JP2010143060A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】光源であるUV・LEDへのインクの付着を防止できる上、UV・LEDを記録媒体に近接させて配置すること。
【解決手段】複数のUV・LED光源4への空気の流れをガイドする複数のリブ状のガイド7を設け、複数のUV・LED光源4を当該各UV・LED光源4から記録メディア3に向かう方向と同一方向のガイド7の高さ方向内に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に対してプリントヘッドからインクを吐出し、このインクを定着装置により記録媒体上に定着させることにより記録媒体に画像形成する画像形成装置に関する。
紫外線(UV光)の照射により硬化するインク(以下、UVインクと称する)を用いる画像形成の技術がある。この技術は、UVインクをインクジェットヘッドにより記録媒体上に吐出し、UV光を照射することによりUVインクを硬化させる。この技術においてUV光の光源としては、長らくランプ形状の光源が用いられてきた。
ランプ形状の光源を用いた技術としては、例えば特許文献1がある。この特許文献1は、同文献中における図2及び図3に示すようにUVランプの背面に反射板を設けて光を焦点面に集光する方法を開示する。この方法によれば、UVランプと記録媒体との間を広く保つことが可能であるので、UVランプと記録媒体との間に石英ガラスを設けてUVランプを外部から遮断している。又、特許文献1は、ジャム(Jam)発生時に、UVランプと記録媒体との間の石英ガラスに記録媒体が接触しないように、搬送面と石英ガラスとの間に保護部材を配置することを開示する。
近年、発光ダイオード(LED)からUV光を放射することが可能になっており、このUV・LEDから放射されるUV光をUVインクに照射することにより当該UVインクを硬化させる技術が一般化しつつある。このUV・LEDは、一つの光源の光量(出力)が小さいため記録媒体に近接するように配置しなければならない。
UV・LEDを記録媒体に近接して配置すると、記録媒体上におけるUV光の照射範囲は狭くなってしまう。このことから記録媒体全面に的確にUV光を照射させるには、複数のUV・LEDを記録媒体の搬送方向と、この記録媒体の搬送方向に対して直交する方向とにそれぞれ配列することによりUV光の照射範囲を広くする必要がある。このように複数のUV・LEDを配列した技術としては、例えば特許文献2がある。
この特許文献2は、複数のUV・LEDを面状に並べて記録媒体上を複数回走査させてインクを硬化させる技術であって、面状に並べられた複数のUV・LEDでは反射板で光を集光することが難しいので、図2及び図7に示すようになるべく光源である複数のUV・LEDを記録媒体に近接して配置し、かつ各UV・LED間で光量のむらが生じないように記録媒体の搬送方向に対して角度を持たせて配列することを開示する。
特開2005−279942号公報 特開2006−231795号公報
特許文献2に開示されているように複数のUV・LEDを面状に、かつ記録媒体に近接させて配置した場合、UV・LEDと記録媒体との間に特許文献1に開示されているような石英ガラスを入れて複数のUV・LEDと記録メディアとの間を遮断したとしても、ジャムが発生した場合、未硬化のインクが石英ガラスに付着してガラス面が汚れ、この汚れによってUV光が遮光され、当該UV光が記録媒体に届かなくなってしまう。
一方、ジャム発生時のみならず、プリントヘッドからインクが吐出される際には、記録媒体に着弾できない微小なインクミストが発生する。このインクミストは、気流に乗って装置内に流れてプリントヘッドの周囲やUV・LEDに付着する。
特に、記録媒体の表面近傍は、記録媒体が搬送される際に空気の粘度で気流が発生する。この気流は、記録媒体の搬送に伴って当該記録媒体の搬送方向と同一方向に流れる。記録媒体の搬送経路が狭い場合、記録媒体の搬送に伴って気流が生じると、この気流に乗って搬送経路内にインクミストが流れ込み、装置内のUV・LED等に付着して汚してしまう。
石英ガラスにより記録媒体とUV・LEDとの間を遮断した場合でも、UV・LEDが記録媒体に近接して配置されるために、必然的に石英ガラス表面と記録媒体との間隔が狭まる。このため、記録媒体の搬送に伴う気流に乗って搬送経路内にインクミストが流れ込み、このインクミストが石英ガラスに付着して硬化し、ガラス表面を汚してしまう。
又、特許文献1に開示されているようにUVランプと記録媒体との間の石英ガラスに記録媒体が接触しないように搬送面と石英ガラスとの間に保護部材を配置することが可能であるが、保護部材にはある程度の剛性を持たせるために厚さが必要となる。保護部材の背面にUV・LEDを配置する場合、保護部材の厚みに相当する距離だけUV・LEDを記録媒体から遠ざけねばならず、近接配置して光量を満たしたいという要求と、保護部材の剛性を満たすための厚さとを両立することができない。
