JP2014121994A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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慶 土谷
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/02Seating or securing beads on rims
    • B60C15/024Bead contour, e.g. lips, grooves, or ribs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】リムフィット性を高める。
【解決手段】タイヤ10は、縦断面視において、タイヤ幅方向Hに傾斜して延在するリムベース部と、タイヤ径方向Kの外側に向けて凸となるように湾曲し、リムベース部にタイヤ幅方向Hの外側から連結するリムフランジ部と、が備えられた15°深底リムに組み付けられ、リムベース部にタイヤ径方向Kの内側から支持されるビードベース部13が、縦断面視において、ビードヒール15を通りタイヤ幅方向Hに平行に延在するビードベースラインBLに対して傾斜する傾斜角度γは17°未満であり、リムフランジ部にタイヤ幅方向Hの外側から支持されるビード背面部14に、タイヤ周方向に延在する周方向溝16が形成され、タイヤ10が15°深底リムに組み付けられたリム組み状態で、周方向溝16の内面16aは、リムフランジ部のうち、縦断面視においてタイヤ径方向Kの外側に向けて凸となる湾曲部分に圧接される。
【選択図】図2

Description

本発明は、15°深底リムに組み付けられる重荷重用空気入りタイヤに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような空気入りタイヤが知られている。
特開平9−164821号公報
ところで、前記従来の空気入りタイヤでは、この空気入りタイヤがリムに組み付けられたリム組み状態において、空気入りタイヤをリムに対して高精度に位置決めし、かつ空気入りタイヤのリムに対する位置を安定に保持することで、リムフィット性を高めることついて、改善の余地がある。
なおリムフィット性を高めると、ユニフォミティーを向上させて振動、騒音について改善することができる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、リムフィット性を高めることができる重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る重荷重用空気入りタイヤは、タイヤ幅方向に沿う縦断面視において、タイヤ幅方向に傾斜して延在するリムベース部と、タイヤ径方向の外側に向けて凸となるように湾曲し、前記リムベース部にタイヤ幅方向の外側から連結するリムフランジ部と、が備えられた15°深底リムに組み付けられる重荷重用空気入りタイヤであって、前記リムベース部にタイヤ径方向の内側から支持されるビードベース部が、前記縦断面視において、ビードヒールを通りタイヤ幅方向に平行に延在するビードベースラインに対して傾斜する傾斜角度は、17°未満であり、前記リムフランジ部にタイヤ幅方向の外側から支持されるビード背面部には、タイヤ周方向に延在する周方向溝が形成され、この重荷重用空気入りタイヤが前記15°深底リムに組み付けられたリム組み状態で、前記周方向溝の内面は、前記リムフランジ部のうち、前記縦断面視においてタイヤ径方向の外側に向けて凸となる湾曲部分に圧接されることを特徴とする。
本発明に係る重荷重用空気入りタイヤによれば、リムフィット性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤをリムに組み付けるときの様子を示す拡大縦断面図である。 図1に示す重荷重用空気入りタイヤの拡大縦断面図である。
以下、図1および図2を参照し、本発明の一実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤを説明する。
重荷重用空気入りタイヤ10は、15°深底リム20に組み付けられる。重荷重用空気入りタイヤ10は、15°深底リム20を介して図示しない車両に装着される。前記車両としては、例えばトラックやバスなどが挙げられる。
