよい。なお、ネットワーク5に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
次に、上記各機器の構成について説明するが、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
図2は、クライアント端末1A,1B,1Cの概略構成を示すブロック図である。クライアント端末1A,1B,1Cは、例えば一般的なPC(パーソナルコンピュータ)である。クライアント端末1A,1B,1Cは相互に同様の構成であるため、以下、クライアント端末1Aを代表として用いて説明する。
クライアント端末1Aは、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16、およびネットワークインタフェース17を含み、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。
ハードディスク14には、プリントデータを作成するためのプリンタドライバがインストールされている。
ディスプレイ15は、例えばLCD、CRT等であり、各種の情報を表示する。入力装置16は、例えばマウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力を行うために使用される。ネットワークインタフェース17は、例えばLANカードであり、ネットワーク5を介して外部機器と通信するために使用される。
クライアント端末1Aは、プリントデータを作成してプリンタコントローラに送信する。また、クライアント端末1Aは、プリンタコントローラ2A,2Bにおける処理状況の監視、およびプリンタコントローラ2A,2Bで作成されたページ画像データに基づく画像の表示を行うことが可能である。
本実施形態では、プリントデータは、好ましくはPPML(Personalized Print Markup Language)、PPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)等のバリアブルプリント言語で記述されたファイルである。ここで、プリントデータ241(図6参照)は、各ページにおけるオブジェクトのレイアウト情報242(図6参照)を有するレイアウトファイルと、オブジェクト単位のデータ群(バリアブルオブジェクト群243、図6参照)を有するデータファイルとが一つにまとめられたファイルである。データファイルには、再利用オブジェクトと、非再利用オブジェクトとが含まれる。再利用オブジェクトとは、1ページまたは複数ページにおいて複数回使用されるオブジェクトであり、非再利用オブジェクトとは、一回限り使用されるオブジェクトである。レイアウトファイルのレイアウト情報には、各オブジェクトが再利用オブジェクトであるか非再利用オブジェクトであるかを示すオブジェクト種別の情報、ページの大きさに関する情報、およびページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を示す情報が含まれる。バリアブルプリント言語で記述されたプリントデータは、レイアウト情報におけるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を示す情報を利用して後述するオブジェクトの描画面積の算出を迅速かつ正確に実行できるので、より好ましい。
図3は、プリンタコントローラ2A,2Bの概略構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ2A,2Bは相互に同様の構成であるため、以下、プリンタコントローラ2Aを代表として用いて説明する。
プリンタコントローラ2Aは、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、ネットワークインタフェース25、およびプリンタインタフェース26を含み、これらは信号をやり取りするためのバス27を介して相互に接続されている。
本実施形態では、CPU21は複数の処理部を有する。ここでは、処理部とは1つのCPUにおいて並列処理を実行する処理主体をいう。但し、処理部は、マルチCPUにおける個々のCPUであってもよい。
プリンタインタフェース26は、プリンタ3Aと通信を行うためのインタフェースである。
図4に示すように、ROM22は、グループ化部211、スケジューラ212、ラスタ画像生成部213、および画像合成部214に対応するプログラムを格納するためのそれぞれの領域を有する。
グループ化部211は、レイアウト情報242の記述(図6、図18参照)を解析し、複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行う。
スケジューラ212は、各グループの描画面積に基づいて、複数のグループを複数の処理部による並列処理数に振り分ける。
ラスタ画像生成部213は、受信したプリントデータ241に基づいて、ビットマップ形式の画像データに変換するためのラスタライズ処理(RIP:Raster Image Processing)を実行する。すなわち、ラスタ画像生成部213は、プリントデータに含まれるデータファイルのオブジェクトを、プリンタ3Aが印刷に用いるビットマップ形式の画像データであるラスタ画像データに変換する。ラスタ画像データには、再利用オブジェクトをラスタライズして生成した再利用データ233と、非再利用オブジェクトをラスタライズして生成した非再利用データ234とが含まれる(図5参照)。
再利用データ233の保存期間は、全ページ分のページ画像データの作成が完了するまでである。但し、プリントデータ241を用いて再印刷する場合や、プリントデータ241が複数に分割されて処理される場合など、再利用データを継続して使用する場合には、保存期間が延長される。非再利用データ234としては、例えばダイレクトメールの場合には、顧客名、顧客住所等が挙げられる。非再利用データ234は、使用後は速やかにRAM23から消去される。
画像合成部214は、再利用データ233および非再利用データ234を用いて1ページごとに画像合成を行い、ページ画像データ232(図5参照)を作成する。
なお、グループ化部211、スケジューラ212、ラスタ画像生成部213、および画像合成部214の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU21が実行することにより発揮される。但し、これらの機能の全部または一部がハードウェア回路によって実現されてもよい。
図5に示すように、RAM23は、擬似合成画像データ231、ページ画像データ232、再利用データ233、および非再利用データ234を記憶する。
擬似合成画像データ231は、ページ内の各オブジェクトが配置される矩形領域に当該オブジェクトの識別番号としての合成順番号を示す画素値で描画して得られた画像データである。グループ化部211は、擬似合成画像データ231を用いて、複数のオブジェクトをグループ分けする。
図6に示すように、ハードディスク24は、クライアント端末1Aから受信したプリントデータ241を記憶する。プリントデータ241には、前述したように、レイアウト情報242、およびバリアブルオブジェクト群243が含まれる。
図7は、プリンタ3A,3Bの概略構成を示すブロック図である。プリンタ3A,3Bは相互に同様の構成であるため、以下、プリンタ3Aを代表として用いて説明する。
プリンタ3Aは、CPU31、ROM32、RAM33、操作パネル部34、印刷部35、およびプリンタコントローラインタフェース36を含み、これらは信号をやり取りするためのバス37を介して相互に接続されている。