本発明の目的は、UV・LED光源へのインクの付着を防止できる上、UV・LED光源を記録媒体に近接させて配置できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の主要な局面に係る画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送されている記録媒体にインクを吐出して画像形成するプリントヘッドと、プリントヘッドよりも記録媒体の搬送方向の下流側に配置され、記録媒体に対してインクを定着させる定着装置とを有するもので、定着装置は、基板と、基板から電力の供給を受け、インクを記録媒体に定着させるための紫外線を発光する複数の紫外線発光素子と、複数の紫外線発光素子への空気の流れをガイドする複数のリブ状のガイドとを有し、複数の紫外線発光素子は、当該各紫外線発光素子から記録媒体に向かう方向と同一方向のガイドの高さ範囲内に配置される。
本発明によれば、UV・LED光源へのインクの付着を防止できる上、UV・LED光源を記録媒体に近接させて配置できる画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は画像形成装置としてのインクジェットプリンタの画像形成部分の構成図を示す。プリントヘッド1は、記録媒体である記録メディア3に対してUVインクを吐出して画像形成する。このプリントヘッド1の記録メディア3と対向するノズル面1aには、図2に示すように多数のノズル1bが設けられている。これらノズル1bは、記録メディア3の搬送方向(矢印A方向:Y方向)と直交する記録メディア3の幅方向(X方向)に沿ってライン状に例えば2列設けられている。これらノズル1bからは、所定周期でインク滴が記録メディア3に向かって吐出され、記録メディア3上に着弾することで画像が記録される。記録メディア3は、例えば、普通紙やフィルム、ダンボールなどである。
ベルト搬送手段2は、記録メディア3を吸着保持して搬送方向Aに搬送する。このベルト搬送手段2は、2本のローラ2a、2bと、これらローラ2a、2b間に掛け渡されたベルト2cとにより構成される。これらローラ2a、2bのうち一方が駆動側であり、一方が従動側である。例えばローラ2bが駆動側で、このローラ2bにモータが連結される。ベルト2cは、無端の帯状に形成され、全面に亘って均一に多数の孔が設けられている。このベルト2cにより囲まれた内部には、箱状のチャンバー2dが配置されている。このチャンバー2dにおけるプリントヘッド1と対向する面には、その全面に亘って均一に多数の孔が設けられている。このチャンバー2dの内部を負圧にすることで、チャンバー2dに設けられた多数の孔とベルト2cに設けられた多数の孔とを通して負圧が記録メディア3に作用し、この記録メディア3をベルト2c上に吸着することが出来る。
定着器50がプリントヘッド1よりも記録メディア3の搬送方向Aの下流側で、かつベルト搬送手段2に対向して設けられている。この定着器50には、図2に示すように紫外線発光素子としての複数のUV・LED光源4が記録メディア3の幅方向(X方向)及び搬送方向A(Y方向)から成る二次元平面(XY平面)上で、かつ記録メディア3に対して所定間隔になるように配置されている。これらUV・LED光源4の個々は、それぞれLEDチップであり、基板6に対して半田付けされている。この基板6は、全てのUV・LED光源4からUV光を放射させるために電源パターンが配線されている。この基板6は、例えばガラスエポキシやアルミナ等の材質により作製されている。
複数のUV・LED光源4は、例えば図2に示すように記録メディア3上に対する光照射量を均一化するために、搬送方向Aに対して所定の角度ずらして、すなわち搬送方向Aに対して傾斜角を持たせて互いに平行な複数のライン状に配列されている。なお、複数のライン状の各UV・LED光源4の配列は、例えば搬送方向Aに直交する方向(記録メディア3の幅方向)の中間点を通るラインLを中心として線対称で、かつY方向に各UV・LED光源4が少しずつオーバーラップして配置されている。
ライン状に配列された複数列のUV・LED光源4の各列間には、リブ状の複数のガイド7がそれぞれ設けられている。これらガイド7は、樹脂成型品又はアルミダイキャスト成形品等から成る。ライン状に配置された複数列のUV・LED光源4と複数のガイド7とは、交互に配置されている。このうち各ガイド7は、搬送方向Aに対して傾斜して配置されている。
これらガイド7の傾斜角度は、大きい程UV・LED光源4をX方向へ少しずつずらしながらY方向へ配列することが可能になる。これにより、X方向の光量ムラを抑えることが出来る。一方、各ガイド7の傾斜角度が小さい程、記録メディア3がガイド7に接触したときの抵抗が小さくなり、ジャムが発生しにくくなる。各ガイド7の傾斜角度は、ジャムの観点から例えば40°以下が望ましい。これら各ガイド7の傾斜角度の大きさの点を考慮して各ガイド7の傾斜角度は、例えば25°に配置した。又、各ガイド7は、UV・LED光源4のチップの高さよりもZ方向に長く形成されている。なお、各ガイド7の表面は、例えば反射率の高いニッケルなどによりメッキされている。
