JP5994480B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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    • B62D6/008Control of feed-back to the steering input member, e.g. simulating road feel in steer-by-wire applications

Description

本発明は、運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置に関する。
車両の操舵機構にモータの動力を付与することにより運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置が知られている。従来、この種の電動パワーステアリング装置としては特許文献1に記載の装置がある。
特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置は、操舵角に基づき目標操舵トルクを定める第1の規範モデル、及び操舵トルクに基づき操舵系の目標舵角(目標転舵角)を定める第2の規範モデルを備えている。これら両規範モデル(理想モデル)に基づいてモータの駆動が制御される。すなわち、目標操舵トルクに実操舵トルクを追従させるべくトルクフィードバック制御を実行して得られる第1アシスト成分によって、操舵トルクを常に最適な値にすることができる。また目標転舵角に実転舵角を追従させる転舵角フィードバック制御を実行して得られる第2アシスト成分によって、転舵輪からの逆入力振動を打ち消すこともできる。
特許第4453012号公報
ところで車両走行の際、転舵輪には路面状態に応じた振動が生じ、この振動が操舵機構を介してステアリングホイールに伝達される。よって運転者はステアリングホイールを把持している手に伝わる振動により路面状態(ロードインフォメーション)を把握することができる。しかしながら特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、路面状態に応じて操舵機構に発生する振動も抑制されてしまうため、運転者は路面状態に対応する操舵感(手応え感)を得ることができない。このことが操舵感の悪化を招く一つの要因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操舵感が向上する電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置は、モータから車両の操舵機構にアシストトルクを付与するアシスト機構と、前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部を備え、前記アシスト指令値演算部は、前記操舵機構に伝達される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する第1アシスト成分演算部と、転舵輪の転舵角の目標値となる転舵角指令値を前記第1アシスト成分及び前記操舵トルクに基づき演算する転舵角指令値演算部と、前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させるべく、前記転舵輪の転舵角と前記転舵角指令値との偏差に基づく転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する第2アシスト成分演算部と、車速が遅くなるほど、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を実質的に小さく調整する調整部と、を有し、前記アシスト指令値演算部は、前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算し、前記第1アシスト成分演算部は、前記調整部により前記第2アシスト成分が調整されている場合には、前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分演算することを要旨とする。
同構成によれば、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値が小さくなるように調整部により調整されると、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクが小さくなる。
例えば、直進制動時などに生ずる逆入力振動は車速とともに増大するため、車両が高速で走行している場合には車両走行の安定性を確保するために逆入力振動を抑制することが望ましい。その点、上記構成によれば、車速が遅くなるほど、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値が小さくなるため、転舵輪からの逆入力がアシストトルクによって打ち消されず、ロードインフォメーションとして運転者に伝達され易くなる。また車速が速くなるほど、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分の絶対値が大きくなるため、転舵輪からの逆入力振動は、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクによって打ち消され、車両走行の安定性を的確に確保することができる。