ここで15°深底リム20とは、「JATMA Year Book」に規定されている15°深底リムを指す。なお、この重荷重用空気入りタイヤ10が生産または使用される地域が日本国以外の地域の場合には、その地域に適用されている産業規格(例えば、アメリカ合衆国の「TRA Year Book」、欧州の「ETRTO Standard Manual」等)に規定されているもの(例えば15°DROP CENTER RIM、15°DROP−CENTRE RIMなど)を指す。
図1に示すように、15°深底リム(以下、単にリムという)20には、リムベース部21と、リムフランジ部22と、が備えられている。リムベース部21は、タイヤ幅方向Hに沿う縦断面視において、タイヤ幅方向Hに傾斜して延在している。リムフランジ部22は、タイヤ径方向Kの外側に向けて凸となるように湾曲している。リムフランジ部22は、リムベース部21にタイヤ幅方向Hの外側から連結しており、リムフランジ部22のタイヤ幅方向Hの内側の端部と、リムベース部21のタイヤ幅方向Hの外側の端部と、が互いに連結されている。リムベース部21とリムフランジ部22との連結部分は、前記縦断面視においてタイヤ幅方向Hの外側に向けて凹となる凹曲面状に形成されている。
重荷重用空気入りタイヤ(以下、単にタイヤという)10には、タイヤ周方向の全周にわたって延在するビード11が埋設されたビード部12が備えられている。ビード部12には、ビードベース部13と、ビード背面部14と、が形成されている。ビードベース部13は、リムベース部21にタイヤ径方向Kの内側から支持される。ビード背面部14は、リムフランジ部22にタイヤ幅方向Hの外側から支持される。
図2に示すように、タイヤ10がリム20に組み付けられる前の無負荷状態で、ビードベース部13およびビード背面部14は、前記縦断面視において実質的に直線状に形成されている。ビードベース部13とビード背面部14とは、ビードヒール15を介して連結されている。ビードヒール15は、前記縦断面視においてタイヤ幅方向Hの外側に向けて凸となる凸曲面状に形成されている。なお、各ビード部12にはP点が定義される。P点は、前記縦断面視において、ベース部13から真直に延長された仮想直線と、ビード背面部14上から真直に延長された仮想直線と、の交点とされる。
ビードベース部13が、前記縦断面視において、ビードヒール15を通りタイヤ幅方向Hに平行に延在するビードベースラインBLに対して傾斜する傾斜角度(以下、ビードベース傾斜角度という)γは、17°未満となっている。ビードベース傾斜角度γは、15°以上であってもよい。ここでビードベースラインBLは、無負荷状態のタイヤ10の一対のビード部12における一対の前記P点間の相対距離(タイヤ幅方向Hの距離)が、リム20の規格に規定された幅に合致するようにした装着姿勢において、前記P点を通りタイヤ幅方向Hに平行に延在するものとして定義される。
ビード背面部14には、タイヤ周方向に延在する周方向溝16が形成されている。周方向溝16は、タイヤ軸と同軸に配置され、タイヤ周方向の全周にわたって連続して延在している。周方向溝16の内面16aは、前記縦断面視において、タイヤ径方向Kの位置によらず曲率半径Rが同等とされた単一の曲線により構成されている。周方向溝16の内面16aの前記曲率半径Rは、10mm以上30mm以下である。周方向溝16の内面16aの前記曲率半径Rは、10mm以上30mm以下より狭い範囲内の値であってもよく、例えば15mmより大きく20mmより小さくてもよい。周方向溝16の内面16aとビード背面部14との連結部分は、前記縦断面視においてタイヤ幅方向Hの外側に向けて凸となる凸曲面状に形成されている。
またビードベースラインBLと、周方向溝16におけるタイヤ径方向Kの内側の端部と、のタイヤ径方向Kに沿った距離(以下、溝・ヒール間距離という)aは、3mm以上10mm以下である。溝・ヒール間距離aは、周方向溝16とビードヒール15との間のタイヤ径方向Kに沿った距離である。溝・ヒール間距離aは、3mm以上10mm以下より狭い範囲内の値であってもよく、例えば5mmより大きく7mmより小さくてもよい。溝・ヒール間距離aは、周方向溝16のタイヤ径方向Kに沿った大きさよりも大きくなっている。
そして本実施形態では、タイヤ10がリム20に組み付けられたリム組み状態で、周方向溝16の内面16aは、リムフランジ部22のうち、前記縦断面視においてタイヤ径方向Kの外側に向けて凸となる湾曲部分22aに圧接される。前記リム組み状態で、周方向溝16内には前記湾曲部分22aが嵌合される。
