JP2014121242A - ステッピングモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付けるだけで、ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合を強固に行なうことができるステッピングモータを提供する。
【解決手段】バンド500により、フロントプレート210とエンドプレート310が軸方向の前後からステータを挟んだ構造を有し、バンド500は、逃げ部314,315の部分で弾性変形しており、この弾性変形により、アーム部501,502には、バンド結合部211,217をバンド500の方向に引っ張る張力が作用している。
【選択図】図4

Description

本発明は、ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合の構造に特徴のあるステッピングモータに関する。
ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合の構造に関する従来技術として、特許文献1〜5に記載の技術が知られている。
実公昭49−46003号公報 実公昭61−22473号公報 特開平11−275848号公報 特開2011−125160号公報 特開2011−135661号公報
従来の構造では、溶接、接着、カシメ等の方法で部材を固定する必要があり、製造コストの点でより改善が求められている。このような背景において、本発明は、組み付けるだけで、ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合を強固に行なうことができるステッピングモータを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1のプレートと第2のプレートによって軸方向の前後からステータを挟んだ構造を有し、前記第1のプレートは、複数のバンド結合部を備え、前記第2のプレートの前記第1のプレートと対向する側と反対側には、バンド部が接触し、前記複数のバンド結合部は、前記ステータの側面に位置し、前記第2のプレートの側に延在すると共に、外側に係合部を備え、前記バンド部は、前記第1のプレートの方向に延在すると共に前記複数のバンド結合部のそれぞれにおける前記係合部に係合する複数のアーム部を備え、前記複数のアーム部の前記係合部への係合により、前記第2のプレートと前記ステータを間に挟んだ状態で、前記第1のプレートと結合しており、前記バンド部は弾性変形しており、この弾性変形により、前記複数のアーム部には、前記バンド結合部を前記バンド部の方向に引っ張る力が作用していることを特徴とするステッピングモータである。
請求項1に記載の発明によれば、軸方向において、第1のプレート、ステータ、第2のプレートと重ねた状態で、バンド部を第2のプレート側から装着し、バンド結合部にアーム部を係合させることで、第1のプレートとバンド部との間にステータと第2のプレートを挟んだ状態でこれら部材が結合する。この構造によれば、バンド部のアーム部を第1のプレートの係合部に係合させることで、上記各部材の結合の状態が固定される。このため、各部品を組み付け、その後にバンド部を組み付けるだけで、ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合を行なうことができる。更に、アーム部の弾性変形が元に戻ろうとする反発力により、第1のプレートと第2のプレートが軸方向の前後からステータを挟む力が作用し、第1のプレートと第2のプレートによって軸方向の前後からステータを挟んだ構造がより強固なものとなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2のプレートには、前記バンド部の前記弾性変形を許容するための逃げ部が設けられていることを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、バンド部の弾性変形が許容される逃げ部が用意されることで、バンド部の弾性変形を効果的に発生させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記バンド部は、前記第2のプレートの前記第1のプレートに対向する側と反対側の面に接触する第1の部分と、該第1の部分の外縁から軸方向に延在する前記複数のアーム部とを有し、前記複数のアーム部と前記第1の部分との境界部分に対向する前記第2のプレートの縁の部分は、
面が後退した形状を有し、当該後退した形状の部分が前記逃げ部として構成されていることを特徴とする。請求項3に記載の発明によれば、バンド部の弾性変形を効果的に発生させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ステータと前記第1のプレート、および前記ステータと前記第2のプレートとは凸部と凹部を嵌合させることで位置決めが行われていることを特徴とする。ここで、凹部は、凸部が嵌る窪みを有していれば良く、裏側に貫通した孔であってよいし、底のある窪んだ形状であってもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記バンド部と前記バンド結合部の一方に爪部が設けられ、前記バンド部と前記バンド結合部の他方に前記爪部が引っ掛かる引っ掛かり部が設けられていることを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、爪部を引っ掛かり部に引っ掛けることで、バンド部がバンド結合部に係合し、第1のプレート、ステータ、第2のプレートの結合が行なわれる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記爪部における前記引っ掛かり部に接触する部分は、周方向から見た断面の形状が、軸中心から遠い部分が軸方向に張り出した形状を有することを特徴とする。