これにより転舵輪からの逆入力を必要な分だけ打ち消し、残りをロードインフォメーションとして運転者に伝達することができる。しかし第2アシスト成分の調整を行うと制御系全体の安定性が変化するため、制御系に自励振動が発生するおそれがある。これに対し、上記構成では、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分が調整部により調整されている場合には、制御系の安定性を確保するために、第2アシスト成分の調整度合いに応じて第1アシスト成分を設定することとしている。これにより、アシスト指令値に含まれる第2アシスト成分を調整した場合であっても制御系の安定性を確保することができ、制御系の自励振動を防止することができる。その結果、操舵感が向上する。
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置では、請求項2に記載の発明のように、前記第1アシスト成分演算部は、前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分を演算する複数の演算部を有し、前記複数の演算部でそれぞれ演算されるアシスト成分に基づき前記第1アシスト成分を演算する、といった構成を採用することが有効である。これにより請求項2の発明は、第2アシスト成分の調整度合いに応じて、複数の演算部でそれぞれ演算されるアシスト成分を適宜選択又は組み合わせることにより、制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分を設定することができる。
請求項2に記載の電動パワーステアリング装置では、請求項3に記載の発明のように、前記第1アシスト成分演算部は前記複数の演算部として、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分が調整されていない場合に制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分である一次成分を演算する第1演算部と、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分が零に調整されている場合に制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分である二次成分を演算する第2演算部と、を有し、前記一次成分及び前記二次成分に基づき前記第1アシスト成分を演算する、といった構成を採用することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、前記第1アシスト成分演算部は、前記一次成分及び前記二次成分を前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて線形補完することにより前記第1アシスト成分を演算することを要旨とする。
同構成によれば、第1アシスト成分が一次成分から二次成分までの範囲でリニアに変化するため、第2アシスト成分の調整度合いの変化に対する第1アシスト成分の急激な変動を抑制することができる。これによりアシストトルクの急変が抑制され、操舵感が向上する。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、操舵感が向上する。
本発明の電動パワーステアリング装置の一実施形態についてその構成を示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示す制御ブロック図。 操舵トルク、車速、及び第1アシストトルク成分の関係を示すグラフ。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのロードインフォメーション補償部の構成を示す制御ブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてその基本アシストトルク演算部の構成を示す制御ブロック図。
以下、本発明の電動パワーステアリング装置を具体化した一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づき転舵輪15を転舵させる操舵機構1、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構2を備えている。
操舵機構1は、ステアリングホイール10と一体となって回転するステアリングシャフト11を備えている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール10の中心に連結されたコラムシャフト11a、コラムシャフト11aの下端部に連結されたインターミディエイトシャフト11b、及びインターミディエイトシャフト11bの下端部に連結されたピニオンシャフト11cからなる。ピニオンシャフト11cの下端部にはラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13が連結されている。これにより運転者のステアリング操作に伴いステアリングシャフト11が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構12を介してラックシャフト13の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト13の往復直線運動が、その両端に連結されたタイロッド14を介して転舵輪15に伝達されることにより転舵輪15の転舵角θpが変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構2は、コラムシャフト11aにアシストトルクを付与するモータ20を備えている。モータ20は三相交流モータからなる。このモータ20の回転がギア機構21を介してコラムシャフト11aに伝達されることによりステアリングシャフト11にモータトルクが付与され、ステアリング操作が補助される。
