JP2014144555A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射装置の冷却効率の向上と冷却ファンの全体の小型化とを両立させることができるインクジェット式記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンタは、紫外線硬化型のインクを吐出する記録ヘッドと、インクに紫外線を照射する複数の照射装置31〜36と、少なくとも照射装置31〜36のほぼ全体を収容するケース20と、ケース20内に配置された冷却ファン41〜44と、を備えている。ケース20内における冷却ファン41〜44の個数は、照射装置31〜36の個数よりも少ない。ケース20内に、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路20Aが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光が照射されると硬化するインクを吐出する記録ヘッドと光を照射する照射装置とを備えたインクジェット式記録装置に関する。
従来から、紫外線等の光が照射されると硬化するインク(いわゆる光硬化型のインク)を用いるインクジェット式記録装置が知られている。このようなインクジェット式記録装置は、紙等の記録媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドと共に、記録媒体上のインクに光を照射する照射装置とを備える。照射装置は発熱するため、冷却が必要となる。そのため、照射装置を備えるインクジェット式記録装置において、冷却ファンが設けられることが多い。
特許文献1および2には、照射装置に固定されたヒートシンクと、そのヒートシンクの上に取り付けられた冷却ファンとを備えたインクジェット式記録装置が記載されている。特許文献3には、各照射装置の周囲を覆うハウジングと、ハウジングの上に配置された冷却ファンとを備え、冷却ファンからの空気を誘導する誘導構造が上記ハウジングによって形成されたインクジェット式記録装置が記載されている。上記従来のインクジェット式記録装置によれば、一つの冷却ファンから一つの照射装置に対して空気が送風されるようになっている。
特開2008−143123号公報 特開2011−84030号公報 特開2010−735号公報
ところで、照射装置の照射強度を高めると、照射装置の発熱量は大きくなる。照射装置をより多く冷却するために、冷却ファンの冷却能力を高める必要がある。冷却ファンの冷却能力を高める手段として、冷却ファンを大型化することが考えられる。しかし、冷却ファンは記録ヘッドや照射装置と共に、印刷の際に主走査方向に往復するキャリッジに搭載される。そのため、冷却ファンは小型かつ軽量であることが望まれる。ところが、一つの冷却ファンから一つの照射装置に対して空気を送風し、照射装置を個別に冷却するという従来の発想では、照射装置の冷却効率の向上と冷却ファンの全体の小型化とを両立させることは困難であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照射装置の冷却効率の向上と冷却ファンの全体の小型化とを両立させることができるインクジェット式記録装置を提供することにある。
本発明に係るインクジェット式記録装置は、光が照射されると硬化するインクを記録媒体に吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体上の前記インクに光を照射する複数の照射装置と、少なくとも前記複数の照射装置のほぼ全体を収容するケースと、前記ケース内に配置された一つまたは二つ以上の冷却ファンと、を備え、前記ケース内における前記冷却ファンの個数は前記照射装置の個数よりも少なく、前記ケース内に、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路が形成されているものである。
本発明に係るインクジェット式記録装置によれば、各照射装置に対する送風を確保しながら、冷却ファンの個数を削減することができる。したがって、照射装置の冷却効率の向上と冷却ファンの全体の小型化とを両立させることが可能となる。
第1実施形態に係るインクジェットプリンタの一部を切り欠いて示す斜視図である。 第1実施形態に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す平面断面図である。 第1実施形態に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す正面断面図であり、図3のIV−IV線に沿った断面を表す図である。 第1実施形態に係るケース内の気流の一例を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す平面断面図である。 第2実施形態に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す平面断面図である。 第2実施形態に係るヘッドユニットのケース内の構成を模式的に示す正面断面図であり、図7のVIII−VIII線に沿った断面を表す図である。 第2実施形態に係るヘッドユニットの右ケース内の構成を模式的に示す垂直断面図である。
<第1実施形態>