基板6には、複数の通気孔15が基板6を貫通して設けられている。これら通気孔15は、隣り合う各ガイド7の間で、かつUV・LED光源4が配置されていないスペースに複数設けられている。通気孔15は、特に、基板6における搬送方向Aの下流側に多く設けられている。
基板6におけるベルト2cと面する基板面には、ベルト2cに面してUV・LED光源4とガイド7とが設けられている。又、基板6におけるベルト2cと面する反対側の基板面には、箱状の供給ダクト5が設けられている。この供給ダクト5は、基板6に設けることにより密閉された箱形状を成す。供給ダクト5と基板6とにより形成される供給ダクト5の内部空間は、基板6に設けられた複数の通気孔15を通してUV・LED光源4を設けた基板面側に連通する。
供給ダクト5の上部には、気体供給手段として給気経路14が連結され、この給気経路14に第1のポンプ13が設けられている。給気経路14は、例えば樹脂であるゴムやプラスチック等によりチューブで形成されている。第1のポンプ13は、供給ダクト5に気体として空気を押し込む方向に動作する。この供給ダクト5の内部には、基板6に密着して放熱フィン23が配置されている。
プリントヘッド1と定着器50との間には、気体吸引手段としての吸気ダクト9が配置されている。この吸気ダクト9は、記録メディア3と対向する下端の面9aが開口している。この吸気ダクト9は、例えば四角柱状の箱形に形成され、その下端の面9aは、図2に示すように長方形状の開口に形成されている。この吸気ダクト9は、搬送方向Aと直交する方向(X方向)に延在し、かつ少なくともノズル1bが配列された幅方向の長さよりも長く、搬送方向Aにオーバーラップする位置に配置されている。
吸気ダクト9の上端には、排気経路12が連結されている。この排気経路12には、第2のポンプ8とフィルター11とが設けられている。排気経路12は、例えば樹脂であるゴムやプラスチック等によるチューブで形成されている。第2のポンプ8は、吸気ダクト9の開口9aを通して空気を吸い込む方向に動作する。フィルター11は、第2のポンプ8の排気側に設けられている。
次に、図3を参照して記録メディア3から各部材のZ方向の間隔すなわち高さ関係について説明する。なお、図3は複数のUV・LED光源4を図示することが煩雑になることから1つのUV・LED光源4のみを示す。
記録メディア3から各部材のZ方向の高さは、記録メディア3の記録されるべき面を基準高さFとする。この基準高さFに対し、ノズル1bが形成されたプリントヘッド1のノズル面1aまでの高さをH1、吸気ダクト9の開口9aまでの高さをH2、ガイド7のリブ先端7aまでの高さをH3、UV・LED光源4までの高さをH4、基板6に設けられた通気孔15までの高さをH5とすると、これら高さH1〜H5の高さ関係は、
H1<H3<H2<H4<H5
という関係にある。
次に、上記の如く構成された装置の動作について説明する。
ベルト搬送手段2における駆動側ローラ、例えばローラ2bが駆動されると、このローラ2bの駆動に応動してベルト2cが回転する。これと同時に、チャンバー2dは、その内部の気圧が負圧になり、外部から空気を吸引する。
記録メディア3がメディア供給機構により搬送されてベルト2cに到達すると、記録メディア3は、ベルト2cに設けられた多数の孔を通して吸引される空気の吸引力によりベルト2c上に吸着され、ベルト2cと一体になって下流側へと搬送される。
第1のポンプ13は、給気経路14を通して供給ダクト5内部へ空気を押し込める。一方、第2のポンプ8は、吸気ダクト9の開口9aから空気を吸い込み、フィルター11を通して排気経路12から空気を排気する。これにより、供給ダクト5の内部は、正圧となり、通気孔15からUV・LED光源4側へ空気が噴出する。一方、吸気ダクト9の開口部9a付近は、負圧となっているので、通気孔15から噴出された空気は、吸気ダクト9の方へ向かって流れ始める。
記録メディア3の先端縁がプリントヘッド1のノズル1bの直下に到達すると、この到達したタイミングで、プリントヘッド1は、画像形成のためにノズル1bからのUVインクの吐出を開始する。吐出されたUVインクは、例えば図3に示すようなインク滴20となって記録メディア3に向けて飛翔する。
プリントヘッド1からインク滴20が吐出される際、インク滴20が非常に小さな(微小:霧状の)インク粒に分かれることがある。ある程度以上の大きさのインク滴20は、主滴として記録メディア3上に着弾し、画像形成に寄与する。主滴のインク滴20と微小なインク粒との中間の大きさの液滴は、空気抵抗によって減速され、主滴のインク滴20の着弾位置から少し離れた、本来着弾すべきではないところにサテライトとして着弾する。更に微小なインク滴は、失速して浮遊する。この浮遊するインク滴は、図4に示すようにインクミスト10となる。