また、この電動パワーステアリング装置には、ステアリングホイール10の操作量や車両の状態量を検出する各種センサが設けられている。例えばコラムシャフト11aには、運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト11に付与されるトルク(操舵トルク)Thを検出するトルクセンサ4が設けられている。車両には、その走行速度Vを検出する車速センサ5が設けられている。モータ20には、その回転角θmを検出する回転角センサ6が設けられている。これらのセンサの出力はモータ制御装置(制御部)3に取り込まれている。モータ制御装置3は各センサの出力に基づいてモータ20の駆動を制御する。
図2に示すようにモータ制御装置3は、車載バッテリなどの電源(電源電圧「+Vcc」)から供給される直流電流を三相(U相、V相、W相)の交流電流に変換するインバータ回路30、及びインバータ回路30をPWM(パルス幅変調)駆動するマイコン31を備えている。
インバータ回路30は、マイコン31からのPWM駆動信号に基づいて、電源から供給される直流電流を三相交流電流に変換する。この三相交流電流は給電線WLを介してモータ20に供給される。
給電線WLには、同給電線WLを流れる各相電流値Iを検出する電流センサ32が設けられている。電流センサ32の出力はマイコン31に取り込まれている。
マイコン31にはトルクセンサ4、車速センサ5、及び回転角センサ6のそれぞれの出力も取り込まれている。マイコン31は、各センサにより検出される操舵トルクTh、車速V、モータ回転角θm、及び各相電流値Iに基づいてPWM駆動信号を生成する。そしてマイコン31は、このPWM駆動信号をインバータ回路30に出力することでインバータ回路30をPWM駆動し、モータ20の駆動を制御する。
次に図3の制御ブロックを参照してマイコン31によるモータ20の駆動制御について詳述する。
図3に示すように、マイコン31は、操舵トルクTh、車速V、及びモータ回転角θmに基づいてアシスト指令値Tasを演算するアシスト指令値演算部40を備えている。
アシスト指令値演算部40は、操舵トルクTh及び車速Vに基づいてアシスト指令値Tasの基礎成分である第1アシスト成分Ta1を演算する基本アシスト成分演算部(第1アシスト成分演算部)41を備えている。基本アシスト成分演算部41は、例えば図4に示すように操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど第1アシスト成分Ta1の絶対値をより大きい値に設定する。基本アシスト成分演算部41は、図4に示すようなマップを用いて第1アシスト成分Ta1を演算する。
図3に示すようにアシスト指令値演算部40は、基本アシスト成分演算部41で演算された第1アシスト成分Ta1の値から補正値Tkを減算する補正を行い、補正後の第1アシスト成分Ta1’を転舵角指令値演算部42に入力する。
転舵角指令値演算部42には、補正後の第1アシスト成分Ta1’の他、操舵トルクThの情報も入力される。転舵角指令値演算部42は補正後の第1アシスト成分Ta1’と操舵トルクThとを加算して駆動トルクを求め、求めた駆動トルクから理想モデルに基づいて転舵角指令値θp*を演算する。転舵角指令値θp*は転舵角θpの目標値である。理想モデルは基本駆動トルクに応じた理想的な転舵角を予め実験などによりモデル化したものである。転舵角指令値演算部42は、演算した転舵角指令値θp*を転舵角フィードバック制御部43に出力する。
一方、図1に示すようにモータ20はギア機構21を介してコラムシャフト11aに連結されているため、モータ回転角θmとステアリングシャフト11の回転角との間には相関関係がある。そのためモータ回転角θmと転舵輪15の転舵角θpとの間にも相関関係がある。図3に示すようにアシスト指令値演算部40は、こうした相関関係を利用してモータ回転角θmから転舵輪15の転舵角θpを演算する転舵角演算部44を備えている。転舵角演算部44は、演算した転舵角θpを転舵角フィードバック制御部43に出力する。
転舵角フィードバック制御部43は、転舵角θpを転舵角指令値θp*に一致させるべく、それらの偏差に基づくフィードバック制御を行い、第2アシスト成分Ta2を生成する。このように本実施形態では転舵角フィードバック制御部43が第2アシスト成分演算部となっている。
アシスト指令値演算部40は補正後の第1アシスト成分Ta1’に第2アシスト成分Ta2を加算することでアシスト指令値Tasを演算し、このアシスト指令値Tasを電流指令値演算部50に出力する。
電流指令値演算部50はアシスト指令値Tasに基づいてd/q座標系におけるq軸上の電流指令値Iq*を演算し、この電流指令値Iq*をPWM駆動信号生成部60に出力する。なお本実施形態においてd軸上の電流指令値Id*は「0」とされており、電流指令値演算部50は、この電流指令値Id*もPWM駆動信号生成部60に出力する。
PWM駆動信号生成部60には電流指令値演算部50からの電流指令値Id*,Iq*の他、各相電流値I及びモータ回転角θmの情報も入力される。PWM駆動信号生成部60はモータ回転角θmを用いて各相電流値Iをd/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換する。そしてd軸電流値が電流指令値Id*となり、q軸電流値が電流指令値Iq*となるように、それらの偏差に基づくフィードバック制御を行い、PWM駆動信号を生成する。これにより上記インバータ回路30がPWM駆動し、モータ20からアシストトルクがステアリングシャフト11に付与され、ステアリング操作を補助するアシスト制御が実行される。