請求項6に記載の発明によれば、軸方向に張り出した形状の部分が、引っ掛かり部の外れ止めとして機能し、爪部と引っ掛かり部との係合状態が解除され難い構造を得ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、前記爪部における前記引っ掛かり部に接触する部分は、周方向から見た断面の形状が軸方向に窪んだ形状を有することを特徴とする。請求請7に記載の発明によれば、窪んだ形状に引っ掛かり部が引っ掛かることで、引っ掛かった係合状態が解除され難い構造が得られる。窪んだ形状としては、V型、凹型、U型を横にした形状等を挙げることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の発明において、前記複数のアーム部は弾性変形が可能な材料により構成されており、前記複数のアーム部を弾性変形させることで、前記バンド結合部に係合させた状態から前記バンド部を取り外すことが可能であることを特徴とする。請求項8に記載の発明によれば、バンド部を取り外すことで、第1のプレート、ステータ、第2のプレートの結合を解除し、各部品をばらすことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発明において、前記ステータが筒形状を有し、筒形状の前記ステータの内側に回転自在な状態で収められたロータを備え、前記ロータと前記第1のプレートの間、および前記ロータと前記第2のプレートの間にゴムワッシャが配置されていることを特徴とする。請求項9に記載の発明によれば、ゴムワッシャにより、ロータの第1のプレートおよび第2のプレートに対する軸方向のガタによる衝撃が吸収される。また、このゴムワッシャにより衝撃が吸収されることで、回転時の音の発生や外部からの衝撃による異音の発生が抑えられる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発明において、複数の前記係合部および複数の前記アーム部が、軸方向から見て等角な位置に配置されていることを特徴とする。請求項10に記載の発明によれば、係合部とアーム部との係合による固定の構造がより安定する。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の発明において、前記第1のプレートの端面を基板に接触させることで当該基板への取り付けを行なう構造を有し、前記係合部が前記第1のプレートの端面から前記第2のプレートの側に離れた位置にあり、前記複数のアーム部の先端が前記第1のプレートの端面に届かない位置にあることを特徴とする。請求項11に記載の発明によれば、第1のプレートを基板に接触させての当該ステッピングモータの基板への固定の構造において、係合部とアーム部の先端が基板と干渉しない。また、係合部へのアーム部の係合が当該ステッピングモータの側面で行なわれるので、基板があることで、係合状態の解除操作が制約されない。
本発明によれば、組み付けるだけで、ステータとフロントおよびエンドプレートとの結合を強固に行なうことができるステッピングモータが得られる。
実施形態のステッピングモータの断面図である。 実施形態のステッピングモータの斜視図である。 実施形態のステッピングモータの分解斜視図である。 実施形態のステッピングモータの分解斜視図である。 実施形態のロータの斜視図である。 バンドが弾性変形する状態を概念的に示す概念図である。 実施形態のエンドプレートの斜視図である。 実施形態のエンドプレートの斜視図(A)および(B)である。 実施形態のバンドの斜視図(A)と上面図(B)である。 実施形態のバンドの斜視図(A)と上面図(B)である。 変形例の概念図である。
(全体の構成)
図1〜図4には、実施形態のステッピングモータ100が示されている。ステッピングモータ100は、クローポール型のステッピングモータである。図4に示すように、ステッピングモータ100は、ステータ側の構造であるフロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300を軸方向で結合した構造を有している。そして、フロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300を軸方向で結合した構造体の内側に、図5に示すロータ400が回転自在な状態で収められている。
(フロント側ステータアッシー200の構造)
図4に示すように、フロント側ステータアッシー200は、フロントプレート210、外側ステータ220、ボビン230、内側ステータ240により構成されている。フロントプレート210は、フロント側のハウジングを構成する略円板形状の部材であり、射出成形された樹脂により構成されている。フロントプレート210は、略円板形状の外縁の部分から軸方向に延在したバンド結合部211を有している。バンド結合部211は、爪部212を備えている。また、軸を挟んだ反対側にもバンド結合部211と同様の構造のバンド結合部217が設けられている。バンド結合部211は、後述するバンド500と結合する。バンド結合部211がバンド500と結合することで、フロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300の軸方向における結合の状態が固定化される。
