JP2014078413A - Led照射装置及びled照射システム - Google Patents

Led照射装置及びled照射システム Download PDF

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卓次 山口
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Abstract

【課題】簡易な構成で、LEDの配列基板を効率的に冷却することが可能なLED照射装置及びLED照射システムを提供する。
【解決手段】本発明のLED照射装置は、ケーシングと、配列基板と、複数のLEDと、ヒートシンクと、送風機とを備える。ケーシングには、空気の吸入口及び排出口が形成されており、ケーシングは、矩形状の横断面を有する。配列基板は、ケーシング内に配置される。複数のLEDは、配列基板の第1の面に配列されている。ヒートシンクは、配列基板の第2の面に配置され、複数の突起を有する。送風機は、空気をヒートシンクへ供給する。ヒートシンクの複数の突起は、空気を少なくとも上記横断面の長手方向に案内するように配列されている。排出口は、ケーシングの側面部において上記横断面の四隅に相当する部位付近に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、LED照射装置及びLED照射システムに関する。
従来より、LED照射装置において、LEDの配列基板の一方の面にヒートシンクを配置し、送風機から供給される空気により、LEDの発光熱を受け取るヒートシンクを冷却する技術が公知である(例えば、特許文献1)。このとき、送風機からの空気とヒートシンクとの間の熱交換効率を向上させるためには、LED照射装置のケーシング内に適切な気流を形成することが重要である。そこで、特許文献1では、直方体状のケーシングの天面付近に配置されたファンにより、底面付近のヒートシンクに送風するとともに、直方体状のケーシングの4つの側面のうちの1つの側面に形成されている吹出口を介して、ヒートシンク付近で滞留しがちな空気をケーシング外に排出している。
特開2012−182063号公報
しかしながら、特許文献1では、吸入用のファンが複数用意されていたり、上記吹出口付近に空気の排出用のファンが用意されていたりする等、ケーシング内に適切な気流を形成するための様々な工夫が為されている。すなわち、従来、ケーシング内に適切な気流を形成するためには、LED照射装置の構成が複雑になり、コスト高になり得るという問題がある。
本発明は、簡易な構成で、LEDの配列基板を効率的に冷却することが可能なLED照射装置及びLED照射システムを提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るLED照射装置は、ケーシングと、配列基板と、複数のLEDと、ヒートシンクと、送風機とを備える。ケーシングには、空気の吸入口及び排出口が形成されており、ケーシングは、矩形状の横断面を有する。配列基板は、ケーシング内に配置される。複数のLEDは、配列基板の第1の面に配列されている。ヒートシンクは、配列基板の第2の面に配置され、複数の突起を有する。送風機は、空気をヒートシンクへ供給する。ヒートシンクの複数の突起は、空気を少なくとも上記横断面の長手方向に案内するように配列されている。排出口は、ケーシングの側面部において上記横断面の四隅に相当する部位付近に形成されている。
ここでは、送風機により空気が吸入口を介してケーシング内へと吸い込まれ、配列基板の一方の面(第2の面)のヒートシンクに供給される。その後、ヒートシンクに達した空気は、ヒートシンクの複数の突起により案内されて、少なくともケーシングの横断面の長手方向に進み、排出口を介してケーシング外へ吹き出される。ここで、空気の排出口は、ケーシングの側面部において上記横断面の四隅に相当する部位付近に形成されている。その結果、少なくともケーシングの横断面の長手方向に沿ってヒートシンクを行き渡る気流が形成される。従って、簡易な構成で、LEDの配列基板を効率的に冷却することができる。
本発明の第2観点に係るLED照射装置は、第1観点に係るLED照射装置であって、ケーシングの側面部は、第1面部、第1面部に対向する第2面部、第1面部と第2面部との間に配置される第3面部、及び第3面部に対向する第4面部を有する。排出口は、第1面部及び第2面部に形成されているが、第3面部及び第4面部には形成されていない。
