JP2014136558A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Abstract

【課題】運転者の違和感を払拭することのできる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】アシスト指令値演算部40は、操舵トルクThに基づいて第1アシスト成分Ta1を演算する。また操舵トルクTh及び第1アシスト成分Ta1から理想モデルに基づいて転舵角指令値θp*を演算し、実転舵角θpを転舵角指令値θp*に一致させる転舵角フィードバック制御を通じて第2アシスト成分Ta2を演算する。アシスト指令値演算部40は第1アシスト成分Ta1に第2アシスト成分Ta2を加算してアシスト指令値Tasを演算する。ここでは実転舵角θpと転舵角指令値θp*との偏差Δθpが許容範囲から外れたとき、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を除去するとともに、転舵角フィードバック制御系の収束性を高めるように理想モデルを変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の操舵機構にモータのアシストトルクを付与することにより運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
従来、この種の電動パワーステアリング装置としては特許文献1に記載の装置がある。特許文献1の電動パワーステアリング装置は、操舵角に基づき目標操舵トルクを定める第1規範モデル、及び操舵トルクに基づき操舵系の目標舵角(目標転舵角)を定める第2規範モデルを備えている。これら両規範モデル(理想モデル)により設定される制御信号(アシスト指令値)に基づいてモータの駆動が制御される。すなわち目標操舵トルクに実操舵トルクを追従させるべくトルクフィードバック制御を実行して得られる第1アシスト成分をアシスト指令値に含めることにより、操舵トルクを常に最適な値にすることができる。また目標転舵角に実転舵角を追従させる転舵角フィードバック制御を実行して得られる第2アシスト成分をアシスト指令値に含めることにより、転舵輪からの逆入力振動を打ち消すこともできる。
特許第4453012号公報
ところで、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、転舵角フィードバック制御の実行時、実転舵角と目標転舵角との偏差が著しく拡大すると制御が不安定になるおそれがある。すなわち実転舵角と目標転舵角との偏差が大きすぎると、それに対応するアシストトルクを付与することができない。このような状況下で転舵角フィードバック制御を継続すると、アシストトルクの不足が助長されるとともに、適切な目標転舵角を演算することができないため、制御が不安定になるおそれがある。このため実転舵角と目標転舵角との偏差が著しく拡大した場合には、アシスト指令値から第2アシスト成分を除去することで制御を安定化させることが望ましい。またアシスト指令値から第2アシスト指令値を除去している間は、第2アシスト成分の演算を停止せずに継続することが望ましい。これにより実転舵角と目標転舵角との偏差の拡大が解消され、再びアシスト指令値に第2アシスト成分が含まれることになった場合でも、転舵角フィードバック制御における整定時間をより短くすることができる。
一方、上記のようにアシスト指令値から第2アシスト成分が除去されると、制御系の特性が実質的に変更される。ここで理想モデルは制御系における収束性を考慮して設定されるが、制御系の特性が変更されると収束性の確保が難しくなり、理想モデルにおいて自励振動が発生するおそれがある。理想モデルにおいて自励振動が発生すると、適切な目標転舵角を演算することができない。そのため実転舵角と目標転舵角との偏差の拡大が解消されて再びアシスト指令値に第2アシスト成分が含まれることになったときに、転舵角フィードバック制御における整定時間が長くなり、アシストトルクが安定しない状況が生じる。これが運転者に違和感を与える要因となる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、理想モデルにおける自励振動の発生を抑制し、運転者の違和感を払拭することのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するための電動パワーステアリング装置は、モータのアシストトルクを車両の操舵機構に付与するアシスト機構と、前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操舵機構に付与される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する基本アシスト成分演算部と、前記操舵機構に付与される操舵トルクを含む入力情報に応じた理想的な転舵輪の転舵角をモデル化した理想モデルに基づき転舵角指令値を演算する転舵角指令値演算部と、前