フロントプレート210は、端子部213を有している。端子部213には、4本の金属性の端子ピン214が埋め込まれている。端子ピン214は、図示しない基板に接続される端部214aと、ステータコイル231,331からの配線が接続された端子233,333に接触する端部214bを有している。また、フロントプレート210は、端子部218を有している。端子部218には、2本の端子ピン219が埋め込まれている。
フロントプレート210には、ボス215が複数設けられている。ボス215は、後述する外側ステータ220の側に突出した凸部であり、また2種類の形状のものが複数配置されている。ボス215が外側ステータ220の円環部221に設けられた孔部224に嵌合することで、フロントプレート210と外側ステータ220との軸方向における結合が行なわれ、また、両者が相対的に軸回りに回らないようにする回り止めの構造が得られている。孔部224は、裏側に貫通した孔であり、凸部であるボス215が嵌合する凹部として機能する。よって、孔部224は、底のある窪みであってもよい。これは、他の孔部についても同じである。
図1〜図3に示すように、フロントプレート210には、軸方向に複数の割り(スリット)が形成された基板固定用ボス216が設けられている。基板固定用ボス216は、図示しない基板の孔に圧入されることで、ステッピングモータ100を図示しない基板に固定する。なお、基板固定用ボス216を用いて図示しない基板にステッピングモータ100を固定した際に、当該基板に4本の端子ピン214の端部214aが接触し、この4本の端子ピン214が半田によって当該基板上の配線パターンに接続される。また、2本の端子ピン219も同様に当該基板に接続される。なお、符合218は、基板への位置決めを行なう位置決めピンである。位置決めピン218が基板側に設けられた位置決め孔に嵌合することで、ステッピングモータ100の基板に対する位置決めが行われる。
外側ステータ220は、磁路が形成されるステータとして機能する部分であり、電磁軟鉄あるいは圧延鋼板などの磁性材料により構成されている。外側ステータ220は、平たい板状の形状の円環部221、円環部221の外縁から軸方向に延在した円筒形状の外筒部222、円環部221の内周側の縁から軸方向に延在し、周方向に沿って間隔をおいて複数が配置された極歯223を備えている。
ボビン230は、樹脂製であり、ステータコイル231が巻回されている。ステータコイル231が巻回されたボビン230は、外側ステータ220の外筒部222と複数の極歯223の間のドーナツ状の空間(円環状の空間)に配置されている。ボビン230は、2箇所の端子部232を備えている。端子部232のそれぞれには、ステータコイル231の巻線の端部が絡げられ接続される金属製の端子233が埋め込まれている。この2本の端子233に、4本の端子214の中の2本における端部214bのそれぞれが接触する。
内側ステータ240は、外側ステータ220と同じ材質であり、平たい板状の形状の円環部241、円環部241の内周側の縁から軸方向に延在し、周方向に沿って間隔をおいて複数が配置された極歯243を備えている。円環部241の外縁は、外側ステータ220の外筒部222の内周面に接触している。外側ステータ220を構成する外筒部222の縁の部分の内側には、円環部241の外縁が接触する段差部222aが設けられており、外筒部222に円環部241が嵌め込まれ、外筒部222の内周面と円環部241の外縁が確実に接触する構造が得られている。
ボビン230を間に挟んで外側ステータ220に内側ステータ240を組み付けた状態において、極歯223,243は、ボビン230の内側(軸中心側)に位置し、隙間を有した状態で互い違いに噛み合った位置関係を有している。また、内側ステータ240の円環部241には、孔部244が設けられ、この孔部244には、エンド側ステータアッシー300のボス344(図3ではその裏側が見えている)が嵌合する。孔部244にボス344が嵌合することで、フロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300との軸方向における結合が行なわれ、また、両者が相対的に軸回りに回らないようにする回り止めの構造が得られている。なお、孔部244の軸を挟んだ反対側の位置には、ボス245が設けられている。ボス245は、エンド側ステータアッシー300側の孔部345に嵌合する。
(エンド側ステータアッシー300の構造)
図4に示すように、エンド側ステータアッシー300は、エンドプレート310、外側ステータ320、ボビン330、内側ステータ340により構成されている。ここで、外側ステータ320は、外側ステータ220と同じ部品であり、軸方向における向きを外側ステータ220と逆向きとした状態で用いられている。ボビン330は、ボビン230と同じ部品であり、軸方向における向きをボビン230と逆向きとした状態で用いられている。内側ステータ340は、内側ステータ240と同じ部品であり、軸方向における向きを内側ステータ240と逆向きとした状態で用いられている。