ここでは、ケーシングが、角筒状の側面部を有する。すなわち、ケーシングが、互いに対向する2つの側面部からなる対を2対有するが、これらの2対の側面部のうち、一方の対(第1面部及び第2面部)には空気の排出口が形成されているが、他方の対(第3面部及び第4面部)には空気の排出口が形成されていない。従って、このLED照射装置を特定の場所に設置するに当たり、空気の排出口が形成されていない側面部(第3面部及び第4面部)側においては、排出される空気の経路を確保する必要がなく、例えば、これらの側面部が壁に接していてもよい。言い換えると、上述の気流を確保する観点からは、空気の排出口が形成されていない側面部の配置に関する制約がない。従って、LED照射装置の配置の自由度が上がる。なお、空気の排出口が形成されていない2つの側面部どうしが対向している上記構成は、LED照射装置を複数連結して一直線状に配置する場合に特に有用である。
本発明の第3観点に係るLED照射装置は、第1観点又は第2観点に係るLED照射装置であって、ヒートシンクの複数の突起は、空気をさらに上記横断面の短手方向に案内するように配列されている。
ここでは、ケーシングの横断面の長手方向のみならず、短手方向に沿ってもヒートシンクを行き渡る気流が形成される。従って、簡易な構成で、LEDの配列基板全体を隈なく冷却することができる。
本発明の第4観点に係るLED照射装置は、第3観点に係るLED照射装置であって、 ヒートシンクの複数の突起は、上記横断面の短手方向に並ぶ複数の突起列を有する。突起列は、上記横断面の長手方向に並ぶ複数の突起を有する。
ここでは、ヒートシンクの複数の突起が、ケーシングの横断面の長手方向及び短手方向の両方向に沿って2次元的に配列されている。その結果、空気が配列基板のヒートシング側の面(第2の面)上を2次元的に隈なく流れる。従って、空気をケーシングの横断面の長手方向及び短手方向の両方向に案内することが可能な簡易な構成のヒートシンクを提供することができる。
本発明の第5観点に係るLED照射装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係るLED照射装置であって、排出口は、ケーシングの側面部においてヒートシンクと概ね同じ高さ位置に形成されている。従って、ここでは、送風機によりヒートシンクに供給された空気が、排出口に向かってそのままヒートシンクに沿って進み易くなる。その結果、空気とヒートシンクとの間の熱交換がさらに促される。
本発明の第6観点に係るLED照射装置は、第1観点から第5観点のいずれかに係るLED照射装置であって、送風機は、ケーシング内にケーシングの天面部中央付近からヒートシンクの中央付近へ進む気流を形成するように、ケーシングの天面部中央付近に配置されている。すなわち、ここでは、ケーシング内に形成される気流は、まず、ケーシングの天面部中央付近からヒートシンクの中央付近へ進み、その後、ヒートシンクの中央付近からヒートシンクに沿って排出口に進む。従って、ケーシング内での気流の概略の方向が、ヒートシンクの中心に対して対称的になり、ヒートシンクに気流が行き渡り易くなる。その結果、空気とヒートシンクとの間の熱交換がさらに促される。
本発明の第7観点に係るLED照射システムは、概ね一直線状に配列された、第2観点に記載の複数のLED照射装置を備える。ここで、隣り合う任意の2つのLED照射装置について、一方の第3面部と他方の第4面部とが対面するように配置されている。
ここでは、複数の第2観点に係るLED照射装置を概ね一直線状に配列して、LED照射システムを構築するに当たり、隣り合うLED照射装置の、空気の排出口が形成されていない側面部(第3面部及び第4面部)どうしが互いに対面するように配置される。従って、複数のLED照射装置間で、気流の干渉が防止される。
本発明によれば、少なくともケーシングの横断面の長手方向に沿ってヒートシンクを行き渡る気流が形成される。従って、簡易な構成で、LEDの配列基板を効率的に冷却することができる。