図1に示すように、本実施形態に係るインクジェット式記録装置は、記録紙5に印刷を行うインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)100である。ただし、本発明はインクジェット式の記録を行う任意の記録装置に適用可能であり、その適用対象はインクジェットプリンタに限定されない。また、記録紙5は本発明に係る記録媒体の一例であるが、本発明に係る記録媒体は記録紙5に限定されない。記録媒体は他のシート状の記録媒体、例えば、樹脂製のシート等であってもよい。また、記録媒体の可撓性や厚みの如何は問わない。すなわち、記録媒体は、ガラス基板等の硬いものであってもよいし、ダンボール等の厚みのあるものであってもよい。
図1等において、符号F、Rr、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表している。後述するヘッドユニット1は左方および右方に移動可能であり、記録紙5は前方および後方に搬送可能である。ヘッドユニット1の移動方向、記録紙5の搬送方向をそれぞれ主走査方向、副走査方向と称することとすると、主走査方向は左右方向に対応し、副走査方向は前後方向に対応する。主走査方向と副走査方向とは直交している。ただし、主走査方向および副走査方向は特に限定される訳ではなく、プリンタ100の形態等に応じて適宜に設定可能である。また、搬送装置として、記録媒体を載置したテーブル自体を前後左右に動かす装置を備えていてもよい。
プリンタ100は、記録紙5を支持するプラテン2を備えている。プラテン2には、円筒状のグリッドローラ3が設けられている。グリッドローラ3は、その上面部を露出させた状態でプラテン2に埋設されている。グリッドローラ3は、図示しないフィードモータによって駆動される。グリッドローラ3は、記録紙5を移動させる送り機構の一例である。
プラテン2の上方には、ガイドレール6が配置されている。ガイドレール6は、プラテン2と平行に配置され、左右に延びている。ガイドレール6の下方には、複数のピンチローラ7が略等間隔に配置されている。ピンチローラ7は、グリッドローラ3に対向している。ピンチローラ7は、記録紙5の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されており、グリッドローラ3との間に記録紙5を挟み込む。グリッドローラ3およびピンチローラ7は、記録紙5を狭持しながら前後に搬送可能に構成されている。
ガイドレール6は、前方に突出した係合部8を有している。ヘッドユニット1のケース20の背面には、キャリッジ21が設けられている。キャリッジ21の後側部分には、前向きに凹んだ凹部が形成されている。この凹部には、ガイドレール6の係合部8が係合している。キャリッジ21は、ガイドレール6に沿って摺動可能であり、左右に移動可能である。ヘッドユニット1は、キャリッジ21を介してガイドレール6により左右に案内される。
ケース20の背面上部には、左右に延びる駆動ベルト9の一部が固定されている。駆動ベルト9は、図示しないスキャンモータに接続され、このスキャンモータによって駆動される。ヘッドユニット1は、駆動ベルト9を介してスキャンモータによって駆動される。
図2は、ケース20内の主要部品の配置を示している。プリンタ100は、紫外線が照射されると硬化するインク(すなわち、紫外線硬化型インク)を記録紙5に吐出する記録ヘッド15と、記録紙5上のインクに紫外線を照射する複数の照射装置31〜36と、複数の冷却ファン41〜44とを備えている。照射装置31〜36は別体に形成されており、互いに分離可能である。本実施形態ではこれら記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44のほぼ全体が、単一のケース20内に収容されている。ここで、「記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44のほぼ全体がケース20内に収容されている」には、記録ヘッド15の下端、照射装置31〜36の下端、および冷却ファン41〜44の下端がケース20の下端よりも上方に位置している場合(言い換えると、記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44がケース20内に完全に収容されている場合)だけでなく、ケース20の下面が開放されている場合またはケース20の下面に開口が形成されている場合に、記録ヘッド15の下端部、照射装置31〜36の下端部、または冷却ファン41〜44の下端部がケース20の下面または下面の開口から下方に突出している場合も含まれる。「記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44のほぼ全体がケース20内に収容されている」には、記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44が実質的にケース20内に収容されている場合が含まれ、記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44の一部がケース20の外部に突出している場合が含まれる。ケース20内において、冷却ファン41〜44の個数は照射装置31〜36の個数よりも少なくなっており、ここでは冷却ファン41〜44の個数は4個、照射装置31〜36の個数は6個である。ただし、冷却ファンおよび照射装置の個数は適宜に変更可能である。
図3に示すように、記録ヘッド15は、それぞれ複数のノズル(図示せず)を有する複数のインクジェットヘッド16を備えている。ここでは、記録ヘッド15は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)のインクを吐出する6個のインクジェットヘッド16を備えている。インクジェットヘッド16は左右に並んでいる。ただし、各インクジェットヘッド16が吐出するインクの種類は特に限定される訳ではない。また、記録ヘッド15が備えるインクジェットヘッド16の個数も何ら限定されない。さらに、インクジェットヘッド16の配置は、互いに前後にずらして配置した、所謂スタガー配置としてもよい。