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させる転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する転舵角フィードバック制御部と、前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部と、を有し、前記転舵輪の転舵角と前記転舵角指令値との偏差が許容範囲から外れたとき、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分を除去するとともに、前記転舵角フィードバック制御系における収束性を高めるように前記理想モデルを変更する。
この構成によれば、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分が除去されたとき、理想モデルの変更により、転舵角フィードバック制御系における収束性が高まる。これにより理想モデルにおける自励振動が抑制され、第2アシスト成分が安定する。その結果、その後にアシスト指令値に第2アシスト成分が加えられても、転舵角フィードバック制御における整定時間が短く、アシスト指令値が安定する。すなわちアシストトルクが安定するため、運転者の違和感を払拭することができる。
上記電動パワーステアリング装置について、前記理想モデルが、前記操舵トルク及び前記第1アシスト成分の加算値を、前記転舵角に比例するばね項、及び前記転舵角の1階時間微分値に比例する粘性項を含む複数項の加算値として表した理想モデルからなり、前記理想モデルの変更が、前記ばね項の比例定数及び前記粘性項の比例定数の少なくとも一方を変更することにより行われることが好ましい。
理想モデルとしては、例えば操舵トルク及び第1アシスト成分の加算値を、転舵角に比例するばね項、及び転舵角の1階時間微分値に比例する粘性項を含む複数項の加算値としてモデル化したものを用いることができる。この場合、上記構成のように、ばね項の比例定数及び粘性項の比例定数の少なくとも一方を変更すれば、転舵角フィードバック制御系における収束性を容易に高めることができる。
この電動パワーステアリング装置によれば、理想モデルにおける自励振動の発生を抑制し、運転者の違和感を払拭することができる。
電動パワーステアリング装置の一実施形態についてその概要構成を示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示すブロック図。 実施形態のモータ制御装置についてその構成を示す制御ブロック図。 操舵トルク、車速、及び第1アシスト成分の関係を示すグラフ。 実施形態のモータ制御装置についてその転舵角指令値演算部の構成を示す制御ブロック図。 実施形態のモータ制御装置についてそのロードインフォメーション補償部の構成を示す制御ブロック図。
以下、図1〜図6を参照して、本実施形態の電動パワーステアリング装置について説明する。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づき転舵輪15を転舵させる操舵機構1、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構2を備えている。
操舵機構1は、ステアリングホイール10と一体となって回転するステアリングシャフト11を備えている。ステアリングシャフト11の下端部にはラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13が連結されている。操舵機構1では、運転者のステアリング操作に伴いステアリングシャフト11が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト13の往復直線運動がその両端に連結されたタイロッド14を介して転舵輪15に伝達されることにより転舵輪15の転舵角θpが変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構2は、ステアリングシャフト11にアシストトルクを付与するモータ20を備えている。モータ20は三相交流モータからなる。このモータ20の回転がギア機構21を介してステアリングシャフト11に伝達されることによりステアリングシャフト11にモータトルクが付与され、ステアリング操作が補助される。
また、この電動パワーステアリング装置には、ステアリングホイール10の操作量や車両の状態量を検出する各種センサが設けられている。例えばステアリングシャフト11には、運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト11に付与されるトルク(操舵トルク)Thを検出するトルクセンサ4が設けられている。車両には、その走行速度Vを検出する車速センサ5が設けられている。モータ20には、その回転角θmを検出する回転角センサ6が設けられている。これらのセンサの出力はモータ制御装置(制御部)3に取り込まれている。モータ制御装置3は、各センサの出力に基づいてモータ20の駆動を制御する。