操作パネル部34は、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。印刷部35は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセスなどの作像プロセスを用いて、画像を用紙などの記録媒体上に印刷する。プリンタコントローラインタフェース36は、プリンタコントローラ2Aと通信を行うためのインタフェースである。
クライアント端末1A,1B,1C、プリンタコントローラ2A,2B、およびプリンタ3A,3Bは、上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
次に、図8〜図14を参照して、プリンタコントローラ2Aにおける処理について説明する。なお、図8〜図14のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ2AのROM22などの記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
予め、ユーザの操作に基づいて、クライアント端末1Aは、バリアブルプリントを実行するためのプリントデータ241を作成し、当該プリントデータ241をプリンタコントローラ2Aに送信する。
そして、プリンタコントローラ2Aは、クライアント端末1Aからプリントデータ241を受信し、受信したプリントデータ241をハードディスク24に保存する(S101)。但し、受信したプリントデータ241は、リモートのデータベースサーバ、あるいは共有ファイルシステムに保存されてもよい。
前述したように、プリントデータ241は、レイアウトファイルとデータファイルとを含んでいる。データファイルとしては、PS(PostScript(登録商標))、PDF(Portable Document Format)、EPS(Encapsulated PostScript)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたファイルが使用される。ただし、RIP済みのデータ、ベクトルデータなどの他の形式のデータが、データファイルとして使用され得る。
続いて、プリンタコントローラ2AのCPU21は、プリントデータ241からレイアウト情報242を取得する(S102)。レイアウト情報242は、グループ化部211に受け渡される。
グループ化部211は、レイアウト情報242に基づいてオブジェクトのグループ化処理を行う(S103)。すなわち、グループ化部211は、重なりのある複数のオブジェクトおよび他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトをそれぞれ1つのグループとして、複数のオブジェクトをグループ分けする。このオブジェクトのグループ化処理の詳細については後述する。
図15は、1つのページにおけるオブジェクトのグループ分けを説明するための図である。図15の例では、1つのページに含まれる複数のオブジェクトは、グループA〜Cの3つのグループに分けられる。
グループ化処理後、各グループの処理順番の決定処理(スケジューリング)が行われる(S104)。すなわち、スケジューラ212は、グループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出する。そして、スケジューラ212は、算出された各グループの描画面積に基づいて、複数のグループを複数の処理部による並列処理数に振り分ける。この各グループの処理順番の決定処理の詳細については後述する。スケジューリングの結果はRAM23に記憶されているレイアウト情報242に反映される。
スケジューリング後、ラスタ画像生成部213は、バリアブルオブジェクト群243の各オブジェクトを適切な解像度でラスタライズして、CMYKの各色成分を有するラスタ画像データを生成する(S105)。
図16は、バリアブルオブジェクト群をラスタライズして生成したラスタ画像データ群の一例を示す図である。生成されたラスタ画像データは、再利用データ233、および非再利用データ234としてRAM23に記憶される。
続いて、CPU21は、レイアウト情報242から1ページ分のレイアウト情報を取得し、画像合成部214に1ページ分のページ画像データの作成を指示する。画像合成部214は、1ページ分のレイアウト情報に基づいて、再利用データ233と非再利用データ234とを合成して1ページ分のページ画像データ232(図5)を作成する(S106)。
ここで、ラスタ画像データを合成してページ画像データを作成する合成処理(S106)は、複数の処理部により、グループの振り分け先ごとに並列的に行われる。
図17は、合成処理により作成されたページ画像データの一例を示す図である。
作成したページ画像データは、プリンタインタフェース26を通じて、プリンタ3Aに印刷するために出力される(S107)。ここで、プリンタ3Aは、ページ画像データに基づく画像を用紙に印刷し、必要に応じて印刷された用紙に対するフィニッシング処理を行う。
ステップS108では、プリントデータ241の全ページについての処理が終了したか否かが判断される。全ページについての処理が終了した場合(S108:YES)、図8の処理は終了する。一方、処理が終わっていないページが残っている場合には(S108:NO)、ステップS102に戻る。
次に、図9を参照して、オブジェクトのグループ化処理(S103)について説明する。
まず、CPU21は、レイアウト情報242から1ページ分の記述を読み込む(S201)。
図18は、レイアウト情報(1ページ分)の一例を示す図である。レイアウト情報242には、オブジェクトの名称、種別、サイズ(外接矩形領域の大きさ)、および位置(ページ内の座標)を示す情報が含まれている。なお、オブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置は、ここではポイント値を用いて表される。図18に示す例によれば、プリントデータ241の第1ページには、オブジェクト名「Rectangle.pdf」のオブジェクトが、サイズ(100×30)で位置(0,0)に合成されることが示されている。なお、この例では、レイアウト情報としてXML形式のデータが使用されているが、XML形式に限定されるものではなく、その他の形式のデータが使用されてもよい。
続いて、CPU21は、読み込んだ1ページ分の記述を解析して、オブジェクト名をその出現順番号(合成順番号)に変更する(S202)。
図19は、オブジェクト名が出現順番号に変更された後のレイアウト情報(1ページ分)の一例を示す図である。
続いて、変更された後のレイアウト情報を用いた擬似合成画像データ作成処理が行われる(S203)。すなわち、CPU21は、ページ内における各オブジェクトが配置される矩形領域に当該オブジェクトの識別番号としての出現順番号を示す画素値で描画して、1ページ分の擬似合成画像データ231を作成する。
図20は、図19のレイアウト情報に基づいて作成された1ページ分の擬似合成画像データを示す図である。
このとき、バリアブルオブジェクト群243をラスタライズして得られるラスタ画像データは必要とされない。矩形を描画するときの画素値として、オブジェクト番号(出現順番号)が用いられる。1ページに含まれるオブジェクトの数が256個以下の場合には、擬似合成画像データ231は、1画素が8ビットの情報を持つグレースケールの画像データとして形成され得る。一方、1ページに含まれるオブジェクトの数が257個以上の場合には、擬似合成画像データ231は、例えばRGBの各色成分を有するカラーの画像データとして形成され得る。ここで、擬似合成画像データ231は、低解像度で形成されるので、処理時間やメモリ、CPUの消費量は僅かである。この擬似合成画像データ作成処理についての詳細は後述する。
続いて、作成された擬似合成画像データを用いたグループ分類処理が行われる(S204)。すなわち、CPU21は、作成された擬似合成画像データ231(図20参照)を1画素ずつ読み込み、オブジェクトの矩形領域の重なり判定を行って、オブジェクトのグループ化を行う。