図2に示すように、照射装置31〜36は、光源としての紫外線ランプ31a〜36aと、放熱体31b〜36bとをそれぞれ備えている。図示は省略するが、各紫外線ランプ31a〜36aは、紫外線を照射する複数のLEDを備えている。なお、紫外線ランプ31a〜36aは必ずしもLEDを備えている必要はなく、蛍光灯式などあらゆる形式の発光体を用いることができる。紫外線ランプ31a〜36aは、紫外線を下方に照射するように構成されている。本実施形態では、紫外線ランプ31a〜36aは同一の構造および寸法を有している。ただし、紫外線ランプ31a〜36aの構造または寸法は互いに異なっていてもよい。
放熱体31b〜36bは、紫外線ランプ31a〜36aの上部にそれぞれ取り付けられている。本実施形態では、放熱体31b〜36bは紫外線ランプ31a〜36aの上面に密着するように固定されている。放熱体31b〜36bは紫外線ランプ31a〜36aの放熱を促進する部材であり、ここでは複数のフィン(図示せず)が形成されたヒートシンクによって構成されている。ただし、放熱体31b〜36bの構成は特に限定されず、ヒートシンク以外の部材であってもよい。また、放熱体31b〜36bの位置は、それぞれ紫外線ランプ31a〜36aの上方に限定されない。さらに、放熱体31b〜36bは必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。照射装置31〜36は、それぞれ紫外線ランプ31a〜36aのみにより構成されていてもよい。
冷却ファン41〜44は、同一の構造および寸法を有している。ただし、冷却ファン41〜44の構造または寸法は互いに異なっていてもよい。本実施形態では、冷却ファン41〜44は空気を上方から吸い込み、下方に向かって吹き出すように構成されている。
次に、照射装置31〜36および冷却ファン41〜44の配置について説明する。図2および図3に示すように、照射装置31は記録ヘッド15の左方に配置され、照射装置36は記録ヘッド15の右方に配置されている。これら照射装置31および36は本発明に係る「側方照射装置」の一例であり、記録ヘッド15の側方に配置されている。照射装置32〜35は本発明に係る「前方照射装置」の一例であり、記録ヘッド15よりも前方に配置されている。特に本実施形態では、照射装置32〜35は記録ヘッド15の前方に配置されている。照射装置32〜35は左右に並んでおり、左から右に順に配置されている。
図2および図4に示すように、冷却ファン41は照射装置31の上方に配置され、冷却ファン44は照射装置36の上方に配置されている。詳しくは、冷却ファン41は放熱体31bの上方に配置され、冷却ファン44は放熱体36bの上方に配置されている。冷却ファン41と放熱体31bとは接触しておらず、それらの間には間隔が設けられている。同様に、冷却ファン44と放熱体36bとは接触しておらず、それらの間には間隔が設けられている。図3に示すように平面視において、冷却ファン41は記録ヘッド15の左方に配置され、冷却ファン44は記録ヘッド15の右方に配置されている。冷却ファン41および44は、平面視において記録ヘッド15の側方に配置されている。なお、冷却ファン41等が照射装置31〜36と接触した状態で、冷却ファン41等のケースと照射装置31〜36との間に、冷却ファン41等によって送風される空気を照射装置31〜36に導く送風通路を形成するようにしてもよい。
図2および図3に示すように、冷却ファン42は二つの照射装置32および33の上方に配置されている。詳しくは、冷却ファン42は放熱体32bおよび33bの上方に配置されている。冷却ファン42は放熱体32bおよび33bとは接触しておらず、冷却ファン42と放熱体32bとの間、および冷却ファン42と放熱体33bとの間には間隔が設けられている。図3に示すように平面視において、冷却ファン42は照射装置32および33と部分的に重なる位置に配置されている。冷却ファン42は、平面視において記録ヘッド15の前方に配置されている。なお、冷却ファン42は必ずしも照射装置32あるいは33の上方に配置する必要はなく、照射装置32あるいは33の側方、前方、後方、下方のいずれかに配置してもよい。
冷却ファン43は二つの照射装置34および35の上方に配置されている。詳しくは、冷却ファン43は放熱体34bおよび35bの上方に配置されている。図2に示すように、冷却ファン43は放熱体34bおよび35bとは接触しておらず、冷却ファン43と放熱体34bとの間、および冷却ファン43と放熱体35bとの間には間隔が設けられている。図3に示すように平面視において、冷却ファン43は照射装置34および35と部分的に重なる位置に配置されている。冷却ファン43は、平面視において記録ヘッド15の前方に配置されている。
次に、ケース20について説明する。ケース20は平面視で略山形に形成されており、その前側部分は前方に行くほど横幅が小さくなるように形成されている。図示は省略するが、ケース20における記録ヘッド15の下方の部分および照射装置31〜36の下方の部分には、開口が形成されている。なお、ケース20は、記録ヘッド15の下方の部分および照射装置31〜36の下方の部分が開いていればよい。ケース20の下側部分の一部が開いていてもよく、全体が開いていてもよい。ケース20は必ずしも平面視で略山型にする必要はなく、平面視で四角形にしてもよい。