本発明の一実施形態に係るLED照射装置の縦断面図である。 図1のA−A線の位置で切ったLED照射装置の縦断面図である。 図1のB−B線の位置で切ったLED照射装置の横断面図である。 本発明の一実施形態に係るLED照射装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係るLED照射システムのケーシングの横断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るLED照射装置1及びLED照射システム100について説明する。ここで、LED照射システム100は、複数のLED照射装置1,1・・・を概ね一直線状に配列することにより製造される。従って、以下では、まず、LED照射装置1単体について説明した後、これらの連結構造体であるLED照射システム100について説明する。
<1.LED照射装置>
図1及び図2に示すように、LED照射装置1は、複数の平板状の基板2,2・・・と、これらの基板2,2・・・の一方の面(第1の面)に配列されている複数のLED3,3・・・と、これらの基板2の他方の面(第2の面)に配列されている複数の放熱フィン4,4・・・とを備えている。基板2,2・・・、LED3,3・・・及び放熱フィン4,4・・・は、ケーシング20内であって、ケーシング20の底面部20F付近に収容されている。放熱フィン4,4・・・は、全体としてヒートシンク40を構成しており、LED3,3・・・の発光熱を冷却するための部品である。なお、本実施形態では、基板2,2・・・に直交する方向を上下方向又は縦方向と定義し、特に、LED3,3・・・側を下側、放熱フィン側を上側とする。また、基板2,2・・・に平行な方向を水平方向又は横方向と定義する。ケーシング20は、横長の直方体状であり、従って、その横断面は矩形状である。基板2,2,・・・は、概ねケーシング20の横断面全体に亘って矩形状に広がっている。言い換えると、複数の基板2,2・・・は、概ね同一の水平面上に並べて配置されている。放熱フィン4,4・・・についても、同様である。なお、以下、単に長手方向及び短手方向と言う場合には、それぞれケーシング20の横断面の長手方向及び短手方向を意味することとする。
また、LED照射装置1は、ケーシング20内であって、ケーシング20の天面部20Aの中央付近に、ファン5を1つ備えており、ファン5の下方であって、放熱フィン4,4・・・の上方に、一対の案内板6,6を備えている。ファン5は、天面部20Aの中央付近に形成されている吸入口21を介してケーシング20内へ空気を吸い込み、この空気を案内部材6に沿ってヒートシンク40の中央付近、ひいては基板2,2・・・の上面中央付近へ供給する。ここで、ケーシング20は、全体として箱形に形成され、全体として角筒状の4枚の側面部20B〜20Eを有しているが、図3及び図4に示すように、ケーシング20の4枚の側面部20B〜20Eのうち、互いに対向する横長の一対の側面部20B,20Dには、空気の排出口22,22・・・が形成されている。その結果、ヒートシンク40に達した空気は、これらの排出口22,22・・・を介してケーシング20外へ排出される。ケーシング20内に形成される気流の詳細については、後述する。なお、本実施形態の説明においては、側面部20Bを、LED照射装置1の正面と呼ぶ。また、以上の部品2,3,4,5,6は、全てケーシング20内の所定の位置に、ねじ等の固定具により適宜固定されている。
本実施形態では、基板2,2・・・の下面に実装されているLED3,3・・・は、公知の紫外線発光ダイオードであり、通電により紫外線を発光し、発光時に発熱する。また、LED3,3・・・は、基板2,2・・・の(すなわち、ケーシング20の横断面の)短手方向の中央付近であって、基板2,2・・・の(すなわち、ケーシング20の横断面の)長手方向全体に亘って配列されている。一方、ケーシング20の底面部20Fは、LED光を透過可能な材料から形成されている。その結果、LED3の光は、底面部20Fを介してケーシング20の外部に照射される。また、基板2,2・・・は、電子回路等を実装する公知の基板であり、LED3から発光熱を受け取って発熱する。なお、基板2,2・・・及びケーシング20の材料は、特に限定されるものではないが、冷却の観点からは、熱伝導率が高いアルミニウム等の金属であることが好ましい。
ファン5は、ケーシング20内に、ケーシング20の天面部20Aの中央付近からヒートシンク40の中央付近へ進む気流を形成する公知の送風機である。ファン5は、ケーシング20の天面部20Aの吸入口21の直下に配置されており、さらにファン5の直下には、案内部材6が配置されている。案内部材6は、空気の流れる方向、すなわち、上から下へ向かう方向に沿って先すぼみの筒状であり、ファン5よりもひと回り大きいサイズの上部の開口6Aを介して内部に取り入れた空気を、開口6Aよりも狭い下部の開口6Bを介して速度を上げてヒートシンク40の中央付近に吹き付ける。開口6Bは、ヒートシンク40の中央付近の直上に位置している。なお、案内部材6の材質は、特に限定されるものではないが、冷却の観点から、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属であることが好ましい。