図21は、図20の擬似合成画像データに基づくグループ分類処理の結果を示す図である。図21に示されるように、オブジェクト番号(出現順番号)が「1」、「4」、「7」、「A」、および「D」であるオブジェクトがグループAに分類され、オブジェクト番号(出現順番号)が「2」、「5」、「8」、「B」、および「E」であるオブジェクトがグループBに分類され、オブジェクト番号(出現順番号)が「3」、「6」、「9」、「C」、および「F」であるオブジェクトがグループCに分類される。このグループ分類処理についての詳細は後述する。
グループ分類処理が完了した後、レイアウト情報が、分類されたグループごとに並び替えられる(S205)。
図22は、図21のグループ分類処理の結果に基づいてグループごとに並び替えられたレイアウト情報を示す図である。
そして、CPU21は、グループごとに並び替えられたレイアウト情報における出現順番号に変更されたオブジェクト名を元のオブジェクト名に戻す(S206)。
図23は、オブジェクト名が元に戻されたレイアウト情報と、当該レイアウト情報に基づいてラスタ画像データが並列的に合成されて作成されたページ画像データを示す図である。
次に、図10を参照して、擬似合成画像データ作成処理(S203)について説明する。
まず、CPU21は、オブジェクト名が出現順番号に変更された後のレイアウト情報(1ページ分、図19参照)を読み込む(S301)。
続いて、必要な記憶領域がRAM23内に確保される。すなわち、CPU21は、ページサイズ(1ページの大きさ、A4等)から必要となる1ページの画像サイズを算出し、記憶領域を確保する。
そして、CPU21は、レイアウト情報からオブジェクト情報を1つ読み込む(S303)。
続いて、当該オブジェクトの描画開始座標および矩形領域サイズのポイント値がピクセル値に変換される(S304)。
一般に、ページ記述言語やバリアブルプリント言語で記述されたファイルで使用されるサイズはポイント値である。しかし、ラスタ画像データではピクセル値が使用される。そのためポイントからピクセルへの変換が必要となる。
変換式は以下を用いる。
ピクセル値=ポイント値×解像度(dpi)/72
なお、1ポイント=(1/72)インチである。
続いて、CPU21は、ピクセル値で示される位置にオブジェクト値(画素値)を配置して、ステップS302で確保された記憶領域に矩形を描画する(S305)。
ステップS306では、ページ中の全オブジェクトについての処理が終了したか否かが判断される。全オブジェクトについての処理が終了した場合(S306:YES)、図10の処理は終了する。一方、処理が終わっていないオブジェクトが残っている場合には(S306:NO)、ステップS303に戻る。
次に、図11を参照して、グループ分類処理(S204)について説明する。
まず、理解容易のために、図24の擬似合成画像データを用いて、グループ分類処理について説明する。図24に示されるページは8つのオブジェクトで構成されている。図24では、レイアウト情報242に記述されたオブジェクトの出現順に1から8までの番号を示す画素値で描画して擬似的に画像データが形成されている。図24から、オブジェクト「1」にオブジェクト「5」が重なっていることが分かる。同様に、オブジェクト「2」と「6」、オブジェクト「3」と「7」、オブジェクト「4」と「8」が重なっている。以下、図24の例を用いてグループ分類処理について説明する。
まず、CPU21は、図24の左上(座標A1)を開始点として右方向に、擬似合成画像データを1画素ずつ読み込む(S401)。
ステップS402では、全画素についての処理が終了したか否かが判断される。全画素についての処理が終了した場合(S402:YES)、図11の処理は終了する。一方、処理が終わっていない画素が残っている場合には(S402:NO)、ステップS403に進む。
ステップS403では、読み込まれた画素の値がゼロであるか否かが判断される。画素値がゼロである場合(S403:YES)、ステップS401に戻る。
読み込まれた画素の値がゼロでない場合(S403:NO、図24の座標B2)、前行同列すなわち真上の画素(図24の座標B1)と左隣の画素(図24の座標A2)の値が比較される(S404)。
ステップS405では、ステップS404での比較の結果、両画素の値が共にゼロであるか否かが判断される。
両画素の値が共にゼロである場合(S405:YES)、CPU21は、新グループの画素であると判断して、新グループIDを当該画素に割り当てるように、グループテーブルを更新する(S406)。
図25は、グループテーブルの一例を示す図である。図25に示すように、例えば座標B2の画素には、新グループIDとして例えば(A)が割り当てられる。
また、ステップS406では、CPU21は、新グループの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)を登録する。
図26は、グループの構成の一例を示す図である。図26に示すように、新グループAの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)「1」が登録される。
ステップS406の処理が終了した後、ステップS401に戻る。
ステップS405で両画素の値の少なくとも一方がゼロでないと判断された場合(S405:NO)、ステップS407に進む。
ステップS407では、ステップS404での比較の結果、一方の画素の値のみがゼロ以外であるか否かが判断される。
一方の画素の値のみがゼロ以外である場合(S407:YES)、CPU21は、ゼロ以外の画素が属するグループIDを当該画素に割り当てるように、グループテーブルを更新する(S408)。図25に示すように、例えば座標C2の画素には、グループIDとして、左隣のグループIDの(A)が継承されて割り当てられる。
また、ステップS408では、CPU21は、そのグループの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)を登録する。なお、図26に示すように、オブジェクト番号「1」は既に登録されているので、重複登録は行われない。
ステップS408の処理が終了した後、ステップS401に戻る。
図24の座標D2〜F2の画素について、同様なグループIDの割当ておよびオブジェクト番号の登録が繰り返される。図24の座標H2の画素は、真上の画素および左隣の画素の値が共にゼロなので(S405:YES)、CPU21は、新グループの画素であると判断して、新グループIDとして例えば(B)を当該画素に割り当てるように、グループテーブルを更新する。また、CPU21は、新グループBの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)「2」を登録する(S406、図25、図26参照)。図24の座標I2〜L2の画素について、同様なグループIDの割当ておよびオブジェクト番号の登録が繰り返される。図24の座標B3の画素には、前行同列すなわち真上の画素(図24の座標B2)がゼロ以外なので、グループIDとして、真上のグループIDの(A)が継承されて割り当てられる。なお、オブジェクト番号「1」は既に登録されているので、重複登録は行われない。
ステップS407で両画素の値が共にゼロでないと判断された場合(S407:NO)、ステップS409に進む。
ステップS409では、真上の画素が属するグループと左隣の画素が属するグループとが比較される。
ステップS410では、ステップS409での比較の結果、両グループが同一であるか否かが判断される。