図5に示すように、ケース20の左壁22には左開口51が形成され、ケース20の右壁23には右開口52が形成されている。左開口51は放熱体31bの左方に位置し、右開口52は放熱体36bの右方に位置している。図示は省略するが、放熱体31bおよび36bには左右に延びる複数のフィンが形成されている。ケース20の前壁24には、前開口53が形成されている。前開口53は、放熱体32b、33b、34b、および35bの前方に位置している。図示は省略するが、放熱体32b、33b、34b、および35bには、前後に延びる複数のフィンが形成されている。ケース20の上壁25には、上開口54、55、56、および57が形成されている。上開口54、55、56、57は、それぞれ冷却ファン41、42、43、44の上方に位置している。
左開口51、右開口52、および前開口53の下縁の高さ位置は、照射装置31〜36の放熱体31b〜36bの下端の高さ位置と一致している。ただし、左開口51、右開口52、および前開口53の下縁の位置は、放熱体31b〜36bの下端の位置よりも低くてもよい。上開口54〜57の上縁は、照射装置31〜36の放熱体31b〜36bの上端よりも高くなっている。なお、本実施形態では上開口54〜57はケース20の上壁25に形成されているので、上開口54〜57の各々の周縁の高さは等しい。そのため、上開口54〜57の周縁の全体が上縁に対応する。ただし、冷却ファン41〜44を上開口54〜57からずれた位置に配置した場合等において、上開口54〜57の上縁の高さ位置が放熱体31b〜36bの上端の高さ位置と一致していてもよい。
前述したように本実施形態では、冷却ファン41〜44は空気を上方から吸い込み、下方に向かって吹き出すが、冷却ファン41〜44の少なくとも一つから吹き出された空気は、照射装置31〜36の放熱体31b〜36bのうち二つ以上に供給される。ケース20内には、冷却ファン41〜44の一つから送風される空気を照射装置31〜36のうち二つ以上に導く送風経路20Aが形成されている。
図5の矢印は、冷却ファン41〜44によって送風される空気の流れ(以下、気流という)の一例を示している。この例では、上開口54からケース20内に流入した空気は、冷却ファン41によって下方に吹き出される。冷却ファン41から吹き出された空気の一部は、放熱体31bの周囲を通過して照射装置31を冷却した後、左開口51から流出する。冷却ファン41から吹き出された空気の他の一部は、放熱体32bの周囲を通過して照射装置32を冷却した後、前開口53から流出する。
上開口55からケース20内に流入した空気は、冷却ファン42によって下方に吹き出される。冷却ファン42から吹き出された空気の一部は、放熱体32bの周囲を通過して照射装置32を冷却した後、前開口53から流出する。冷却ファン42から吹き出された空気の他の一部は、放熱体33bの周囲を通過して照射装置33を冷却した後、前開口53から流出する。
上開口56からケース20内に流入した空気は、冷却ファン43によって下方に吹き出される。冷却ファン43から吹き出された空気の一部は、放熱体34bの周囲を通過して照射装置34を冷却した後、前開口53から流出する。冷却ファン43から吹き出された空気の他の一部は、放熱体35bの周囲を通過して照射装置35を冷却した後、前開口53から流出する。
上開口57からケース20内に流入した空気は、冷却ファン44によって下方に吹き出される。冷却ファン44から吹き出された空気の一部は、放熱体35bの周囲を通過して照射装置35を冷却した後、前開口53から流出する。冷却ファン44から吹き出された空気の他の一部は、放熱体36bの周囲を通過して照射装置36を冷却した後、右開口52から流出する。
なお、上記気流は一例に過ぎず、例えば、冷却ファン42によって吹き出される空気の一部が、照射装置34の放熱体34bの周囲および/または照射装置35の放熱体35bの周囲を通過してもよいことは勿論である。冷却ファン43によって吹き出される空気の一部が、照射装置32の放熱体32bの周囲および/または照射装置33の放熱体33bの周囲を通過してもよい。上記の送風経路20Aは一例に過ぎず、本発明に係るケース内の送風経路は上記送風経路20Aに限られない。冷却ファン41〜44の少なくとも一つは、照射装置31〜36のうちいずれか一つのみに空気を導くようになっていてもよい。また、冷却ファン41〜44の少なくとも一つは、照射装置31〜36のうちの三つ以上に空気を導くようになっていてもよい。
プリンタ100の印刷時には、記録ヘッド15は左方および/または右方に移動しながらインクを吐出し、照射装置31〜36は左方および/または右方に移動しながら紫外線を照射する。記録ヘッド15から吐出されて記録紙5に着弾したインクは、照射装置31〜36から照射される紫外線を受けて硬化する。記録ヘッド15および照射装置31〜36が1回または複数回往復する毎に、記録紙5は前方に送り出される。このような動作が繰り返されることにより、記録紙5に画像が形成される。
以上のように、本実施形態に係るプリンタ100は、紫外線硬化型インクを記録紙5に吐出する記録ヘッド15と、記録紙5上のインクに紫外線を照射する照射装置31〜36と、少なくとも照射装置31〜36を収容するケース20と、ケース20内に配置された冷却ファン41〜44とを備えている。一つの照射装置に対し一つの冷却ファンを設ける場合と異なり、本実施形態に係るプリンタ100では、ケース20内における冷却ファン41〜44の個数は照射装置31〜36の個数よりも少なく、ケース20内には、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路20Aが形成されている。そのため、各照射装置31〜36に対する送風を確保しながら、冷却ファンの個数を削減することができる。したがって、照射装置31〜36の冷却効率の向上と冷却ファン41〜44の全体の小型化とを両立させることが可能となる。