図2に示すように、モータ制御装置3は、車載バッテリ等の電源(電源電圧「+Vcc」)から供給される直流電流を三相(U相、V相、W相)の交流電流に変換するインバータ回路30、及びインバータ回路30をPWM(パルス幅変調)駆動するマイコン31を備えている。
インバータ回路30は、マイコン31からのPWM駆動信号に基づいて、電源から供給される直流電流を三相交流電流に変換する。この三相交流電流は給電線WLを介してモータ20に供給される。
給電線WLには、同給電線WLを流れる各相電流値Iを検出する電流センサ32が設けられている。電流センサ32の出力はマイコン31に取り込まれている。
マイコン31には、トルクセンサ4、車速センサ5、及び回転角センサ6のそれぞれの出力も取り込まれている。マイコン31は、各センサにより検出される操舵トルクTh、車速V、モータ回転角θm、及び各相電流値Iに基づいてPWM駆動信号を生成する。マイコン31は、このPWM駆動信号をインバータ回路30に出力することによりインバータ回路30をPWM駆動し、モータ20の駆動を制御する。
次に、図3の制御ブロックを参照してマイコン31によるモータ20の駆動制御について詳述する。
図3に示すように、マイコン31は、操舵トルクTh、車速V、及びモータ回転角θmに基づいてアシスト指令値Tasを演算するアシスト指令値演算部40を備えている。
アシスト指令値演算部40は、操舵トルクTh及び車速Vに基づいてアシスト指令値Tasの基礎成分である第1アシスト成分Ta1を演算する基本アシスト成分演算部41を備えている。基本アシスト成分演算部41は、例えば図4に示すようなマップを用いて車速V及び操舵トルクThから第1アシスト成分Ta1を演算する。図4に示すように、基本アシスト成分演算部41は、操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど、第1アシスト成分Ta1の絶対値をより大きな値に設定する。
図3に示すように、アシスト指令値演算部40は、基本アシスト成分演算部41で演算された第1アシスト成分Ta1の値に対して補正値Trを減算する補正を行い、補正後の第1アシスト成分Ta1’を転舵角指令値演算部42に出力する。
転舵角指令値演算部42には、補正後の第1アシスト成分Ta1’の他、操舵トルクThも取り込まれる。転舵角指令値演算部42は、第1アシスト成分Ta1’と操舵トルクThとを加算することにより駆動トルクTdを求め、この駆動トルクTdに応じた理想的な転舵角をモデル化した理想モデルに基づいて転舵角指令値θp*を演算する。なお転舵角指令値θp*は転舵角θpの目標値である。
一方、図1に示すように、モータ20はギア機構21を介してステアリングシャフト11に連結されているため、モータ回転角θmとステアリングシャフト11の回転角との間には相関関係がある。そのためモータ回転角θmと転舵輪15の転舵角θpとの間にも相関関係がある。図3に示すように、アシスト指令値演算部40は、こうした相関関係を利用してモータ回転角θmから転舵輪15の実際の転舵角(実転舵角)θpを演算する転舵角演算部44を備えている。アシスト指令値演算部40は、転舵角指令値演算部42で演算された転舵角指令値θp*と転舵角演算部44で演算された実転舵角θpとの偏差Δθp(=θp*−θp)を演算し、この偏差Δθpを転舵角フィードバック制御部43及び切替判定部46に出力する。
転舵角フィードバック制御部43は、実転舵角θpを転舵角指令値θp*に一致させるべく、それらの偏差Δθpに基づくフィードバック制御を行い、第2アシスト成分Ta2を生成する。
切替判定部46は、偏差Δθpに基づき、転舵角指令値演算部42及びロードインフォメーション補償部45に対して第1切替信号又は第2切替信号を出力する。具体的には、切替判定部46は、偏差Δθpが所定の許容範囲内にあるときには第1切替信号を出力する。また切替判定部46は、偏差Δθpが許容範囲外にあるときには第2切替信号を出力する。なお偏差Δθpの許容範囲は、後述する第1理想モデルを用いた状態で転舵角フィードバック制御の安定性を確保できる偏差Δθpの範囲であり、予め実験等により設定されている。
次に、転舵角指令値演算部42の理想モデルについて詳述する。
理想モデルは、ステアリングシャフト11やモータ20等、電動パワーステアリング装置を構成する各要素の特性に依存するEPS側理想モデルと、電動パワーステアリング装置が搭載される車両側の特性に依存する車両側理想モデルとに分けられる。EPS側理想モデルは、転舵角θpの1階時間微分値θp´に比例する粘性項、及び転舵角θpの2階時間微分値θp´´に比例する慣性項により構成可能である。粘性項は、操舵機構1とその周囲を覆うハウジング等との間に作用する摩擦等により決定される。慣性項は、運転者のステアリング操作の際に操舵機構1に発生する慣性運動により決定される。一方、車両側理想モデルは、転舵角θpに比例するばね項により構成可能である。ばね項は、車両のサスペンションやホールアライメントの仕様、転舵輪15のグリップ力等により決定される。そこで本実施形態では、第1アシスト成分Ta1’及び操舵トルクThの加算値である駆動トルクTdを、これらばね項、粘性項、及び慣性項の総和としてモデル化している。すなわち、ばね項の比例定数であるばね係数をK、粘性項の比例定数である粘性係数をC、及び慣性項の比例定数である慣性モーメントをJとすると、駆動トルクTdは以下の式(1)でモデル化されている。