図1及び図3に示すように、ヒートシンク40に含まれる放熱フィン4,4・・・は、基板20上に互いに間隔をあけて配列されており、基板2,2・・・から概ね90°起立している。本実施形態では、放熱フィン4,4・・・は、基板2,2・・・と一体的に形成されており、より具体的には、主として基板2,2・・・となる金属板の上面側に切り込みを入れ、当該切り込みの上側をその下側に対し概ね90°折り曲げることにより、形成される。その結果、LED3,3・・・から基板2,2・・・へ伝わった熱が、さらに放熱フィン4,4・・・へ伝わり易く、放熱フィン4,4・・・を介しての熱交換効率が向上するようになっている。また、放熱フィン4,4・・・の材質は、特に限定されるものではないが、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属であることが好ましい。
図3に示すように、放熱フィン4,4・・・は、長手方向及び短手方向の両方向に沿って二次元マトリクス状に配列されている。言い換えると、放熱フィン4,4・・・は、短手方向に所定間隔をおいて平行に並ぶ複数のフィン列を有し、各フィン列は、長手方向に所定間隔をおいて一直線状に並ぶ複数のフィンを有している。ここで、図1及び図3に示すように、各放熱フィン4は、正面視において矩形状であり、かつ、平面視において長手方向に沿ってやや細長く、従って、放熱フィン4,4・・・は、単体としても全体としても、空気を長手方向に沿って案内する指向性を有する。また、上記のとおり、長手方向に延びる一対の側面部20B,20Dには、ケーシング20の内外を連通させる空気の排出口22,22・・・が形成されているが、図3及び図4に示すように、これらの排出口22,22・・・は、側面部20B,20Dにおいて、ヒートシンク40及び基板2,2・・・と概ね同じ高さ位置であって、ケーシング20の横断面の四隅に相当する部位付近に形成されている。その結果、案内部材6の下部の開口6Bを介して主としてヒートシンク40の中央付近に供給された空気は、長手方向の両端に位置する側面部20A,20C付近まで確実に案内される。すなわち、ファン5が駆動されると、ケーシング20内には、天面部20Aの中央付近からヒートシンク40の中央付近へと真っ直ぐ下方に進み、そこからヒートシンク40に沿ってヒートシンク40の長手方向の両端付近へと進む気流が形成される。
また、図3に示すように、放熱フィン4,4・・・は、長手方向にフィン列を形成しているとともに、短手方向にもフィン列を形成している。すなわち、放熱フィン4,4・・・間には、長手方向にも短手方向にも一定の間隔が空けられている。言い換えると、放熱フィン4,4・・・が配列される配列面上には、格子状の空気の流通路が形成されている。従って、上方からヒートシンク40の中央付近に供給された空気は、放熱フィン4,4・・・に沿って長手方向に案内されるだけでなく、短手方向にも案内されることになり、放熱フィン4,4・・・が配列される配列面上を長手方向及び短手方向にジグザグに隈なく流れる。その結果、放熱フィン4,4・・・全体が万遍なく空冷される。なお、対面する放熱フィン4,4の間隔は、一例としては、1.5mm〜3.0mmとすることができる。
次に、以上のように構成されたLED照射装置1の動作を説明する。LED照射装置1を駆動させるときは、まず、図示しない電源をオンにすることにより、LED3を発光させるとともに、ファン5を回転させる。これにより、LED3の発光熱により基板2が発熱する。また、ファン5の回転により、冷却用の空気がファン5から案内部材6の内側へ送られ、この空気が案内部材6に囲まれる流路を介して、放熱フィン4,4・・・の配列の中央付近へ送られる。そして、放熱フィン4,4・・・の配列の中央付近へ送られた空気は、放熱フィン4,4・・・間に形成されている格子状の空気の流路を長手方向及び短手方向に適宜折れ曲がりながら進み、放熱フィン4,4・・・の配列面の四隅付近の排出口22,22・・・まで流れてゆき、排出口22,22・・・を介してケーシング20の外部へ排出される。特に、長手方向に進んだ空気は、ケーシング20の長手方向の端部の側面部20C,20Eに当たり、そこから直角に進路を変更して排出口22に向かうため、空気をスムーズに排出口22へ案内することができる。この過程で、空気と放熱フィン4,4・・・、及びその根本の基板2,2・・・との間で熱交換がされ、放熱フィン4,4・・・、及び基板2,2・・・が冷却される。