プリンタ100は、照射装置32および33の上方に配置された冷却ファン42を備えている。このように、二つの照射装置32および33の上方に一つの冷却ファン42を配置することにより、一つの冷却ファン42によって送風される空気を二つの照射装置32および33に容易に導くことができる。同様に、プリンタ100は照射装置34および35の上方に配置された冷却ファン43を備えており、この冷却ファン43によって送風される空気を二つの照射装置34および35に容易に導くことができる。
プリンタ100は、記録ヘッド15と照射装置31〜36と冷却ファン41〜44とケース20とを左方および右方に移動させるキャリッジ21と、記録紙5を記録ヘッド15に対して前方に相対移動させるグリッドローラ3とを備えている。照射装置31〜36には、記録ヘッド15の左方および右方に配置された側方照射装置31および36と、記録ヘッド15よりも前方に配置された前方照射装置32〜35とが含まれる。側方照射装置31および36は、記録ヘッド15から吐出されて記録紙5に着弾したインクに対し、紫外線を直ちに照射することができる。一方、前方照射装置32〜35は、記録ヘッド15から吐出されたインクが記録紙5に着弾した後、記録紙5が前方に送り出されてから紫外線を照射することができる。すなわち、前方照射装置32〜35は、記録紙5に着弾したインクに対し、ある程度の時間が経過してから紫外線を照射することができる。したがって、プリンタ100では、側方照射装置31および36と前方照射装置32〜35とを備えることにより、インクが記録紙5に着弾してから硬化するまでの時間を適宜変更することができる。硬化するまでの時間を短くすることによりマット調の印刷が可能となり、硬化するまでの時間を長くすることによりグロス調の印刷が可能となる。そのため、プリンタ100によれば、光沢のある印刷と光沢のない印刷とを選択的に実行することができる。
また、プリンタ100によれば、冷却ファン42は二つの前方照射装置32および33の上方に配置され、冷却ファン43は二つの前方照射装置34および35の上方に配置されている。プリンタ100によれば、冷却ファン42は二つの前方照射装置32および33に空気を送風することができ、同様に、冷却ファン43は二つの前方照射装置34および35に空気を送風することができる。
プリンタ100は、側方照射装置31および前方照射装置32に空気を送風する冷却ファン41を備えている。また、プリンタ100は、側方照射装置36および前方照射装置35に空気を送風する冷却ファン44を備えている。プリンタ100によれば、左方の冷却ファン41により側方照射装置31および前方照射装置32の両方に空気を送風することができ、右方の冷却ファン44により側方照射装置36および前方照射装置35の両方に空気を送風することができる。
ケース20には、第1の開口の例として、左開口51と、右開口52と、前開口53とが形成されている。また、ケース20には、第2の開口の例として、左開口51、右開口52、および前開口53よりも上方に位置する上開口54〜57が形成されている。左開口51、右開口52、および前開口53の下縁の位置は、各放熱体31b〜36bの下端の位置以下である。上開口54〜57の上縁の位置は、各放熱体31b〜36bの上端の位置以下である。開口51〜57をこのように配設することにより、少ない個数の冷却ファン41〜44により照射装置31〜36を効果的に冷却することができる。
プリンタ100は、側方照射装置31および36と、前方照射装置32〜35とを備えている。ここで、側方照射装置31および36の照射強度と、前方照射装置32〜35の照射強度とを適宜に設定することにより、印刷後のインクの表面性状を適宜に設定することができる。例えば、側方照射装置31および36の照射強度を前方照射装置32〜35の照射強度よりも高くすることにより、より光沢の少ない印刷物を得ることができる。逆に、前方照射装置32〜35の照射強度を側方照射装置31および36の照射強度よりも高くすることにより、より光沢の多い印刷物を得ることができる。
側方照射装置31および36の照射強度が前方照射装置32〜35の照射強度よりも高い場合、送風経路20Aは、側方照射装置31および36に対する単位時間当たりの送風量が前方照射装置32〜35に対する単位時間当たりの送風量よりも多くなるように構成されていることが好ましい。これにより、より発熱しやすい側方照射装置31および36を優先的に冷却することができ、照射装置31〜36の全体を効率的に冷却することができる。一方、前方照射装置32〜35の照射強度が側方照射装置31および36の照射強度よりも高い場合、送風経路20Aは、前方照射装置32〜35に対する単位時間当たりの送風量が側方照射装置31および36に対する単位時間当たりの送風量よりも多くなるように構成されていることが好ましい。これにより、より発熱しやすい前方照射装置32〜35を優先的に冷却することができ、照射装置31〜36の全体を効率的に冷却することができる。