Td=K×θp+C×θp´+J×θp´´・・・(1)
転舵角指令値演算部42は、この式(1)を利用して駆動トルクTdから転舵角指令値θp*を演算する。詳しくは、図5に示すように、転舵角指令値演算部42は、まず、補正後の第1アシスト成分Ta1’と操舵トルクThとを加算して駆動トルクTdを算出する。そして、この駆動トルクTdからばね項「K×θp*」及び粘性項「C×θp*´」を減算することにより慣性項「J×θp*´´」を算出する。そして、この慣性項「J×θp*´´」を慣性係数Jで除算することにより2階時間微分値θp´´を算出し、この2階時間微分値θp´´を積分して1階時間微分値θp´を算出する。また、1階時間微分値θp´を更に積分することにより転舵角指令値θp*を算出する。
また、転舵角指令値演算部42は、理想モデルを変更するモデル変更部42aを備えている。モデル変更部42aは、ばね係数K及び粘性係数Cを選択的に切り替えることにより理想モデルを変更する。モデル変更部42aは通常、図中に実線で示すように、理想モデルのばね係数K及び粘性係数Cを第1ばね係数K1及び第1粘性係数C1にそれぞれ設定している。以下、第1ばね係数K1及び第1粘性係数C1を用いた理想モデルを第1理想モデルとする。第1理想モデルは、アシスト指令値Tasに第2アシスト成分Ta2が含まれる場合の転舵角フィードバック制御系における収束性を考慮し、所望の操舵感が得られるように予め実験により設定されている。またモデル変更部42aは、第1理想モデルを用いている状態で切替判定部46から第2切替信号があったとき、図中に破線で示すように、理想モデルのばね係数K及び粘性係数Cを第2ばね係数K2及び第2粘性係数C2にそれぞれ変更する。以下、第2ばね係数K2及び第2粘性係数C2を用いた理想モデルを第2理想モデルとする。第2理想モデルは、アシスト指令値Tasに第2アシスト成分Ta2がふくまれていない場合の転舵角フィードバック制御系における収束性を考慮して予め実験等により設定されている。本実施形態では、理想モデルの収束特性が主に式(1)のばね項及び粘性項により定まることに着目して、ばね係数Kを第1ばね係数K1から第2ばね係数K2に、また粘性係数Cを第1粘性係数C1から第2粘性係数C2に変更することにより理想モデルの特性を変更し、理想モデル内部の自励振動を抑制している。さらにモデル変更部42aは、切替判定部46から第1切替信号の入力があったとき、理想モデルを第2理想モデルから第1理想モデルに戻す。
このように転舵角指令値演算部42は、第1理想モデル及び第2理想モデルのいずれかを用いて転舵角指令値θp*を設定する。すなわち、図3に示す転舵角フィードバック制御部43は、第1理想モデルに対応した転舵角指令値θp*、あるいは第2理想モデルに対応した転舵角指令値θp*に基づいて第2アシスト成分Ta2を設定する。
そしてアシスト指令値演算部40は、補正後の第1アシスト成分Ta1’と第2アシスト成分Ta2とを加算することでアシスト指令値Tasを算出し、このアシスト指令値Tasを電流指令値演算部50に出力する。
電流指令値演算部50は、アシスト指令値Tasに基づいてd/q座標系におけるq軸上の電流指令値Iq*を演算し、この電流指令値Iq*をPWM駆動信号生成部60に出力する。なお、本実施形態においてd軸上の電流指令値Id*は「0」とされており、電流指令値演算部50は、この電流指令値Id*もPWM駆動信号生成部60に出力する。
PWM駆動信号生成部60には、電流指令値演算部50からの電流指令値Id*,Iq*の他、各相電流値I及びモータ回転角θmの情報も取り込まれている。PWM駆動信号生成部60は、モータ回転角θmを用いて各相電流値Iをd/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換する。そして、d軸電流値が電流指令値Id*となり、q軸電流値が電流指令値Iq*となるようにそれらの偏差に基づくフィードバック制御を行い、PWM駆動信号を生成する。これにより、上記インバータ回路30がPWM駆動し、モータ20からステアリングシャフト11にアシストトルクが付与される。
このような構成によれば、転舵角フィードバック制御により生成される第2アシスト成分Ta2がアシスト指令値Tasに含まれるため、転舵輪15の転舵角θpが転舵角指令値θp*に追従するように制御される。これにより転舵角θpが転舵角指令値θp*に維持されるため、外乱に起因する操舵機構1の振動を的確に抑制することができる。また、図5に示した転舵角指令値演算部42におけるばね係数K1,K2、粘性係数C1,C2、及び慣性係数Jのそれぞれの値を適宜調整することにより、搭載車両の実際の特性によらず、任意の特性を制御により形成することができる。すなわち第1理想モデルを用いることにより、所望の操舵感を実現することができる。また第2理想モデルを用いることにより、理想モデルにおける自励振動を効果的に抑制することができる。