図7には、エンドプレート310が示されている。エンドプレート310は、フロント側のハウジングを構成する略円板形状の部材であり、射出成形された樹脂により構成されている。エンドプレート310の中心には、ボス313が設けられ、ボス313の中央には、シャフト403が貫通する孔が設けられている。エンドプレート310は、バンド500のアーム部501に内側から接触するバンド接触部311を有している。バンド接触部311は、アーム部501に内側から接触し、組み立てた後にアーム部501が変形し、アーム部501がフロントプレート210から外れないようにアーム部501を内側から支える。バンド接触部311と軸を挟んだ反対側にも同様な機能を有するバンド接触部312が設けられている。また、エンドプレート310には、外側ステータ320に設けられた孔部324に嵌合する図示されていないボス部が設けられている。
エンドプレート310の外縁から軸方向にバンド接触部311,312が延在する角の部分、言い換えるとバンドバンド接触部311,312の根元の部分の外側の角の部分に逃げ部314,315が設けられている。逃げ部314と315は、その部分でバンド500がエンドプレート310およびバンド接触部311,312と接触しないようにする空間として設けられている。
すなわち、バンド500は、エンドプレート310のフロントプレート210に対向する側と反対側の面に接触する符合500aで示される背面部分と、この背面部分500aの外縁から軸方向に延在するアーム部501,502を有している。そして、アーム部501,502と背面部分500aとの境界部分に対向するエンドプレート310の縁の部分には、面が後退した形状を有し、当該後退した形状の部分が逃げ部314,315として構成されている。この逃げ部314,315の部分において、バンド500の背面部500aとアーム部501,502の境界付近がエンドプレート310の外縁から少し距離をおいた状態となり、後述するバンド500の弾性変形が可能となる。すなわち、逃げ部314,315の部分では、バンド500の背面部500aとアーム部501,502が共にエンドプレート310に接触せず、バンド500の背面部500aとアーム部501,502との間に隙間が形成されている。
外側ステータ320は、平たい板状の形状の円環部321、円環部321の外縁から軸方向に延在した円筒形状の外筒部322、円環部321の内周側の縁から軸方向に延在し、周方向に沿って間隔をおいて複数が配置された極歯323を備えている。
ボビン330は、樹脂製であり、ステータコイル331が巻回されている。ステータコイル331が巻回されたボビン330は、外側ステータ320の外筒部322と複数の極歯323の間の空間に配置されている。ボビン330は、2箇所の端子部332を備えている。端子部332のそれぞれには、ステータコイル331の巻線の端部が絡げられ接続される金属製の端子333が埋め込まれている。この2本の端子333に、端子214の内の2本における端部214bのそれぞれが接触する。
内側ステータ340は、外側ステータ320と同じ材質であり、平たい板状の形状の円環部341、円環部341の内周側の縁から軸方向に延在し、周方向に沿って間隔をおいて複数が配置された極歯343を備えている。円環部341の外縁は、外側ステータ320の外筒部322の内周面に接触している。外側ステータ320を構成する外筒部322の縁の部分の内側には、円環部341の外縁が接触する符号222aと同様な段差部が設けられている。
間にボビン330を挟み外側ステータ320に内側ステータ340を組み付けた状態において、極歯323,343は、ボビン330の内側に位置し、隙間を有した状態で互い違いに噛み合った位置関係を有している。また、内側ステータ340の円環部341には、ボス344(図4ではその裏側が見えている),孔部345が設けられている。ボス344は、フロント側ステータアッシー200の孔部244に嵌合し、孔部345には、フロント側ステータアッシー200のボス245が嵌合する。
(バンド)
バンド500は、バネ性を有する金属材料で構成された概略コの字形状の部材である。バンド500は、エンドプレート310のフロントプレート210に対向する側と反対側の面(背面)に接触する背面部分500aと、背面部分の外縁から軸方向に延在するアーム部501,502とを有している。バンド500の背面部分500aには、孔部505が設けられている。孔部505は、エンドプレート310のボス313に嵌合する。バンド500は、軸方向に延在するアーム部501,502を両側に備えている。アーム部501には、矩形の孔部503が設けられている。孔部503には、フロントプレート210が備えるバンド結合部211の爪部212が引っ掛かり、これによりバンド結合部211とアーム部501が係合する。同様に、アーム部502は、矩形の孔部504が設けられている。孔部504には、フロントプレート210のバンド結合部217の図では隠れている爪部が引っ掛かり係合する。
ここで、バンド結合部211の孔部503への係合、およびバンド結合部217の孔部504への係合がきつく行われるように、各部の寸法が調整されている。すなわち、上記の係合時にアーム部501,502に張力が加わるように各部の寸法が調整されている。こうすることで、アーム部501,502がフロントプレート210を強く引き寄せる付勢力が作用し、バンド500とフロントプレート210との間にステータを構成する各部材が挟まれ一体化された構造をより強固なものとしている。すなわち、この構造においては、アーム部501,502がバンド結合部211,217の方向に引っ張られることで、逃げ部314,315の部分でバンド500が少し撓み、その弾性力によってアーム部501,502がバンド結合部211,217をバンド500の方向に引っ張る力が発生する。この張力により、フロントプレート210とエンドプレート310が複数の部材を間に挟んだ状態で、互いに軸方向で付勢され、強く結合した状態となる。この結合の力は、バンド500の弾性変形が元に戻ろうとする反発力に起因するので、緩みが生じがたい状態とできる。