本実施形態に係るプリンタ100は、左右に延びるガイドレール6と、ガイドレール6に沿って左右に移動するキャリッジ21と、キャリッジ21と一体的に左右に移動し、紫外線硬化型インクを記録紙5に吐出する記録ヘッド15と、キャリッジ21と一体的に左右に移動し、記録紙5上のインクに紫外線を照射する照射装置31〜36と、照射装置31〜36に冷却風を送る冷却ファン41〜44と、記録ヘッド15、照射装置31〜36、および冷却ファン41〜44のほぼ全体を収容するケース20と、を備えている。プリンタ100によると、ケース20の内部には、冷却ファン41〜44および照射装置31〜36だけでなく、記録ヘッド15も収容されている。このように、同一のケース20の内部に冷却ファン41〜44および照射装置31〜36だけでなく記録ヘッド15も収容したので、ケース20内に比較的大きな空間が形成され、冷却ファン41〜44によって送風される空気を照射装置31〜36に導く送風経路20Aを大きく確保することができる。したがって、照射装置31〜36の全体を効果的に冷却することができる。また、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導きやすくなり、照射装置31〜36の全体を効果的に冷却することができる。
ところで、紫外線硬化型の樹脂インクでは、温度が低くなると粘度が高くなる傾向がある。本実施形態では、冷却ファン41〜44から送られた冷却風は、照射装置31〜36を冷却することにより、温度が上昇する。照射装置31〜36を冷却して温度が上昇した冷却風の一部は、記録ヘッド15に向かって送られる。そのため、記録ヘッド15内のインクは上記冷却風の一部によって温度が保たれ、インクの粘度を比較的低く、ほぼ一定に保つことが可能となる。そのため、記録ヘッド15からインクを良好に吐出することができ、画質を向上させることが可能となる。
本実施形態では、冷却ファン41〜44は空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成されている。そのため、記録ヘッド15と記録紙5との間に浮遊するインクミストをケース20内に吸い込むことは防止される。したがって、インクがケース20の内部に付着することを防止することができる。
なお、本実施形態では、左開口51、右開口52、および前開口53の下端の高さは同一であり、それらの上端の高さも同一であった。しかし、それらの下端の高さは異なっていてもよく、それらの上端の高さは異なっていてもよい。
本実施形態では、全ての冷却ファン41〜44が、空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成されていた。しかし、冷却ファン41〜44は、空気を下方から吸い込み、上方に吹き出すように構成されていてもよい。その場合、ケース20内には、本実施形態の気流の向き(図5参照)と逆向きの気流が形成される。
また、冷却ファン41〜44の一部は空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成され、他の一部は空気を下方から吸い込み、上方に吹き出すように構成されていてもよい。冷却ファン41〜44の一部と他の一部とは、回転方向が逆であってもよい。例えば、左方に位置する冷却ファン41および42の回転方向と、右方に位置する冷却ファン43および44の回転方向とが逆であってもよい。また、平面視において記録ヘッド15の側方に位置する冷却ファン41および44の回転方向と、平面視において記録ヘッド15の前方に位置する冷却ファン42および43の回転方向とが逆であってもよい。互いに回転方向が逆の冷却ファンによって供給される気流同士が衝突しないように、ケース20内に仕切り板または導風板等を設けるようにしてもよい。
前記実施形態では、記録ヘッド15の上方には冷却ファンが配置されていなかった。しかし、記録ヘッド15の上方に冷却ファンを配置するようにしてもよい。例えば、図6に示すように、記録ヘッド15の上方に冷却ファン45を配置し、ケース20の上壁の冷却ファン45の上方部分に上開口58を形成し、ケース20の下壁の照射装置32〜35の左右に下開口59および60を形成するようにしてもよい。冷却ファン45は空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成してもよく、空気を下方から吸い込み、上方に吹き出すように構成してもよい。冷却ファン45が空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成された場合、上開口58からケース20内に吸い込まれた空気は、例えば、照射装置32〜35の周囲を流れた後、前開口53、下開口59および60から排出される。この場合、冷却ファン45によって送風される空気を四つの照射装置32〜35に導くことができ、冷却ファン45から送風される空気により四つの照射装置32〜35を冷却することができる。このような例によれば、記録ヘッド15の上方のスペースを冷却ファン45の設置スペースとして利用することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態のプリンタ100において、ヘッドユニット1の構成に変更を加えたものである。図7および図8に示すように、第2実施形態では、ヘッドユニット1は2つのケース20を備えており、記録ヘッド15はケース20の外部に配置されている。以下の説明では、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態のヘッドユニット1は、左のケース20と右のケース20とを備えている。左のケース20は記録ヘッド15の左側部分に固定され、右のケース20は記録ヘッド15の右側部分に固定されている。左のケース20には3つの照射装置31、32、および33と、2つの冷却ファン41および42とが収容されている。右のケース20には3つの照射装置34、35、および36と、2つの冷却ファン43および44とが収容されている。