一方、アシスト指令値演算部40は、第2アシスト成分Ta2及び車速Vに基づいて補正値Trを演算するロードインフォメーション補償部45を備えている。
図6に示すように、ロードインフォメーション補償部45は、ゲイン演算部45a及び切替部45bを備えている。ゲイン演算部45aは、車速Vに基づいてゲインKrを演算する。ゲイン演算部45aは、図中に示すように、車速Vが「0≦V<V1」の範囲である低速走行時には、ゲインKrを「1」に設定する。また、車速Vが「V1≦V<V2」の範囲である中速走行時には、車速Vが速くなるほどゲインKrを「1」から「0」の範囲でリニアに減少させる。さらに、車速Vが「V2≦V」の範囲である高速走行時には、ゲインKrを「0」に設定する。
ロードインフォメーション補償部45は、ゲイン演算部45aで演算されるゲインKrを第2アシスト成分Ta2に乗算することにより補正値Trを演算する。すなわち、補正値Trは、車速Vに応じて「0≦Tr≦Ta2」の範囲で変化する。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1−Kr・Ta2」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1+(1−Kr)・Ta2」となる。このように、ロードインフォメーション補償部45は、車速Vが遅くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さくする調整部となっている。
このような構成によれば、低速走行時には、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が除去されるため、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用しなくなる。よって転舵輪15からの逆入力トルクが打ち消されることなく運転者に伝達されるため、運転者は路面状態(ロードインフォメーション)を取得することができる。また車速Vが速くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が大きくなり、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用するようになる。特に、車速Vが速度V2以上となる高速走行時には、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクによって、転舵輪15からの逆入力トルクを打ち消すことができる。これにより高速走行時における車両走行の安定性を的確に確保することができる。
一方、切替部45bは、切替判定部46からの出力信号に基づきゲインKrを切り替える。具体的には、切替部45bは、切替判定部46からの出力信号が第1切替信号の場合、ゲインKrをゲイン演算部45aの演算結果に設定する。また切替部45bは、切替判定部46からの出力信号が第2切替信号の場合、図中に破線で示すようにゲインKrを固定値「1」に設定する。
次に、本実施形態のモータ制御装置3の動作例(作用)について説明する。
本実施形態では、図5に示すように、転舵角指令値演算部42の理想モデルを第1理想モデルに設定することにより、運転者が所望の操舵感を得られるようになっている。しかしながら、転舵角フィードバック制御の実行時、予期せぬ外力が操舵系に入力された場合、実転舵角θpと転舵角指令値θp*との偏差Δθpが著しく拡大し、制御が不安定になるおそれがある。これは理想モデルにおいて自励振動を発生させる要因となる。すなわち偏差Δθpが大きすぎると、それに対応するアシストトルクを付与することができない。このような状況下で転舵角フィードバック制御を継続すると、アシストトルクの不足が助長されるおそれがある。この場合、転舵角指令値演算部42は適切な転舵角指令値θp*を演算することができないため、第2アシスト成分Ta2が不安定になり、転舵角フィードバック制御系の安定性を確保できなくなることが懸念される。
この点、本実施形態では、理想モデルにおける自励振動に起因して偏差Δθpが所定の許容範囲を超えて大きくなり、第1理想モデルを用いた状態では転舵角フィードバック制御系の安定性を確保することが難しくなった場合、切替判定部46が第2切替信号をロードインフォメーション補償部45に出力する。これによりロードインフォメーション補償部45の切替部45bがゲインKrを固定値「1」に設定するため、アシスト指令値Tasから第2アシスト成分Ta2が除去される。したがって第2アシスト成分Ta2が不安定になったとしても、その影響がアシスト指令値Tasに反映されることはなく、より安定した操舵感を得ることができる。また、偏差Δθpが所定の許容範囲内に復帰した場合、切替判定部46が第1切替信号をロードインフォメーション補償部45に出力する。これによりロードインフォメーション補償部45の切替部45bがゲインKrをゲイン演算部45aの演算結果に設定するため、アシスト指令値Tasに第2アシスト成分Ta2が含まれるようになる。これにより、運転者の操舵感を的確に確保することができる。