画像形成された記録メディア3は、ベルト2c上に負圧により吸着され、プリントヘッド1の下方を通過し、吸気ダクト9の下方を通り、さらに定着器50の下方を通って装置の外部へ排出される。
プリントヘッド1から吐出されるインクは、一般にUVインクと呼ばれるもので、UV光の照射を受けることで硬化する。記録メディア3上に画像として着弾したUVインクに対してUV・LED光源4から出射されたUV光を照射することにより露光し、記録メディア3上でUVインクを硬化、定着させる。UV光は、UVインクの種類によって波長300〜400nmを選択設定する。
UV・LED光源4は、一つのチップでは光量が少なく、十分にUVインクを硬化させることができない。特に記録メディア3の搬送速度が速い場合には、記録メディア3がUV・LED光源4の下方を通過するに要する時間で十分な露光を与えることが必要である。そこで、搬送方向Aに配列した複数のUV・LED光源4からUV光を出射させ、かつ複数のUV・LED光源4をXY平面上に配列して構成された定着器50の下方を記録メディア3が通過する時間を長くすることで、記録メディア3に対する露光が時間積算して所定の露光量を得るように設計される。
又、複数のガイド7は、搬送方向Aに対して傾斜角度±40°以内の傾きを持って配置され、かつ各ガイド7の間に挟まれるように複数のUV・LED光源4が配置されているので、UV・LED光源4から放射されるUV光による露光量は、X方向のムラが均一化された所定量の露光量になる。
記録メディア3の表面には、図4に示すように当該記録メディア3の搬送により生じる第1の気体層としての第1の空気層18が形成される。この第1の空気層18は、空気の粘性と記録メディア3の表面の摩擦とにより記録メディア3の搬送方向Aと同一方向に動かされる空気の層である。
プリントヘッド1のノズル1bと記録メディア3との隙間の高さH1は、通常0.8mm〜2mm程度と狭い。このため、プリントヘッド1のノズル1bと記録メディア3との隙間内の空気は、その殆どが空気層18となって記録メディア3と共にプリントヘッド1の搬送方向Aの下流側へ流れる。
プリントヘッド1の下流側において、基準高さFに対し、ガイド7のリブ先端7aまでの高さH3と、UV・LED光源4までの高さH4とは、ノズル1bが形成されたプリントヘッド1のノズル面1aまでの高さH1と比べて広く構成されている。これにより、第1の空気層18の上部には、第2の気体層としての第2の空気層19が形成される。この第2の空気層19は、通気孔15から噴出した空気が吸気ダクト9の開口9aに向かって流れ込む空気層である。
複数のガイド7により仕切られた各空間には、主に搬送方向Aの下流側に配置された各通気孔15から噴出した空気が上流側の吸気ダクト9に向かって流れる。すなわち、各通気孔15から噴出した空気は、複数のガイド7のうちの各2枚のガイド7間にそれぞれ案内されて流れる。これにより、第2の空気層19は、安定した層を形成し易い。この第2の空気層19は、各ガイド7の向きに沿って流れるので、おおよそ第1の空気層18とは逆方向に流れる。
このようにUV・LED光源4と記録メディア3との間には、記録メディア3の搬送と共に移動する第1の空気層18と、この第1の空気層18に対しておおよそ逆方向に流れる第2の空気層19が存在する。各ガイド7のリブ状先端7aの位置は、UV・LED光源4の位置よりも記録メディア3側に近接するように配置されているので、UV・LED光源4は、第2の空気層19の中に埋没した状態で発光する。
吸気ダクト9の開口9aは、ノズル面1aよりも記録メディア3から遠ざかった高さH2の位置にあり、ガイド7の先端7aの高さH3と基板6までの高さH5に対して、
H3<H2<H5
の関係にある。これにより、各通気孔15から噴出した空気は、各ガイド7に挟まれた空間内に流れて吸引ダクト9により吸い込まれる。
プリントヘッド1から吐出されたUVインクによって生じるインクミスト10は、プリントヘッド1と記録メディア3との高さH1が狭いので、第1の空気層18に乗って下流側へ運ばれる。そして、インクミスト10は、吸気ダクト9からの空気の吸引力の及ぼす領域内に入ると、この吸気ダクト9からの空気の吸引力により吸気ダクト9内に吸い込まれる。
吸気ダクト9の吸い込み口付近では、第2の空気層19が搬送方向Aに対して逆方向に流れているので、インクミスト10は、各ガイド7により挟まれた空間内に入ることが出来ない。これにより、インクミスト10の殆どは、吸気ダクト9に吸い込まれる。そして、吸気ダクト9から吸い込まれたインクミスト10は、フィルター11に吸収される。
なお、極一部のインクミスト10が第1の空気層18側へ流れるが、この第1の空気層18の上方に第2の空気層19が流れていること、UV・LED光源4が第2の空気層19の中に埋没した位置に設けられていることからUV・LED光源4にインクミスト10が付着することはない。