まず、左のケース20の内部構成について説明する。照射装置31は側方照射装置の一例であり、記録ヘッド15の左方に配置されている。照射装置32および33は前方照射装置の一例であり、記録ヘッド15よりも前方に配置されている。照射装置32および33は左右に並んでいる。照射装置33は照射装置31の前方に配置されている。冷却ファン41は照射装置31の上方に配置され、平面視において記録ヘッド15の左方に配置されている。冷却ファン42は二つの照射装置32および33の上方に配置され、平面視において記録ヘッド15よりも前方に配置されている。冷却ファン42は冷却ファン41の前方に配置されている。
左のケース20の内部構成と右のケース20の内部構成とは左右対称である。次に、右のケース20の内部構成について説明する。照射装置36は側方照射装置の一例であり、記録ヘッド15の右方に配置されている。照射装置34および35は前方照射装置の一例であり、記録ヘッド15よりも前方に配置されている。照射装置34および35は左右に並んでいる。照射装置34は照射装置36の前方に配置されている。冷却ファン44は照射装置36の上方に配置され、平面視において記録ヘッド15の右方に配置されている。冷却ファン43は二つの照射装置34および35の上方に配置され、平面視において記録ヘッド15よりも前方に配置されている。冷却ファン43は冷却ファン44の前方に配置されている。
図9は右のケース20の内部構成を示す垂直断面図であり、図7のIX−IX線に沿った断面図である。右のケース20の上壁25には上開口56および57が形成され、前壁24には前開口53が形成され、右壁には右開口52が形成されている。上開口56は冷却ファン43の上方に位置し、上開口57は冷却ファン44の上方に位置している。前開口53は、照射装置34の放熱体34bおよび照射装置35の放熱体35bの前方に位置している。右開口52は、照射装置36の放熱体36bの右方に位置している。
図示は省略するが、左のケース20は右のケース20と左右対称の形状を有している。左のケース20の上壁には、冷却ファン41の上方に位置する上開口と、冷却ファン42の上方に位置する上開口とが形成されている。左のケース20の前壁には、照射装置32の放熱体32bおよび照射装置33の放熱体33bの前方に位置する前開口が形成されている。左のケース20の左壁には、照射装置31の放熱体31bの左方に位置する左開口が形成されている。
左のケース20の内部および右のケース20の内部には、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路20Aがそれぞれ形成されている。図9の矢印は、右のケース20内の送風経路20Aにおける気流の一例を示している。
この例では、上開口56からケース20内に流入した空気は、冷却ファン43によって下方に吹き出される。冷却ファン43から吹き出された空気の一部は、放熱体34bの周囲を通過して照射装置34を冷却した後、前開口53から流出する。冷却ファン43から吹き出された空気の他の一部は、放熱体35bの周囲を通過して照射装置35を冷却した後、前開口53から流出する。このように、冷却ファン43によって送風される空気は、二つの照射装置34および35に導かれる。
上開口57からケース20内に流入した空気は、冷却ファン44によって下方に吹き出される。冷却ファン44から吹き出された空気の一部は、放熱体36bの周囲を通過して照射装置36を冷却した後、右開口52から流出する。冷却ファン44によって吹き出された空気の他の一部は、放熱体36bの周囲を通過して照射装置36を冷却した後、放熱体34bおよび35bの周囲を通過して照射装置34および35を冷却し、前開口53から流出する。このように、冷却ファン44によって送風される空気の一部は、三つの照射装置34〜36に導かれる。説明は省略するが、左のケース20の内部においても、同様の気流が形成される。
本実施形態においても、左のケース20内において冷却ファン41および42の個数は照射装置31〜33の個数よりも少なく、左のケース20内には、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路20Aが形成されている。右のケース20内においても、冷却ファン43および44の個数は照射装置34〜36の個数よりも少なく、右のケース20内には、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路20Aが形成されている。そのため、本実施形態においても、各照射装置31〜36に対する送風を確保しながら、冷却ファンの個数を削減することができる。したがって、照射装置31〜36の冷却効率の向上と冷却ファン41〜44の全体の小型化とを両立させることができる。なお、本実施形態では、右のケース20と左のケース20を平面視で左右対称な形状としたが、必ずしも左右対称な形状にする必要はない。
本実施形態によれば、ケース20内に記録ヘッド15が配置されていないので、上述の効果を得ながら各ケース20を小型化することができる。したがって、第1実施形態に比べて、ヘッドユニット1の全体を小型化および軽量化することができる。
なお、本実施形態においても、上述の気流は一例に過ぎず、送風経路20Aにおける気流の形態は何ら限定されない。本実施形態では、全ての冷却ファン41〜44が空気を上方から吸い込み、下方に吹き出すように構成されていたが、冷却ファン41〜44の一部または全部は、空気を下方から吸い込み、上方に吹き出すように構成されていてもよい。冷却ファン41〜44の一部と他の一部とは、回転方向が逆であってもよい。