図2に示す結合した状態において、エンドプレート310の側から見て(つまり図4の視点)、アーム部501,502の先端がフロントプレート210の端面(露出面)に至らない位置にあり、またアーム部501のバンド結合部211に対する係合部分もフロントプレート210の端面(露出面)に至らない位置にある。すなわち、フロントプレート210の端面(露出面)からエンドプレート310の方向に離れた位置に、アーム部501,502の先端の位置、およびアーム部501のバンド結合部211に対する係合部分の位置がある。これは、バンド結合部217の側においても同じである。
軸方向から見たアーム部501,502とバンド結合部211,217の角度位置は、等角な位置(この場合は、180°の角度位置)とされている。軸方向から見たアーム部501,502とバンド結合部211,217の角度位置を等角な位置とすることで、バンド500を用いた固定の構造を安定したものとできる。なお、係合が行われる位置の数は、2箇所に限定されず、3箇所以上であってもよい。例えば、アーム部とバンド結合部を3箇所に設ける構造の場合、軸方向から見た角度位置を120°毎の位置とすることが好ましい。
(ロータ)
図5には、ロータ400が示されている。ロータ400は、円筒形状のロータマグネット401を備えている。ロータマグネット401は、ロータ部材402の外周に固定され、周方向にNSNSと交互に着磁がされた磁極の構造を有している。ロータ400(ロータ部材402)の軸中心には、回転軸となるシャフト403が固定されている。図1に示すように、シャフト403は、フロントプレート210とエンドプレート310に設けられた孔に通され、その内周面に直接接触することで回転自在な状態で軸受されている。なお、シャフトを転がり軸受等の軸受装置を介して、フロントプレート210とエンドプレート310に回転自在な状態で保持することも可能である。
シャフト403には、ゴム製の円筒形状を有するゴムワッシャ404,405が装着されている。ゴムワッシャ404は、ロータ400とフロントプレート210との間に位置し、ゴムワッシャ405は、ロータ400とエンドプレート310との間に位置している。ゴムワッシャ404,405により、ロータ400における軸方向のガタによる衝撃が吸収される。
(組み立て手順の一例)
以下、ステッピングモータ100を組み立てる手順の一例を説明する。まず、図4に示すように、予めボビン230にステータコイル231を巻回しておき、端子233への絡げ配線も行なっておく。これは、ボビン330についても同じである。そして、フロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300を組み立てる。
まず、外側ステータ220と内側ステータ240とを、間にボビン230を挟んだ状態で軸方向において結合させる。次いで、外側ステータ220とフロントプレート210とを軸方向で結合させる。この際、孔部224にボス215を嵌合させ、軸回りにおける外側ステータ220(および内側ステータ240)とフロントプレート210との位置合わせを行い、且つ、軸回りにおける回り止めの構造を得る。こうして、フロント側ステータアッシー200を得る。
また、外側ステータ320と内側ステータ340とを、間にボビン330を挟んだ状態で軸方向において結合させる。次いで、外側ステータ320とエンドプレート310とを軸方向で結合させる。この際、孔部324にエンドプレート310側の図示されないボスを嵌合させ、軸回りにおける外側ステータ320(および内側ステータ340)とエンドプレート310との位置合わせを行い、且つ、軸回りにおける回り止めの構造を得る。こうして、エンド側ステータアッシー300を得る。
次に、ロータ400を内側に納めた状態で、フロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300を軸方向で接触させる。この際、孔部244にボス344を嵌合させ、且つ、孔部345にボス245を嵌合させる(図4参照)。こうして、軸回りにおけるフロント側ステータアッシー200とエンド側ステータアッシー300との位置合わせを行い、且つ、軸回りにおける回り止めの構造を得る。そして、図3に示すように、バンド500をエンド側ステータアッシー300の側から装着し、孔部503の内側の縁に爪部212を引っ掛けて係合させる。同様の係合は、孔部504においても行なわれる。この際、逃げ部314,315の部分でバンド500を少し弾性変形させる。こうして、バンド500がフロントプレート210に固定され、バンド500とフロントプレート210との間にステータを構成する各部材が挟まれ一体化された構造が得られる。
(優位性)