このような構成によれば、転舵角フィードバック制御により生成される第2アシスト成分Ta2がアシスト指令値Tasに含まれるため、転舵輪15の転舵角θpが転舵角指令値θp*に追従するように制御される。この転舵角フィードバック制御により転舵輪15の転舵角θpが転舵角指令値θp*に維持されるため、外乱に起因する操舵機構1の振動を的確に抑制することができる。また理想モデルを適宜調整することにより、搭載車両の実際の特性によらず、任意の特性を制御により形成することができる。すなわち所望の操舵感を実現することができる。
上記のように転舵角フィードバック制御を行った場合、転舵輪15からの逆入力を効果的に打ち消すことができる。しかし運転者は、操舵機構1を介してステアリングホイール10に伝達される逆入力から路面状態や転舵輪15のグリップ力等、走行中の車両に関する多くのロードインフォメーションを取得する。このため転舵輪15からの逆入力を全て打ち消してしまうと、運転者はロードインフォメーションをステアリングホイール10から得ることができず、操舵感の悪化を招くおそれがある。また直進制動時に生ずる逆入力振動は車速Vとともに増大するため、車両が高速で走行している場合には車両走行の安定性を確保するために逆入力振動を抑制することが望ましい。
そこで本実施形態では、車両が低速走行している際に、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さく調整する。具体的には第1アシスト成分Ta1から補正値Tkを減算することにより、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を実質的に調整する。以下その詳細を説明する。
図3に示すようにアシスト指令値演算部40は、第2アシスト成分Ta2及び車速Vに基づいて補正値Tkを演算するロードインフォメーション補償部45を備えている。
図5に示すようにロードインフォメーション補償部45は、車速Vに基づいてゲインKを演算するゲイン演算部45aを備えている。ゲイン演算部45aは、図中に示すように、車速Vが「0≦V<V1」の範囲である低速走行時にはゲインKを「1」に設定する。また車速Vが「V1≦V<V2」の範囲である中速走行時には車速Vが速くなるほどゲインKを「1」から「0」の範囲でリニアに減少させる。さらに車速Vが「V2≦V」の範囲である高速走行時にはゲインKを「0」に設定する。
ロードインフォメーション補償部45は、ゲイン演算部45aで演算されるゲインKを第2アシスト成分Ta2に乗算することで補正値Tkを演算する。これにより補正値Tk、補正後の第1アシスト成分Ta1’、及びアシスト指令値Tasは車速Vに応じて以下の(a1)〜(a3)に示すように算出される。
(a1)車速Vが「0≦V<V1」を満たす低速走行時。この場合、ゲインKが「1」に設定されるため、補正値Tkは第2アシスト成分Ta2と同一の値となる。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1−Ta2」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1」となる。
(a2)車速Vが「V1≦V<V2」を満たす中速走行時。この場合、ゲインKが「1≧K>0」の範囲で変化するため、補正値Tkは「Ta2≧Tk>0」の範囲で変化する。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1−K・Ta2」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1+(1−K)Ta2」となる。
(a3)車速Vが「V2≦V」を満たす高速走行時。この場合、ゲインKが「0」に設定されるため、補正値Tkは「0」となる。このため補正後の第1アシスト成分Ta1’は「Ta1」となる。よってアシスト指令値Tasは「Ta1+Ta2」となる。
このように本実施形態では、ゲインKが「0」から「1」の範囲で設定されると、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分は実質的に(1−K)・Ta2に調整される。すなわちゲインKは第2アシスト成分Ta2の調整度合いを表すものとなっている。なおゲインKが「0」に設定されているとき、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の調整は行われない。またゲインKが「1」に設定されているとき、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分が全て除去される。このようにロードインフォメーション補償部45は、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を車速Vに応じて小さくする調整部となっている。
そして本実施形態では低速走行時に、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が完全に除去されるため、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用しなくなる。よって転舵輪15からの逆入力が打ち消されることなく運転者に伝達されるため、運転者はロードインフォメーションを取得することができる。一方、車速Vが速くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が大きくなり、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクがステアリングシャフト11に作用するようになる。特に車速Vが速度V2以上となる高速走行時には、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクによって転舵輪15からの逆入力を打ち消すことができる。これにより高速走行時における車両走行の安定性を的確に確保することができる。