両グループが同一である場合(S410:YES)、CPU21は、そのグループIDを当該画素に割り当てるように、グループテーブルを更新する(S411)。図25に示すように、例えば座標C3の画素には、グループIDとして、真上および左隣の画素のグループIDの(A)が継承されて割り当てられる。
また、ステップS411では、CPU21は、そのグループの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)を登録する。図26に示すように、グループAの構成オブジェクトとして、オブジェクト番号「5」が登録される。
ステップS411の処理が終了した後、ステップS401に戻る。
ステップS410で両グループが同一でないと判断された場合(S410:NO)、ステップS412に進む。
図24の擬似合成画像データを用いたグループ分類処理では、ステップS410で両グループが同一でないと判断される場合(S410:NO)は存在しない。
上記手順がすべての画素について行われることにより、図26に示すようなオブジェクトのグループ化が可能である。図26に示すように、複数のオブジェクト「1」〜「8」は、4つのグループに分類されることが分かる。
次に、図27の擬似合成画像データを用いて、グループ分類処理についてさらに説明する。
図27は、オブジェクト間の依存関係を複雑にした場合の擬似合成画像データの例を示す図である。図27に示されるページは6つのオブジェクトで構成されている。
図27の座標H7の画素までは、図24を用いて説明した処理と同様の処理が実施される。図28のグループテーブルのように、座標H7の画素までの処理により、グループIDとして、(A)と(B)とが出現する。また、図29のグループの構成を示す図のように、グループAの構成オブジェクトはオブジェクト「1」と「3」、グループBの構成オブジェクトはオブジェクト「2」となる。
図27の座標I7の画素についての処理において、真上の画素が属するグループと左隣の画素が属するグループとが同一でないと判断される場合(S410:NO)が生じる。
この場合、CPU21は、先に出現したグループIDを当該画素に割り当てるように、グループテーブルを更新する(S412)。図25に示すように、例えば座標I7の画素には、グループIDとして、先に出現した左隣の画素のグループIDの(A)が継承されて割り当てられる。
また、ステップS412では、CPU21は、先に出現したグループの構成オブジェクトとして、画素値(オブジェクト番号)を登録する。図29に示すように、グループAの構成オブジェクトとして、オブジェクト番号「3」が登録される。さらに、後に出現したグループは、先に出現したグループに統合される。ここでは、図29に示すように、グループBはグループAに組み入れられる。
ステップS412の処理が終了した後、ステップS401に戻る。
図27の座標I15の画素の処理においても、上記と同様の処理が行われる。すなわち、図28に示すように、座標I15の画素には、グループIDとして、先に出現した真上の画素のグループIDの(A)が継承されて割り当てられる。また、図29に示すように、後に出現したグループDは、先に出現したグループAに統合される。
上記手順がすべての画素について行われることにより、図29に示すようなオブジェクトのグループ化が行われる。図29に示すように、複数のオブジェクト「1」〜「6」は、結果的に2つのグループに分類されることが分かる。すなわち、グループAに属するオブジェクトの番号は「1」、「2」、「3」、「5」,「6」となる。また、グループCに属するオブジェクトの番号は「4」となる。
以上2つの擬似合成画像データの例を用いてグループ分類処理について説明した。なお、上記のグループ分類処理は、オブジェクトが1次元(1画素)の斜線の場合には、真上の画素および左隣の画素が常にゼロとなるため、理論上うまく機能しない。しかし、バリアブルプリント言語による記述においては、たとえオブジェクトが1次元(1画素)の線であっても、そのレイアウト情報は幅、高さ、および回転角を持った2次元の矩形領域で表現される。したがって、真上の画素および左隣の画素が常にゼロとなることはないので、上記のグループ分類処理において誤りが生じることはない。
次に、図13および図14を参照して、各グループの処理順番の決定処理(スケジューリング:S104)について説明する。
1つのタスクによってCPUの使用率が100%になる場合、そのタスクを分割して並列化やマルチスレッド化しても、CPUが他のタスクを処理する余裕がないため時間短縮は望めない。しかし、画像形成処理過程(ラスタライズ処理および合成処理)においては、大量データのメモリアクセスが大半を占めているため、CPU使用率はそれほど高くはない。したがって、タスクを適切な粒度(大きさ・数)に分割し並列化することにより、処理時間の短縮が可能となる。ここでのタスクとは、1ページ分の画像形成処理(ラスタライズ処理および合成処理)を指す。
処理時間が短くなる適切なスレッド数(並列数)を見つけるためには、2つの手順が必要である。1つめの手順は、処理すべきタスクの特徴とハードウェアの特性とに応じて、最適なスレッド数を見つけることである。ハードウェアの特性としては、CPU性能、CPU数、メモリバス性能などが挙げられる。処理すべきタスクの特徴としては、CPUを消費するタスク、メモリを消費するタスク、CPUおよびメモリの両方を消費するタスクが挙げられる。一般に、最適なスレッド数(並列数)を見つける方法は、ターゲットとなるハードウェア上で、タスク(ここでは画像形成処理)のスレッド数を増やしながら実行して、処理時間が短くなる範囲(例えば4〜8スレッドなど)を特定することである。このスレッド数の範囲は、同じタイプのタスク(例えば画像形成処理や算術演算処理など)を実行する場合は変わらないので、ハードウェアが決まった時に一度だけ測定すれば済む。測定結果は、スレッド範囲情報ファイルとして、例えばハードディスク24等の外部記憶装置に保存される。2つめの手順は、1つめの手順で特定したスレッド数の範囲内で、タスクが最も均等に分割される数を見つけることである。ここでは、画像形成処理でのタスクの均等化とは、描画面積の均衡を指す。なお、均等になる分割数は、ページ画像データの特徴によって異なるため、プリントデータ(ジョブ)ごと又はページごとに分割数検出処理が実施される。
この分割数検出処理の手順について、図13および図14のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、CPU21は、グループ化が済んでいるレイアウト情報(1ページ分)を読み込む(S501)。
続いて、オブジェクトの描画面積が算出される(S502)。すなわち、CPU21は、レイアウト情報に記述されている各オブジェクトの矩形領域の大きさから、各オブジェクトのポイント数を描画面積として算出する。
続いて、グループの描画面積が算出される(S503)。すなわち、CPU21は、それぞれのオブジェクトが属するグループごとに、描画面積の和を算出する。
ステップS504では、全グループについて描画面積の算出処理が終了したか否かが判断される。全グループについて描画面積の算出処理が終了した場合(S504:YES)、1ページ分の計算が完了したと判断されて、ステップS505に進む。一方、描画面積の算出処理が終わっていないグループが残っている場合には(S504:NO)、ステップS502に戻る。
ステップS505では、各グループは、描画面積が広い順に並べられる。
続いて、CPU21は、スレッド範囲情報ファイルから、スレッド数(分割数)を1つ読み込む(S506)。
そして、CPU21は、描画面積が均等になるように、複数のグループを分割数に振り分ける(S507)。例えば、ステップS505において並べられた各グループの描画面積が(9、8、7、6、5、4、3、2、1)である場合、それらを4分割すると(9、2、1)(8、3)(7、4)(6、5)となる。