このように上記第1の実施の形態によれば、複数のUV・LED光源4への空気の流れをガイドする複数のリブ状のガイド7を設け、複数のUV・LED光源4を当該各UV・LED光源4から記録メディア3に向かう方向と同一方向のガイド7の高さ方向内に配置する。これにより、ジャムが発生しても、ガイド7のリブ先端7aが各UV・LED光源4よりも先に記録メディア3と接触するので、UVインクが未定着な記録メディア3が直接UV・LED光源4に接触することがなく、当該UV・LED光源4を汚すことが防止できる。
複数のリブ状のガイド7を搬送方向Aに傾斜して設け、これらガイド7間にそれぞれUV・LED光源4を配置したので、これらガイド7の背後にUV・LED光源4を配置する場合と比較して、UV・LED光源4をより記録メディア3に近接して配置することが可能で、少ない光量であっても十分な光量を記録メディア3の表面に照射することができる。
又、リブ状のガイド7が記録メディア3の搬送方向Aに対して傾斜して設けられているので、万一、記録メディア3がガイド7と接触した場合でもジャムを発生しにくいという効果がある。更に、リブ状のガイド7のZ方向の高さを稼いで剛性を保つことが可能である。
UV・LED光源4の表面に空気を流して第2の空気層19を形成するので、プリントヘッド1から吐出されて記録メディア3に着弾しないインクミスト10を第2の空気層19によって吸気ダクト9側に流すことができるので、インクミスト10が各UV・LED光源4の表面に付着することを防止できる。
各UV・LED光源4の表面に流す空気の供給口である通気孔15とその吸い込み口である吸気ダクト9の開口9aとは、リブ状のガイド7の高さ範囲内に設定されるので、複数のリブ状のガイド7間を空気が層状に流れることが可能であり、インクミスト10を効率よく第2の空気層19により遮断することができる。
各UV・LED光源4の表面に流す空気の供給口である通気孔15とその吸い込み口である吸気ダクト9の開口9aとは、リブ状のガイド7の高さ範囲内で、かつUV・LED光源4の表面とガイド7のリブ先端7aとの間に設定されるので、複数のリブ状のガイド7間を空気が層状に流れることが可能となり、インクミスト10を効率よく第2の空気層19で遮断することが可能となった。
空気が基板6の非実装面を通ってUV・LED光源4の表面に供給されるので、UV・LED光源4が発生する熱を基板6の非実装面側から空冷することが可能であり、インクミスト10の付着防止と共に、UV・LED光源4から発する熱の空冷機能も兼ね備え、安価な構成で定着器50を構成できる。
複数のリブ状のガイド7の少なくとも表面がメッキ等により金属により被覆されるので、反射率が上がり、UV・LED光源4の光量効率を改善できると共に、各ガイド7の内部が樹脂により形成されている場合であっても、UV・LED光源4が発するUV光を受光して劣化することを防止でき、信頼性の高い定着器50を提供できる。
複数のリブ状のガイド7と基板6とを熱伝導性の高い材質により一体的に形成するので、ガイド7が放熱フィン23の役割を果たし、インクミスト10の付着を防止する第2の空気層19によりUV・LED光源4から発生する熱を空冷する機能も兼ね備え、安価な構成で定着器50を提供できる。
吸気ダクト9は、プリントヘッド1の下流側でかつ定着器50の上流側に配置されているので、インクミスト10の殆どを吸気ダクト9により吸い込むことが出来る。なお、仮に、吸気ダクト9を搬送方向Aでプリントヘッド1の上流側に配置したとしても、ノズル1bと記録メディア3との高さH1は、狭くなる。このため、インクミスト10は、記録メディア3の搬送によって生じる第1の空気層18に乗って下流側に流れてしまうため、インクミスト10を吸気ダクト9により吸い込むという効果が得られない。
供給ダクト5の内部にある放熱フィン23は、基板6と密着しているので、UV・LED光源4から発生する熱は、基板6を介して放熱フィン23に伝導される。第1のポンプ13から供給ダクト5内部に送られる空気は、放熱フィン23を通過する際に放熱フィン23の熱を奪うので、UV・LED光源4は、放熱フィン23から基板6を介して空冷される。
空気は、各通気孔15を通ってUV・LED光源4の表面側にも流れるので、この空気の流れによりUV・LED光源4の表側が空冷されると共に、基板6の非実装面側である放熱フィン23を設けた側も空冷される。これにより、基板6は、UV・LED光源4から発生する熱により過熱することがない。
各ガイド7を例えばアルミニウムのような熱伝導率の高い材質により形成すると、UV・LED光源4から発生する熱は、各ガイド7にも伝わる。複数のガイド7がリブ状に配置され、これらガイド7の間に空気が流れることにより、各ガイド7は、放熱フィンの働きと同様に熱を放出する働きをし、全体の熱を除去する効果を持たせることが可能である。
記録メディア3は、チャンバー2dからの負圧を受けてベルト2cに吸着されているが、吸気ダクト9の開口9aは、記録メディア3から少し離れた高さH2の位置にあるので、第2のポンプ8の吸引力を最適化することにより記録メディア3の搬送を阻害することはない。