また本実施形態では、ゲインKrが固定値「1」に設定されている間、転舵角指令値演算部42による転舵角指令値θp*の演算、及び転舵角フィードバック制御部43による第2アシスト成分Ta2の演算が継続される。これにより再びアシスト指令値Tasに第2アシスト成分Ta2が含まれるようになった場合でも、転舵角指令値演算部42及び転舵角フィードバック制御部43はその時点までの演算結果に基づき転舵角指令値θp*及び第2アシスト成分Ta2を演算することができる。これにより理想モデルが切り替わる際の整定時間が、第2アシスト成分Ta2の演算を停止した場合に比べて短くなり制御が安定し易くなる。
ところで、ゲインKrが固定値「1」に設定されている間、すなわちアシスト指令値Tasから第2アシスト成分Ta2が除去されている間は、実転舵角θpを転舵角指令値θp*に追従させるようなアシストトルクがステアリングシャフト11に作用しない。このため、転舵角フィードバック制御系の特性が実質的に変更され、これに起因して理想モデルにおいて自励振動が発生するおそれがある。理想モデルにおいて自励振動が発生すると、第2アシスト成分Ta2が不安定になるおそれがある。この場合、その後にアシスト指令値Tasに再び第2アシスト成分Ta2が加えられると、アシスト指令値Tasが不安定となり、操舵機構1に振動が発生する等して運転者に違和感を与えるおそれがある。
この点、本実施形態では、転舵角指令値θp*と実転舵角θpとの偏差Δθpが許容範囲から外れ、アシスト指令値Tasから第2アシスト成分Ta2が除去されているとき、切替判定部46が転舵角指令値演算部42に第2切替信号を出力する。このとき転舵角指令値演算部42のモデル変更部42aは、理想モデルを第1理想モデルから第2理想モデルに変更する。これによりアシスト指令値Tasから第2アシスト成分Ta2が除去された転舵角フィードバック制御系の収束性が高まるため、理想モデルにおける自励振動が抑制され、第2アシスト成分Ta2が安定する。よって、その後にアシスト指令値Tasに再び第2アシスト成分Ta2が加えられても、転舵角フィードバック制御系における整定時間が短く、アシスト指令値Tasが安定する。すなわちアシストトルクが安定するため、運転者の違和感を払拭することができる。
また、転舵角指令値θp*と実転舵角θpとの偏差Δθpが許容範囲内に戻った場合には、切替判定部46が転舵角指令値演算部42に第1切替信号を出力する。このとき、転舵角指令値演算部42のモデル変更部42aは理想モデルを第1理想モデルに戻すため、運転者は所望の操舵感を得ることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば以下の効果が得られる。
(1)電動パワーステアリング装置のモータ制御装置3では、実転舵角θpと転舵角指令値θp*との偏差Δθpが許容範囲から外れたとき、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を除去するとともに、転舵角フィードバック制御系における収束性を高めるように理想モデルを変更することとした。これによりアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が除去されている間、第2アシスト成分Ta2が安定するため、その後にアシスト指令値Tasに第2アシスト成分Ta2が加えられたとき、アシスト指令値Tasが安定する。すなわちアシストトルクが安定するため、運転者の違和感を払拭することができる。
(2)転舵角指令値演算部42の理想モデルとして、操舵トルクTh及び第1アシスト成分Ta1’の加算値を駆動トルクTdとするとき、駆動トルクTdをばね項、粘性項、及び慣性項の各項の加算値で表したモデルを用いることとした。そして、ばね項のばね係数K、及び粘性項の粘性係数Cを変更することにより理想モデルを変更することとした。これにより転舵角フィードバック制御の収束性を容易に高めることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、理想モデルの変更の際に、ばね係数K及び粘性係数Cの両方を変更したが、いずれか一方のみを変更してもよい。