以上述べたように、ステッピングモータ100は、第1のプレートであるフロントプレート210と第2のプレートであるエンドプレート310によって軸方向の前後からステータを挟んだ構造を有している。この例において、ステータは、外側ステータ220、ボビン230、内側ステータ240、外側ステータ320、ボビン330、および内側ステータ340により構成されている。フロントプレート210は、バンド結合部211,217を備え、エンドプレート310のフロントプレート210と対向する側と反対側には、バンド500が接触し、バンド結合部211,217は、ステータの側面に位置し、エンドプレート310の側に延在すると共に、外側に係合部である爪部(例えば符合212)を備えている。バンド500は、フロントプレート210の方向に延在すると共にバンド結合部211,217のそれぞれにおける爪部に係合するアーム部501,502を備え、アーム部501,502の爪部(例えば、符合212)への係合により、エンドプレート310とステータを間に挟んだ状態で、フロントプレート210と結合している。バンド500は、逃げ部314,315の部分で弾性変形しており、この弾性変形により、アーム部501,502には、バンド結合部211,217をバンド500の方向に引っ張る張力が作用している。
この構造によれば、各部材を組み付け、最終的にバンド500を装着することで、各部材が一体化され、図1および図2に示す構造が得られる。この際、溶接による固定の作業やカシメによる固定の作業は必要とされず、部材同士を接触させ結合させた状態で、その状態が最終的にバンド500の装着により固定される。このため、作業が簡素化され、また溶接やカシメを行なうための工作装置が必要とされない。特に、バンド500の構造が簡素であるので、高い精度で確実に組立が可能な構造が得られる。
また、エンドプレート310に逃げ部314,315を設けることで、バンド500が緩み難い構造が得られる。以下、この点について説明する。図6(A)には、実施形態のステッピングモータ100の概念図が示されている。図6(B)には、図6(A)における破線で囲った部分aを拡大したものが示されている。
上述したように、バンド結合部211の孔部503への係合、およびバンド結合部217の孔部504への係合がきつく行われるように、各部の寸法が調整されている。しがって、組み立てた状態において、アーム部501,502に図6における紙面下の方向への張力が加わる。ここで、逃げ部314,315が設けられているので、上記の張力により、バンド500の符合610の部分が図示するように弾性変形する。これは、逃げ部315の部分においても同じである。なお、図6(B)の符合610の部分には、バンド500の弾性変形の様子が誇張して示されている。
バンド500に、符合610で示す弾性変形が生じることで、アーム部501が図6の上の方向(矢印611の向き)に引っ張られる力が発生し、それにより爪部212を介してフロントプレート210がバンド500により図の上の方向に引き寄せられ付勢された状態が得られる。つまり、符合610の部分で生じるバンド500の弾性変形により、フロントプレート210とエンドプレート310が軸方向において付勢されて結合した状態が得られる。
仮に、逃げ部314,315が設けられていないとすると、バンド500が変形する余裕がないので、バンド結合部211,217の孔部503,504への係合が困難となったり、また、無理に係合を行わせようとした場合にアーム部501,502が外側に開いてしまったり、あるいは一旦係合できたとしても、その後にアーム部501,502が開き、係合状態が解除されてしまったりする不具合が生じる虞がある。これに対して、逃げ部314,315を設けた場合、バンド500が弾性変形することに起因して発生する負勢力によって、フロントプレート210とエンドプレート310の結合に緩みが生じがたい構造が得られる。
また、本実施形態によれば、図4に示すように、孔部にボスを嵌合させることで、位置決めと回り止めの構造が得られるので、部品を順次組み付けるだけの簡単な作業でありながら、各部品間の位置関係を正確に決めることができる。また、バンド500はバネ性を有しており、一旦組み立てた後で、バンド500を外すことが可能である。バンド500を外すことで、接触しているだけの各部材を外すことができ、部品の交換やリサイクルが容易となる。例えば、基板にステッピングモータ100を取り付けた状態において、バンド500を外し、ロータ400を取り出すことができる。このロータ400を取り外すことが可能な構造により、OA、FA、車載に限らずあらゆる用途で、分解、リワーク、リサイクルが可能となる。
また、ステッピングモータ100は、基板に直接取り付けることができるので、省スペース化が可能となる。また、ゴムワッシャ404,405を採用することにより軸方向におけるガタによる衝撃が吸収される。
また、爪部212が、円環部210の端面から軸方向に離れた位置に設けられているので、円環部210を基板に押し付け接触させた状態において、爪部212およびバンド500のアーム部501,502が基板上の電子部品と干渉しない構造が得られ、基板上における実装部品のスペースを確保することができる。また、エンドプレート側から見て、アーム部501,502の先端がフロントプレート210の端面(露出面)に至らない位置にあるので、フロントプレート210を基板に押し付けた状態において、アーム部501のバンド結合部211に対する係合を解除でき、バンド500を外すことができる。
(変形例)