ここで前記リム組み状態では、このタイヤ10に、「JATMA Year Book」での適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧が充填され、かつ無負荷であるものとする。なお前記リム組み状態は、このタイヤ10が生産または使用される地域が日本国以外の地域の場合には、その地域に適用されている産業規格に準拠した状態でのものとする。
このタイヤ10をリム20に組み付けるときには、図1に示すように、タイヤ10をリム20に外装させた状態でタイヤ10に内圧を充填する。このとき、タイヤ10がタイヤ幅方向Hに拡幅し、タイヤ10のビードベース部13が、リム20のリムベース部21上をタイヤ幅方向Hの外側に向けて摺動しながら、タイヤ10のビード部12が、タイヤ幅方向Hの外側に向けて移動し、タイヤ10のビード背面部14が、リム20のリムフランジ部22にタイヤ幅方向Hの内側から突き当たる。すると、ビード背面部14がリムフランジ部22によりタイヤ幅方向Hの外側から支持されて、ビード部12のタイヤ幅方向Hの外側への更なる移動が規制されることから、タイヤ10の内圧により、タイヤ10のビード部12が、タイヤ径方向Kの内側から外側に向かうに従い漸次タイヤ幅方向Hの外側に向けて変形させられる。このとき、タイヤ10のビード部12のうち、周方向溝16が形成された部分(以下、溝形成部分という)もタイヤ幅方向Hの外側に向けて変形させられ、周方向溝16の内面16aが、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに圧接される。
以上説明したように、本実施形態に係るタイヤ10によれば、前記ビードベース傾斜角度γが17°未満となっているので、タイヤ10のビードベース部13と、リム20のリムベース部21と、の間の面圧を低く抑えることができる。したがって、ビードベース部13が、リムベース部21上をタイヤ幅方向Hの外側に向けて摺動するときに、ビードベース部13とリムベース部21との間の摩擦抵抗を低減することが可能になり、ビード部12を、タイヤ幅方向Hの外側に向けて円滑に移動させることができる。これにより、タイヤ10のビード部12を、リムベース部21におけるタイヤ幅方向Hの外側の端部まで確実に移動させた状態で、タイヤ10のビード背面部14を、リム20のリムフランジ部22にタイヤ幅方向Hの内側から突き当てることが可能になり、リムベース部21に対してビード部12を高精度に位置決めすることができる。
すなわち、前記ビードベース傾斜角度が17°以上の場合、タイヤのビードベース部と、リムのリムベース部と、の間の面圧が高く、ビードベース部とリムベース部との間の摩擦抵抗が高くなり過ぎ、タイヤのビード部が、リムベース部におけるタイヤ幅方向の外側の端部まで移動しないおそれがある。
また前記リム組み状態で、周方向溝16の内面16aが、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに圧接されるので、ビード背面部14のうち、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに圧接する部分と、タイヤ軸と、の間のタイヤ径方向Kに沿った距離を、タイヤ周方向の位置によらず同等し易くすることができる。これにより、タイヤ10とリム20とを精度良く同軸に配置して、タイヤ10がリム20に対して偏心するのを抑制することが可能になり、タイヤ10をリム20に対して高精度に位置決めすることができる。
なお例えば、タイヤのビード背面部に周方向溝が形成されておらず、ビード背面部が、前記縦断面視において直線状、またはタイヤ幅方向の外側に向けて凸となる曲線状に形成されている場合などには、ビード背面部のうち、リムフランジ部の前記湾曲部分に圧接する部分と、タイヤ軸と、の間のタイヤ径方向に沿った距離が、タイヤ周方向の位置によって大きくばらつくおそれがある。
さらに前記リム組み状態で、周方向溝16の内面16aが、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに圧接されるので、ビード背面部14とリムフランジ部22との間の接触面積を増大させることができる。これにより、前記リム組み状態でのビード背面部14とリムフランジ部22との間の接触抵抗を高めることが可能になり、タイヤ10のリム20に対する位置を安定に保持することもできる。