各ガイド7は、搬送方向Aに対して傾斜角度±40°以内のリブ形状に形成されているので、万一、記録メディア3が浮き上がった場合でも、記録メディア3が各ガイド7の先端7aに当接してジャムを発生することがなく、記録メディア3を滑らかに案内できる。
各ガイド7の先端7aは、UV・LED光源4の位置よりも記録メディア3に近いところにあるので、万一、記録メディア3が浮いてジャムが発生した場合でも、硬化していないUVインクがUV・LED光源4に直接触れることはない。
各ガイド7は、反射率の高い材料によりメッキされているので、UV・LED光源4の両側をガイド7で挟んで配置することにより、効率よくUV・LED光源4からのUV光を記録メディア3に照射することができると共に、X方向の光量ムラの解消にも寄与できる。又、ガイド7を樹脂で作成した場合でも、表面を金属でメッキすることにより、UV光による樹脂の劣化を防止することが出来る。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図5は画像形成装置としてのインクジェットプリンタの画像形成部分の構成図を示す。本装置の上記第1の実施の形態との相違点は、基板6の実装面側にダクト21を設け、このダクト21に空気の噴出口21aを設けたところである。このダクト21は、例えば立方形の箱状に形成し、例えば通気孔15毎に設けてもよいし、各通気孔15を連通するように直方体の箱状に形成してもよい。
噴出口21aは、通気孔15よりも記録メディア3に接近した高さ位置である。又、噴出口21aは、記録メディア3の搬送によって生じる第1の空気層18の流れ方向に対して反対の方向に空気を噴出するための箇所に設けられている。記録メディア3の記録されるべき面を基準高さFとしたときの噴出口21aの高さ位置Ha(=H6)は、
H1<H3<H2<H6<H4
の高さ位置関係を満足するように設定されている。
噴出口21aの高さ位置Ha(=H6)は、記録メディア3の搬送を妨げないようにするために、少なくとも高さH3<H6に設定する必要がある。UV・LED光源4は、第2の空気層19の中に埋没する高さ位置H4にあればよく、必ずしも高さH6<H4である必要はない。高さは、
H3<H6<H5
の関係に設定されていればよい。
次に、上記の如く構成された装置におけるインクミスト10の吸い込み動作について説明する。
記録メディア3の表面には、図6に示すように当該記録メディア3の搬送により生じる第1の気体層としての第1の空気層18が形成される。
これと共に、噴出口21aから噴出した空気が吸気ダクト9の開口9aに向かって流れ込む第2の空気層19が形成される。この第2の空気層19は、第1の空気層18の上部に形成される。
プリントヘッド1から吐出されたUVインクによって生じるインクミスト10は、プリントヘッド1と記録メディア3との高さH1が狭いので、第1の空気層18に乗って下流側へ運ばれる。そして、インクミスト10は、吸気ダクト9からの空気の吸引力の及ぼす領域内に入ると、この吸気ダクト9からの空気の吸引力により吸気ダクト9内に吸い込まれる。
吸気ダクト9の吸い込み口付近では、第2の空気層19が搬送方向Aに対して逆方向に流れているので、インクミスト10は、各ガイド7により挟まれた空間内に入ることが出来ない。これにより、インクミスト10の殆どは、吸気ダクト9に吸い込まれる。そして、吸気ダクト9から吸い込まれたインクミスト10は、フィルター11に吸収される。
このように上記第2の実施の形態によれば、基板6の実装面側にダクト21を設け、このダクト21に空気の噴出口21aを設けたので、吸気ダクト9の吸い込み口付近では、第2の空気層19が搬送方向Aに対して逆方向に流れ、インクミスト10を各ガイド7により挟まれた空間内に入れないようにすることができ、インクミスト10の殆どを吸気ダクト9に吸い込ませることができ、UV・LED光源4を汚すことを防止できるという、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
又、噴出口21aは、ダクト21の下部における記録メディア3の記録されるべき面を基準高さFとしたときの当該記録メディア3の表面からZ方向への高さ位置Ha(=H6)で、かつUV・LED光源4の実装されている側に向いて設けられているので、この噴出口21aから空気を噴出することによって吸気ダクト9の開口9aに向かって流れ込む第2の空気層19を第1の空気層18の上部に確実に形成できる。これにより、インクミスト10の殆どを吸気ダクト9に吸い込ませることができ、UV・LED光源4を汚すことを防止できる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図7は画像形成装置としてのインクジェットプリンタの画像形成部分の構成図を示す。本装置の上記第1の実施の形態との相違点は、供給ダクト5を除き、基板6における搬送方向Aの下流側に供給ダクト22を設けたところである。