上記のようなLED照射装置1によれば、ヒートシンク40及び排出口22の形状及び配置により、ケーシング20内に、長手方向及び短手方向の両方向に沿ってヒートシンク40を行き渡る気流が形成される。このとき、ヒートシンク40へ常に新鮮な空気が供給されるとともに、冷却後の温まった空気も除去される。従って、簡易な構成で、LED3,3・・・の配列基板2,2・・・を効率的に隈なく冷却することができる。
<2.LED照射システム>
図5に示すように、LED照射システム100は、複数のLED照射装置1,1・・・を概ね一直線状に連結することにより製造される。すなわち、LED照射装置1,1・・・の数を適宜選択することにより、用途に応じて所望の長さのLED照射システム100を製造することができる。
また、このとき、LED照射装置1,1・・・は、それぞれの長手方向に沿って一列に並べられる。すなわち、LED照射システム100に含まれるLED照射装置1,1・・・のうち、隣り合う任意の2つのLED照射装置1,1について、一方の(図5において左側の)側面部20Eと他方の(図5において右側の)側面部20Cとが対面し、概ね接触するように配置される。
ここで、上記のとおり、各LED照射装置1のケーシング20の4枚の側面部20B〜20Eのうち、側面部20B,20Dには、空気の排出口22,22・・・が形成されているが、これらの側面部20B,20Dの間に配置される、互いに対向する一対の側面部20C,20Eには、空気の排出口となる開口が形成されていない。すなわち、複数のLED照射装置1,1・・・を概ね一直線状に配列して、LED照射システム100を構築するに当たり、隣り合うLED照射装置1,1の、空気の排出口22が形成されていない側面部20C,20Eどうしが、互いに対面させられる。従って、複数のLED照射装置1,1・・・間での気流の干渉が防止される。
以上のLED照射システム100は、例えば、印刷機に組み込み、紫外線硬化性を有するブラック、シアン、マゼンタ、イエロー(発色用)及び透明(仕上げ用)のインキが塗布された紙面に紫外線を照射するシステム等として利用され得る。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<3−1>
上記実施形態では、ケーシング20内へ空気を取り込み、ヒートシンク40に向けて送風するファン5は1台のみであったが、複数台用意してもよい。また、少なくとも1つの排出口22付近にヒートシンク40を冷却した後の空気の排出用のファンを配置してもよい。
<3−2>
上記実施形態では、各放熱フィン4が長手方向の指向性を有していたが、別の方向、例えば、主として短手方向の指向性を有するものであってもよいし、無指向性であってもよい。放熱用の突起は、フィンタイプでなく、ピンタイプであってもよい。
<3−3>
上記実施形態では、側面部20C,20Eには、空気の排出口22が形成されていないものとしたが、実質的に空気を排出することができない程度の開口であり、連結して使用されるLED照射装置1,1・・・間で気流が干渉しない程度の開口であれば、開口が形成されていてもよい。
また、単体として使用されるLED照射装置1については、側面部20B,20Dだけでなく、側面部20C,20Eにおいても、ヒートシンク40及び基板2,2・・・と概ね同じ高さ位置であって、ケーシング20の横断面の四隅に相当する部位付近に、空気の排出口22が形成されていてもよい。
<3−4>
上記実施形態では、基板2,2・・・に向かって上方から下方へ送風するファン5が使用されたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、基板2,2・・・に向かって斜め下方へ送風するファンが使用されてもよい。また、空気の吸入口21が形成される位置は、天面部20Aの中央付近でなくてもよく、例えば、天面部20Aの側面部20Cよりも側面部20Eに近い位置であってもよいし、あるいは、天面部20Aではなく、側面部20B〜20Eの天面部20Aに近い位置であってもよい。また、案内部材6を介して放熱フィン4,4・・・の配列面の中央付近でない位置に空気が供給されるようにしてもよい。ただし、上記実施形態の構成は、ケーシング20内での気流の概略の方向をヒートシンク40の中心に対して対称的にし、ヒートシンク40全体に気流を行き渡り易くする観点からは、有利である。