以上より、このタイヤ10によれば、前記リム組み状態で、タイヤ10をリム20に対して高精度に位置決めし、かつこのタイヤ10のリム20に対する位置を安定に保持することが可能になり、リムフィット性を高めることができる。そしてこのように、リムフィット性を高めることで、ユニフォミティーを向上させて振動、騒音について改善することもできる。
さらに、前記ビードベース傾斜角度γが17°未満となっているので、前記ビードベース傾斜角度γが17°以上の場合に比べて、前記リム組み状態でのタイヤ10のビードベース部13とリム20のリムベース部21との接触面積を低減することができる。したがって、ビードベース部13とリムベース部21との接触部分において、単位面積当たりに作用する接触圧を高めることが可能になり、エアシール性を向上させることもできる。
また、前記溝・ヒール間距離aが3mm以上10mm以下なので、前記リム組み状態で、周方向溝16の内面16aを、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに精度良く位置決めした状態で、強く圧接させ易くすることができる。
すなわち、前記溝・ヒール間距離が3mmよりも小さい場合、ビード部の溝形成部分が、タイヤ径方向の内側に位置し過ぎることから、前記リム組み状態であってもタイヤ幅方向に変形し難く、周方向溝の内面を、リムフランジ部の前記湾曲部分に強く圧接させることが困難になるおそれがある。また、前記溝・ヒール間距離が10mmよりも大きい場合、ビード部の溝形成部分が、タイヤ径方向の外側に位置し過ぎることから、前記リム組み状態でタイヤ幅方向に過度に変形して、周方向溝の内面を、リムフランジ部の前記湾曲部分に精度良く位置決めすることが困難になるおそれがある。
さらに、周方向溝16の内面16aの前記曲率半径Rが、10mm以上30mm以下なので、周方向溝16の内面16aを、タイヤ10をリム20に対して確実に高精度に位置決めしつつ、リムフランジ部22の前記湾曲部分22aに強く圧接させ易くすることができる。
すなわち、周方向溝の内面における前記曲率半径が、10mmよりも小さい場合、前記縦断面視において周方向溝の内面がなす曲線の曲率が大きくなり過ぎることから、周方向溝の内面を、リムフランジ部の前記湾曲部分に強く圧接させることが困難になるおそれがある。また、周方向溝の内面における前記曲率半径が、30mmよりも大きい場合、前記縦断面視において周方向溝の内面がなす曲線の曲率が小さくなり過ぎ、前記縦断面視において直線状に近くなることから、ビード背面部のうち、リムフランジ部の前記湾曲部分に圧接する部分と、タイヤ軸と、の間のタイヤ径方向に沿った距離が、タイヤ周方向の位置によってばらつくおそれがある。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、以上説明した作用効果について、2種類の検証試験を実施した。
第1の検証試験では、リムフィット性について検証し、第2の検証試験では、ユニフォミティーについて検証した。
第1の検証試験では、比較例および実施例の2種類のタイヤを準備した。これらの比較例および実施例の各タイヤのサイズは、いずれも295/75R22.5とした。各タイヤのトレッド部にはそれぞれ、このタイヤをタイヤ径方向から見たタイヤ平面視において直線状に延在する周方向主溝を、タイヤ幅方向に間隔をあけて4本形成した。
比較例のタイヤでは、前記ビードベース傾斜角度を21.5°とした。比較例のタイヤでは、ビード背面部に周方向溝を形成せずに、ビード背面部を、前記縦断面視においてタイヤ幅方向の外側に向けて凸となる曲線状に形成した。実施例のタイヤには、図2に示すタイヤを採用した。実施例のタイヤでは、前記ビードベース傾斜角度を16.5°とし、周方向溝の内面の前記曲率半径を16mmとし、前記溝・ヒール間距離を5mmとした。
そして、これらの比較例および実施例の各タイヤを、同サイズのリムに組みつけ、各タイヤに同等の内圧を充填した。リムのサイズは、8.25×22.5とした。タイヤの内圧は、アメリカ合衆国の「TRA Year Book」に準拠するものとした。