続いて、CPU21は、振り分けた中で、描画面積が最大となる振り分け先と最小となる振り分け先の描画面積の差を求める(S508)。上記の4分割の例では、最大の描画面積が12であり最小の描画面積が11なので、差は1となる。5分割の場合、(9)(8、1)(7、2)(6、3)(5、4)となる。この場合、最大の描画面積が9であり最小の描画面積が9なので、差はゼロとなる。
ステップS509では、すべての分割数についての処理が終了したか否かが判断される。すべての分割数についての処理が終了した場合(S509:YES)、ステップS510に進む。一方、処理が終わっていない分割数が残っている場合には(S509:NO)、ステップS506に戻る。
ステップS510では、CPU21は、最大の描画面積と最小の描画面積との差が最も小さい分割数を特定する(S510)。
このように、振り分け先ごとの総描画面積の差を最小化する振り分け操作が行われるため、並列化の効果が高まる。但し、振り分け操作は、振り分け先ごとの総描画面積の差を例えば20%以内等の所定割合以内に小さくする操作であってもよい。尚、本実施形態においては描画面積としてポイント数を採用したが、描画面積はこれに限られるものではなく、オブジェクトのグループ化処理(ステップS103)において採用したピクセル数であってもよく、グループ同士の相対的な描画面積を比較できる指標であれば他の指標であっても良い。
続いて、CPU21は、ステップS510において特定された分割数に対応する振り分け結果を、レイアウト情報に反映する(E211)。ここで、振り分け結果は、ステップS507で得られた結果が利用される。具体的には、例えば図23のレイアウト情報に示されるような<Parallel>と</Parallel>のタグの間に、1つの振り分け先に属するグループのオブジェクトが記述されるように、レイアウト情報の記述が変更される。
このように、本実施形態では、複数の処理部を有する画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、重なりのある複数のオブジェクトおよび他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトをそれぞれ1つのグループとするグループ分けを行う。そして、プリンタコントローラ2Aは、グループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出し、算出された各グループの描画面積に基づいて、複数のグループを複数の処理部による並列処理数に振り分ける。
したがって、本実施形態によれば、ページ画像データの作成に必要な合成処理をより効率的に並列化することができる。これにより、合成処理時間の短縮化を図ることができ、画像形成処理全体の性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、プリンタコントローラ2Aは、ページ内の各オブジェクトが配置される矩形領域に当該オブジェクトの識別番号を示す画素値で描画して擬似合成画像データを作成し、作成された擬似合成画像データにおける各画素の画素値および当該画素に隣接する画素の画素値に基づいて、重なりのある複数のオブジェクトおよび他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトをそれぞれ判定する。したがって、擬似合成画像データを低解像度で形成し得るため、処理時間やメモリ、CPUの消費量は僅かで済む。また、擬似合成画像データを用いたオブジェクトのグループ化に要する時間は、ページを構成するオブジェクトの数に関係なく一定であり、迅速な処理が可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、上述した実施形態と共通する点の説明を適宜省略する。
上記第1の実施形態では、ページごとにグループ化処理およびスケジューリングが実施される。しかしながら、バリアブルデータプリント方式では、毎ページもしくは数ページ周期で同じレイアウトが繰り返されるのが一般的である。ここで、同じレイアウトとは、ページごとに描画するオブジェクトは異なるけれども、ページ内におけるオブジェクトの矩形領域の大きさと位置(描画サイズと描画座標)が同じであることをいう。そのため、グループ化処理およびスケジューリングは、通常、毎ページ実施する必要はない。そこで、第2の実施形態では、レイアウト情報の記述がページごとに比較され、レイアウトが異なるページのみにグループ化処理およびスケジューリングが実施される。
このように、第2の実施形態では、プリントデータは複数のページを有している。また、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、処理すべきプリントデータに含まれるレイアウト情報を用いて、ページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を示すレイアウトをページごとに比較し、レイアウトが異なるページを特定する。そして、プリンタコントローラ2Aは、レイアウトが異なるページのみに対して、グループ化処理およびスケジューリングを行う。
第2の実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、グループ化処理およびスケジューリングに要する時間を短縮できるので、画像形成処理全体の性能をより向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、上述した実施形態と共通する点の説明を適宜省略する。
上記第1の実施形態では、無地の背景(背景画像データ無し)に、オブジェクト群が合成される例について説明した。このため、グループ化処理において、背景部分の画素の値はゼロとされる(図20参照)。しかしながら、バリアブルデータプリント方式では、背景画像データ(フォームデータ)の上に、オブジェクト群が合成されることが多い。このような場合でも、第3の実施形態によれば、オブジェクトのグループ化が可能となる。
例えば図18のレイアウト情報を例として説明する。まず、ページの先頭に記述されているオブジェクトの矩形領域の大きさ、すなわち描画サイズが取得される。図18のレイアウト情報における先頭のオブジェクトの描画サイズは、(100*30)である。このオブジェクトの描画サイズ(100*30)と、完成時のページ画像データのサイズとが比較される。なお、完成時のページ画像データのサイズ、すなわちページの大きさは、レイアウト情報に記述されている。両者が近似している場合、このオブジェクトは背景画像データ(フォームデータ)であると判断され、このオブジェクトの番号がゼロ(背景画像データ)とされる。なお、図18の例の場合、先頭のオブジェクトは、ページ画像データのサイズと描画サイズが近似していないので、背景画像データとはみなされない。
このように、第3の実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、処理すべきプリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する。そして、プリンタコントローラ2Aは、特定された背景画像データを1つのグループとみなす。
第3の実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、ページが背景画像データ(フォームデータ)を持つ場合にも、オブジェクトのグループ化を行うことが可能となる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、上述した実施形態と共通する点の説明を適宜省略する。