この供給ダクト22には、空気を噴出する噴出口22aが設けられている。この噴出口22aは、供給ダクト22の下部で、かつUV・LED光源4の実装されている側に向いて設けられている。噴出口22aは、記録メディア3の記録されるべき面を基準高さFとしたときの当該記録メディア3の表面からZ方向への高さ位置Ha(=H7)に設けられている。
基準高さFに対し、ノズル1bが形成されたプリントヘッド1のノズル面1aまでの高さをH1、吸気ダクト9の開口9aまでの高さをH2、ガイド7のリブ先端7aまでの高さをH3、UV・LED光源4までの高さをH4とすると、
H1<H3<H2<H4、H1<H3<H7<H4
という関係にある。なお、高さ位置H2とH7との大小関係は問わない。
次に、上記の如く構成された装置におけるインクミスト10の吸い込み動作について説明する。
記録メディア3の表面には、上記同様に、記録メディア3の搬送により生じる第1の気体層としての第1の空気層18が形成される。
これと共に、噴出口22aから噴出した空気は、吸気ダクト9の開口9aに向かって流れ込む第2の空気層19を形成する。この第2の空気層19は、第1の空気層18の上部に形成される。
プリントヘッド1から吐出されたUVインクによって生じるインクミスト10は、プリントヘッド1と記録メディア3との高さH1が狭いので、第1の空気層18に乗って下流側へ運ばれる。そして、インクミスト10は、吸気ダクト9からの空気の吸引力の及ぼす領域内に入ると、この吸気ダクト9からの空気の吸引力により吸気ダクト9内に吸い込まれる。
吸気ダクト9の吸い込み口付近では、第2の空気層19が搬送方向Aに対して逆方向に流れているので、インクミスト10は、各ガイド7により挟まれた空間内に入ることが出来ない。これにより、インクミスト10の殆どは、吸気ダクト9に吸い込まれる。そして、吸気ダクト9から吸い込まれたインクミスト10は、フィルター11に吸収される。
このように上記第3の実施の形態によれば、基板6における搬送方向Aの下流側に供給ダクト22を設け、この供給ダクト22に空気を噴出する噴出口22aを設けたので、吸気ダクト9の吸い込み口付近では、第2の空気層19が搬送方向Aに対して逆方向に流れ、インクミスト10を各ガイド7により挟まれた空間内に入れないようにすることができ、インクミスト10の殆どを吸気ダクト9に吸い込ませることができ、UV・LED光源4を汚すことを防止できるという、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
又、噴出口22aは、供給ダクト22の下部における記録メディア3の記録されるべき面を基準高さFとしたときの当該記録メディア3の表面からZ方向への高さ位置Ha(=H7)で、かつUV・LED光源4の実装されている側に向いて設けられているので、この噴出口22aから空気を噴出することによって吸気ダクト9の開口9aに向かって流れ込む第2の空気層19を第1の空気層18の上部に確実に形成できる。これにより、インクミスト10の殆どを吸気ダクト9に吸い込ませることができ、UV・LED光源4を汚すことを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記各実施の形態では、UVインクを記録メディア3上に定着させるためのUV光を発光するものとしてUV・LED光源4を用いているが、UVインクを記録メディア3上に照射する手段としては、定着器50の外部から光ファイバーを通して定着器50の内部にUV光を導き、この導いたUV光を複数のUV・LED光源4に対応する各位置から出射させてもよい。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェットプリンタの第1の実施の形態における画像形成部分を示す構成図。 同装置におけるプリントヘッド及び定着器を示す構成図。 同装置における記録メディアから各部材のZ方向の高さを説明するための図。 同装置におけるプリントヘッドと定着器との下方に流れる第1及び第2の空気層を示す図。 本発明に係る画像形成装置としてのインクジェットプリンタの第2の実施の形態における画像形成部分を示す構成図。 同装置におけるプリントヘッドと定着器との下方に流れる第1及び第2の空気層を示す図。 本発明に係る画像形成装置としてのインクジェットプリンタの第3の実施の形態における画像形成部分を示す構成図。
符号の説明
1:プリントヘッド、1a:ノズル面、1b:ノズル、2:ベルト搬送手段、2a,2b:ローラ、2c:ベルト、2d:チャンバー、3:記録メディア、4:UV・LED光源、5:供給ダクト、6:基板、7:ガイド、7a:ガイドのリブ先端、8:第2のポンプ、9:吸気ダクト、9a:吸気ダクトの下端面、10:インクミスト、11:フィルター、12:排気経路、13:第1のポンプ、14:給気経路、15:通気孔、20:インク滴、22:供給ダクト、22a:噴出口、23:放熱フィン、50:定着器。