<3−5>
上記実施形態では、放熱フィン4,4・・・と基板2,2・・・とが一体的に形成されていたが、これらが別体であってもよい。例えば、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属の材料からなる放熱基板上に、放熱フィン又はピンが配列されている、ヒートシンク部材を用意し、この放熱基板を基板2,2・・・の上面に接触させて又は適当な間隔を空けて配置してもよい。
<3−6>
上記実施形態では、案内部材6を備える構成であったが、この構成に限定されず、案内部材6を省略することもできる。
1 LED照射装置
2 基板
3 LED(発光ダイオード)
4 放熱フィン
5 ファン(送風機)
20 ケーシング
20A 天面部
20B 側面部(第1面部)
20C 側面部(第3面部)
20D 側面部(第2面部)
20E 側面部(第4面部)
20F 底面部
21 吸入口
22 排出口
100 LED照射システム

Claims (7)

  1. 空気の吸入口及び排出口が形成されており、矩形状の横断面を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置される配列基板と、
    前記配列基板の第1の面に配列されている複数のLEDと、
    前記配列基板の第2の面に配置され、複数の突起を有するヒートシンクと、
    前記空気を前記ヒートシンクへ供給する送風機と
    を備え、
    前記ヒートシンクの前記複数の突起は、前記空気を少なくとも前記横断面の長手方向に案内するように配列されており、
    前記排出口は、前記ケーシングの側面部において前記横断面の四隅に相当する部位付近に形成されている、
    LED照射装置。
  2. 前記ケーシングの側面部は、第1面部、前記第1面部に対向する第2面部、前記第1面部と前記第2面部との間に配置される第3面部、及び前記第3面部に対向する第4面部を有し、
    前記排出口は、前記第1面部及び前記第2面部に形成されているが、前記第3面部及び前記第4面部には形成されていない、
    請求項1に記載のLED照射装置。
  3. 前記ヒートシンクの前記複数の突起は、前記空気をさらに前記横断面の短手方向に案内するように配列されている、
    請求項1又は2に記載のLED照射装置。
  4. 前記ヒートシンクの前記複数の突起は、前記短手方向に並ぶ複数の突起列を有し、
    前記突起列は、前記長手方向に並ぶ複数の突起を有する、
    請求項3に記載のLED照射装置。
  5. 前記排出口は、前記ケーシングの側面部において前記ヒートシンクと概ね同じ高さ位置に形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のLED照射装置。
  6. 前記送風機は、前記ケーシング内に前記ケーシングの天面部中央付近から前記ヒートシンクの中央付近へ進む気流を形成するように、前記ケーシングの天面部中央付近に配置されている、
    請求項1から5のいずれかに記載のLED照射装置。
  7. 概ね一直線状に配列された、請求項2に記載の複数のLED照射装置
    を備え、
    隣り合う任意の2つの前記LED照射装置について、一方の前記第3面部と他方の前記第4面部とが対面するように配置されている、
    LED照射システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104908417A (zh) * 2015-06-01 2015-09-16 苍南县龙港新峰网印机械有限公司 一种印刷用uv led固化灯
JP2016024917A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 Hoya Candeo Optronics株式会社 光照射装置
CN107791676A (zh) * 2017-09-22 2018-03-13 西安理工大学 一种可变波长uv‑led光固化装置

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