上記第3の実施形態は、背景画像データ(フォームデータ)が存在する場合でも、オブジェクトのグループ化を行うことが可能であることを示す。しかしながら、背景画像データはその描画面積が大きいため描画処理のボトルネックとなってしまい、処理の並列化の効果が減少してしまう。そこで、第4の実施形態は、背景画像データを分割して各グループに割り当てることにより、背景画像データの描画処理によるボトルネックを解消する方法を提供する。
図30は、本発明の第4の実施形態に係るプリンタコントローラ2Aにおける背景画像データの分割処理の手順を示すフローチャートである。なお、図30のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ2AのROM22などの記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
図31は、背景画像データに図形と文字を合成したページ画像データの完成例を示す図である。以下、図31のページ画像データが得られる場合について説明する。
前提として、背景画像データ(図31の例では最外枠内の例えば水色1色のデータである)と、グループ化済みのレイアウト情報が用意される。
まず、CPU21は、グループ化済みのレイアウト情報(1ページ分)を読み込む(S601)。
そして、背景画像データから、1つのグループ分の描画領域が切れ出されて、RAM23に保存される。すなわち、レイアウト情報にグループごとに記述されたオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置に基づいて、背景画像データが切り出される(S602)。
続いて、切り出した1グループ分の背景画像データに関する情報が、レイアウト情報に追加される(S603)。なお、切り出した1グループ分の背景画像データに関する情報には、矩形領域の大きさおよび位置(回転角を含む)の情報が含まれる。
ステップS604では、すべてのグループについての処理が終了したか否かが判断される。すべてのグループについての処理が終了した場合(S604:YES)、ステップS605に進む。一方、処理が終わっていないグループが残っている場合には(S604:NO)、ステップS602に戻る。
図32は、全グループ分の描画領域が切れ出された後の背景画像データを示す図、図33は、背景画像データから切り出された領域を示す図である。
ステップS605では、全グループ分の描画領域が切り出された後の背景画像データから、マスク画像データ(以下、マスクという。)が生成される(S605)。ここで、マスクの領域は、全グループ分の描画領域が切り出された後の背景画像データの領域と一致する。
図34は、マスクの一例を示す図である。
続いて、全グループ分の描画領域が切れ出された後の背景画像データとマスクとがRAM23に保存される(S606)。
そして、全グループ分の描画領域が切れ出された後の背景画像データに関する情報が、レイアウト情報に追加される(S607)。すなわち、背景画像データおよびマスクに関する情報が、レイアウト情報に追加される。背景画像データとして、マスクがON(黒)の画素が描画される。
図35は、背景画像データが各グループに分割された様子を示す図である。図35に示す例では、全部で4つのグループが形成される。この4つのグループを並列に画像合成することにより、背景画像データの描画のボトルネックを解消することができる。前述したように、バリアブルデータプリント方式では周期的に同じレイアウトが繰り返されるので、切り出した背景画像データ部品をRAM23にキャッシュして、周期的に再利用することができる。
このように、第4の実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、処理すべきプリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する。そして、重なりのある複数のオブジェクトの矩形領域で背景画像データを切り出した第1分割部が当該複数のオブジェクトのグループに組み入れられ、他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトの矩形領域で背景画像データを切り出した第2分割部が当該単独のオブジェクトのグループに組み入れられ、第1分割部および第2分割部を除く背景画像データが1つのグループとみなされる。
第4の実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、背景画像データを分割して各グループに割り当てることにより、背景画像データの描画処理によるボトルネックを解消することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、上述した実施形態と共通する点の説明を適宜省略する。
上述した実施形態では、重なりのある複数のオブジェクトは、Z軸の底(重なりの最下位)のオブジェクトから上位のオブジェクトへと順番に合成される。しかしながら、背景画像データ(フォームデータ)を持つプリントデータの場合、最下位の背景画像データは、上位の部品オブジェクトによって隠れてしまうにもかかわらず無駄に描画される。この点について効率が悪い。そこで、背景画像データを持つプリントデータの場合には、オブジェクト合成の順番をZ軸の上位から下位へと行うことにより、重なり部分の無駄な描画をなくすことができる。この合成方法として、Zバッファ法が使用され得る。Zバッファ法では、オブジェクトのラスタ画像データに加えて、重なり部分の描画を省略するためのマスクが必要となる。このマスクはラスタ画像生成部213により生成される。
Zバッファ法では、重なり部分の重複描画は無くなるが、マスクの合成が必要となる。しかし、形成すべき画像が例えば高解像度のCMYKの各色成分を有するカラー画像の場合には、ラスタ画像データ(8ビット4版)の重複合成時間よりもマスク画像(1ビット1版)の合成時間の方が圧倒的に短いため、合成時間の短縮効果は高くなる。
このように、第5の実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、処理すべきプリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データが存在するか否かを判断する。そして、背景画像データが存在すると判断された場合、オブジェクトをラスタライズして生成したラスタ画像データの合成を上位から下位の順番で行うZバッファ法が実施される。
第5の実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、背景画像データを持つ場合の重なり部分の無駄な描画をなくすことができるという作用効果を奏することができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と異なる点を中心に説明し、上述した実施形態と共通する点の説明を適宜省略する。
上述した実施形態では、背景画像データ(フォームデータ)は1つのオブジェクトとして処理される。しかし、複数ページ間で共通に使用されるオブジェクト群が纏められて背景画像データ(フォームデータ)とみなされてもよい。
この場合、ページごとにレイアウト情報における再利用オブジェクトに関する情報が抽出され、例えば図36に示すような管理リストが作成される。図36に示す例では、プリントデータに含まれるページの総数は1000ページである。そして、プリントデータに含まれる総ページ数と再利用回数とが一致する再利用オブジェクトを用いて、背景画像データ(フォームデータ)が作成される。図37は、作成されたフォームデータの一例を示す図である。なお、再利用回数がプリントデータに含まれる総ページ数までには達しないが、複数のページで共通して使用される再利用オブジェクト群を用いてフォームデータが作成されてもよい。