ところで、このようにアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の調整を行うと、制御系の特性が変化するため、制御系の安定性が確保できなくなるおそれがある。詳しくは、ゲインKが「0」に設定されているとき、すなわち転舵角フィードバック制御が制限されていないときに安定性が確保できるように制御系が設計されていたとする。この場合、ゲインKが例えば「1」に変更されると、アシスト指令値Tasから第2アシスト成分Ta2が完全に除去されて、制御系の特性及び安定性が変化してしまう。これにより制御系が不安定になり、運転者の操舵感に自動振動による違和感が生じる懸念がある。これを踏まえ、本実施形態では基本アシスト成分演算部41が図6に示すように構成されている。
図6に示すように基本アシスト成分演算部41は、第1アシスト成分Ta1の演算が可能な2つの演算部41a,41bを備えている。第1演算部41aは、図4に示すようなマップを用いて操舵トルクTh及び車速Vから一次成分Ta1aを演算する。一次成分Ta1aは、ゲインKが「0」に設定されている場合、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が調整されていない場合に制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分である。また第2演算部41bは、図4に示すようなマップを用いて操舵トルクTh及び車速Vから二次成分Ta1bを演算する。二次成分Ta1bは、ゲインKが「1」に設定されている場合、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が実質的に「0」となるように設定されている場合に制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分である。なお第1演算部41aのマップ及び第2演算部41bのマップはそれぞれ、予め実験等により適当なものが準備される。演算された一次成分Ta1a及び二次成分Ta1bは合成部41cに入力される。
合成部41cには、ロードインフォメーション補償部45からゲインKの情報も入力される。合成部41cは、以下の式(1)により一次成分Ta1a及び二次成分Ta1bをゲインKに基づいて線形補完することにより第1アシスト成分Ta1を演算する。
Ta1=Ta1a+(Ta1b−Ta1a)×K・・・(1)
次に本実施形態の作用を説明する。
本実施形態ではゲインKが「0」に設定されている場合、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が調整されていない場合には、一次成分Ta1aが第1アシスト成分Ta1として用いられる。またゲインKが「1」に設定されている場合、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が実質的に「0」になるように調整されている場合には、二次成分Ta1bが第1アシスト成分Ta1として用いられる。よって、いずれの場合でも制御系の安定性を確保することができ、制御系の自励振動を抑制することができる。その結果、操舵感が向上する。
またゲインKが「0」から「1」の範囲で変化した場合、第1アシスト成分Ta1が一次成分Ta1aから二次成分Ta1bまでの範囲でリニアに変化するため、第1アシスト成分Ta1の急激な変動を抑制することができる。これによりアシストトルクの急変が抑制されるため、操舵感が向上する。
以上説明したように本実施形態の電動パワーステアリング装置によれば以下のような効果が得られる。
(1)アシスト指令値演算部40には、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を小さく調整するロードインフォメーション補償部45を設けた。これにより運転者は路面状態に応じた操舵感を得ることができるため、操舵感が向上する。
(2)アシスト指令値演算部40には、ゲインKが「0」に設定されているとき、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が調整されていないときに制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1である一次成分Ta1aを演算する第1演算部41aを設けた。またアシスト指令値演算部40には、ゲインKが「1」に設定されているとき、すなわちアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が実質的に「0」に調整されているときに制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1である二次成分Ta1bを演算する第2演算部41bを設けた。そしてアシスト指令値演算部40では、2つの演算部41a,41bでそれぞれ演算される一次成分Ta1a及び二次成分Ta1bに基づき第1アシスト成分Ta1を演算することとした。これにより、制御系の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1を設定することができる。
(3)アシスト指令値演算部40では、2つの演算部41a,41bでそれぞれ演算される一次成分Ta1a及び二次成分Ta1bをゲインKに応じて、すなわち第2アシスト成分Ta2の調整度合いに応じて線形補完することにより第1アシスト成分Ta1を演算することとした。これにより第2アシスト成分Ta2の調整度合いの変化に対する第1アシスト成分Ta1の急激な変動を抑制することができるため、操舵感が向上する。