図8(A)には、エンドプレート310の他の例が示されている。図8(A)に示す例では、中心近くに隆起部316を設け、その外側(径方向外側)を一段低くした円環状の逃げ部349としている。また、ボス318,319を配置し、その部分でバンド500を支えるようにしている。この例においても、上述した実施形態の場合と同様なバンド500の変形が可能であり、同様な効果を得ることができる。
図8(B)には、エンドプレート310の他の例が示されている。図8(B)に示す例では、図8(A)の隆起部316の外径を更に大きくした隆起部350を設け、際外周の部分を一段低くした円環状の逃げ部351としている。この例においても、上述した実施形態の場合と同様なバンド500の変形が可能であり、同様な効果を得ることができる。
図9(A)および(B)には、バンド500において、R形状に折り曲げた屈曲部510,511を設けた例が示されている。この場合、屈曲部510,511がない場合に比較して、アーム部501,502の軸方向への変位を許容するバンド500の変形範囲が大きく確保できる。また、弾性変形に起因するアーム部501,502のフロントプレート210を引き寄せる力が作用する方向が、より高い精度で軸方向に沿う方向となるので、フロントプレート210とエンドプレート310の結合を更に強固にできる。この構造の場合、屈曲部510,511を設けることで、エンドプレート310側に逃げ部314,315を設けなくても組み付けた状態におけるバンド500の弾性変形が可能となる余裕が確保される。
図10(A)および(B)には、バンド500において、背面部分500aの両側をフロントプレート210から離れる方向に折り曲げた折り曲げ部512,513とした場合の例が示されている。この場合も折り曲げ部512,513がない場合に比較して、アーム部501,502の軸方向への変位を許容するバンド500の変形範囲が大きく確保できる。また、この構造の場合も、エンドプレート310側に逃げ部314,315を設けなくても組み付けた状態におけるバンド500の弾性変形が可能となる余裕が確保される。
(その他)
外側ステータ220,320にバンド結合部211,217およびバンド接触部311,312が嵌る切欠き部があっても良い。エンドプレート310のボス313,314を孔部506,506に嵌め込んだ後で、バンド500にボス313,314を溶着してもよい。図示する例において、バンド500は、2点でフロントプレート210と係合し、固定されるが、同様な係合構造を3点以上の部分で行なう構造も可能である。エンドプレート310側のバンド接触部311,312に爪部を配置し、バンドをフロント側から装着することで、全体の固定を行なう構造も可能である。また、バンド500のアーム部501,502の内側に爪部を設け、バンド結合部211,217の側にこの爪部が引っ掛かる部分を設ける構造も可能である。
以下、爪部212のバリエーションについて説明する。図11には、周方向から見た爪部とアーム部との係合状態が概念的に示されている。図11(A)〜(C)には、爪部212におけるアーム部501の孔部503の縁503aと接触する部分をテーパー形状部601とした場合の例が示されている。テーパー形状部601は、周方向から見た断面の形状がバンド500の方向に向かって軸中心から離れる方向に傾斜する形状を有している。この構造によれば、図11(B)と図11(C)に記載されているように、アキシャル方向の積み重ね部品公差の影響があっても、それがテーパー形状部601によって吸収され、ガタの発生が抑えられる。すなわち、アキシャル方向の積み重ね部品公差に起因して、図11(B)の状態となっても、あるいは図11(C)の状態となっても、テーパー形状部601が斜面であるので、爪部212に孔部503が引っかかった係合状態を維持することができる。
図11(D)には、図11(A)〜(C)におけるテーパー形状部601の軸中心から最も離れた部分に軸方向に張り出した返し部602を設けた構造の例である。返し部602があることで、爪部212に孔部503が引っかかった係合状態が解除され難い構造が得られる。
図11(E)には、返し部603を設けた例が示されている。返し部603は、返し部602よりも軸方向への突出長が長く設定されている。図11(F)には、アキシャル方向の積み重ね部品公差に起因して、図11(E)の状態からアーム部501の先端がバンド結合部211から少し浮いた状態が示されている。このような場合であっても、テーパー形状部601の斜面にそってアーム部501の先端が移動することで、図11(F)に示すように、爪部212と孔部503との係合状態が維持される。
図11(G)には、爪部212に軸方向に窪んだ窪み部604を設けた例が示されている。この場合、窪み部604にアーム部501の先端が引っ掛かって係合する。この構造も爪部212と孔部503との係合状態が解除され難い構造となる。なお、図11(D)および(E)の場合も返し部602,603を設けることで、その下の部分に窪み部が形成された構造と捉えることができる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
本発明は、ステッピングモータに利用することができる。