このように、第6の実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラ2Aは、処理すべきプリントデータ内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト群を背景画像データ(フォームデータ)として特定する。そして、プリンタコントローラ2Aは、特定された背景画像データを1つのグループとみなす。
第6の実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、複数ページ間で共通に使用されるオブジェクト群が纏めて背景画像データを生成することができ、背景画像データ(フォームデータ)を用いた効率的な処理が可能となる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
上記実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラと、画像形成装置としてのプリンタとが別個の装置として分離して設置され、互いにローカル接続された構成の場合について述べたが、プリンタコントローラはプリンタの中に内包されていてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてプリンタが採用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えばMFP(Multi−Function Peripheral)、複写機等の画像形成装置にも適用可能である。
本実施形態の印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。 クライアント端末の概略構成を示すブロック図である。 プリンタコントローラの概略構成を示すブロック図である。 グループ化部、スケジューラ、ラスタ画像生成部、および画像合成部を説明するための図である。 擬似合成画像データ、ページ画像データ、再利用データ、および非再利用データを説明するための図である。 プリントデータを説明するための図である。 プリンタの概略構成を示すブロック図である。 プリンタコントローラにおける処理の手順を示すフローチャートである。 オブジェクトのグループ化処理の手順を示すフローチャートである。 擬似合成画像データ作成処理の手順を示すフローチャートである。 グループ分類処理の手順を示すフローチャートである。 図11から続く、グループ分類処理の手順を示すフローチャートである。 各グループの処理順番の決定処理の手順を示すフローチャートである。 図13から続く、各グループの処理順番の決定処理の手順を示すフローチャートである。 1つのページにおけるオブジェクトのグループ分けを説明するための図である。 バリアブルオブジェクト群をラスタライズして生成したラスタ画像データ群の一例を示す図である。 合成処理により作成されたページ画像データの一例を示す図である。 レイアウト情報(1ページ分)の一例を示す図である。 オブジェクト名が出現順番号に変更された後のレイアウト情報(1ページ分)の一例を示す図である。 図19のレイアウト情報に基づいて作成された1ページ分の擬似合成画像データを示す図である。 図20の擬似合成画像データに基づくグループ分類処理の結果を示す図である。 図21のグループ分類処理の結果に基づいてグループごとに並び替えられたレイアウト情報を示す図である。 オブジェクト名が元に戻されたレイアウト情報と、当該レイアウト情報に基づいてラスタ画像データが並列的に合成されて作成されたページ画像データを示す図である。 擬似合成画像データの一例を示す図である。 グループテーブルの一例を示す図である。 グループの構成の一例を示す図である。 擬似合成画像データの他の例を示す図である。 グループテーブルの他の例を示す図である。 グループの構成の他の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るプリンタコントローラにおける背景画像データの分割処理の手順を示すフローチャートである。 背景画像データに図形と文字を合成したページ画像データの完成例を示す図である。 全グループ分の描画領域が切れ出された後の背景画像データを示す図である。 背景画像データから切り出された領域を示す図である。 マスクの一例を示す図である。 背景画像データが各グループに分割された様子を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る管理リストの一例を示す図である。 作成されたフォームデータの一例を示す図である。
符号の説明
1A,1B,1C クライアント端末、
11,21,31 CPU、
12,22,32 ROM、
13,23,33 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,25 ネットワークインタフェース、
18,27,37 バス、
2A,2B プリンタコントローラ(画像処理装置)、
211 グループ化部、
212 スケジューラ、
213 ラスタ画像生成部、
214 画像合成部、
231 擬似合成画像データ、
232 ページ画像データ、
233 再利用データ、
234 非再利用データ、
241 プリントデータ、
242 レイアウト情報、
243 バリアブルオブジェクト群、
26 プリンタインタフェース、
3A,3B プリンタ、
34 操作パネル部、
35 印刷部、
36 プリンタコントローラインタフェース、
5 ネットワーク。

Claims (21)

  1. 複数の処理部を有する画像処理装置で使用され、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理方法であって、
    前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行うステップ(a)と、
    前記ステップ(a)におけるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)において算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分けるステップ(c)と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記ステップ(c)において、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作が行われることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されたていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 前記ステップ(b)において、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積が算出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 複数の処理部を有する画像処理装置に実行させるための、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理プログラムであって、
    前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行う手順(a)と、
    前記手順(a)におけるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出する手順(b)と、
    前記手順(b)において算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分ける手順(c)と、