(4)ロードインフォメーション補償部45では、車速Vが遅くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さく調整することとした。これにより車速Vが遅くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値が小さくなるため、転舵輪15からの逆入力がアシストトルクによって打ち消されず、ロードインフォメーションとして運転者に伝達され易くなる。また車速Vが速くなるほど、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値が大きくなるため、転舵輪15からの逆入力振動は、転舵角フィードバック制御に起因するアシストトルクによって打ち消され、車両走行の安定性を的確に確保することができる。
なお上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では車速Vに応じてゲインKを変更したが、制動時には、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2が小さくなりすぎないようにゲインKを「1」に近づけることが望ましい。制動時には、ノイズとして認識され易い比較的周波数の高い振動が発生するが、上記のように転舵角フィードバック制御の実行による振動抑制作用を有効に機能させることにより、ノイズとなる逆入力振動を効果的に抑制できる。またゲインKを「1」にしなければ、運転者はロードインフォメーションを得ることも可能である。
・上記実施形態では車速Vに基づいてゲインKを設定したが、これに代えて例えば運転者が手動でゲインKを設定できるようにしてもよい。これによりアシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2を運転者が手動で調整することが可能となるため、運転者が車両の操舵感を任意に調整することができるようになる。よって、運転者にとって望ましい操舵感を実現することが可能となる。要は、ゲインKを可変設定することにより、アシスト指令値Tasに含まれる第2アシスト成分Ta2の絶対値を小さく調整できるものであればよい。
・上記実施形態では合成部41cにおいて式(1)に基づいて第1アシスト成分Ta1を演算したが、これに代えて、例えば以下の(b1),(b2)に示すように第1アシスト成分Ta1を演算してもよい。
(b1)ゲインKが「0≦K<0.5」を満たすとき、第1演算部41aで演算される一次成分Ta1aを第1アシスト成分Ta1として用いる。
(b2)ゲインKが「0.5≦K≦1」を満たすとき、第2演算部41bで演算される二次成分Ta1bを第1アシスト成分Ta1として用いる。
このような構成であっても制御系に自励振動が発生し難くなるため、操舵感が向上する。
・上記実施形態では第1アシスト成分Ta1の設定をゲインKを用いて行ったが、ゲインKを用いずに第1アシスト成分Ta1を設定してもよい。詳しくは、第1アシスト成分Ta1をまず、第1演算部41aで演算される一次成分Ta1aに設定する。そして第1アシスト成分Ta1を一次成分Ta1aに設定しているときに制御系の自励振動を検知したとき、第1アシスト成分Ta1を、第2演算部41bで演算される二次成分Ta1bに切り替える。また第1アシスト成分Ta1を二次成分Ta1bに設定しているときに制御系の自励振動を検出したとき、第1アシスト成分Ta1を一次成分Ta1aに戻す。このような構成であっても制御系の自励振動を抑制できるため、操舵感が向上する。要は、ゲインKを利用するか否かにかかわらず、2つの演算部41a,41bで演算される一次成分Ta1a及び二次成分Ta1bに基づいて第1アシスト成分Ta1を演算するものであればよい。
・上記実施形態では、ゲインKが「0」及び「1」に設定されているときにアシスト制御の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1を演算する2つの演算部41a,41bを設けた。これに代えて、例えばゲインKが「0」、「0.5」、及び「1」に設定されているときにアシスト制御の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1をそれぞれ演算する3つの演算部を設け、それら演算部で演算されるアシスト成分に基づいて第1アシスト成分Ta1の演算を行ってもよい。またゲインKが「0.5」及び「1」に設定されているときにアシスト制御の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1を演算する2つの演算部を設け、それら演算部により演算されるアシスト成分に基づいて第1アシスト成分Ta1の演算を行ってもよい。いずれの構成であってもアシスト制御の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1を演算することができる。要は、ゲインKの複数の設定値に対してアシスト制御の安定性を確保可能な第1アシスト成分Ta1を演算する演算部を複数設け、それら演算部で演算されるアシスト成分に基づいて第1アシスト成分Ta1を演算するものであればよい。
・上記実施形態では、ゲインKを「0」から「1」の範囲で設定したが、例えばゲインKを「0.5」から「1」の範囲で設定してもよい。
・理想モデルは適宜変更可能である。例えば操舵トルクThのみに基づいて転舵角指令値θp*を設定する理想モデルなどを用いてもよい。
・転舵角指令値演算部42は理想モデルを用いて転舵角指令値θp*を演算するものに限らない。例えば基本アシスト成分演算部41のように、マップ演算により転舵角指令値θp*を演算するものであってもよい。
・トルクセンサ4は操舵トルクThを検出可能であれば、例えばインターミディエイトシャフト11bやピニオンシャフト11cなどの操舵機構1の適宜の場所に設けてもよい。