Claims (13)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記記録媒体にインクを吐出して画像形成するプリントヘッドと、前記プリントヘッドよりも前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記記録媒体に対して前記インクを定着させる定着装置とを有する画像形成装置において、
    前記定着装置は、基板と、
    前記基板から電力の供給を受け、前記インクを前記記録媒体に定着させるための紫外線を発光する複数の紫外線発光素子と、
    前記複数の紫外線発光素子への空気の流れをガイドする複数のリブ状のガイドと、
    を有し、
    前記複数の紫外線発光素子は、前記ガイドにおける当該各紫外線発光素子から前記記録媒体に向かう方向と同一方向の高さ範囲内に配置される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録媒体と前記紫外線発光素子との間隔をH4、前記記録媒体と前記複数のリブ状ガイドとの間隔をH3とすると、
    前記複数の紫外線発光素子は、H3<H4の関係になるように配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の紫外線発光素子は、紫外線を放射する発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のリブ状ガイドは、前記記録媒体の搬送方向に沿って延在するよう設けられることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記複数のリブ状ガイドは、前記記録媒体の搬送方向に対して傾斜して設けられることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のリブ状ガイド間に気体を供給する気体供給手段と、
    前記複数のリブ状ガイド間を流れた前記気体を吸引する気体吸引手段と、
    を有し、
    前記気体供給手段と前記気体吸引手段とは、前記複数の紫外線発光素子を前記記録媒体の搬送方向に挟んで設けられる、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記記録媒体の搬送により形成される前記記録媒体の搬送方向と同一方向に気体が流れる第1の気体層が形成される状態に、
    前記気体供給手段は、前記気体を供給し、
    前記気体吸引手段は、前記気体を吸引することにより前記第1の気体層の上層に前記第1の気体層の前記気体の流れ方向とは反対方向に気体が流れる第2の気体層が形成され、当該第2の気体層により前記プリントヘッドからの前記インクの吐出と共に発生する前記インクのミストを吸引する、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記記録媒体と前記気体供給手段の気体供給開口との間隔をHa、前記記録媒体と前記気体吸引手段の吸い込み口との間隔をH2、前記記録媒体と前記複数のリブ状ガイドとの間隔をH3とすると、
    前記気体供給手段は、H3<Haの関係になるように配置され、
    前記気体吸引手段は、H3<H2の関係になるように配置される、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体と前記気体供給手段の気体供給開口との間隔をHa、前記記録媒体と前記気体吸引手段の吸い込み口との間隔をH2、前記記録媒体と前記複数のリブ状ガイドとの間隔をH3、前記記録媒体と前記複数の紫外線発光素子との間隔をH4とすると、
    前記気体供給手段は、H3<H<H4の関係になるように配置され、
    前記気体吸引手段は、H3<H2<H4の関係になるように配置される、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  10. 前記気体供給手段は、前記基板における前記複数の紫外線発光素子を実装する面とは反対の面側に設けられ、
    前記基板には、貫通孔が設けられ、
    前記気体供給手段によって供給される気体は、前記貫通孔を通って前記基板における前記複数の紫外線発光素子の実装面から非実装面に供給される、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  11. 前記ガイドの少なくとも表面は、金属により被覆されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  12. 前記ガイドと前記基板とは、熱伝導性の高い物質により一体的に形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 前記気体吸引手段は、前記プリントヘッドと前記定着装置との間に設けられることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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