    を有する処理を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  6. 前記手順(c)において、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作が行われることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  7. 前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されていることを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理プログラム。
  8. 前記手順(b)において、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積が算出されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
  9. 前記手順(a)は、
    ページ内の各オブジェクトが配置される矩形領域に当該オブジェクトの識別番号を示す画素値で描画して擬似合成画像データを作成する手順(a1)と、
    前記手順(a1)において作成された擬似合成画像データにおける各画素の画素値および当該画素に隣接する画素の画素値に基づいて、重なりのある複数のオブジェクトおよび他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトをそれぞれ判定する手順(a2)と、
    を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
  10. 前記処理は、前記オブジェクトをラスタライズして生成したラスタ画像データを合成してページ画像データを作成する合成処理を、振り分け先ごとに並列的に実行する手順(d)をさらに有することを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
  11. 前記プリントデータは複数のページを有し、
    前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いて、ページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を示すレイアウトをページごとに比較し、レイアウトが異なるページを特定する手順(e)をさらに有し、
    前記レイアウトが異なるページのみに対して、前記手順(a)〜(c)を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  12. 前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する手順(f)をさらに有し、
    前記手順(a)において、前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  13. 前記処理は、前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データを特定する手順(f)をさらに有し、
    前記手順(a)において、重なりのある前記複数のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第1分割部が当該複数のオブジェクトのグループに組み入れられ、他のオブジェクトと重ならない前記単独のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第2分割部が当該単独のオブジェクトのグループに組み入れられ、前記第1分割部および前記第2分割部を除く前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  14. 前記処理は、
    前記プリントデータに含まれるレイアウト情報を用いたページの大きさとオブジェクトの矩形領域の大きさとの比較に基づいて背景画像データが存在するか否かを判断する手順(g)と、
    前記背景画像データが存在する場合、前記オブジェクトをラスタライズして生成したラスタ画像データの合成を上位から下位の順番で行うZバッファ法で行う手順(h)と、
    をさらに有することを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理プログラム。
  15. 前記処理は、前記プリントデータ内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト群を背景画像データとして特定する手順(i)をさらに有し、
    前記手順(a)において、前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  16. 前記処理は、前記プリントデータ内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト群を背景画像データとして特定する手順(i)をさらに有し、
    前記手順(a)において、重なりのある前記複数のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第1分割部が当該複数のオブジェクトのグループに組み入れられ、他のオブジェクトと重ならない前記単独のオブジェクトの矩形領域で前記背景画像データを切り出した第2分割部が当該単独のオブジェクトのグループに組み入れられ、前記第1分割部および前記第2分割部を除く前記背景画像データが1つのグループとみなされることを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  17. 請求項5〜16のいずれか1項に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 複数の処理部を有し、ページの内容を規定するための複数のオブジェクトを含むプリントデータを処理する画像処理装置であって、
    前記複数のオブジェクトに対し、重なりのある複数のオブジェクトを1つのグループとし且つ他のオブジェクトと重ならない単独のオブジェクトを1つのグループとするグループ分けを行うグループ化部と、
    前記グループ化部によるグループ分けで得られた複数のグループの各々について描画面積を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された各グループの描画面積に基づいて、前記複数のグループを前記複数の処理部による並列処理数に振り分ける振り分け部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  19. 前記振り分け部は、振り分け先ごとの総描画面積の差を小さくする振り分け操作を行うことを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  20. 前記プリントデータは、バリアブルプリント言語であるPPML(Personalized Print Markup Language)、またはPPML/VDX(PPML/Variable Data Exchange)で記述されていることを特徴とする請求項18または19に記載の画像処理装置。
  21. 前記算出部は、前記プリントデータに含まれページ内に配置されるオブジェクトの矩形領域の大きさおよび位置を含むレイアウト情報を用いて描画面積を算出することを特徴とする請求項18〜20のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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