・上記実施形態では、転舵輪15の転舵角θpを検出するセンサとして回転角センサ6及び転舵角演算部44を用いたが、本発明はこのような構成に限定されない。例えばステアリングシャフト11の回転角を検出するセンサや、転舵輪15の転舵角θpを直接検出するセンサなどを用いてもよい。
・転舵角フィードバック制御は、例えばインターミディエイトシャフト11bの回転角やピニオンシャフト11cの回転角など、転舵角θpに換算可能な適宜の回転軸の回転角を利用して行ってもよい。
・基本アシスト成分演算部41では、操舵トルクTh及び車速Vに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定したが、例えば操舵トルクThのみに基づいて第1アシスト成分Ta1を設定してもよい。また操舵トルクThに対する第1アシスト成分Ta1の変化勾配(アシスト勾配)に基づいてトルクセンサ4の検出操舵トルクThの位相を変化させる、いわゆる位相補償制御を実行してもよい。さらに第1アシスト成分Ta1の微分値が大きいほど第1アシスト成分Ta1を大きくする、いわゆるトルク微分制御を実行してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、コラムシャフト11aにアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に適用した。これに変えて、例えばピニオンシャフト11cにアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置や、ラックシャフト13にアシストトルクを付与する電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよい。
Ta1…第1アシスト成分Ta1、Ta1a…一次成分,Ta1b…二次成分、Ta2…第2アシスト成分、Tas…アシスト指令値、Th…操舵トルク、V…車速、θp…転舵角、θp*…転舵角指令値、1…操舵機構、2…アシスト機構、3…モータ制御装置(制御部)、15…転舵輪、20…モータ、40…アシスト指令値演算部、41…基本アシスト成分演算部(第1アシスト成分演算部)、41a…第1演算部、41b…第2演算部、42…転舵角指令値演算部、43…転舵角フィードバック制御部(第2アシスト成分演算部)、45…ロードインフォメーション補償部(調整部)。

Claims (4)

  1. モータから車両の操舵機構にアシストトルクを付与するアシスト機構と、
    前記モータの駆動をアシスト指令値に基づき制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記アシスト指令値を演算するアシスト指令値演算部を備え、
    前記アシスト指令値演算部は、
    前記操舵機構に伝達される操舵トルクに基づいて第1アシスト成分を演算する第1アシスト成分演算部と、
    転舵輪の転舵角の目標値となる転舵角指令値を前記第1アシスト成分及び前記操舵トルクに基づき演算する転舵角指令値演算部と、
    前記転舵輪の転舵角を前記転舵角指令値に一致させるべく、前記転舵輪の転舵角と前記転舵角指令値との偏差に基づく転舵角フィードバック制御の実行により第2アシスト成分を演算する第2アシスト成分演算部と、
    車速が遅くなるほど、前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分の絶対値を実質的に小さく調整する調整部と、
    を有し、
    前記アシスト指令値演算部は、前記第1アシスト成分に前記第2アシスト成分を加算した値を基礎として前記アシスト指令値を演算し、
    前記第1アシスト成分演算部は、前記調整部により前記第2アシスト成分が調整されている場合には、前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分演算する
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記第1アシスト成分演算部は、
    前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分を演算する複数の演算部を有し、
    前記複数の演算部でそれぞれ演算されるアシスト成分に基づき前記第1アシスト成分を演算する
    請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記第1アシスト成分演算部は前記複数の演算部として、
    前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分が調整されていない場合に制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分である一次成分を演算する第1演算部と、
    前記アシスト指令値に含まれる前記第2アシスト成分が零に調整されている場合に制御系の安定性を確保可能な前記第1アシスト成分である二次成分を演算する第2演算部と、を有し、
    前記一次成分及び前記二次成分に基づき前記第1アシスト成分を演算する
    請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記第1アシスト成分演算部は、
    前記一次成分及び前記二次成分を前記第2アシスト成分の調整度合いに応じて線形補完することにより前記第1アシスト成分を演算する
    請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
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