その後、比較例および実施例それぞれについて、前記リム組み状態で、リムフランジ部におけるタイヤ径方向の外側の端部から、タイヤの第2リムラインまで、前記縦断面視におけるタイヤの外面に沿った距離(以下、評価距離という)を測定した。評価距離は、各タイヤにおいて、タイヤ周方向に間隔をあけた8箇所で測定した。そして、各タイヤについて測定された8箇所分の評価距離のうちの最大値と最小値との差分を、リムフィット性の評価指標とした。評価指標の値が小さいほど、リムフィット性が高いことを表す。
比較例および実施例それぞれについて、リムフィット性の評価指標を6本のタイヤで求めてこれらの平均値を算出したところ、比較例の評価指標を100とした場合、実施例の評価指標は57となり、実施例では、比較例に比べて、リムフィット性が高められたことが確認された。
次に、第2の検証試験について説明する。
第2の検証試験では、第1の検証試験の比較例および実施例の各タイヤを、第1の検証試験と同様にリムに組み付けた。
そして比較例および実施例の各タイヤについて、ユニフォミティー評価試験機によりRFVを測定した。このとき、比較例および実施例の各タイヤには同等の試験荷重を付与し、同等の速度で走行させた。試験荷重の大きさは、このサイズのタイヤについて予め実施した市場調査の結果に基づいて設定した。市場調査は、このサイズのタイヤに付与される荷重の大きさについてのもので、この調査結果における荷重の大きさの中心値を、試験荷重の大きさとした。タイヤの速度は、70km/hで一定とした。
その結果、比較例のRFVは120Nであるのに対し、実施例のRFVは100Nであり、実施例では、比較例に比べて、ユニフォミティーが向上されていることが確認された。
10 重荷重用空気入りタイヤ
13 ビードベース部
14 ビード背面部
15 ビードヒール
16 周方向溝
16a 内面
20 深底リム
21 リムベース部
22 リムフランジ部
22a 湾曲部分
a 距離
BL ビードベースライン
H タイヤ幅方向
K タイヤ径方向
R 曲率半径
γ 傾斜角度

Claims (3)

  1. タイヤ幅方向に沿う縦断面視において、タイヤ幅方向に傾斜して延在するリムベース部と、タイヤ径方向の外側に向けて凸となるように湾曲し、前記リムベース部にタイヤ幅方向の外側から連結するリムフランジ部と、が備えられた15°深底リムに組み付けられる重荷重用空気入りタイヤであって、
    前記リムベース部にタイヤ径方向の内側から支持されるビードベース部が、前記縦断面視において、ビードヒールを通りタイヤ幅方向に平行に延在するビードベースラインに対して傾斜する傾斜角度は、17°未満であり、
    前記リムフランジ部にタイヤ幅方向の外側から支持されるビード背面部には、タイヤ周方向に延在する周方向溝が形成され、
    この重荷重用空気入りタイヤが前記15°深底リムに組み付けられたリム組み状態で、前記周方向溝の内面は、前記リムフランジ部のうち、前記縦断面視においてタイヤ径方向の外側に向けて凸となる湾曲部分に圧接されることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤであって、
    前記ビードベースラインと、前記周方向溝におけるタイヤ径方向の内側の端部と、のタイヤ径方向に沿った距離は、3mm以上10mm以下であることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載の重荷重用空気入りタイヤであって、
    前記周方向溝の内面は、前記縦断面視において、タイヤ径方向の位置によらず曲率半径が同等とされた単一の曲線により構成され、
    前記周方向溝の内面の前記曲率半径は、10mm以上30mm以下であることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104354540A (zh) * 2014-10-13 2015-02-18 王友善 一种全钢丝三角胶外置的无内胎子午线轮胎
JP2015212112A (ja) * 2014-05-02 2015-11-26 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US20210339578A1 (en) * 2020-04-30 2021-11-04 Toyo Tire Corporation Pneumatic tire

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