・上記実施形態の基本アシスト成分演算部41では、操舵トルクTh及び車速Vに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定したが、例えば操舵トルクThのみに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定してもよい。また、操舵トルクThに対する第1アシスト成分Ta1の変化勾配(アシスト勾配)に基づいてトルクセンサ4の検出操舵トルクThの位相を変化させる、いわゆる位相補償制御を実行してもよい。さらに、ステアリングシャフト11の回転速度が速くなるほど、第1アシスト成分Ta1を小さくする、いわゆるダンパ制御を実行してもよい。なお、基本アシスト成分演算部41でダンパ制御を実行する場合には、その制御の実行により運転者の操舵感に粘性感を付与することができる。よって、転舵角指令値演算部42の第1理想モデルから粘性項を排除してもよい。具体的には、図5に例示した第1粘性係数C1を「0」に設定してもよい。ところで、第1理想モデルから粘性項を排除すると、転舵角指令値θp*と実転舵角θpとの偏差Δθpが大きくなったときに転舵角フィードバック制御系で自励振動が発生し易くなる。この自励振動を抑制するためには、実転舵角θpと転舵角指令値θp*との偏差Δθpが許容範囲から外れることを条件に、転舵角指令値演算部42の理想モデルを、粘性項を有する第2理想モデルに変更することが特に有効となる。これにより、第1理想モデルから粘性項を排除しても、転舵角フィードバック制御系の自励振動を抑制することができるため、第2アシスト成分Ta2が安定しやすくなる。
・上記実施形態では、ロードインフォメーション補償部45を省略してもよい。この場合、偏差Δθpが許容範囲内であるか否かに応じて、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の大きさを調整する調整部を別途設ければよい。
・上記実施形態では、転舵角指令値演算部42の理想モデルとして図5に例示したモデルを用いたが、同理想モデルは適宜変更可能である。例えば慣性感を省略した理想モデルや、摩擦感を新たに追加した理想モデル等を用いてもよい。また、操舵トルクThのみに基づいて転舵角指令値θp*を設定する理想モデルを用いてもよい。要は、理想モデルは、所望の操舵感が得られるとともに、転舵角フィードバック制御の収束性を高めるように変更可能なものであればよい。
・上記実施形態のモータ制御装置3は、ステアリングシャフト11にアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に限らず、ラックシャフト13にアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置などにも適用可能である。
θp…転舵角、θp*…転舵角指令値、Δθp…偏差、Ta1…第1アシス成分、Ta2…第2アシスト成分、Tas…アシスト指令値、Th…操舵トルク、1…操舵機構、2…アシスト機構、3…モータ制御装置(制御部)、15…転舵輪、20…モータ、40…アシスト指令値演算部、41…基本アシスト成分演算部、42…転舵角指令値演算部、43…転舵角フィードバック制御部。

Claims (2)

  1. モータのアシストトルクを車両の操舵機構に付与するアシスト機構と、
    前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操舵機構に付与される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する基本アシスト成分演算部と、
    前記操舵機構に付与される操舵トルクを含む入力情報に応じた理想的な転舵輪の転舵角をモデル化した理想モデルに基づき転舵角指令値を演算する転舵角指令値演算部と、
    前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させる転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する転舵角フィードバック制御部と、
    前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部と、を有し、
    前記転舵輪の転舵角と前記転舵角指令値との偏差が許容範囲から外れたとき、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分を除去するとともに、前記転舵角フィードバック制御系における収束性を高めるように前記理想モデルを変更することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記理想モデルが、前記操舵トルク及び前記第1アシスト成分の加算値を、前記転舵角に比例するばね項、及び前記転舵角の1階時間微分値に比例する粘性項を含む複数項の加算値として表した理想モデルからなり、
    前記理想モデルの変更が、前記ばね項の比例定数及び前記粘性項の比例定数の少なくとも一方を変更することにより行われる
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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