100…ステッピングモータ、200…フロント側ステータアッシー、210…フロントプレート、211…バンド結合部、212…爪部、213…端子部、214…端子ピン、214a…端子ピンの端部、214b…端子ピンの端部、215…ボス、216…基板固定用ボス、217…バンド結合部、218…端子部、219…端子ピン、220…外側ステータ、221…円環部、222…外筒部、222a…段差部、223…極歯、224…孔部、230…ボビン、231…ステータコイル、232…端子部、233…端子、240…内側ステータ、241…円環部、243…極歯、244…孔部、245…ボス、300…エンド側ステータアッシー、310…エンドプレート、311…バンド接触部、312…バンド接触部、313…ボス、314…逃げ部、315…逃げ部、316…隆起部、318…ボス、319…ボス、320…外側ステータ、321…円環部、322…外筒部、322a…段差部、323…極歯、324…孔部、330…ボビン、331…ステータコイル、332…端子部、333…端子、340…内側ステータ、341…円環部、343…極歯、344…ボス、345…孔部、349…逃げ部、350…隆起部、351…逃げ部、400…ロータ、401…ロータマグネット、402…ロータ部材、403…シャフト、404…ゴムワッシャ、405…ゴムワッシャ、500…バンド、500a…背面部分、501…アーム部、502…アーム部、503…孔部、504…孔部、505…孔部、506…孔部、512…折り曲げ部、513…折り曲げ部、600…プリント基板、601…テーパー形状部、602…返し部、603…返し部、604…窪み部。

Claims (11)

  1. 第1のプレートと第2のプレートによって軸方向の前後からステータを挟んだ構造を有し、
    前記第1のプレートは、複数のバンド結合部を備え、
    前記第2のプレートの前記第1のプレートと対向する側と反対側には、バンド部が接触し、
    前記複数のバンド結合部は、前記ステータの側面に位置し、前記第2のプレートの側に延在すると共に、外側に係合部を備え、
    前記バンド部は、前記第1のプレートの方向に延在すると共に前記複数のバンド結合部のそれぞれにおける前記係合部に係合する複数のアーム部を備え、前記複数のアーム部の前記係合部への係合により、前記第2のプレートと前記ステータを間に挟んだ状態で、前記第1のプレートと結合しており、
    前記バンド部は弾性変形しており、この弾性変形により、前記複数のアーム部には、前記バンド結合部を前記バンド部の方向に引っ張る力が作用していることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記第2のプレートには、前記バンド部の前記弾性変形を許容するための逃げ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記バンド部は、前記第2のプレートの前記第1のプレートに対向する側と反対側の面に接触する第1の部分と、該第1の部分の外縁から軸方向に延在する前記複数のアーム部とを有し、
    前記複数のアーム部と前記第1の部分との境界部分に対向する前記第2のプレートの縁の部分は、面が後退した形状を有し、当該後退した形状の部分が前記逃げ部として構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記ステータと前記第1のプレート、および前記ステータと前記第2のプレートとは凸部と凹部を嵌合させることで位置決めが行われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  5. 前記バンド部と前記バンド結合部の一方に爪部が設けられ、前記バンド部と前記バンド結合部の他方に前記爪部が引っ掛かる引っ掛かり部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  6. 前記爪部における前記引っ掛かり部に接触する部分は、周方向から見た断面の形状が、軸中心から遠い部分が軸方向に張り出した形状を有することを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ。
  7. 前記爪部における前記引っ掛かり部に接触する部分は、周方向から見た断面の形状が軸方向に窪んだ形状を有することを特徴とする請求項5または6に記載のステッピングモータ。
  8. 前記複数のアーム部は弾性変形が可能な材料により構成されており、前記複数のアーム部を弾性変形させることで、前記バンド結合部に係合させた状態から前記バンド部を取り外すことが可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  9. 前記ステータが筒形状を有し、
    筒形状の前記ステータの内側に回転自在な状態で収められたロータを備え、
    前記ロータと前記第1のプレートの間、および前記ロータと前記第2のプレートの間にゴムワッシャが配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  10. 複数の前記係合部および複数の前記アーム部が、軸方向から見て等角な位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のステップピングモータ。
  11. 前記第1のプレートの端面を基板に接触させることで当該基板への取り付けを行なう構造を有し、
    前記係合部が前記第1のプレートの端面から前記第2のプレートの側に離れた位置にあり、前記複数のアーム部の先端が前記第1のプレートの端面に届かない位置にあることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のステッピングモータ。





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