図7に示すように本実施形態では、左のケース20内において、記録ヘッド15の左方に一つの側方照射装置31が配置され、記録ヘッド15よりも前方に二つの前方照射装置32および33が配置されていた。右のケース20内において、記録ヘッド15の右方に一つの側方照射装置36が配置され、記録ヘッド15よりも前方に二つの前方照射装置34および35が配置されていた。しかし、左のケース20内において、記録ヘッド15の左方に二つの側方照射装置が配置され、記録ヘッド15よりも前方に一つの前方照射装置が配置されていてもよい。右のケース20内において、記録ヘッド15の右方に二つの側方照射装置が配置され、記録ヘッド15よりも前方に一つの前方照射装置が配置されていてもよい。
1 ヘッドユニット
3 グリッドローラ(送り機構)
15 記録ヘッド
20 ケース
20A 送風経路
21 キャリッジ
31、36 照射装置(側方照射装置)
32〜35 照射装置(前方照射装置)
31a〜36a 光源
31b〜36b 放熱体
41〜44 冷却ファン
100 インクジェットプリンタ(インクジェット式記録装置)

Claims (12)

  1. 光が照射されると硬化するインクを記録媒体に吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体上の前記インクに光を照射する複数の照射装置と、
    少なくとも前記複数の照射装置のほぼ全体を収容するケースと、
    前記ケース内に配置された一つまたは二つ以上の冷却ファンと、を備え、
    前記ケース内における前記冷却ファンの個数は前記照射装置の個数よりも少なく、
    前記ケース内に、一つの冷却ファンによって送風される空気を二つ以上の照射装置に導く送風経路が形成されている、インクジェット式記録装置。
  2. 前記照射装置には、第1および第2の照射装置が含まれ、
    前記冷却ファンには、前記第1および第2の照射装置の上方に配置された冷却ファンが含まれている、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 前記記録ヘッド、前記照射装置、前記冷却ファン、および前記ケースを左方および右方に移動させるキャリッジと、
    前記記録媒体を前記記録ヘッドに対して前方に相対移動させる送り機構と、を備え、
    前記照射装置には、前記記録ヘッドの左方または右方に配置された側方照射装置と、前記記録ヘッドよりも前方に配置された前方照射装置とが含まれている、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 前記前方照射装置には、第1および第2の前方照射装置が含まれ、
    前記冷却ファンには、前記第1および第2の前方照射装置の上方に配置された冷却ファンが含まれている、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 前記冷却ファンには、前記側方照射装置および前記前方照射装置に空気を送風する冷却ファンが含まれている、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 前記側方照射装置の照射強度は、前記前方照射装置の照射強度よりも高く、
    前記送風経路は、前記側方照射装置に対する単位時間当たりの送風量が前記前方照射装置に対する単位時間当たりの送風量よりも多くなるように構成されている、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 前記前方照射装置の照射強度は、前記側方照射装置の照射強度よりも高く、
    前記送風経路は、前記前方照射装置に対する単位時間当たりの送風量が前記側方照射装置に対する単位時間当たりの送風量よりも多くなるように構成されている、請求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 前記ケースには、第1の開口と、前記第1の開口よりも上方に位置する第2の開口とが形成され、
    前記各照射装置は、下方に向かって光を照射する光源と、前記光源の上部に取り付けられた放熱体とを備え、
    前記第1の開口の下縁の位置は、前記各放熱体の下端の位置以下であり、
    前記第2の開口の上縁の位置は、前記各放熱体の上端の位置以上である、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 前記記録ヘッドは、前記ケース内に配置されている、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 前記冷却ファンには、前記記録ヘッドの上方に配置された冷却ファンが含まれている、請求項9に記載のインクジェット式記録装置。
  11. 前記記録ヘッド、前記照射装置、前記冷却ファン、および前記ケースを左方および右方に移動させるキャリッジと、
    前記記録媒体を前記記録ヘッドに対して前方に相対移動させる送り機構と、を備え、
    前記ケースと前記照射装置と前記冷却ファンとは、前記記録ヘッドの左方および右方にそれぞれ配置されている、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  12. 左右に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って左右に移動するキャリッジと、
    前記キャリッジと一体的に左右に移動し、光が照射されると硬化するインクを記録媒体に吐出する記録ヘッドと、
    前記キャリッジと一体的に左右に移動し、前記記録媒体上の前記インクに光を照射する照射装置と、
    前記照射装置に冷却風を送る冷却ファンと、
    前記記録ヘッド、前記照射装置、および前記冷却ファンのほぼ全体を収容するケースと、を備えたインクジェット式記録装置。
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